JPH01271508A - 堰堤の構造 - Google Patents

堰堤の構造

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JPH01271508A
JPH01271508A JP9873288A JP9873288A JPH01271508A JP H01271508 A JPH01271508 A JP H01271508A JP 9873288 A JP9873288 A JP 9873288A JP 9873288 A JP9873288 A JP 9873288A JP H01271508 A JPH01271508 A JP H01271508A
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water
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Tadahiko Okumura
忠彦 奥村
Osamu Inoue
理 井上
Shigenori Yoshihara
吉原 重紀
Noriaki Yokoyama
典明 横山
Shoko Shimizu
勝公 清水
Nobutaka Okutsu
奥津 宣孝
Tetsuo Hori
哲郎 堀
Yasuhiro Nakai
康博 中井
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ダムや堤防等の堰堤の構造に関するもので
ある。
「従来の技術」 堤防によって海や湖沼を締め切り、その内側を排水して
干拓地を造成するような場合、その堤防は多量の土砂を
水中に盛土して築造・されることが従来−船釣であった
が、そのようなことでは水深が大きい場合には適用する
ことができないし、また、水深が浅い場合においても膨
大な工事費、工期を要することから、近年においては第
4図に示すようにケーソンを用いて堤防を構築すること
も行なわれている。
第4図に示されるような堤防は、ケーソンaを水面に浮
かべて設置位置まで曳航していき、そこで内部に中詰砂
すを充填してケーソンaを水底地盤G上に沈設すること
で構築されるものであり、したがって、従前の土砂の盛
土によって築造される堤防に比して、工期、工事費を大
きく削減することができるとともに、水深が大きい場合
にも適用できるものである。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のようなケーソンaを用いて構築される
堤防にあっては、ケーソンaの堤外に面する壁体Cが水
圧を直接的に受け、しかもその水圧は図中の矢印で示す
ように水深に比例して壁体Cの下部はど大きくなるので
、壁体Cはそのような水圧に耐え得る充分な強度が必要
であり、そのため、特に水深が大きい場合には壁厚が極
めて大きくなってしまうという難点があった。たとえば
水深が100m程度の場合にはその壁体Cの所要壁厚は
80cm程度にも及んでしまい、この点で水深が大きい
場合には必ずしも有効であるとはいえないものであった
。また、このように大きな水圧を受けることから、壁体
Cの水密性を充分に確保することが著しく困難となるも
のであった。
さらに、上記のケーソンaが転倒や滑動を生じることが
なく水底地盤G上に安定に据え付けられるためには、ケ
ーソンa自体の自重およびその内部に充填される中詰砂
すの重量が充分に大きいことが必要であり、したがって
中詰砂すの量も膨大なものとなってしまうものであった
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ケーソ
ンを用いて堤防等の堰堤を構築する場合に、そのケーソ
ンの壁体に加わる水圧を低減せしめて、所要壁厚を薄く
できるとともにその壁体の水密性を容易に確保すること
のできる構造・を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、中空箱状のケーソンを水底地盤上に沈設す
ることによって構築される堰堤の構造であって、前記ケ
ーソンは、その内部にこのケーソンの堤外に面する壁体
と堤内に面する壁体との間を曳敗の室に仕切る隔壁が設
けられており、それら各室内に水を注入することによっ
てこのケーソンを水底地盤上に沈設させるとともに、各
室に注入された水の水位が堤外側の室から堤内側の室に
かけて漸次低くなるようにされていることを特徴として
いる。
「作用」 この発明の堰堤の構造においては、ケーソンの内部に設
けられた複数の室内に水を注入することによってケーソ
ンを沈設する。そして、各室内に注入する水の水位を堤
外側の室から堤内側の室にかけて漸次低くすることによ
って、ケーソンの壁体および隔壁にはそれぞれそれらの
両側の水位差によって生じる水圧しか加わることがない
。したがって、各壁体、各隔壁は、その水圧に対して耐
え得る程度の強度を有していれば足り、このため、それ
らの壁厚は薄いもので済む。
「実施例」 以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3図を参照
して説明する。
第3図はこの実施例の構造による堤防の全体の形状を示
すものであって、この堤防は、複数(この実施例におい
ては!2基)のケーソント・・を円形に並べることによ
って海を締め切り、その内側を排水することによって堤
内に干拓地を造成するためのものである。
」二足の堤防を構築するための各ケーソン1は、第1図
、第2図に示すように、底板2、上面板3、堤外に面す
る壁体4、堤内に面する壁体5によって中空箱状とされ
たコンクリート製のものであって、堤外に面する壁体4
はその高さが堤外の水面上に突出する高さを有するもの
となっているが、堤内に面する壁体5はその高さが水底
地盤Gよりやや高い程度の低いものとされてい・る。そ
して、上面板3は堤内側が低くなるように傾斜するもの
とされている。このケーソンlは、内部が中空とされて
いるので、これ自体が水面上に浮かんで曳航することが
できるものとなっている。
また、このケーソンlの内部には、上記両壁体4.5の
間に3つの隔壁6 a、 6 b、 6 cが設けられ
ており、それらの隔壁6 a、 6 b、 6 cによ
ってこのケーソン1の内部には両壁体4.5の間に4つ
の室7 a、 7 b、 7 c、 7 dが互いに隣
合って設けられたものとなっている。
上記構成のケーソン1は、予めドライドツクにて製作さ
れ、海面上に浮かべられて設置位置まで曳航され、そこ
で各室78〜7d内に海水が注入されて円形に並べられ
た状態で沈設されて、全体として第3図に示したような
堤防を形成するのであるが、各室7a〜7d内に注入さ
れる海水の水位は、第1図に示されるように堤外側の室
から堤内側の室に向かって漸次低くなるようにされてい
る。つまり、堤外の水深をH1各室7a〜7d内の水位
を堤外側のものから順にり、、h、、h3.h、とする
と、H>h+>ht>hz>h4となるようにされてい
る。
このような構造の堤防にあっては、ケーソンlは全体と
してその外側から水深Hに応じた水圧を受けるが、その
水圧はケーソン1の壁体4.5および各隔壁6a〜6c
に分散されることになり、したがって、それぞれの壁体
4.5、隔壁6a〜6cの厚みは薄いもので良い。
すなわち、堤外に面する壁体4には、その外側から水深
I4に応じた水圧が加わるが、この壁体4には同時に室
6a側からも水深h1に応じた水圧が加わるのでその大
部分は相殺され、結局、この壁体4は最大でも内外の水
位差、すなわちΔh=H−h、によって生じる水圧しか
受けないことになる。
同様に、各隔壁6a〜6cはそれらの内外の水位差によ
って生じる水圧を受けるのみであり、堤内に面する壁体
5はその内側から水深h4に応じた水圧しか受けること
がない。したがって各壁体4,5、隔壁6a〜6cはそ
れぞれそれらの水圧に耐え得る程度の強度を有すれば良
く、その壁厚は薄いもので充分である。また、大きな水
圧が・加わらないことから、壁体4.5、各隔壁6a〜
6dの水密性も容易に確保することかできる。
また、この構造の堤防では、ケーソンl内部に海水を注
入するので、従来のように中詰砂を充填せずともその海
水の重量によってケーソンを海底地盤Gに対して充分に
安定に据え付けることができ、中詰砂が不要になる分、
コスト削減を図ることができる。
なお、上記実施例では、ケーソンl内部を3つの隔壁6
8〜6cによって4つの室7a〜7dに仕切った構成と
したが、隔壁の数、それらによって仕切られる室の数は
適宜で良い。そして、多数の隔壁によって多数の室を設
け、各室間の水位差を小さくすればするほど、ケーソン
の壁体やその内部の隔壁に加わる水圧を小さくすること
ができることはいうまでもない。
また、必要であれば各隔壁の間に第2図に破線で示すよ
うな補強壁IO・・・を所定の間隔で設けても良い。こ
のような補強壁10・・・を設ける場合には、それらの
補強壁lO・・・の下部に注入された水が通過し得る連
通口を設けておくと良い。
さらに、上記実施例は、複数のケーソンを並べることに
よって円形の堤防を構築するようにした場合の例である
が、この発明は上記のような円形の堤防に適用するのみ
ならず、従来一般の堤防や、大きな水圧を受ける他の堰
堤、たとえば峡谷に設けるダム、岸壁、護岸構造物等に
対しても、同様に適用することが可能である。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、この発明によれば、ケー
ソンの内部を隔壁によって複数の室に仕切り、それら各
室内に水を注入することによってこのケーソンを水底地
盤上に沈設させるとともに、各室に注入された水の水位
が堤外側の室から堤内側の室にかけて漸次低くなるよう
にしたものであるので、ケーソンの内部に注入される水
の重量によってケーソンを安定に据え付けることができ
、したがって中詰砂が不要となるので、その分、工事費
を削減することができるとともに、ケーソンの壁体およ
び隔壁にはそれぞれ両伸■の水位差分の水圧しか加わら
ないので、それらの壁体を薄いものとでき、かつ、それ
らの水密性を容易に確保することができる、という効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図はこの実施例の構造による堤防の立断面図、第
2図は第1図の■−■線視平断面図、第3図はこの実施
例の堤防の全体の形状を示す斜視図である。 第4図はケーソンを用いて構築された従来の堤防の構造
を示す立断面図である。 G・・・・・・水底地盤、1・・・・・・ケーソン、4
・・・・・・堤外に面する壁体、 5・・・・・・堤内に面する壁体、6 a、 6 b、
 6 c・・・・・・隔壁、7 a、 7 b、 7 
c、 7 d−・=室、h、、h、、h3.h、・・・
・・・水位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中空箱状のケーソンを水底地盤上に沈設することによっ
    て構築される堰堤の構造であって、前記ケーソンは、そ
    の内部にこのケーソンの堤外に面する壁体と堤内に面す
    る壁体との間を複数の室に仕切る隔壁が設けられており
    、それら各室内に水を注入することによってこのケーソ
    ンを水底地盤上に沈設させるとともに、各室に注入され
    た水の水位が堤外側の室から堤内側の室にかけて漸次低
    くなるようにされていることを特徴とする堰堤の構造。
JP63098732A 1988-04-21 1988-04-21 堰堤の構造 Expired - Fee Related JP2597878B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271417A (ja) * 1990-03-22 1991-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 人工島およびその築造方法
JP2015045159A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 鹿島建設株式会社 陸地化用海中構造物

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63171921A (ja) * 1987-01-07 1988-07-15 Kimitaka Kondo 密閉異形ケーソンおよび密閉異形ケーソン工法

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