JPH01286976A - アスベスト含有物体の処理方法 - Google Patents

アスベスト含有物体の処理方法

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JPH01286976A
JPH01286976A JP11249988A JP11249988A JPH01286976A JP H01286976 A JPH01286976 A JP H01286976A JP 11249988 A JP11249988 A JP 11249988A JP 11249988 A JP11249988 A JP 11249988A JP H01286976 A JPH01286976 A JP H01286976A
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asbestos
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JP11249988A
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Hiroo Tanaka
田中 博夫
Hiroshi Ozawa
洋 小沢
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/46Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
    • C04B41/49Compounds having one or more carbon-to-metal or carbon-to-silicon linkages ; Organo-clay compounds; Organo-silicates, i.e. ortho- or polysilicic acid esters ; Organo-phosphorus compounds; Organo-inorganic complexes
    • C04B41/4905Compounds having one or more carbon-to-metal or carbon-to-silicon linkages ; Organo-clay compounds; Organo-silicates, i.e. ortho- or polysilicic acid esters ; Organo-phosphorus compounds; Organo-inorganic complexes containing silicon
    • C04B41/4988Organosilicium-organic copolymers, e.g. olefins with terminal silane groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、新規にして有用なるアスベスト飛散防止のた
めの処理方法に関し、さらに詳細には、特定の常温硬化
性樹脂組成物を用いてなることを特徴とするアスベスト
含有物体を処理する方法に関するものである。
(従来の技術) アスベストは、その性質であるところの、不燃性、強度
、電気絶縁性に優れ、かつセメントとのなじみが良好で
、しかも天然に産出する材料であることから、セメント
と混合されて吹つけ材、又は成形材料として、広く建築
分野に用いられてきた。
しかし、これらのアスベスト含有物体の経時的劣化に併
い、アスベストの繊維が露出、飛散し、健康を害するこ
とが認められ、アスベスト公害として問題となっている
ことは衆知の通りである。
アスベストの飛散を防ぐ対策方法として、アスベストを
含有する物体を樹脂又は化合物で処理する方法が検討さ
れてきた。例えば、重合体ラテックス、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂等の有機重合体を用いたり、シリケート化
合物等の無機系化合物を用いる方法などが知られている
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらの方法は何れの場合も、欠点を有
しており、十分に満足しえるものではない。即ち、有機
重合体の場合は、セメント、アスベストに対する付着性
が悪く、経時的に剥離し効果がなくなるという問題があ
り、また無機化合物の場合は付着性に優れるものの脆い
性質のため外部からの衝撃によって容易に破壊されると
いう欠点がおり、何れも処理方法としては不十分なもの
である。
しかるに、本発明者らは前記した従来技術における種々
の欠点、ないしは問題点を解消すべく鋭意検討した結果
、特定の常温硬化性樹脂組成物を用いることによりアス
ベスト含有物体に対する付着性に優れ、かつ耐衝撃性に
優れた処理被膜が得られることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明を概説すれば、本発明は、アスベスト含有物体を
処理する方法において、 (I)、  1分子中に少なくとも1gI以上の官能基
(a)を含有する重合体(A>と、 (II)、1分子中に、前記官能基(a)と反応し得る
官能基υ及び加水分解性シリル基を併せて有する化合物
(B)とを含み、さらに必要により、(ト)、シラノー
ルを含有する化合物(OL−1)及び/又は前記化合物
(B)を除く加水分解性シリル基を含有する化合物(C
−2)とを含む、常温硬化性樹脂組成物を用いることを
特徴とするアスベスト含有物体の処理方法に関するもの
である。
以下本発明の構成について詳しく説明する。
まず、前記した1分子中に少なくとも1個以上の官能基
(a)を含有する重合体(A>について説明する。
ここでいう官能基■とは、エポキシ樹脂、水酸基、アミ
ノ基、ビニル基、カルボキシル基から選ばれる少なくと
も1種以上のものである。
かかる官能基(a)を1分子中に少なくとも1個以上含
有する重合体(A)の具体例としては、ビニル系重合体
、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリウレタン
樹脂及びエポキシ樹脂などが必る。
前記したビニル系重合体としては、アクリル単量体を必
須成分とするアクリル系重合体、フルオロオレフィンを
必須成分とするフルオロオレフィン系重合体、ビニル芳
香族炭化水素を必須成分とするビニル芳香族炭化水素系
重合体、脂肪族ビニルエステルを必須成分とする脂肪酸
ビニルエステル系重合体などがあり、その中でも製造の
容易さ等の観点からアクリル系重合体が好ましい。
次に、化合物(B)について説明する。
化合物(B)は、1分子中に前記官能基(a)と反応し
得る官能基(ハ)及び加水分解性シリル基を併せて有す
るものである。
ここでいう官能基0とは、前記官能基(a)と反応し得
るものであり、その組み合せの具体例を第1表に示す。
(以下余白) (第1表) 常温での反応性の点から、1,2,3.4の組み合せが
好ましい。
これらの官能基を含有する具体的な化合物(B)として
は、次のようなものがおる。
アミノ基及び加水分解性シリル基を併せて有する化合物
の具体例としては、 γ−(a−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシ
シラン、 γ−(a−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシ
シラン、 γ−(a−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、 γ−(a−アミノエチル)アミノプロピルメチルジェト
キシシラン、 γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−アニリ
ノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−(a−(a−アミノエチル)アミノエチル〕
プロピルトリメトキシシラン、 r−(a−(a−アミノエチル)アミノエチル)プロピ
ルトリエトキシシラン、 5H−6026(トーレシリコン■製、アミノシラン化
合物)、 SH−6050(トーレシリコン■製、アミノシラン化
合物〕、 A−1102(日本ユニカー[1、アミノシラン化合物
〕など、 そのほかに、加水、分解性シリル基を含有したビニル系
単量体類とアミノ基を含有するビニル系単量体類とを、
更には必要に応じて共重合体可能な他のビニル系単量体
との共重合物、又は、メイ力プト基及び加水分解性シリ
ル基含有化合物の存在下にアミノ基含有ビニル系単量体
を必須の成分とする単量体混合物を溶液ラジカル重合さ
せて調整したビニル重合体などが挙げられる。
イソシアネート基及び加水分解性シリル基を併せて有す
る化合としては、下記一般式、Rλ X3−a −s i (CH2) 、 NGOで示され
る加水分解性シリル基含有化合物、及びイソシアネート
基含有のビニル単m体と加水分解性シリル基含有ビニル
系単量体とを、更に必要に応じて共重合可能な他のビニ
ル系単量体を共重合して調製した共重合体などが挙げら
れる。
ビニル基と加水分解性シリル基を含有する化合物の具体
例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニルメ
チルジェトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、トリメト
キシシリルエチルビニルエーテル、トリエトキシシリル
エチルビニルエーブル、メチルジメトキシシリルエチル
ビニルエーテル、トリメトキシシリルプロピルビニルエ
ーテル、トリエトキシシリルプロピルビニルエーテル、
メチルジメトキシシリルプロピルビニルエーテル、r−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシランまたはγ−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、ごニルトリイソプロペニ
ルオキシシラン、ビニルトリス(ジメチルイミノオキシ
)シラン、どニルトリス(メチルエチルイミノオキシ)
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
ス(ジメチルイミノオキシ)シラン、γ−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルトリイソプロペニルオキシシラ
ンなどが挙げられる。
エポキシ基と加水分解性シリル基を併せもつ化合物とし
ては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロビルメチルシエトキシラン、T−グリシ
ドキシプロピルトリイソプロペニルオキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリイミノオキシシラン、γ−イ
ソシアネートプロピルトリメトキシシランとグリシドー
ルとの付加物、あるいはγ−アミノプロピルトリメトキ
シシランなどとジェポキシ化合物との付加物、又は、A
−186(日本ユニカー銖製、シラン化合物)又は加水
分解性シリル基を含有したビニル系単量体類とエポキシ
基を含有するビニル系単量体類とを、更には必要に応じ
て共重合可能な他のビニル系単量体を共重合して調製し
た共重合物、又はメルカプト基及び加水分解性シリル基
含有化合物の存在下に、エポキシ基含有ビニル系重合体
を必須の成分とする単母体混合物の溶液ラジカル重合な
どにより調製したビニル系重合体などが挙げられる。
次に、本発明の任意成分について説明する。
本発明の任意成分である前記した(C)成分化合物の一
つとして、シラノール基を含有する化合物(C−1)が
あるが、かかる化合物(C−1)の代表的なものには、
メチルトリクロルシラン、フェニルトリクロルシラン、
エチルトリクロシラン、ジメチルジクロルシランもしく
はジフェニルジクロルシランの如きハロシラン類をほぼ
完全に加水分解させて得られるような低分子量のシラノ
ール化合物:これらのシラノール化合物を更に脱水縮合
させて得られるシラノール基を有するポリシロキサン類
;前掲した如き各種のアルコキシシラン類やアルケニル
オキシシラン類の如き化合物を加水分解縮合させて得ら
れるシラノール基を有するポリシロキサン類;あるいは
末端にシラノール基を有するシリコーン樹脂;さらには
「トーレシリコーンSl+−6018J  (東しシリ
コーン■製品〕などで代表されるような環状シロキサン
構造を有するシラノール化合物などがある。
他方、前記した化合物(C−2)たる、官能基υを含有
しないが加水分解性シリル基を含有する化合物とは、加
水分解性シリル基を一分子中に少なくとも1個含むが、
官能基(ロ)だけは含有しない低分子量の化合物または
樹脂類などを指称するものである。したがって、当該化
合物(C−2)には、前掲されたような各種の化合物(
B)は当該しない。
当該化合物(C−2)として代表的なものは、テトラメ
トキシシラン、トリメミルキシシラン、テトラエトキシ
シラン、トリエトキシシラン、テトラプロポキシシラン
、テトラブトキシシラン、テトラオクトキシシラン、テ
トラキス(a−メトキシエトキシ)シラン、テトラベン
ジルオキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
1〜リメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン
、ジメチルジェトキシシラン、ジフェニルジェトキシシ
ランの如きアルコキシシラン類;テトライソプロペニル
オキシシラン、フェニルトリイソプロペニルオキシシラ
ンの如きアルケニルオキシシラン類;テトラアセトキシ
シラン、メチルトリアセトキシシラン、アセトキシシラ
ン、テトラプロピオニルオキシシランもしくフェニルト
リプロピルオキシシランの如きアシロキシシラン類;テ
トラクロルシラン、フェニルトリクロルシラン、テトラ
ブロモシランもしくはベンジルトリブロモシランの如き
ハロシラン類;1掲の如きアルコキシシラン類を部分加
水分解縮合させて得られるアルコキシシリル基含有シロ
キサンオリゴマー類:1掲した如きアルケニルオキシシ
ラン類を部分加水分解縮合させて得られるアルケニルオ
キシ基含有シロキサンオリゴマー類;1掲のγ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシランまたはγ−メ
タクリロキシプロピルトリアセトキシシランの如き各種
の加水分解性シリル基含有ビニル系単量体の単独重合体
あるいは該単量体類と共重合可能な単量体類との共重合
体類;1掲のT−メルカプトプロビルトメトキシシラン
、γ−メルカプトプロピルトリイソプロベニルオキシシ
ランまたはγ−メルカトプロピルトリアセトキシシラン
の如き加水分解性シリル基を含有するメルカプタン類を
連鎖移動剤として使用し、必要に応じて1掲した如き各
種の加水分解性シリル基含有ビニル系単量体を含んだビ
ニル系単量体を(共)重合させて得られる末端に加水分
解性シリル基を含有するビニル系重合体等が挙げられる
以上に説明した(A)〜(C)成分から、本発明のアス
ベスト含有物体の処理に使用する常温硬化性の樹脂組成
物を得るには、重合体(A>の100重旦重量対して化
合物(B)を10〜1oool量部、好ましくは30〜
700重伍部、更に必要により化合物(C)を10〜1
000重量部配合すれば配合。
本発明の対象となるアスベスト含有物体とは、アスベス
トとセメント、その他結合材等を混合し、木、コンクリ
ート、金属等に吹付施工された吹付アスベスト;アスベ
ストとセメント、パーライト、石灰質材料、ケイ酸カル
シウム等とを混合し、抄造、成形又は更に表面に化粧加
工されたアスベスト板、アスベスト紙;アスベストとけ
いそう土、パーライト、無機セメント、バーミキュライ
ト等を混合したもので板状及び円筒状に成形された保温
材、アスベスト管、パルプセメント板−などがその例と
して挙げられる。
本発明の処理方法において用いる常温硬化性樹脂組成物
を硬化させるにあたって、加水分解性シリル基の硬化触
媒を使用してもよい。
かかる硬化触媒の代表例としては、ブチルアミノ、ジブ
チルアミノ、ヘキシルアミノ、t−ブチルアミノ、エチ
レンジアミノ、トリエチルアミノ、イソホロンシアルも
しくはオルトミン、イミダゾール、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラー
トの如き塩基性化合物:テトライソプロビルチタネート
、テトラブチルチタネート、オクチル酸錫、オクチル酸
鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸
カルシウム、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫マレートの如き含金属
化合物:p−トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、リ
ン酸、モノアルキルリン酸、ジアルキルリン酸、β−ヒ
ドロキシエチルアクリレートのリン酸エステル、モノア
ルキル亜リン酸、ジアルキル亜リン酸の如き酸性化合物
などが挙げられるが、特にジブチル錫ジアセテート、ジ
ブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジ
ブチル錫マレート等の錫化合物が好ましい。
本発明のアスベスト含有物体の処理に使用される常温硬
化性樹脂組成物には顔料を配合してもよいし、しなくて
もよい。
顔料としては、従来公知のものがいずれも使用できる。
例えば、アルミニウム粉末、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、カーボンブラック、鉛丹、黄鉛の如
き無機系顔料、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリド
ン系の如き有機系顔料が必る。
本発明のアスベスト含有物体の処理に使用される常温硬
化性樹脂組成物には、さらに必要に応じて各種樹脂類、
溶剤類をはじめ流動調整剤、色分れ防止剤、酸化防止剤
、紫外線吸収剤、難燃剤または光安定剤などの如き公知
慣用の各種添加剤を加えることができるのは熱論のこと
である。
前記各種樹脂類の代表的なものには、ニトロセルロース
、セルロースアセテートブチレートの如き繊維素系樹脂
、塩化ビニル、酢酸ビニル共重合樹脂、ケトン樹脂、石
油樹脂、(B)成分以外のアクリル系重合体、オイルフ
リーアルキド樹脂、フルオロオレフィン共重合体、アル
キド樹脂またはエポキシ樹脂などがある。
前記溶剤としてはトルエン、キシレン、シクロヘキサン
、n−ヘキサン、オクタンの如き炭化水素:酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコール、モノ
エチルエーテルアセテートの如きエステル系;アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチ
ルアミルケトン、シクロヘキサノンの如きケトン系;ジ
メチルホルムアミド、ジメルアセトアミド、N−メチル
ピロリドンの如きアミド系:官能基(a)又は官能基(
ハ)がイソシアネート基である場合以外においては、メ
タノール、エタノール、n−プロパツール、1so−プ
ロパツール、n−ブタノール、1so−ブタノール、5
ec−ブタノール、tert−ブタノール、エチレング
リコールモノアルキルエーテルの如きアルコール系溶剤
、あるいはこれらの混合物が代表的なものとして挙げら
れる。
本発明のアスベスト含有物体の処理に使用される常温硬
化性樹脂組成物の処理方法の具体的な方法としては、通
常の方法による塗装方法が採用されるものであり、例え
ばスプレー法、刷毛塗り法、ロールコーティング等が挙
げられるし、又はアスベスト含有物体を樹脂組成物中に
浸漬する方法などもある。
こうして、塗布又は含浸されたアスベスト含有物体は、
通常、常温で数時間乾燥させることによって硬化される
が、60℃〜150°Cの温度で10〜30分間焼付け
ることで短時間に硬化させることができる。その際、樹
脂組成物の使用量としては、樹脂組成物の固形分が10
〜300gr/ rdの範囲なるようにすることが好ま
しく、使用量が前記範囲より少なくなると処理によって
得られる効果が少なく、また多いと処理剤層が脆くなる
ため好ましくない。
〔実施例〕 以下、本発明を参考例、実施例および比較例により更に
、具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のものに
限定されるものではない。なお、以下において部および
%は特に断りのない限りすべて重量基準である。
まず、コンクリートに市販のアスベスト含有吹付剤を厚
さ2cmとなるように吹き付けし、その表面をコテ押え
仕上げをしたものを1ケ月間養生させ基材とした。
(実施例1〕 エピクロン850〔大日本インキ化学工業■製、エポキ
シ樹脂)  100部とA−1110(日本ユニカー味
製、γ−7ミノプロビルトリメトキシシラン)80部と
を混合したものを、トルエン/)lIBK= 70/3
0の混合溶剤で希釈し、基材にエアスプレーで塗布した
。その際、乾燥後重量が150or/mになるように塗
布した。これを室温で1週間かけて硬化させた。
(実施例2) アクリディックA−910(大日本インキ化学工業■製
、アミノ基含有アクリル系樹脂)  100部とγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン50部、エチル
シリケート40(コルコート■製、シリケート化合物〕
20部を混合し、キシレン/n−ブタノール=70/3
0の混合溶剤で希釈したものを、基材にエアスプレーで
塗布した。その際、乾燥後重量が100gr /ゴとな
るように塗装bした。これを室温下で、1週間かけて硬
化させた。
〔実施例3〕 バーノックD−101(大日本インキ化学工業■製、水
酸基含有ポリエステル樹脂)  100部とγ−イソシ
アネートプロピルトリメトキシシラン100部とを混合
したものを、エアースプレーで基材に乾燥後重量が20
0gr /尻となるよう塗布し、これを室温で1週間か
けて硬化させた。
〔実施例4〕 クリスボン4090 (大日本インキ化学工業!1′!
A、水酸基含有ウレタン樹脂)  100部とγ−イソ
シアネートプロピルトリメトキシシランを90部とを混
合したものを、トルエン/酢酸ブチル=50150とな
る混合溶剤で希釈し、基材にエアスプレーで乾燥後重量
が100gr /尻となるように塗布し、これを室温で
、1週間かけて硬化させた。
〔実施例5〕 ハイブロックスI?F−420(大日本インキ化学工業
■製、水酸基含有ポリエーテル樹脂)  100部とγ
−イソシアネートプロピルトリメトキシシランを40部
混合したものを、トルエン/酢酸ブチル=50150と
なる混合溶剤で希釈したものを基材にエアスプレーで乾
燥後重量が150or/mとなるように塗布した。これ
を室温で、1週間かけて硬化させた。
〔参考例〕 〔一分子中にそれぞれエポキシ基と加水分
解性シリル基とを併有する化合 物(B)の調製例〕 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び窒素導入管を佑えた
反応器に、トルエンの870部及びsec −ブタノー
ルの300部を仕込んで窒素気流中で90°Cに昇温し
、さらにn−ブチルメタクリレートの310部、n−ブ
チルアクリレートの100部、グリシジルメタクリレー
トの500部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランの50部、tert−ブチルパーオキシオクト
エートの50部及びトルエンの170部からなる混合物
ならびにγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランの
40部及びトルエンの160部からなる混合物を6時間
かけて滴下し、滴下終了後も同温度に15時間保持して
NVが40%で、かつ嵐が4,200なる、エポキシ基
とメトキシシリル基とを併有する重合体(B)の溶液を
得た。以下、これを重合体(B−1)略記する。
〔実施例6〕 実施例2においてγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランのかわりに、前記重合体(B−1〉を200部
使用した以外は同様の方法で塗布し、硬化させた。
[比較例1] アクリディックA−166(大日本インキ化学工業II
製、官能基を含まないアクリル樹脂)  100部とγ
−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン50部とを
混合したものをトルエン/酢酸ブチル−70/30で希
釈し、基材にエアスプレーで乾燥1麦重聞が 150c
+r / rIiとなるように塗布し、室温下で1週間
かけて乾燥させた。
(比較例2) エチルシリケート40(コルコート■製、シリケート化
合物〕を基材にエアスプレーで乾燥後重量が200gr
/TItとなるように塗装[シ、室温下で1週間かけて
乾燥させた。
く評価試験の結果〉 実施例1〜6及び比較例1〜2で1qられた、塗布硬化
した試片を用いて接着力及び耐衝撃性の試験を行なった
結果を第2表にあわせて示す。
第2表から明らかなように本発明の処理方法は極めて優
れた接着力、耐衝撃性を示し、アスベスト含有物体から
アスベストの飛散を効果的に防止できることがわかる。
第2表 傘1)理研式接着力試験器 取付治具  4cm×4cm 治具周囲のカット無し *2) 50部mの高さより500grの鉄球を落下さ
せ、試料表面の破壊状態、剥離、欠落を目視で判定した
〔発明の効果〕
本発明の各種のアスベスト含有物体の処理に使用される
特定の常温硬化性樹脂組成物は、アスベスト含有物体に
対して優れた接着力と耐衝撃性を有する被膜を形成する
ことができる。
従って、本発明の特定の常温硬化性樹脂組成物は、各種
アスベスト含有物体からアスベストの飛散を長期に回り
効果的に防止することができる。
特許出願人  大日本インキ化学工業株式会社代理人 
弁理士 水 野 喜 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アスベスト含有物体を処理する方法において、(
    I )、1分子中に少なくとも1個以上の官能基(a)を
    含有する重合体(A)と、 (II)、1分子中に、前記官能基(a)と反応し得る官
    能基(b)及び加水分解性シリル基を併せて有する化合
    物(B)とを含み、さらに必要により、 (III)、シラノールを含有する化合物(C−1)及び
    /又は前記化合物(B)を除く加水分解性シリル基を含
    有する化合物(C−2)とを含む、常温硬化性樹脂組成
    物を用いることを特徴とするアスベスト含有物体の処理
    方法。 2、官能基(a)が、エポキシ基、水酸基、アミノ基、
    ビニル基、カルボキシル基からなる群より選ばれる少な
    くとも1種以上のものである請求項1に記載に記載され
    た処理方法。 3、重合体(A)が、ビニル系重合体である請求項1に
    記載された処理方法。 4、ビニル系重合体が、アクリル系重合体である請求項
    3に記載の処理方法。 5、重合体(A)が、ポリエステル樹脂である請求項1
    に記載の処理方法。 6、重合体(A)が、ポリエーテル樹脂である請求項1
    に記載の処理方法。 7、重合体(A)が、ポリウレタン樹脂である請求項1
    に記載の処理方法。 8、重合体(A)が、エポキシ樹脂である請求項1に記
    載の処理方法。 9、官能基(b)が、エポキシ基、アミノ基、イソシア
    ネート基、ビニル基よりなる群より選ばれる少なくとも
    1種以上のものである請求項1に記載の処理方法。 10、化合物(B)が、主鎖末端及び/又は側鎖に加水
    分解性シリル基と官能基(b)を有するビニル系重合体
    である請求項1に記載の処理方法。 11、化合物(B)を除く、加水分解性シリル基を含有
    する化合物(C−2)が、アルコキシシラン類、アルコ
    キシシラン類の部分加水分解縮合物、アルケニルオキシ
    シラン類、アルケニルオキシシラン類の部分加水分解縮
    合物、一分子中に少なくとも2個のアルコキシシリル基
    を含有する化合物と多価アルコール類とを反応させて得
    られるアルコキシシラン変性樹脂、主鎖末端および/ま
    たは側鎖に加水分解性シリル基を含有するビニル系重合
    体、加水分解性シリル基を含有するアルキド樹脂、およ
    び加水分解性シリル基を含有するポリエステル樹脂より
    なる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求
    項1に記載された処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063299A (ja) * 2004-07-28 2006-03-09 Taisei Corp 石綿飛散防止処理方法
WO2007037403A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-05 Yoshinobu Hayashi シリコーン樹脂を用いたアスベスト処理方法
JP2007107257A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Stc:Kk アスベスト除去方法
JP2007216071A (ja) * 2005-11-04 2007-08-30 Dainippon Ink & Chem Inc アスベスト処理剤

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