JPH01287091A - リン脂質誘導体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

リン脂質誘導体及びそれを含有する化粧料

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JPH01287091A
JPH01287091A JP18637088A JP18637088A JPH01287091A JP H01287091 A JPH01287091 A JP H01287091A JP 18637088 A JP18637088 A JP 18637088A JP 18637088 A JP18637088 A JP 18637088A JP H01287091 A JPH01287091 A JP H01287091A
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phospholipid derivative
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glycerophosphorylcholine
phospholipid
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JP18637088A
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Hideaki Kobayashi
英明 小林
Mineo Hasegawa
峯夫 長谷川
Suzuo Kato
加藤 鈴夫
Mitsuo Kondo
光男 近藤
Masayoshi Inui
乾 全良
Yasunaga Otani
大谷 泰永
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Kanebo Ltd
Kewpie Corp
Original Assignee
Kanebo Ltd
QP Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/55Phosphorus compounds
    • A61K8/553Phospholipids, e.g. lecithin

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なリン脂質誘導体に関し、更に詳しくは紫
外線吸収剤、界面活性剤等として有用な、3−グリセロ
ホスホリルコリンとパラメトキシケイ皮酸との縮合物で
ある新規なリン脂質誘導体及びそれを含有する化粧料に
関する。
〔従来の技術〕
太陽光線中、中紫外線部280〜320nmの光(以下
、単にUV−Bと称す)は、ある一定量以上の光量で皮
膚に照射されると皮膚に紅斑(サンバーン)を惹起し、
甚しくは、火傷と同様な水泡を生じさせ、炎症後メラニ
ン形成が亢進されて色素沈着を生じさせる等、皮膚に変
化をもたらす。
更に、紫外線の被曝は、皮膚に肝斑(シミ)や雀卵斑(
ソバカス)やシワ、ついには、皮膚の老化・皮膚弾力繊
維の変性・光過敏症の誘発等を生じさせる可能性を高め
る。
従来より、これらの障害を予防するために、各種の紫外
線吸収剤を配合した化粧料が開発され、市販されている
。これ等に用いられる紫外線吸収剤としては、例えば、
アミノベンゾエート誘導体、サリシレート誘導体、ベン
ゾトリアゾール誘導体、ベンゾフェノン誘導体、シンナ
メート誘導体、イミダゾール誘導体及びインダン調導体
等が挙げられる。これらの紫外線吸収剤には、化粧料基
剤に対し添加量を増加すると溶解性や使用感に問題が生
じたり、皮膚に塗布した場合にそのものの刺激の地元エ
ネルギーを吸収して一過性の刺激を皮膚に与える等、安
全性に問題があるものが多い。そのため、皮膚への使用
にあたっては、実際上用いうる紫外線吸収剤はかなり特
定のものに限定されているのが現状である。
〔発明か解決しようとする課題〕
よって、本発明は、紫外線吸収能を有し、かつ化粧料に
配合した場合上記したような問題の生じ難い新規物質並
びにそれを含有する化粧料を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を、天然の生体膜の構成成分であ
るリン脂質を骨格に持ちかつ紫外線吸収能を有するリン
脂質誘導体を提供することによって解決したものである
本発明によれば、構造式 リ または で表わされるリン脂質誘導体並びに上記(卸と(C)と
からなるリン脂質誘導体混合物が提供される。
本発明によれば更に、3−グリセロホスホリルコリンと
パラメトキシケイ皮酸との縮合物であるリン脂質誘導体
を含有する化粧料が提供される。
ここにおいて、「3−グリセロホスホリルコリンとバラ
メトキシケイ皮酸との縮合物であるリン脂質誘導体」と
は、前記構造式(A)、(B)及び(C)からなる群か
ら選択されるリン脂質誘導体を意味し、「含有する」と
は、これらリン脂質誘導体を一種以上含むことを意味す
る。
構造式(A)、(B)或いは(C)で表わされるリン脂
質誘導体、または、(B)と(C)とからなるリン脂質
誘導体混合物を製造するには、典型的な方法によればま
ず、−数式 %式% (式中、−C−R及び−〇  R2は、脂肪酸のアシル
基を示す) で表わされるホスファチジルコリンをジエチルエーテル
等の溶媒に溶解し、この溶液にテトラ−n−ブチルアン
モニウムハイドロキサイド・メタノール液を加えれば、
下記の構造式で表わされる3−グリセロホスホリルコリ
ンが沈澱するので、これを採取する。
〇− 次に、上記3−グリセロホスホリルコリン1部(重量部
、以下同じ)をクロロホルム等の溶媒に溶解し、これに
4−メトキシケイ皮酸3部以上及び4−ジメチルアミノ
ピリジン3部、更にN。
N′ −ジシクロへキシルカルボジイミド3部を加え、
10〜30℃で12〜48時間エステル化反応を行なえ
ば構造式(A)のリン脂質誘導体を得ることができる。
尚、構造式(B)及び(C)のリン脂質誘導体の混合物
を得るに、上記のエステル化反応において、3−グリセ
ロホスホリルコリン1部、4−メトキシケイ皮酸1〜1
.5部、4−ジメチルアミノピリジン2部、N、 N’
  −ジシクロへキシルカルボジイミド2部を用いれば
よい。
更に、このようにして得られた(B)と(C)からなる
リン脂質誘導体混合物から、有機化学の分野で通常用い
られている分離・Vi製手段を合目的的に適宜利用する
ことにより、構造式(B)のリン脂質誘導体及び構造式
(C)のリン脂質誘導体をそれぞれ単独に得ることがで
きる。
このようにして得られた本発明のリン脂質誘導体((A
)〜(C))を含有する化粧料は、所望する最終製品に
応じた化粧料基剤に対して適当なリン脂質誘導体をまず
選択し、次いでこれを常法により該化粧料基剤に配合し
て、所望するクリーム、溶液、油剤、スプレー、スティ
ック1、乳液、ファンデーション、軟膏等の剤型に調製
することによって製造することができる。
このように本発明のリン脂質誘導体を化粧料基剤に合わ
せて適宜選択使用することにより、例えばオイル基剤の
化粧浦、多量にオイルを配合する油性クリームや油性乳
液、水を多量に配合する開面性クリームや開面性乳液、
水ベースの化粧水等の基礎化粧品から、油剤、顔料を基
剤とするファンデーションやリップスティック等のメイ
クアップ化粧品に、更には、整髪料等の頭髪用化粧品に
到るまで、紫外線吸収作用を有することが求められるあ
らゆる形態の化粧品を製造することができる。その際本
発明のリン脂質誘導体の配合量は、所望する最終製品に
より変動し得るので特に限定されず、有効量存在するよ
う決定される。一般には、最終製品中0.1〜20重量
%、好ましくは0.5〜10重量%となるよう配合すれ
ばよい。
本発明の化粧料は、紫外線吸収剤として本発明に係わる
リン脂質誘導体のみを配合したもので十分に所期の目的
を達成し得るものであるが、更に従来の紫外線吸収剤や
紫外線遮蔽剤を併用してもよいことは言うまでもない。
このような紫外線吸収剤としては、例えばアミノベンゾ
エート誘導体、サリシレート誘導体、ベンゾトリアゾー
ル誘導体、ベンゾフェノン誘導体、シンナメート誘導体
、イミダゾール誘導体、インダン誘導体、ジベンゾイル
メタン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、等が挙げら
れる。紫外線遮蔽剤としては、例えば二酸化チタン、酸
化亜鉛、有機樹脂粒子等が挙げられる。
本発明の化粧料には、上記したような成分の他、当分野
で通常用いられている種々の添加剤を常用量で加えるこ
ともできる。例えば、W2O型及び0/W型の乳化剤、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタ
ンガム及びカラギーナン等の増粘剤を加えてもよい。更
に、必要に応じて、香料、防腐殺菌剤、告色剤、保湿剤
、乳化安定剤、薬効成分等を添加してもよい。
〔実施例〕
実施例1 (イ)3−グリセロホスホリルコリンの調製卵黄ホスフ
ァチジルコリン(キューピー■製、商品名「卵黄レシチ
ンPC−98J)7.8gをジエチルエーテル70gに
溶解した。この溶液に0.1Mテトラ−n−ブチルアン
モニウム/1イドロキサイド・メタノール液7.8ml
を加え、振盪した後、室温(25℃)に放置したところ
、次第にホスファチジルコリンのアルカリ加水分解が進
行し、3−グリセロホスホリルコリンの沈澱が生じた。
アルカリ加水分解を開始して3時間後にデカンテーショ
ンにて上澄み液を除き、こうして得られた沈澱を室温(
25℃)で24時間減圧下で乾燥させペースト状の3−
グリセロホスホリルコリン2,4gを得た。
このサンプルについてIRスペクトル(KBr錠)を測
定したところ、 3200〜3600ca+−1(ν OH)1230c
m−1(ν P−0) 1090.1060.980cm−1 (ν N(CH3)5) に吸収帯が認められ、よってその構造式は、であること
が確認された。
(イ)で得られた3−グリセロホスホリルコリン1.6
gに4−メトキシケイ皮酸3.3g、4−ジメチルアミ
ノピリジン2.3g及び使用直前に蒸留したクロロホル
ム80m1を加え、窒素気流下水冷しながら攪拌し、こ
こでN、 N’  −ジシクロへキシルカルボジイミド
3.9gを蒸留クロロホルム10m1に溶解した液をゆ
っくりと滴下してその全量を加えた後、5分間水冷下で
攪拌した。
次いで、上記溶液を室温(25℃)におき、遮光、窒素
気流下で40時間攪拌したエステル化反応を行なった。
反応終了後、減圧下で溶媒を留去した後残渣にクロロホ
ルム:メタノール:水−5:4:1からなる溶液150
m1を加えて残渣を溶解し、この溶液をガラスフィルタ
ーにて濾過して不溶物を炉別した。次いで、得られた2
戸液をイオン交換樹脂(オルガノ■製画品名「アンバー
ライトIRA−45J 50m1、「アンバーライトI
RA50J50ml)よりなる混床イオンクロマトにて
処理を行なった。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロ
ロホルム:メタノール:水−5:4:1の溶液150m
1で洗って留出液と合わせ、得られた溶液から減圧下で
溶媒を留去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロ
ホルム50m1に溶解し、ガラスフィルターにてン濾過
して不溶物を炉別した。
この溶液をシリカゲルカラムクロマトに洪し、その溶出
をクロロホルム:メタノール−(9: 1) 。
(1: 1) 、  (3: 7)の3種類の溶媒で段
階的に行なった。次いでクロロホルム:メタノール−3
ニアの溶出液を減圧下で溶媒を留去したところ、1.2
−ジ(4−メトキシシンナモイル)−3−グリセロホス
ホリルコリンの白色粉末1.1gが得られた。
この化合物の紫外線吸収スペクトルは、第1図に示すと
おりであり、λ  −311om、ε−l1ax 33600 (95%エタノール中)であった。
この物質をTLC,IRスペクトル、 lH−NMR(
プロトン−核磁気共鳴)スペクトル及び13C−NMR
Cカーボン13−核磁気共鳴)スペクトル分析をしたと
ころ、次の結果が得られた。
TLC:Rf−0,11Cシリカゲル、クロロホルム:
メタノール:水−65:25:4)UV254nm吸収
、リンモリブデン酸、硫酸の検出にて同一の単一スポッ
トを示した。
IRスペクトル : (クロロホルム、 c+n−’) 2970、 1720. 1640. 1610゜15
20、 126o;  1180. 1100゜1.0
70. 990. 970. 830”H−NMRスペ
クトル: (CDCl2.内部標準TMS)(ppm)3、 37
  (9H,s)  、3. 77  (6H。
s)  、3. 82  (2H,m)  、4. 0
8〜4、 56  (7H,m)、  5.40  (
LH。
m)  、6. 25  (IH,d、  J=18H
z)  、6、 30  (IH,d、  J=18H
z)  、6、 83  (2H,d、  J =9H
z)  、6、 85  (2H,d、  J =9H
z)  、7、 40  (2H,d、  J=9Hz
)  、7.44  (2H,d、  J =9Hz)
  、7、 59  (IH,d、  J=18Hz)
  、7、 63  (IH,d、  J=18Hz)
13C−NMRスペクトル: (CDCl2.内部標孕TMS)(ppm)54、 3
. 55.4. 59.4. 63. 2゜6B、  
7. 66、.3. 71. 1. 114.4゜11
4、5. 115. 1. 115. 3゜117、 
0. 117. 1. 130. 0゜130、 1.
 145. 0. 145. 2゜161.4. 16
1. 5. 166、 5゜167.0 これらの結果から、この物質の構造式は、であることが
確認された。
実施例2 調製 実施例1(イ)で得られた3−グリセロホスホリルコリ
ン0.80gに4−メトキシケイ皮酸0.84g、4−
ジメチルアミノピリジン0.76g及び使用直前に蒸留
したクロロホルム40m1を加え、窒素気流下水冷しな
がら攪拌し、ここでN、N’  −ジシクロへキシルカ
ルボジイミド1.28Kを蒸留クロロホルム5mlに溶
解した液をゆっくりと滴下してその全量を加えた後、5
分間水冷下で攪拌した。次いで、上記溶液を室温(25
°C)におき、遮光、窒素気流下24時間攪拌してエス
テル化反応を行なった。反応終了後、減圧下で溶媒を留
去した後残渣にクロロホルム:メタノール:水−5:4
:1からなる溶液50m1を加えて残渣を溶解し、この
溶液をガラスフィルターにてン濾過して不溶物を炉別し
た。次いで得られたか液をイオン交換樹脂(実施例1て
用いたものと同じ)よりなる混床イオンクロマトにて処
理を行なった。次いで処理後のイオン交換樹脂をクロロ
ホルム:メタノール:水−5:4:1の溶液50m1で
洗って留出液と合わせ、得られた溶液から減圧下で溶媒
を留去した。溶媒を留去して得られた残渣をクロロホル
ム20m1に溶解し、ガラスフィルターにて濾過して不
溶物を炉別した。この溶液をシリカゲルカラムクロマト
に供し、その溶出をクロロホルム:メタノール−(9:
 1)、(1: 1)、(3: 7)、(1: 9)の
4種類の溶媒で段階的に行なった。次いでクロロホルム
:メタノール−1:9の溶出液を減圧下で溶媒を留去し
たところ、1−(4−メトキシシンナモイル)−3−グ
リセロホスホリルコリンと2− (4−メトキシシンナ
モイル)−3−グリセロホスホリルコリンの混合物から
なるオイル状物質0. 26gが得られた。
この物質の紫外線吸収スペクトルはλ  =ax 311 n m % ε−17200(95%エタノー
ル中)であった。
この物質をTLCS IRスペクトル及びHPLC(高
速液体クロマトグラフィー)で分析したところ、次の結
果が得られた。
TLC:Rf−0,05[シリカゲル、クロロホルム:
メタノール:水−65:25:4)UV254nm吸収
、リンモリブデン酸、硫酸の検出にて同一の単一スポッ
トを示した。
3200〜3600.2970,1720゜1640.
1610,1520,1260゜1180.1100,
1070,970゜リテンションタイム25.0分と2
6.6分に隣接し二つのピークのみが認められた。
これらの結果から、この物質は、構造式と構造式 υ をそれぞれ有する化合物の混合物であることが確認され
た。
実施例3(化粧水) A、処方(原料及び割合)二 ■ 1.2−ジ(4−メトキシシンナモイル)−3−グ
リセロホスホリルコリン      5.0重量%■ 
エタノール               10.0■
 プロピレングリコール          5.0■
 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油   
             0.5■香料      
  適量 ■ 防腐剤                 適 量
■ 精製水                79.5
■色素        微量 100、O B、調製方法: 上記成分■〜■を溶解し、その中に成分■、■を混合溶
解して化粧水を調製する。
実施例4(サンスクリーンミルク) A、処方(原料及び割合): ■ 1.2−ジ(4−メトキシシンナモイル)−3−グ
リセロホスホリルコリン      4.0重量%■ 
ステアリン酸              0.5■ 
モノステアリン酸グリセライド      1.5■ 
流動パラフィン            12.0■ 
ミリスチン酸オクチルドデシル      1. 0■
 水素添加レシチン            0. 5
■ プロピレングリコール          3. 
0■ キサンタンガム              0
. 3■ 防腐剤                 
適 量[相] 精製水               
 77.2◎香料        適量 100、O B、調製方法: 上記成分■〜■を加熱溶解し、80”Cに維持する(1
)。他方、上記成分■〜[相]を加熱溶解し、80℃に
維持する(n)。(I)を(II)に加えて乳化した後
、50℃まで冷却して成分0を加え、更に30℃まで冷
却して、サンスクリーンミルクを調製する。
C1結果: 得られた本発明のサンスクリーンミルクはSPF値4.
0で、紫外線吸収及び遮蔽効果が充分であった。1,2
−ジ(4−メトキシシンナモイル)−3−グリセロホス
ホリルコリン4.  CH1f量%の代わりに精製水4
.0重量%を用いて調製したミルクはSPF値0.5で
、そのような効果はなかった。
更に、本発明のサンスクリーンミルクは、伸展性、被覆
性に優れ、その効果が持続すると共に塗布後の仕上り性
は滑らかであった。
尚、上記のように、紫外線吸収及び遮蔽効果はSPF値
(Sun Protection Factor )を
用いて示したが、このSPF値は、パネラ−3人の背部
に10−当り2II1gの化粧料試料を均一に塗布した
時の最小紅斑生成エネルギーEaと、当該化粧料試料を
全く塗布しない時の最小紅斑生成エネルギーEcとの比
から求めたものである。
SPF値−E a / E c II!1定は、東芝衣料用品株式会社製M−DMI型の
衣料用紫外線照射装置に東芝FL−20SE−30のラ
ンプを5本接続し、15(至)の距離から照射して行な
った。照射エネルギーの測定は、東芝光学機械株式会社
製の紫外線強度計(UVR−305/365)で行なっ
た(尚、SPF値の定義は、Federal Regi
ster 43.(1613)、 38206〜382
e9 (1978)の文献に記載されている)。
実施例5(クリーム) A、処方(原料及び割合): ■ 1− (4−メトキシシンナモイル)−3−グリセ
ロホスホリルコリン及び2−(4−メトキシシンナモイ
ル)−3−グリセロホスホリルコリンの混合物    
       1.0重量%■ ステアリン酸    
           1.5■ ソルビタンセスキオ
レイン酸エステル   4.0■ 流動パラフィン  
          34,0■ ラノリン     
           2.0■ 精製水      
          46.95■ 防腐剤     
            適 量■ プロピレングリコ
ール          4.0■ トリエタノールア
ミン           0.2[相] カオリン 
                 5,00 ガンベ
ラ                  0.3@ 黄
酸化鉄                180■ 黒
酸化鉄               0605[相]
香料        適量 100、00 B、 、i彼方法: 上記成分■〜■を加熱溶解し、80℃に維持する(1)
。他方、上記成分■〜■を加熱溶解し、80℃に維持す
る(II)。成分[相]〜■をヘンシェルミキサーで混
合する(III)。次いで(I)をホモミキサーで攪拌
しながら(n)を添加し、60℃にて(III)及び成
分0を更に加えて均一に分散させ、その後30℃まで冷
却して、クリームを調製する。
実施例6(プレストパウダーファンデーション)A、処
方(原料及び割合): ■ タルク                 48.
0 重量%■ セリサイト             
 48.0■ 黄酸化鉄              
  1.1■ 黒酸化鉄              
 0.2■ ベンガラ               
    0.6■ 2−エチルヘキシル酸グリセリン 
    5.0■ 1.2−ジ(4−メトキシシンナモ
イル)−3−グリセロホスホリルコリン      5
,0■香料        適量 B、調製方法; 成分■〜■をヘンシェルミキサーで混合した後、アトマ
イザ−で粉砕する。この粉砕物を再びヘンシェルミキサ
ーで攪拌しながら成分■〜■の溶液を加え、10分間混
合する。得られた混合物をプロワ−シフターで均一にし
、型容器に充填、打型してプレストパウダーファンデー
ションを調製する。
実施例7(オイル) A、処方(原料及び割合): ■ 2− (4−メトキシシンナモイル)−3−グリセ
ロホスホリルコリン         10,0 重量
%■ 4−メトキシ−4′ −t−ブチルベンゾイルメ
タン                  1.0■ 
エタノール                10.0
■ 環状シリコン              20.
0■ シカプリン酸ネオペンチルグリコール   59
.0100.0 B、調製方法: 上記成分■〜■を混合溶解してオイルを調製する。
実施例8(リップスティック) A、処方(原料及び割合): ■ 1− (4−メトキシシンナモイル)−3−グリセ
ロホスホリルコリン         3.0  重量
%■ カルナウバろう             2.
0■ キャンブレラろう             5
,0■ 固形パラフィン            10
.0■ ラノリン               25
.0■ ヒマシ油                 
41.58■ イソプロピルミリスチン酸エステル  
 10.0■赤色204号             
3.0■赤色223号             0.
4[相]橙色201号             0,
02100.00 B、調製方法: 上記成分■〜■を80℃にて溶解した後、成分■〜[相
]を加えて均一に混合する。次いでローラーで混線後、
型に流し込んで成型し、リップスティックを調製する。
〔発明の効果〕
本発明のリン脂質誘導体、即ち構造式(A)。
(B)、(C)をそれぞれ有するリン脂質誘導体および
(B)と(C)との混合物は、いずれも紫外線吸収能を
有し、よって、これら誘導体を含有する化粧料は皮膚に
適用した場合、紫外線に基因する種々の障害を予防する
ことができる。更に、本発明のリン脂質誘導体は天然の
生体膜の構成成分であるリン脂質を骨格とするものであ
るため、皮膚に対しての安全性が高く、しかもそれらが
有する親油性でかつ親水性であるという特性は、それら
の利用の観点から用途をすこぶる拡げ得るものであり、
極めて汎用性が高くて有用であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のリン脂質誘導体の−っである、構造
式 で表わされる化合物の紫外領域における吸収スペクトル
(95%エタノール溶液)を示す図であり、縦軸は吸光
度、横軸は波長(単位:nm)を示す。 出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼(A) で表わされるリン脂質誘導体。 2、構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼(B) で表わされるリン脂質誘導体。 3、構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼(C) で表わされるリン脂質誘導体。 4、構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼(B) で表わされるリン脂質誘導体と、構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼(C) で表わされるリン脂質誘導体とからなるリン脂質誘導体
    混合物。 5、3−グリセロホスホリルコリンとパラメトキシケイ
    皮酸との縮合物であるリン脂質誘導体を含有することを
    特徴とする化粧料。
JP18637088A 1988-01-20 1988-07-26 リン脂質誘導体及びそれを含有する化粧料 Pending JPH01287091A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203190A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kose Corp 細胞賦活剤及び老化防止用皮膚外用剤
CN102964377A (zh) * 2012-11-30 2013-03-13 西北大学 一种天然L-α-甘油磷脂酰胆碱的制备方法

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JP2009203190A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kose Corp 細胞賦活剤及び老化防止用皮膚外用剤
CN102964377A (zh) * 2012-11-30 2013-03-13 西北大学 一种天然L-α-甘油磷脂酰胆碱的制备方法
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