JPH0128447Y2 - - Google Patents

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JPH0128447Y2
JPH0128447Y2 JP1982128555U JP12855582U JPH0128447Y2 JP H0128447 Y2 JPH0128447 Y2 JP H0128447Y2 JP 1982128555 U JP1982128555 U JP 1982128555U JP 12855582 U JP12855582 U JP 12855582U JP H0128447 Y2 JPH0128447 Y2 JP H0128447Y2
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JP
Japan
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belt
air
load
air bearing
running path
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JP1982128555U
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛等の走行試験などに用いられるベ
ルト走行路に関する。
車輛等の走行試験などを行なう装置として第1
図に示すベルト式の走行路がある。この走行路
は、二台のプーリー1と2の間にスチール製でエ
ンドレスタイプのベルト3が懸架され、駆動モー
タ4にて駆動側のプーリー1を回転することによ
りベルト3が回転される。また、試験時には上側
のベルト3上に車輛が載置されるため、これを支
持するために荷重を受ける上側のベルト3の直下
には複数個のサポートローラ5が配置された構造
となつている。尚、図中6は外枠、7は軸受であ
る。
ところが、上記従来の走行路においては、上側
のベルトに載置される車輛を支持するサポートロ
ーラは、低速試験においては対応できるが、高負
荷にて高速試験を行なう場合には、回転軸の摩耗
が著しくサポートローラの耐久性に限度があり高
負荷での高速試験には対応することができなかつ
た。また、試験時において車輛の各タイヤはベル
ト上の一個所に安定して載置されておらず、前
後・左右に移動すると共に、機種によつてはホイ
ールベース・トレツドが異なるため、種々のタイ
プの車輛に対応できなかつた。そのため従来にお
いては上側のベルト直下の広い範囲に亘つて荷重
受けであるサポートローラを設ける必要があつ
た。これは極端な場合には上側のベルトの負荷載
置部全面に亘つて設ける必要があり、製作上困難
となるばかりか大へん高価になる要因となつてい
た。
そこで、本考案は上述した欠点を解消し、ベル
ト式においても高負荷での高速走行を可能とする
と共に、荷重受けの広さを最小限の広さにして前
後・左右可動にすることにより多機種に対応でき
るベルト走行路を提供することを目的とする。か
かる目的を達成する本考案の構成は、二台のプー
リー間にベルトが懸架された走行路において、荷
重を受ける上側のベルトの直下にエアベアリング
を少なくとも一対設けると共に該エアベアリング
は中央に凹部を有する柔軟性材料よりなるダイア
フラムに、該凹部に形成される空間に向けて圧縮
空気を噴出する小孔を設けてなることを特徴とす
る。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。尚、従来技術と同一部分には同一番号
を附す。
本実施例の走行路は荷重受けとして、エアベア
リングを用いて構成したものであり、その正面図
を第2図に、またエアベアリングの断面構造を第
3図に示す。
両図に示す如く、二台のプーリー1と2との間
にスチール製のベルト3が懸架され、駆動モータ
4によつて駆動側のプーリー1を回転してベルト
3を高速回転する構成となつており、さらに上側
のベルト3の直下に取付け台10に固定されたエ
アベアリング12(空気圧軸受)が設けられてい
る。このエアベアリング12は第3図に示す如く
荷重支持板13の上に中央に凹部を有する特殊ゴ
ム製のダイヤフラム14を具え、吸気口15に連
結されたエアーホース11からダイヤフラム14
に圧縮空気を送り込むと、ダイヤフラム14はふ
くれ同時に一部の空気はダイヤフラム14に設け
られた小孔14aからベルト3とダイヤフラム1
4との空間Aへ流出し、さらに周囲の〓間から薄
いエアフイルムを形成して外部へ流出する。した
がつて、エアベアリング12はエアフイルムによ
つて摩擦をきわめて小さくし、ベルト3に加わる
加重Pを支持しながらベルト3の移動を容易とす
ることができる。尚、図中、6は外枠、7は軸
受、8はベツド、15は車輛である。
このような走行路においては車輛をベルト3上
に載置しても、エアベアリング12とベルト3と
が接触しないでベルト3上に加わる荷重を支持で
きるため、高速にてベルト3を回転することが可
能となる。
更に、エアベアリング12に圧縮空気を供給す
ると、ダイアフラム14がふくらむと共に小孔1
4aから圧縮空気が噴出し、この圧縮空気は、ダ
イアフラム14の凹部とベルト3との間の空間A
を高圧として、ベルト3を浮遊させた状態とした
後、凸部となつているダイアフラム周辺部とベル
ト3との間から外部へ流出する。このとき、ベル
ト3に集中的な荷重が作用すると、ベルト3が下
がつて、上記空間Aが閉じられるため圧力が更に
増大して荷重に釣り合うようになるとベルト3が
浮き上つて上記空間Aから空気が流出するように
なる。つまり、上記空間Aが圧縮空気の流出を最
小限に抑えて、空間A内の圧力を高めることによ
り、ベルト3を浮遊させる力として有効に作用す
るようにしているのである。
次に他の実施例について説明する。本実施例の
走行路は、例えば車輛の走行試験を行なう場合に
は、車輛のタイヤを載置できる最小限の大きさに
形成したエアベアリングを駆動装置により、ベル
トの走行方向に対し前後・左右方向に移動できる
構造としたものである。本例の走行路では、その
概略斜視図を第4図に示す如く、車輛の各タイヤ
をベルト3上に載置できるように四台のエアベア
リング12を配設している。これらの各エアベア
リング12は、要部を断面にて示した正面図およ
び側面図を第5図、第6図に示す如く、下側のベ
ルト3を跨いでベース上に固設された取付け台1
6上に荷重支持板17および18を介設して取付
けられている。
下側の荷重支持板17の下面にはベルト3の走
行方向に対して前後方向に摺動溝17aが設けら
れ、取付け台16の上面に設けられた突起部と遊
貫して、この荷重支持板17が前後方向に自在に
移動できる構造となつている。この荷重支持板1
7は取付け台16上に固設された油圧シリンダ1
9に連結され、これによつて駆動される。また、
上側の荷重支持板18の下面には、摺動溝18a
が左右方向に設けられ、下側の荷重支持板17の
上面に設けられた突起部と遊貫して、荷重支持板
18が左右方向に自在に移動できる構造となつて
いる。この荷重支持板18は下側の荷重支持板1
7上に固設された油圧シリンダ20に連結され、
これによつて駆動される。したがつて、エアベア
リング12が最小限の大きさであつても油圧シリ
ンダ19および20を駆動することにより、前後
および左右方向に移動できるため、多機種の車輛
に対応することができると共に構造が簡単となり
安価なものとすることができる。
以上、説明したように本考案によれば、荷重を
受けるベルトの直下にエアベアリングを設け、こ
れによつてベルトとの接触なしにベルトに加わる
荷重を支持できる構造であるため、抵抗が少なく
なりベルトを高速回転にて運転可能となつた。
しかも、エアベアリングとしては中央に凹部を
有する柔軟性材料よりなるダイアフラムに小孔を
設けた特殊な構成のものとしたので、単に圧縮空
気を吹き上げるのと異なり、ベルトとダイアフラ
ムの凹部の間の空間からの圧縮空気の流出を最小
限に抑えて、この空間の圧力を高めることによ
り、ベルトを浮遊させる力として有効に作用させ
ることができる。また、エアベアリングの空気圧
の調整等によつて高負荷にも対応させることがで
きる。さらに、エアベアリングを用いたことによ
り、油漏れ等もなく、圧力媒体が空気であるため
原価がかからず、メンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例に係る走行路の斜視図、第2〜
3図は本考案の一実施例に係り、第2図は走行路
の概略正面図、第3図はエアベアリングの断面
図、第4〜6図は本考案の他の実施例に係り、第
4図は走行路の概略斜視図、第5図は要部を断面
にて示す走行路の正面図、第6図はその要部を断
面にて示す側面図である。 図面中、1,2はプーリー、3はベルト、1
0,16は取付け台、11はエアーホース、12
はエアベアリング、13,17,18は荷重支持
板、14はダイヤフラム、14aは小孔、15は
吸気口、17a,18aは摺動溝、19,20は
油圧シリンダである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 二台のプーリー間にベルトが懸架された走行
    路において、荷重を受ける上側のベルトの直下
    にエアベアリングを少なくとも一対設けると共
    に該エアベアリングは中央に凹部を有する柔軟
    性材料よりなるダイアフラムに、該凹部に形成
    される空間に向けて圧縮空気を噴出する小孔を
    設けてなることを特徴とするベルト走行路。 (2) 前記エアベアリングが駆動装置により前後・
    左右移動可能に設けられたエアベアリングであ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のベルト走行路。
JP12855582U 1982-08-27 1982-08-27 ベルト走行路 Granted JPS5932953U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12855582U JPS5932953U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 ベルト走行路

Applications Claiming Priority (1)

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JP12855582U JPS5932953U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 ベルト走行路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5932953U JPS5932953U (ja) 1984-02-29
JPH0128447Y2 true JPH0128447Y2 (ja) 1989-08-30

Family

ID=30291584

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JP12855582U Granted JPS5932953U (ja) 1982-08-27 1982-08-27 ベルト走行路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2874171B2 (ja) * 1989-01-24 1999-03-24 株式会社明電舎 シャシーダイナモメータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4925682A (ja) * 1972-06-30 1974-03-07

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4925682A (ja) * 1972-06-30 1974-03-07

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JPS5932953U (ja) 1984-02-29

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