JPH01279446A

JPH01279446A - 光情報の記録再生方法およびその装置

Info

Publication number: JPH01279446A
Application number: JP10845388A
Authority: JP
Inventors: Yoriji Kawasaki; 川崎　順志
Original assignee: NEC Home Electronics Ltd; Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Home Electronics Ltd; NEC Corp
Priority date: 1988-04-30
Filing date: 1988-04-30
Publication date: 1989-11-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、光磁気ディスク等の消去ｌＪ能な光ディスク
に情報を記録又は再ｌ↑しかつ消去・書き換之る際に用
いられる光情報の記録＋ｌｆ生方法およびその装置に関
する。

従来の技術現在、消去ｉ＋Ｊ能な光ディスク媒体として光磁（（デ
ィスクがあり、その一部は既に実用化されている。

光磁気ディスクの構成例を第９図に示す。この光磁気デ
ィスクは、光透過性の高い透明基板１と、この透明基板
１上に積層された３層構造の記録膜２と、この記録膜２
上に積層された打機保護ＹＸ３とによって形成されてい
る。透明基板１には、径方向の最外周から内周まで連続
するトラッキング用溝がスパイラル状に形成されている
。記録膜２は、Ｔ　ｂ　Ｆ　ｅ　Ｃｏ等の希土類−遷移
金属アモルファス合金等の垂直磁気異方性を有する磁性
膜２ａを５ｉ０２、Ｙ２Ｏ３、ＳｉＮ等の誘電体保護膜
２ｂ１２ｂでサンドインチした３層構造に形成されてい
る。そして、有機保護膜３は、光ディスクの機械的強度
を持たせるための保護層となっている。この光磁気ディ
スクへ情報を記録し、あるいは記録された古い情報を消
去・古き換えるにあたっては、光ヘッドから照射される
レーザビームは透明基板１を通して記録膜に入射される
。この記録膜への情報の記録方式として従来より大別し
てて２通りある。その１つは、透明基板１のトラッキン
グ用溝間に形成されたランド部４を通してレーザビーム
を照射して記録するランド記録方式であり、他の１つは
透明基板１のトラッキング用溝・グルーブ部５を通して
レーザビームを叩射して記録するグルーブ記録方式であ
る。通常、ランド記録方式が良好な記録ｉＩｌ生特性が
得られるため、多く用いられている。

この光磁気ディスクに情報を記録する場合は、光変調方
式による場合、周知のように、記録に応じた補助磁界を
媒体面に印加しながら情報信号に応じた記録パワーのレ
ーザビームを記録トラックに断続的に照射し、レーザビ
ームの照射部分の温度を局部的にキュリー点以上に上げ
、印加磁界に応じて磁化の向きを反転させて、キュリー
点１りき込みにより光の点滅の形で情報が記録される。

−方、ディスクに記録された情報を再生するには、１１
Ｙ生パワーのレーザビームを連続的に記録トラックに！
ｌ（１射し、その反射光の偏波面が磁化の向きによって
異なる方向に回転されるカー・効果を利用し、このカー
回転角の検出によるカー効果読み取りによってｌｒわれ
る。

そして、ディスクに３き込まれた情報を消去するには、
記録層に一方向のバイアス磁界を印加しつ−）、消去す
べき記録トラックに再ｑ時よりも、ｊ”ｉｉいエネルギ
ー密度の消去に応じたパワーのレーザビームを連続的に
２．６射し、その温度をキュリー意思１°にあけて磁化
の向きを一方向に揃えることによって行われる。

発明が解決しようとする課題しかしながら、光ヘッドから照射されるレーザビームは
、一定強度で集光されたものではなく、第１０図に示す
ように、ガウス分布と称する分４１を持ったものとなり
、対物レンズを介して集光されるビームスポットの周縁
にある程度の拡がりをもっている。そのため、ランド部
を通した情報の記録時にその両サイドのグルーブ部にも
信号が記録される場合がある。そして、この場合、ンド
部に記録された情報を消去したとき、グルーブ部にまで
記録された情報が完全に消去されず、消去残りが生して
しまう問題点がある。すると、／ｌｉ去ののち＋＋ｐび
記録された情報を１１生しようとする場合に、グルーブ
部に消去し残した情報をいっしょに検出してしまい、そ
れが再生ノイズとしζ表われ、ＩＸ＋生仏＞ｊのＳＮ比
、ＣＮ比が低下してし士い、伝号Ｉｌｆ生特性の品質を
低ドさせることになる。同様に、グルーブ部を通して記
録する場合には、その両サイドのランド部に信号の消去
残り、それに伴う１１）生ノイズが表われることになる
。

’Ｆイスク媒体に記録された情報の消去方式としては、
ランド部およびグルーブ部ともに磁化の向きを同一・方
向に揃えて消去することが好ましい。

この消去にあたり、消去時のレーザーパワーを記録時よ
りも大きくすると、熱拡散によってランド記録時には両
サイドのグルーブ部、グルーブ記録時には両サイドのラ
ンド部にまで温度ｌ−昇か生じ、ランド部又はグルーブ
部と同時にその両サイドのグルーブ部またはランド部の
消去を行うことが可能である。

七ころが、通常、記録時にはレーザビームの記録パワー
を半導体レーザの限界に近いところで使用しているので
、消去時にレーザーパワーを記録時よりもさらに大幅に
大きくすると、半導体レーザの寿命が短くなり耐用年数
が著しく劣下してしまう。そのため、消去パワーを大幅
に大きくすることはできない。したがって、ランド記録
方式、グルーブ記録方式のいずれの記録方式であっても
、情報の消去残りは必然的に生じる。

本発明は、以上の点に鑑み提案されたもので、消去時の
レーザパワーを大幅に上げることなく、ランド部、グル
ーブ部共に均一・に消去できるようにし、ディスク媒体
への情報の消去残りを防止することを［」的としている
。

課題を解決するための手段以上の目的を達成するために、本発明は、トラッキング
用案内溝を有する光ディスクの情報記録ｉｌＴｌ長生に
おいて、情報を消去する際に、前記光ディスクの溝間部
とその隣接溝部の双方にレーザービームを照射し、記録
ビットの広がり等による情報の消去残りを同時消去する
方法を採用した。

本発明の一つの構成では、光ディスクの半径方向にスレ
ッド送りされる２つの光ヘッドを備え、その一方を消去
専用、他方を記録・再生・消去用とし、情報の記録にあ
たり、前記一方の光ヘッドによってランド部又はグルー
ブ部の消去、他方の光ヘッドによってグルーブ部又はラ
ンド部を消去し、隣り合う前記ランド部とグルーブ部と
の記録情報を同時に消去する方法が採られる。この場合
、２つの光ヘッドのうち一方を追記１１丁能型光ヘッド
、他方を光磁気ヘッドで構成し、追記可能型光ヘッドを
消去専用に用いる。

さらに、本発明の別の構成によると、光ディスクの半径
方向にスレッド送りされる単一の光へ。

ドを配置し、情報の記録にあたり、■トラックの周回毎
にあるいは数トラックの消去範囲毎にランド部とグルー
ブ部とに交圧にトラッキングをかけて、消去範囲内の隣
り合うランド部とグルーブ部とを時分割で消去する方法
が採用される。

本発明に係る装置は、信号記録面にトラノキング用溝を
スパイラル状に形成した消去ｎＪ能な尤ディスクに情報
を記録再生する装置であって、前記光ディスクを装填し
回転駆動するディスク回転駆動−ト段と、１１汀記光デ
ィスクと対向してディスク半径方向に往復移動可能に支
持された２つの光ヘッドと、この２つの光ヘッドをげい
に同期してディスクを径方向にスレッド送りする光ヘッ
ド駆動手段と、前記２つの光ヘッドのうち、一方から射
出されるレーザビームを前記トラッキング用溝の溝間ラ
ンド部に追従させるランドトラッキングサーボ手段と、
他方の光ヘッドから射出されるレーザビームを前記トラ
ッキング用溝のグルーブ部に追従させるグルーブトラッ
キングサーボ手段とから成る構成を採用し、前記２つの
光ヘッドから照射されるレーザビームによって前記ラン
ド部とグルーブ、１＜＆の消去をし、そのうちの一方の
光ヘッドによって情報を記録再生する様に構成されてい
る。

この場合、上述と同様に、２つの光ヘッドのうち、一方
を追記ｉｉＪ能型光ヘット、他方を光磁気ヘッドて構成
し、前記追記可能型光ヘノをｉｌｉ前記前記ラン又部グ
ルーブ部の消去専用ヘッドにすると良い。

さらに、本発明の別の構成では、４ｉ’ｒ吋記録而にト
ラッキング用溝をスパイラル状に形成した消去ｉ＋Ｊ能
な光ディスクに情報を記録再生する装置において、前記
光ディスク媒体を装填し回転駆動するディスク回転駆動
手段と、前記光ディスクと対向してディスク半径方向に
往復移動可能に支持された光ヘッドと、この光ヘッドを
ディスクを径方向にスレッド送りする光ヘッド駆動手段
と、前記光ヘッドから射出されるレーザビームを前記ト
ラ。

キング用溝の溝間ランド部に追従させるランドトラッキ
ングとトラッキング用溝・グルーブ部に追従させるグル
ーブトラッキングとを切り換えるトラッキングサーボ切
換手段とから成る装置に特徴をイ１″し、単一の光ヘッ
ドで前記ランド部とグルーブ部とを時分割で交互に消去
し、ランド部又はグルーブ部のいずれか一方に情報を記
録又は１１１生することを殻旨とする。

作用情報の消去時に２つの光ヘッドを用い、そのうちの一方
の光ヘッドから射出されるレーザビームかランド部に、
また他方の光ヘッドから射出されるレーザビームがグル
ーブ部に照射される。これによってランド部の消去と同
時にグルーブ部の消去が行われる。また、本発明の別の
方法では、申−の光ヘッドから射出されるレーザビーム
か光ディスクの周回毎に、あるいは消去範囲にわたる数
周回毎にランド部とグルーブ部とに時分割で交互に切り
換え照射される。これによって、ランド部とグルーブ部
の消去が時分割で行われる。

消去時に２つの光ヘッドで同時にあるいは単一の光ヘッ
ドで時分割方式によりランド部とグルーブ部との両方を
消去するようにしているので、例えばランド記録方式に
おいてランド部に隣り合う両サイドのグルーブ部（グル
ーブ記録方式ではグルーブ部に隣り合う両サイドのラン
ド部）にまで記録された情報を消去残りを生じることな
く消去でき、情報の記録にあたり、光ディスクの消去範
囲全体が均一に消去される。

実施例以ド、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図および第２図は、本発明に係る光情報の記録ｒｒ
＞型装置の基本構成例を示している。

キャビネット１０には、スピンドルモータ１１が配設さ
れている。スピンドルモータ１１のスピンドル軸には、
ターンテーブル１２が装着されている。ターンテーブル
１２の上方には、ディスククランパ１３が上下に移動＋
ｊＪ能に配設されている。

ディスククランパ１３は、ターンテーブル１２にディス
クＤを装填したとき下降され、ディスクＤをターンテー
ブル１２上にクランプ保持させる。

ターンテーブル１２からディスクＤを取外すときは、デ
ィスククランパ１３は上昇される。

ディスクＤをターンテーブル１２上へ装填又は取外すに
あたっては、ディスクをトイレに載せてキャビネ、ト１
０の前方からその内奥に挿入し、ターンテーブル１２ｈ
方のディスク装置位置に移送させたのち、次にトレイを
下降させてディスクＩ〕をターンテーブル１２上に移載
し、かつ逆の動作でトレイをキャビネット［１′ｉＩ方
に取り出す方式、すなわち周知の水平ローディング方式
か採用される。

光ディスクＤは、光磁気記録用のディスク媒体であって
、その信号記録面にはトラッキング用品かスパイラル状
に形成されている。ディスクは、ランド記録方式の場合
、レーザビームが照射されるランド部４が凸状に形成さ
れ、その両側のグルーブ部５．５の溝幅よりも幅広に形
成されている。

グルーブ記録方式のディスクの場合には、グルーブ部５
の幅がランド記録方式に比べて幅広に形成される。

キャビネ７ト１０には、ディスクＤと対向するランド用
光ヘッド２０とグルーブ用光ヘッド３０とがスピンドル
モータ１１を挾んで１８０°の間隔で相対向し、ディス
ク半径方向に往復可能に配設されている。ランド用光ヘ
ッド２０とグルーブ用光ヘッド３０は、夫々光ヘッド駆
動手段２１．３１に組み付けられている。ランド用光ヘ
ッド２０とグルーブ用光ヘッド３０とは、光ヘッド駆動
り段２１．３１によってディスクを径方向に同期して往
復スレッド送りされる。この光ヘッド駆動手段２１．３
１としては、リニアモータ、ラックピニオン機構・ネノ
送り機構等周知のリニア送り装置を適用することができ
る。また、光ヘッドをディスク半径方向に回動させるス
イングアーム方式でも良い。

ランド用光ヘッド２０には、レーザービームを射出する
半導体レーザ２２と、ビーム成形および往路と復路の光
路形成をする光学系２３が組み込まれている。光ヘッド
２０には、ディスク１）に対向する集光レンズ２４が配
置されている。集光レンズ２４は、２軸アクチユエータ
２５を介してフォーカス方向およびトラッキング方向に
移動ｃ＋Ｊ能に支持されている。光学系２３には、ディ
スクＤからの戻り光を信号検出系２６に導く偏光ビーム
スプリッタ２３ａが配設されている。信号検出系２６は
、カー回転角の読み取りにより再生信号を読み出すＭＯ
再生信号検出系２７と、フォーカスおよびトラッキング
サーボエラー信号の検出系２８とにより構成されている
。ランド用光ヘッド２０から射出されるレーザビームは
、ディスクＤのランド部４を通して記録媒体に照射され
る。そして、サーボエラー信号検出系２８を介して検出
されるエラー信号により、２軸アクチユエータ２５が駆
動制御され、集光レンズ２４がフォーカスおよびトラッ
キング方向にサーボされる。これによって、レーザビー
ムのスポットがランド部４を通し、て記録トラックに沿
って追従される。このランド用光ヘッド２０は、ディス
クＤのランド部４を通して情報を記録し、又は記録され
た情報を再生あるいは消去するためのもので、このヘッ
ドとして光磁気記録再生用のＭＯヘッドが用いられてい
る。

一方、グルーブ用光ヘッド３０には、レーザビームを射
出する半導体レーザ３２と、ビーム成形および往路と復
路の光路形成をする光学系３３が組み込まれている。光
ヘッド３０には、ディスクＤと対向する集光レンズ３４
が配置されている。

レンズ３４は、２軸アクチユエータ３５を介してフォー
カス方向およびトラッキング方向に移動可能に支持され
ている。光学系３３には、ディスクＤからの戻り光を信
号検出系３６に導＜ノ）−フミラー３３ａが配設されて
いる。信号検出系３６には、フォーカス及びトラッキン
グサーボエラー信号の検出系３７が組み込まれている。

グルーブ用光ヘッド３０から射出されるレーザビームは
、ディスクＤのグルーブ部５を通して記録媒体に照射さ
れる。そして、サーボエラー信号検出系３７を介して検
出されるエラー信号により、２軸アクチユエータ３５か
駆動制御され、集光レンズ３４がフォーカスおよびトラ
ッキング方向にサーボされる。これにより、レーザビー
ムのスポットがグルーブ部５を通して記録トラックに沿
って追従制御される。このグルーブ用光ヘッド３０は、
ランド記録方式によりランド部４を通して情報を記録す
る際、グルーブ部５にまで広がって記録された情報を消
去するための消去専用の光ヘッドであり、１）ＲＡＷ（
追記可能）型光ヘット等、消去に適したレーザー出力を
出せるものであれば良い。

［−述した２ヘッド構成においては、情ｔυの記録方式
はランド記録方式であるが、グルーブ記録方式であって
も同様である。この場合は、グルーブ用光ヘッドでグル
ーブ部を通して情報を記録、再生、消去し、ランド用光
ヘッドを消去専用としランド部へはみ出して記録された
情報を消去するように構成すれば良い。

次に、本発明方法によるランド記録方式の光磁気情報の
記録・再生・消去の１順について説明する。

ディスクｌ〕に情報を記録するにあたり、ランド用光ヘ
ッド２０のｔ導体レーザー２２から射出されるレーザビ
ームがディスクＤのランド部４を通して記録膜に照射さ
れる。この照射ビームは、上記の２軸アクチユエータ２
５の駆動制御によりランド部４に沿って追従制御される
。そして、ｆ導体レーザ２２から記録すべき情報信号に
応じた記録パワーのレーザビームが断続的に射出される
。

このレーザビームの照射と同時に、ディスク媒体面に記
録に応した神助磁界が連続的に印加される。

これによりレーザビームを照射した部分がキュリー愚息
−Ｌの温度に上ケ？シ、そのＭζ分の磁化の向きか印加
磁界の方向に反転させられる。これによって、キュリー
点書き込みによって記録膜へ情報信号が光の点滅の形で
記録される。

次に、ディスクＤに記録された情報を再生する場合、記
録時と同様にランド用光ヘッド２０のｆ導体レーザ２２
から出されたレーザービームがランド部４を通して記録
トラックに沿って追従制御される。そして、レーザービ
ームがランド部４を通して記録トラックに沿って追従制
御され、それと同時にディスクＤからの戻り光によりＭ
　Ｏ’＋Ｔｆ生信号検出系２７を通してカー効果読み取
りにより、ランド部４を通して書き込み情報が再生され
る。

そして、ディスクＤに記録された情報を消去するには、
ランド用光ヘッド２０と共にグルーブ用光ヘッド３０が
用いられる。ランド用光ヘッド２０の゛ト導体レーザか
ら射出されたレーザービームは、上述と同様にランド部
４に沿って追従制御される。一方、グルーブ用光ヘッド
３０のｔ導体レーザ３２から出射されたレーザービーム
は、グルーブ部５を通して記録トラックに沿って追従制
御される。このとき、グルーブ用光ヘッド３０は、ラン
ド用光ヘッド２０のスレッド送り動作に同期してディス
ク半径方向にスレッド送りされる。このスレッド送りに
より、グルーブ用光ヘッド３０のレーザビームは、ラン
ド用光ヘッド２０のレーザビームか照射するランド部４
に隣接した一側側のグルーブ部５を通して照射される。

そして、グルーブ用光ヘッド３０から射出されるレーザ
ービームによる消去動作は、ランド用の光ヘッド２０の
゛Ｌ導体レーザから射出されるレーザービームの照射開
始からディスク回転の半周遅れで開始され、ランド用光
ヘッド２０の消去動作終了から１周半遅れで終了する。

こうして、ランド部４を通した記録情報の消去と同時に
、その消去範囲にある記録トラックの両側グルーブ部５
まで広がって記録された記録信号が消去される。

以−ヒのように、２つの光ヘッドを用いて２認な消去範
囲内の記録情報が消去される。その場合、ランド部とそ
の両側のグルーブ部を通し、本来のトラック−Ｌの記録
情報のみならす、レーザビームの広がりにより、その両
側にはみ出して記録された情報が均一に消去されるので
、ランド記録方式による情報の記録時にグルーブ部にま
で広がって記録された情報を完全に消去できる。この２
つの光ヘッドによる光情報の消去動作は、新しい情報信
号の記録に先行して行われる。

次に、第５図〜第８図は本発明に係る装置の他の例を示
している。

この装置は、ｌヘッド構成による記録再生装置であり、
上記実施例と同一部材には同一符号を援用して説明を省
略する。

キャビネット１０には、光ヘッド４０がディスクＤの半
径方向に往復移動可能に支持されている。

光ヘッド４０は、光ヘッド駆動装置４１を介してディス
ク半径方向に往復スレッド送りされる。

光ヘッド４０には、レーザビームを射出する半導体レー
ザ４２と、ビーム成形および往路と復路の光路形成をす
る光学系４３が組み込まれている。

光ヘッド４０にはディスクＤと対向する集光レンズ４４
が組イ・ｊけられている。集光レンズ４４は２ｉ４７’
７チユエータ４５を介してフォーカス方向およびトラッ
キング方向に移動可能に支持されている。光学系４３に
は、ディスクＤからの戻り光を検出系４６に導く偏光ビ
ームスプリッタ４３が配設されている。検出系４６には
、カー回転角の読み取りにより光情報を読み出すＭＯ再
生信号検出系４７と、フォーカスおよびトラッキングサ
ーボエラー信号検出系４８とが組み込まれている。サー
ボエラー信号検出系４８には、ビームスポットのランド
部追従時とグルーブ部追従時とに応じてサーボエラー信
号を切換えるサーボ切換え手段４９が組み込まれている
。

次に、この１ヘッド構成の光情報の記録再生装置を用い
た本発明方法による記録情報の消去動作について説明す
る。なお、ＭＯ倍信号記録再生原理については／、’１
知の通りであるから、説明を省略する。

ディスクＤに情報を記録するにあたり、記録領域に記録
された前の古い情報が消去される。この古い情報の消去
にあたり、光ヘッド４０から射出されるレーザビームは
、ランド記録方式の場合、先ず、ランド部４に沿って追
従される。このとき、半導体レーザ４２から射出される
レーザービームの出力は、消去に必要なパワーに切り換
えられる。

次に、媒体面に消去に応した磁界を印加しなから、消去
範囲の記録トラ、りに消去パワーのレーザビームを照射
すると、磁化の向きが印加磁界に応して一方向に揃えら
れ、記録情報が消去される。この消去範囲のランド部４
を通した記録情報の消去ののち、サーボ切り換え手段４
９の作動により、ビームスポットがランド部４から隣を
妾グルーブ部５へ切り換えられ、グルーブ部５に追従サ
ーボされる。そして、同様に消去範囲のランド部４に隣
接したグルーブ部４を通し、記録トラックをオーバーし
て両側に記録された信号が消去される。

カくシて、消去に必要なパワーのレーザビームが消去領
域の範囲内で交互に切り換え制御され、消去範囲内のラ
ンド部４とグルーブ部５とに反転照射される。これによ
って、記録しようとする領域内の古い情報が消去される
。同時に隣接グルーブ部まで広がって記録された情報信
号が完全消去される。

なお、このランド部４とグルーブ部５を通した消去方式
としては、上述したように数トラックにわたる消去範囲
毎の消去動作に替えてディスクＤの回転の一周毎にビー
ムスポットをランド部からグルーブ部に交互に切換えて
消去する消去動作も可能である。

以上のように、１ヘッド構成でも、レーザビームをラン
ド部とグルーブ部とに時分割で交互に切り換えて反転照
射させることにより本来の記録情報だけでなく、両側に
広がって記録された信号を同時に完全に消去することが
可能である。

発明の効果以１−説明したとおり、本発明によれば、情報の消去時
にランド部とグルーブ部とを通して同時に消去に必易な
作用を与えるようにしているので、ランド部又はグルー
ブ部を通して情報を記録したとき、両側に広がって記録
された情報を完全に消去できる。したがって、記録領域
における情報の消去残りがなくなり、記録情報のＦＴ生
にあたり、隣接トラックの消去残りによる情報信号が再
生信号にノイズ己なって混入するといった問題がなくな
り、β１生信号のＳＮ比＠ＣＮ比が向上し、再生信号の
品質が向−ヒし、信号再生特性が良くなる。

なお、２ヘッド構成で消去する方法によると、消去時間
の短縮を図り得る。

一方、１ヘッド構成による場合は、装置構成をＭ素化で
きる。

また、２ヘッド構成による場合において、一方の光ヘッ
ドを追記可能型ヘッドで構成すると、コストの而でｆ１
利である。２つのヘッドをＭＯへ。

ドで構成すると、高速消去可能、かつ高速ランダムアク
セス等に適したものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法で用いる光情報の記録再生装置を示
す側面図、第２図は同じくその平面図、第３図及び第４
図はその光ヘッドを示す側面図、第５図は本発明に係る
装置の他の例を示す側面図、第６図は同しくその平面図
、第７図および第８図は他の例に係る光ヘッドを示す側
面図、第９図は光紐気ディスクを示す断面図、第１０図
はレーザビームの分４１状態を示すグラフ図である。１０・・・キャビネ、ト、１１・・０スピンドルモータ、２０．３０．４０・・・光ヘッド、Ｉ〕・・・光ディスク、４・・・ランド部、５・・・グルーブ部。特許出願人　ＥＪ本電気ホームエレクトロニクス第６図、４　　　　　　　　第８図も箔９図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トラッキング用案内溝を有する光ディスクの情報
記録再生装置において、情報を消去する際に、前記光デ
ィスクの溝間部とその隣接溝部の双方にレーザービーム
を照射し、記録ビットの広がり等による情報の消去残り
を同時消去することを特徴とする光情報の記録再生方法
。
（２）光ディスクの半径方向にスレッド送りされる２つ
の光ヘッドを備え、その一方を消去専用、他方を記録・
再生・消去用として、情報の記録にあたり、前記一方の
光ヘッドによってランド部又はグルーブ部の消去、他方
の光ヘッドによってグルーブ部又はランド部を消去し、
隣り合う前記ランド部とグルーブ部との記録情報を同時
に消去することを特徴とする請求項（１）記載の光情報
の記録再生方法。
（３）２つの光ヘッドのうち一方を追記可能型光ヘッド
、他方を光磁気ヘッドで構成し、追記可能型光ヘッドを
消去専用に用いることを特徴とする請求項（２）記載の
光情報の記録再生方法。
（４）光ディスクの半径方向にスレッド送りされる単一
の光ヘッドを配置し、情報の記録にあたり、１トラック
の周回毎にあるいは数トラックの消去範囲毎にランド部
とグルーブ部とを交互に反転消去し、消去範囲内の隣り
合うランド部とグルーブ部とを時分割で消去することを
特徴とする請求項（１）記載の光情報の記録再生方法。
（５）信号記録面にトラッキング用溝をスパイラル状に
形成した消去可能な光ディスクに情報を記録再生する装
置において、前記光ディスクを装填し回転駆動するディ
スク回転駆動手段と、前記光ディスクと対向してディス
ク半径方向に往復移動可能に支持された２つの光ヘッド
と、この２つの光ヘッドを互いに同期してディスク半径
方向にスレッド送りする光ヘッド駆動手段と、前記２つ
の光ヘッドのうち、一方から射出されるレーザビームを
前記トラッキング用溝の溝間ランド部に追従させるラン
ドトラッキングサーボ手段と、他方の光ヘッドから射出
されるレーザビームを前記トラッキング用溝のグルーブ
部に追従させるグルーブトラッキングサーボ手段とから
成り、前記２つの光ヘッドから照射されるレーザビーム
によって前記ランド部とグルーブ部との消去をし、その
うちの一方の光ヘッドによって情報を記録再生する様に
構成したことを特徴とする光情報の記録再生装置。
（６）前記２つの光ヘッドのうち、一方を追記可能型光
ヘッド、他方を光磁気ヘッドで構成し、前記追記可能型
光ヘッドを前記ランド部又はグルーブ部の消去専用ヘッ
ドとしたことを特徴とする請求項（５）記載の光情報の
記録再生装置。
（７）信号記録面にトラッキング用溝をスパイラル状に
形成した消去可能な光ディスクに情報を記録再生する装
置において、前記光ディスク媒体を装填し回転駆動する
ディスク回転駆動手段と、前記光ディスクと対向してデ
ィスク半径方向に往復移動可能に支持された光ヘッドと
、この光ヘッドをディスク半径方向にスレッド送りする
光ヘッド駆動手段と、前記光ヘッドから射出されるレー
ザビームを前記トラッキング用溝の溝間ランド部に追従
させるランドトラッキングとトラッキング用溝・グルー
ブ部に追従させるグルーブトラッキングとを切り換える
トラッキングサーボ切換手段とからなり、単一の光ヘッ
ドで前記ランド部とグルーブ部とを時分割で交互に消去
し、ランド部又はグルーブ部のいずれか一方に情報を記
録又は再生する様にしたことを特徴とする光情報の記録
再生装置。