JP2007216071A - アスベスト処理剤 - Google Patents

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承澤 李
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Abstract

【課題】 アスベストを化学結合により無害化する水系溶媒のアスベスト処理剤を提供すること。
【解決手段】 ポリアミン骨格を有するポリマーと、三価以上のシラン化合物と、水とを含有するアスベスト処理剤により、ポリアミン骨格を有するポリマーは、アスベストとの良好な親和性を示すことから、処理対象のアスベストを全体にわたってに濡らすことができる。更に、三価以上のシラン化合物の縮合反応の触媒及び縮合反応の足場として働く。このため、三価以上のシラン化合物が、縮合反応により硬化物を形成すると同時に、アスベストとも良好に化学結合を形成し、アスベストがシリカの連続層と一体化される。これにより、アスベストが無害化されると共に硬化物中に好適に封じ込められる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アスベスト含有物質の無害化処理に有用なアスベスト処理剤及び該アスベスト処理剤を用いたアスベスト含有物質の処理方法に関する。
アスベスト繊維は耐火性、耐熱性など優れた物性を示すために建材などの多くの分野において広く使われてきた。しかし、微細な繊維状のアスベストは肺がんなどを誘発し、人体に重大な害を引き起こすため、アスベスト含有物質を無害化することは極めて重要な課題となっている。
このような処理剤に関する従来の技術としては、有機ポリマーエマルジョンとシランカップリング剤、そして必要に応じてコロイダルシリカを用いる組成物からなる処理剤が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、(a)オルガノシラン、金属アルコキシド、又はコロイダルシリカ懸濁液の少なくとも1種、(b)重合基含有シランカップリング剤、(c)重合性モノマー、及び(d)フリーラジカル開始剤の混合物からなる処理剤が開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、上記の組成物からなる処理剤は、有機ポリマーエマルジョンや重合性モノマーの重合反応などから形成される疎水性の有機高分子相が連続相を形成し、アスベストを包含した硬化被膜を形成するものである。このため、これら処理剤は、親水性である無機のアスベストと親和性が良くないためアスベストを処理する際に相分離を生じ、完全にアスベストを封じ込めるのが困難であった。また、連続層を形成する有機高分子相はアスベストと実質的に反応を生じるものではないため、処理後の硬化被膜は、単にアスベストと結合したシランカップリング剤が有機高分子により繋がっただけのものとなる。したがって、処理後の硬化被膜に割れ等が生じた際には、その割れ部分や相分離を生じた部分からアスベストが飛散するおそれがあった。さらに、これら処理剤は、吹付や塗布後の反応時間が長く、作業効率が悪いものであった。
また、重合性モノマーを使用するものは、アスベストを処理する際に重合反応が必要であることから、高い反応温度等の反応条件の調整が必要となる場合が多く、処理時の工程が煩雑となるため作業性の改善が望まれていた。さらに、硬化後の硬化被膜に重合性モノマーや有機溶剤が残存するため、処理後の硬化被膜をそのまま使用するには問題があった。
特開平5−311122 特開平11−124507
本発明が解決しようとする課題は、アスベストを化学結合により無害化する水系溶媒のアスベスト処理剤を提供することにある。
本発明は、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)と、水(C)とを含有するアスベスト処理剤である。ポリアミン骨格を有するポリマー(A)は、アスベストとの良好な親和性を示すことから、処理対象のアスベストを全体にわたってに濡らすことができる。更に、三価以上のシラン化合物(B)の縮合反応の触媒及び縮合反応の足場として働く。このため、三価以上のシラン化合物(B)が、縮合反応により硬化物を形成すると同時に、アスベストとも良好に化学結合を形成し、アスベストがシリカの連続層と一体化される。これにより、アスベストが無害化されると共に硬化物中に好適に封じ込められる。さらに、当該反応は室温下でも短時間で良好に進行する。また、水系媒体を使用するため有害な有機溶媒量を低減でき、重合性モノマーを使用しないため、硬化物中への重合性モノマーの残存の問題もない。
即ち本発明は、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)と、水(C)とを含有するアスベスト処理剤を提供するものである。
また本発明は、アスベスト含有物質に前記アスベスト処理剤を適用する工程を有することを特徴とするアスベスト含有物質の処理方法を提供するものである。
本発明のアスベスト処理剤は、アスベストを無害化すると共に処理後の硬化物中に良好に封じ込めることができる。このため、処理後の硬化物からのアスベストの飛散や、撤去作業等を行う際に硬化物に割れ等が生じてもアスベストが飛散しない。さらに、当該反応は室温下でも短時間で良好に進行するため処理作業が簡便で効率がよい。また、水系媒体を使用するため有害な有機溶媒量を低減でき、重合性モノマーを使用することもないため、硬化物中への重合性モノマーの残存の問題がなく、建材等に使用されたアスベストを処理した後、硬化物の状態で使用することも可能である。
また、本発明の処理剤は、アスベストと良好な親和性を有し、処理するアスベストが高密度で配されていても浸透圧より処理剤がその内部まで好適に浸透する。
さらに、処理後の硬化物は、高い硬度を有し、優れた耐摩耗性を示すことから、アスベストの撤去を行わずにそのまま使用する場合にも好適である。特に、ポリアルコールを含有する処理剤により処理した後の硬化物は、高い硬度を有し、また割れ等を生じにくくできる。
本発明のアスベスト処理剤は、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)と、水(C)とを含有するアスベスト処理剤である。
[ポリアミン骨格を有するポリマー(A)]
本発明において使用するポリアミン骨格を有するポリマー(A)は、無機のアスベストと良好な親和性を有することから、処理対象のアスベスト全体にわたって湿潤させることができる。また、アスベスト処理剤溶液中の三価以上のシラン化合物(B)の縮合反応の触媒及び縮合反応の足場として働く。このため、三価以上のシラン化合物(B)が、縮合反応により硬化物を形成すると同時に、アスベストとも良好に化学結合を形成してアスベストがシリカの連続層と一体化され、アスベストの無害化と封じ込めが好適に行われる。この際、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)が、一般的な酸触媒に比べてシラン化合物の縮合反応をより架橋密度が高まるように進行させる特徴がある。この結果、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)を用いることによって、アスベスト繊維と化学結合を形成する際にシラン化合物の縮合度が高まり、高い架橋密度の硬化物が得られ、硬度を向上させることができる。
また、ポリアミン骨格を有するポリマーは、親水性で、且つその構造中にアミノ基を有することにより、水中でシリカゾルを安定化させることができると考えられる。該ポリアミン骨格を有するポリマー(A)中のアミノ基はプロトン化されていると、よりシリカゾルを安定化する効果が得られるため、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)中のアミノ基は、部分プロトン化あるいは完全プロトン化されていることが好ましい。ポリアミン骨格を有するポリマー(A)中のアミノ基をプロトン化する場合には、フリーのアミノ基を有するものを水中で酸処理してもよいし、前もって塩を形成したものを使用してもよい。
上記の酸処理に用いる酸としては、一般の有機酸、酸無水物、無機酸などを使用でき、例えば、有機酸としては酢酸、プロピオン酸、酪酸、オレイン酸、アミノ安息香酸、安息香酸、マレイン酸、テレフタル酸などが挙げられる。酸無水物としては酢酸無水物、フタル酸無水物、安息香酸無水物、マレイン酸無水物などが挙げられる。無機酸としては塩酸、窒酸、硫酸などが挙げられる。
前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)としては、ポリアミン骨格として、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミン、ポリ(4−ビニルピリジン)、ポリ(アミノエチルメタクリレート)、及びポリ[4−(N,N−ジメチルアミノメチルスチレン)]からなる群から選ばれる少なくとも一種からなるポリマー骨格を有するポリマーが挙げられる。なかでも、ポリエチレンイミン骨格又はポリプロピレンイミン骨格を有するものは、シリカゾルの分散性が良好であることから好ましい。
前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)としては、水やアスベストと良好な親和性を有することから、ポリアミン類のホモポリマーを好ましく使用できる。
また、前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)においては、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)の親水性やカチオン性を阻害しない範囲で、他のポリマー骨格とのブロック又はグラフトであるものも好適に使用できる。他のポリマー骨格としては、メチルメタクリレート単位や、ブチルメタクリレート単位といった、公知各種のアクリレート単位や、エポキシ結合を含む公知各種の構造単位、ウレタン結合を含む公知各種の構造単位、エステル結合を含む公知各種の構造単位などのアミノ基を有さない構造単位などからなるポリマー骨格が含まれていてもよい。ポリアミン骨格を有するポリマー(A)が、これら他のポリマー骨格を含有する場合には、三価以上のシラン化合物(B)の加水分解又は脱水縮合反応において充分な反応速度を得るために、他のポリマー骨格の割合が、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)中の全構造単位に比して、30質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることが特に好ましい。
また、入手のしやすさという観点から、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)として生体系ポリアミンを使用してもよい。該ポリアミン骨格を有するポリマー(A)として使用できる生体系ポリアミンの例としては、キチン、キトサン、スペルミジン、ビス(3−アミノプロピル)アミン、ホモスペルミジン、スペルミンなどの側鎖に塩基性アミノ酸残基を多く有する生体ポリマー、あるいは、ポリリシン、ポリヒスチン、ポリアルギニンなどの合成ポリペプチドをはじめとする生体系ポリアミンを好ましく挙げられる。
前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)の分子量としては、300〜200000の範囲であることが好ましい。さらに好ましくは、500〜100000の範囲であることが好ましい。
[三価以上のシラン化合物(B)]
本発明のアスベスト処理剤においては、三価以上のシラン化合物(B)が、シリカのネットワークを形成して硬化物を形成すると共に、アスベストと良好に化学結合を形成することで、アスベストがシリカのネットワークと一体化され、連続層を形成する。これにより、アスベストが硬化物中に封じ込められ、また、人体に有害な微細な太さのアスベストが独立して存在しなくなる。このため、処理後の硬化物に割れや破損が生じても人体への毒性が極めて小さくなる。
前記三価以上のシラン化合物(B)としては、加水分解により、シロキサン結合を形成してシリカのネットワークを形成できるものが使用でき、例えば、アルコキシシラン類、反応性基としてハロゲンを有するシラン類が挙げられる。ここで、アルコキシシラン類、ハロゲンを有するシラン類としては、アルコキシシランやハロゲンを有するシランのオリゴマーを含む。なかでもテトラアルコキシシラン類、トリアルコキシシラン類を好ましく使用できる。
アルコキシシラン類の例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ(2−エタノール)オルソシリケート、テトラ(n−プロポキシ)シラン、テトラ(イソプロポキシ)シランなどのテトラアルコキシシラン類、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシランなどのトリアルコキシシランが挙げられる。
反応性基としてハロゲンを有するシラン類の例としては、テトラクロロシラン、メチルトリクロロシランといったクロロシラン類などが挙げられる。
また、上記シラン類を前もって部分加水分解して、オリゴマー化したものも使用できる。該オリゴマー化したものは、シラノールとなったシリカゾル状態で使用しても良い。オリゴマー化したアルコキシシランを三価以上のシラン化合物(B)として使用する場合には、その平均重合度は2〜20程度のものを好適に使用することができる。この場合の加水分解触媒としては、公知各種の酸類、アルカリ類を用いることができる。
本発明において使用する三価以上のシラン化合物(B)は、一種であっても複数種であってもよいが、官能基の多いシラン化合物、特にテトラアルコキシシラン使用した場合には、得られる硬化物の硬度を高くすることができるため好ましい。硬化物の硬度を高くする目的でテトラアルコキシシランを使用する場合には、三価以上のシラン化合物(B)の全量中のテトラアルコキシシランの含有量が30質量%以上であることが好ましく、50質量%以上有することがより好ましい。
また、γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシランをテトラアルコキシシランと併用することにより、上記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)中のアミノ基とγ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシランとが、加熱によって架橋反応することにより、硬化物をより強靭にすることができる。γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシランを使用する場合には、アスベスト処理剤中の三価以上のシラン化合物(B)中の50質量%未満であることが好ましい。
本発明のアスベスト処理剤中においては、上記三価以上のシラン化合物(B)以外にジメチルジメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、メチルエチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシランといったジアルコキシシラン類や、テトライソプロポキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラプロポキシチタンといったアルコキシチタン類や、トリエトキシアルミニウムといったアルコキシアルミニウムを発明の効果を損なわない範囲で含んでいてもよい。これらジアルコキシシラン類、アルコキシチタン類、アルコキシアルミニウム類を含む場合には、ジアルコキシシラン類、アルコキシチタン類、アルコキシアルミニウム類は10質量%未満の範囲であることが好ましい。
[アスベスト処理剤]
本発明のアスベスト処理剤は、少なくとも、上記したポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)、及び水(C)を必須として混合してなるものである。混合する際のポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)との質量比(A)/(B)は、10/90〜90/10の範囲で適宜調整すればよく、10/90〜50/50の範囲にあることが好ましく、1/6〜1/2の範囲であることが特に好ましい。質量比(A)/(B)が10/90以上であれば、シラン化合物の加水分解反応が良好に進行し、また、(A)/(B)が90/10以下であると、アスベスト処理剤の保存安定性が向上する。
このアスベスト処理剤中に、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、エチルセロソルブ、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルといった各種公知の溶剤を加えることができるし、あるいは平滑剤・濡れ剤といった各種公知の添加剤を加えることができる。
また、本発明のアスベスト処理剤は溶媒として水を使用するものである。ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と三価以上のシラン化合物(B)の質量の和と、水(C)との質量比[(A)+(B)]/(C)が、2/98〜90/10の範囲で適宜調整すればよく、10/90〜50/50の範囲であることが特に好ましい。本発明のアスベスト処理剤は溶媒として水を使用するものであるが、必要に応じて、水以外の水溶性溶媒、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ピリジン、ジメチルホルムアミドなどの溶媒を加えても良い。これら水以外の水溶性溶媒を加える場合には、使用する水(C)の量に対して2倍未満であることが好ましい。
本発明のアスベスト処理剤中の三価以上のシラン化合物(B)は、塩基性条件下では硬化が促進され、酸性条件下ではゲル化が遅いために安定性を保持する。このため、本発明のアスベスト処理剤の保存安定性と、処理時においての良好な硬化速度とを両立させるためには、アスベスト処理液のpHは2〜14であることが好ましく、4〜13であることがさらに好ましい。
また、長期間の保存安定性が必要な場合などにおいては、アスベスト処理液をpH6以下、好ましくはpH4以下の酸性条件下とすることも好ましい。この際には、処理時にpH調整剤を添加してから使用することで、処理時に良好に硬化させることができる。
ここで使用できるpH調整剤としては、各種アルカリを使用でき、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジエチルエタノールアミン、アミノプロパノール、アンモニアなどを使用できる。
本発明の処理液は、アスベストと良好な親和性を有し、該処理液中においては、シリカソースが小さな粒子径のゾルとして存在し、また、粘度の低い水を溶媒とする組成物であるため、処理するアスベストが高密度で配されていても浸透圧により処理剤がその内部まで好適に浸透し、縮合反応により硬化物を形成すると同時に、アスベストとも良好に化学結合を形成して、アスベストがシリカの連続層と一体化される。これにより、アスベストが無害化されると共に硬化物中に好適に封じ込められる。
本発明のアスベスト処理剤は、ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)、及び水(C)の他に、さらにポリアルコール(D)を含んでいてもよい。ポリアルコール(D)は、三価以上のシラン化合物(B)の縮合反応及びアスベストとの化学結合反応の結果生成するシリカの生成過程において、ポリアルコール(D)の有する水酸基が、シラノール基との強い水素結合によって強固なネットワークを形成する。これにより、得られる硬化物は高い硬度を実現できる。また、硬化物への柔軟性も付与される。
前記ポリアルコール化合物(D)としては、天然物系の多糖類や、合成系のポリアルコール化合物が例として挙げられる。
天然物系の多糖類の具体例としては、キチン、セルロース、澱粉などが挙げられる。これらの天然物系の多糖類に関しては、例えば、一部の水酸基のアルコキシ化といった、化学的な修飾反応を行って用いても良い。
合成系のポリアルコール化合物の具体例としては、ポリビニルアルコール;ポリアリルアルコール;ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルアクリレート)等のポリ(ヒドロキシアルキルアクリレート);ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルメタクリレート)等のポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレート);ポリ(ヒドロキシスチレン)等のポリ(ヒドロキシフェニルアクリレート);ポリセリン等の合成タンパク質;変性されたエポキシ樹脂類などが挙げられる。
また、ポリアルコール(D)の骨格構造は特に限定されないが、分岐構造を持つデンドリマー型のポリアルコール類等も好ましく使用できる。
ポリアルコール(D)は、上記具体例のポリアルコール化合物の単独ポリマーでも良いし、二種以上のポリアルコール化合物の共重合体でも良い。また、該ポリアルコール(D)中における水酸基含有構造単位の割合としては、発明の効果を発現できる範囲で適宜調整すればよいが、全構造単位中の70質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
前記ポリアルコール化合物(D)の分子量としては、300〜2000000の範囲に存在することが好ましい。さらに好ましくは、500〜1000000の範囲に存在することが望ましい。
本発明のアスベスト処理剤に混合するポリアルコール(D)は、一種のポリアルコールであっても、二種以上のポリアルコールの混合物であってもよい。
本発明のアスベスト処理剤はアスベストに塗布することにより、容易にゲル化され、硬化物全体がシロキサン結合のネットワークを形成する。この際、シリカゾルとイオンコンプレックスを形成していたポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、アスベスト処理剤中のポリアルコール化合物(D)が、硬化物中に複合化されることにより、前記三価以上のシラン化合物(B)からのシリカと有機ポリマーとのハイブリッド膜が形成される。
混合する際の前記ポリアルコール(D)と、三価以上のシラン化合物(B)との質量比(D)/(B)が、5/95〜70/30の範囲で適宜調整すればよく、15/85〜70/30の範囲であることが特に好ましい。
また、本発明においては、発明の効果を損なわない範囲で、各種公知の硬化剤、例えば水溶性のエポキシ化合物などを加えることもできる。
上記のとおり、本発明のアスベスト処理剤は、アスベストを無害化すると共に処理後の硬化物中に良好に封じ込めることができる。このため、処理後の硬化物からのアスベストの飛散や、撤去作業等を行う際に硬化物に割れ等が生じてもアスベストが飛散しない。さらに、当該反応は室温下でも短時間で良好に進行するため処理作業が簡便で効率がよい。また、水系媒体を使用するため有害な有機溶媒量を低減でき、重合性モノマーを使用することもないため、硬化物中への重合性モノマーの残存の問題がなく、建材等に使用されたアスベストを処理した後、硬化物の状態で使用することも可能である。
また、本発明の処理剤は、アスベストと良好な親和性を有し、処理するアスベストが高密度で配されていても浸透圧より処理剤がその内部まで好適に浸透する。
さらに、処理後の硬化物は、高い硬度を有し、優れた耐摩耗性を示すことから、アスベストの撤去を行わずにそのまま使用する場合にも好適である。特に、ポリアルコールを含有する処理剤により処理した後の硬化物は、硬度や柔軟性にも優れる。
[アスベスト含有物質の処理方法]
本発明のアスベスト処理剤をアスベスト含有物質に適用する工程を有するとするアスベスト含有物質の処理方法としては、例えば、アスベスト処理剤をアスベスト含有物質の表面に塗布、及び/又は噴霧する方法を使用できる。塗布及び/又は噴霧する方法は特に制限されず、例えば、刷毛塗り、ディップコート法、スプレーコート法、ロールコート法、バーコート法、エアナイフコート法といった各種公知慣用の方法を用いることができ、さらにこれらを組み合わせて用いることもできる。なかでも噴霧させる方法は、アスベスト含有物質が広範囲にわたって設置されている場合などには好ましく使用できる。
本発明のアスベスト処理剤は、アスベスト含有物質に塗布及び/又は噴霧した後、室温下での自然硬化により容易にアスベスト含有物質を処理することができる。また、アルカリ処理もしくは、加熱処理によって硬化させることも好ましい。また、アルカリと加熱の両方の方法を併用することもできる。
アルカリ処理の方法としては、例えば、アルカリ性の化合物を直接噴霧する方法や、アルカリ性の化合物を含む気体中でエージングさせる方法などが挙げられる。ここで使用できるアルカリ性化合物とは、例えば、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、ジメチルアミン、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジエチルエタノールアミン、アミノプロパノール、アンモニアなどがある。
本発明のアスベスト含有物質の処理方法においては、使用するアスベスト処理剤のpHを2〜14の範囲、好ましくは4〜13の範囲として適用することが好ましい。当該範囲とすることで、処理剤の硬化速度と保存安定性を確保できる。この際、使用する直前にpH調整剤を添加してpHを適宜調整してもよい。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。なお、特に断わりがない限り、「%」は「質量%」を表わす。
(ポリアミン骨格を有するグラフトポリマーの合成例)
ビスフェノールA型線状エポキシ樹脂18.7g(大日本インキ化学工業(株)社製「AM−040−P」)(20m当量、エポキシ当量933g)、4−フェニルフェノール1.28g(7.5mmol)、65%酢酸エチルトリフェニルホスホニウムエタノール溶液0.26ml(0.12mol%)及びN,N−ジメチルアセトアミド50mlを、窒素雰囲気下、120℃で6時間反応させた。放冷後、水150ml中に滴下し、得られた沈殿物をメタノールで2回洗浄した後、60℃で減圧乾燥して、単官能性のエポキシ化合物を得た。得られた生成物の収量は19.6g、収率は98%であった。
得られた単官能性のエポキシ化合物の1H−NMR(日本電子株式会社製、AL300、300MHz)の測定結果を以下に示す。
1H−NMR(CDCl3)測定結果:
δ(ppm):7.55〜6.75(m),4.40〜3.90(m),3.33(m),2.89(m),2.73(m),1.62(s)
上記の単官能性のエポキシ化合物3.0g(1.5mmol)、アセトン50mlの溶液に分岐ポリエチレンイミン(アルドリッチ社製、分子量25,000)12.0g(0.48mmol)、メタノール50mlの溶液を加えて、窒素雰囲気下、60℃で2時間攪拌した。反応終了した後、脱溶剤することによりポリアミン骨格を有するグラフトポリマーを得た。
(実施例1:アスベスト処理剤(1)の合成)
上記で合成したポリアミン骨格を有するグラフトポリマー1.0gを純水9.0mlに溶解させた後、30%マレイン酸を滴下して溶液のpHを6.0に調製した。ここに、テトラエトキシシラン(TEOS)13.2gとエタノール6.4gを攪拌しながら加えた後、さらに10分間攪拌して白い懸濁液状に安定分散したアスベスト処理剤(1)を得た。
得られたアスベスト処理剤(1)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で8時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した。処理前の白石綿の走査型電子顕微鏡写真を図1に、処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真を図2に示す。図2においてはアスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
(実施例2:アスベスト処理剤2)の合成)
テトラエトキシシラン(TEOS)13.2gの代わりにエチルシリケート40(コルコート株式会社製)9.2gを用いて、その他は上記の実施例1と同様にしてアスベスト処理剤(2)を得た。
得られたアスベスト処理剤(2)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で8時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した結果を図3に示す。図3より、アスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
(実施例3:アスベスト処理剤(3)の合成)
上記で合成したポリアミン骨格を有するグラフトポリマー1.0gの代わりに分岐ポリエチレンイミン(アルドリッチ社製、分子量25,000)1.0gを用いて、その他は上記の実施例1と同様にしてアスベスト処理剤(3)を得た。
得られたアスベスト処理剤(3)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で8時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した結果を図4に示す。図4より、アスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
(実施例4:アスベスト処理剤(4)の合成)
テトラエトキシシラン(TEOS)13.2gの代わりにエチルシリケート40(コルコート株式会社製)9.2gを用いて、その他は上記の実施例3と同様にしてアスベスト処理剤(4)を得た。
得られたアスベスト処理剤(4)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で8時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した結果を図5に示す。図5より、アスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
(実施例5:アスベスト処理剤(5)の合成)
上記で合成したポリアミン骨格を有するグラフトポリマー0.5gを純水4.5mlに溶解させた後、30%マレイン酸を滴下して溶液のpHを9.5に調製した。ここに、10%PVA水溶液5.0g、テトラエトキシシラン(TEOS)3.5gとエタノール4.0gを攪拌しながら加えた後、さらに10分間攪拌して白い懸濁液状に安定分散したアスベスト処理剤(5)を得た。
得られたアスベスト処理剤(5)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で3時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した結果を図6に示す。図6より、アスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
(実施例6:アスベスト処理剤(6)の合成)
上記で合成したポリアミン骨格を有するグラフトポリマー0.5gの代わりに分岐ポリエチレンイミン(アルドリッチ社製、分子量25,000)0.5gを用いて、その他は上記の実施例5と同様にしてアスベスト処理剤(6)を得た。
得られたアスベスト処理剤(6)を、ガラス板上で白石綿(アスベスト)に散布した後、室温で3時間自然硬化させた。得られた硬化物をガラス板より剥離して、剥離面を走査型電子顕微鏡により観察した結果を図7に示す。図7より、アスベスト繊維は確認されず、アスベスト繊維が硬化物と一体化されて封じ込められていることが確認された。
未処理の白石綿(アスベスト)の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例1における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例2における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例3における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例4における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例5における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。 実施例6における処理後の硬化物の走査型電子顕微鏡写真である。

Claims (16)

  1. ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)と、水(C)とを含有することを特徴とするアスベスト処理剤。
  2. 前記ポリアミン骨格が、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミン、ポリ(4−ビニルピリジン)、ポリ(アミノエチルメタクリレート)、及びポリ[4−(N,N−ジメチルアミノメチルスチレン)]からなる群から選ばれる少なくとも一種からなるポリマー骨格である請求項1に記載のアスベスト処理剤。
  3. 前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)が、ポリアミン類のホモポリマーである請求項1又は2に記載のアスベスト処理剤。
  4. 前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)が、ポリアミン骨格と他のポリマー骨格とのブロック又はグラフトである請求項1又は2に記載のアスベスト処理剤。
  5. 前記三価以上のシラン化合物(B)がアルコキシシラン類又は反応性基としてハロゲンを有するシラン類から選ばれる少なくとも一種である請求項1〜4のいずれかに記載のアスベスト処理剤。
  6. 前記三価以上のシラン化合物(B)がテトラアルコキシシラン類、トリアルコキシシラン類から選ばれる少なくとも一種である請求項1〜4のいずれかに記載のアスベスト処理剤。
  7. 前記ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と、三価以上のシラン化合物(B)との質量比(A)/(B)が、10/90〜90/10である請求項1〜6のいずれかに記載のアスベスト処理剤。
  8. ポリアミン骨格を有するポリマー(A)と三価以上のシラン化合物(B)の質量の和と、水(C)との質量比[(A)+(B)]/(C)が、2/98〜90/10である請求項1〜7のいずれかに記載のアスベスト処理剤。
  9. ポリアルコール(D)を含有する請求項1〜8のいずれかに記載のアスベスト処理剤。
  10. 前記ポリアルコール(D)が、ポリビニルアルコール、ポリアリルアルコール、ポリ(ヒドロキシアルキルアクリレート)、ポリ(ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート)、ポリ(ヒドロキシフェニルアクリレート)、エポキシ樹脂変性ポリアルコール、多糖類から選ばれる少なくとも一種である請求項9に記載のアスベスト処理剤。
  11. 前記ポリアルコール(D)と、三価以上のシラン化合物(B)との質量比(D)/(B)が、5/95〜70/30である請求項9又は10に記載のアスベスト処理剤。
  12. アスベスト含有物質に、請求項1〜11のいずれかに記載のアスベスト処理剤を適用する工程を有することを特徴とするアスベスト含有物質の処理方法。
  13. 前記アスベスト処理剤を適用する工程の後、アルカリ処理を行う工程を有する請求項12に記載のアスベスト含有物質の処理方法。
  14. 前記アスベスト処理剤を適用する工程の後、加熱硬化処理を行う工程を有する請求項12に記載のアスベスト含有物質の処理方法。
  15. 前記アスベスト処理剤を適用する工程が、アスベスト含有物質へアスベスト処理剤を噴霧する工程である請求項12〜14のいずれかに記載のアスベスト含有物質の処理方法。
  16. 前記処理剤を適用する工程におけるアスベスト処理剤のpHが、4〜13である請求項12〜15のいずれかに記載のアスベスト含有物質の処理方法。
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