JPH01274873A - 模様緑青板の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は建造物の外装用または内装用として近年多用さ
れている緑青色を有する建築素材を製造する手段に関す
るものである。

（ロ）　従来の技術 従来は昭和６１年特許出願公開第３７９７５号に示され
るように銅板または銅条上に銅化合物を含有する水性塗
料中に発色剤を加えたものを塗布して化学変化を生ぜし
めて緑青板または緑青条を形成させていた。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点しかしながら従
来の方法では素材としては銅または銅合金以外には適用
し難く、かつ作業条件に制約が多くまた保護膜を厚くす
ることが出来ないため白化がおこりやすくて、堅牢度が
きわめて悪く、かつ製造コストが高価であった。

また製品は単調な色彩のものしか得られなかった。

本発明は簡単な手段により前記の欠点を除去することを
目的とする。

（ニ）　問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために銅のみならず鉄、アルミニ
ウム等の金属製板さらに非金属製素材をも用いて、これ
に高希釈度の緑青粉を含有する塗料を下地処理した素材
の上に塗布し、塗料溶液の流動によって華麗な水玉様模
様を形成せしめて、その上に保護膜をコーティングする
方法を確立した。

（ホ）　作用 本発明によって得られた緑青板は緑青粉が素地板によく
密着しており、切断、曲げ加工等の作業性もよく、また
これらの作業によって剥離、ヰ割れを生ずることなく、
かつ降雨、降雪、強風以外の気象条件であればいかなる
場所でも施工可能であり、緑青板の模様は優雅であり、
かつ耐久性もきわめて良好である。

（へ）　実施例 素材の表面の汚れを拭払し、またはシーラー処理を行っ
た後、溶媒５５〜９５％を含有する緑青粉入り（塗料樹
脂成分に対し１０〜３０％含有）の塗料を刷毛、ローラ
ーまた吹きつけによって塗布し、その高希釈度の溶液の
流動により流れ水玉様の模様を形成せしめ、乾燥後縁青
粉を含有する半透明のコーティング剤を塗布することに
より素材面、下地処理面、模様緑青皮膜面及び半透明保
護膜の多層を形成し、第１図に示すように寂のある模様
をあられすことができる。

（１・）　　発明の効果 従来の濃度の緑青溶液を用いる時は多少の濃淡はあって
も緑青色のほぼ−様なローラー模様しか形成できないが
、本発明の方法によれば優雅な濃淡のグレードの大きな
模様を形成することができまた銅基外の低廉な素材を使
用することもでき、かつ作業上の制約もきわめて少なく
大量にまた迅速に水玉様模様緑青板を製造することを可
能にした。

また形成した模様はきわめて優雅な風合をもち懐古調建
築物の建造に賞用されており、とくに文化財の修理復活
に適合している。

本発明は現場施工が可能であることが従来の方法と著し
く異なっており、かつ多彩な模様を形成しうろことも他
にその類を見ない特徴を有する。

さらに本発明による緑青板は作業加工性にすぐれ、かつ
堅牢度が高く、経済的にも比較的安価であってわが国古
来の貴重な建造物の復活維持に活用されうる特徴を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法によって得られた緑青板の一部を
表す図、第２図はその拡大断面を表す図である。 １、、、、、素材 ２、、、、、下地処理面 ３、、、、、緑青色皮膜 ４、、、　、、保護膜 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下地処理を施した板上に高希釈度の緑青粉を含有する塗
   料を用いて流れ水玉模様を形成せしめた後コーティング
   することを特徴とする模様緑青板の製法。