JPH01279898A - 第x3因子のアフイニテイクロマトグラフイーによる精製法 - Google Patents

第x3因子のアフイニテイクロマトグラフイーによる精製法

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JPH01279898A JP1056556A JP5655689A JPH01279898A JP H01279898 A JPH01279898 A JP H01279898A JP 1056556 A JP1056556 A JP 1056556A JP 5655689 A JP5655689 A JP 5655689A JP H01279898 A JPH01279898 A JP H01279898A
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ユルゲン・レーミシユ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第XIII因子のa−サブユニットのアフイニ
テイクロマトグラフイーによる精製法、治療用組成物お
よび治療用組成物の使用に関する。
生体は自身を血液の損失から、ならびに血栓症から保護
するために平衡関係にある2つの系すなわち凝固系およ
び繊維素溶解系を有する。
この2種の系の相互作用により、はじめに止血のための
不溶性フィブリンポリマーが形成され、これが創傷が治
癒される間に繊維素溶解なる溶解過程により再び分解さ
れる。
その場合、タンパク分解によりすでに活性化された酵素
がカスケードの後続の酵素を活性化するしくみになって
いる相互にかみ合ったカスケード状に進行する過程の結
果として安定した血栓が凝固過程の最終段階で形成され
るのであり、それにより傷害の発生に対する生体の応答
が増やされる。この過程の決定的に重要な最後の段階が
フィブリンモノマーの重合である。フィブリンモノマー
はそれらが形成されたのち静電力の作用により相互に平
行に並んでいる。しかしながらこの状態においてはそれ
らは水素結合によってのみしか結合されておらず、水素
結合を解離させる試薬、例えば、尿素により再び液化さ
れうる。フィブリンモノマー間の共有M合はカルシウム
イオンの存在下に七ツマー間にペプチド結合を形成する
ことにより行われる。
このネットワーク形成は第XI[[a因子と呼ばれる活
性化された第Xm因子により行われる。
第Xm因子は血液凝固系の酵素前駆体であり、血漿中な
らびに血小板中に検出されうる。血漿中では相互に共有
結合はしていないaサブユニットとbサブユニットの複
合体として存在し、一方血小板中に存在するものはaサ
ブユニットからのみ構成されている。第Xm因子のこの
2種の分子形は同じ酵素的機能を有する。トロンビンお
よびカルシウムにより活性化されてはじめてこの活性化
された第Xm因子(第X]IIa因子)がフィブリン中
の特定のリジンとグルタミン残基との間のペプチド様結
合の形成を触媒し、それによりフィブリンモノマーがネ
ットワーク状に共有結合される。
遺伝的に決定される第Xm因子の欠乏、または阻害剤に
より第Xm因子の活性化が減退すると重大な血液凝固障
害を生ずる。このため血漿性ならびに血小板性第XII
I因子の種々の精製法が開発されてきた。その一部は、
知られたタンパク精製工程、例えば分別エタノール沈澱
、硫酸アンモニウム沈澱およびポリエチレングリコール
沈澱、のみならずイオン交換りσマドグラフィーまたは
ゲルが過に基づく非常に骨の折れる方法である。
Jan McDonaghらは(Biochimica
 eL Biophy−sica Acta、 446
(1976)、345−357)アフイニテイクロマト
グラフイーによる第Xm因子の精製法についてはじめて
記載した。彼らはこの目的にアガロースに結合した安息
香酸水銀を使用している。この方法は血漿第XIII因
子のaサブユニットの水銀化合物への可逆的結合を提供
するものである。Jan McDonagh氏他は、血
漿因子のbサブユニットはそれ自体何ら遊離のチオール
基を含有しないのでクロマトグラフィーマトリックスと
相互作用できず、従ってこのものはaサブユニットがト
ロンビンによる分解により予備活性化されそして続くカ
ルシウムでの処理により完全に活性化されるまでは非共
有力によりaサブユニットに結合されt;ままであると
記載している。それゆえ純粋なaサブユニットは前記著
者らに記載された方法によればカルシウムとトロンビン
での処理後にのみ調製できる。
その上そこに用いられている水銀化合物は毒性が高い。
従ってそこに記載される方法はヒトの治療剤の調製には
使用できない。
それゆえ本発明の目的は有毒な化合物の使用を回避する
ことができる第Xm因子のaサブユニットの改良された
精製法を提供することである。
この目的は本発明により、前記した種類の方法において
第Xm因子のaサブユニットをジスルフイツド交換反応
に適する担体マトリックスに可逆的に結合させ、そして
還元剤との反応により担体マトリックスから取り外すこ
とによって達成された。
ジスルフイツド交換反応に適する担体マトリックスに第
XIII因子のaサブユニットを可逆的に結合させるこ
とは有毒なりロマトグラフイー物質の使用を回避できる
という長所がある。その上、第XIII因子を含有する
溶液中に含有されるすべてのタンパク質は遊離のメルカ
プト基に対する反応性が低いためまたは溶離に際し第X
III因子と異なる挙動をする結果、ジスルフイツド結
自を還元する試薬を用いて溶離すると第χm因子から分
離されうる。その上本発明方法においては血漿第XII
I因子のbサブユニットをaサブユニットから除去でき
る。今驚くべきことに、血漿第XIII因子複合物はM
cDonaghにより提示された意見と反対にトロンビ
ンの非存在下にカルシウムまたはマグネシウムを含有す
る溶液中でインキュベーションすることによりbサブユ
ニットと生物学的に活性なaサブユニットに分解するこ
とが見出された。bサブユニットそれ自体は何ら遊離の
メルカプト基ををせず、システィンにより付与されるす
べてのSR基はbサブユニット内にジスルフィッド結合
の形で存在するので、これらは担体マトリックスには結
合せず従って洗浄により除去されうる。
第XIII因子は第XIII因子濃度の高い物質のホモ
ジネートから得られるのが好ましい。それらは例えば胎
盤組織および血小板が包含される。
この2種の物質から単離された第XIII因子はaサブ
ユニットからのみ成っている。
生物学的に活性な第XI因子も同様に胎盤から得られう
る。しかしながらすでに記載したとおり、血漿第XII
I因子は非共有的に相互に結合した2種のサブユニット
、すなわちaサブユニットとbサブユニットの複合体か
ら成っている。
本発明によりこの第XIII因子複合体から生物学的に
活性なaサブユニットが得られる。
本発明による方法にとって、その超厚に関わりなく第X
III因子をアフイニテイクロマトグラフイーによる精
製のために溶液中において入手できる。この目的には、
例えば血液から高分子タンパク質を沈澱または遠心分離
により除去することによるかまたは第XIII因子を含
有する組織をホモジナイズおよび続いて遠心分離するこ
とにより適当な生物学的物質を調製する。
C,G、 CurLis他(Biochemistry
 13.1974.3774−3780)により、第X
III因子を濁期律表の第11a族の二価イオンの非存
在下にアルキル化剤で処理しても第XIII因子の生物
学的活性には何の影響も及ぼさないことが開示されてい
る。
この著者らは、aサブユニット中の第XIIIa因子の
活性システィンは通常保護された形態であることを示す
ことができた。カルシウムイオンを同時に添加してはじ
めてこのシスティンがコンホーメーションの変化により
露出されそれにより同様にアルキル化されうる。かくし
て完全にS−アルキル化された第XIIIa因子はトロ
ンビンによる分解後でも不活性である。今驚くべきこと
に、第XIII因子を含有する溶液をカルシウムまたは
同等のイオンの非存在下にアルキル化剤で処理し統いて
アフィニテイクロマトクラフィー精製することにより生
物学的に活性な高純度の第XIII因子調製物が得られ
うろことが見出された。
その際アルキル化剤としてヨードアセトアミドまたはヨ
ード酢酸が使用されるのが好ましい。
しかしながら本発明には同様のアルキル化能力を有する
任意の他の試薬も使用できる。
アルキル化するには、それぞれのアルキル化剤を画業上
知られた操作に従い約5〜250 ミリモル/lの濃度
で添加すべきである。好ましい態様は5〜50ミリモル
/lの濃度のヨード酢酸で処理することである。
本発明によればアルキル化はCa2+または同様の作用
を有するイオンの非存在下に実施される。
そうでない場合は、aサブユニットのコンホーメーショ
ンの変化により活性中心もアルキル化を受けることにな
り従って遮断される。それゆえCa”+およびMg 2
 +を含有しない緩衝液を使用することが重要である。
好ましい態様においてはアルキル化はキレート形成剤を
添加して実施される。この目的には0.001〜0.1
モル/lの濃度のエチレンジアミン四酢酸(EDTA)
を使用するのが特に好ましい。
本発明によれば第XIII因子を含有する溶液のアルキ
ル化は第XIII因子が何ら主要なコンホーメーション
変化を受けないpHで実施される。それゆえ生理学的な
pH値に近いpHが用いられるのが好ましい、すなわち
アルキル化はpH6,5〜8.5で実施される。分子の
三次構造がCa’+により誘発されて変化してaサブユ
ニットの活性中心が露出されるのを阻止するためには、
反応泥合物に0.001〜0.04モル/lのEDTA
を添加するのが好ましい。そこでアルキル化は例えば0
.005〜0.25モル/lのヨード酢酸を用いて実施
される。
しかしながらそれより高いかまたは低い濃度のヨード酢
酸も使用できる。反応は通常1〜360分間行われる。
しかしながら露出されているメルカプト基を完全にアル
キル化するには、5分間以上反応させるべきである。反
応時間に限定はないが、遅くとも60分後には、露出さ
れているメルカプト基が充分にカルボキシメチル化され
ると予測されうる。
アルキル化を行ったのち、アルキル化物質を再び溶液か
ら除去する。これは当業者に知られた方法、例えばゲル
が過、塩沈澱および/または透析により行う二七ができ
る。アルキル化物質が定量的に溶液から除去されるなら
ば他のいずれの方法もこの目的に等しく用いられうる。
血漿第XIII因子から活性aサブユニットを単離する
場合は、これを非共有により会合しているbサブユニッ
トから分離する必要がある。これは場合によりすでにア
ルキル化されていてもよい血漿第XIII因子を0.0
5〜0.6モル/l特に好ましくは0.05〜0.2モ
ル/lの濃度のカルシウムイオンまたはマグネシウムイ
オンとインキュベーションすることにより行われるのが
好ましい。
カルシウムまたはマグネシウムの存在下に5分から2時
間インキュベーションしたのちにaサブユニットとbサ
ブユニットが解離状態となる。
血漿第x■因子からaサブユニットを単離する場合は、
ジスルフイツド交換反応に適する物質への下記吸着を実
施するのにサブユニットのこの解離が必要な前提条件で
ある。
予備処理されてないかまたは予めアルキル化物質で処理
された第XIII因子含有溶液を次にジスルフイツド交
換反応に適し、遊離のメルカプト基を含有する担体マト
リックスと接触させる。
ジスルフイツド交換反応に適する好ましい物質の例をあ
げればチオール−セファロース4Bである。この反応は
いわゆるバッチ法および分収用カラムの両方で行うこと
ができる。
本発明によれば第XI[[因子を含有する溶液を好まし
くは0.O1〜0.2モル/lの濃度のカルシウムまた
はマグネシウムイオンの存在下にマトリックスと接触さ
せる。吸着は事実上生理学的pHs好ましくはpH6,
5〜8.5で行うべきである。
本発明によれば、担体マトリックスのメルカプト基をそ
れ自体知られた方法でジ−2−ビリジルジスルフイッド
、2.2’−ジチオビス(ピリジンN−オキサイド)、
5.5’−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)、これら
化合物の誘導体またはアゾジカルボン酸の誘導体と反応
させることにより予め活性化しそれにより後程加えられ
る検体とジスルフイツド結合を形成する準備ができる。
メルカプト基を含有するマトリックスに第Xm因子が結
合されたのもこのマトリックスを、0、O1〜0.2モ
ル/l濃度のカルシウムまたはマグネシウムを含有する
溶液で洗浄する。それ自体何らシスティンを含有しない
ゆえであろうとそれらのメルカプト基が予めアルキル化
されているゆえであろうとマトリックスと相互作用でき
ない第XIII因子含有溶液中の他のすべての成分は定
量的に溶離され、血漿からの第Xm因子の場合はカルシ
ウムまたはマグネシウム処理によりaサブユニットから
分離されたbサブユニットも同様に溶離される。
続く操作段階において第Xm因子のaサブユニットがマ
トリックスから溶離される。溶離剤としてはジスルフイ
ツド交換反応に適し、マトリックスに結合された第Xm
因子aサブユニットと置換しそして同時にマトリックス
とaサブユニットとの間のジスルフイッド結合を還元す
るものであるあらゆる試薬が用いられうる。好ましい態
様では0.01〜0.2モル/lのCa”+またはMg
2十の存在下に0.005〜0,05モル/lの還元剤
好ましくはジチオトレイトール、メルカプトエタノール
、エタンジチオール、グルタチオンまたはシスティンを
用いて溶離が行われる。活性なaサブユニットの収量増
大をもたらすものである特に好ましい態様では、溶離剤
に0.1〜0.7g/rxQのスクロースを添加して実
施される。
本方法は天然源から単離された第Xm因子に対してのみ
ならず、遺伝子工学により細菌、酵母または細胞培養物
において生成された第Xm因子に対しても同様に適用で
きる。その上この方法は活性中心のシスティンがカルシ
ウムイオンまたは同様の作用を有するイオンの添加によ
るコンホーメーション変化の影響を受は続けるならば、
第XIII因子活性を有するあらゆるタンパク質にも適
用できる。
本発明方法により精製期間中その活性がほとんど完全に
保持されたまま残る第XIII因子調製物が得られる。
本発明方法により得られた第Xm因子は治療用組成物に
使用されうる。
好ましい組成物は第Xm因子の他に生理学的に受容され
うる成分例えば塩化ナトリウム、アルブミン、グルコー
スまたはスクロースヲ含有しておりそして注入に適する
ものである第XIII因子含有溶液である。
かかる治療剤はとりわけ第XIII因子欠乏性疾患の治
療に使用できる。本発明により得られた第Xm因子のも
う一つの好ましい使用法は、例えば保存血または赤血球
濃縮物に混合して、大出血後に輸血される血液の凝固能
力を保持することである。
第Xm因子を精製するための本発明による方法を以下の
実施例により説明する。
実施例 1 ジ−2−ピリジルジスルフィッド、エルマン試薬または
2.2′−ジチオビス(ピリジンN−オキサイト)ヲ用
いるチオール−セファロース4BOの活性化 チオール−セファロース4B■の50mmを、0.03
モル/lのメルカプトエタノールを添加した緩衝液A 
(0,05モル/(i c7) トU 7. / HC
lpH7,5)、0.15モル/lのNa(4)と室温
ではじめに30分間処理した。次に樹脂物質を緩衝液A
で洗い、そして1.5ミリモル/lのジ−2−ピリジル
ジスルフィッドをさらに添加したこの緩衝液と反応させ
た。活性化および樹脂マトリックスのメルカプト基の保
護が完結したのちこれを緩衝液Aで洗いそしてこの樹脂
マトリックスをジスルフィツド交換反応に用いた。
ジ−2−ピリジルジスルフイツドの代りに例えば5,5
′−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)(エルマン試薬
)または2.2′−ジチオビス(ピリジンN−オキサイ
ド)を同じモル濃度で活性化に使用することもできる。
実施例 2 第XIII因子を含有する溶液と活性化されたチオール
−セファロース4BOとの反応700Uの第XIII因
子(第XIII因子1単位はクエン酸添加した正常血漿
ltQ中の第XIII因子含量に相当する)を含有する
溶液50m12中に40%(w/v)の硫酸アンモニウ
ムを飽和させた。
硫酸アンモニウム残留物を緩衝液A(実施例1参照)で
4℃で一夜透析し次に30ミリモル/lのCaCQ !
を加えた。例えば実施例1に記載されるように活性化さ
れた活性化チオール樹脂を、30ミリモル/lのCaC
ff、が添加された緩衝液Aを用いて平衡となした。カ
ルシウムを含有する透析物を予め調製しであるアフイニ
テイマトリックスに加え、次に樹脂を緩衝液A(30ミ
リモル/lCaCQ2含有)で洗いそして15ミリモル
/lのジチオトレイトールおよび30ミリモル/lのC
aCQ、を添加した緩衝液Aを用いて第XIII因子を
溶離した。溶出液は500 Uの第XIII因子を含有
していた。
実施例 3 洗浄緩衝液および溶離緩衝液にさらに0.59/mQの
スクロースを加える以外は実施例1および2に記載され
るようにしてチオール−セファロース4Bを活性化させ
そして第XIII因子を含有する溶液と反応させた。溶
出液は600Uの第XIII因子を含有していた。
実施例 4 血漿第XIII因子を含有する溶液と活性化されたチオ
ール−セファロース4Boとの反応1000単位の第X
III因子を含有するがトロンビンは何ら含有しない血
漿第XIII因子含有溶液501112を緩衝液A(実
施例1)で4°Cで一夜透析し次に0.3モル/lのC
a(J、およびO,1g/+++ffのスクロースを加
えた。4℃で60分間インキュベートしたのちこの溶液
を例えば実施例1におけるようにして活性化されたチオ
ール樹脂に加え、そして0.05モル/lのトリス/ 
HC(2(pH7,5)、 0.15モル/lのNaC
Q、 0.1モル/lのCaC4!および0.1g/m
Qのスクロースからなる緩衝液Bを用いて平衡となした
。次に樹脂物質を緩衝液Bで洗い、そして20ミリモル
/lのL−システィンを加えた緩衝液Bで溶離した。
この溶出液は820Uの第XIII因子を含有しており
モしてbサブユニットは含有していなかっIこ 。
実施例 5 第XIII因子を含有する溶液のアルキル化および続く
活性化チオール−セファロース4B■との反応 700Uの第XIII因子を含有する溶液5Q+iff
を5ミリモル/lのEDTAを加えた緩衝液Aで透析し
そして次に10ミリモル/lのヨード酢酸と室温で1時
間インキュベートした。この溶液に40%(W/V)硫
酸アンモニウムを飽和し、そして沈澱を実施例2に記載
されるようにしてさらに処理した。
スクロースを添加しない場合は450Uの第XIII因
子が溶出液中に、モしてスクロースを添加すると580
Uの第XIII因子が洗浄緩衝液および溶出緩衝液中に
回収された。アルキル化後にアフイニテイ樹脂から溶離
された第XIII因子の純度はアルキル化されてない第
XIII因子物質のそれに比較して明らかに高かった。
溶液中における第XIII因子の生物学的活性をBeh
ringwerke AG社のフィブリン架橋テストに
より測定した。この目的には検体をpH7、6のジエチ
ルパルピッレート/アセテート緩衝液を用いて1:5.
1:10、l:20.1:40等に連続希釈した。次に
検体希釈物50μρずつにCa/トロンビン/カオリン
溶液0.1mQを加えそしてこの混合物を37℃で10
分間インキュベートした。その直後に5%モノクロロ酢
酸溶液1+Jずつを加え、さらに2分間インキユベート
シ、はげしく振盪したのち溶液のカオリン濁度を測定し
た。
特許出願人  ベーリングヴエルケ・アクチェンゲゼル
シャフト 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第XIII因子のaサブユニットをジスルフイツド交
    換反応に適する担体マトリックスに可逆的に結合させ、
    そして還元剤との反応により担体マトリックスから取り
    外すことからなる、第XIII因子のaサブユニットのア
    フイニテイクロマトグラフイーによる精製法。 2)第XIII因子のaサブユニットが胎盤ホモジネート
    または血小板ホモジネートから得られることからなる請
    求項1記載の方法。 3)第XIII因子のaサブユニットが血漿から得られる
    ことからなる請求項1記載の方法。 4)第XIII因子が溶液中に存在することからなる請求
    項1〜3のいずれかに記載の方法。 5)第XIII因子、または第XIII因子を含有する溶液を
    アルキル化剤で予備処理することからなる請求項1〜4
    のいずれかに記載の方法。 6)アルキル化剤がヨードアセトアミドまたはヨード酢
    酸であることからなる請求項5記載の方法。 7)ヨード酢酸が5〜250ミリモル/l、好ましくは
    5〜50ミリモル/lの濃度で存在することからなる請
    求項6記載の方法。 8)アルキル化がCa^2^+およびMg^2^+の非
    存在下に行われることからなる請求項5〜7のいずれか
    に記載の方法。 9)アルキル化がキレート形成性物質、好ましくは0.
    001〜0.1モル/l特に好ましくは0.002〜0
    .02モル/lの濃度のエチレンジアミン四酢酸の存在
    下に行われることからなる請求項6および/または7の
    いずれかに記載の方 法。 10)第XIII因子を含有する溶液を0.001〜0.
    04モル/lのエチレンジアミン四酢酸の存在下にpH
    6.5〜8.5で0.005〜0.25モル/lのヨー
    ド酢酸で1〜360分、好ましくは5〜60分処理する
    ことからなる請求項9記載の方法。 11)アルキル化物質がアルキル化が行われた後好まし
    くは透析またはタンパク質の塩沈澱により分離されるこ
    とからなる請求項5〜10のいずれかに記載の方法。 12)血漿第XIII因子複合物を0.05〜0.6モル
    /l、好ましくは0.05〜0.2モル/lの濃度のC
    a^2^+またはMg^2^+とインキユベーシヨンす
    ることからなる請求項1または3〜11のいずれかに記
    載の方法。 13)第XIII因子を含有する溶液をメルカプト基を含
    有する担体マトリックス、好ましくはチオールセフアロ
    ース4Bと接触させることからなる請求項1〜12のい
    ずれかに記載の方法。 14)担体マトリツクスへの結合が好ましくは0.01
    〜0.2モル/lの濃度のCa^2^+またはMg^2
    ^+の存在下に好ましくはpH6.5〜8.5で行われ
    ることからなる請求項1〜13のいずれかに記載の方法
    。 15)担体マトリックスがジ−2−ピリジルジスルフィ
    ツド、2,2′−ジチオビス(ピリジンN−オキサイド
    )、5,5′−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)、こ
    れら化合物の誘導体またはアゾジカルボン酸の誘導体と
    の反応により予め活性化したものである請求項13また
    は14に記載の方法。 16)第XIII因子を負荷された担体マトリックスを0
    .01〜0.2モル/lの濃度のCa^2^+またはM
    g^2^+を含有する溶液で洗浄することからなる請求
    項13〜15のいずれかに記載の方法。 17)担体マトリックスに結合された物質を0.01〜
    0.2モル/lの濃度のCa^2^+またはMg^2^
    +および0.005〜0.05モル/lの還元剤好まし
    くはジチオトレイトール、メルカプトエタノール、エタ
    ンジチオール、グルタチオンまたはシステイン、および
    場合により0.1〜0.7g/mlのスクロースを用い
    て溶離することからなる請求項13〜16のいずれかに
    記載の方法。 18)第XIII因子が天然のタンパク質、遺伝子工学に
    より調製された第XIII因子またはそのa−サブユニッ
    ト、および/または第XIII因子活性を有する任意の天
    然または人工的に生成されたタンパク質であることがで
    きる請求項1〜17のいずれかに記載の方法。 19)第XIII因子のa−サブユニットの活性がほとん
    ど完全に保持されていることからなる請求項1〜18の
    いずれかに記載の方法。 20)請求項1〜19のいずれかに記載の方法により精
    製された第XIII因子、および慣用の生理学的に受容さ
    れうる塩化ナトリウム、アルブミン、グルコースまたは
    スクロースのような添加剤を含有することからなる治療
    用組成 物。 21)第XIII因子欠乏により惹起された凝固障害の治
    療への請求項20記載の治療用組成物の使用。
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