JPH06340163A - インキジェット被記録媒体 - Google Patents

インキジェット被記録媒体

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Publication number
JPH06340163A
JPH06340163A JP5133151A JP13315193A JPH06340163A JP H06340163 A JPH06340163 A JP H06340163A JP 5133151 A JP5133151 A JP 5133151A JP 13315193 A JP13315193 A JP 13315193A JP H06340163 A JPH06340163 A JP H06340163A
Authority
JP
Japan
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water
chemical formula
ink
soluble polymer
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP5133151A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Furukawa
彰 古川
Makoto Kato
真 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Priority to US08/251,842 priority patent/US5439739A/en
Priority to DE69401305T priority patent/DE69401305T2/de
Priority to EP19940108527 priority patent/EP0627324B1/en
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インキジェット記録に好適な被記録媒体を提
供し、特に記録画像の耐水性に優れた被記録媒体を提供
する。 【構成】 トリメチルアンモニウムプロピルアクリルア
ミドクロリド、メタクリル酸エチルトリメチルアンモニ
ウムクロリド等から選ばれる4級塩モノマーを10〜5
0重量部とジメチルアミノプロピルアクリルアミド、メ
タクリル酸ジメチルアミノエチル等から選ばれる含アミ
ノ基モノマーを1〜20重量部、さらにアクリルアミ
ド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−
ビニルピロリドン等から選ばれるモノマーを30〜80
重量部の範囲で共重合した水溶性ポリマーと、エポキシ
硬化剤もしくはトリアジン系硬化剤を該水溶性ポリマー
100重量部に対して0.1〜30重量部の割合で混合
した液を支持体上に塗工して得られることを特徴とする
インキジェット用被記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水性インキを用いて記録
を行う被記録媒体に関するものであり、特に紙、RC
紙、フィルムを支持体とする水性インキを用いたカラー
画像記録に適した被記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インキジェット記録方式はインキの微小
液滴を種々の動作原理により飛翔させて被記録媒体に付
着させ、文字、画像等の記録を行うものであるが、記録
パターンの融通性が大きく、多色化が容易であること
や、メインテナンスが容易であること等の理由によりハ
ードコピーアウトプットデバイスとして急速に普及して
きている。また支持体として透光性を有するフィルムを
使用したオーバーヘッドプロジェクター用インキ被記録
媒体は、写真スライドとともに会議、講演、説明会等に
多く利用され、こうしたオーバーヘッドプロジェクター
用の被記録媒体をインキジェット方式で作成することは
有利な点が多い。
【0003】従来、インキジェット用被記録媒体として
は、通常の印刷や筆記に使用される上質紙やコーテッド
紙を使うべく装置やインキ組成の面から努力が成されて
きたが、装置の高速化や画像の高精細化、フルカラー化
に伴い被記録媒体に対する要求が高度になっている。即
ち、被記録媒体としてはインキドットの濃度が高く、色
調が明るく鮮やかであること、インキの吸収容量が大き
くかつ吸収速度が速いことからインキドットが重なった
場合においてもインキの流れだしやにじみが生じないこ
とが必要であり、さらにインキドットの形状もなめらか
で周辺がぼやけけないことなどが要求される。これらの
諸要求を満たすために、従来からいくつかの提案がなさ
れてきた。例えば、特開昭53−49113号公報には
尿素−ホルマリン樹脂粉末を内添したシートに水溶性ポ
リマーを含浸させたインキジェット記録用紙が開示され
ているが、こうしたタイプのインキジェット記録用紙は
ドットの周辺がぼやけ易くドット濃度も低いという欠点
があった。
【0004】また、特開昭55−5830号公報には支
持体表面にインキ吸収性の塗層を設けたインキジェット
記録用紙が開示され、また特開昭55−51583号公
報では被覆層中の顔料として非晶質シリカ粉末を使用す
る例が、さらに特開昭59−174381号公報、同6
0−44389号公報、同60−132785号公報、
同60−171143号公報等には透明性のインキ受理
層を設けたインキジェット記録シートが開示されてい
る。これらのコーテッド紙タイプのインキジェット被記
録媒体はドット径やドットの形状、印字濃度の点では一
般紙タイプのインキジェット記録用紙に比べ改良はされ
ているもののインキ吸収速度の点では未だ不十分であ
り、特に多色カラー記録等の際に複数の水性インキによ
るドットが重なった場合にインキのにじみが発生した
り、インキの乾燥性もしくは吸収性が充分でないために
印字装置のガイドローラーにインキが転写し、記録画像
を汚染する等の問題を生じることがあった。
【0005】一方、透明支持体を使用したオーバーヘッ
ドプロジェクター用のインキジェット被記録媒体に関し
ては、インキ吸収性の無機顔料の使用は一般に透明性を
損なうことから多量に使用することは出来ず、インキ吸
収性はもっぱら透明性支持体表面に形成される樹脂層の
性質に委ねられることが多い。従来こうした用途に利用
される樹脂の例としては、例えば特開昭57−3818
5号公報に示されるようなポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、特開昭60−
234879号公報に示されるポリビニルアルコールと
オレフィンまたはスチレンと無水マレイン酸との共重合
体、特開昭61−74879号公報にはポリエチレンオ
キサイドとイソシアネート化合物との架橋物、特開昭6
1−181679号公報のカルボキシメチルセルロース
とポリエチレンオキサイドとのブレンド物、特開昭61
−132377号公報のポリビニルアルコールにメタク
リルアミドをグラフト化したポリマー等のような種々の
例が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようないずれの
例においても例えば高速多色カラー記録の場合のように
多数のインキドットが高速で被記録媒体表面に印字され
るような場合にはインキ吸収速度およびインキ吸収容量
の両方が充分でなく、ドットのにじみ、隣接するドット
間でのインキの混合による色むらや濃度むらの発生、べ
た部の不均一性等の記録画像品質に関わる重大な問題が
発生していた。さらに、記録画像の耐水性が充分でな
く、例えば水滴の付着によりインキ染料が流れだした
り、被記録材料の表面が水により溶解する等の問題があ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するための具体的方法を開示するものであり、
紙、RC紙(片面もしくは両面をポリエチレンによりラ
ミネートした紙)、あるいはポリエステルシートのよう
な透光性支持体、その他フィルム支持体等の支持体上に
設けられた少なくとも一層のインキ受理層に、水溶性染
料を含有する水性インキを用いて記録画像を形成するイ
ンキジェット記録用媒体において、該インキ受理層が水
溶性ポリマーを含有し、該水溶性ポリマーが化1、化
2、化3で表わされる4級塩モノマーから選ばれるモノ
マーを10〜50重量部と化4、化5、化6で表わされ
るモノマーから選ばれるモノマーを1〜20重量部、さ
らに水可溶性モノマーとしてアクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソ
プロピルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドンから選ば
れるモノマーを30〜80重量部の範囲で共重合するこ
とにより得られる水溶性ポリマーであり、該水溶性ポリ
マーとともにこれを硬化させるためのエポキシ系架橋剤
もしくはトリアジン系架橋剤を水溶性ポリマー100重
量部に対して0.1〜30重量部の範囲の比率で混合し
た液を前記支持体上に塗布し、乾燥させることにより得
られたものであることを特徴とするインキジェット用被
記録媒体を使用することで本発明の目的が達成される。
【0008】化1中、R1は水素またはメチル基を表わ
し、Qは酸素もしくはNH基を表わす。R2,R3,R4
はメチルまたはエチル基を表わし、同じであっても異な
っていてもよい。Xはハロゲンイオンまたはスルホン酸
イオン、アルキルスルホン酸イオン、酢酸イオン、アル
キルカルボン酸イオンを表わす。また、nは2または3
の整数を表わす。
【0009】化2中、R5,R6,R7はメチルまたはエ
チル基を表わし、同じであっても異なっていてもよい。
Xは化1中のXと同一である。
【0010】化3中、R8,R9,R10はメチル、エチル
またはアリル基を表わし、同じであっても異なっていて
もよい。Xは化1中のXと同じである。
【0011】化4中、R11は水素またはメチル基を表わ
し、R12、R13はメチルまたはエチル基を表わし同じで
あっても異なっていてもよい。Qは酸素またはNH基を
表わす。nは2または3の整数を表わす。
【0012】化5中、R14,R15はメチルまたはエチル
基を表わし、同じであっても異なっていてもよい。
【0013】化6中、R16,R17はメチル、エチルまた
はアリル基を表わし、同じであっても異なっていてもよ
い。
【0014】上記水溶性ポリマーの構成において化1〜
化3から選ばれるモノマーは4級塩であることを特徴と
し、こうしたモノマー成分を共重合体組成中に10重量
部以上50重量部以下の範囲で導入することで得られる
ポリマーの水に対する溶解性を良好なものに出来るとと
もに、インキジェット記録用インキに対する定着性、耐
水性を良好なものにする機能を有する。
【0015】即ち、通常のインキジェット記録用インキ
は水溶性の良好なスルホン酸基を有する酸性染料や食用
色素が使用されることが主であり、被記録媒体上に4級
塩基を有するポリマーが存在すると対イオン交換により
ポリマーと染料が化学的に結合することが考えられ、結
果として記録画像の定着性もしくは耐水性を高める作用
を発揮できることになる。
【0016】上記水溶性ポリマー中に共重合成分として
導入される化1〜化3から選ばれる4級塩型モノマー
の、該水溶性ポリマー中での組成比は10重量部以上5
0重量部以下の範囲で選択されることが必要であり、1
0重量部未満の組成比ではインキ中の染料に対する定着
性が充分でなく記録画像を水洗すると簡単に画像が消去
されるという結果となる。また、50重量部を越える組
成比で導入した場合には、こうした水溶性ポリマーで形
成される皮膜の吸湿性が非常に高くなり、高湿度雰囲気
下で表面がべたついたりブロッキングを発生し易くなる
という問題を生じる。
【0017】さらに本発明に係わる水溶性ポリマー中に
化4〜化6から選ばれる含アミノ基モノマーを該水溶性
ポリマー中に1〜20重量部の範囲で導入することによ
りインキ中の染料に対する定着性をさらに高めることが
出来、表面付近で染料が定着されることから印字濃度が
高まるとともに画像を形成するインキドットの形状を整
え、べた部の印字むらを抑制するという好ましい結果を
与える。
【0018】化4〜化6から選ばれるモノマーの該水溶
性ポリマー中での組成比が1重量部未満である場合には
上記のようなインキ中の染料に対する定着性を高める機
能が認められなくなり、べた部の印字むらの発生等の欠
陥を発生しやすくなるため好ましくない。また、20重
量部を越える導入では染料との相互作用が強くなりすぎ
るため色調の変化を生じ、色再現性を悪化させる等の不
都合を生じることがあるため好ましくない。
【0019】化4〜化6から選ばれるモノマー成分を該
水溶性ポリマー中に1〜20重量部の範囲で導入した水
溶性ポリマーをインキ受理層中に含む場合において、こ
うした水溶性ポリマーとともにエポキシ系硬化剤もしく
はトリアジン系硬化剤を併用することにより該水溶性ポ
リマーを硬化させ、記録画像の耐水性を飛躍的に高める
ことが出来るとともに、ブロッキングを抑え、表面のべ
たつきを防止し、さらにインキの吸収速度および吸収容
量を増加させる効果が認められることから特に好まし
い。化4〜化6で示されるような含アミノ基モノマーは
こうした硬化剤に対する反応サイトとなる官能基であ
る。化4〜化6で示されるモノマーを使用して共重合体
を合成する際に、pH調節のために適当な無機酸あるい
は有機酸を使用して中和することも行われるが、完全に
中和するのではなくある程度のアミノ基をフリーな状態
に残しておくことで硬化剤との反応性を維持できるため
好ましい。硬化剤を加えないでインキ受理層を上記のよ
うな水溶性ポリマーを使用して形成しても受理層そのも
ののの耐水性が得られず、本発明が目的とする耐水性に
優れたインキジェット被記録媒体は得られない。
【0020】エポキシ系硬化剤の好ましい例としては化
7〜化15に示されるような化合物が挙げられ、トリア
ジン系硬化剤としては例えば化16および化17に示さ
れるような例を挙げることが出来る。
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】 化9中、nは2または3の整数を表わす。
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】 化14中、mは1から22までの整数を表わす。
【0029】
【化15】 化15中、qは1から11までの整数を表わす。
【0030】
【化16】
【0031】
【化17】
【0032】上記のようなエポキシ系硬化剤もしくはト
リアジン系硬化剤の該水溶性ポリマーに対する混合比
は、該水溶性ポリマー100重量部に対し0.1〜30
重量部の範囲から選ばれることが好ましく、上記範囲以
下の混合比ではこうした硬化剤の導入により形成される
インキ受理層を形成する該水溶性ポリマー皮膜自体の架
橋が充分でなく、皮膜の耐水性が不十分となることや、
ブロッキングを発生しやすくなることから好ましくな
い。一方、30重量部を越える範囲でこうした硬化剤を
使用した場合には、充分に耐水性のあるポリマー皮膜が
形成されるものの、インキを吸収し難くなり、溢れたイ
ンキがインキジェット記録装置のガイドローラーを汚染
する問題や印字品質が顕著に悪化する等の問題を生じる
ことから好ましくない。
【0033】該水溶性ポリマーと上記硬化剤との混合物
を塗工液として紙、フィルム等の支持体上に塗布、乾燥
する際の温度として50℃以上130℃以下の温度範囲
で乾燥させることが好ましく、これより低い温度では硬
化剤と該水溶性ポリマーとの架橋反応が進行せず、13
0℃を越える乾燥温度では硬化反応以外の副反応が起こ
り皮膜の着色が生じる場合があり好ましくない。また、
必要であればさらに乾燥後に室温以上の温度において数
日〜1週間程度放置することで硬化反応をさらに完全な
程度まで進行させることも好ましく行われる。
【0034】本発明に係わる水溶性ポリマー中に導入さ
れる第3番目の共重合成分として、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N
−イソプロピルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドンか
ら選ばれるモノマーを、該水溶性ポリマー中に共重合成
分として30〜80重量部の範囲で共重合することが必
要である。これらの共重合成分を導入することで、形成
される皮膜のインキ吸収性を高め、特にインキ中に通常
添加されるグリセリン、イソプロピルアルコール、ジエ
チレングリコール等のアルコールや他の有機溶剤の吸収
性を高めるという好ましい作用を発揮する。さらには、
こうした共重合成分の導入により皮膜のべたつきを抑
え、ブロッキングを防止できるとともに印字部のドット
径を適度に調節し、べた部の均一性を高めたり、画像の
鮮鋭性の向上や、印字光沢、表面光沢の向上に非常に効
果的な働きを示す。上記のような第3番目の成分の該水
溶性ポリマー中での組成比が30重量部未満ではこうし
た好ましい効果が現れ難くなり好ましくなく、また80
重量部を越える場合にはインキ中の染料の定着性が損な
われることや上記のような効果が現われないため好まし
くない。
【0035】上記のように構成される水溶性ポリマーを
インキ受理層中に導入することで本発明に係わる目的が
達成されるが、該水溶性ポリマー中の共重合成分として
上記に示した各種モノマー以外にも種々のモノマーを導
入することで使用するインキジェット記録装置の特性に
合わせた印字特性を発揮させることも好ましく行われ
る。このような他のモノマー成分としては、例えば(メ
タ)アクリル酸(塩)、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル、スチレンスルホン酸塩、スチレン、マレイン
酸、クロトン酸、イタコン酸、アリルスルホン酸塩、メ
タリルスルホン酸塩、酢酸ビニル、等モノマー自体の親
水性、疎水性を問わず目的に応じて使用することが出来
る。
【0036】該水溶性ポリマー溶液を単独で使用して
紙、フィルム等の支持体表面に塗工してインキ受理層を
形成することで良好な印字品質および記録画像の耐水性
を高める等の本発明に係わる目的を達成することが可能
であるが、さらに該水溶性ポリマーとともに種々の水溶
性ポリマー、ラテックス、界面活性剤、無機顔料、ポリ
マー粒子、その他の添加剤を混合もしくは重層する形で
使用することも可能である。あるいは、塗工液ではなく
基紙を抄造する際のパルプスラリー中に含有する方法も
可能である。
【0037】例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、カ
ルボキシメチルセルロース、カチオン化ゼラチン、カチ
オン化ポリビニルアルコール、カチオン化澱粉のような
水溶性ポリマーを該水溶性ポリマーとともに混合して使
用し塗工液とすることも可能であり、さらに各種アクリ
ル系ラテックス、SBRラテックス、ポリ酢酸ビニルラ
テックス等のラテックスの添加やポリアルキレンオキサ
イド等の界面活性剤や、アルミナゾル、カチオン性コロ
イダルシリカ等の無機顔料、ミクロンサイズポリスチレ
ン微粒子等のポリマー粒子等をインキ受理層中に含有さ
せることも種々の目的で実施される。
【0038】該水溶性ポリマーを塗工液として使用した
場合に、支持体表面に形成されるインキ受理層中の該水
溶性ポリマーの量として、固形分で0.1g/m2から
20g/m2の範囲で塗工されることが好ましく、0.
1g/m2以上の塗工量において良好なインキ吸収性が
発揮される。20g/m2を越える塗工量においてはイ
ンキ受理層としての機能は何等変化は無いものの被記録
媒体にカールが発生しやすくなる等の問題が生じる場合
がある。
【0039】本発明で開示される該水溶性ポリマーとし
て上記に示した組成を有する共重合体ポリマーが好まし
く使用されるが、共重合体成分中のいずれかの成分をグ
ラフト鎖として含むポリマーも好ましく使用される。例
えば、化1〜化3から選ばれるモノマー成分を10〜5
0重量部、化4〜化6から選ばれるモノマー成分を1〜
20重量部の範囲で共重合した水溶性ポリマーの存在化
で、第3番目のモノマーとしてアクリルアミド、メタク
リルアミド等の前述した成分モノマー30〜80重量部
の重合を行うことでグラフトポリマーを形成させる方法
や、あるいはいずれかのモノマー成分から形成されるマ
クロモノマーをあらかじめ合成しておき、これと他のモ
ノマーを共重合することでグラフトポリマーを合成する
ことも出来る。こうしたグラフトポリマー中の幹あるい
は枝部分の組成は種々の組合せで合成することが出来る
が、グラフトポリマーの使用によりインキ受理層表面の
インキに対する濡れ性を適度に制御し、ドット径を好ま
しい大きさに制御することも好ましく行われる。こうし
た、グラフトポリマーの使用は単独あるいは共重合ポリ
マーや前述の種々の水溶性ポリマー、ラテックス、界面
活性剤、無機顔料、ポリマー微粒子等の種々の添加剤と
ともに使用することが可能である。
【0040】本発明により得られるインキジェット用被
記録材を使用して印字を行う際のインキとしては水性イ
ンキであれば特に制限は無いが、記録画像の耐水性を充
分に確保する目的では特に酸性染料、食用色素を含有す
るインキが好ましく使用される。
【0041】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。
【0042】合成例1 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリド(化1のモノマー)
を40グラム、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
(化4のモノマー)を10グラム、さらにアクリルアミ
ドを50グラム導入し、蒸留水200グラムおよびエタ
ノール100グラムを加えて溶解し、50℃の水浴上で
窒素雰囲気下攪拌した。これに0.9グラムのV−50
(和光純薬製、2,2´−アゾビス(2−メチルプロピ
オンアミジン)ジハイドロクロライド)を添加すること
で重合を開始し、水浴上で4時間加熱攪拌を続けた。無
色、粘張なポリマー溶液を得た。
【0043】合成例2 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを30グラム、ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドを10グラム、さら
にN−ビニルピロリドンを60グラム導入し、蒸留水2
00グラムおよびエタノール100グラムを加えて溶解
し、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これに
0.9グラムのV−50(和光純薬製、2,2´−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロクロ
ライド)を添加することで重合を開始し、水浴上で4時
間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー溶液を得
た。
【0044】合成例3 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを35グラム、ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドを10グラム、さら
にN,N−ジメチルアクリルアミドを55グラム導入
し、蒸留水200グラムおよびエタノール100グラム
を加えて溶解し、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌し
た。これに0.9グラムのV−50(和光純薬製、2,
2´−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハ
イドロクロライド)を添加することで重合を開始し、水
浴上で4時間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー
溶液を得た。
【0045】合成例4 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを35グラム、ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドを10グラム、さら
に2−ヒドロキシエチルメタクリレートを55グラム導
入し、蒸留水200グラムおよびエタノール100グラ
ムを加えて溶解し、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌
した。これに0.9グラムのV−50(和光純薬製、
2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
ジハイドロクロライド)を添加することで重合を開始
し、水浴上で4時間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポ
リマー溶液を得た。
【0046】合成例5 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを35グラム、ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドを10グラム、さら
にジアセトンアクリルアミドを55グラム導入し、蒸留
水200グラムおよびエタノール100グラムを加えて
溶解し、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これ
に0.9グラムのV−50(和光純薬製、2,2´−ア
ゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロク
ロライド)を添加することで重合を開始し、水浴上で4
時間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー溶液を得
た。
【0047】合成例6 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを35グラム、ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミドを10グラム、さら
にメタクリルアミドを55グラム導入し、蒸留水200
グラムおよびエタノール100グラムを加えて溶解し、
50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これに0.9
グラムのV−50(和光純薬製、2,2´−アゾビス
(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロクロライ
ド)を添加することで重合を開始し、水浴上で4時間加
熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー溶液を得た。
【0048】合成例7 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、メタクリル酸エチルト
リメチルアンモニウムクロリド(化1のモノマー)を3
5グラム、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(化4の
モノマー)を10グラム、さらにアクリルアミドを55
グラム導入し、蒸留水200グラムおよびエタノール1
00グラムを加えて溶解し、冷却しながら2規定塩酸水
溶液にてpHを8に調整した後、50℃の水浴上で窒素
雰囲気下攪拌した。これに0.9グラムのV−50(和
光純薬製、2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオン
アミジン)ジハイドロクロライド)を添加することで重
合を開始し、水浴上で4時間加熱攪拌を続けた。無色、
粘張なポリマー溶液を得た。
【0049】合成例8 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、メタクリル酸エチルト
リメチルアンモニウムクロリドを45グラム、メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチルを10グラム、さらにN,N
−ジメチルアクリルアミドを45グラム導入し、蒸留水
200グラムおよびエタノール100グラムを加えて溶
解し、冷却しながら2規定塩酸水溶液にてpHを8に調
整した後、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。こ
れに0.9グラムのV−50(和光純薬製、2,2´−
アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロ
クロライド)を添加することで重合を開始し、水浴上で
4時間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー溶液を
得た。
【0050】合成例9 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、メタクリル酸エチルト
リメチルアンモニウムクロリドを40グラム、メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチルを10グラム、さらにジアセ
トンアクリルアミドを50グラム導入し、蒸留水200
グラムおよびエタノール100グラムを加えて溶解し、
冷却しながら2規定塩酸水溶液にてpHを8に調整した
後、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これに
0.9グラムのV−50(和光純薬製、2,2´−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジハイドロクロ
ライド)を添加することで重合を開始し、水浴上で4時
間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポリマー溶液を得
た。
【0051】合成例10 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、ジメチルジアリルアン
モニウムクロリド(化3のモノマー)を40グラム、ア
リルアミンを10グラム、さらにジアセトンアクリルア
ミドを50グラム導入し、蒸留水200グラムおよびエ
タノール100グラムを加えて溶解し、冷却しながら2
規定塩酸水溶液にてpHを8に調整した後、50℃の水
浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これに0.9グラムのV
−50(和光純薬製、2,2´−アゾビス(2−メチル
プロピオンアミジン)ジハイドロクロライド)を添加す
ることで重合を開始し、水浴上で4時間加熱攪拌を続け
た。無色、粘張なポリマー溶液を得た。
【0052】合成例11 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、4−ビニルベンジルト
リメチルアンモニウムクロリド(化2のモノマー)を4
0グラム、ジエチルアミノメチルスチレン(化5のモノ
マー)を10グラム、さらにジアセトンアクリルアミド
を50グラム導入し、蒸留水200グラムおよびエタノ
ール100グラムを加えて溶解し、冷却しながら2規定
塩酸水溶液にてpHを8に調整した後、50℃の水浴上
で窒素雰囲気下攪拌した。これに0.9グラムのV−5
0(和光純薬製、2,2´−アゾビス(2−メチルプロ
ピオンアミジン)ジハイドロクロライド)を添加するこ
とで重合を開始し、水浴上で4時間加熱攪拌を続けた。
無色、粘張なポリマー溶液を得た。
【0053】比較合成例1 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを80グラム、アク
リルアミドを20グラム導入し、蒸留水200グラムお
よびエタノール100グラムを加えて溶解し、50℃の
水浴上で窒素雰囲気下攪拌した。これに0.9グラムの
V−50(和光純薬製、2,2´−アゾビス(2−メチ
ルプロピオンアミジン)ジハイドロクロライド)を添加
することで重合を開始し、水浴上で4時間加熱攪拌を続
けた。無色、粘張なポリマー溶液を得た。
【0054】比較合成例2 温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
1リッター4ツ口フラスコ内に、トリメチルアンモニウ
ムプロピルアクリルアミドクロリドを60グラム、メタ
クリル酸N,N−ジメチルアミノエチルの塩酸中和物を
30グラム、さらにN−ビニルピロリドンを10グラム
導入し、蒸留水200グラムおよびエタノール100グ
ラムを加えて溶解し、50℃の水浴上で窒素雰囲気下攪
拌した。これに0.9グラムのV−50(和光純薬製、
2,2´−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
ジハイドロクロライド)を添加することで重合を開始
し、水浴上で4時間加熱攪拌を続けた。無色、粘張なポ
リマー溶液を得た。
【0055】実施例1 合成例1〜11で得られたポリマー溶液を固形分で10
重量部となるよう秤取し、さらにエポキシ硬化剤として
デナコールEX−521(ナガセ化成工業株式会社製、
化9のn=3の化合物)を1重量部加え全体の固形分濃
度を12重量%溶液とし、さらに溶液のpHを8.0に
調節して塗工液とした。これらの塗工液を100ミクロ
ン厚みの水性下引き処理したPETフィルム上に乾燥膜
厚が10ミクロンになるように塗工し、75℃に調節し
た乾燥器内で3時間加熱乾燥した。得られたシートをキ
ャノン社製インキジェットプリンターピクセルジェット
を使用して印字を行い表1および表2に示すような結果
を得た。画像濃度は黒(Bk)、黄(Y)、マゼンタ
(M)およびシアン(C)の各色について評価を行っ
た。
【0056】実施例2 実施例1において、エポキシ硬化剤に代えて化16に示
すジクロロトリアジンナトリウム塩を用いる以外は全く
同様に行った場合にも全く同様の良好な結果を得た。
【0057】実施例3 合成例1〜11で得られたポリマー溶液を固形分で10
重量部となるよう秤取し、さらにエポキシ硬化剤として
デナコールEX−512(ナガセ化成工業株式会社製、
化9のn=2の化合物)を1重量部加え全体の固形分濃
度を12重量%溶液とし、さらにポリエチレングリコー
ル系界面活性剤としてニューコール707(日本乳化剤
製)を0.08重量部、マット剤として5ミクロン単分
散ポリスチレン微粒子を0.02重量部を添加し、溶液
のpHを8.0に調節して塗工液とした。これらの塗工
液をポリエチレンをラミネートしたRC紙上に乾燥膜厚
が12ミクロンになるように塗工し、75℃に調節した
乾燥器内で3時間加熱乾燥した。得られたシートをキャ
ノン社製インキジェットプリンターピクセルジェットを
使用して印字を行い表3および表4に示すような結果を
得た。
【0058】比較例1 比較合成例1および2で得られたポリマー溶液を固形分
で10重量部となるよう秤取し、蒸留水を加え全体の固
形分濃度を12重量%溶液とし、さらに溶液のpHを
8.0に調節して塗工液とした。これらの塗工液を10
0ミクロン厚みの水性下引き処理したPETフィルム上
に乾燥膜厚が10ミクロンになるように塗工し、75℃
に調節した乾燥器内で3時間加熱乾燥した。得られたシ
ートをキャノン社製インキジェットプリンターピクセル
ジェットを使用して印字を行い表1および表2に示すよ
うな結果を得た。
【0059】比較例2 比較合成例1および2で得られたポリマー溶液を固形分
で10重量部となるよう秤取し、蒸留水を加え全体の固
形分濃度を12重量%溶液とし、さらにポリエチレング
リコール系界面活性剤としてニューコール707(日本
乳化剤製)を0.08重量部、マット剤として5ミクロ
ン単分散ポリスチレン微粒子を0.02重量部を添加
し、溶液のpHを8.0に調節して塗工液とした。これ
らの塗工液をポリエチレンをラミネートしたRC紙上に
乾燥膜厚が12ミクロンになるように塗工し、75℃に
調節した乾燥器内で3時間加熱乾燥した。得られたシー
トをキャノン社製インキジェットプリンターピクセルジ
ェットを使用して印字を行い表3および表4に示すよう
な結果を得た。
【0060】
【表1】
【0061】表1中、耐水性の評価は印字した試料を4
0℃の温水中に浸漬し、印字画像が変化ない場合を○と
し、それ以外の場合を×とした。べた部均一性の評価は
各色一様なべた画像を印字した際の印字むらの程度を目
視判定し、均一なべた画像が印字できた場合を○とし、
それ以外を×とした。
【0062】
【表2】
【0063】表2中、インキ吸収性の評価は、印字直後
の印字面を指でさわり、インキが乾燥して指にインキが
転写しない場合を○とし、転写する場合を×とした。ブ
ロッキング性の評価は印字前もしくは印字後の試料を3
5℃,80%の温湿度に調節した室内に試料を重ね合わ
せて放置し、24時間後試料面が接着した場合を×と
し、接着せずに容易に試料が離れた場合を○とした。ド
ット再現性の評価は、印字されたドットを光学顕微鏡で
観察し、ドット径および輪郭の鮮鋭さで評価した。隣接
するドット間でインキのにじみによるドット径の変化が
生じる場合や、ドット内の発色濃度に濃淡を生じている
ような場合は×とし、ドットのにじみがよく均一なドッ
ト径および発色を示す場合を○とした。
【0064】
【表3】
【0065】表3中、耐水性の評価、べた部均一性の評
価は表1の場合と同様に行った。
【0066】
【表4】
【0067】表4中、インキ吸収性の評価、ブロッキン
グ性の評価、ドット再現性の評価は表2と同様に行っ
た。
【0068】
【発明の効果】本発明により、インキ吸収性に優れドッ
トが鮮鋭であり、べた部が均一である良好な印字品質を
示すインキジェット用被記録媒体が得られ、さらに印字
画像の耐水性が飛躍的に向上した被記録媒体を得ること
が出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に設けられた少なくとも一層の
    インキ受理層に、水溶性染料を含有する水性インキを用
    いて記録画像を形成するインキジェット記録用媒体にお
    いて、該インキ受理層が水溶性ポリマーを含有し、該水
    溶性ポリマーが化1、化2、化3で表わされる4級塩モ
    ノマーから選ばれるモノマーを10〜50重量部と化
    4、化5、化6で表わされるモノマーから選ばれるモノ
    マーを1〜20重量部、さらに水可溶性モノマーとして
    アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチル
    アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、ジ
    アセトンアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
    ド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N−
    ビニルピロリドンから選ばれるモノマーを30〜80重
    量部の範囲で共重合することにより得られる水溶性ポリ
    マーであり、該水溶性ポリマーとともにこれを硬化させ
    るためのエポキシ系架橋剤もしくはトリアジン系架橋剤
    を水溶性ポリマー100重量部に対して0.1〜30重
    量部の範囲の比率で混合した液を前記支持体上に塗布
    し、乾燥させることにより得られたものであることを特
    徴とするインキジェット用被記録媒体。 【化1】 (化1中、R1は水素またはメチル基を表わし、Qは酸
    素もしくはNH基を表わす。R2,R3,R4はメチルま
    たはエチル基を表わし、同じであっても異なっていても
    よい。Xはハロゲンイオンまたはスルホン酸イオン、ア
    ルキルスルホン酸イオン、酢酸イオン、アルキルカルボ
    ン酸イオンを表わす。また、nは2または3の整数を表
    わす。) 【化2】 (化2中、R5,R6,R7はメチルまたはエチル基を表
    わし、同じであっても異なっていてもよい。Xは化1中
    のXと同一である。) 【化3】 (化3中、R8,R9,R10はメチル、エチルまたはアリ
    ル基を表わし、同じであっても異なっていてもよい。X
    は化1中のXと同じである。) 【化4】 (化4中、R11は水素またはメチル基を表わし、R12
    13はメチルまたはエチル基を表わし同じであっても異
    なっていてもよい。Qは酸素またはNH基を表わす。n
    は2または3の整数を表わす。) 【化5】 (化5中、R14,R15は水素原子、メチルまたはエチル
    基を表わし、同じであっても異なっていてもよい。 【化6】 (化6中、R16,R17は水素原子、メチル、エチルまた
    はアリル基を表わし、同じであっても異なっていてもよ
    い。)
JP5133151A 1993-06-03 1993-06-03 インキジェット被記録媒体 Pending JPH06340163A (ja)

Priority Applications (4)

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JP5133151A JPH06340163A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 インキジェット被記録媒体
US08/251,842 US5439739A (en) 1993-06-03 1994-06-01 Ink jet recording medium
DE69401305T DE69401305T2 (de) 1993-06-03 1994-06-03 Tintenstrahlaufnahmeschicht
EP19940108527 EP0627324B1 (en) 1993-06-03 1994-06-03 Ink jet recording medium

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1253021A2 (en) 2001-04-27 2002-10-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet recording sheet
EP1612054A1 (en) 2004-07-02 2006-01-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet recording medium
EP1655142A1 (en) 2004-10-12 2006-05-10 Mitsubishi Paper Mills Limited Ink-jet recording material and method for preparing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1253021A2 (en) 2001-04-27 2002-10-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet recording sheet
EP1612054A1 (en) 2004-07-02 2006-01-04 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet recording medium
EP1655142A1 (en) 2004-10-12 2006-05-10 Mitsubishi Paper Mills Limited Ink-jet recording material and method for preparing the same

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