JPH01286691A - テレビジョン信号用のくし形濾波器 - Google Patents

テレビジョン信号用のくし形濾波器

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JPH01286691A
JPH01286691A JP63323185A JP32318588A JPH01286691A JP H01286691 A JPH01286691 A JP H01286691A JP 63323185 A JP63323185 A JP 63323185A JP 32318588 A JP32318588 A JP 32318588A JP H01286691 A JPH01286691 A JP H01286691A
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chrominance
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/77Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
    • H04N9/78Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter

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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は1合成テレビジョン信号の、輝度成分(1)
とクロミナンス成分(C)とを分離する、フレーム対フ
レーム形のくし形濾波器に関し、さらに具体的には、上
記のくし形濾波器装置において、前後に連続する2つの
ビデオ・フレームの間で生ずる運動によって生ずる信号
の歪み、を修正する手段に関する。
〔発明の背景〕
周期性を持っている電子的信号は、その信号を反復周期
ごとに時間的に分離して複製信号を作シ、これを、記憶
装置に記憶させておき、次いで、この記憶された複製信
号同士を組合わせて、信号の情報内容を改善するように
、都合よく処理することができる。例えば、普通のテレ
ビジョン放送関連装置(および大抵のビデオ記録再生装
置)では、画像中に含まれている明るさ(輝度)の情報
の大部分が水平線走査周波数の整数倍周波数の付近に集
中している信号周波数によシ表わされるように、構成さ
れている。カラー(クロミナンス)情報は、この輝度信
号スペクトルのうち、線走査周波数の倍数周波数の中間
の周波数(即ち、線走査周波数の主の奇数倍周波数)の
付近の部分に、コード化され或は挿入されている。
クロミナンスおよび輝度の情報は1合成信号スペクトル
を適切にくし形処理することによシ、分離することがで
き、また情報の細部を増強することができる。クロミナ
ンス信号成分と、線走査周波数の■、との間には奇数倍
の関係があるため、前後に連続する各水平走査線上の互
に対応する画像領域におけるクロミナンス信号は、その
位相が互に180°異なる(いわゆる、飛越し周波数成
分)止いう事実があシ、周知のくし形処理装置はこの事
実を利用している。一方、前後に連続する各走査線上の
互に対応する画像領域における輝度成分は、相互に、実
質的に同一位相である(そして非飛越し成分を構成して
いる)0 くし形濾波装置においては、少なくとも1つの線走査期
間だけ互に時間的に遅延させられた(いわゆる、1−H
遅延)、合成画像表示信号の1つまたは複数の複製信号
が生成される。1つの線からの信号が、その直前の線か
らの信号と加算されると、飛越し周波数成分(例えばク
ロミナンス)は相殺されるが、非飛越し周波数成分(例
えば輝度)は増強されるが、非飛越し周波数成分(例え
ば輝度)は増強される。前後に連続する2つの線におけ
る信号の相互間で減算処理を行なう(例えば、1つの線
の信号を反転させた後、両信号を加算する)と、非飛越
し周波数成分は相殺されるが、飛越し周波数成分は増強
される。このように、輝度信号とクロミナンス信号は、
相互にくし形処理をして都合よく分離することができる
通常のビデオ場面では、線対線をベースとして考えた信
号の冗長度が、本質的に高レベルにあるため、上記した
ようなくし形処理をすることが可能である。仮に静止画
像を、そして、その場面中の特定のビクセルを採シ上げ
て見ると、フレーム対フレームをベースとして見たその
ビクセルを表わす信号の冗長度レベルは、実質的に10
0%になることが理解されよう。従って、くし形処理を
、フレーム対フレームをベースとして(フレーム対フレ
ーム形という〕行なうと、くし形処理されたクロミナン
ス信号内に残留する輝度信号の割合は、線対線形のくし
形処理された信号の場合よル、目立って減少する。同様
に、くし形処理された輝度信号内に残留するクロミナン
ス信号の割合も線対線形のくし形処理された信号の場合
より、大幅に減少する◇ さらに具体的に言うと、例えば、上記のくし形処理され
たクロミナンス信号には垂直細部は付随しない。設計上
、NTSC合成信号のクロミナンス信号は、フレーム相
互間で180°の位相関係を持つよう同期化されている
ので、これによシ、フレームをベースとしたくし形濾波
を行なうことができる。この結果、輝度成分は、相前後
する両フレームからの合成信号の線形加算により、また
、クロミナンス成分は、前後に連続する両フレームから
の合成信号の線形減算によシ、抽出することができる。
線対線形のくし形濾波器の応答特性は、線周波数期間ま
たは15.734キロヘルツの期間づつ隔てられた谷部
または歯形部を有するが、一方、フレーム対フレーム形
の濾波器の応答特性は、30ヘルツの周波数期間の間隔
を持つ歯形部を持っている。
このフレーム形くし形濾波器の応答特性の歯形部または
谷部の間隔をよう密にすると、線対線形くし形濾波器の
場合に比べて、空間的にすべての方向に対して、より完
全なくし形処理が行なわれる。
フレーム対フレーム形のくし形処理では、対象物が静止
していない場合には、再生される画像に歪みが生ずる。
これらの歪みは、くシ形処理された、クロミナンス信号
と輝度信号のそれぞれにおいて、輝度成分とクロミナン
ス成分(各クロス成分)の除去が不完全であること、お
よび動きのある領域で、輝度信号の実効帯域幅が狭めら
れていることに起因する。5秒の時間内に起るまたはよ
り高速の、対象物の動きまたはカメラの上下方向の動き
(バンニング)に因る、場面内容の相違は、場面内容の
目で感知できる動きであるということができる・ フレーム対フレーム形のくし形処理により生ずる、この
動きによって生ずる歪みは、2次元的なものであシ、完
全にフレーム相互間の場面の動きに起因するものである
。この歪みは、画像面内の水平垂直両方向で観察でき、
再生される場面の中に、二重画像またはファントム画像
として現われる。この二重画像は、動きの速さに相当す
る量だけ互に離れており、また、動く対象物の端縁部の
色相が乱れることがある。
これとは対照的に、線対線形(線間)のくし形濾波器は
、場面がたとえ静止していても、場面の中の垂直方向の
構成に基づく、−次元の歪みを生成する。この線間のく
し形処理に伴う歪みは、明らかに1場面の垂直方向を構
成する信号の帯域幅を目立って低下させ、また、場面内
容の垂直方向の端縁部を軟調にする。
この発明の目的は、合成テレビジョン信号中の輝度成分
とクロミナンス成分を分離するためのフレーム対フレー
ム形のくし形処理装置において、前後するフレーム間に
おける被写体の動きにより生成される好ましくない効果
を減少させることである。
〔発明の概要〕
この発明の好ましい実施例は、テレビジョン(TV)信
号を1画像周期だけ遅延させるための遅延手段を有する
、TV信号処理用の、くし形は波器を具えている。TV
信号と、遅延手段から得られる遅延TV信号とを組合わ
せ、その和、即ち、TV信号からの第1の(輝度)成分
に対応する信号を生成する、第1の組合わせ手段を具え
ている。
また、TV信号と、遅延手段から得られる遅延TV信号
とを組合わせて、その差、即ち、TV信号からの第2の
(クロミナンス)成分に対応する信号を生成する、第2
の組合わせ手段が設けられている。また、線形位相の低
域通過濾波器が設けられていて、その入力端子は、TV
信号の第20(クロミナンス)成分を受は入れるために
上記の第2の組合わせ手段に接続されている。この低域
通過濾波器は、出力端子を有し、TV信号の第2の(ク
ロミナンス)成分によシ通常占められている周波数スペ
クトルを実質的に通さないようにしている。さらに、第
1の組合わせ手段と低域通過濾波器の出力端子とに結合
された第3の組合わせ手段があって、TV信号からの第
1の(輝度)成分と低域通過濾波処理を受けた信号とを
組合わせて、TV信号の第1の(輝度]成分中の、画像
間の動きに起因する誤差を修正する。
この発明の別の特徴は、動き検出手段が、低域通過濾波
器の出力端子に接続されていて、低域通過濾波処理をさ
れた信号に応答して、フレーム相互間における場面の動
きの発生を検出することである。この動き検出手段は、
このような動きに応答した制御信号を発生する。また、
第4の信号組合わせ手段が設けられていて、その第1の
入力端子は、第2の組合わせ手段に結合され、第2の成
分を受は入れる。この第4の信号組合わせ手段は、第2
の入力端子と出力端子とを有する。動き検出手段には、
スイッチング手段が結合されていて、フレーム相互間の
場面の動きが検出された場合、制御信号に応答して、第
1の(輝度ン成分を選択的に上記第4の信号組合わせ手
段の第2の入力端子に、結合させる。
この発明の、さらに他め特徴は、線形位相の帯域通過濾
波器が、第4の信号組合わせ手段の出力端子に直列に接
続されていることである。この帯域通過濾波器は、クロ
ミナンス信号の周波数スペクトルだけを通過させるよう
設計されている。
〔詳細な説明〕
以下、各図により、従来技術を参照しつつこの発明の実
施例について詳細に説明する。
第1図には、従来技術で周知のフレーム対フレーム形の
、くし形濾波器が示されている。−例として、合成TV
信号から輝度信号とクロミナンス信号とを分離する場合
について、この装置を説明する。しかし、この装置は、
上記の様な特定用途に限定されるものではない。例えば
、第1図の装置は、輝度信号をくし形濾波器で濾波し、
それにクロミナンス信号を組合わせ挿入して合成ビデオ
信号を形成する場合に使用することもできる。
第1図において、記憶素子lOは、1フレーム(fll
、tば、NTSCのビデオ・フォーマットでは2フイー
ルド)のビデオ信号を電気的に表わしたものを、記憶す
る容量を持っている。記憶素子10は、入力信号を、入
力端子11に順次受は入れ、同上信号を、1フレ一ム周
期の期間だけ遅延させて、出力端子14に出力する◎こ
の素子10は、ディジタル・メモリ例えばランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)とその適当なサポート用電子
回路、或は、7−J−ログ・メモリ例えば電荷結合装置
(CCD)のような直列電荷転送装置(CTD)とそれ
に必要なサポート用電気回路より成るもので構成するこ
とができる。概念的に言えば、この素子10は、ディジ
タル回路であってもアナログ回路であっても支障はない
が、ここではディジタル的なものと仮定する。従って、
これと組合わされる池の素子も、回路素子間でのディジ
タル、アナログ信号変換を避ける念めにディジタル的な
ものとする。
接続線11からの入力信号と、接続線14からの遅延信
号とは、加算器回路12で合算される。信号の輝度成分
は同相のため相加され、クロミナンス成分の信号は位相
が1180@異なるため相殺され、実質的にクロミナン
ス信号の含まれていない輝度信号Yが、接続線15に、
生成される・入力信号と遅延信号はまた減算器回路13
に印加され、そこでは、2つのフレームのクロミナンス
成分は積極的に相加され、2つのフレームの輝度成分は
相殺し合い、実質的に輝度信号を含まないクロミナンス
信号が、接続線16に、生成される(少くとも、前後し
て連続するフレームの信号が、同じ静止場面の記録であ
る場合には)0 第2図には、前述のフレーム対フレーム形のくし形処理
における、動きの影響がグラフで例示されている。第2
図aは、成る適当な時間幅における、端子11に入力さ
れた合成信号の一部を表わしている。第2図すは、第2
図aの場合と同じ場面であるが、正確に1フレ一ム期間
だけ時間的に遅れ、且つ、その場面中でいくらかの動き
が生じているような場面からの合成ビデオ信号を表わし
ている。第2図aの波形では、時刻TlとT3の間の信
!成分は、 輝度信!パラメータL2とクロミナンス信
号パラメータC2とを有する一つの対象物を表わしてい
るものと仮定する。この対象物は、輝度とクロミナンヌ
の各信号パラメータがそれぞiLlと01であるような
、−様な場面内容を持った、一つの領域内に置かれてい
るものと仮定する。
この対象物は、フレームとフレームの間で空間的に動い
て、その結果、ビデオ信号中のこの対象物の表示部が時
間的に転位して即ち、第2図すに示す如く、時刻T2と
T4の間に位置づけられている。
この信号の輝度成分とクロミナンス成分の相対的信号バ
フメータ、LとCは、第2図aとbの各波形の間では、
同じ値を保っているが、L2と02で表わされる対象物
について見ると、時間的な偏移が生じている。しかし、
信号のクロミナンス成分は、第2図aと第2図すの各波
形の間(即ち、フレーム間〕では、180°の位相関係
を持つ。
第2図、aとbの波形の和と差は、それぞれ、第2図、
Cとdの波形によって表わされる。第2図、aとbの両
波形間で、クロミナンスベクトル成分の絶対値が等しい
ような時間区間では、2つの波形を合算するとクロミナ
ンス成分は実質的に完全に相殺されることがわかる(第
2図C)。同様に、2つの波形(第2図、aとb)間で
、信号のルミナンス成分の振幅が等しい区間では、この
2つの波形を減算するとルミナンス成分が実質的に完全
に相殺される(第2図d)。第2図a、 b、C1およ
びdは、第1図の回路の接続線11.14.15および
16のそれぞれに生ずる信号を表わしている0 フレーム間で動きが生じている期間の間、即ち時刻T1
とT2の間、および、T3とT4の間では、互に等しく
ない信号が相異なる形で加算されるので、不所望な成分
を完全に相殺できないこととなる。
さらにフレーム間の対象物の動きは所望の信号を歪ませ
る。この動きは、それが発生している期間の間、信号を
平均化させる。これらの平均値は、第2図Cにおいて、
(2Ll +2L2 ) / 2と等価な(Ll+L2
)、で示す信号部分によって表わされている。通常2つ
のフレームからの信号は、組合わされる前に、iという
係数によシ重みづけされる。
くし形処理される信号の振幅は、図示の値のτとなり、
動きのある期間の信号は、(Ll+L2 ) / 2と
なる。輝度信号におけるこの平・均値(Ll+L2)は
、信号の遷移部(トランジション)を繰シ返し発生させ
る傾向を生じ、その結果、移動する対象物の回りに二重
画像、即ち、ファントム画像を生じさせる。フレーム間
の動きのある期間中に生じた、くシ形処理されたクロミ
ナンス信号中の、平均値(O1+Cs)は、動いている
対象物の周囲の色相を歪ませる傾向がある。
もし、低域通過濾波器を、第1図の接続線16に取シ付
けると、第2図dのくし形処理されたクロミナンス信号
は、第2図eに示す信号を生成する。
第p、図eでは、クロミナンス信号のスペクトルは除去
されておシ、フレーム間の動きに起因する、相殺されて
いない輝度成分だけが残されている。
もし第2図eの信号を第2図Cの信°号と加算または減
算処理すると、輝度信号の端縁部は回復され、くし形処
理されない前のものと等価な輝度成分が生成される。第
2図eの信号を加算すると、第2図Cの輝度信号は、破
線で示す如く、時刻T1からT2までの間では、2L2
のレベルまで回復され、また時刻T3とT4の間では、
2Llの値まで低減される。
第3a図に示す回路は、この発明の原理によって槙成さ
れた、フレーム対フレーム形のくし形濾波器であシ、前
後に連続するフレーム間の動きに起因する二重画像また
はぼけ(スミャ)等の歪みを修正する装置を備えたもの
である。第3a図中、第1図の素子と同じ数字を付けた
素子は、第1図の場合と同じ機能を果たすものである。
従って、第3a図の回路の接続線15と16には、くし
形処理された、輝度信号とクロミナンス信号が、それぞ
れ生成され、これらの信号は、フレーム間の対象物の動
きのために、不完全にくし形処理された信号成分と共に
クロス成分も含んでいる。
接続線16に生じた、くし形処理されたクロミナンス信
号は、線形位相低域通過濾波器27に印加され、ここで
、クロミナンス信号スペクトルは除去され、相殺されて
いない低い周波数の輝度成分が残される。濾波器27か
ら出力された、低域通過濾波処理をされた信号は、加算
器回路31において、接続線15から出力された、くし
形処理された輝度信号に、再び加算され、接続線32に
、修正された輝度信号Ycを生成する。こうして、この
発明の原理によシ、接続線32には、修正された輝度信
号が生成される。接続[15から出力された、くし形処
理された輝度信号中に残留する、相殺されていないクロ
ミナンス成分は、映像を厳密に検査しない限シ観察でき
ない程度の2次歪みを生ずる傾向を示すに過ぎない。
低域通過1波器27としては、動きの細部を示す信号を
、くし形処理された輝度信号の中に適正に再挿入するた
めKは、線形位相特性を持っていなければならない・も
し、この動きの細部を示す信号が、適正に再挿入されな
い場合には、過渡応答は悪影響を受ける。この悪影響は
、くし形処理された輝度信号のうちの動きに影響された
部分と、くし形処理されたクロミナンス信号から抽出さ
れた、動きの細部を示す信号の間の、位相差に起因する
ものである。
輝度チャンネル中に残留する、フレーム間の動きに起因
するクロミナンス成分(C2−Ox、C1−02)は、
再生された画像中に目立った歪みをつくらない。しかし
、動きのあった期間中に発生した、くし形処理されたク
ロミナンス信号成分中の平均化された、即ち、過渡的な
りロミナンス信号(C1+02)は、好ましくない色の
歪みをつくることがある。クロミナンス信号はベクトル
量であるから1、動きのあった期間中のこれらのベクト
ルの和、(C2+C1)は、信号C1またはC2のいづ
れによって表わされた色とも、全く異なった色を生成す
ることがある。動く対象物の端縁部における色の純度を
保持するためには、くシ形鑵波処理中この動きによって
導入されたクロミナンス成分の誤差を修正することが望
ましい・ くし形処理されたクロミナンス信号を修正するために必
要な情報は、くし形処理された輝度信号の中に在る。こ
の情報は、動きの細部の信号をくし形処理された輝度信
号に復帰させた方法と同様のやり方で再挿入することが
できる。しかし、このクロミナンス信号の回復は、連続
的な処理であってはならず、動きが連発する期間に行な
うだけにしなければならない。その理由は、輝度信号の
エネルギ密度が、クロミナンス信号のクロス成分などに
比較して比較的に大きいということである。
くし形処理された輝度信号を、くし形処理されたクロミ
ナンス信号に連続的に加算すると、くし形処理が事実上
損なわれる。しかし、くし形処理された輝度信号を、く
し形処理されたクロミナンス信号に、動きの期間だけ、
加算すればクロミナンス信号の再挿入を全くしないより
は望ましい信号が生成する。
残留する輝度信号を除去するには、くし形処理されたク
ロミナンス信号を帯域通過の濾波をすることが、通常、
必要である。即ちこれによシ、くし形処理された輝度成
分がくし形処理されたクロミナンス成分に付は加えた動
きの細部を示す輝度の信号は、修正されたクロミナンス
信号から実質的に除去される。ただ、クロミナンス信号
のスペクトル帯中に存在する輝度成分だけは、この修正
されたクロミナンス信号中に残るが、このスペクトル帯
中の輝度信号のエネルギは比較的に低い。
輝度信号は、クロミナンス信号の要素、即ち、赤、青、
および緑の各信号から成り従って、輝度信号の振幅はク
ロミナンス信号の振幅を表わして−る。低域通過濾波器
27から、所定値よシ過剰の信号が出るようなことがあ
れば、それは、動きが発生したことを示しており、この
信号の振幅は、クロミナンスの誤差の振幅を表示してい
る。従って、再生される画像に好ましくない歪みを生じ
させるような大きなりロミナンス信号講差は、低域通過
濾波器27を通過する輝度信号の振幅を測定することに
よって検出することができる。
第3a図において、低域通過濾波器27の出力接続線に
結合されて−る動き検出器28は、低域通過濾波された
、くし形処理ずみクロミナンス信号を、成る閾値と対照
比較する。この閾値は、好ましくないクロミナンス歪み
を生じさせる、所定信号レベルに相当する1つのレベル
に、設定されている。
濾波器27からの、低域通過濾波処理を受けた信号が、
この閾値を超えると、動き検出器28は、スイッチ29
を閉路する制御信号を発生する。
第3b図および第3C図は、それぞれ、アナログ信号お
よびディジタル信号の、動き検出器の実例である。アナ
ログ式28/は、高利得差動増幅器40と、基準電位源
41から成っている。濾波器27からの信号は、増幅器
40の非反転入力端子42に印加され、基準電位源41
からの信号は、増幅器40の反転端子に印加される0端
子42の電位がこの基準値を超えた場合、増幅器40か
らの出力信号は“高”となるが、そうでない時は1低1
にとどまる。増幅器40の出力端子には、第3a図のス
イッチ29として使用できるN形電界効果トランジスタ
29/が結合されて−る@このトランジスタのゲー) 
D)に高電位を与えるとスイッチは閉じ低電位を印加す
ると開路される。
第3C図において、ディジタル形の動き検出器28”は
、2進法による基準電位源45、減算回路43(比較器
〕、符号検出器44、およびアンド回路スイッチ29“
から成る。(なお図中、二重線で示した連結線は、並列
に接続したビット線路を示す・)減算器43は、濾波器
27の出力42の2進数信号から基準値(45)を減算
する。その差値を符号回路44で調べて、それが正か負
かを決める。もしその差が正ならば、符号検出器回路は
、正の出力パルスを発生し、アンド回路29“はこのパ
ルスによシ、信号を通過させそのデータ線路にのせるこ
とができる。もし、減算器が2の補数の演算を行なう形
式であれが、符号回路を省略して減算器出力接続線の最
上位ビット即ち符号ビットとアンド回路との間に直接接
続しこ変換器回路で置換することができる。
第3b図と第3C図の回路は、図では、1方の極性の入
力信号だけに応答する形であるが、このような回路を2
つ並列接続して両極性の信号に対応させることも、回路
技術の分野では周知のことである。或いはまたこの比較
器を[ウィンドウ・コンパレータ」形にすることもでき
る。
スイッチ29は、接続線15から得られるくし形処理さ
れた輝度信号を、選択的に、加算器回路30の第1の入
力に結合する。加算器回路30の第2の入力は、接続線
16からの、くし形処理されたクロミナンス信号を受は
入れるよう、接続線16に直接接続されている。閾値を
超えた、動きの細部信号が検出されると、スイッチ29
は閉路され、くし形処理された、クロミナンスおよび輝
度の両成分は、加算器回路30において相加される。動
きの細部信号が検出されない場合は、スイッチ29は開
路状態を維持し、接続線16からの、くし形処理された
クロミナンス信号は加算器回路による変更を受けること
なしにここを通過する。
加算器回路30からの出力信号は、線形位相の帯域通過
濾波器34に結合されるが、この濾波器は、クロミナン
ス信号周波数のスペクトルだけを、その出力端子35へ
通過させる。
回路素子31と30は、第3a図において、それらの入
力端子部に付けた(至)の符号で示されるように、加・
算器回路、減算器回路の何れでもよい。しかし、それら
両者は双方とも同じ形の回路、即ち、共に加算器か共に
減算器かでなければならない。それらが加算器であるか
減算器であるかにょシ、前縁側および後縁側の動きによ
って歪んだ信号部分が、回復されるか、相殺されるかが
決まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、TV信号処理の技術分野で周知のフレーム対
フレーム形くし形濾波器の構成を示すブロック図、第2
図a乃至dは、第1図の回路に関連する振幅対時間の関
係で示す波形図、第2図eは、第1図の回路の変形例で
得られる波形を示す図、第3a図は、この発明を実施し
たフレーム対フレーム形くし形眞波器の構成を示すブロ
ック図、第3b図および第3C図は、それぞれ第3a図
中の一要部の具体的構成例を示す図である。 C・・・クロミナンス成分、Y・・・liMr&分、1
0・・・遅延手段、12・・・第1の組合わせ手段、1
3・・・第2の組合わせ手段、27・・・線形位相低域
通過濾波器、28パ・・動き検出手段、29・・・スイ
ッチング手段、30・・・第4の信号組合わせ手段、3
1・・・第3の組合わせ手段。 特許[i人  アールシーニー ライセンシングコーポ
レーション 代 理 人  清 水    哲 ほか2名才1図 才20   “°″

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)輝度成分とクロミナンス成分を含むテレビジョン
    信号を1画像周期だけ遅延させる遅延手段と、上記テレ
    ビジョン信号と上記遅延手段からの遅延したテレビジョ
    ン信号とを組合わせて上記両信号の和を生成する、第1
    の組合わせ手段と、上記テレビジョン信号と上記遅延手
    段からの遅延したテレビジョン信号とを組合わせてそれ
    ら両信号の差を生成する、第2の組合わせ手段と、上記
    第2の組合わせ手段の出力を受け入れるように結合され
    ている入力と、出力端子とを有し、上記クロミナンス成
    分によつて通常占められている周波数スペクトルを実質
    的に除去する、線形位相低域通過濾波器と、 上記第1の組合わせ手段の出力と上記低域通過濾波器の
    出力とを受入れるように結合されており、上記両信号の
    和と低域通過濾波処理された信号とを連続的に組合わせ
    ることにより、フレーム相互の場面間に動きがあつた場
    合その動きによつて生じる誤差が修正された輝度成分を
    生成する、第3の手段と、 上記低域通過濾波器の上記出力端子に結合され、上記の
    低域通過濾波処理された信号に応答して、フレーム相互
    の場面間に動きが生じたときこれを検出しこのような動
    きに対応した制御信号を発生する動き検出手段と、 上記第2の組合わせ手段の出力を受け入れるように結合
    された第1の入力端子と、第2の入力端子と出力端子と
    を有する、第4の信号組合わせ手段と、 上記の動き検出手段に結合され上記の制御信号に応答し
    て、フレーム相互の場面間の動きが検出された場合、選
    択的に上記両信号の和を上記第4の信号組合わせ手段の
    第2の入力端子に結合するスイッチング手段と、 上記第4の信号組合わせ手段の出力に応答して、フレー
    ム相互の場面間に動きがあつた場合その動きによつて生
    じる誤差が修正されたクロミナンス成分を供給する帯域
    通過濾波器と、 を具備して成る、テレビジョン信号用のくし形濾波器。
JP63323185A 1982-11-26 1988-12-20 テレビジョン信号用のくし形濾波器 Granted JPH01286691A (ja)

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