JPH01280580A - 被記録材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被記録材に関し、更に詳しくは非多孔質支持体
の少くとも片面にインクジェットプリンターでの高密度
記録が可能な皮膜を形成させてなるインクジェットプリ
ンターのための被記録材に関する。

〔従来の技術〕

インクジェットプリンターは、記録の鮮明さ、音の静か
さ、カラー化の容易なことなどの優れた特徴によシ近年
普及し始めている。インクジェットプリンターはジェッ
トノズルの詰シを防ぐために乾燥しにくいインクが用い
られ、このインクの成分はバインダー、染料、添加剤な
どを水、多価アルコール、多価アルコールエーテル、ピ
ロリドン等に溶解したものが一般的である。

このためインクジェットプリンターで印刷記録を行う場
合、記録用シートは吸水性を有する必要があり、通常イ
ンクを十分吸収する性能を付与すべく特別に設計された
紙が用いられている。

一方、インクジェットプリンターのカラー化に伴って被
記録材に記録を行い、オーバーヘットプロジェクタ−（
ＯＨＩり用原紙として使用したシ、インテリア、エフス
テリア用品として使用する要求が高まっている。これら
の被記録材は、通常プラスチックフィルム、ガラス、金
属板、タイル等よシなるが、このプラスチックフィルム
、ガラス、金属板、タイル等は非多孔質かつ疎水性でイ
ンクジェットプリンター用水性インクを全く吸収しない
ので、その上に直接記録されたインクは容易に乾燥せず
、指でこすったり、重ね合されたシすると記録部分が汚
れて、実用にならない。

すなわち、インクジェット記録方式に用いられる被記録
材としては、高解像度、高品質な記録画質を得るために
、 ／）インクの吸収が可及的速やかであること、リ　イン
クドツトが重なった際に、後で付着したインクが前に付
着したインクドツトに流れ出さないこと、 ３）インクドツトの径が必要以上尾大きくならないこと
、 リ　インクドツトの形状が真円に近く、マたその周辺が
なめらかであること、 リ　インクドツトの濃度が高く、ドツト周辺がぼけない
こと、 ６）インクの発色性が優れたものであること等の要求性
能を満たしていることが必要とされる。

この様な要求に対応するためプラスチックフィルム上に
特定のポリマーを塗工する方法については種々提案され
ている。例えば特開昭ｊ？−／ダ、０り１号、特開昭５
デー／／、５１号、特開昭３デー、７　Ｊ、／　７　？
号、特開昭１．０−／、７コ、７ｇ５号、特開昭６ｏ−
ｉｌＩｒ、ｇ’ｉｒ号、特開昭６０−２２０．７３０号
、特開昭６１−／９．３．Ｉｒ７９号、特開昭６２−２
　／、！？　？　？号が挙げられる。

しかしながら、最近のプリンター技術の急速な進歩で記
録の高密度化及び高速化か格段と進に高度なインク乾燥
性、発色性ギ皮膜と支持体との接着性か要求されている
が、これらの要求を満たすものは未だ見出されていない
。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明はこのような問題に鑑み、前述した要求特性を充
分に満足し、特にインク吸収性、発色性及び接着性に優
れ、表面画像観察用としての用途の他、記録画像の透過
光を利用する、スライド、ＯＨＰ、密着プリンター等の
光学機器での使用も可能であるインクジェット記録用と
して好適である被記録材を提供することＩｃある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、非多孔質支持体上に■アクリル系樹脂、■セ
ルロース及び水溶性セルロース誘導体、からなる群の少
くとも一種並びに■有機及び／又は無機微粒子を含有す
る皮膜を形成してなる被記録材を要旨とする。

本発明に使用するアクリル系樹脂としては（メタノアク
リル酸、（メタ）アクリル酸アンモニウム、（メタ）ア
クリル酸のアミン塩のような（メタコアクリル酸塩の単
量体を通常の重合方法だよシ単独重合或は共重合したも
のの他、これらの単量体と（メタ）アクリル酸メチル、
（メタ２アクリル酸エチル、（メタ）アクリル酸ブチル
、ヒドロキシエチルアクリレートのような（メタコアク
リル酸アルキルエステル等の単量体、スチレン、マレイ
ン酸、メチロールアミ クリルアシド等を適宜に通常の重合方法により共重合さ
せたもので、分子量が！、０００〜２００．０００であ
シ、水に可溶あるいは水中で均一に分散するものが挙げ
られる。特に、水溶性であるものが好ましい。また、こ
のアクリル系樹脂は水溶液あるいは水性エマルジョンの
形で使用される。

添加量は皮膜全重量に対してり０−ｆｆ０％が好ましい
。

尚、アクリル系樹脂と共にポリアミドエポキシ樹脂、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアミン、ポリＮ−ビニルフォルムアミド等の樹脂を併
用することも可能である。

又、セルロース、水溶性セルロース誘導体としてはセル
ロースパウダー、ヒドロキシグロビルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース等のセルロ
ースエーテルカ挙ケラレ、特にはセルロースのヒドロキ
シアルキルエーテルが好ましい。これらのセルロース、
セルロース誘導体は単独あるいは混合でも使用される。

添加量は皮膜全重量に対して１０〜３０条が望ましい。

本発明に使用する有機微粒子としてはポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリエチレン尿素、へ素ホルムアルデヒド
樹脂等の微粒子が挙げられ、それらの粒径としては０．
　／〜３μｍの範囲が好ましい。

無機微粒子としてはコロイダルシリカ、二酸化チタン等
の微粒子か挙げられ、コロイダルシリカとしては粒径が
１１０−１Ｏ０ｎ、好ましくはコ０−！；Ｏｎｍのもの
が挙げられ、二酸化チタンとしては０．／　−７０μｍ
５好ましくは０・３〜Ｓμｍの粒径のものが挙げられる
。また、これらの中で不透明の被記録材の場合はゴ酸化
チタン微粒子透明の場合はコロイダルシリカが特に好ま
しい。これらの微粒子は皮膜全重量に対して１０−ｊＯ
ｗｔチが望ましい。

本発明で使用される非多孔質支持体としては通常平板状
のものが用いられ、例えばポリエステル、ジアセテート
、トリアセテート、アクリル系ポリマー、セロハン、セ
ルロイド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミド等のプラスチックからなるフィルム若
しくは板、ガラス板、タイル、金属板′ｆ、使用するこ
とができる。

用いる支持体の厚みは特に限定されるものではなく、使
用目的に応じて種々の厚みのものが使用可能である。

インク吸収層として形成される皮膜は、乾燥厚みで／　
−／　００μ、特には弘〜ＳＯμが適当である。皮膜が
薄すぎるとインクの乾燥が遅くなシ実用性に乏しくなり
、−刃厚すぎるとシート１枚当シの価格が上昇し、また
塗布が困難になるのでいずれも好ましくない。

皮膜を支持体上に形成するに当っては、塗布液を直接そ
のまま塗布しても良いが、支持体と形成された皮膜の密
着性が不十分である場合には皮膜を形成させる前に支持
体上にプライマーが施されていることが好ましい。

支持体上に皮膜を形成する方法としてはグラビアコート
、バーコード、リバースロールコート、ナイフコートな
ど通常のコーティング手段を用いることが出来る。

支持体上への皮膜の形成は、支持体の片面Ωみに設けて
も良いし、両面に設けても良い。

以下、実施例を用いて本発明の被記録材を更に詳細に説
明するが以下の実施例は本発明を何等限定するものでは
ない。

実施例１ 支持体用基材として、厚さ１００μｍの透光性の親水処
理ポリエステルフィルム（帝人■製セルロースＪ重ｉ一
部、コロイダルシリカ２重量部（粒径：１０〜１０１０
０ｎ及び水９０重量部からなる組成物をバーコーター法
によシ乾燥膜厚が７０μｍとなるように塗布しこれをｇ
。

℃１０分の条件で乾燥させ記録は像の透過光を利用する
用途に用いることのできる本発明の被記録材を得た。

この得られた被記録材に、ピエゾ振動子によりてインク
を吐出するインクジェットプリンター１Ｏ−７２０（シ
ャープ■製）を用いてインクジェット記録を行い記録画
像を得た。

〔重合例〕

冷却管、攪拌機を備えた。ｒ　ｏ　ｏ　ｍｔの反応器に
／２３９のイソプロピルアルコール、メタクリル酸／　
Ｏｆ　％エチルアクリレー）ｊｆ、エチルメタクリレー
ト！；？、０．ｊｆのアゾビスイソブチロニトリルを入
れ、窒素ガス気流下５０℃で３時間攪拌した。冷却後ア
ンモニアで中和したのち乾燥し、油状のアクリル系樹脂
を原料上ツマ−に対し、タテ係の収率で得た。

上記のようにして得られた記録画像を以下の３項目につ
いて試験し、被記録材の記録適性及び光学機器に用いた
場合の適性の評価全行なった０ （ＩＪ　　速乾性 インクジェット記録後、記録物全室温下に放置し、６０
秒後、記録された部分に指で触れてもインクが指に付着
せず、充分乾燥していた。

（２）画像の品位 得られた画像は、インクの広がシやにじみがなく、高解
像度の画像であった。

（３）　　光学機器適正 記録画像をＯＨＰによシスクリーンに投影し、目視によ
シ観察して判定した結果、非記録部が明るく、記録画像
のＯＤ（オプティカルデンシティ−）が高く、コントラ
ストの高い鮮明で見易い投影画像が得られた。

実施例コ 建材用タイルの片面にケン化度ｇｔ、％のポリビニルア
ルコール（ゴーセノールＧＨ−／’７；日本合成化学製
）５重量部、下記重合例によシ製造したアクリル樹脂７
３重量部、セルロースパウダー３重量部、二酸化チタン
微粒子（粒径：０．１〜３μｍ）７０重量部及び水ｉｏ
ｏ重量部及び水１００重量部からなる組成物を用いて、
実施例／と同様にして被記録材を得た。

実施例１と同様にして記録画像を形成し評価を行った結
果、前記（Ｌｌ、　（２＋項目に関して良好な結果を得
た。

〔重合例〕

冷却管、攪拌機を備えた。３　ｏ　ｏ　ｍｉの反応器に
水／　００　？、メタノール１００１！、アクリル酸Ｉ
Ｏ？、メチルメタアクリＬ／−ト１０？、ヒドロキシエ
チルアクリレート１０２、マレイン酸！；ｔ、０．／？
のアゾビスイソブチロニトリルを入れ窒素ガス気流下６
０℃で３時間攪拌した。

冷却後トリエタノールアミンで中和した後乾燥し油状の
アクリル系樹脂を原料モノマーに対し９ｇ％の収率で得
た。

実施例３ 下記重合例によシ製造したアクリル系樹脂／　ｏ　ｌｉ
　ｉ　部、ヒドロキシグロビルセルロースコ重量部、尿
素ホルマリン樹脂の微粒子コ重量部（粒径：ｏ、ｌ、３
μ７７１）、水７０重量部からなる組成物を用いて基材
としてアルミニウム製板上に実施例／と同様にして塗布
し被記録材を得た。実施例／と同様にして記録画像を形
成し、評価を行った結果、前記（１）、（２）項目に関
して良好な結果を得た。

〔重合例〕

実施例１の重合例において、エチルアクリレートの代シ
にブチルアクリレート、又、エチルメタクリレートの代
シにメチロールアクリルアミドを用いた以外は、全く同
様にして重合を行いアクリル系樹脂を得た。

〔発明の効果〕

本発明の被記録材は、インクジェットプリンターによっ
て非多孔質の支持体上に高密度の記録を行なうための被
記録材であシ、記録後のインクの速乾性及び印字品位等
に優れている。

又、本発明の被記録材は、記録された画像を表面観察用
はもちろんのこと、記録画像の透過光を利用するスライ
ド、ＯＨＰ、密着プリンター等の光学機器に使用するた
めの被記録材としても透光性に特に優れていて有用であ
る。

特許出願人　　三菱化成工業株式会社 代　理　人　　弁理士　長谷用　　− （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）非多孔質支持体上に［１］アクリル系樹脂、［２
   ］セルロース及び水溶性セルロース誘導体、からなる群
   の少なくとも一種、並びに［３］有機及び／又は無機微
   粒子を含有する皮膜を形成してなることを特徴とする被
   記録材。