JPH01272676A - 光重合性感圧接着剤用組成物及びこれを用いてなる感圧接着物品 - Google Patents

光重合性感圧接着剤用組成物及びこれを用いてなる感圧接着物品

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JPH01272676A
JPH01272676A JP63101244A JP10124488A JPH01272676A JP H01272676 A JPH01272676 A JP H01272676A JP 63101244 A JP63101244 A JP 63101244A JP 10124488 A JP10124488 A JP 10124488A JP H01272676 A JPH01272676 A JP H01272676A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
photopolymerizable
composition
acrylate
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Application number
JP63101244A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Tsubakimoto
椿本 恒雄
Akikazu Baba
馬場 明和
Shinichi Furukawa
古川 進一
Yoshihiro Arita
有田 義広
Masuji Izumibayashi
益次 泉林
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感圧接着剤用組成物及びこれを用いてなる感圧
接着物品に関する。更に詳しくは、光重合開始剤を実質
上含まずに紫外線等の活性エネルギー線を照射すること
により短時間で硬化して無着色で耐候性に優れた被膜を
形成しうる貯蔵安定性の良い光重合性感圧接着剤用組成
物及びこれを用いてなり、例えは感圧接着チーブ、シー
ト及びラベル等として好適に使用できる感圧接着物品に
関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)従来
から紫外線硬化型樹脂もしくはそれを用いた感圧接着剤
用組成物が感圧接着チーブ、シート及びラベル等に用い
ることが知られている。
しかし、従来公知の紫外線硬化型樹脂もしくはそれを用
いた感圧接着剤用組成物は紫外線照射により短時間で硬
化被膜を得る為に通常1−・5%の光重合開始剤を加え
る必要があった。
光重合開始剤は太陽光や熱に対して非常に不安定である
ため、これを1%以上含有する感圧接着剤用組成物の貯
蔵および塗布作業は冷暗所あるいは紫外線を除い、た特
殊な照明1で行う必要がちった。また、光重合開始剤を
多く含む感圧接着剤用組成物からは、残存する光重合開
始剤のため著しく耐候性の劣った着色した硬化被膜しか
得られない。更に、高価な光重合開始剤金・多鑑に使用
するた、め経済性の面でも間鴎があっfl:。
(課題を解決するだめの技術的手段および作用)本発明
者らは、このような現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
特定の(共)重合体に光1合性化合物を添加してなる光
重合性感圧接着剤用組成物が、実質上光重合開始剤を加
えずに紫外線等の活性エネルイーit照射することによ
り短時間で硬化し、上記問題点が一挙に解決されること
を見出した。
そして、該組成物が例えは感圧接着チーブ、シート及び
ラベル等の感圧接着物品に好適に使用できる事を見出だ
し、本発明を発成するに至−また。
即ち2、本発明は、メタクリレ−ト系単量体および/′
又はアクリル酸メチルを重合性単量体中10重合体(A
)および光重合性単量体(+3)を該(共)重合体(A
):咳光重合性単量体(B)が90〜99寅量%(固形
分換算):10〜1重5゛鵞の比率で含み、光重合開始
剤を実質上台まないことを7f’+’徴とする光重合性
感圧接着剤用組成物及びこれを用いてなる感圧接着物品
に関するものである。
本発明において用いられるメタクリレート系単量体とは
メタクリル酸と1価°アルコール又は2価アルコールど
のエステル化合物であり、具体例としては、例えばメタ
クリル酸のブチル、エチル、グロビル、インプ゛口げル
、ブチル、イソブチル、2−ブチル、オクチル、インオ
クチル、2・〜エチルー翫キシル、ラウリ/l/、ステ
アリル、シクロヘキシルあるいは4− t@rt−!チ
ルシクロヘキシルの如キアルキルエステル類:メタタリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシグロビ
ル、メタクリル酸グリシゾル、メタクリル酸とポリエチ
レングリコールとのモノもしくは・ジエステル、メタク
リル酸とポリプロピレングリコールとのモノ4L<はジ
エステル、メタクリル酸とエチレングリコール、1.3
−グチレンゲリコール、1.6−ヘキサ/グリコール、
ネオインチルグリコール等の2価アルコールとのモノも
しくはジエステル等を挙げることができ、これらの1橿
又は2種以上を適宜選択して使用することができる。
更に、これらメタクリレート系単量体及び/又はアクリ
ル酸ブチルと共重合可能なその他の重合性単量体を、重
合性単量体成分を共重合させて得られる共重合体(A)
のガラス転移温度が一20℃以下となるように、従来公
知のアクリル酸エステル系単量体、ビニルエステル系単
量体、不飽和炭化水素系単量体、ノ・ロダン化炭化水素
系単量体等のなかから一種又は二種以上を適宜選択して
用いることができる。かかる共重合可能なその他の重合
性単量体で好ましいものとしては、例えばアクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸1ee−ブチル、アクリル酸tart−ブチル、
アクリル酸アミル、アクリル酸イノアミル、アクリル酸
ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸へグ
チル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ノニル、アクリル酸イソノニル、アク
リル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ブトキ
シエチル、アクリル酸エチルカルピトールエステル、ア
クリル酸メチルトリグリコールエステル、アクリル酸ジ
グロビレングリコールメチルエーテルエステル等のアク
リル酸エステル系単量体を挙げることができる。
共重合可能なその他の重合性単量体としては、さらに前
記したもの以外に必要に応じカルざキシル基、水醗基、
ニトリル基、アミド基、アミノ基等の基を有する重合性
単量体を、本発明の単量体成分中に15重量外以下の量
で使用することもできる。
(共)重合体(A)のガラス転移温度が−20’Cft
越え、る場合は、最終的に得られる光重合性感圧接着剤
用組成物の硬化後の被膜のタックや粘着力が低下し好ま
しくない。
理由は必ずしも明白でとよないが(共)重合体η)の成
分としてメタクリレート系単量体及び/ヌはアクリル酸
メチルを使用するζ。とKより、(共)重合体(A)と
光重合性単量体ω)どからなる感圧接着剤用組成物に光
硬化性が付与されるという重要な作用効果が発現する。
メタクリレート系単鷺体及び/又はアクリル酸メチルを
・用いて得られる(共)重合体(Aを配合してなる本発
明の光重合性感圧接着剤用組成物は、光重合開始剤を実
質上添加しなくても紫外線を照射することにより充分実
用的な速度で11i化する。メタクリレート系単址体及
び/又はアクリル酸メチルの使用量は、重合性単欺体成
分中10重量%以上の範囲である。使用量が10重量%
未満では、感圧接着剤用組成物の硬化速度や硬化度が不
十分とな砕被換の凝集力が低下する。
(共)重合体(5)は公知(D溶液重合、塊状重合、乳
化重合などの方法によって製造することができる。(共
)1潜・ 合体(A)は固体、有機溶剤溶液、水性分散懐など好ま
しい。
(共)重合体(A)の平均分子量は1万以上でちるζ、
とが必要である。平均分子量が1万未満であると、感圧
接着剤用組成物の硬化速度や硬化度が低下して凝集力が
低下したシする欠点が生ずる。
本発明において用いられる光重合性単量体(B)は分子
中にラジカル重合しうる炭素−炭素二重結合を少なくと
も1個有し、ている化合物でおれば特に制限されず、例
えばD−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(
メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチル(メタ〕
アクージプロモグロビル(メタ)アクリレート、ノシク
ローンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロインテニ
ルオキシエチル(メタグアクリレート、2−(N、N−
ジエチルアミノ)−エチル(メタ)アクリレート、エト
キシエチル(メタ)アクリレ−・ト、グリシジル(メタ
)アクリレート、インざルニル(メタ)アクリレート、
イソデシル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルプリル(メタ)ア
クリレ−)、1.3−ブチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート等のアルコール又はポリオールのモノ(メ
タ)アクリレート類:1.3−プチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールジ(、メ
タ)了クリレート、1.6−ヘキサンシオールジ(メタ
)アクリレート、ネオインチルグリコールソ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールグロノ9ントリ(メタ)ア
クリレ−ト、トリメチロールグロIンメトキシレーテッ
ドトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
す(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト2
(メタ)アクリレート、ゾインタエリスリトールベンタ
(メタ)アクリレート、エトキシレーテッドビスフェノ
ールAジ(メタ)アゲリレート等のポリオールポリ(メ
タ)アクリレート類;2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレ−ト、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等
の(ポリ)アルキレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート類:エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アジリレート、トリ
グロピレングリコールジ(メタ)アクリレ−・ト、テト
ラエチレングリプールヅ(メタ)アクリレート等の(ポ
リ)アルキレングリコ−・ルゾ(メタコアクリ1/−ト
類;ビニルクロロアセテート、N−ビニルカグロラクタ
ム、N−ビニルピロリドンなどを挙げる事ができ、これ
らの1種又は2種以上の混合物を使用することができる
。これらの中で、感圧接着剤用組成物の硬化速度や硬化
度金高くして硬化被膜の性能を向上させるために、多価
アルコールと(メタ)アクリル酸のヅ、トリ、テトラ。
ペンタおよびヘキサエステルから選ばれる少なくとも1
種を必須に用いるのが好ましい。
光重合性単量体(B) Id、本発明の感圧接着剤用組
成物の中で光重合17で該組成物を感圧接着物品に用い
る場合に凝集力を発現させるための成分として作用する
ものであるが、(共)重合体(A)が水性分散体である
場合、該水性分散体の成膜助剤としても機能し7て本発
明の特徴が最も顕著に発揮されるものである。
一般に、感圧接着剤としての性能、特に凝集力を得るに
は、重合体が充分な分子量を有し、でいることが必要で
あるが、ビニル系単量体の乳化重合物等の水性分散体に
おいてその重合体の分子量を高くした場合、これf、!
布して乾燥させる際に、重合体の分散粒子が充分に融着
し難いため充分な凝集力が発現しない。重合体を充分に
融着させるためには比較的沸点の高い有機溶剤を可塑剤
や成膜助剤として使用することもできるが、これらのも
のは被膜中に残存しやすく、その結果凝集力が低下する
ため、目的を達することができない。
一方、本発明の一態様でおる(共)重合体(A)の水性
分散体と光重合性単量体(B)とを含んでなる光重合性
感圧接着剤用組成物は、被膜形成時には該光重合性単量
体(B)が成膜助剤と1〜ての効果を発揮して分散粒子
が充分に融着した被膜全形成し、活性エネルギー線を照
射すると該(共)重合体(A)と該光重合性単量体(B
)とが硬化一体化する。従って、従来の成膜助剤の如く
低分子量化合物が硬化被膜中に残存して悪影響を及ぼす
ことがないばかりさ、むしろ諸性能l/i:優れた被膜
を形成するのである。
(共)重合体(A)が水性分散体である場合、組合わせ
る光重合性単量体(B)は、成膜助剤と12での効果を
高めるために、平均分子量がioo〜1000.・溶解
性ノぐラメータ寸職〜12であり、760鶴H[での沸
点が100℃以上のものを選択するのが好ましい。前記
の溶解性I!ラメ−・ター(ljと記す)はMayが蒸
気圧から誘導したGroup yblar Attra
eHonConstant(J、 Pa1nt T@e
hnol −42+ 76(1970)に記載)を使用
して、δ−6207M(dは比重、Mは分子量、GはG
roup Mo1ar Att、raetion Co
n5tarht )の弐忙より計算される数値である。
光重合性単量体(B)の平均分子量が100未満では(
共)重合体(A)水性分散体の分散粒子を充分に融着さ
せる効果がなく、逆に1000を超えると光重合性単量
体(B)が水性分散体の分散粒子に吸収されにくくなる
また、溶解性・9ラメ−ターが8〜12の範囲外では光
重合性単量体(B)と(共)重合体(A)の相溶性が低
下し、沸点が100℃未満では揮発性が高すぎるため、
いずれも成膜助剤としての効果が低下する。
(共)重合体(A)と光重合性単量体(B)は、該共重
合体(A):該光重合性単量体(B)が90〜99重量
%(固形分換算〕:10〜1重量外の比率で使用する。
使用量の割合が前記の範囲外であると、硬化速度や硬化
度が低下したり、硬化被膜の性能が低下する。
(共)重合体(A)と光重合性単量体(B)とから本発
明の光重合性感圧接着剤用組成物を得るには、洪)重合
体(A)が水性分散体の場合は、光重合性単量体(B)
 t−(共)重合体(A)水性分散体に添加し、常温も
しくは加熱下で遊離した光重合性単量体(B)の残存が
認められなくなるまで混合攪拌すれば良い。(共)重合
体(A)が固体または有機溶剤溶液の場合は、これらと
光重合性単量体(B)とを均一に混合すれば良い。
このようにして得られた本発明の光重合性感圧接着剤用
組成物は、その使用する目的に応じて本発明の効果を阻
害しない範囲で、従来公知の安定剤、粘着付与剤、架橋
剤及び光重合開始剤等を配合することができる。安定剤
としては製造中や貯蔵中における熱重合禁止剤が挙げら
れる。粘着付与剤としては例えばロジン系樹脂、石油n
系樹脂、クマロンインデン系樹脂、フェノール系樹脂等
が挙げられる。架橋剤としてはエポキシ系化合物、メラ
ミン系化合物、イソシアネート系化合物吟が挙げられる
。光重合開始剤としては公知のベンソイ/系、ヘンシフ
エノン系、ハロゲン化スルホニル系、ケトン系、アゾ系
及びパーオキサイド系等の各種光重合開始剤が挙げられ
る。
さらに、適宜必要に応じて分散剤、湿潤剤、消泡剤、増
粘剤、−調節剤、流動調節剤、着色剤等の添加剤を当該
業者にあっては周知の方法で配合することができる。
本発明の光重合性感圧接着剤用組成物は紫外線、電子線
等の活性エネルギー線を公知の方法により照射し硬化さ
せることができる。なかでも硬化速度や硬化に要する費
用の点で紫外線によるのが有利である。照射時間はその
効果を認める適当量を塗布層の厚み、雰囲気酸素濃度及
び温度により適宜決定すればよい。また、活性エネルイ
ー線により半硬化させた後、常温又は加熱により硬化さ
せることもできる。
本発明の感圧接着物品は、上記光重合性感圧接着剤用組
成物の硬化物を接着剤層に用いてなるものであり、例え
ば感圧接着テープ、感圧接着シート及び感圧ラベル等で
ある。本発明の感圧接着物品に核当するものとしては、
例えば ■ 前記光重合性感圧接着剤用組成物を通常離型紙と称
される紙あるいはフィルムの表面に離型処理を施したも
のの上VC撞布し、有機溶剤あるいは水が含まれている
場合には好ましくは100℃未満の温度で乾燥させ、得
られた感圧接着剤組成物の被膜を、紙、フィルム、織布
、不織布等の支持体の片面又は両面に転着した後、好ま
しくは被膜の表面から紫外線等の活性エネルギー線を照
射してなる少なくとも片面が感圧接着性を有してな紙と
称される紙あるいはフィルムの表面に離型処理を施し九
ものの上に塗布し、有機溶剤あるいは水が含まれている
場合には好ましくは100℃未満の温度で乾燥させた後
紫外線等の活性エネルギー線を照射して得られた硬化被
膜を、紙、フィルム、織布、不織布等の支持体の片面又
は両面に転着してなる少なくとも片面が感圧接着剤層を
有してなる感圧接着チーブ、シート又はラベル、■ 前
記光重合性感圧接着剤用組成物を支持体の片面又は両面
に直接塗布し、必要に応じ前記と同様に乾燥させて得ら
れる感圧接着剤用組成物のラベル、 ■ 前記光重合性感圧接着剤用組成物を含浸性の支持体
、例えば密度の小さな不織布等に含浸し、必要に応じ前
記と同様に乾燥させて得られる感圧接着剤組成物の複合
体被膜に紫外線等の活性エネルギー線を照射してなる両
面感圧接着チーブ又はシ − ト 、 ■ 前記光重合性感圧接着剤用組成物を離型紙上に塗布
し、必要に応じ前記と同様に乾燥させて得られる感圧接
着剤組成物の被膜に紫外線等の活性エネルギー線を照射
してなる本発明の感圧接着物品の一形態でおる支持体の
ない両面感圧接着チーブ又はシート、 ■ 上記■の両面感圧接着物品及び/又は■の両面感圧
接着物品を支持体の片面又は両面に転着してなる少なく
とも片面が接着剤層を有してなる感圧接着テープ、シー
ト又はラベル 等を挙げることができる。
このようにして得られる本発明の感圧接着物品の中で、
支持体を有するものについては、本発明の光重合性感圧
接着剤用組成物を支持体に直接塗布するか又は該組成物
の被膜を離型紙から支持体に転着した後紫外線等の活性
エネルギー線を照射する事が、感圧接着剤層の支持体へ
の投錨性の点から好ましい。このようにして得られる支
持体を有するものは再剥離性を必要とされる感圧接着チ
ーブ、シート及び2ペル等にも好適に用いることができ
る。
(発明の効果) 本発明の光重合性感圧接着剤用組成物は、特定の単量体
を一定以上の割合で使用して得られるに)重合体と光重
合性単量体とを特定の割合で含んでなるものであるため
に、従来の紫外線硬化性樹脂が樹脂に対して光重合開始
剤を添加する必要があったのに対し、光重合開始剤を実
質上顎えずに紫外線等の活性エネルギー線で硬化して感
圧接着剤としての諸性能に優れた被膜を形成できるもの
である。従って、本発明の光重合性感圧接着剤用組成物
は従来の紫外線硬化性感圧接着剤用組成物が有していた
光重合開始剤に由来する欠点、即ち、ボスト高、貯蔵安
定性不良、耐候性不良等を一挙に解決したものである。
そして、本発明の感圧接着物品、即ち例えば感に有して
なり、経済性、耐候性に優れると共K。
各種性能及びその経口安定性にも優れたものである。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの例によって限定されるものではない。
尚、例中特圧ことわらない限り、部は全て重量部を、外
は全て重量外を表すものとする。
参考例1゜ アクリル酸メチル80部、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル308部及びアクリル酸12部からなる重合性単量体
成分、乳化剤としての1ハイテノールN−os”(三洋
化成工業■製、乳化剤)8部、及び脱イオ:/水120
部を攪拌下に混合して重合性単量体成分の!レエマルシ
w 7528部を得た。
還流冷却器、温度計、窒素fス吹込口、滴下は一トおよ
び攪拌機を備えた21のガラス製フラスコに268.8
部の脱イオン水を仕込み、70℃に昇温し、以後れの温
度を保持した。窒素気流中、攪拌しながら過硫酸アンモ
ニウムの10外水溶液16部を添加した後、すみやかに
上記グレエマルシ四ン及び重亜硫酸ナトリウムのlO外
水溶液8部をそれぞれ平行して90分間かけて滴下した
。滴下終了後80℃に昇温し60分間保って重合を完結
させ、その後冷却して固型分50%の共重合体(1)の
水性分散液を得た。得られた共重合体(1)のガラス転
移温度は一55℃であり、また重量平均分子量は70万
であった。
実施例1 参考例1.に、於て得た共重合体(X)の水性分散液1
00部に対し、2部の1.6−ヘキサンジオールジアク
リレートを添加し1.6−ヘキサンジオールジアクリレ
ートの残存が認められなくなるまで混合攪拌した。次い
で4リカルゲ/酸型増粘剤の25囁水分散液0.2部及
び25%アンモニア水0.2部を加え均一に混合して粘
度が10000セ/チポイズの光重合性感圧接着剤用組
成物(1)を得た。得られた光重合性感圧接着剤用組成
物(1)は明所で40℃下1ケ月間の放置によっても変
化せず安定であったO 比較参考例1 参考例1におけるアクリル酸メチル80部をアクリル酸
エチル80部に変える以外は参考例1と全く同様にして
固型分50%の比較共重合体(1′)の水性分散液を得
た。得られた比較共重合体(r′)のガラス転移温度は
一59℃であり、また重量平均分子量は68万であり九
比較例1 実施例1で用いた参考例1の共重合体(1)の水性分散
液100部を、比較参考例1で得られた比較共重合体(
1′)の水性分散液100部に変える以外は実施例1と
全く同様にして粘度が10000セ/チIイズの比較感
圧接着剤用組成物(1′)を得た。
実施例2 実施例1で得た光重合性感圧接着剤用組成物(1)を離
型紙上に乾燥後の厚みが20μとなるように塗布し、9
0℃で2分間乾燥した後、上質紙に転着した。その後、
離型紙を剥して現われる光重合性感圧接着剤用組成物の
被膜の表面K、120W/cw1の高圧水銀灯を用いて
、1011の距離から紫外線を1秒間照射して上質紙を
支持体とする感圧接着チーf(2)を得た。
実施例3 実施例1で得た光重合性感圧接着剤用組成物(1)を離
型紙上に乾燥後の厚みが50μとなるように塗布し、9
0℃で2分間乾燥した後、145L/m”のレー:i/
不織布の両面に転着した。その後、両面の雌型紙を剥し
て現われる光重合性感圧接着剤用組成物(1)の被層の
それぞれの表面に、実施例2と同様に紫外線を3秒間照
射して不織布を支持体とする厚み約100μの両面感圧
接着チーf(3)を得た。
実施例4 実施例3において、レーヨン不織布に転着する前の、離
型紙上に得た光重合性感圧接着剤用組成物(1)の被膜
の表面から、実施例3と全く同様にして紫外線を照射し
て支持体のない厚み50μの両面感圧接着チーf(4)
を得た。
実施例5 実施例4で得た支持体のない両面感圧接着チー/の片面
に、表面がコロナ放電処理された厚さ25μのポリエス
テルフィルムを転清しポリエステルフィルムを支持体ど
する感圧接着チーブ(5)を得た。
実施例G 実施例1で得た光重合性感圧接着剤用組成物(1)を、
表面がコロナ放電処理された厚さ40μのポリプロピレ
ンフィルムに、乾燥後の厚みが30μとなるように塗布
し、90℃で2分間乾燥した後得られた光重合性感圧接
着剤用組成物(すの被膜の表面から実施例3と全く同様
にして紫外it照射してIリグロピレ/フィルムを支持
体とする感圧接着チーブ(6)を得た。
比較例2 実施例2て用いた光重合性感圧接着剤用組成物(1)を
比較例1で得た比較感圧接着剤用組成物(1′)に変え
る以外は、実施例2と全く同様にして比較感圧接着チー
ブ(2つを得−#:、。
比較例3 実施例3で用いた光重合性感圧接着剤用組成物(1)を
比較例1で得た比較感圧接着剤用組成物(1′)に変え
る以外は、実施例3と全く同様にして比較感圧接着チー
f(3つを得た。
比較例4 実施例4で用いた光重合性感圧接着剤用組成物(X)を
比較例1で得た比較感圧接着剤用組成物(1′)に変え
る以外は、実施例4と全く同様にして比較感圧接着チー
ブ(4′)を得た。
比較例5 実施例5で用いた光重合性感圧接着剤用組成物(1)を
比較例1で得た比較感圧接着剤用組成物(1′)に変え
る以外は、実施例5と全く同様にして比較感圧接着テー
プ(的を得た。
比較例6 実施例6で用いた光重合性感圧接着剤用組成物(1)を
比較例1で得た比較感圧接着剤用組成物(1′)に変え
る以外は、実施例6と全く同様にして比較感圧接着チー
ブ(6′)を得た。
実施例7及び比較例7 実施例2〜6で得た感圧接着チーブ及び比較例2〜6で
得た比較感圧接着チーブにりいて下記に示す方法でタッ
ク、粘着力及び凝集力の尺度となる保持力を測定した。
尚、両面感圧接着チーブは片面に厚さ25μのポリエス
テルフィルムを貼り付けた状態で測定した。結果を纏め
て第1表に示す。
〈タック> JIS Z 0237に定められ九球転法
によるタックを測定した。
く粘着力> JIS Z 0237に定められた180
°引きはがし粘着力(被着体ニステンレ ス板、i/251m)を測定した。
く保持力> JIS Z 0237 に定められた方法
に準じて、貼り付は面積20襲×20uで 80℃下XKfの荷重をかけて保持時 間または一定時間後のズレ巾を測定した。
参考例2 参考例1における重合性単量体成分の組成をメタクリル
酸ラウリル340部、酢酸ビニル52部及びアクリル酸
8部とする以外は参考例1と全く−54℃であり、また
重量平均分子量は50万であった。
実施例8 参考例2で得た共重合体(2)の水性分散液100部に
対し、1部のトリメチロールグロバントリアクリレート
を添加しトリメチロールグロ/ゼントリアクリレートの
残存が認められなくなるまで混合攪拌した。次いでIリ
カルボン酸型増粘剤の25襲水分散液0.2部及び25
%アンモニア水0.2部を加え均一に混合して、粘度が
9000センチポイズの光重合性感圧接着剤用組成物(
2)を得た。得られた光重合性感圧接着剤用組成物(2
)は明所で40℃下1ケ月間の放置によっても変化せず
安定であった0 実施例9 る以外は、実施例2と全く同様にして感圧接着テープ(
9)を得た。
実施例10 る以外は、実施例3と全く同様にして感圧接着テープα
1を得た。
実施例1す る以外は、実施例4と全く同様にして感圧接着チー7’
C1論を得た。
実施例12 る以外は、実施例5と全く同様にして感圧接着テープ(
ロ)を得た。
実施例13 る以外は、実施例6と全く同様にして感圧接着テープ(
至)を得た。
実施例14 実施例9〜13で得た感圧接着テープについて実施例7
と全く同様の方法で感圧接着テープとしての性能を測定
した。結果を第2表に示す。
実施例15 第1表及び第2表に記載された実施例2〜6及び実施例
9〜13の感圧接着テープの性能は、これら感圧接着テ
ープを作成後6ケ月以上経過しても殆んど変化せず安定
であった。
また、実施例5〜6及び12〜13で得たフィルムを支
持体とする感圧接着テープを屋外の窓がラス面に貼り付
けて6ケ月以上経過しても感圧接着剤層の着色や劣化は
見られず、耐候性に優れたものであった。
以上の実施例7,14及び15の結果から明らかなよう
に1本発明の感圧接着物品としての感圧接着テープはタ
ック、粘着力及び保持力のバランスに優れると共にこれ
ら性能の安定性にも優れ、更に耐候性にも優れたもので
あり、各種固定あるいは保護及びその他の用途に用いる
ことができると共に、シートやラベル等の形態で保護、
装飾及び表示等の各種用途に用いることができるもので
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタクリレート系単量体および/又はアクリル酸メ
    チルを重合性単量体中10重量%以上の比率で含有する
    重合性単量体成分を共重合させて得られる平均分子量1
    万以上でかつ、ガラス転移温度が−20℃以下の(共)
    重合体(A)および光重合性単量体(B)を該(共)重
    合体(A):該光重合性単量体(B)が90〜99重量
    %(固形分換算):10〜1重量%の比率で含み、光重
    合開始剤を実質上含まないことを特徴とする光重合性感
    圧接着剤用組成物。 2、(共)重合体(A)が水性分散体である請求項1記
    載の光重合性感圧接着剤用組成物。 3、光重合性単量体(B)が分子量100〜1000、
    溶解性パラメーター8〜12、沸点100℃以上である
    請求項2記載の光重合性感圧接着剤用組成物。 4、請求項1、2又は3記載の光重合性感圧接着剤用組
    成物の硬化物を接着剤層に用いてなる感圧接着物品。
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