JPH01270548A - コンクリート用混和剤 - Google Patents

コンクリート用混和剤

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JPH01270548A
JPH01270548A JP9750488A JP9750488A JPH01270548A JP H01270548 A JPH01270548 A JP H01270548A JP 9750488 A JP9750488 A JP 9750488A JP 9750488 A JP9750488 A JP 9750488A JP H01270548 A JPH01270548 A JP H01270548A
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concrete
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cement
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Masanori Iizuka
正則 飯塚
Toshiharu Kojima
俊治 小島
Ryoichi Tamaoki
良市 玉置
Akitoshi Tsuji
辻 彰敏
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セメント、モルタル、コンクリート用の混和
剤、更に詳しく言えば、空気連行剤(以下AE剤と呼称
)に関するものであり、更に詳しくは、セメント、モル
タル及びコンクリート中の空気量の経時による低下を防
止し得るAE剤に関するものである。
〔従来の技術〕
セメントスラリー、モルタル及びコンクリートに空気連
行性を与えるAE剤を用いることにより、(1)凍結融
解に対する抵抗性の向上、(2)ワーカビリティーの改
善、(3)ポンプビリティ−の改善、(4)気泡の保水
力増加に伴うブリージングの減少、(5)単位水量の減
少等の効果がある。−船釣に使用されているAE剤とし
ては、樹脂酸Na塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
アルキルスルホン酸のトリエタノールアミン塩、ポリオ
キシエチレンアルキル硫酸塩等のアニオン界面活性剤或
いはポリオキシエチレンアルキルフェノール等のノニオ
ン活性剤等がある。また、空気連行型の減水剤としては
、リグニンスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン
酸ホルマリン高縮合物塩等がある。一方、低泡性減水剤
、即ち通常の使用量でコンクリート中の空気量が3%以
下の減水剤としては、β−ナフタリンスルホン酸ホルマ
リン高縮合物塩、メラミンホルマリン縮合物スルホン酸
塩等がある。通常、AE剤及び減水剤の併用によりコン
クリートに連行される空気量は一定(日本建築学会の基
準では4±1%)であって、経時による減少がないほう
が好ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のAE剤により連行される空気量は
コンクリートの水セメント比、コンクリートの配合、コ
ンクリートの柔らかさ、セメントのフライアッシュ代替
率等の因子、さらには併用する減水剤、特に低泡性減水
剤であるβ−ナフタリンスルホン酸ホルマリン高縮合物
塩である場合、経時による空気量の減少が激しく、従来
のAE剤は使用上満足すべきものでなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した従来のAE剤の欠点を改善すべくなさ
れたものである。通常、コンクリートはAE剤を使用し
なくても1〜2%の空気泡を含んでいるが、これにAE
剤を用いて積極的に気泡を連行させている。AE剤とし
てアニオン活性剤を使った場合、コンクリート中の水の
表面張力が下がっているので、界面活性剤が含まれてい
ない水に比べて僅かな撹拌によって気泡が入りやすくな
る。そして、その周囲の水にはアニオン性活性剤の親油
基を気体側に、親水基を水側に向けて配向している。活
性剤の添加量が多くなればなるほど分子間の距離が接近
し、分子間引力が強くなり気泡が安定化する。しかしな
がら、これに低泡性の減水剤が添加されると活性剤の分
子の間に入り分子間引力を弱め破泡しやすくなると言わ
れている。勿論、セメント、骨材或いはミキサーの羽根
により消泡する場合もある。また、連行された気泡の直
径が20μm以下になると急激に気泡の内圧が高くなり
水に溶けて消泡する。
本発明者らは活性剤により連行されたコンクリート中の
気泡が消泡しても次から次へと気泡を連行させ得る方法
について鋭意検討した結果、炭素数8〜18の脂肪酸と
炭素数1〜10のアルコールよりなる脂肪酸エステルの
平均粒径0.05〜10μmの水エマルションをコンク
リートに添加することにより、目標とする空気量を長時
間係持し得ることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。本発明品をコンクリートに添加すると、コンクリー
トから溶出するアルカリイオンにより徐々に加水分解が
起こり、脂肪酸とアルコールに分解する。この脂肪酸が
セメントのアルカリイオンと反応し、徐々にコンクリー
ト中に溶解しコンクリートの表面張力を下げコンクリー
トミキザーの撹拌力により空気を抱き込み気泡化し、前
述した理由により消泡した気泡量を補い、空気量の経時
安定化を図るものである。本発明で言う脂肪酸とは、−
船釣には末端に凹叶基を1個持ち、炭素鎖は直鎖状の飽
和又は不飽和酸であり、炭素数は8〜18であり、単独
又は混合物でも良い。一方、アルコールは炭素数が1〜
10のものであり、加水分解後の脂肪酸金型、即ちAE
剤含量の多さから言って低級アルコールカ望マしい。こ
の脂肪酸エステルのエマルションはアニオン性又はノニ
オン性界面活性剤により乳化されるが、撹拌力と乳化剤
を選択することにより粒径を調整できる。粒径が余りに
も小さいと初期に空気が多量に発生し、長時間空気を保
持することが出来なくなる。一方、粒径が余り大きいと
脂肪酸エステルの表面積が小さくなり、目標とする空気
量を得るためのセメントに対する添加量が多くなると共
に未溶解粒子がコンクリート中に残り、コンクリートの
強度低下を起こし好ましくない。これらの理由から本発
明品の好ましい平均粒径は0.05〜20μmであり、
更に好ましく +10.05〜10 limである。
本発明のコンクリート用混和剤は、市販の減水剤、スラ
ンプロス防止剤、早強剤等の他の混和剤との併用も可能
である。本発明品の形態としては、粉粒体、水サスペン
ションがあり、また予めセメントに配合しておくことも
可能である。コンクリートに対する添加時期は、コンク
リート打設時までなら何時でも添加することが可能であ
り、その効果を十分発揮する。生コンクリートミキザー
車でコンクリートを搬送する場合には適度な撹拌を与え
ることが望ましい。
また練り置きコンクリートの場合にも練りかえしが必要
である。
セメントに対する添加量は、コンクリートの配合、柔ら
かさ、併用混和剤の種類により変わるが、通常対セメン
ト0.旧〜0.3%である。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 表1に示す各種脂肪酸エステル100重量部に、乳化剤
としてポリオキシエチレンアルキルサルフェートNa塩
(商品名・エマールD3D (花王@V))3重量部、
消泡剤として変成シリコンエマルション(商品名:アン
チフオームE20(花王■製))を1重量部、水を50
0重量部配合し、3oorpmで1時間撹拌し乳化した
。また、消泡剤を添加しないエマルションも製造した。
このエマルションの平均粒径を測定(島津製作所■製:
沈降式粒度分布測定装置/5A−CPa型)した。得ら
れたサスペンションをコンクリートに添加し、空気量の
経時変化、スランプ、圧縮強度を測定した。
併用した減水剤はβ−ナフタリンスルホン酸ホルマリン
高縮合物Ca塩と低級オレフィン(炭素数4)と無水マ
レイン酸共重合物の微粒化物(平均粒径0.10μm)
を固形分比で95対5に配合したものであり、固形分換
算で対セメン)0.5%添加した。尚、使用したミキサ
ーは傾胴式でコンクリート混練後1分間に4回転させて
60分まで撹拌した。
くコンクリートの配合〉 W/C=55.5% S/A=50.0% C=320kg/m’ (中央ポルトランドセメント) 細骨材−紀の用度 粗骨材−宝塚産砕石 結果を表1に示す 比較量2.3のアニオン性AE剤はいずれもNa塩の水
溶液であり、コンクリート空気量を長時間保持すること
ができない。一方、本発明品である脂肪酸エステルのエ
マルンヨンは長時間目標とする空気量(4±1%)を保
持することが可能である。また、脂肪酸エステルを乳化
しないで添加したもの(比較量1)は、コンクリートへ
の混合性が悪く、且つ目標の空気量を得ろための添加量
が多(必要で、しかも長時間目標とする空気量(4±1
%)を保持することが不可能で好ましくない。
出願人代理人  古 谷   馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素数8〜18の脂肪酸と炭素数1〜10のアルコ
    ールよりなる脂肪酸エステルの平均粒径0.05〜10
    μmの水エマルションを含有するコンクリート用混和剤
    。 2 減水剤を含有する請求項1記載のコンクリート用混
    和剤。
JP9750488A 1988-04-20 1988-04-20 コンクリート用混和剤 Expired - Lifetime JP2592496B2 (ja)

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JPH01270548A true JPH01270548A (ja) 1989-10-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT395415B (de) * 1991-07-15 1992-12-28 Brunn Betonwerk Verwendung von emulsionen des typs oel-in-wasser, sowie verfahren zur herstellung von betonsteinen mit besonderen eigenschaften

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT395415B (de) * 1991-07-15 1992-12-28 Brunn Betonwerk Verwendung von emulsionen des typs oel-in-wasser, sowie verfahren zur herstellung von betonsteinen mit besonderen eigenschaften

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JP2592496B2 (ja) 1997-03-19

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