JPH012771A - 溶鋼流動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスラブの連続鋳造において鋳型内の溶鋼を流
動させる溶鋼流動装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図はスラブ連続鋳造機の鋳型付近の要部を示す。こ
の図を参照しながら従来技術について説明する。

鋳型内の場面８上には溶鋼の酸化防止、保温。

鋳片と！ｈ型との間の潤滑、非金属介在物のトラップ等
の役割をもつモールドパウダーの層５が形成されている
。この層の湯面側は溶鋼の熱で溶融状態になりその上側
は粉状パウダー７となって場面を覆っている。溶融パウ
ダー６は凝固シェル９と鋳型ｌの内壁との間に流下して
潤滑剤の役割を果たす。したがってパウダーは消耗する
ものであるから一定厚さのパウダー層５を維持するため
前記消耗量に見合った分だけ補給される。

第２図に示す通り鋳型中央に鉛直に設けられた浸漬ノズ
ル２から溶鋼が吐出しており、浸漬ノズルの先端に設け
られた吐出口３は鋳型短辺方向に対向して浸漬ノズルの
両側に１個ずつ開口している。／８鋼はこの吐出口から
鋳型内に吐出され、　！ｈ型ｌにより冷却されて凝固シ
ェル９が形成される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、場面変動の大きさが鋳型内の湯面上で所
要の範囲で安定しない場合は前記？８融パウダー６°は
潤滑剤としての役割を充分果たすことが出来ないので、
鋳型内で形成された凝固シェル９の表面欠陥を著しく増
大する虞がある。鋳型変動の大きさが変化する要因とし
て鋳型に注入する／８ｆ’Ａの／ｌ　ｆｌｌ、鋳型のサ
イズ、吐出流４の角度などが挙げられる。

また浸漬ノズル２の上部は図示しないスライプ、Ｃング
ノズルを介してタンデイツシュに連結されているが、前
記スライディングノズルによる流量調節時にはスライデ
ィングノズルの開口部が浸漬ノズル２の溶鋼流通路に対
して偏心して第２図で左右２個の吐出口３からの溶鋼流
の流量が異なるいわゆる偏流を生ずることがある。さら
に浸漬ノズル２の内部にアルミナが付着した場合にも浸
漬ノズル内の溶鋼流が乱れて前記偏流が生じる場合があ
るが、かかる偏流によっても第２図で浸漬ノズルに関し
て左右非対称の場面変動の生じる虞がある。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって場面
変動の大小またはその大きさが第２図で左右対称、非対
称に拘わらず適正な場面変動の大きさを実現する？８鋼
流動装置を提供しようとずろものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る溶鋼流動装置は、スラブ用連続鋳造装置の
鋳型長辺側面に鋳型をはさんで対向して配設された複数
対の移動磁界発生装置と、前記移動（■界発生装置に供
給される３相交流電源の相順を切り換えることにより移
動磁界の方向を変える相順切換器と、前記移動磁界発生
装置の出力を制御する電流制御装置または周波数制御装
置と、を有することを特徴とする。

（作　用〕 この発明に係る溶鋼流動装置においては１例えば場面変
動が大きく浸漬ノズルからの吐出流の強さを抑制する場
合には、移動磁界の方向を変換する相順切換器により移
動磁界の方向を鋳型短辺側から浸漬ノズルに尚かう方向
に設定し、ＴｒＬ流制御装置または周波数制御装置によ
り移動磁界の大きさを調整することにより適正な大きさ
の場面変動が得られる。上記吐出流の強さを増強する場
合には上記移動磁界の方向を上記と逆の方向に設定すれ
ばよいことはいうまでもない。

浸漬ノズルの双方の吐出口からの溶鋼流が非対称となる
いわゆる偏流が生じた場合には、鋳型の長辺側面に配設
された複数対の移動磁界発生装置についてその移動磁界
の方向３強さを個別に上記の通り調整することにより前
記偏流を解消し適正な場面変動を得ることができる。

〔実施例］ 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明に係る溶鋼流動装置を取付けた連続鋳造
用の鋳型要部を見易くするため一部破断して示した図で
ある。

鋳型２０の中に図示しないタンデイツシュに取付けられ
た浸漬ノズル２１の下部が挿入されている。

この？’５　？Ｊノズル２１の下部に設けられた吐出口
２２は鋳型短辺方向に対向して浸漬ノズルの両側に１個
ずつ開口している。そしてこの浸漬ノズルを介して前記
クンデイツシュから鋳型２０内に溶鋼３０が注入される
ようになっている。浸漬ノズルから吐出した吐出１３１
は短辺方向に向かい短辺に当たって上、下に別れ、上方
に向かった溶鋼流はモールドパウダー３３で被覆された
湯面３２に運動エネルギーを与え前述の場面変動に大き
な影響を与える。

鋳型２０の相対向する長辺側面の外側に鋳型を間にして
対向した２対の移動磁界発生装置４１が配設され９また
鋳型から離れた制御室４４に移動磁界の方向を変える相
順切換器４２と電流制御器４３が設けられ、これらの機
器には外部から３相交流電源が端子ボックス４５を通し
て供給されている。前記相順切換器４２はサイリスク、
位相制御器等からなり。

また１１；１記電流制御器４３はサイリスク制御を使用
したものである。

以上のように構成された溶鋼流動装置の動作について説
明する。

例えば場面変動が大きく吐出流３１の強さ抑制する場合
には、相順切換器４２により移動磁界の方向を吐出流３
１の方向とは逆に第１図に白抜きの矢印５０で示す通り
鋳型短辺側から浸漬ノズルに向かう方向とする。また同
時に移動磁界の強さを電流制御器４３により場面変動の
大きさを観察しながら調整することにより適正な大きさ
の場面変動を得ることができる。吐出流３１の強さを増
強する場合には上記の白抜きの矢印５０の方向を逆にす
ればよいことはいうまでもない。

また前述の偏流が生じた場合には鋳型側面に配設された
２対の移動磁界発生装置４１は個別に移動磁界の方向と
強さを調整することができるので。

浸漬ノズル２１の左右の吐出口２２からの吐出流は均一
となって偏流は解消される。

〔発明の効果〕

本発明の溶鋼流動装置によれば、複数対の移動磁界発生
装置が個別に移動磁界の方向転換および移動磁界の強さ
の調整をすることができるので。

浸漬ノズルの左右吐出口からの溶鋼吐出流の強さに応じ
て上記溶鋼流動装置を作動させて適正な大きさの場面変
動を実現することができ、したがって異常な湯面変動に
ともなうモールドパウダー巻込みおよび８４片の表面割
れによる表面欠陥を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る溶鋼流動装置と鋳型付近の要部を
示す図、第２図は従来技術における鋳型内の／８ｔ’Ａ
の流動を示す縦断面図である。 ２０・・・鋳型、２１・・・浸漬ノズル、２２・・・吐
出口。 ３０・・・溶鋼、３１・・・吐出流、３２・・・場面。 ３３・・・モールドパウダー、３４・・・凝固シェル。 ４０・・・？＠鋼流動装置、４１・・・移動（ｎ界発生
装置。 ４２・・・相順切換器、４３・・・電流制御装置。 ４４・・・制御室、４５・・・端子ボックス特許出願人
　　日本謂管株式會社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スラブ用連続鋳造装置の鋳型長辺側面に鋳型をはさんで
   対向して配設された複数対の移動磁界発生装置と、前記
   移動磁界発生装置に供給される、３相交流電源の相順を
   切換えることにより移動磁界の方向を変える相順切換器
   と、前記移動磁界発生装置の出力を制御する電流制御装
   置または周波数制御装置とを有することを特徴とする溶
   鋼流動装置。