JPH01284533A - オレフィン樹脂の接着方法 - Google Patents
オレフィン樹脂の接着方法Info
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- JPH01284533A JPH01284533A JP63114236A JP11423688A JPH01284533A JP H01284533 A JPH01284533 A JP H01284533A JP 63114236 A JP63114236 A JP 63114236A JP 11423688 A JP11423688 A JP 11423688A JP H01284533 A JPH01284533 A JP H01284533A
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Landscapes
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、オレフィン樹脂の接着方法に関する。
〈従来の技術〉
オレフィン樹脂は、有機系接着剤との接着性が低いため
、オレフィンfit脂の接着に有機系接着剤を用いた場
合、強固な接着が困難であった。
、オレフィンfit脂の接着に有機系接着剤を用いた場
合、強固な接着が困難であった。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明は、有機系接着剤を用いてオレフィン樹脂を強固
に接着することができる接着方法を提供することを目的
とする。
に接着することができる接着方法を提供することを目的
とする。
く課題を解決するための手段〉
上記目的は、以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、
(1)オレフィン樹脂表面に無機材料から形成される無
機膜を成膜し、この無機膜と接着相手体とを有機系接着
剤により接着するオレフィン樹脂の接着方法である。
機膜を成膜し、この無機膜と接着相手体とを有機系接着
剤により接着するオレフィン樹脂の接着方法である。
(2)また、上記(1)において、無機膜は、無機材料
の気相成長膜であることが好ましい。
の気相成長膜であることが好ましい。
(3)さらに、上記(1)および(2)において、無機
膜が電磁波を吸収することにより発熱する材料から形成
され、かつ、前記有機系接着剤が熱硬化型であって、電
磁波の照射により前記無機膜を発熱させて前記有機系接
着剤を硬化させることにより前記無機膜と接着相手体と
を接着するものであることが好ましい。
膜が電磁波を吸収することにより発熱する材料から形成
され、かつ、前記有機系接着剤が熱硬化型であって、電
磁波の照射により前記無機膜を発熱させて前記有機系接
着剤を硬化させることにより前記無機膜と接着相手体と
を接着するものであることが好ましい。
(4)そして、上記(1)において、無機膜が有機金属
化合物または金属錯体の加水分解物から形成されること
が好ましい。
化合物または金属錯体の加水分解物から形成されること
が好ましい。
以下、本発明の具体的構成を、詳細に説明する。
オレフィン樹脂表面に成膜される無機膜の材料としては
、無機材料であれば特に制限はなく、用途、目的により
適当な無機材料を選択すればよい。
、無機材料であれば特に制限はなく、用途、目的により
適当な無機材料を選択すればよい。
例えば、接着面に透明性が要求される場合、ガラスを用
いればよく、また、接着面に反射性が要求される場合、
へβ等の金属を用いればよい。 その他、装飾性が要求
される場合は、適当なパターンで金属膜等を設ければよ
い。
いればよく、また、接着面に反射性が要求される場合、
へβ等の金属を用いればよい。 その他、装飾性が要求
される場合は、適当なパターンで金属膜等を設ければよ
い。
無機膜の成膜方法は、その材質に応じて適当な方法を選
択すればよいが、製法上、気相成長膜を用いることが有
利であり、特に、オレフィン樹脂との接着が強固となる
ことから、スパック法を用いることが好ましい。
択すればよいが、製法上、気相成長膜を用いることが有
利であり、特に、オレフィン樹脂との接着が強固となる
ことから、スパック法を用いることが好ましい。
無機膜の膜厚は、001〜1μm程度であることが好ま
しい。
しい。
また、スパッタ法の他、蒸着法、イオンブレーティング
法、CVD法等も用いることができる。
法、CVD法等も用いることができる。
有機系接着剤としては、エポキシ系接着剤、アクリル系
接着剤等の公知の各種有機系接着剤を用いればよい。
接着剤等の公知の各種有機系接着剤を用いればよい。
接着相手体は、有機物、無機物等どのようなものであっ
ても本発明の効果は実現するが、接着相手体が有機物、
特に、オレフィン樹脂である場合、接着相手体の接着面
にも無機膜を設けることが好ましい。
ても本発明の効果は実現するが、接着相手体が有機物、
特に、オレフィン樹脂である場合、接着相手体の接着面
にも無機膜を設けることが好ましい。
本発明の1実施態様として、無機膜が電□磁波を吸収す
ることにより発熱する材料から形成される場合について
説明する。
ることにより発熱する材料から形成される場合について
説明する。
このような材料としては、ステンレス等の金属、フェラ
イト等の非金属導電性物質、チタン酸バリウム等の高誘
電率物質が好ましい。
イト等の非金属導電性物質、チタン酸バリウム等の高誘
電率物質が好ましい。
熱硬化型有機系接着□剤としては、エポキシ系接着剤、
ウレタン系接着剤等の公知の熱硬化型有機系接着剤を用
いればよい。
ウレタン系接着剤等の公知の熱硬化型有機系接着剤を用
いればよい。
この態様では、オレフィン樹脂表面に成膜された無機膜
に電磁波を照射する。 この電磁波を吸収した無機膜は
発熱し、この発熱により熱硬化型有機系接着剤が硬化し
て無機膜と接着相手体とが接着される。
に電磁波を照射する。 この電磁波を吸収した無機膜は
発熱し、この発熱により熱硬化型有機系接着剤が硬化し
て無機膜と接着相手体とが接着される。
電磁波の波長は、無機膜に用いる材料の特性に応じて、
最適な波長を選択すればよい。
最適な波長を選択すればよい。
なお、無機膜は、オレフィン樹脂の接着面の全面に成膜
してもよいが、オレフィン樹脂の接着面の一部あるいは
接着相手体の接着面の一部に加熱を避けたい部分が存在
する場合、その部分を避けて無機膜を成膜することが好
ましい。
してもよいが、オレフィン樹脂の接着面の一部あるいは
接着相手体の接着面の一部に加熱を避けたい部分が存在
する場合、その部分を避けて無機膜を成膜することが好
ましい。
本発明の他の実施態様として、無機膜が有機金属化合物
または金属錯体の加水分解物から形成される場合につい
て説明する。
または金属錯体の加水分解物から形成される場合につい
て説明する。
金属化合物としては、金属アルコ□キシドを用いること
が好ましい。
が好ましい。
金属アルコキシドとしては、チタンアルコキシド、シリ
コンアルコキシド、アルミニウムアルコキシド等のいず
れであってもよい。
コンアルコキシド、アルミニウムアルコキシド等のいず
れであってもよい。
金属アルコキシドまたは金属錯体の加水分解物から形成
される無機膜の成膜は、金属アルコキシド溶液または金
属錯体溶液をオレフィン樹脂表面に塗布し、これを加水
分解することにより行なうことが好ましい。
される無機膜の成膜は、金属アルコキシド溶液または金
属錯体溶液をオレフィン樹脂表面に塗布し、これを加水
分解することにより行なうことが好ましい。
溶媒としては、アルコール、エステル等の公知の溶媒を
用いればよい。 また、加水分解の条件に特に制限はな
く、常法に従えばよい。
用いればよい。 また、加水分解の条件に特に制限はな
く、常法に従えばよい。
塗布方法に特に制限はなく、スピンコード、デイツプコ
ート、ロールコート等を適当に選択すればよい。
ート、ロールコート等を適当に選択すればよい。
〈実施例〉
以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
[実施例1]
オレフィン樹脂表面に、無機膜として膜厚0.05μm
のガラス膜をスパッタ法により成膜した。
のガラス膜をスパッタ法により成膜した。
このガラス膜とアルミニウム板(接着相手体)とをエポ
キシ系接着剤により接着し、サンプルNo、1を得た。
キシ系接着剤により接着し、サンプルNo、1を得た。
このサンプルに対し、下記のJIS K 6850に準
じた接着強度試験を行なった。
じた接着強度試験を行なった。
(接着強度試験)
■試験片形状・オレフィン樹脂およびアルミニウム板の
いずれも 25mmX 100mm X 1.6mm■接着部形状
・25mmX 12.5mm■試験機:島津製作所製引
張り試験機 (オートグラフ) ■荷重速度 約100kgf/分 [実施例2] オレフィン樹脂表面に、無機膜として膜厚003μmの
A℃膜をスパッタ法により成膜した。
いずれも 25mmX 100mm X 1.6mm■接着部形状
・25mmX 12.5mm■試験機:島津製作所製引
張り試験機 (オートグラフ) ■荷重速度 約100kgf/分 [実施例2] オレフィン樹脂表面に、無機膜として膜厚003μmの
A℃膜をスパッタ法により成膜した。
このAl1膜とアルミニウム板(接着相手体)とをエポ
キシ系接着剤により接着し、サンプルNo、2を得た。
キシ系接着剤により接着し、サンプルNo、2を得た。
この、サンプルに対し、実施例1と同様な接着強度試験
を行なった。
を行なった。
[実施例3]
オレフィン樹脂表面に、無機膜として膜厚1μmのフェ
ライト膜をスパッタ法により成膜した。
ライト膜をスパッタ法により成膜した。
このフェライト膜とアルミナ板(接着相手体)とを熱硬
化型エポキシ系接着剤を介して圧接した後、マイクロ波
を照射してフェライト膜を発熱させ、これにより熱硬化
型エポキシ系接着剤を硬化し、サンプルNo、3を得た
。
化型エポキシ系接着剤を介して圧接した後、マイクロ波
を照射してフェライト膜を発熱させ、これにより熱硬化
型エポキシ系接着剤を硬化し、サンプルNo、3を得た
。
このサンプルに対し、実施例1と同様な接着強度試験を
行なった。
行なった。
[実施例4]
オレフィン樹脂表面に、無機膜として膜厚0.5μmの
ステンレス膜をスパッタ法により成膜した。
ステンレス膜をスパッタ法により成膜した。
このステンレス膜とアルミナ板(接着相手体)とを熱硬
化型エポキシ系接着剤を介して圧接した後、マイクロ波
を照射してステンレス膜を発熱させ、これにより熱硬化
型エポキシ系接着剤を硬化し、サンプルNo、4を得た
。
化型エポキシ系接着剤を介して圧接した後、マイクロ波
を照射してステンレス膜を発熱させ、これにより熱硬化
型エポキシ系接着剤を硬化し、サンプルNo、4を得た
。
このサンプルに対し、実施例1と同様な接着強度試験を
行なった。
行なった。
[実施例5コ
オレフィン樹脂表面に、エチルアルコールを溶媒に用い
てシリコンアルコキシドの塗膜をスピンコードにより成
膜し、80℃にて1時間加熱処理を施して加水分解した
。
てシリコンアルコキシドの塗膜をスピンコードにより成
膜し、80℃にて1時間加熱処理を施して加水分解した
。
得られた加水分解物の膜の厚さは03μmであった。
この膜とガラス板(接着相手体)とをエポキシ系接着剤
により接着し、サンプルNo、5を得た。
により接着し、サンプルNo、5を得た。
このサンプルに対し、実施例1と同様な接着強度試験を
行なった。
行なった。
[比較例1]
オレフィン樹脂表面に無機膜を成膜せず、オレフィン樹
脂とガラス板(接着相手体)とをエポキシ系接着剤によ
り直接接着し、サンプルN016を得た。
脂とガラス板(接着相手体)とをエポキシ系接着剤によ
り直接接着し、サンプルN016を得た。
上記各実施例および比較例における接着強度試験の結果
を、下記表1に示す。
を、下記表1に示す。
表 1
サンプル 接着強度
No、 (kgf)
l 〉30
2 〉30
3 〉30
4 〉30
5 〉30
6(比較)〈10
表1に示される結果から、本発明の効果が明らかである
。
。
〈発明の効果〉
本発明によれば、有機系接着剤を用いてオレフィン樹脂
を強固に接着することができる。
を強固に接着することができる。
Claims (4)
- (1)オレフィン樹脂表面に無機材料から形成される無
機膜を成膜し、この無機膜と接着相手体とを有機系接着
剤により接着するオレフィン樹脂の接着方法。 - (2)前記無機膜が、無機材料の気相成長膜である請求
項1に記載のオレフィン樹脂の接着方法。 - (3)前記無機膜が電磁波を吸収することにより発熱す
る材料から形成され、かつ、前記有機系接着剤が熱硬化
型であって、電磁波の照射により前記無機膜を発熱させ
て前記有機系接着剤を硬化させることにより前記無機膜
と接着相手体とを接着する請求項1または2に記載のオ
レフィン樹脂の接着方法。 - (4)前記無機膜が有機金属化合物または金属錯体の加
水分解物から形成される請求項1に記載のオレフィン樹
脂の接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63114236A JPH01284533A (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | オレフィン樹脂の接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63114236A JPH01284533A (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | オレフィン樹脂の接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01284533A true JPH01284533A (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=14632673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63114236A Pending JPH01284533A (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | オレフィン樹脂の接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01284533A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5539179A (en) * | 1990-11-17 | 1996-07-23 | Tokyo Electron Limited | Electrostatic chuck having a multilayer structure for attracting an object |
JP2007022347A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Katayama Kogyo Co Ltd | 自動車用植毛付モール |
-
1988
- 1988-05-11 JP JP63114236A patent/JPH01284533A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5539179A (en) * | 1990-11-17 | 1996-07-23 | Tokyo Electron Limited | Electrostatic chuck having a multilayer structure for attracting an object |
JP2007022347A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Katayama Kogyo Co Ltd | 自動車用植毛付モール |
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