JPH01278805A - 2層サイドウォールのラジアルタイヤ - Google Patents

2層サイドウォールのラジアルタイヤ

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JPH01278805A
JPH01278805A JP63109553A JP10955388A JPH01278805A JP H01278805 A JPH01278805 A JP H01278805A JP 63109553 A JP63109553 A JP 63109553A JP 10955388 A JP10955388 A JP 10955388A JP H01278805 A JPH01278805 A JP H01278805A
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JP
Japan
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rubber
layer
ozone
sidewall
inner layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP63109553A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Nagao
永尾 卓
Takuji Yamamoto
卓司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Priority to US08/708,367 priority patent/US5714022A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願発明は、変色性の抗オゾン剤の含有量が少なくても
耐オゾン性のすぐれたゴム組成物の外層と接着性のすぐ
れた内層の2層でサイドウオールを構成し、耐オゾン性
を維持しながら美観を改良したラジアルタイヤに関する
[従来の技術] サイドウオールは、ゴム分子の主鎖に含まれる二重結合
の含有率の高い天然ゴム、インブレンゴム(IR)、ブ
タジェンゴム(BR)、スチレン・ブタジェンゴム(S
BR)などの高不飽和度ゴムの組成物で形成されていた
。ところでゴム分子の主鎖の二重結合はオゾンと反応し
て解重合する性質があるので、タイヤを紫外線の強い所
、或は空気中のオゾン濃度の高い雰囲気中に放置してお
くと亀裂いわゆるオゾンクラックが発生する。これを防
ぐためサイドウオールのゴム組成物にはアミン系の老化
防止剤、ワックスなどの抗オゾンクラック剤が配合され
ていた。これらは次のような性質を利用して、クラック
発生を防止するものである。
サイドウオールに含まれるワックスはサイドウオールの
表面に滲み出る性質、いわゆるブルームする性質がある
。このブルームによって形成されたワックスの薄い層は
オゾン又は酸素が直接ゴム分子と接触するのを妨げ、そ
の結果としてオゾンクラックの発生が緩慢になる。一方
アミン系老化防止剤はゴム分子がオゾン又は酸素と反応
するのを化学的に妨げる作用があり、その結果としてオ
ゾンクラックの発生が遅らされていた。
更にアミン系老化防止剤もブルームする性質はあるが、
ワックスが共存する場合、ワックスがキャリアーになっ
てブルームが促進され、タイヤ表面特にワックスブルー
ムの薄層中に濃縮される性質があり、ゴムとオゾンとの
反応を効果的に妨げ、耐クラツク性を付与することがで
きた。
[発明が解決しようとする課題] 耐オゾンクラック性を大にする目的で、ワックス及びア
ミン系老化防止剤などの抗オゾンクラック剤を添加した
ゴム組成物で構成したサイドウオールを持つタイヤは保
管中に抗オゾンクラック剤がブルームして埃が付着した
ような外見を呈する。更にアミン系老化防止剤は空気、
日光に曝らされると褐色に変色する性質があるので、ブ
ルームにより形成された薄層は褐色になって、タイヤ本
来の黒色を隠蔽して美観を損じ、商品価値を低下させて
いた。
[課題を解決するための手段] オゾンクラックの原因であるゴム分子中の不飽和結合と
オゾンとが化学反応して解重合する現象の発生を少なく
する目的で不飽和結合の含有量の少ないゴムを使用して
、ゴム自体の耐オゾン性を高め、ブルーム、変色の原因
となる抗オゾン剤含有量を減量したゴム組成物でサイド
ウオールを構成する検討を行なった。不飽和結合含有量
が少ないゴムは、タイヤに通常使用される高不飽和含有
量のジエン系ゴムより加硫反応が遅いので、両者のゴム
は接着性が悪い。カーカスに使用されるジエン系ゴムと
低不飽和度ゴムのサイドウオールの接着を両者の中間的
性質を有するゴム組成物を介在させることによって向上
させることができた。
すなわち、本発明の2層サイドウオールのラジアルタイ
ヤは、サイドウオールの主要部(5)及び厚さが漸減し
て終端しリムストリップ(1o)が続く下端部(7)は
エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、臭素
化又は塩素化したハロゲン化ブチルゴム(ハロゲン化I
IR)の群より選んだ1種以上の低不飽和度ゴムが15
〜30重量%と天然ゴム、インブレンゴム(lR)、ブ
タジェンゴム(BR)、スチレン・ブタジェンゴム(S
BR)の群より選んだ1種以上の高不飽和度ゴム85〜
70重量%のゴム組成物でなり、カーカスに隣接する内
層(3)と低不飽和ゴムが30〜60重量%、高不飽和
度ゴムが70〜40重量%のゴム組成物でなる外層(4
)の2層構造であり、厚さが漸減しながらトレッドゴム
(8)とカーカス(1)に狭まれ終端している上端部(
6)は一層で内層と同じゴム組成物でなっていることを
特徴とするものである。
[作 用] 高不飽和度ゴムの一部を低不飽和度ゴムで置換えたゴム
組成の耐オゾンクラック性の向上、及び接着性を確認す
るため第1表に示す配合表に従って混合し、耐オゾン性
、変色性を試験し第1表に示した。接着性を確認するた
め第2表に示す組合せで接着力を試験し第2表に結果を
示した。
本発明における物性の測定方法を以下に述べる。
a、オゾン試験(耐オゾン性および変色の評価)温度4
0℃、オゾン濃度50pphmの低濃度オゾンを含む空
気中においてクラック発生までの時間と、24hr後の
変色度合を明らかに差のわかるものを変色大、変化が多
少認められるものを変色小、変化の認められないものを
不変として評価した。
b22部試験 厚さ0.5mm、巾2.5mm、長さ30 mmの試料
を90℃X48hr熱老化後、40℃、125%伸張で
繰返し屈曲疲労させ、同一試料の50%の本数が切断す
るまでの伸張回数を測定した。
C0接着試験(ゴム−ゴム間接着性評価)有機繊維で裏
打ちしたゴムシートをゴム−ゴム間剥離ができるように
重ねて成型した試料をブランジャークイブの金型で16
0℃×20分加硫し、中1cmで切断後、ゴム−ゴム間
の接着力を測定し、その時の剥離界面の状態をチエツク
した。
第1表が示すように低不飽和度ゴムの含有率が30重量
%以上のCDEFは高不飽度ゴム100%の従来配合の
Aと比較して変色が小さいにもかかわらず耐オゾン性が
すぐれている。
しかし、第2表に示すように低不飽和度ゴムの含有率が
30重量%以上のC,D、E、Fは高不飽和度ゴム10
0重量%のAとは接着力が低く、このようなゴム組成物
でサイドウオールを形成してカーカスに当接しても使用
中にサイドウオールとカーカスの間でセパレーションす
る確率が高くなる。
ところが、接着される両方に低不飽和度ゴムが含まれる
場合、例えばCとB、CとC1CとDのように両者の高
不飽和度ゴムの差が30重量%以下になるように低不飽
和度ゴムを混用して調整した場合には接着力が高くなる
サイドウオールの外面を構成する外層には低不飽和度ゴ
ムの含有量が30重量%以上のゴム組成物を使用して耐
オゾン性を高め、隣合う層の間で高不飽和度ゴムの含有
量の差が30重量%以下になるように外層とカーカスと
の間に緩衝層として作用する内層を設ける。
サイドウオールの上端部は表裏とも高不飽和度ゴムと接
着するので低不飽和度ゴムを30重量%以下にする必要
がある。しかし、その1部は目に触れるので、美観の点
から抗オゾン剤を低下する必要があり、そのために低不
飽和度ゴムが少なくとも15重量%配合して耐オゾン性
は少なくとも従来配合と同じにする。
(以下余白) 第2表 接着試験 (贈/cxn幅) STは材料破壊して測定できず [実施例] 図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
(1)は、ラジアル構造のカーカスである。カーカス(
1)の側面に密着してサイドウオール(2)が配設され
ている。サイドウオール(2)の主要部(5)は浮き彫
りの文字、記号を除いて厚さが一様で内層(3)と外層
(4)の2層構造になり、内層(3)に連続するサイド
ウオール(2)の上端部(6)は、厚さが漸減しながら
トレッドゴム(8)及びその側部に配設した耐オゾン性
のトレッド側部ゴム(9)とカーカス(1)に狭まれて
延び終端し、サイドウオールの重要部(15)の内層(
3)及び外層(4)のそれぞれの端部が積層しているサ
イドウオール下端部(7)は厚さが漸減しながら終端し
てリムストリップ(lO)が続いた構造になっている。
主要部の内層、上端部及び下端部の内層は同じゴム組成
物であって低不飽和度ゴムが15〜30重量%で残余が
高不飽和度ゴムよりなるゴム組成物で構成され、主要部
と下端部の外層は低不飽和度ゴムが30〜60重量%と
残余が高不飽和度ゴムであるゴム組成物でなる。
トレッドゴムは従来のように高不飽和度ゴム組成物で構
成するが、好ましくは耐オゾン性がすぐれ、変色性の少
ない内層ゴムと同質のゴムで構成されたトレッド側部ゴ
ム(9)をトレッドゴム(8)の側面部に隣接配置する
[発明の効果コ 効果を調べるため、サイドウオールの外層を第1表のD
配合で内層をB配合で構成した乗用車用タイヤを製造し
、A配合の単一層でサイドウオールを構造した従来方法
のコントロールタイヤを製造した。
1ケ月間雨水がかからない南向の軒下で日光曝露してサ
イドウオール変色を調べた。本発明タイヤはブルーム、
変色及びクラックの発生は認められなかった。これに対
してコントロールタイヤのサイド表面にブルームが発生
し、かつ、それが赤褐色に変色し著しく外観を損じてい
た。
クラックの発生は認められなかった。この日光曝露済み
タイヤをJIS  D4230に記載の耐久性能試験条
件に従ってドラム試験を行ない本発明タイヤ及びコント
ロールタイヤとも試験に合格した。
上記のように、タイヤの耐久性能、耐オゾン性を保持し
ながらタイヤのサイド部の変色による外観の低下が改良
された。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例を示すタイヤ子午半断面説明図
である。 ほか1名 図面の浄書(内容に変更なし) 手続補正書cカえ。 昭和63垣名1月 9日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第109553号 2、発明の名称 2層サイドウオールのラジアルタイヤ 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 (314)  東洋ゴム工業株式会社 代表者 松  下  秀  夫 4、代理人 5、補正命令の日付   昭和  年  月  日 自
発6、補正の対象  図 面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ラジアル構造のカーカスの側面を被覆保護するサイ
    ドウォールがカーカスに隣接する内層とその外側に配設
    した外層の2層構造になっているタイヤにおいてサイド
    ウォール(2)の主要部(5)及び厚さが漸減して終端
    しリムストリップ(10)が続く下端部(7)はEPD
    M及びハロゲン化IIRの群より選んだ低不飽和度ゴム
    が15〜30重量%と天然ゴム、IR、BR、SBRの
    群より選んだ高不飽和度ゴムが85〜70重量%のゴム
    組成物でなる内層(3)と低不飽和度ゴムが30〜60
    重量%と高不飽和度ゴムが70〜40重量%のゴム組成
    物でなる外層(4)の2層構造であり、厚さが、漸減し
    ながらトレッドゴム(8)とカーカス(1)に挾まれ、
    終端している上端部(6)は一層で内層と同じゴム組成
    物でなっていることを特徴とする2層サイドウォールの
    ラジアルタイヤ。
JP63109553A 1988-05-02 1988-05-02 2層サイドウォールのラジアルタイヤ Pending JPH01278805A (ja)

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DE3914540A DE3914540A1 (de) 1988-05-02 1989-05-02 Pneumatischer reifen
US08/708,367 US5714022A (en) 1988-05-02 1996-09-04 Pneumatic tire with two-layer sidewalls

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01297307A (ja) * 1988-05-26 1989-11-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
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