JPH01275658A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH01275658A
JPH01275658A JP10699988A JP10699988A JPH01275658A JP H01275658 A JPH01275658 A JP H01275658A JP 10699988 A JP10699988 A JP 10699988A JP 10699988 A JP10699988 A JP 10699988A JP H01275658 A JPH01275658 A JP H01275658A
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伊吹 洋
Toshio Tsuji
稔夫 辻
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は射出成形等の熱溶融成形時の熱安定性の改良さ
れたナイロン46樹脂組成物に関するものである。
(従来の技術) ナイロン46はすでに公知のポリアミドである。
例えば、特開昭56−149429号公報ではナイロン
46の製造方法を開示している。またナイロン46がエ
ンジニアリングプラスチックスとして優れた特性。
特に卓越する耐熱性を有することも知られている。
例えば、その融点は295°Cでありこれはナイロン6
の220°C,ナイロン660260℃よりも高いぽか
りでなく、ポリフェニレンスルフィドの285°Cをも
上回るものである。このようにナイロン46は融点が高
いために熱変形温度で表される耐熱性や耐ハンダ性に優
れる。また結晶化速度が大きく。
到達結晶化度も高いために成形サイクルが短く。
流動性も良いため成形性が良好である。また剛性が高く
耐摩擦性、耐クリープ性にも優れる。このようにナイロ
ンイ6はポリアミドのもつ優れた耐薬品性に加えて耐熱
性や力学特性にも優れるためにエンジニアリングプラス
チックスとしてその応用が各方面から期待されているも
のである。
しかしナイロン46は熱変形温度は高いが、その反面融
点と熱分解温度が接近しており、熱溶融成形時に分解を
生じ易いという問題点があった。そのため射出成形時に
成形品表面にいわゆるヤケが入ることがしばしばあった
。また分解の著しい場合にはシルバーストリークの発生
や物性の低下が認められる。
ナイロン46はこのように優れた耐薬品性、耐熱性およ
び力学特性を有するが、上記のように熱溶融成形時の安
定性に劣るためこの改良が広く望まれていたものである
(発明が解決しようとする課題) 従って本発明の目的はナイロン46の優れた諸特性を損
なうことなく、その熱溶融成形時の安定性。
特にヤケの発生を防止することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等はナイロン46の上記t1.Rを解決するた
めに鋭意研究を重ねた結果、ナイロン46樹脂に特定の
変性ポリオレフィンオリゴマーを配合せしめることによ
り9本発明の目的をことごとく満足することを見出し本
発明に到達したものである。
すなわち3本発明はナイロン46100重量部に対し、
エチレンおよび/またはプロピレン成分を主たる構成成
分としたポリオレフィンオリゴマーにα、β−不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体をケン化価が5〜200mg
 KOH/gとなる範囲で付加し。
かつ40″Cにおける粘度が100〜50.000セン
チボイズの範囲にある変性ポリオレフィンオリゴマーを
0.1〜10重量部配合した安定化された樹脂組成物に
関するものである。かかる特定の変性ポリオレフィンオ
リゴマーをナイロン46に配合せしめることにより、ナ
イロン46の優れた諸特性を損なうことなく、その熱溶
融成形時の安定性の向上、特にヤケの発生の防止ができ
ることは全く驚くべきことであり、このような知見は本
発明によってはじめて見出されたものである。
本発明で用いられるナイロン46はテトラメチレンジア
ミンとアジピン酸とから得られるポリテトラメチレンア
ジパミドおよびポリテトラメチレンアジパミド単位を主
たる構成成分とする共重合ポリアミドを含む。さらに他
のポリアミドをナイロン46の特性を損なわない範囲で
混合成分として含んでもよい。共重合成分は特に制限が
なく、公知のアミド形成成分を用いることができる。共
重合成分の代表例として、6−アミノカプロン酸、11
−アミノウンデカン酸、 12−アミノドデカン酸。
パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カプロ
ラクタム、ω−ラウリルラクタムなどのラクタム、ヘキ
サメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデ
カメチレンジアミン、 2,2.4−/2.4.4− 
)リメチルへキサメチレンジアミン。
5−メチルノナメチレンジアミン、メタキシリレンジア
ミン、パラキシリレンジアミン、1.3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサE/、 1.4−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル
−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(3−
メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2.2−
ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(ア
ミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンな
どのジアミンとアジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸
、セバシン酸、ドデカンニ酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、2−クロルテレフタル酸、2−メチルテレフタル
酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロ
イソフタル酸、ジグリコール酸などのジカルボン酸など
を挙げることができ。
また混合成分として用いる他のポリアミドはこれらの成
分からなるものを挙げることができる。
本発明で用いられるナイロン46の製造方法は任意であ
る。例えば特開昭56−149430号公報、特開昭5
6−149431号公報、特開昭58−83029号公
報および特開昭61−43631号公報などで開示され
た方法。
つまりまず環状末端基が少ないプレポリマーを特定の条
件下で製造したのち、これを水蒸気雰囲気下で固相重合
して高粘度ナイロン46を調製する方法あるいは2−ピ
ロリドンやN−メチルピロリドンなどの極性有機溶剤中
で加熱してそれを得る方法などがある。ナイロン46の
重合度については特に制限はないが、30°C196%
硫酸中、 1g/dlにおける相対粘度が2.0から6
.0の範囲内にあるナイロン46が好ましく用いられる
本発明において用いられる変性ポリオレフィンオリゴマ
ーは、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主
たる構成成分としたポリオレフィンオリゴマーにα、β
−不飽和カルボン酸またはそげ誘導体をケン化価が5〜
200mg KOR/gとなる範囲で付加し、かつ40
’Cにおける粘度が100〜50.000センチボイズ
の範囲にあるものである。
上記変性ポリオレフィンオリゴマーの原料となる未変性
ポリオレフィンオリゴマーは、エチレン成分および/ま
たはプロピレン成分を主たる構成成分とするものならば
他の成分1例えばブテン−1、ヘキセン−1,デセン−
1,4−メチルブテン−1,4−メチルペンテン−1,
ヘキサジエン。
ノルボルナジェン、ブタジェン、イソプレン、アクリル
酸、メタクリル酸、メチルメタクリル酸。
アクリル酸ナトリウム、アクリル酸亜鉛、酢酸ビニル、
グリシジルメタクリレートなどが40モル%以内の範囲
内で分子鎖中に含まれていても良い。
以上を満足するならばいずれのポリオレフィンオリゴマ
ーでも良く1例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−プロピレンlc合体、エチレンーブテン−1共
重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸共重合体。
エチレン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−アク
リル酸ナトリウム共重合体などのオリゴマーを挙げるこ
とができる。この中ではポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−
1共重合体オリゴマーがα、β−不飽和カルボン酸のグ
ラフトが容易なので好ましい。
上記未変性ポリオレフィンオリゴマーにグラフトさせる
α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体(以下単に
不飽和カルボン酸という)としてはアクリル酸、メタク
リル酸、エタクリル酸、マレイン酸、フマル酸あるいは
これらの酸の無水物またはこれらの酸のエステルなどが
挙げられるが。
これらの中では無水マレイン酸が好ましい。
未変性ポリオレフィンオリゴマーにグラフトさせる不飽
和カルボン酸またはその誘導体の量は。
変性後のケン化価が5〜200mg KOH/gの範囲
となるように調整される。ケン化価が5B XOR/g
未満では熱溶融成形時の安定化効果が著しくなく、逆に
シルバーストリークの発生を促進することがある。ケン
化価が200mg KOH/gを越えると熱溶融成形時
にゲル化をきたすことがある。従って好ましいケン化価
は5〜200mg KOH/gである。
また変性ポリオレフィンオリゴマーの40°Cにおける
粘度は100〜50,000センチボイズの範囲にある
ことが必要である。100センチボイズ以下では成形時
の揮発が生じ易く、臭気を発したりすることがある。逆
に50,000センチボイズを越えるとナイロン46と
の相溶性が悪く表面光沢の低下を伴う。
α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体のポリオレ
フィンオリゴマーへの付加は、それらをあらかじめポリ
オレフィンオリゴマーの重合時に添加することにより共
重合体として付加させてもよいし、ポリオレフィンオリ
ゴマーを得た後で常法によりグラフト化によって付加し
ても良い。
変性ポリオレフィンオリゴマーの配合量はナイロン46
100重量部に対し、0.1〜10重量部配合するのが
好ましい。変性ポリオレフィンオリゴマーの配合量が0
.1重量部未満では熱溶融成形時の安定化効果が著しく
なく、10重量部を越えると熱変形温度などの耐熱性が
低下したり、逆に成形時のシルバーストリーク発生の原
因となったりする。
本発明における樹脂組成物においてはさらに熱安定剤、
酸化防止剤、光安定剤、滑剤、顔料、難燃化剤、可塑剤
などの、添加剤を加えても良い。またガラス繊維、金属
繊維、チタン酸カリウムウィスカー、炭素繊維のような
繊維強化剤、タルク。
炭酸カルシウム、マイカ、ガラスフレーク、金属フレー
クのようなフィラー系補強剤を加えても良い。とりわけ
ガラス繊維を本発明の樹脂組成物に対しIOないし50
重量%加えることにより機械的強度や耐熱温度が大幅に
改善されるのみならず、耐水性についても改良効果が認
められ本発明の目的を達成する上で好ましい。
実施例1〜3.比較例1 あらかじめ100°Cで16時間真空乾燥した相対粘度
4.0のナイロン46(オランダ国DSM社、 5TA
NYLKS−400)とエチレンとプロピレンとの共重
合オリゴマーに無水マレイン酸をグラフト付加した変性
ポリオレフィンオリゴマーA(三井石油化学工業ルーカ
ントA3202.ケン化価19mg KOH/g、 4
0°Cにおける粘度300センチボイズ)とを表1に示
した割合で混合した。これらを2軸押比機を用いて30
0℃の温度で押出しカットしてペレットを得た。いずれ
も良好なペレットが得られた。
得られたペレットを用いて射出成形機(日@J1005
)によって300°Cでテストピースの成形を行った。
射出成形のサイクル時間を20秒、100秒、200秒
の3つの場合について成形品に入るヤケすじの観察を行
った。
またサイクル時間20秒で成形したテストピースについ
て熱変形温度、トルエン膨潤度1曲げ強度および曲げ弾
性率を測定した。こうして得られた結果を表1にあわせ
て掲げた。
表1 実施例4〜6 あらかじめioo’cで16時間真空乾燥した相対粘度
3.5のナイoン46(オランダ国DSM社、 5TA
NYLにS−300) 100重量部に対し、変性ポリ
オレフィンオリゴマーB、 C,Dの3種を3重量部配
合し、実施例1〜3の場合と同様にして押出し、成形を
行った。結果をあわせて表2に掲げた。
(発明の効果)   ′ 表1および表2に示したように本発明の樹脂組成物にお
いてはナイロン46の優れた耐熱性、耐薬品性、力学特
性を損なうことなく、射出成形時のヤケの発生が効果的
に防止されており、熱溶融成形時の安定性が大きく向上
している。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナイロン46100重量部に対し、エチレン成分
    および/またはプロピレン成分を主たる構成成分とした
    ポリオレフィンオリゴマーにα,β−不飽和カルボン酸
    またはその誘導体をケン化価が5〜200mgKOH/
    gとなる範囲で付加し、かつ40℃における粘度が10
    0〜50,000センチポイズの範囲にある変性ポリオ
    レフィンオリゴマーを0.1〜10重量部配合した安定
    化された樹脂組成物。
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