JPH01282240A - ポリカーボネート、スチレンターポリマー、及びabs樹脂のポリマーブレンド - Google Patents

ポリカーボネート、スチレンターポリマー、及びabs樹脂のポリマーブレンド

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JPH01282240A
JPH01282240A JP1053591A JP5359189A JPH01282240A JP H01282240 A JPH01282240 A JP H01282240A JP 1053591 A JP1053591 A JP 1053591A JP 5359189 A JP5359189 A JP 5359189A JP H01282240 A JPH01282240 A JP H01282240A
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polycarbonate
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JP1053591A
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Charles F Parsons
チヤールズ・フランクリン・パーソンズ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボリカーボ卑−ト、スチレンターポリマー及び
ABS樹脂を含有するポリマーブレンド組成物に関する
。更に詳細には、本発明は高加熱撓み温度及び良好な衝
撃強さ及びモジュラスを示すポリカーボネート、スチレ
ン−アクリロニトリル−無水マレイン酸ターポリマー及
びABS樹脂のブレンド組成物に関する。
エンジニアリング用に使用するためのポリマーブレンド
組成物は耐熱性、良好な衝撃強さ、及び良好なモジュラ
スの組合せを示すべきである。更にブレンド組成物は、
ブレンド組成物の成形及び加工を容易にする良好な溶融
流動性を示すべきである。ポリカーボネートはその強靭
性及び比較的高い軟化温度により慣用されているブレン
ド成分である。しかしながら、その比較的に劣った溶融
流動性のため、ポリカーボネートは溶融流動性を改良す
るためしばしば1種以上の追加ポリマーと混合される。
形成されるブレンドは一般に改良された溶融流動性を示
すが、耐熱性、衝撃強さ等の如き他の性質は低下する。
かかるブレンド組成物の例は知られている。
例えばGrabowskiの米国特許第3130177
号にはポリブタジェン、スチレン、アクリロニトリルグ
ラフトポリマーとポリカーボネートのブレンドが記載さ
れており、一方Grabovakiの米国特許第316
2695号にはブタジェン−スチレン、メチルメタクリ
レート、スチレングラフトコポリマーとポリカーボネー
トのブレンドが記載されている。Liebig等の米国
特許第4205140号には、ポリカーボ卑−) 、A
BSの如きジエンゴムダラフトボリマー、及びスチレン
ポリマーのブレンドを含有する熱可塑性樹脂成形組成物
が記載されている。スチレン−無水マレイン酸ゴボリマ
ー、ABS樹脂及びスチレン−アクリロニトリルランダ
ムコポリマーとボリカーボ卑−トの類似したブレンドが
HefltOnの米国特許第4218544号に記載さ
れている。
Grigo等の米国特許第4472554号には、ポリ
カーボネート、 ABSの如きグラフトポリマー及び高
分子酸性化剤のブレンドを含有する熱可塑性樹脂成形組
成物が記載されている。又ヨーロッパ特許出願第135
492号及び第135493号にはポリカーボネート、
ABSポリマー及ヒスチレンボリマーのポリマーブレン
ドが記載されている。これらのブレンドは、その中に含
有される成分の種類及び割合によって種々の物理的性質
を示す。
従って本発明の目的は、耐熱性、衝撃強さ、モジュラス
及び流動性を含む物理的性質の有利な組合せを示すポリ
マーブレンド組成物を提供することにある。本発明の別
の目的は、ブレンドをエンジニアリング熱可塑性樹脂ブ
レンド用に使用できるようにする耐熱性、Iii撃強さ
及びモジュラスの組合せを示すポリマーブレンド組成物
を提供することにある。更に本発明の別の目的は、組成
物の加工及び成形を容易にする良好な溶融流動性を示す
ポリマーブレンド組成物を提供することにある。
これらの及び別の目的は、組合せた形で、ポリカーボネ
ート、スチレン−アクリロニトリル−無水マレイン酸タ
ーポリマー及びABS[llを含有する本発明のブレン
ド組成物によって提供される。更に詳細には、本発明の
ブレンド組成物は、ボリカーボ本−ト、ターポリマー及
びABS樹脂の合計重量を基準にして、約4重量%から
20i31%未満までのABS樹脂を含有する。ABS
mlJWはジエンゴム基幹にグラフトした剛性グラフト
ポリマーを含有し、少なくとも40重量%のジエンゴム
基幹を含有する。ABS樹脂は、ポリカーボネート及び
スチレンターポリマーの間の混合相溶性化剤として作用
し、ポリカーボネートの衝撃強さ、スチレンターポリマ
ーの照性、及びポリカーボネートとスチレンターポリマ
ーの両者の耐熱性の保持性をもたらす。ABS樹脂の量
が約20iifi%を越えて増大すると、形成されるブ
レンドはモジュラス及び耐熱性において増大した欠陥を
示す。しかしながら20重量%未満のABS樹脂を含有
する本発明によるグラフトは、衝は強さ、耐熱性及びモ
ジュラスの有利な組合せを示す。これらのブレンドは又
それらの加工及び成形を容易にする良好な溶融流動性も
示す。
本発明のブレンド組成物によって提供されるこれらの目
的及び利点は以下の詳細な説明から明らかになるであろ
う。
本発明のポリマーブレンド組成物は、ポリカー;ti−
)、スチレン−7クリロニ)lJ#−無水マレイン酸タ
ーポリマー及びABS樹脂を含有する。このブレンド組
成物は加熱撓み温度、良好な衝撃強さ、及び良好なモジ
ュラスの独特にして有利な組合せを示す。ブレンドは又
組成物の加工及び成形を容易にする流動性も示す。
ブレンド組成物中に含有されるポリカーボネート成分は
当業者に知られている任意の芳香族ホモポリカーボネー
ト又はコポリカーボネートであることができる。ポリカ
ーボネート成分は当業者に一般的に知られている任意の
方法によって製造できる、例えば界面重縮合法、均質相
での重縮合法又はエステル交換法によって製造できる。
これらの方法及び組合された反応成分、触媒、溶媒及び
条件は当業者に良く知られており、米国特許第2964
974号、第2970137号、第2999835号、
第2999846号、第3028365号、第3153
008号、第3187065号、第3215668号及
び第3258414号に記載されている、これらは全て
ここに引用して組入れる。好適なボリカーボ卑−トは例
えば1種以上の下記ビスフェノール:ジヒドロキシジフ
ェニル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−
(ヒドロキシフエニ/I/)−サルファイド、ビス−(
ヒドロキシフエニ/L/)−エーテル、ビス−(ヒドロ
キシフエニ1v)−ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−スルホキサイド、ビス−(ヒドロキシフェニル)
−スルホン、α、α−ビス−(ヒドロキシフェニル)−
ジイソプロピルベンゼン、及びそれらの核アルキル化及
び核ハロゲン化誘導体、及びそれらの混合物に基づいて
いる。
これらのビスフェノールの特別の例には、4゜4′−ジ
ヒドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン、2゜4−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(
4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、α、α−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピ
ルベンゼン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン、2゜2−ビス−(3−クロ
ロ−4−ヒドロキシフエ二/L/)−プロパン、ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)−スルホン、2.4−ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−
メチル−ブタン、1゜1−ビス−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロ午シフエニ/l/)−シクロヘキサン、α、
α−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2.2−ビス−(
3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン及び2.2−ビス−(3゜5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンがある。特に好ましいビスフ
ェノールはビスフェノールAとしてより普通に知られて
いる2、2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パンである。
ポリカーボネート成分は、良好な衝撃強さ及び良好な耐
熱性を有するブレンド組成物を提供するのに充分な量で
ブレンド組成物中に含有させる。好ましくはポリカーボ
ネート成分は、ポリカーボネート、ターボIJ イー及
びABS樹脂の合計重量を基準にして約15〜約65T
iffk%の量で含有させる。
ブレンド組成分に含有される第二成分は、スチレン−ア
クリロニトリyv−無水−tレイン酸ターポリマーを含
む。好ましくはスチレンはターポリマー組成の大部分を
占め、これによつ【形成されるブレンド組成物に剛性、
良好なモジュラス及び耐熱性を与える。無水マレイン酸
はターポリマー中にスチレン成分の性質を増強させるの
に充分な量で含有させる。好ましくは無水マレイン酸は
ターポリマーの約8〜約25重量%含有する。更にター
ポリマーのアクリロニトリル成分は、ブレンド組成物が
良好な溶融安定性、従って良好な加工性及び成形性を示
すため、約20重量%より多くない量で使用するのが好
ましい。更に好ましくはターポリマー中に約7〜約20
重量%のアクリロニトリルを含有させる。
ターポリマーは当業者に良く知られているように、連続
重合法で形成するのが好ましい。実際に、スチレン−ア
クリロニトリル−無水マレイン酸の製造は、ターポリマ
ー及びスチレンーアクリロニトリルコボリャーの混合物
を含有する形成するよう制御するとよい。ターポリマー
の生成中止じうろこのターポリイーとコポリマーの混合
物は、実施例に示す如く本発明のブレンド成分組成物中
で使用してもよい。
スチレン−アクリロニトリy−m水マレイン酸ターポリ
マーは、良好な剛性、良好なモジュラス及び高耐熱性(
特に加熱撓み温度によって示される如き)を有するブレ
ンドを与えるのに充分な量で使用する。好ましくはター
ポリマーは、ポリカーボネート、ターポリマー及びAB
S樹脂の合計重量を基準にして約25〜約75重量%の
量で使用する。
本発明のブレンド組成物の第三成分はABS @脂を含
む。ABS樹脂はポリカーボネート及びスチレンターポ
リマー成分の間の相溶性化を行うのに充分な量で使用す
る、これによって形成されるブレンド組成物は、ポリカ
ーボネート成分の衝撃強さ、スチレンターポリマー成分
の剛性及び良好なモジュラス、及びポリカーボネートと
ターポリマー成分の両者の耐熱性を保持する。
ブレンド成分の性質に不利な効果を与えずに、ポリカー
ボネート及びターポリマーの相溶性化を増大させるため
、ABS樹脂はポリカーボネート、ターポリマー及びA
BS樹脂の合計重量を基準にして20重量%より少ない
量で使用すべきである。相溶性化を行うためABS樹脂
は又少なくとも4重量%の量で使用すべきである。好ま
しい実施態様において、ABS樹脂は約4〜約19in
%の量で使用する。
ABSimlJffはジエンゴム基幹にグラフトした剛
性グラフトポリマーを含む。好ましい実施態様において
、剛性グラフトポリマーはスチレン及びアクリロニトリ
ルから形成し、ジエンゴム基幹はポリブタジェンを含む
。しかしながら、当業者に良く知られている如く、アク
リロニトリル以外の7クリレート又はメタクリレートモ
ノマー及びスチレン以外のモノビニリデン芳香族モノマ
ーから剛性ポリマーを形成するようなABS樹脂を使用
することも本発明の範囲内に入る。
更にABS樹脂は当業者に良く知られている如くポリブ
タジェン以外のジエンゴムを含有してもよい。本発明の
関係において、ABS樹脂成分とはこれらの均等ポリマ
ーも含む。しかしながらポリブタジェンにグラフトした
スチレン及びアクリロニトリルを含有する剛性グラフト
ポリマーを含むABS樹脂が好ましいABS樹脂である
ことを示しておく。この好ましい実施態様において、更
にABS樹脂の剛性グラフト部分中のスチレン対アクリ
ロニトリルの重量比は約1:1〜約5:1の範囲であり
、従ってスチレンの量がグラフト部分に含まれるアクリ
ロニトリルの量に等しいか又はそれより大であることが
好ましい。ABS樹脂も当業者に良く知られている方法
によって製造することができる。良く知られ【いる如く
、ABS樹脂を製造する方法は、ABSグラフト及び非
グラフト化スチレン−アクリロニトリルコポリマーの混
合物を含有する生成物を形成しうる。これらの混合物も
本発明において使用するのに好適である。
ABS樹脂は、ポリカーボネート成分とターポリマー成
分の間の混合相溶性化を行わさせるため、ジエンゴム基
幹の少なくとも40.i、l1%、好ましくは50重量
%含有すべきである。好ましい実施態様において、AB
S樹脂はジエンゴム基幹の約50〜約75重量%、更に
好ましくは約60〜約70重量%含有する。
本発明のブレンド組成物は、例えば二軸押出機、混合ロ
ール及び密閉式混合機を含む従来の混合装置中で作るこ
とができる。ブレンド組成物は又各種の通常の添加剤、
例えば安定剤、滑剤、流動助剤、防炎剤、離型剤、帯電
防止剤、充填材、ガラス充填材、顔料等を含有すること
もできる。
下記実施例は更に本発明の特別の実施態様を示す。他に
特記せぬ限り、実施例中の百分率は重量百分率である。
実施例で使用したポリカーボネート(pc ) 、スチ
レン−アクリロニトリル−無水マレイン酸ターポリマー
(SAMA ) 及びABS樹脂を下記に示す: PC:モベイ・ケミカル・カンパニイかラノマーロン(
にerlon ) 50ポリカーボネート。
SAMA−1:この成分は約21〜22%の無水マレイ
ン酸を含有し、単一反応器中で定常状態で製造した。反
応器への供給百分率は、大体においてスチレンモノマー
81%、アクリロニトリルモノマー9%、及び無水マレ
イン酸モノマー10%であった。重合は熱的に開始させ
、モノマーのポリマーへの変換は約50%であつ島形成
された温い材料を減圧押出機に連続的に圧送し、ここで
未反応スチレンモノマー及びアクリロニトリルモノマー
を除去し、反応器に再循環させた。形成されたターポリ
マー生成物は、104〜108°CでTyが存在しない
ことによって示される通り、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体は実質的に含有していなかった。
SAMA−2:この成分は約10〜11%の無水マレイ
ン酸を含有し、SAMA−1の製造で形成したモノマー
含有生成物を第二反応器に導き、ここで未反応スチレン
モノマー及びアクリロニトリルモノマーの追加重合を生
ぜしめて製造しf:4形成された生成物は、二つのTy
の測定によって示される通り約50%未満のスチレン−
アクリロニトリルコポリ、マーを含有していた。
SAMA−3:この成分は、反応器への無水マレイン酸
の供給を半分に減じたことを除いてはSAMA −2の
方法と同じ方法で製造した。生成物は約4%の無水マレ
イン酸を含有しており、約30〜80%の範囲でスチレ
ン−アクリロニトリルコポリマーを含有していた。
SAMA−4:この成分は2%の無水マレイン酸を含有
しており、SAMA−3の製造に使用した無水マレイン
酸の半分の無水マレイン酸供給とした以外はSAMA−
3の方法と同じ方法で製造しへこの成分は40〜80%
のスチレン−アクリロニトリルコボリマーを含有してい
た。
ABS −1:この成分は、ポリブタジェン基幹70J
Jj1部にグラフトした3:1重量比でのスチレン−ア
ク9ロエト9330重母部を含有していた。
ABS −2:この成分は、ポリブタジェン基幹50重
量部にグラフトした2、5:′1重量比でのスチレン−
アクリロニトリル50ifi部を含有していた。
ABS −3:この成分はポリブタジェン基幹50X量
部にグラフトした35:15重量比でのスチレン−アク
リロニトリル50重量部を含有していた。
ABS −4:この成分は、ポリブタジェン基幹601
i部にグラフトした28:12重量比でのスチレン−ア
クリロニトリル40重量部を含有していた。
ABS −s :この成分はポリブタジェン基幹50重
量部にグラフトした3:1重量比でのスチレン−アクリ
ロニトリル501g1部を含有していた。
実施例 1 ポリカーボネート(pc )、SAMA−1及びABS
−1を含有する本発明によるブレンド組成物を作った。
ブレンド組成物の重gL%を表Iに示す。
本実施例及び続く各実施例のブレンド組成物はバンバリ
ーミキサ−でボリカーボ4−)、SAMAペレット及び
ABS粉末を溶融混合して作った。
熱い材料を2本ロールミルからとり、粒状化した。粒子
を乾燥し、試験試料に射出成形した。
成形温度は475〜500°Fであった。各ブレンドに
はプルロニック(Pluronic ) F −88(
バスフ・コーボレイション)及びステアリン酸マグ卑シ
ウムの各々0.5phrも含有させた。
本実施例及び続〈実施例のブレンド組成物をASTM−
D 256によりアイゾツト衝卓強さを測定した。本実
施例及び続く各実施例のブレンド組成物の厚さ1/8i
nの未アニーリング射出成形試料もASTM−D 64
8により加熱撓み温度の測定した。本実施例のブレンド
1祖成物についてのこれらの測定の結果を表■に示す。
表    I PC50404030302050 SAMA−140455055606550ABS−1
101510151015−表■に示した如く、組成物
A−Fは、ABS樹脂が20%未満である本発明による
ものである。
更にブレンドA〜Fにおいて、ボリカーボ卑−トの含有
率は20〜50%で変化し、スチレンターポリマーの含
有率は40〜65%で変化している。ブレンド組成物G
はABS樹脂を含有しない比較ブレンド組成物である。
表Iに示したアイゾツトN9強さ測定は、ボリカーボA
・−ト及びスチレンターポリマーのみを含有する組成物
Gと比較したとき、ABSm脂の含有が改良された衝撃
強さを有するブレンド組成物を提供することを示してい
る。更に加熱撓み温度測定が、ABS樹脂を比較的低い
量、即ち201i量%未満で含有されていることから、
本発明によるブレンドの加熱撓み温度が実質的に影響を
受けないことを示している。
実施例 2 本実施例においては、ブレンド組成物はポリカーボネー
ト(pc )、SAMA−2及びABS −1、ABS
 −2及びABS −3の一つを用い【作った。
ブレンド中に含有させた成分の重量%を表Hに示す。形
成されたブレンド組成物は実施例1に記載した如くアイ
ゾツhl撃強さ及び加熱撓み温度の測定を受けさせた。
更に組成はASTM −D790により曲げ強さ及び曲
げ弾性率の3jiJ定をした。これらの測定結果も表■
に示す。
表Hに示したアイゾツト衝?強さ測定は、ボリカーボ卑
−ト、スチレンターポリマー及び20%未満のABS樹
脂を含む本発明によるブレンド組成物が、0〒での測定
も低温での良好な衝撃強さを示しくいるが、特に室温で
良好な衝撃強さを示すことを示している。又表■に示し
た加熱撓み温度も本発明のブレンド組成物が著しく高い
加熱撓み温度及び良好な耐熱性を示すことを示している
。表■に示した曲げ強さ及び曲げ弾性率性は本発明によ
るブレンド組成物の追加の有利な性質を示している。本
発明のブレンドによって示された良好な衝*強さ性及び
高い加熱撓み温度と組合せた形での良好な曲げ強さ及び
曲げ弾性率性はこれらの組成物を各種の用途に使用可能
にする。
実施例 3 本実施例は本発明によるポリマーブレンド組成物を20
%より大なるABS tvt!脂を含有するポリマーブ
レンドと比較する。特にブレンドA。
B及びCは本発明に従って作った、そしてボリカーボ卑
−ト、SAMA −2、SAMA −3又はSAMA−
5、及びABS −5を含有する、ABS −5の量は
ポリカーボネート、ターポリマー及びAB!94fi脂
の合計重量の10%である。これに対して、ブレンド組
成物り、E及びFは大量のABS −5、即ち30%の
ABS −5及び小量のスチレンターポリマー成分を含
有する。ブレンド組成物GはABS樹脂を含まず、ポリ
カーボネート及びSAMA−2を含有させて作った。本
実施例のブレンド中の成分の重量%を表■に示す。これ
らのブレンド組成物に、実施例1に記載した如くアイゾ
ツト衝撃強さ及び加熱撓み温度の測定をした。これらの
測定結果も表■に示す。
表    ■ PC50505050505071,5SAMA−24
0−20−28,5 SAMA−3−40−−20− 8AMA−4−−40−−20− ABS−5101010303030−表■に示した結
果は、本発明によるブレンド組成物A−Cが良好なアイ
ゾツト衝撃強さ及び著しく大なる加熱撓み温度の両方を
示すことを証明している。従ってこれらの組成物は有利
な性質の組合せを示している。これに対して大量のAB
S樹脂を含む組成物D−Fは同様のVJ撃強さを示すが
、著しく低い加熱撓み温度を示す。
組成物D−Fで示された低い加熱撓み温度はこれらの組
成物を種々の用途での利点を小さくする。ABS樹脂を
含有しない組成物Gはポリカーボネート及びスチレン成
分による高い加熱撓み温度を示すが、これらの成分の悪
い相溶性により著しく低い衝撃強さを示す。
実施例 4 本実施例は本発明のポリマーブレンド組成物によって示
された曲げ強さ及び弾性率における改良を証する。本実
施例のブレンドは、ボリカーボホート(pc )、SA
MA −2、SAMA −3、又はSAMA −4、及
びABS −1を用いて作った。ブレンドA−Cは本発
明に従って作ったが、ブレンドD−FはABS fi脂
酸成分20%より多く使用して作った。本実施例のブレ
ンド組成物中の各成分の量を表■に示す。ブレンド組成
物のフイゾット衝1強さ、加熱撓み温度、及び曲げ強さ
及び弾性率を測定した。これらの結果も表■に示す。
表■に示した結果は、本発明のブレンド組成物A−Cが
良好な衝撃強さ及び比較的高い加熱撓み温度ばかりでな
く、改良された曲げ強さ及び曲げ弾性率も示すことを証
している。これに対し、本発明のブレンドに含有された
量より大旦のABS樹脂を含むブレンド組成物D〜Fは
著しく低い曲げ強さ及び曲げ弾性率値を示す。本発明の
ブレンドA−Cによって示された有利な性買の組合せは
それらの各種用途に対する好適性を証明している。
前記実施例は本発明の特別の実施態様を示すために掲載
したのであって、本発明の組成物の範囲を限定すること
を意図するものではない。
本発明の範囲内での別の例及び利点は当業者には明らか
であろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ポリカーボネート; (b)スチレン−アクリロニトリル−無水マレイン酸タ
    ーポリマー;及び (c)ポリカーボネート、ターポリマー及びABS樹脂
    の合計重量を基準にして約4重量%から20重量%未満
    のABS樹脂 を含有し、ABS樹脂が、ジエンゴム基幹の少なくとも
    40重量%を含有し、ジエンゴム基幹にグラフトした剛
    性グラフトポリマーを含有するポリマーブレンド組成物
    。 2、(a)約15〜約65重量%の前記ポリカーボネー
    ト; (b)約25〜約75重量%の前記スチレン−アクリロ
    ニトリル−無水マレイン酸ターポリマー及び (c)約4〜約19重量%の前記ABS樹脂を含有する
    請求項1記載のポリマーブレンド組成物。 3、ABS樹脂が、ジエンゴム基幹にグラフトしたアク
    リロニトリル及びスチレンを含む剛性グラフトポリマー
    を含有する請求項1記載のポリマーブレンド組成物。 4、ジエンゴム基幹がポリブタジエンを含む請求項3記
    載のポリマーブレンド組成物。 5、ABS樹脂が少なくとも50重量%のジエンゴム基
    幹を含有し、ABS樹脂の剛性グラフトポリマー部分中
    のスチレン対アクリロニトリルの重量比が約1:1〜約
    5:1の範囲である請求項3記載のポリマーブレンド組
    成物。 6、ABS樹脂が、約50〜約75重量%のジエンゴム
    の基幹を含有する請求項5記載のポリマーブレンド組成
    物。 7、スチレン−アクリロニトリル−無水マレイン酸ター
    ポリマーが、約7〜約20重量%のアクリロニトリル、
    約8〜約25重量%の無水マレイン酸及び残余スチレン
    を含有する請求項1記載のポリマーブレンド組成物。 8、(a)約15〜約65重量%のポリカーボネート; (b)約7〜約20重量%のアクリロニトリル、約8〜
    約25重量%の無水マレイン酸及び残余スチレンを含有
    するスチレン−アクリロニトリル−無水マレイン酸ター
    ポリマー約25〜約75重量%;及び (c)スチレン対アクリロニトリルの重量比が約1:1
    〜約5:1の範囲であり、ポリブタジエンが約50〜約
    75重量%の量で含有されているポリブタジエン基幹に
    グラフトされたスチレン−アクリロニトリルポリマーを
    含むABS樹脂約4〜約19重量% (ポリカーボネート、ターポリマー及びABS樹脂の重
    量%はポリカーボネート、ターポリマー及びABS樹脂
    の合計重量を基準にしている) を含有するポリマーブレンド組成物。
JP1053591A 1988-03-08 1989-03-06 ポリカーボネート、スチレンターポリマー、及びabs樹脂のポリマーブレンド Pending JPH01282240A (ja)

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