JPH01277636A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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Publication number
JPH01277636A
JPH01277636A JP10645888A JP10645888A JPH01277636A JP H01277636 A JPH01277636 A JP H01277636A JP 10645888 A JP10645888 A JP 10645888A JP 10645888 A JP10645888 A JP 10645888A JP H01277636 A JPH01277636 A JP H01277636A
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JP
Japan
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auxiliary valve
engine
valve
opening
throttle valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP10645888A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nishikawa
西川 俊雄
Akira Takai
高井 明
Junzo Sasaki
潤三 佐々木
Hideji Fujimoto
藤本 秀司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの吸気装置に関し、特にスロットル
弁に加えて吸気通路を開閉する補助弁を備えたものの改
良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種のエンジンの吸気装置として、例えば
実公昭53−12892号公報に開示されるように、吸
気通路にスロットル弁を配置すると共に、該スロットル
弁下流側の吸気通路に吸気を過給する過給機を配置し、
さらに該過給機下流の吸気通路に、吸気通路を開閉する
絞り弁等の補助弁を配置したものがある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の如く補助弁を併設したエンジンの吸気
装置においては、過給機による吸気の過給作用を利用す
ることとし、エンジンの吸気弁と排気弁とのバルブオー
バラップを大きくして、そのオーバラップ期間に上記の
過給吸気で燃焼室内のダイリューションガスを掃気すれ
ば、混合気の燃焼性の向上を図ることができ、好ましい
。その場合、アイドル運転域を含む低負荷域では、過給
機による過給作用が小さく、燃焼室からのダイリューシ
ョンガスが吹き返し易くなるから、上記の如き補助弁を
各気筒の分岐吸気通路の燃焼室近傍に配置し、この補助
弁の閉作動でもって上記の如きグイリュージョンガスの
吹返しを防止すれば、何らの機器1部材の追設を要さず
に混合気の燃焼性の向上を図ることができる。
しかるに、上記の如くアイドル運転域近傍で補助弁を閉
作動させる場合において、加速運転に伴い上記補助弁を
開作動させるとき、この開制御をスロットル弁下流の吸
気負圧に応じて行うときには、特に急加速運転時には吸
気負圧の上昇変化がスロットル弁の急な拡開動作に追随
せず、このため補助弁の開動作が遅れて吸入空気量の増
大に遅れが生じ、加速性能が低下する欠点が生じる。
同様に、上記の如くアイドル運転域近傍で補助弁を閉作
動させる場合に、エンジンへの燃料供給を燃料噴射弁で
吸入空気量に応じた量の燃料を噴射供給して行うときに
は、スロットル弁を閉じるエンジンの減速運転時に混合
気の空燃比がオーバリッチになる不具合が生じる。つま
り、吸入空気量を検出するエアフローセンサ等では、そ
の吸入空気量の計量遅れがあり、この計量遅れの故に、
上記の如くエンジンの減速運転時に直ちに補助弁を閉制
御するときには、この補助弁で吸気通路が素早く閉じら
れて吸入空気量は直ちに減少するものの、エアフローセ
ンサ等ではその前の状態の多くの吸入空気量を計量して
いて、燃料噴射弁からの燃料の噴射供給時にはその燃料
量がその時の吸入空気量に対して多くなって、混合気の
空燃比がオーバリッチになり、その結果、燃費性やエミ
ッション性が低下したり、排気通路に触媒装置を設けた
ものでは触媒装置の温度上昇を招いてその耐久性が低下
する等の欠点が生じる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、上記の如くスロットル弁に加えて補助弁を備える
場合、エンジンの加速及び減速運転時には、スロットル
弁の開閉動作と補助弁の開閉動作との連動関係を適宜調
整することにより、加速運転時での吸入空気量の増大遅
れを抑制、防止して、加速応答性の向上を図る。また、
減速運転時での混合気の空燃比のオーバリッチ化を抑制
防止して、燃費性、エミッション性の向上を図ると共に
、触媒装置の温度上昇を抑制して、その信頼性の向上を
図ることにある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、請求項(1)に係る発明で
は、エンジンの加速運転時には、補助弁の開動作をスロ
ットル弁の開動作に同期させることにより、吸入空気量
の素早く増大させて、加速応答性の向上を図っている。
また、請求項(aに係る発明では、エンジンの減速運転
時に、スロットル弁の閉動作に対して補助弁の閉作動を
遅らせることにより、吸入空気量の減少を緩やかにして
、エアフローセンサ等による吸入空気量の計量遅れに対
応させるようにしている。
すなわち、本発明の具体的な解決手段は、請求項(1)
に係る発明では、第1図に示す如く、各気筒の分岐吸気
通路5aの燃焼室2近傍に、該各分岐吸気通路5aを開
閉する補助弁9を配置すると共に、該補助弁9の上流側
の各分岐吸気通路5aを集合した吸気通路5にスロット
ル弁8を配置した基本構成に対して、少くともアイドル
運転域近傍で上記補助弁9を閉制御する補助弁制御手段
31を設けたエンジンの吸気装置を前提とする。そして
、エンジンの加速運転時を検出する加速検出手段32と
、該加速検出手段32の出力を受け、エンジンの加速運
転時にスロットル弁8の開作動に同期して上記補助弁9
を開制御するよう上記補助弁制御手段31による補助弁
9の制御を補正する加速時補正手段33とを設ける構成
としたものである。
また、請求項(2)に係る発明では、上記請求項(1)
に係る発明と基本構成及び前提の同一の下で、エンジン
の加速運転時に代えて、エンジンの減速運転時を検出す
る減速検出手段36と、該減速検出手段36の出力を受
け、エンジンの減速運転時にスロットル弁8の閉時に遅
れて補助弁9を閉制御するよう補助弁制御手段31によ
る補助弁9の制御を補正する減速時°補正手段37とを
設ける構成としたものである。
(作用) 以上の構成により、本発明では、エンジンの吸入空気量
制御は各気筒共通して集合吸気通路5のスロットル弁8
で行われる。また、少くともアイドル運転域近傍では、
補助弁9が補助弁制御手段31により閉制御されるので
、エンジンの吸気通路に過給機を備える場合には、その
過給作用の少ないアイドル運転域近傍でも、燃焼室2内
のダイリューションガスの吸気通路5への吹返しはこの
補助弁9で確実に防止される。
而して、請求項(1)に係る発明では、スロットル弁8
が急に開くエンジンの加速運転時には、この加速運転時
が加速検出手段32で検出されて加速時補正手段33が
作動して、上記補助弁制御手段31による補助弁9の制
御が補正され、該補助弁9が上記スロットル弁8の開動
作に同期して開作動するので、吸入空気量は追随遅れな
く素早く増大して、加速応答性が向上することになる。
また、請求項(2)に係る発明では、スロットル弁8が
閉じられるエンジンの減速運転時には、減速検出手段3
7が作動して上記補助弁制御手段31による補助弁9の
制御が補正され、該補助弁9が上記スロットル弁8の閉
じた後に閉じられる。
このことにより、燃料噴射弁からの燃料噴射量を吸入空
気量に応じて設定する場合に、エアフローセンサ等での
吸入空気量の計量遅れが存在しても、吸入空気量の減少
の程度が緩やかになるので、燃料噴射弁からの燃料供給
時にもその燃料量がその時の吸入空気量にほぼ対応して
いて、混合気の空燃比はほぼ設定空燃比に調整され、オ
ーバリッチを招くことはない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
第2図は本発明に係るエンジンの吸気装置の全体概略構
成を示し、1は例えば4気筒エンジン、2はエンジン1
のシリンダ3に摺動自在に嵌挿したピストン4により容
積可変に形成される燃焼室、5は一端が大気に連通し他
端が各燃焼室2に開口して吸気を供給するための吸気通
路、6は一端が上記各燃焼室2に開口し他端が大気に開
放されて排気を排出するための排気通路である。
上記吸気通路5は、途中にサージタンク7を有し、該サ
ージタンク7部分で上記各燃焼室2に対応して4分岐し
て分岐吸気通路5aが形成されていて、該各分岐吸気通
路5aが各々対応する気筒の燃焼室2に開口している。
而して、各分岐吸気通路5a・・・を集合した吸気通路
5には、吸入空気量を制御するスロットル弁8が配置さ
れている。また、各分岐吸気通路5a・・・には、各々
、燃焼室2近傍にて該分岐吸気通路5aを開閉する絞り
弁よりなる補助弁9が配置されていると共に、該補助弁
9下流側には燃料噴射弁10が配置されている。
また、各燃焼室2には、分岐吸気通路5aの開口部分に
吸気弁11が、排気通路6の開口部分に排気弁12が各
々配置されていて、該吸気弁11及び排気弁12のバル
ブオーバラップは大きく設定されている。
さらに、上記吸気通路5には、スロットル弁8とサージ
タンク7との間に第2吸気通路15が連通接続され、該
第2吸気通路15には、上記エンジン1の出力軸1aに
駆動ベルト16を介して駆動される機械式の過給機17
が配置されていて、該過給機17により、スロットル弁
8を経て第2吸気通路15に吸入される吸気を過給して
各燃焼室2に供給するように構成されている。また、上
記吸気通路5には、第2吸気通路15との上下流の2つ
の接続部分の間にて、該吸気通路5を開閉するバイパス
弁18が配置されていて、該バイパス弁18は、上記ス
ロットル弁8下流の吸気負圧に応動するダイヤフラム装
置19により開閉制御される。
また、同図において、22はエンジン1への吸入空気量
を計量、検出するエアフローセンサであって、その吸入
空気量の計量に時間遅れを有する。
また、23はスロットル弁8の開度を検出する開度セン
サ、24はエンジン回転数を検出する回転数センサ、2
5はエンジン冷却水温度を検出する冷却水温度センサ、
26はエンジン1への吸気の温度を検出する吸気温度セ
ンサ、27は変速機のシフトレバ−の位置(変速段)を
検出するシフト位置センサであって、該各センサ22〜
27は各々内部にCPU等を有するコントローラ30に
入力されている。該コントローラ30は、上記エアフロ
ーセンサ22で計量検出された吸入空気量に応じて混合
気の空燃比が目標空燃比になるよう燃料噴射量を設定し
、この燃料を適時に噴射するよう燃料噴射弁10を作動
制御すると共に、補助弁9の開度を調整すべく、そのア
クチュエータとしてのステッパモータ28を作動制御す
るものである。
次に、エンジン1の加速運転時における補助弁9の開度
制御を説明する。この加速運転時には、補助弁9の開度
を第3図に示す如くスロットル弁開度に応じた要求吸気
負圧値になるような要求開度値に制御することとし、こ
の開度制御をスロットル弁8下流の吸気負圧により行う
場合には、エンジン1の緩加速時には、吸気負圧の変化
が緩やかであるので、補助弁開度は要求開度値に応答遅
れ少なく素早く追随制御されるものの、急加速時には、
第4図に破線で示す要求開度値に対して追随遅れが生じ
て、この急加速時での加速応答性が低下する欠点が生じ
る。このことから、エンジン1の急加速時には、補助弁
9の開度をステッパモータ28でもって強制的に素早く
開制御することにより、その加速応答性の向上を図るよ
うにしている。
上記の加速運転時における補助弁9の開度制御を第5図
の制御フローに基いて説明する。スタートして、ステッ
プSAIで吸入空気量、スロットル弁開度、エンジン回
転数、エンジン冷却水温度、吸気温度、及び変速機のシ
フト位置の各データを読込むと共に、補助弁9の現在の
開度を把握した後、ステップSA2で現在のスロットル
弁開度及びエンジン回転数により現在の運転域が補助弁
9の閉領域(アイドル運転域近傍の領域)か否かを判別
し、閉領域の場合には、ステップSA3でスロットル弁
開度Tの時間的変化率ΔT/Δtを急加速運転時に相当
する所定値Aと比較し、ΔT/ΔtくAの急加速運転時
でない場合には、ステップSA4でステッパモータ28
により補助弁9を全開に作動制御して、リターンする。
一方、上記ステップSA3でΔT/Δt≧Aの急加速運
転時の場合には、ステップSASにおいて補助弁9を全
開にすべき時点としての設定スロットル弁開度値Toを
現在の変速機のシフト位置に応じて設定スロットル弁開
度値マツプから算出する。ここに、設定スロットル弁開
度値マツプは、変速機のシフト位置(変速段)が高い(
高速側)はど設定スロットル弁開度値Toが大きくなる
よう予め設定されて記憶されている。
しかる後、ステップSA6で現在のスロットル弁8の開
度Tを上記設定スロットル弁開度値”r。
と比較し、T≧Toになれば、ステップSA7で補助弁
9を全開に制御して、リターンする。
一方、上記ステップS A 2で補助弁9が閉領域にな
い場合(開領域にある場合)には、ステップSA8以降
でこの補助弁9の全開状態からの急加速時での補助弁9
の開度制御を行う。
つまり、ステップSA8でスロットル弁開度Tの時間的
変化率ΔT/Δtを急加速運転時に相当する他の所定値
Bと比較し、ΔT/Δt<Bの急加速運転時でない場合
には、上記ステップSA7に戻って補助弁9の全開状態
を保持する一方、ΔT/Δt≧Bの急加速運転時の場合
には、ステップSA9でタイマt1をセットした後にこ
のタイマ値t1を減算して、ステップ5AIOでこのタ
イマ値t1を把握し、tl>0のタイマ時間中はステ・
ツブSAI+に進み、該ステップSAI+で補助弁9の
開度を、全開と全開との間の中間値よりも全開側の設定
開度値に一旦小さくして、j!≦0のタイマ時間を経過
すると、上記ステップSA7に戻って補助弁9を再び全
開に拡大制御して、リターンする。以上の如く開度を全
開から一旦設定値にまで減少制御するのは、急加速運転
初期でのエアフローセンサ22の吸入空気量の計測遅れ
に伴う混合気の空燃比のオーバリーン化を防止するため
である。
よって、上記第5図の制御フローにおいて、ステップS
A 2 +  SA 4により、少くともアイドル運転
域近傍で補助弁9を閉制御するようにした補助弁制御手
段31を構成している。また、ステ・ツブSA3により
、スロットル弁開度の変化率でもってエンジン1の加速
運転時を検出するようにした加速検出手段32を構成し
ている。また、ステップ5A5=SA7により、上記加
速検出手段32の出力を受け、エンジン1の加速運転時
にスロットル弁8が設定開度値TOに開いた時点で補助
弁9を該スロットル弁3の開作動に同期して開制御する
よう上記補助弁制御手段31による補助弁9の制御を補
正するようにした加速時補正手段33を構成している。
したがって、上記実施例においては、エンジン1の運転
時、吸気は過給機17で過給されていて、この過給吸気
が吸気弁11と排気弁12とのバルブオーバラップ期間
でも燃焼室2内に吸入されて、該燃焼室2内のダイリュ
ーシュンガスが排気通路6を介して大気に強制的に排出
されて燃焼室2内が掃気されることが繰返されるので、
混合気の燃焼性が向上する。また、アイドル運転域近傍
では、上記過給機17による過給作用が小さくなり、こ
のため各燃焼室2内のダイリューションガスは上記パル
プオーバラップ期間中に各分岐吸気通路5aに吹返す状
況となるが、このアイドル運転域近傍では、各分岐吸気
通路5a・・・の補助弁9が各々補助弁制御手段35で
閉制御されて、各分岐吸気通路5a・・・が燃焼室2近
傍で該補助弁9により閉じられるので、上記ダイリュー
ションガスの分岐吸気通路5a・・・への吹返しが有効
に防止される。
而して、スロットル弁8が急に開動作する急加速運転時
には、スロットル弁8の開動作に遅れて吸気負圧が大気
圧側に上昇し、このため吸気負圧で補助弁9を開制御す
るものでは、補助弁の開動作が遅れて吸入空気量の増大
に遅れが生じ、加速応答性が損なわれることになるが、
本実施例では、スロットル弁開度Tが変速機のシフト位
置に応じた設定開度値Toになった時点で該スロットル
弁8の拡開動作に同期して素早く開動作するので、吸入
空気量は遅れなく直ちに増大し、加速応答性が向上する
しかも、補助弁9が開動作する時点のスロットル弁開度
値は、高速側はど大きく、つまりエンジン1の負荷が小
さいほど補助弁9は早く開動作するので、エンジン回転
数の上昇の速さに応じて吸入空気量の充填速度を調整で
き、より一層の加速応答性の向上を図ることができる。
また、第6図はエンジン1の加速運転時での補助弁9の
開度制御の変形例を示す。上記実施例では、補助弁9を
ステップモータ28で制御したのに代え、ダイヤフラム
装置と三方弁とで制御するようにしたものである。
すなわち、分岐吸気通路5aの補助弁9に連結部材40
を介してダイヤフラム装置41を接続する。而して、該
ダイヤフラム装置41の構成を、連結部材40に連結し
たダイヤフラム41aでバネ室41bと負圧室41cと
に区画し、バネ室41bにはバネ41dを縮装し、負圧
室41cを負圧通路42を介してスロットル弁8下流の
吸気通路5に連通ずる構成とする。そして、スロットル
弁8の開度が小さいときには、スロットル弁8下流の吸
気負圧が大きいので、バネ室41bのバネ41dの付勢
力でもって連結部材40を図中上方に移動させて、補助
弁9を閉作動させる一方、スロットル弁8の開度の増大
に伴い吸気負圧が小さく(大気圧側)に変化すると、こ
の吸気負圧でもってバネ室41bのバネ41dの付勢力
に抗して連結部材40を逆に図中下方に移動させて、補
助弁9の開度をスロットル弁8の開度の増大に応じて漸
次大きくする基本構成とする。
而して、上記負圧通路42に三方弁43を介設し、該三
方弁43をコントローラ30゛により第7図に示す制御
フローに基いて作動制御することとする。
つまり、第7図の制御フローにおいて、スタートして、
ステップSBIで吸入空気量やスロットル弁開度等の各
種データを読込んだ後、ステップSB2で現在のエンジ
ン運転域を判別し、補助弁9の閉領域くアイドル運転域
近傍の領域)にない開領域の場合には、ステップSB3
で三方弁43のOFF制御(ダイヤフラム装置41の負
圧室41Cに大気圧を導入する切換制御)を行って、補
助弁9の開度を全開にする。一方、閉領域にある場合に
は、さらにステップS84でスロットル弁開度Tの時間
的変化率ΔT/Δtを急加速運転時に相当する所定値A
と比較し、ΔT/Δt<Aの急加速運転時でない場合に
は、ステップsesで三方弁43のON制御(ダイヤフ
ラム装置41の負圧室41cに吸気負圧を導入する切換
制御)を行って、補助弁9の開度を吸気負圧に応じて大
小制御する。
一方、ΔT/Δt≧Aの急加速運転時の場合には、上記
ステップSezに戻って、三方弁43をOFF制御して
ダイヤフラム装置41の負圧室41cに大気圧を導入し
、補助弁9を強制的に素早く全開に制御して、リターン
する。
さらに、第8図はエンジン1の加速運転時での補助弁の
開度制御の他の変形例を示し、今度は全てを機械的に行
うようにしたものである。
つまり、上記変形例の如く補助弁9を基本的に吸気負圧
に応動するダイヤフラム装置41′で開度制御すると共
に、急加速運転時には、スロットル弁8の大きな開度比
により補助弁9を素早く全開に制御すべく、補助弁9の
連結部材40゛を、更に他の連結部材45を介してスロ
ットル弁8に連結し、この両連結部材40°、45の連
結に対し、連結部材40°の端部に設けた突部40°a
が他の連結部材45の端部に穿設した長孔45aを摺動
可能とし、急加速運転時でない場合には、ダイヤフラム
装置41°の作動により連結部材40′の突部40°a
が長孔45a内を摺動して、補助弁9を第9図に実線で
示す如く吸気負圧に応じて開度制御すると共に、急加速
運転時には、同図に破線で示す如くスロットル弁8の大
きな開度変化により接地の連結部材45で連結部材40
′を移動させて、補助弁9を強制的に全開に制御するよ
うにしている。
次に、減速運転時での補助弁9の開度制御を第10図の
制御フローに基いて説明する(尚、エンジン周りの基本
構成は第2図と同様であるので省略する)。
第10図において、スタートして、ステップS1で各セ
ンサ22〜27からの吸入空気量、スロットル弁開度、
エンジン回転数、工〕/ジン冷却水温α、吸気温度、及
び変速機のシフト位置の各データを読込むと共に、補助
弁9の現在の開度を把握する。
しかる後、ステップS2で現在のスロットル弁開度及び
エンジン回転数により現在の運転域がアイドル運転域近
傍以外に相当する補助弁9の開領域か否かを判別し、閉
領域(アイドル運転域近傍)の場合には、ステップS3
で補助弁9を全開(アイドル運転時に相当する開度)に
するようステッパモータ28を作動制御して、リターン
することとする。
一方、上記ステップ・S2で補助弁9の開領域の場合に
は、先ずステップS4で補助弁9の開閉状態を判別し、
閉状態のときには、開方向への過渡時と判断して、ステ
ップS5でスロットル弁開度に対応して予め設定した補
助弁の目標開度マツプに基いて補助弁9の目標開度をそ
の時のスロットル弁開度に応じて算出して、ステップS
6でこの目標開度になるようステッパモータ28を作動
制御して、リターンする。
而して、上記ステップS4で補助弁9が開状態にある場
合には、更にステップS7でスロットル弁8の開度変化
に基いてエンジン1の減速運転時か否かを判別17、減
速運転時の場合にはステップS8で続いて燃料噴射弁1
0からの燃料噴射のカット制御中か否かを判別し、カッ
ト制御中の場合には、ステップS3にて補助弁9を、第
11図に示す如くスロットル弁8の閉動作に伴って全開
にするようステッパモータ28を制御して、リターンす
る。
一方、ステップS8で燃料のカット制御中でない場合に
は、ステップS9で第12図に示す如く、補助弁9の開
度を先ず全閉と全開の間の中間値よりも全開側の設定値
Xにまで、その開度値をスロットル弁8の低下変化に同
期して変化するようにステッパモータ28を制御する。
その後は、変速機のシフト位置に応じてエンジン回転数
の低下の度合が異なるから、これに対処すべく、ステッ
プSIGでエンジン回転数Nを、変速機のシフト位置が
低速側(低変速段側)はど高くなるよう設定した設定エ
ンジン回転数値の、その時の変速機のシフト位置に対応
した設定エンジン回転数値Noと大小比較し、N≦No
の設定値に達した以後、ステップS3に進んで補助弁9
の開度を全閉にするようステッパモータ28を作動制御
して、リターンする。
よって、上記第10図の制御フローにおいて、ステップ
S2及びS3により、少くともアイドル運転域近傍で補
助弁9を閉制御するようにした補助弁制御手段31を構
成している。また、ステップS7により、エンジン1の
減速運転時を検出するようにした減速検出手段36を構
成していると共に、ステップS9 +  SIO*  
83により、上記減速検出手段36の出力を受け、エン
ジン1の減速運転時に、燃料カット制御中でなければ、
補助弁9の開度を一旦設定値Xにした後、エンジン回転
数Nが設定値Noに達した時点で全開にして、スロット
ル弁8の閉時に遅れて補助弁9を閉制御するよう上記補
助弁制御手段31による補助弁9の制御を補正するよう
にした減速時補正手段37を構成している。
したがって、本実施例では、スロットル弁8が閉動作す
る減速運転時には、スロットル弁8の閉動作に伴い吸入
空気量も減少し、燃料噴射弁10からの燃料噴射量も減
少するが、エアフローセンサ22の吸入空気量の計量遅
れに起因して、燃料噴射弁10からの燃料噴射量の減少
に遅れが生じ、特にスロットル弁8が全閉となる直前の
吸入空気量の少ない状況ではその影響が強く出て、吸入
空気量に対応する燃料噴射量を大きく越える燃料量が噴
射供給されて、混合気の空燃比のオーバリッチを招く状
況である。
しかし、このエンジン1の減速運転時には、燃料噴射弁
10からの燃料噴射のカット制御中でないときに限り、
補助弁制御手段31による補助弁9の制御が減速時補正
手段37で補正されて、該補助弁9の開度が一旦中間開
度値以下の設定値Xにまで小さくなった後、エンジン回
転数Nが設定値Noにまで低下した時点で、スロットル
弁8の閉時に遅れて全開に調整制御される。このことに
より、スロットル弁8が閉じる過渡時でも、上記補助弁
9の開状態により吸入空気量の減少の程度が緩和されて
、吸入空気量は徐々に減少するので、この吸入空気量と
燃料噴射弁10からの燃料量とが良好に対応して、混合
気の空燃比はほぼ目標空燃比に調整され、オーバリッチ
が有効に抑制、防止されることになる。よって、混合気
の空燃比のオーバリッチ化に起因する燃費性、エミッシ
ョン性の低下を抑制できると共に、排気通路6に触媒装
置を配置する場合には、その温度上昇を抑制して、その
信頼性の向上を図ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)に係る発明のエンジ
ンの吸気装置によれば、スロットル弁下流側の分岐吸気
通路に各々補助弁を設け、該補助弁を少くともアイドル
運転域近傍の領域で閉制御する場合、スロットル弁が急
に開動作するエンジンの急加速運転時には、そのスロッ
トル弁の開動作に同期して補助弁を開制御したので、エ
ンジンへの吸入空気量の増大遅れを抑制、防止して、加
速応答性の向上を図ることができる。
また、請求項(2)に係る発明では、スロットル弁が閉
動作するエンジンの減速運転時には、スロットル弁の閉
時に遅れて補助弁を閉制御したので、エアフローセンサ
等で検出する吸入空気量に応じてエンジンへの燃料供給
量を設定する場合、エアフローセンサの吸入空気量の計
量遅れがあっても、混合気の空燃比を設定値に良好に制
御できて、そのオーバリッチ化を有効に抑制、防止でき
、燃費性、エミション性の向上を図ることができる。ま
た、排気通路に触媒装置を設けるときには、その触媒温
度の上昇を抑えて、その信頼性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項(1)に係る発明の構成を示すブロック
図である。第2図ないし第5図は請求項(1)に係る発
明の実施例を示し、第2図は全体概略構成図、第3図は
エンジンの加速運転時におけるスロットル弁開度に対す
る要求吸気負圧特性を示す図、第4図は吸気負圧により
補助弁を開度制御する場合のエンジンの緩加速時と急加
速時との補助弁の開度変化の様子を示す図、第5図は急
加速運転時でのコントローラによる補助弁の開度制御を
示すフローチャート図である。また、第6図及び第7図
はエンジンの加速運転時における補助弁の開度制御の変
形例を示し、第6図は全体概略構成図、第7図は開度制
御を示すフローチャート図である。 さらに、第8図及び第9図は補助弁の開度制御の他の変
形例を示し、第8図は要部概略構成図、第9図は緩加速
時と急加速時との補助弁の開度変化特性を示す図である
。また、第10図ないし第12図は請求項(2に係る発
明の実施例を示し、第10図はコントローラによる補助
弁の開度制御を示すフローチャート図、第11図はエン
ジンの減速運転時に燃料カット制御が行われているとき
の補助弁の開度制御の説明図、第12図はエンジンの減
速運転時に燃料カット制御が行われていないときの補助
弁の開度制御の説明図である。 1・・・エンジン、2・・・燃焼室、5・・・吸気通路
、5a・・・分岐吸気通路、8・・・スロットル弁、9
・・・補助弁、30,30°・・・コントローラ、31
・・・補助弁制御手段、32・・・加速検出手段、33
・・・加速時補正手段、36・・・減速検出手段、37
・・・減速検出手段。 第9図 開                    聞スロッ
トル弁閉ノl 第3図 第4図 時間 第7図 第8図 1’/   k16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各気筒の分岐吸気通路の燃焼室近傍に、該各分岐
    吸気通路を開閉する補助弁が配置され、該補助弁の上流
    側の各分岐吸気通路を集合した吸気通路にスロットル弁
    が配置されるとともに、少くともアイドル運転域近傍で
    上記補助弁を閉制御する補助弁制御手段とを備えたエン
    ジンの吸気装置であって、エンジンの加速運転時を検出
    する加速検出手段と、該加速検出手段の出力を受け、エ
    ンジンの加速運転時に上記スロットル弁の開作動に同期
    して上記補助弁を開制御するよう上記補助弁制御手段に
    よる補助弁の制御を補正する加速時補正手段とを備えた
    ことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. (2)各気筒の分岐吸気通路の燃焼室近傍に、該各分岐
    吸気通路を開閉する補助弁が配置され、該補助弁の上流
    側の各分岐吸気通路を集合した吸気通路にスロットル弁
    が配置されるとともに、少くともアイドル運転域近傍で
    上記補助弁を閉制御する補助弁制御手段とを備えたエン
    ジンの吸気装置であって、エンジンの減速運転時を検出
    する減速検出手段と、該減速検出手段の出力を受け、エ
    ンジンの減速運転時にスロットル弁の閉時に遅れて補助
    弁を閉制御するよう補助弁制御手段による補助弁の制御
    を補正する減速時補正手段とを備えたことを特徴とする
    エンジンの吸気装置。
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