JPH01273233A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば光学式ビデオディスクプレーヤー、コ
ンパクトデジタルオーディオディスクプレーヤ、光デー
タメモリ装置等の各種光ディスク及び光カードの記録、
再生用ピックアップに使用される対物レンズ駆動装置に
関するものである。

従来の技術 従来の対物レンズ駆動装置の構成を第５図、第６図を参
照しながら説明する。各図において１はボビンであシ、
回動中心軸よシ偏芯した位置に対物レンズ２が設けられ
、かつ弾性支持部材１３により回動並びに軸心方向に移
動可能に支持されている。支軸３はヨークベース４に垂
直に立てられており、ボビン１の中央部に設けられた軸
受け５と嵌合している。半導体レーザーから出射された
レーザービームは対物レンズ２により集中してビームス
ポットをなし、記録面に照射するととも記録面から反射
されるが、良好な記録・再生特性を得るため対物レンズ
２は支軸３のまわりに回動してトラッキング動作を、支
軸方向に摺動することによってフォーカシング動作を行
う。

次に、フォーカシング動作とトラッキング動作を行うだ
めの駆動機構について説明する０ヨークベース４上には
トラッキング駆動用ヨーク６とフォーカス駆動用マグネ
ット７及びフォーカス駆動用内ヨーク８がそれぞれ１対
ずつ設けられており、さらにトラッキング駆動用ヨーク
６にはトラッキング駆動用マグネット９が、フォーカス
駆動用マグネット７にはフォーカス駆動用外ヨーク１ｏ
が装着されている。フォーカス駆動用内ヨーク８とフォ
ーカス駆動用外ヨーク１ｏの間にフォーカス駆動コイル
ボビン１とフォーカスコイＡ／１１が回動及び摺動変位
可能となるように位置している。

さらにフォーカスコイ）ｖｌｌの外周上にトラッキング
コイ／Ｌ’１２を設け、トラッキング駆動用マグネット
９とトラッキングコイＡ／１２の一部が対面するように
軸受部６を支軸３に挿通支持させているＯ 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では以下に示すような
問題点を有していた。例えば記録再生装置全体の小型薄
型化による対物レンズ駆動装置の小型薄型化に際し、ト
ラッキングコイル及びトラッキングコイルの小型薄型化
を図る上でこれらのコイルに加わる駆動力が減少しない
ようにマグネット又はヨークが大型化したり、高価な高
性能マグネットを用いなければならないという問題を有
していた。

上記問題点に鑑み本発明はトラッキングコイルに加えら
れる回転駆動力を落とすことなく、また対物レンズ駆動
装置の可動部の振動特性を劣化させずに安価に小型薄型
化を実現できる対物レンズ駆動装置を提供することを目
的とするものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決する為に本発明の対物レンズ駆動装置
は、記録媒体上に光スポットを照射する対物レンズが取
付けられたボビンと、このボビンをフォーカス方向及び
トラッキング方向に移動可能に支持するボビン支持部材
と、前記ボビンを前記対物レンズの光軸方向と平行なフ
ォーカス方向に駆動するフォーカスコイルと、ボビンを
フォーカス方向と直交するトラッキング方向に駆動する
トラッキングコイルと、これらコイルを作動させるため
に前記フォーカスコイルの内周側に位置する内ヨークと
、前記内ヨークに付設されたマグネットとを備え、前記
トラッキングコイルを前記フォーカスコイルの内周側に
設けたことを特徴とする。

作　　　用 本発明の作用は次のようになる。

フォーカスコイルの内周側にトラッキングコイルを設け
ることにより、トラッキングコイルの厚み分だけ対物レ
ンズ駆動装置の外径を小さくすることが可能となるとと
もに、フォーカスコイルの内周側に位置する内ヨークに
マグネットが一一一取９つけられているため、トラッキ
ングコイルをフォーカスコイルの内周側に位置させるこ
とによってトラッキングコイルを鎖交する磁束を増加さ
せトランキング方向の駆動力の向上を図ることができる
。

実施例 以下本発明の第１の実施例の対物レンズ駆動装置につい
て第１図〜第３図を参照しながら説明する０ 第１図、第２図において１４は対物レンズ、１５はフォ
ーカスコイルボビン、１６はフォーカスコイル、１７は
トラッキングコイル、１８は支軸、１９は軸受け、２０
は外ヨーク、２１はマグネット、２２は内ヨークである
。フォーカスコイルボビン１６は対物レンズ１４を支持
し、また外周の一部でフォーカスコイ）ｖ１６を支持し
ている。フォーカスコイ／Ｌ／１６の内周側にはフォー
カスコイルの内径にほぼ等しい曲率を持つトラッキング
コイ／Ｌ／１７が４個装着されている。

またトラッキングコイルの一方の端部はフォーカスコイ
ルボビン１５に接着支持されるようフォーカスコイルボ
ビン１６には４か所の切込みを入れである。

前記フォーカスコイルボビン１６の中央部に設けられた
軸受け１９はペース２６に垂直に立てられた軸受け１８
に嵌合されている。又、前記フォーカスコイ／Ｌ’１６
のフォーカスコイルボビン１５と接触していない部分が
、外ヨーク２ｏとマグネット２１の間の磁気回路中に位
置している。フォーカスコイル１θに電流を流すことに
より回動中心軸方向の駆動力がフォーカスコイ／ｌ／１
６に働く。

この電流の大きさと向きを、レーザービームの記録面に
対する焦点ズレを検出して得られる信号出力に応じて変
化させることで対物レンズ１４の回動中心軸方向の動き
を制御してフォーカシングを行う。

トラッキングコイｚＬｚ１７は同心円状あるいは正方形
に近い方形状に巻かれており、第３図に示すようにトラ
ッキングコイル１７は回動中心軸方向に電流が流れる部
分１７ａ　、　１７ｂと回動中心軸の周方向に電流が流
れる部分１７ｃ　、　１７ｄに概略分割できる。トラッ
キングコイ／ｌ／１７はその一部がトラッキング駆動用
マグネット２１と対面するように配置されており、トラ
ッキングコイ／ｌ／１７に電流を流すと回動中心軸の周
方向に電流が流れる部分１７ｃ、１７ｄでは、互いに逆
向きの電流が流れトラッキング駆動用マグネット２１か
ら互いに逆向きの駆動力を受けそれらの力は相殺される
。トラッキングコイ／Ｌ／１７の回動中心軸方向に電流
が流れる部分１７ａ、１７ｂはそのうち一方のみがトラ
ッキング駆動用マグネット２１と対面しており、この対
面している部分にのみ回転部刀刃が加わる。

一般にトラッキングコイル１７はほぼ対称位置に４個装
着され、それぞれのコイルが同一回転方向に力を受ける
ように電流の向きは考慮されている。そしてレーザービ
ームの所定記録トラックに対するズレ分を検出して得ら
れる信号出力に応じた駆動電流をトラッキングコイ／ｌ
／１７に印加し、対物レンズ１４を回動変位させること
によりレーザービームの記録トラックに対するトラッキ
ングを保障する。

対物レンズ駆動装置の小型薄型化にはフォーカスコイル
１６とトラッキングコイル１７およヒフオーカスコイル
ボビン１５の高さをすべて同一範囲内に納まるような構
成にすることが求められ、また外径を小さくするにはト
ラッキングコイル１７とマグネット２１はフォーカスコ
イ）ｖ　１６　ｉ７）　内周側に位置させることが必要
になってくる。

本実施例では、フォーカスコイ）ｖｌｅｔＤ一部が空芯
になるようなフォーカスコイルボビン１５を用い、外径
をさらに小さくすると共に、前記空芯部のフォーカスコ
イルが振動し易くなるのをトラッキングコイル１７によ
り押さえる構成をとっている。そしてトラッキングコイ
／ｌ／１７にょる制振効果をさらに高める為トラッキン
グコイ／Ｌ’１７の一部をフォーカスコイルボビン１６
により支持させ、フォーカスコイ／ｌ／１６及びトラッ
キングコイＡ／１７自身を硬く固定させている。

またトラッキングコイ／Ｌ’１７はマグネット２１の近
傍に位置させることが可能な為、トラッキングコイ／ｌ
／１７が支軸に近くなることによる回転トルクの低下を
防ぐことができ、対物レンズ駆動装置の小型薄型化を図
ることができる。なお第２図において２３はバランサー
、２４は弾性支持部材２５はヨークベースである。

第４図は本発明の第２の実施例を示す対物レンズ駆動装
置である。同図において２ｅはフォーカスコイル、２７
はトラッキングコイル、２８（ｄフォーカスコイルボビ
ンである。第１の実施例のフォーカスコイ／Ｌ／１６が
１個のみであったのに対し、本実施例では１対とし、支
軸１９について対称な位置に配置している。さらにトラ
ッキングコイル２７は各フォーカスコイル２６の内周側
に位置している。フォーカスコイ／Ｌ／２６はその外周
表面の一部がフォーカスコイルボビン２８と接しており
、その他の非接触部は同心円状をなし、さらに非接触部
の一部が磁気回路中に位置している。

トラッキングコイ）ｖ２７はその一部が磁気回路中に位
置し、回動方向の駆動力が相殺されないようにトラッキ
ングコイルの一部は常に磁気回路外に位置するように配
慮されている。

なお、２９はバランサー、３ｏは弾性支持部材である。

上記のように構成された対物レンズ駆動装置の動作は第
１の実施例と同じであるが、フォーカスコイルボビンの
外径が同じである場合、フォーカスコイルの外表面がフ
ォーカスコイルボビンの外径内に収まっているため、第
１の実施例より小型化が可能である。また、フォーカス
コイル及びトラッキングコイルが小さくなった分だけ振
動特性は向上する。

以上のように、フォーカスコイルをフォーカスコイルボ
ビンの側面の対称な位置に１対設け、トラッキングコイ
ルをフォーカスコイル内周部に接着支持し、各トラッキ
ングコイルの内周側に内ヨーク及びマグネットを位置さ
せることにより、対物レンズ駆動装置の小型薄型化が可
能となる。

発明の効果 以上のように本発明は、フォーカスコイルの内周側にト
ラッキングコイルを接着支持することにより、トラッキ
ングコイルをマグネットに近接させその駆動力とフォー
カスコイルの２次共撮に大きく依存するサーボゲインを
落とさずに対物レンズ駆動装置の小型軽量化を図ること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における対物レンズ駆動
装置の外観図、第２図は第１図の分解斜視図、第３図は
トラッキングコイルの斜視図、第４図は本発明の第２の
実施例の分解斜視図、第５図は従来の対物レンズ駆動装
置の外観図、第６図は第６図の断面図である。 １４・・・・・・対物レンズ、１５，２８・・・・・・
フォーカスコイルボビン、１６，２８・・・・・・フォ
ーカスコイ／ｌ／、１７，２７・・・・・・トラッキン
グコイル、２ｏ・・・・・・外ヨーク、２１・・・・・
・マグネット、２２・・・・・・内ヨーク、２４．３０
・・・・・・弾性支持部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第　３　図 第５図 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録媒体上に光スポットを照射する対物レンズが
   取付けられたボビンと、このボビンをフォーカス方向及
   びトラッキング方向に移動可能に支持するボビン支持部
   材と、前記ボビンを前記対物レンズの光軸方向と平行な
   フォーカス方向に駆動するフォーカスコイルと、ボビン
   をフォーカス方向と直交するトラッキング方向に駆動す
   るトラッキングコイルと、これらコイルを作動させるた
   めに前記フォーカスコイルの内周側に位置する内ヨーク
   と、前記内ヨークに付設されたマグネットとを備え、前
   記トラッキングコイルを前記フォーカスコイルの内周側
   に設けたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
2. （２）トラッキングコイルはその一部をボビンとフォー
   カスコイルとの間で挟持されている特許請求の範囲第１
   項記載の対物レンズ駆動装置。
3. （３）トラッキングコイルとフォーカスコイル間及びト
   ラッキングコイルとボビン間に接着剤を介在させたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の対物レンズ駆
   動装置。