JP2008286155A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気流量の増加が要求された場合に気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることが可能な内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】スロットル弁12と、スロットル弁12よりも下流の吸気通路3に設けられた分岐部3aにおいて吸気通路3から分岐して分岐部3aよりも下流に設けられた合流部3bで吸気通路3と合流し、分岐部3aから合流部3bまでの吸気通路3である中間通路14よりも長さが短いバイパス通路13と、中間通路14を介して吸気を導く第1位置P1とバイパス通路13を介して吸気を導く第2位置P2との間で切り替え可能な切替弁17と、を備えた内燃機関の制御装置において、内燃機関1のトルクを増加させるべくスロットル弁12の開度を開き側に制御する吸気量増加制御が要求された場合、切替弁17を第2位置P2に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットル弁から気筒に至るまでに吸気が通過する経路の長さを変更可能な内燃機関の制御装置に関する。
吸気弁のバルブリフト量と供給吸気量を連続的に可変制御する可変リフト機構と、吸気管内に設けられて供給吸気量を制御する吸気量制御機構とを備え、可変リフト機構により吸気弁が低リフトで制御されているときは供給吸気量を吸気量制御機構によって連続的に制御する内燃機関の可変動弁装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−254100号公報
吸気通路に設けられた吸気量制御機構であるスロットル弁によって吸気の流量を制御する場合、スロットル弁から気筒まで距離があるため、吸気弁のリフト量を変更して吸気の流量を制御する吸気量制御時と比較して吸気流量の増加が要求されてスロットル弁の開度が変更されてから実際に気筒に流入する吸気量が増加するまでの時間が長く、応答性が悪い。
そこで、本発明は、吸気流量の増加が要求された場合に気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関の吸気通路に設けられて前記内燃機関の気筒に導入する吸気の流量を調整するスロットル弁と、前記スロットル弁よりも下流の吸気通路に設けられた分岐部において前記吸気通路から分岐して前記分岐部よりも下流に設けられた合流部で前記吸気通路と合流し、前記分岐部から前記合流部までの吸気通路である中間通路よりも長さが短いバイパス通路と、前記分岐部から前記合流部まで前記中間通路を介して吸気を導く第1位置と前記分岐部から前記合流部まで前記バイパス通路を介して吸気を導く第2位置との間で切り替え可能な切替弁手段と、を備えた内燃機関の制御装置において、前記内燃機関のトルクを増加させるべく前記スロットル弁の開度を開き側に制御する吸気量増加制御が要求された場合、前記切替弁手段を前記第2位置に切り替える動作制御手段を備えていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明の制御装置によれば、吸気量増加制御が要求された場合は切替弁手段が第2位置に切り替えられるので、中間通路よりも長さの短いバイパス通路を介して気筒に吸気が導入される。この場合、スロットル弁から気筒に至る吸気の経路(以下、吸気経路と称することがある。)の長さを短縮できるので、気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることができる。また、周知のように内燃機関の運転状態によっては吸気経路の長さが長い方が吸気の脈動効果を利用してより多くの吸気を気筒に導入でき、これにより充填効率を高めることができる。このような場合には切替弁手段を第1位置に切り替えて吸気経路を長くする。このように中間通路及びバイパス通路を内燃機関の運転状態に応じて適宜に使い分けることにより、内燃機関の性能を向上させることができる。
本発明の制御装置の一形態において、前記動作制御手段は、前記スロットル弁に対して単位時間あたりの開度の変化量が所定の判定値以上になる開き側への制御が要求された場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えてもよい(請求項2)。例えば、車両の急加速時や急発進時などは内燃機関の出力を速やかに上昇させる必要があり、このような場合は気筒に流入する吸気量を速やかに増加させる必要が生じる。周知のように車両の急加速時や急発進時などはスロットル弁に対してその開度を急に増加させる制御が要求されるため、単位時間あたりの開度の変化量を適切に設定することにより、車両の急加速や急発進を判定することができる。そのため、このような場合に気筒に流入する吸気量を速やかに増加させ、内燃機関の出力を速やかに増加させることができる。
本発明の制御装置の一形態において、前記動作制御手段は、前記内燃機関が搭載された車両の加速が要求された場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えてもよい(請求項3)。このように車両の加速が要求された場合に切替弁手段を第2位置に切り替えることにより、気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることができるので、内燃機関のトルクを速やかに増加させて車両を速やかに加速させることができる。そのため、内燃機関の加速性能を向上させることができる。
本発明の制御装置の一形態において、前記動作制御手段は、前記内燃機関の回転数が所定の判定回転数以上の場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えてもよい(請求項4)。上述したように吸気通路内で発生する脈動効果を利用して吸気の充填効率を高めることができるが、充填効率を高めることが可能な脈動効果を吸気通路内で発生させるために適した吸気通路の長さは内燃機関の回転数に応じて異なる。内燃機関の回転数が高くなるほど吸気弁が開閉する周期が短くなるため、充填効率を高めるために適した脈動効果を発生させるための吸気通路の長さは短くなる。この形態では、内燃機関の回転数が所定の判定回転数以上の場合に切替弁手段を第2位置に切り替えて吸気経路の長さを短縮するので、所定の判定回転数を適正に設定することにより、判定回転数以上の回転数における吸気の充填効率を高めることができる。
この形態において、前記所定の判定回転数は、前記中間通路の長さ及び前記バイパス通路の長さに基づいて設定されてもよい(請求項5)。上述したように充填効率を高めるために適した脈動効果を発生させるための吸気経路の長さは内燃機関の回転数に応じて異なる。そのため、このように各通路の長さに基づいて判定回転数を設定することにより、各回転数において充填効率が高くなる吸気経路の長さをそれぞれ選択することができる。従って判定回転数以上の回転数で運転されているときの内燃機関の充填効率及び判定回転数未満の回転数で運転されているときの内燃機関の充填効率のそれぞれを高めることができる。
本発明の制御装置の一形態において、前記内燃機関は、前記気筒に設けられた吸気弁のリフト量を変更可能な可変動弁機構と、前記内燃機関の運転状態に応じて、前記スロットル弁にて吸気の流量を調整するスロットル弁調整モード、及び前記スロットル弁の開度を全開に維持し、前記可変動弁機構にて前記吸気弁のリフト量を変更して吸気の流量を調整するリフト量調整モードのいずれか一方を選択し、その選択したモードにて吸気の流量を調整するモード切替手段と、をさらに備え、前記動作制御手段は、前記モード切替手段が前記スロットル弁調整モードを選択している場合に前記切替弁手段の動作を許可し、前記モード切替手段が前記リフト量調整モードを選択している場合に前記切替弁手段の動作を禁止する動作制限手段を備えていてもよい(請求項6)。吸気弁のリフト量を変更して吸気の流量を調整する場合は、スロットル弁で吸気の流量を調整する場合よりも気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることができる。そのため、リフト量調整モードが選択されている場合は切替弁手段の動作を禁止することにより、無駄な切替弁手段の動作を防止できる。一方、スロットル弁調整モードが選択されている場合は切替弁手段の動作が許可されるので、吸気量増加制御が要求された場合に速やかに気筒に流入する吸気量を増加させることができる。従って、この場合における応答性の低下を抑制できる。
以上に説明したように、本発明の制御装置によれば、吸気量増加制御の要求時や車両の加速要求時など気筒に導入する吸気の流量を増加させる必要がある場合は切替弁手段を第2位置に切り替えてスロットル弁から気筒に至る吸気の経路の長さを短縮するので、気筒に流入する吸気量を速やかに増加させることができる。
(第1の形態)
図1は、本発明の第1の形態に係る制御装置が組み込まれた内燃機関の要部を示している。図1の内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)1は、車両に走行用動力源として搭載されるものであり、複数の気筒2が適宜のレイアウトで並べられた火花点火式内燃機関として構成されている。なお、図1では一つの気筒2のみを示している。各気筒2には吸気通路3及び排気通路4がそれぞれ接続されている。各気筒2には不図示のクランク軸にコンロッド6を介して連結されたピストン5が往復運動可能な状態で挿入されている。また、各気筒2には不図示の点火プラグがその電極部を突出させるようにして気筒2の略中心線上に設けられている。各気筒2に形成される燃焼室7と吸気通路3との間は吸気弁8にて開閉され、燃焼室7と排気通路4との間は排気弁9にて開閉される。吸気弁8及び排気弁9の開閉駆動は周知の動弁機構によって実行される。なお、これらは周知のエンジンと同様でよいため、詳細な説明は省略する。
吸気通路3には、吸気濾過用のエアフィルタ11及び気筒2に導入する吸気の流量を調整するスロットル弁12が設けられている。また、吸気通路3には、スロットル弁12より下流に設定された分岐部3aにおいて吸気通路3から分岐し、分岐点3aよりも下流の合流部3bで吸気通路3と合流するバイパス通路13が設けられている。分岐部3aから合流部3bまでの吸気通路3である中間通路14は第1の吸気管としての長管15で形成され、バイパス通路13は第2の吸気管としての短管16で形成される。図1に示したように短管16の長さは長管15の長さよりも短い。従って、バイパス通路13の長さは中間通路14よりも短い。合流部3bには、切替弁手段としての切替弁17が設けられている。切替弁17は、長管15を開けて短管16を閉じる、すなわち分岐部3aから合流部3bまで吸気が中間通路14を介して導かれる第1位置P1と、長管15を閉じて短管16を開ける、すなわち分岐部3aから合流部3bまで吸気がバイパス通路13を介して導かれる第2位置P2との間で切り替えることができる。
切替弁17の動作は、エンジンコントロールユニット(ECU)20にて制御される。ECU20は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータとして構成され、エンジン1に設けられた各種のセンサの出力信号に基づいてエンジン1の運転状態を制御する周知のコンピュータユニットである。ECU20は、例えば運転者によってアクセル開度が変更された場合に変更後のアクセル開度に応じた量の吸気が気筒に吸入されるようにスロットル弁12の開度を制御する。ECU20に接続されるセンサとしては、例えばエンジン1の機関回転速度(回転数)に対応する信号を出力するクランク角センサ21、アクセル開度に対応する信号を出力するアクセル開度センサ22、吸気の流量(以下、吸入空気量と称することもある。)に対応する信号を出力するエアフローメータ23等がある。その他にもECU20には各種センサが接続されるが、それらの図示は省略した。
図2は、ECU20がエンジン1の運転状態に応じて切替弁17の動作を制御するべくエンジン1の運転中に所定の周期で繰り返し実行する切替弁制御ルーチンを示している。この制御ルーチンを実行することにより、ECU20が本発明の動作制御手段として機能する。
図2の制御ルーチンにおいてECU20は、まずステップS11でエンジン1の運転状態を取得する。エンジン1の運転状態としては、例えばエンジン1の回転数及び負荷率などが取得される。なお、エンジン1の負荷率は、吸入空気量に基づいて周知の方法で算出すればよい。続くステップS12においてECU20は、エンジン1のトルクを増加させるべくスロットル弁12の開度を開き側に制御する吸気量増加制御が要求されているか否か判断する。この吸気量増加制御は、例えば運転者がアクセルを開けた場合に要求されたと判断される。運転者によるアクセルの開操作は、例えばエンジン1が搭載された車両を加速させる場合に行われる。そのため、車両の加速が要求された場合に吸気量増量制御が要求されたと判断してもよい。また、ECU20が車両の速度が一定になるようにエンジン1のトルク及び回転数をフィードバック制御するものにおいては、例えば車両が走行している路面が上り坂となりエンジン1のトルクを増加させる必要がある場合に吸気量増加制御が要求される。吸気量増加制御が要求されていると判断した場合はステップS13に進み、ECU20は切替弁17を第2位置P2に切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
一方、吸気量増加制御が要求されていないと判断した場合はステップS14に進み、ECU20はエンジン1の回転数が予め設定した判定回転数以上か否か判断する。周知のように脈動効果を利用して充填効率を高めるために適した吸気通路3の長さ(以下、適正吸気通路長さと称することがある。)はエンジン1の回転数に応じて異なる。図3は、このエンジン1の回転数と適正吸気通路長さとの関係の一例を示した図である。図3に示したようにエンジン1の回転数が高くなるほど適正吸気通路長さは短くなる。そこで、例えば切替弁17を第2位置に切り替え、気筒2にバイパス通路13を介して吸気を導く場合に吸気が通過する経路の長さが図3の長さLの場合、その長さLに対応する回転数Nを判定回転数に設定する。エンジン1の回転数が判定回転数以上と判断した場合はステップS13に進み、ECU20は切替弁17を第2位置P2に切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
一方、エンジン1の回転数が判定回転数未満と判断した場合はステップS15に進み、ECU20はエンジン1の回転数に基づいて判定負荷率を設定する。判定負荷率は、切替弁17を第2位置P2から第1位置P1に切り替える、すなわちバイパス通路13を介した吸気の導入から中間通路14を介した吸気の導入に切り替えるか否かを判定する基準として設定される値である。周知のようにエンジン1の充填効率は、エンジン1の回転数及び負荷率に応じて変化する。図4は、バイパス通路13を介して吸気を導入した場合においてエンジン1の充填効率が最大充填効率の所定の割合、例えば50%となるエンジン1の回転数と負荷率との関係の一例を示している。すなわち、図4において線Fよりも下側の領域Aは中間通路14を介して吸気を導入するよりもバイパス通路13を介して吸気を導入した方がエンジン1の充填効率を高めることが可能な領域を示し、線Fよりも上側の領域Bは中間通路14を介して吸気を導入した方がバイパス通路13を介して吸気を導入するよりもエンジン1の充填効率を高めることが可能な領域を示している。そのため、エンジン1の回転数と図4の線Fによって特定される負荷率を判定負荷率として設定すればよい。そこで、図4に示した関係を予め実験などにより求めてECU20のROMにマップとして記憶させておき、エンジン1の回転数とこのマップとに基づいて判定負荷率を設定する。続くステップS16においてECU20は、エンジン1の負荷率が判定負荷率未満か否か判断する。エンジン1の負荷率が判定負荷率未満と判断した場合はステップS13に進み、ECU20は切替弁17を第2位置P2に切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
一方、エンジン1の負荷率が判定負荷率以上と判断した場合はステップS17に進み、ECU20は切替弁17を第1位置に切り替える。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
図5は、図2の制御ルーチンを実行して切替弁17の位置を切り替えた場合のエンジン1の充填効率の時間変化の一例を示している。なお、図5の上の図が充填効率及びスロットル開度の時間変化を、図5の下の図が切替弁17の位置の時間変化をそれぞれ示している。図5の上の図には比較例として切替弁17の位置を切り替えずにバイパス通路13を介して吸気を導入し続けた場合の充填効率の時間変化、及び切替弁17の位置を切り替えずに中間通路14を介して吸気を導入し続けた場合の充填効率の時間変化をそれぞれ示した。なお、図5の線η1が切替弁17の位置を切り替えた場合のエンジン1の充填効率の時間変化を、線η2がバイパス通路13を介して吸気を導入し続けた場合の充填効率の時間変化を、線η3が中間通路14を介して吸気を導入し続けた場合の充填効率の時間変化をそれぞれ示している。
図5に示したように、スロットル弁12の開度が時刻T1で開き側に制御されると、切替弁17の位置が第2位置P2に切り替えられる。これによりバイパス通路13を介した吸気の導入に切り替えられるので、気筒2に流入する吸気量を速やかに増加させることができる。その後、スロットル弁12の開度が安定し、吸気量増加制御の要求が解除されると時刻T2において図2のステップS16が否定判断され、切替弁17の位置が第1位置P1に切り替わる。図5の線η2に示したようにバイパス通路13を介して吸気を導入した場合、中間通路14を介して吸気を導入した場合よりも充填効率は速やかに立ち上がるが、中間通路14を介して吸気を導入し続けた場合よりも充填効率は低い値までしか上昇しない。一方、図5の線η3に示したように中間通路14を介して吸気を導入した場合、充填効率の立ち上がりは遅いが、バイパス通路13を介して吸気を導入し続けた場合よりも充填効率を高めることができる。そのため、このように切替弁17の位置を切り替えることにより、まずバイパス通路13を介して吸気を導入して充填効率を速やかに立ち上げ、その後中間通路14を介して吸気を導入して充填効率を高めることができる。図5の時刻T3では図2のステップS14が肯定判断されて切替弁17が第2位置P2に切り替えられる。これにより、脈動効果を利用してエンジン1の充填効率を高めることができる。
このように図2の制御ルーチンを実行し、吸気量増量制御が要求された場合に切替弁17を第2位置P2に切り替えることにより、気筒2に流入する吸気量を速やかに増加させてエンジン1の充填効率を速やかに高めることができる。また、エンジン1の回転数が判定回転数以上になった場合も切替弁17を第2位置P2に切り替えるので、吸気の脈動効果を利用してエンジン1の充填効率を高めることができる。
気筒2に流入する吸気量の速やかな増加は、車両の急加速や急発進を行う場合に必要となる。そこで、運転者によってアクセルの開操作が行われた場合においても特にその開操作が急に行われ、スロットル弁12の急な開き側への制御が要求された場合にECU20は切替弁17を第2位置P2に切り替えてもよい。スロットル弁12の急な開き側への制御が要求されたか否かは、例えば予め所定の判定値を設定しておき、スロットル弁12に対して単位時間あたりの開度の変化量がこの所定の判定値以上になる開き側への制御が要求されか否かによって判定すればよい。所定の判定値は、その車両に設けられたアクセルの可動範囲などに応じて適宜設定すればよい。このようにスロットル弁12の急な開き側への制御に応答して切替弁17を第2位置P2に切り替えることにより、運転者の操作に対するエンジン1の反応性、いわゆるレスポンスを改善することができる。
(第2の形態)
図6及び図7を参照して本発明の第2の形態に係る制御装置について説明する。図6は、第2の形態に係る制御装置が組み込まれたエンジン1を示している。図6に示したように第2の形態に係る制御装置では、吸気弁8及び排気弁9の開閉駆動を実行し、少なくとも吸気弁8のリフト量を変更可能な可変動弁機構30が設けられる点が第1の形態と異なる。それ以外は、第1の形態と同じであるため、図6において図1と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。可変動弁機構30の動作はECU20にて制御される。ECU20は、スロットル弁12を全開に維持し、可変動弁機構30で吸気弁8のリフト量を変更して吸入空気量を調整するリフト量調整モードと、スロットル弁12で吸入空気量を調整するスロットル弁調整モードとのいずれか一方をエンジン1の運転状態に応じて選択し、その選択したモードにて吸気の流量を調整する。そのため、ECU20が本発明のモード切替手段に対応する。なお、リフト量調整モード時における可変動弁機構30の制御は、周知の制御方法で行えばよい。また、各モードの選択は、周知の方法、例えばエンジン1の運転状態、例えばエンジン1の回転数及び負荷と各モードとの対応関係を予め実験などにより求めてマップとしてECU20のROMに記憶させておき、このマップを参照して行えばよい。そのため、これらの詳細な説明は省略する。
図7は第2の形態における切替弁制御ルーチンを示している。図7の制御ルーチンでは、図2のステップS11とステップS12の間にステップS21が追加されている点が異なる。それ以外は図2の制御ルーチンと同じであるため、同一の処理には同一の参照符号を付して説明を省略する。図7の制御ルーチンでは、ステップS11でエンジン1の運転状態を取得した後、続くステップS21でECU20は吸入空気量の調整モードがリフト量調整モードか否か判断する。リフト量調整モードと判断した場合は、今回の制御ルーチンを終了する。一方、スロットル弁調整モードと判断した場合はステップS12に進み、以降図2と同様に処理を進める。
図7のステップS21でリフト量調整モードと判断された場合は図7の制御ルーチンが終了されるため、切替弁17の制御は行われない。すなわち、切替弁17の動作を禁止することができる。一方、スロットル弁調整モードと判断された場合はステップS12以降の処理が実行されて切替弁17の制御が行われる。そのため、ECU20が本発明の動作制限手段に対応する。
周知のように吸気弁8のリフト量を変更して吸入空気量を調整する場合は、スロットル弁12で吸入空気量を調整する場合よりも気筒2に流入する吸気量を速やかに増加させることができる。そこで、リフト量調整モードによって吸入空気量が調整されている場合は切替弁17の動作を禁止する。これにより、無駄な切替弁17の動作を防止できる。一方、スロットル弁調整モードによって吸入空気量が調整されている場合は切替弁17の位置を切り替える制御が行われるので、吸気量増加制御が要求された場合などに速やかに気筒2に流入する吸気量を増加させることができる。そのため、この場合における応答性の低下を抑制できる。
本発明は、上述した各形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明が適用される内燃機関は、火花点火内燃機関に限定されない。本発明はディーゼル内燃機関に適用してもよい。切替弁17を設ける位置は上述した各形態にて示した位置に限定されない。例えば、図8に示したようにエアフィルタ11をスロットル弁12の下流に配置し、エアフィルタ11と切替弁17とを隣接させて設けてもよい。また、エアフィルタ11と切替弁17とを一体に設けてもよい。このように切替弁17を設けることにより、バイパス通路13の長さをさらに短くできるので、吸気量増量制御が要求された場合に気筒2に流入する吸気量をさらに速やかに増加させることができる。
本発明の第1の形態に係る制御装置が組み込まれた内燃機関の要部を示す図。 図1のECUが実行する切替弁制御ルーチンを示すフローチャート。 エンジンの回転数と適正吸気通路長さとの関係の一例を示す図。 バイパス通路を介して吸気を導入した場合においてエンジンの充填効率が最大充填効率の所定の割合となるエンジン1の回転数と負荷率との関係の一例を示す図。 図2の制御ルーチンを実行して切替弁を制御した場合におけるエンジンの充填効率の時間変化の一例を示す図。 本発明の第2の形態に係る制御装置が組み込まれた内燃機関の要部を示す図。 図6のECUが実行する切替弁制御ルーチンを示すフローチャート。 切替弁の他の配置方法を示す図。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
3a 分岐部
3b 合流部
8 吸気弁
13 バイパス通路
14 中間通路
20 エンジンコントロールユニット(動作制御手段、モード切替手段、動作制限手段)
30 可変動弁機構
P1 第1位置
P2 第2位置

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路に設けられて前記内燃機関の気筒に導入する吸気の流量を調整するスロットル弁と、前記スロットル弁よりも下流の吸気通路に設けられた分岐部において前記吸気通路から分岐して前記分岐部よりも下流に設けられた合流部で前記吸気通路と合流し、前記分岐部から前記合流部までの吸気通路である中間通路よりも長さが短いバイパス通路と、前記分岐部から前記合流部まで前記中間通路を介して吸気を導く第1位置と前記分岐部から前記合流部まで前記バイパス通路を介して吸気を導く第2位置との間で切り替え可能な切替弁手段と、を備えた内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関のトルクを増加させるべく前記スロットル弁の開度を開き側に制御する吸気量増加制御が要求された場合、前記切替弁手段を前記第2位置に切り替える動作制御手段を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記動作制御手段は、前記スロットル弁に対して単位時間あたりの開度の変化量が所定の判定値以上になる開き側への制御が要求された場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記動作制御手段は、前記内燃機関が搭載された車両の加速が要求された場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記動作制御手段は、前記内燃機関の回転数が所定の判定回転数以上の場合に前記切替弁手段を前記第2位置に切り替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記所定の判定回転数は、前記中間通路の長さ及び前記バイパス通路の長さに基づいて設定されることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記内燃機関は、前記気筒に設けられた吸気弁のリフト量を変更可能な可変動弁機構と、前記内燃機関の運転状態に応じて、前記スロットル弁にて吸気の流量を調整するスロットル弁調整モード、及び前記スロットル弁の開度を全開に維持し、前記可変動弁機構にて前記吸気弁のリフト量を変更して吸気の流量を調整するリフト量調整モードのいずれか一方を選択し、その選択したモードにて吸気の流量を調整するモード切替手段と、をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記モード切替手段が前記スロットル弁調整モードを選択している場合に前記切替弁手段の動作を許可し、前記モード切替手段が前記リフト量調整モードを選択している場合に前記切替弁手段の動作を禁止する動作制限手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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