JPH01282226A - 食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体 - Google Patents

食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体

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JPH01282226A
JPH01282226A JP11213488A JP11213488A JPH01282226A JP H01282226 A JPH01282226 A JP H01282226A JP 11213488 A JP11213488 A JP 11213488A JP 11213488 A JP11213488 A JP 11213488A JP H01282226 A JPH01282226 A JP H01282226A
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JP
Japan
Prior art keywords
far
foam
resin foam
resin
infrared ray
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Pending
Application number
JP11213488A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Komori
小森 哲夫
Iwao Shimoyamada
巌夫 下山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
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Publication date
Application filed by JSP Corp filed Critical JSP Corp
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Publication of JPH01282226A publication Critical patent/JPH01282226A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は遠赤外線を放射する樹脂発泡体を用いた食品用
包装材料に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
遠赤外線は、菌の繁殖を抑える効果があるため、食品の
腐敗を防止してその鮮度保持に効果があることや、遠赤
外線の浸透により果実類の熟成を促進する効果があるこ
とが知られている。
一方、食品包材の分野においては、樹脂発泡成形体が広
く用いられている。しかし、樹脂発泡成形体は、軽量、
安価で、断熱性を有する等食品用容器としてはすぐれて
いるものの、それ自体で食品の鮮度保持作用を有するも
のではない。従って。
樹脂発泡成形体自体に食品鮮度保持作用を持たせること
ができれば、従来には見られなかった特異な食品用容器
が得られることは明らかである。
〔目   的〕
本発明は、遠赤外線放射作用を持たせた樹脂発泡体を用
いた食品用包装材料を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記目的を達成すべく種々研究を重ねた
結果、遠赤外線放射性物質として知られているセラミッ
クスの粉末を樹脂発泡体と複合することにより、前記目
的を達成し得ることを見出し1本発明を完成するに到っ
た。
すなわち、本発明によれば、樹脂発泡体とこの重量を基
準として5重量2以上の遠赤外線放射性セラミックスか
らなる遠赤外線放射性樹脂発泡体が提供される。
遠赤外線放射性セラミックスとしては、アルミナ、ジル
コニアなどの酸化物、およびムライト、スピネル、ジル
コン、コージライトなどの複合酸化物等の各種のものが
知られているが、本発明では、これらのものを任意に用
いることができる。
本発明は、このような遠赤外線放射性セラミックスを、
平均粒径0.1〜50μm、好ましくは0.1〜10μ
mの粉末として用いる。
樹脂発泡体を構成する樹脂としては、発泡成形に用いら
れている各種のものが用いられる。例えば、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂。
ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等を用いるこ
とができる。
本発明の樹脂発泡体を得るには、遠赤外線放射性セラミ
ックス粉末(以下、単にセラミックス粉末とも言う)を
樹脂に混合し、この樹脂混合物を発泡成形する方法の他
、樹脂発泡体自体の表面に、セラミックス粉末を表面に
塗布するか又は中部に棟込み含有させたラミネートフィ
ルムを貼合わせる方法等を採用することができる。樹脂
発泡体に対するセラミックス粉末の複合量は、坪量、密
度。
食品の種類などによって一律に規定することはできない
が、セラミックスを含めた総量に対して、セラミックス
粉末5重量x以上が必要である。セラミックス粉末の複
合量が前記より少ないと、放射される遠赤外線の強度が
小さくなり、目的とする効果が得られない。一方、セラ
ミックス粉末複合量の上限は、特に制限されるものでは
ないが、多きに過ぎると発泡体の有するコストメリット
を損ない、また発泡成形、フィルム成形、印刷が困難と
なるし1発泡体の真空成形性および食品包材としての物
性が損われる等の問題があるため、適当範囲内に定める
セラミックス粉末と樹脂の混合物を発泡成形する方法と
しては、従来知られている各種の方法。
例えば、押出発泡法、射出発泡成形法、架橋発泡法、ビ
ーズ発泡法等が用いられる。発泡成形に用いる樹脂混合
物には、それに応じた慣用の補助成分1例えば、発泡剤
、架橋剤、酸化防止剤、顔料等を適宜添加することがで
きる。
セラミックス粉末を練込んだラミネートフィルムの成形
方法としては、インフレーション法、Tダイキャスト法
等が用いられる。
ラミネートフィルムにセラミックス粉末を塗布する方法
としては、セラミックス粉末とバインダーの混合液を、
グラビア、フレキソ印刷等によって印刷したり、ナイフ
コータ、スクイズコータ。
スプレィコーティング等によりコーティングする方法が
用いられる。
これらセラミックス粉末を塗布又は棟込んだラミネート
フィルムを発泡体に貼合わせる方法としては、接着剤を
媒体として発泡体に貼合わせる方法や、ラミネートフィ
ルムを加熱して軟化、溶融させて発泡体に圧着して貼合
わせる方法が用いられる。
本発明における食品包材とは、これまでに述べてきた様
にして得られた遠赤外線放射性樹脂発泡体をそのまま、
又は、食品の収容ないし包装に適した形状に成形した成
形品を言う。例えば、トレー状1箱状、かご状、たる状
、わん状、シート状、網目シート状等が包含される。
〔発明の効果〕
本発明の遠赤外線放射性樹脂発泡体を食品包材として利
用することによって、内容食品の鮮度保持が可能となり
、食品の保存期間を延長させることができ、また食品の
熟成を促進することができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 低密度ポリエチレンに酸化アルミナ系セラミックス粉末
7重量2を分散させた樹脂混合物を押出機に供給し、押
出機の途中から発泡剤としてブタンを注入して押出発泡
させることによって密度0.1g/rrfのネット状の
発泡成形体を得た。
このようにして得たネット状発泡成形体(A)を用いて
梨を包み、室内に1週間放置した。また比較のために、
セラミックスを添加しない以外は同様にして得たネット
状発泡成形体(B)を用いて梨を包み、同一の室内に1
週間放置した。
前記試験の結果、比較用の発泡成形体(B)で包んだ梨
は内部が茶色に変色し、半ば腐りかけていたのに対し、
本発明の発泡成形体(A)で包んだ梨は内部も白いまま
であり、かつ味も熟した甘味があり美味しいものであっ
た。
実施例2 ポリスチレンに酸化アルミナ系セラミックス粉末10重
量%を分散させた樹脂混合物を押出機に供給し、押出機
の途中から発泡剤としてブタンを注入して押出発泡させ
ることにより1坪量190g/n(のシート状発泡体を
得た。このシート状発泡体をトレー状に真空成形した。
前記のようにして得た本発明の樹脂発泡体からなるトレ
ー(A)及び比較のためにセラミックスを含まない以外
は(A)と同様にして得た樹脂発泡体からなるトレー(
B)に魚のサシミを入れ、4℃の雰囲気中に24時間放
置した。
その結果、比較用のトレー(Ill)に入れたサシミは
ドリップが発生していたが、本発明のトレー(A)に入
れたサシミにはドリップの発生がなく、新鮮さが保持さ
れていることが確認された。
実施例3 ポリスチレンに核剤としてタルク21むをトライブレン
ドした原料を押出機に供給し、押出機の途中から発泡剤
としてブタンを注入して押出発泡させることにより、坪
量190g/rrf’のシート状発泡体を得た。
前記のシート状発泡体を引取る過程においてポリスチレ
ンとセラミックスとしてムライト30重量2を押出機に
より混練して、Tダイより押出したフィルムを前記シー
ト状発泡体の表面に貼合わせた。
このようにして得られたシート状発泡体は、その表面に
セラミックスを練込んだ厚さ60趨のフィルムを有する
ものである。このシート状発泡体をトレー状に真空成形
した。
前記のようにして得た本発明の樹脂発泡体からなるトレ
ー(A)及び比較のためにフィルムにセラミックスを練
込まないこと以外は(A)と同様にして得たトレー(B
)にバナナを入れ、室内に7日間放置した。
その結果、比較用のトレー(B)に入れたバナナは部分
的に腐改していたが、本発明のトレー(A)に入れたバ
ナナは部分的にわずかな変色があるだけであり、新鮮さ
が保持されていることが確認された。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂発泡体とこの重量を基準として5重量%以上
    の遠赤外線放射性セラミックスからなる食品包材料用遠
    赤外線放射性樹脂発泡体。
  2. (2)遠赤外線放射性セラミックスの粉末を樹脂中に混
    合し、発泡させてなる請求項1の樹脂発泡体。
  3. (3)遠赤外線放射性セラミックスの粉末を表面に塗布
    するか又は中部に含有させたラミネートフィルムを樹脂
    発泡体の表面に貼合せてなる請求項1の樹脂発泡体。
JP11213488A 1988-05-07 1988-05-07 食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体 Pending JPH01282226A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11213488A JPH01282226A (ja) 1988-05-07 1988-05-07 食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体

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JP11213488A JPH01282226A (ja) 1988-05-07 1988-05-07 食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体

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Publication Number Publication Date
JPH01282226A true JPH01282226A (ja) 1989-11-14

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ID=14579058

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JP11213488A Pending JPH01282226A (ja) 1988-05-07 1988-05-07 食品包材用遠赤外線放射性樹脂発泡体

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JP (1) JPH01282226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0387684U (ja) * 1989-12-25 1991-09-06
EP0620246A1 (de) * 1993-04-13 1994-10-19 ALGOSTAT GmbH & CO. KG Formkörper aus Polystyrol-Hartschaum

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0387684U (ja) * 1989-12-25 1991-09-06
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