JPH01271079A - 並接合金条の溶接方法 - Google Patents

並接合金条の溶接方法

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JPH01271079A
JPH01271079A JP63098915A JP9891588A JPH01271079A JP H01271079 A JPH01271079 A JP H01271079A JP 63098915 A JP63098915 A JP 63098915A JP 9891588 A JP9891588 A JP 9891588A JP H01271079 A JPH01271079 A JP H01271079A
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JP
Japan
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welding
welded
strips
degrees
undercuts
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Pending
Application number
JP63098915A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Minaki
義博 三奈木
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はTVのブラウン管シャドウマスクの支持バネに
使用される並接バイメタル等の異種材料を並接してレー
ザー溶接(以下LBWと記す)や電子ビーム溶接(以下
EBWと記す)する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
テレビジョンおよびコンピューターカラーデイスプレィ
用ブラウン管内に装着されるシャドウマスクの支えに使
用する支持バネは、ステンレス鋼とアンバー合金を突き
合わせ溶接により並接したものが用いられている。第4
図は、ステンレス鋼7とアンバー合金8の2条材を並接
した条材から、前記支持バネ9を得る方法を示すもので
ある。
この条材の並接のための溶接には、従来は主としてTI
G溶接(タングステンイナートガスアーク溶接法)が用
いられている。このTIG溶接はイナートガスによって
、溶接部の酸化を防止するので欠陥のない良好な溶接部
が得られ、並接溶接のためには有効な手段であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
TIG溶接は、イナートガスによって溶接部の酸化防止
を行なうので、大気中でも良好な溶接ができるという利
点があるが、一方では溶接による熱影響部が広く、熱影
響部の強度劣化を補うために押えバネの幅を広く取る必
要があり、材料を多く必要とする欠点があった。
またTIG溶接は、エネルギー密度が小さいので、異種
材を高速で溶接するには必ずしも適切ではなかった。熱
影響部を狭く、かつエネルギー密度の大きい溶接方法と
してLBWやEBWがある。
特にEBWはビード外観がきれいで有効である。
ただし、これらの溶接方法は条材の高速並接溶接では異
種材であるため、融点の差、表面張力の差、熱伝導率の
差等に起因したアンダーカットが片側に多く発生する傾
向にある0例えば、ステンレス鋼とアンバー合金では第
3図(1)に示すように特にステンレス鋼7側にアンダ
ーカットが発生し易い。
ブラウン管用支持バネは第4図のごとき形状に打抜後折
り曲げて使用される。
LBWやEBWによる溶接部のアンダーカットはビード
幅が狭いため、その切欠き効果によるブレス打抜時の割
れへの影響がTIG溶接に比し大きい。
本発明は以上の背景に鑑み、LBW、EBWのようにエ
ネルギー密度の大きい溶接方法において、アンダーカッ
トを防止する溶接方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、2条材を長手方向に並行させつつエツジを突
き合わせ、該突合せ部をLBWやEBWする時に、アン
ダーカットの発生を防止する方法である。
アンダーカットは、レーザービームや電子ビームで条材
を溶融する場合、第5図(1)のごとくビームの前側に
あたる■の部分で溶融金属は下方に流れ、ビームの後側
で上方に流れる。この時、第5図(2)に示すごとく、
ビードの両サイドに凹みができ、これが凝固までに平に
なろうとする。ところが、片側に引張られ、アンダーカ
ットとして残る。
本発明者は、溶融金属の性質の差を重力を利用して打ち
消すことにより、アンダーカットの防止が可能であると
いう知見から、本発明を完成した。
すなわち、本願の第1発明は2条材を長手方向に並行さ
せつつエツジを突き合わせ、該突合せ部を連続的にレー
ザー溶接または電子ビーム溶接する並接合金条の溶接方
法において、アンダーカットの度合が大となる条材を下
側となるように側条材をその幅方向に傾斜させつつ溶接
することを特徴とする並接合金条の溶接方法、および本
願の第2発明は、複数の条材を長手方向に並行させつつ
エツジを突き合わせ、該突合せ部を連続的にレーザー溶
接または電子ビーム溶接する並接合金条の溶接方法にお
いて、前記複数の条材を溶接進行方向に昇りになるよう
に傾斜させつつ溶接することを特徴とする並接合金条の
溶接方法、本願の第3発明は、2条材を長手方向に並行
させつつエツジを突き合わせ、該突合せ部を連続的にレ
ーザー溶接または電子ビーム溶接する並接合金条の溶接
方法において、アンダーカットの度合が大となる条材を
下側となるように側条材をその幅方向に傾斜させるとと
もに条材進行方向に昇りになるように傾斜させつつ溶接
することを特徴とする並接合金条の溶接方法である。
本発明を第3図に基づいて説明する。ステンレス鋼7と
アンバー合金8とをLBW、EBWにて溶接すると第3
図(1)に示すようにステンレス鋼7側にアンバー合金
8に比べ大きいアンダーカットが発生する。
これを、第3図(2)に示すようにステンレス鋼7を下
側となるように条材を傾斜させつつ溶接すれば、溶融状
態にある凸部1oはステンレス117側の凹部11に流
れ込み(図中の矢印方向)アンダーカットの発生防止に
寄与する。
また、溶接進行方向に昇りになるように条材を傾斜させ
つつ溶接しても同様な効果が得られる。
すなわち、溶融状態にある凸部10は、溶接進行方向に
傾斜しているため第3図(3)に示すようにステンレス
鋼7側およびアンバー合金8側の凹部に流れ込み(図中
の矢印方向)アンダーカットの発生防止に寄与する。
前者の方法は、アンダーカットが大きくなる方向に集中
的に溶融金属を流し込ませようとするものでその効果は
顕著であるが、アンバー合金を中間にしその両側にステ
ンレス鋼を溶接する3条溶接の場合にはその性質上適用
することができない。
これに対し後者の方法は、3条溶接の場合にも適用でき
るが、アンバー合金とステンレス鋼のように、2条溶接
の場合にはステンレス鋼側の凹部に流れ込む溶融金属の
絶対量は前者の方法に比べ少ないということが言える。
なお、2条溶接の場合には、前者を同時に適用しても良
いことは言うまでもない。
〔実施例〕
次に本発明を実施例の図面に基づいてさらに詳しく説明
する。
実施例1 本発明によれば、たとえばブラウン管内に装置され、シ
ャドウマスクの支持に使用される押えバネは、第4図に
示すような並接バイメタルから製造される。二の時の溶
接方法について第1図によって説明する。
第1図において、アンバー合金条材1とステンレス鋼条
材2は図示しない減圧槽内で突き合わせ溶接される。こ
の時、条材をA−A断面に示すようにαだけ傾けておき
、電子ビームをこの条材に重直に当て溶接を行なう。こ
うすれば凝固時に溶融金属がアンバー合金側に引張られ
、ステンレス鋼側にできるアンダーカットは重力により
、ステンレス鋼側に引張られて防止できる。この傾き角
αは15度以下では重力の効果が十分でなくアンダーカ
ットが防止できず、45度以上ではアンバー合金側にア
ンダーカットが発生し易くなるので、15度以上、45
度以下が有効である。
実施例2 第2図において、実施例1と同様にアンバー合金条材1
とステンレス鋼条材2を突き合わせ溶接するわけである
が、本実施例の場合は、長手方向で傾き角βをとる。こ
うすれば溶融金属は重力により、下方に引張られ、第5
図のB−Bに示すビード上部の凹凸が平均化される方向
になり、アンダーカットを防止できる。
この時の傾き角βは20度以下では重力の効果が十分で
なく、アンダーカットは防止できず、45度以上では溶
接速度への影響が大きくなり、適切でない、したがって
、20度以上、45度以下が有効である。
〔発明の効果〕
従来、並接合金条よりブラウン管用の支持バネをプレス
加工により、必要な形状に打抜き、折り曲げ加工を行な
う場合、アンダーカットの切欠効果により1割れに対す
る信頼性が不十分であった。
本発明によれば、このアンダーカットを防止できるので
、プレス加工による割れはなくなり1機械的に信頼性の
高い並接合金条を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る溶接方法の一実施例を示す概念図
、第2図は本発明による他の実施例を示す概念図、第3
図は本発明によるアンダーカット防止機構を説明する図
、第4図は並接合金条より支持バネを採取する要領図、
第5図はアンダーカット発生のメカニズムを示すための
概念図である。 1:アンバー合金条材、2ニステンレス鋼条材、3:押
えロール、4:電子ビーム、5:支持ロール、6:ビー
ド、7:ステンレス鋼、8:アンバー合金、9:支持バ
ネ、10:凸部、11:凹部第1図 第2図 く−進行方向 第31!I 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2条材を長手方向に並行させつつエッジを突き合わ
    せ、該突合せ部を連続的にレーザー溶接または電子ビー
    ム溶接する並接合金条の溶接方法において、アンダーカ
    ットの度合が大となる条材を下側となるように両条材を
    その幅方向に傾斜させつつ溶接することを特徴とする並
    接合金条の溶接方法。 2 傾斜角度が15度以上45度以下である特許請求の
    範囲第1項記載の並接合金条の溶接方法。 3 複数の条材を長手方向に並行させつつエッジを突き
    合わせ、該突合せ部を連続的にレーザー溶接または電子
    ビーム溶接する並接合金条の溶接方法において、前記複
    数の条材を溶接進行方向に昇りになるように傾斜させつ
    つ溶接することを特徴とする並接合金条の溶接方法。 4 傾斜角度が20度以上45度以下である特許請求の
    範囲第2項記載の並接合金条の溶接方法。 5 2条材を長手方向に並行させつつエッジを突き合わ
    せ、該突合せ部を連続的にレーザー溶接または電子ビー
    ム溶接する並接合金条の溶接方法において、アンダーカ
    ットの度合が大となる条材を下側となるように両条材を
    その幅方向に傾斜させるとともに条材進行方向に昇りに
    なるように傾斜させつつ溶接することを特徴とする並接
    合金条の溶接方法。 6 幅方向傾斜角度が15度以上45度以下、進行方向
    傾斜角度が20度以上45度以下である特許請求の範囲
    第5項記載の並接合金条の溶接方法。
JP63098915A 1988-04-21 1988-04-21 並接合金条の溶接方法 Pending JPH01271079A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012036147A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 株式会社Ihi Ni基超合金に対する鉄鋼材料の溶接方法及び溶接継手
JP2013116478A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Jfe Steel Corp レーザ溶接方法
CN106862768A (zh) * 2017-03-17 2017-06-20 武汉理工大学 一种钽钨合金‑钢异种金属激光焊接方法

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