JPH01271461A - ホルマザン化合物及びこれを用いる染色法 - Google Patents

ホルマザン化合物及びこれを用いる染色法

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JPH01271461A
JPH01271461A JP9808588A JP9808588A JPH01271461A JP H01271461 A JPH01271461 A JP H01271461A JP 9808588 A JP9808588 A JP 9808588A JP 9808588 A JP9808588 A JP 9808588A JP H01271461 A JPH01271461 A JP H01271461A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ホルマザン化合物及びこれを用いるセルロー
ス系材料の染色法に関する。
従来の技術 特公昭47−22955(重金属含有ビスホルマザン染
料の製法)にはホルマザン系直接染料の記載があるが、
それらの染料は中、濃度での染色において、カラーバリ
ニー、ビルドアツプ性がよ(ないという欠点がある。
又、従来、セルロース繊維材料を堅牢な青色に染める染
料としてはC,I−Direct Blue 203*
 200゜202等のダイアニンジン系の染料が知られ
ており線維染色業界、製紙業界において大量に使用され
てきた。しかしこれらの染料の母体となるダイアニシジ
ンは特定化学物質に該当しその製造及び使用において、
取り扱い上特別の配慮と使用制限を余儀な(されている
又、これに代わる代替品の開発も種々なされているもの
のいづれも未だ十分満足すべき結果は得られていない現
状である。環境衛生の面から安全性がより高(しかも染
色効果のすぐれた青色染料が要望されている。
発明が解決しようとする課題 原料としてダイアニシジン系化合物を用いることなく、
カラーバリニー、ビルドアツプ性、諸堅牢度の良好なセ
ルロース系材料の染色忙適した青色染料の開発が望まれ
ている。
課題を解決するための手段 原料としてダイアニシジン系化合物を用いることなく、
カラーバリユー、ビルドアツプ性、諸堅牢度の良好なセ
ルロース系材料の染色に適した青色染料を開発すべ(鋭
意研究を行った結果、本発明に至った。即ち本発明は遊
離酸の形で式(1) 〔式(1)においてRは水素、スルホン酸基、水又Qは
侶XCル→g)′、ひC2H4()れ表す〕 で表されるホルマザン化合物及びこれを用いる事を特徴
とするセルロース系材料の染色法を提供する。
本発明の式(1)で示されるホルマザン系化合物を得る
には、まず式(2) 〔式(2)においてRは前記と同じ意味を表す。〕で表
されるホルマザンアミノ化合物を例えば以下に述べる方
法により合成する。即ち2−アミノ−4−スルホ安息香
酸を常法によりジアゾ化し、そのジアゾ化物を水中でN
a H8Os又はNaz SO3等により還元して得ら
れる2−カルボキシ−5−スルホフェニルヒドラジンを
式(31(式(3)中、Rは前記と同じ意味を表す。)
で表される化合物と水溶液中80〜95℃で縮合して式
(4) で表すれる5−スルホ−2−カルボキシフェニルヒドラ
ゾン類を得、これに常法によりジアゾ化した6−アセチ
ルアミノ−2−アミンフェノール−4−スルホン酸と0
〜5℃で水溶i中、ソーダ灰等の存在下でカップリング
させる。
次いで、硫酸銅、塩化銅等の銅化剤を加え、次いでアセ
チルアミノ基を強アルカリ性で60〜90℃で3〜6時
間処理して加水分解しアミノ基にすることにより式(2
)のホルマザンアミノ化合物が得られる。
次に例えば以下に述べる方法に従って式(1)のホルマ
ザン化合物が合成される。
14式(2)で表されるホルマザンアミノ化合物を2、
4.6− トリクロロ−1,3,5−トリアジン1モル
とpH6〜8.0〜lO℃で2〜3時間反応させて式(
5) (式中、Rは前記と同じ意味を表す。)で表される縮合
物を得、次いで式(6)%式%(61 (式中、Qは前記と同じ意味を表す。)で表されるジア
ミン類1モルとpH6〜9.50〜65℃で8〜24時
間反応させ、式(力で表される化合物を得、次に前記式
(5)で表される化合物1モルとp)] 6〜9.50
〜65°Cで8〜24時間反応させるか、前記式(5)
と(2)の化合物を縮合して式(8)のホルマザン化合
物を得る。
ハ 〔式(8)においてRは前記と同じ意味を表しく式中Q
は前記と同じ意味を表す)を表す。〕あるいは式(5)
で表される化合物2モルと式(6)で表されるジアミン
類1モルとpH5〜8.50〜65℃で水中にて2〜4
時間反応させて式(8)のホルマザン化合物を得るか、
式(2)で表される化合物2モルと2.4.6−トリク
ロロー 1.3.5− )リアジン1モルとpH5〜8
.30〜65℃で水中にて2〜4時間反応させて、式(
8)のホルマザン化合物を得てもよい。
以上の様にして得られた式(8)で表される化合物と式
(9) %式%(91 (Yは前記と同じ意味を表す。) で表されるアミン類とをpH6〜゛9.80〜95℃で
水中にて6〜18時間反応させて、式(1)のホルマザ
ン化合物を得る。
1、 2.4.6−ドリクロロー1.3.5− トリア
ジン2モルと式(6)で表されるジアミン類1モルとを
p)l 5〜8.10℃以下で水中にて2〜4時間順次
縮合して、式(10) (式中Qは前記と同じ意味を表す。) の中゛間生成物を得、次いで式(2)で表されるホルマ
ザンアミノ化合物をpH6〜9.50〜65℃で2〜4
時間反応させて式(8)のホルマザン化合物を得、式(
9)で表されるアミン類と前記同様に反応して、式(1
)のホルマザン化合物を得ることもできる。
こうして得られた目的物の反応液からの分離には、酸析
法、塩析法等、通常の分離法が適用される。尚、紙パル
プの染色には液状品が好ましく以下の様にして液状染料
を得ることが出来る。
即ち前記の様にして得られた式(1)のホルマザン化合
物の反応液を鉱酸で酸析、ろ過水流して無機塩を充分に
除いた後、その湿ケーキに水とリチウム、ナ) IJウ
ム等の水酸化物、又は炭酸塩、又必要に応じてエタノー
ルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノールアミン
、エチレングリコール、ジエチレングリコール、メチル
セルソルブ、エチルセルソルブ等の有機溶剤、尿素のよ
うな一般的ヒドロトロープ剤を加えることにより液状染
料を得ることができる。
尚、液状化を容易にするために反応液を逆浸透膜、限外
濾過膜、電気透析膜等で処理して無機塩を除去すること
もできる。
次に式(3)、式(6)及び式(9)で表される化合物
について具体的な例をあげる。
H2N+NHCOΦNHz 。
H2NCR2C00)1. H2NC2H4SO,H等
本発明の式(1)で表されるホルマザン系化合物は天然
又は再生のセルロース系材料を染色するのに適しそれら
の材料に対し高い染色性(着色性)を示し、かつその染
色物(着色物)の諸堅牢度がすぐれているという点に特
徴がある。染色(又は着色)の対象となる天然又は再生
のセルロース系材料の例としては木綿、麻等の天然のセ
ルロース系繊維、レーヨン等の再生のセルロース系繊維
、これらを含有する混紡線維、紙、パルプ等が挙げられ
る。
本発明のホルマザン化合物による天然又は再生のセルロ
ース系繊維類の染色法につき説明する。
まず吸尽方法によって染色する場合においては、例えば
被染物な浴比の比較的大きな条件で染浴の中に40〜5
0℃で導入し、染浴の温度を80〜100℃に徐々に高
めそしてこの温度で20〜60分間染色することによっ
て行われる、尚、その実際の染色温度に達する前に又は
場合によってはその温度に達した後に、染料の吸収を促
進するために塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムの様な中
性塩を染浴に加えることができる。又ポリエステル繊維
と綿との混紡繊維を染色する際には染着率を高めるため
に又均染性及び染料浸透性を改良するために必要に応じ
高温染色方法により120〜140℃で染色することも
できる。
次にパッディング染色法のような比較的浴比の小さい条
件で染色する場合には染料、浸透剤、溶解剤としての尿
素、マイグレーション防止剤としてのアルギン酸ソーダ
等から調製されたパラド浴に線維をパッドし、絞ったの
ち蒸熱又は乾熱処理して染料を固着させる。
次に捺染法により染色する場合には、通常アルギン酸ナ
トリウムエマルジョン糊などを元糊とし、これに染料、
尿素等を加えた色糊を調製しこれを線維に印捺し、必要
に応じて中間乾燥を行ったあと蒸熱又は乾熱処理して染
料を固着させる。例えば、本発明の染料とアルギン酸ナ
トリウムの様なシックナーとチオジエチレングリコール
とm−ニトロベンゼンスルホン酸ト尿素とトリエタノー
ルアミンとから成る捺染ペーストを使うのが有利であり
、こうして捺染した被染物を、その後、湯洗そして場合
によりソーピングする。
以上の染色法により得られた染色物は耐光、汗耐光、洗
濯水、塩素水堅牢度にすぐれ、しかもカラーバリユー、
ビルド了ツブ性にすぐれた赤味青色ないし緑味青色の染
色物を提供する。
次に本発明の化合物を用いて紙、パルプの染色を行う場
合につき説明する。紙の染色法としては、(1)パルプ
の離解又は叩解時に染料を添加して染色する内添法と(
11)パルプのサイズプレス工程でサイズプレス液に染
料を添加する外添法に大別されるが、その他紙の表面に
染料、無機白色顔料、バインダー等から調製された塗工
液をオーバーコーテイングする方法等も採用される。式
(1)のホルマザン化合物はいづれの方法にも適用可能
であるがより好ましい方法は内添法である。内添法にお
いてはまずパルプをパルパー、リファイナー等によって
通常400〜490C,C,の叩解度忙叩解してパルプ
スラリーとなしこれに温度10〜40℃において通常0
.01〜2.0%(乾燥紙重量あたり)の式(1)のホ
ルマザン化合物(純分)を添加し更に通常の填料、サイ
ズ剤、硫酸バンド、紙力増強剤、固着剤等を必要に応じ
て添カロしたあと常法により抄紙工程、乾燥工程をえて
式(1)のホルマザン化合物で染色(着色)された紙を
える。又、外添法においてはマスパルプをパルパー、リ
ファイナー等によって通常400〜490 C,C,の
叩解度に叩解してパルプスラリーとなし通常の填料、サ
イズ剤、硫酸バンド、紙力増強剤を適宜添加したあと常
法により抄紙を行ったあとシリンダードライヤーで乾燥
を行う工程において多数(通常20〜60本)配置され
たシリンダードライヤーの中間部分に設置されたサイズ
プレス機により式(1)ノホルマザン化合物を含有した
サイズプレス塗工液を塗工、プレスし以下乾燥すること
によって青色に染色(着色)された紙かえられる。
前記においてサイズプレス塗工液は式(1)のホルマザ
ン化合物と澱粉、PVA、界面活性剤、表面サイズ、水
等を適宜混合して調製されるものであり、サイズプレス
塗工液中のホルマザン化合物の含有量は通常0.04〜
2.0%(重量)であり、サイズプレス塗工液の塗工量
は通常、乾燥抄造紙あたり1〜3 g/m2(固型分)
である。
式(1)のホルマザン化合物は紙(セルロース系材料)
に対する親和力がたがいのでカラーバリユーが高く且つ
得られた染色紙の諸堅牢度(耐光性、耐水性)が良好で
ある。文武(1)のホルマザン化合物は紙への記録を意
図したインクジェット記録用インキ及び文具用インキに
も常法により適用できる。
実施例 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。実施例
中、部は重量部を又%は重量%を意味するものとし、ス
ルホン酸基は遊離酸を表すものとする。
実施例1゜ 式(11)で示される4−スルホ−2−ヒドラジノベン
ゼン安息香酸 4.7部とベンズアルデヒド2.1部をpH1〜3で8
5〜95℃の温度で水溶液中にて縮合し、得られたヒド
ラゾン化合物(12)をソーダ灰の存在下、3−アミノ
−4−ヒドロキシ−5−アセチルアミノベンゼンスルホ
ン酸(式(13) )のジアゾ化合物とカラプリノブさ
せた。
形成されたホルマザンをpH6〜7に10%ソーダ灰水
溶液で維持しながら硫酸鋼(5水塩)5.3部を加え、
10〜30℃で反応させることにより銅錯塩とし、塩析
して取り出した後、希苛性ソーダ水で90℃前後で加熱
、加水分解して式(14)のホルマザンアミノ化合物を
得た。
塩化シアヌル3.8部を水20部、氷40部、10%リ
ポノックスNA(ライオン■製、分散剤)水溶液0.5
部からなる溶液中に撹拌下加えた。30分撹拌後、10
℃以下に維持しながら式(14)のホルマザンアミノ化
合物12.8部を含む溶液を江別した。その後、10℃
前後で10%ソーダ灰水溶液によりpH値を6〜8に維
持しながら2時間反応させた。
その後、式(14)のホルマザンアミノ化合物12.8
部を含む溶液を上記反応液中に添加した。この混合物を
昇温し50〜60℃の温度で10%ソーダ灰水溶液によ
りpH値を6〜8に維持しながら4時間反応して式(1
5)の化合物を得た。
上記式(15)の化合物を含む反応液中にモルフォリン
3.5部を加え、昇温し、85〜90℃の温度でpH値
を7に維持しながら8時間反応させた。
次いで同温度で塩化ナトリウムにて塩析し、結晶をろ別
した。80℃で乾燥して式(16)の化合物64.0部
を得た。
(λmax 616 nm、20%ピリジン水溶液中)
実施例2゜ 実施例1で得られた式(16)の染料2部を熱湯200
部に溶かし、無水硫酸ナトリウム10部および水800
部を加えて染浴とする。この中へセルロース線維(ビス
コースレーヨン)の布30部を浸漬し、撹拌しながら徐
々に90℃に昇温し、このまま30分間染色する。その
後水洗、乾燥し染着性良好な青色染色物を得た。このも
のの耐光、湿潤、塩素水堅牢度がすぐれていた。
尚、上記方法で得られた染色物50部をポリアミン系フ
ィックス剤浴(フィックス剤2部を水1000部に溶解
して得たもの)に入れ、60°Cの温度で20分間浸漬
した後、水洗、乾燥する。
こうして得られた染色物のフィックス剤処理による変退
色は認められなかった。
実施例3゜ 実施例1で得られた式(16)の染料1部を水1000
部に溶解し、染浴を調製する。この染浴に叩解クラフト
パルプ300部(絶乾パルプ30部、叩解度35°SR
)を加えて室温で15分間撹拌した後、ロジンサイズ(
30%水溶液)1部を加え、更に10分間撹拌後、結晶
硫酸アルミニウム3部を加えて、20分間撹拌する。次
いでJIS P−8209(パルプ試験相手スキ紙調製
方法)に記載の方法に準じ抄紙、乾燥すると、青色に着
色された紙をえた。このものは耐光堅牢度、耐塩素水堅
牢度が良好であった。
実施例4゜ 実施例1で得られた式(16)の染料10部を水100
0部に溶かしアニオン系表面サイズ剤2部を加えた後、
溶液pHを8.0に調整しサイズプレス塗工液とする。
この液をサイズプレス機に送りステキヒトサイズ度7秒
の弱サイズ紙を着色すると均染性良好な青色に着色され
た紙が得られた。このものは耐光堅牢度、耐塩素水堅牢
度が良好であった。
実施例5〜8゜ 実施例1におけるモルフォリンの代わりにモノエタノー
ルアミン、ジェタノールアミン、グリシン、タウリンを
用い、実施例1に準じ合成したホルマザン化合物を用い
て、実施例2と同様にレーヨン布の染色を行った。これ
らの染色物は染色性及び堅牢度がすぐれていた。表1に
は合成した化合物の構造式とレーヨン布に染色したとき
の色相及び化合物の20%ピリジン水溶液中でのλma
xを示した。
実施例9゜ 塩化シアヌル3.8部を水20部、氷40部、10%リ
ポノックスNA (ライオン■製、分散剤)水溶液0.
5部からなる溶液中に撹拌下加えた。
30分撹拌後、10℃υ下に維持しながら実施例1に準
じ合成した式(14)のホルマザンアミノ化合物12.
8部を含む溶液を江別した。その後、10℃前後で10
%ソーダ灰水溶液によりpH値を6〜8に維持しながら
2時間反応させた。
その後、4.4′ジアミノジフェニルエタン1.0部ヲ
水20部中に弱酸性で溶解させた溶液を上記反応液中に
添加した。この混合物を昇温し7.50〜60℃の温度
で10%ソーダ灰水溶液によりI)H値を6〜8に維持
しながら6時間反応させて式(17)の化合物を得た。
上記式(17)の化合物を含む反応液中にモルフォリン
3.5部を加え、昇温し、85〜90℃の温度でpH値
を7前後に維持しながら8時間反応させた。
次いで同温度で塩化ナトリウムにて塩析し、結晶なろ別
した。80℃で乾燥して式(18)の化合物24.4部
を得た。
(λmax 614 nms水溶液中)実施例10〜1
6゜ 実施例9における4、4′−ジアミノジフェニルエタン
の代わりに種々のジアミン類を用い、又モルフォリンの
ほかにモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、グ
リシン、タウリンを用いて、実施例1に準じ合成したホ
ルマザン化合物を用いて実施例2と同様にレーヨン布の
染色を行った。
これらの染色物は染色性及び堅牢度がすぐれていた。表
2には、合成した化合物の構造式とレーヨン布に染色し
たときの色相及び化合物の水溶液中でのλmaxを示し
た。
実施例17〜23゜ 実施例9における4、4′−ジアミノジフェニルエタン
の代わりに種々のジアミン類を用い、又モルフォリンの
ほかにモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、グ
リシン、タウリンを用いて実施例1に準じ合成したホル
マザン化合物を用いて実施例4と同様に紙の着色を行っ
た。これらの着色紙は染色性及び堅牢度がすぐれていた
。表3には合成した化合物の構造式と紙を着色したとき
の色相及び化合物の水溶液中でのλmaxを示した。
実施例24゜ 実施例16に記載の化合物30部、水970部より成る
パッド浴1000部で木綿ギャバジンをパッドし、絞り
率60%に絞り、中間乾燥を行う。
引き続いて無水硫酸す) IJウム100部、水800
部からなる処理浴にて90℃で60分間ジッカー染色試
験機にて染色を行う。次いで水洗後アニオン系活性剤2
部を含む水溶液1000部を用い95〜100℃で10
分間ソーピングを行い水洗乾燥することにより染着性良
好なしかも耐光、耐湿潤堅牢度のすぐれた青色の染色物
が得られた。
実施例25゜ 実施例9に記載の式(18)化合物0.02部と水50
部からなる水溶液を調製し、これに広葉樹晒クラフトパ
ルプ(叩解度408R)を2部(絶乾パルプ)加え、室
温で10分間撹拌し、0.04部のロジン系サイズ剤(
50%水溶液)を加え、更KIO分間撹拌した後、結晶
硫酸アルミニウム0.06部加え撹拌を続ける。
次いでJIS F−8209(パルプ試験相手スキ紙調
製方法)に記載の方法に準じ、抄紙、乾燥して青色に着
色された紙を得た。このものは耐光堅牢度、耐水堅牢度
が良好であった。
比較試験 本発明の化合物と公知染料等との比較試験を次の方法に
より実施した。
l)繊維に対する染色性試験 比較試験結果欄に示す本発明の化合物或いは公知染料1
部、無水硫酸す) IJウム10部、水1000部を用
いて染浴を上室て、この染浴に50部のレーヨンモスリ
ンを浸漬し、40℃より30分間で90℃まで昇温した
その後、同温度で30分間染色し、水洗乾燥した。
2)堅牢度試験 まず標準染色濃度に濃度を一致させたレーヨンモスリン
染色物を調製した。(染料又は化合物以外の染色条件は
l)項に準じて染色を行っ池)次いでこの染色物50部
をポリアミン系フィックス剤、2部を含む水浴液100
0部の中に浸潰し、60℃にて20分間処理後、水洗乾
燥して堅牢度試験用の試料とした。
く堅牢度試験条件〉 耐光: JISLO842(1971)洗濯; JIS
L0844(1973)A−4法塩素: JIS L 
0884  強試験く判定及び結果の表示〉 耐光;変退色の程度をブルースケール(日本規格協会)
にて判定。
洗濯:レーヨン、組付白布への汚染の程度を汚染用グレ
ースケール(JISLO805)にて判定。
塩素:変退色の程度を変退色用グレースケール(JIS
LO804)にて判定。
3)紙に対する染色性試験 比較試験結果欄に示す本発明の化合物或は公知染料0.
02部と水50部からなる水溶液を調製し、これに広葉
樹晒クラフトパルプ(叩解度40°SR)を2部(絶乾
パルプ)加え、室温で10分間撹拌し、0,04部のロ
ジン系サイズ剤(50%水溶液)を加え、更に10分間
撹拌した後、結晶硫酸アルミニウム0.06部加え、撹
拌を続ける。
次いでJIS P−8209(パルプ試験相手スキ紙調
製方法)に記載の方法に準じ抄紙、乾燥する。
得られた抄造紙を用いて、染着性、耐光堅牢度の試験を
実施した。
尚、耐光堅牢度の試験条件はJISLO842(197
1)に準じ行った。又判定値はブルースケールにて判定
し溶解度は前記繊維の試験結果に記載の様に○、Δ、×
で表した。
以上の結果から本発明の化合物は、繊維の染色において
公知染料に比し、染色性に優れ且つ諸堅牢度も優れてい
ることが判る。又紙の染色においても公知染料に比し溶
解度が良く、且っ耐光堅牢度に優れていることが判る。
発明の効果 原料としてダイアニシジン系化合物を用いることなく、
セルロース系材料の染色又は着色に供して、染色性(着
色性)が良好ですぐれた堅牢度を与えるホルマザン化合
物かえられた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遊離酸の形で式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 〔式(1)においてRは水素、スルホン酸基、水酸基、
    クロル、メトキシ基、カルボキシル基、メチル基又はエ
    チル基を、Xは▲数式、化学式、表等があります▼(Y
    は▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
    、表等があります▼、−NHC_2H_4OH、−N(
    C_2H_4OH)_2、−NHCH_2COOH又は
    −NHC_2H_4SO_3Hを表す)又は▲数式、化
    学式、表等があります▼(Yは前記と同じ意味 を、又Qは▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は▲数式、化学式、表等があります▼をそれぞれ表す
    )をそれぞれ表す〕 で表されるホルマザン化合物 2、遊離酸の形で式(1)で表されるホルマザン化合物
    を用いる事を特徴とするセルロース系材料の染色法
JP9808588A 1988-04-22 1988-04-22 ホルマザン化合物及びこれを用いる染色法 Expired - Fee Related JP2510876B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000046308A1 (fr) * 1999-02-08 2000-08-10 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Composes de formazane et procedes de coloration dans lesquels on les utilise

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WO2000046308A1 (fr) * 1999-02-08 2000-08-10 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Composes de formazane et procedes de coloration dans lesquels on les utilise

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