JPH01279740A - 鋼板の連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法 - Google Patents
鋼板の連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法Info
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- JPH01279740A JPH01279740A JP10712688A JP10712688A JPH01279740A JP H01279740 A JPH01279740 A JP H01279740A JP 10712688 A JP10712688 A JP 10712688A JP 10712688 A JP10712688 A JP 10712688A JP H01279740 A JPH01279740 A JP H01279740A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は鋼板の連続溶融めっきにおいて、過剰に付着し
た溶融金属を除去したり、不均一に付着した溶融金属を
所定の付希量(厚み)に調整するための方法に関する。
た溶融金属を除去したり、不均一に付着した溶融金属を
所定の付希量(厚み)に調整するための方法に関する。
従来、鋼板の連続溶融亜鉛めっきにおいてめっき付着量
を調整する方法として、気体絞り法が一般的に行われて
いる。この方法は、めっき後の鋼板面にスリット状の開
口をもつノズルから気体を吐出させ、過剰に付着した溶
融亜鉛を吹き払うことによって所定のめっき皮膜厚を得
ようとする方法である。
を調整する方法として、気体絞り法が一般的に行われて
いる。この方法は、めっき後の鋼板面にスリット状の開
口をもつノズルから気体を吐出させ、過剰に付着した溶
融亜鉛を吹き払うことによって所定のめっき皮膜厚を得
ようとする方法である。
しかし、この気体絞り法は調整可能なめっき付着量の下
限がほぼ30g/d程度であり、それ以下の薄めつきの
調整は困難である。
限がほぼ30g/d程度であり、それ以下の薄めつきの
調整は困難である。
また、このような問題以外にも、気体絞り法には次のよ
うな難点がある。
うな難点がある。
■)気体を供給するため昇圧用ブロアの運転コストや、
ガス温度調整、ガス量調整等のための設備コストがかか
る。
ガス温度調整、ガス量調整等のための設備コストがかか
る。
2)目標付着量変更時、気体絞り条件の調整に時間がか
かるため、目標とする付着、i:Lの製品を直ちに得る
ことが出来ない。
かるため、目標とする付着、i:Lの製品を直ちに得る
ことが出来ない。
3)披めっき鋼板の幅方向で、気体絞りガスの圧力及び
、流速分布が必ずしも均一でないため、幅方向で均一な
めっきの付着量を得ることが容易でない。
、流速分布が必ずしも均一でないため、幅方向で均一な
めっきの付着量を得ることが容易でない。
4)気体絞り時に、ノズルからの気体と鋼板表面の溶融
めっき皮膜が衝突する際に微小なめっき金属の飛沫が発
生し、これがめつき表面に付着し、外観を低下させる。
めっき皮膜が衝突する際に微小なめっき金属の飛沫が発
生し、これがめつき表面に付着し、外観を低下させる。
また、この飛沫が、気体絞りノズルの気体吐出部やその
周辺に付着し、ガス圧力、流速分布を乱すため、めっき
の付着量むらが生じやすい。
周辺に付着し、ガス圧力、流速分布を乱すため、めっき
の付着量むらが生じやすい。
5)気体絞りに伴って発生する飛沫が、酸化された状態
で浴の表面に堆積する。これはトップドロスとして、洛
外に排出されるため、めっき金属の損失が生ずる。
で浴の表面に堆積する。これはトップドロスとして、洛
外に排出されるため、めっき金属の損失が生ずる。
また、その排出にも多くの労力が必要となる。
本発明はこのような従来の問題に鑑み、薄めつきの調整
が可能であり、しかも上述した気体絞り法のような問題
を生じることがない新たなめっき付着量調整法を提供せ
んとするものである。
が可能であり、しかも上述した気体絞り法のような問題
を生じることがない新たなめっき付着量調整法を提供せ
んとするものである。
このため本発明の特徴とするところは、連続溶融めっき
後の鋼板のめっき面に超音波振動子を備えた超音波振動
器の振動板を押し当てることによりめっき付着量の調整
を行うようにしたことにある。
後の鋼板のめっき面に超音波振動子を備えた超音波振動
器の振動板を押し当てることによりめっき付着量の調整
を行うようにしたことにある。
以下、本発明の詳細を具体的に説明する。
第1図は本発明の実施状況を示すもので、溶融めっきさ
れた鋼板1の両側に超音波振動器2が配され、めっき付
着量の調整が行われる。
れた鋼板1の両側に超音波振動器2が配され、めっき付
着量の調整が行われる。
各超音波振動器2は振動子3と、この振動子で発生した
振動を増幅するためにホーン状に構成された振動板4と
を備えており、この振動板4の先端をめっき面に押し当
てることにより、めっき付着量の調整を行う。
振動を増幅するためにホーン状に構成された振動板4と
を備えており、この振動板4の先端をめっき面に押し当
てることにより、めっき付着量の調整を行う。
前記振動子3はチタン酸バリウム、フェライトなどの電
歪索子が積層されたもので、振動子3の両端に電位差を
与えると振動子3が高周波で歪み、振動が発生する。そ
して、この振動がホーン状の振動板内で増幅されつつそ
の先端まで伝えられる。
歪索子が積層されたもので、振動子3の両端に電位差を
与えると振動子3が高周波で歪み、振動が発生する。そ
して、この振動がホーン状の振動板内で増幅されつつそ
の先端まで伝えられる。
第2図は振動子への投入電力が振動板先端に現われる振
動に与える影響を示したもので、投入電力に比例して振
幅が大きくなっている。なおこの場合、振動板先端は2
0kHzの周期で振動している。
動に与える影響を示したもので、投入電力に比例して振
幅が大きくなっている。なおこの場合、振動板先端は2
0kHzの周期で振動している。
第3図は、通板する被めっき鋼板1の表面に付着してい
る溶融金属5の厚みが、めっき皮膜表面に接触した振動
板4によって調整される様子を示したもので、矢印Xは
振動板4の振動方向を示している。第4図はこのような
振動板4の直後に現われるめっき厚み分布の一例を示す
もので、:A整後の膜厚は50μsec毎に変動し、被
めっき鋼板1の移動速度が1m/sであるとすると、そ
の変動ピッチは50tHaとなる。図中■は振動板4が
最も鋼板1に近付いたとき、■、は最も遠ざかったとき
の各皮膜厚を示している。そして、このような微細な付
着の変動は、めっき金属の粘性と界面張力とによって急
速にダンピングされ、めっき表面は平滑化される。
る溶融金属5の厚みが、めっき皮膜表面に接触した振動
板4によって調整される様子を示したもので、矢印Xは
振動板4の振動方向を示している。第4図はこのような
振動板4の直後に現われるめっき厚み分布の一例を示す
もので、:A整後の膜厚は50μsec毎に変動し、被
めっき鋼板1の移動速度が1m/sであるとすると、そ
の変動ピッチは50tHaとなる。図中■は振動板4が
最も鋼板1に近付いたとき、■、は最も遠ざかったとき
の各皮膜厚を示している。そして、このような微細な付
着の変動は、めっき金属の粘性と界面張力とによって急
速にダンピングされ、めっき表面は平滑化される。
第4図に示すような膜厚変動の振幅は振動板4の振幅に
よって変化し、したがって、第2図に示すように振動子
3への投入電力を変えることにより任意のめっき厚が得
られる。
よって変化し、したがって、第2図に示すように振動子
3への投入電力を変えることにより任意のめっき厚が得
られる。
なお、本発明が対象とする溶融めっきは、従来一般に行
われている溶融金属浴を使用するもの以外に、溶融金属
をノズルにより鋼板面に吹き付けたり、ポンプにより形
成された溶融金属流に鋼板を接触させたりする方法によ
るものも当然含むものである。
われている溶融金属浴を使用するもの以外に、溶融金属
をノズルにより鋼板面に吹き付けたり、ポンプにより形
成された溶融金属流に鋼板を接触させたりする方法によ
るものも当然含むものである。
また、本発明者等は上記のような従来の溶融めっき法に
対し、溶融金属浴を全く必要とせず、しかもめっき付着
量のコントロールが容易な新たなめっき法として、固相
のめっき金属材を鋼板方向に送給して、これを鋼板の顕
熱或いは鋼板に面して設けられた溶解装置により、鋼板
面上またはその近傍でめっき目付分だけ溶融させ、この
溶融金属をめっき皮膜として付着させる方法を提案した
が、本発明法はこのような溶融めっきについても同様に
適用することができる。
対し、溶融金属浴を全く必要とせず、しかもめっき付着
量のコントロールが容易な新たなめっき法として、固相
のめっき金属材を鋼板方向に送給して、これを鋼板の顕
熱或いは鋼板に面して設けられた溶解装置により、鋼板
面上またはその近傍でめっき目付分だけ溶融させ、この
溶融金属をめっき皮膜として付着させる方法を提案した
が、本発明法はこのような溶融めっきについても同様に
適用することができる。
第5図に示す装置を用い、鋼板1の連続溶融亜鉛めっき
においてめっき皮膜の厚さ調整を実施した。超音波振動
器2は、その振動板4が先端の厚さ511111%幅1
500mmの焼結モリブデン製であり、振動子3として
PZTを各4箇所設けた。また、振動板4内には導管6
により冷却水を通し、振動子の温度上昇を防いでいる。
においてめっき皮膜の厚さ調整を実施した。超音波振動
器2は、その振動板4が先端の厚さ511111%幅1
500mmの焼結モリブデン製であり、振動子3として
PZTを各4箇所設けた。また、振動板4内には導管6
により冷却水を通し、振動子の温度上昇を防いでいる。
本方法により振動子への投入全電力3kWで10〜80
g/IT1fの付着量の範囲にて均一なめっきが可能で
あった。また、気体絞りで問題となっていたスプラッシ
ュ等による表面汚れの発生もなかった。
g/IT1fの付着量の範囲にて均一なめっきが可能で
あった。また、気体絞りで問題となっていたスプラッシ
ュ等による表面汚れの発生もなかった。
以上述べた本発明によれば、振動子の振幅を小さくする
ことにより、薄めつきの調整がnI能であり、また、従
来の気体絞りのような設備上、品質上等の問題を生じる
ことなく、簡易な設備により適切に付着量調整を行うこ
とができる。
ことにより、薄めつきの調整がnI能であり、また、従
来の気体絞りのような設備上、品質上等の問題を生じる
ことなく、簡易な設備により適切に付着量調整を行うこ
とができる。
第1図は本発明の実施状況を示す説明図である。
第2図は振動子への投入電力が振動子先端に現われる振
動に与える影響を示したものである。第3図は振動板に
よるめっき皮膜の調整状況を示すものである。第4図は
、振動板の直後に現われるめっき厚み分布の一例を示す
ものである。第5図は実施例における付着量調整状況を
示す説明図である。 図において、1は鋼板、2は超音波撮動器、3は振動子
、4は振動板、5は溶融金属である。 第 1 図 第2図 役力電力 (kw) 第3図
動に与える影響を示したものである。第3図は振動板に
よるめっき皮膜の調整状況を示すものである。第4図は
、振動板の直後に現われるめっき厚み分布の一例を示す
ものである。第5図は実施例における付着量調整状況を
示す説明図である。 図において、1は鋼板、2は超音波撮動器、3は振動子
、4は振動板、5は溶融金属である。 第 1 図 第2図 役力電力 (kw) 第3図
Claims (1)
- 連続溶融めっき後の鋼板のめっき面に、超音波振動子を
備えた超音波振動器の振動板を押し当てることによりめ
っき付着量の調整を行うことを特徴とする鋼板の連続溶
融めっきにおけるめっき付着量調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10712688A JPH01279740A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 鋼板の連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10712688A JPH01279740A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 鋼板の連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01279740A true JPH01279740A (ja) | 1989-11-10 |
Family
ID=14451155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10712688A Pending JPH01279740A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 鋼板の連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01279740A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005256055A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Jfe Steel Kk | 連続溶融金属メッキ方法及び装置 |
JP2020153004A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | Jfeスチール株式会社 | 溶融Zn−Al系めっき鋼板、およびその製造方法 |
US11168389B2 (en) | 2015-12-24 | 2021-11-09 | Posco | Plated steel sheet having fine and even plating structure |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10712688A patent/JPH01279740A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005256055A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Jfe Steel Kk | 連続溶融金属メッキ方法及び装置 |
US11168389B2 (en) | 2015-12-24 | 2021-11-09 | Posco | Plated steel sheet having fine and even plating structure |
JP2020153004A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | Jfeスチール株式会社 | 溶融Zn−Al系めっき鋼板、およびその製造方法 |
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