JPH01269787A - 管継手用シール部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、管継手における受口部と挿口部との間に介装
され９両者の間を液密にシールするシール部材に関する
。

（従来の技術） 例えば、建築物内に略鉛直状に水道管を竪配管する場合
には、実開昭６１−１７５６８４号公報に開示されてい
るように、受口部に挿口部を挿入して管同士を接合する
管継手が使用される。竪配管する場合には、受口部が上
方に開口するように配管され。

該受口部内に挿口部が上方から挿入される。このような
管継手では、受口部と挿口部との間に、ゴム等の弾性を
有するシール部材が介在される。上記公報には、受口部
内に円筒状のシール部材が配設されている。該シール部
材は、内周面に、内奥側内方へ突出する環状舌片が設け
られており、また、受口部の開口側端面には、該舌片と
は別に。

内方へ突出する環状の水切用ひだが設けられている。環
状舌片及び水切用ひだは、挿口部が受口部内に挿入され
た場合に、それぞれが該挿口部外周面に密着する。この
ような状態で、環状舌片は。

受口部と挿口部との間を液密にシールし、水切用ひだは
、挿口部外周面を伝う水が該挿口部とシール部材の開口
端縁との間に溜まることを防止する。

（発明が解決しようとする課題）　　゛上記公報に開示
されたシール部材では、水切用ひだが環状舌片とは別体
に構成されているため。

該水切用ひだが経時的に材料劣化すると容易に破損する
おそれがある。挿口部に振動等が作用する場合には、該
水切用ひだは、−層、容易に破損する。水切用ひだが破
損すれば、挿口部とシール部材の開口端との間に水が溜
まり、挿口部が金属管の端部で構成される場合には、該
挿口部が腐蝕する。

また、該シール部材は、その外周面が受口部内周面に密
着することにより、該シール部材と受口部とをシールす
るようになっている。このように。

平坦な面同士が密着することにより１両者の間がシール
されるにすぎないため、その間のシール性が悪いという
問題がある。

本発明は上記従来の問題を解決するものであり。

その目的は、比較的簡潔な構成であって、長期にわたっ
て挿口部との間に水等が溜まることを防止し得る管継手
用シール部材を提供することにある。

本発明の他の目的は、挿口部と受口部とのシール性に優
れた管継手用シール部材を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、受口部内に配設され、該受口部内に挿入され
る挿口部と該受口部との間隙を液密にシールする管継手
用シール部材であって１弾性を存する円筒状のシール本
体部と、該シール本体部の受口部開口側端部に、該端部
から内奥側内方へ突出するように配設されており、該受
口部内へ挿入される挿口部外周面にその内周面が密着す
る環状の舌片と、前記シール本体部の外周面に、受口部
内奥側の外方へ傾斜して突出するように配設されており
、受口部内への装着時にその外周面が受口部内周面に密
着される環状の圧接片と、を具備してなり、そのことに
より上記目的が達成される。

（実施例） 以下に本発明を実施例について説明する。

第１図は本発明のシール部材を有する管継手の縦断面図
であり８本発明のシール部材１０は、接続管２０の一端
部に形成された受口部２１内に配設される。該受口部２
１には、その端面の開口部２１ｄから接続管３０の挿口
部３１が挿入される。該受口部２１は。

先端側内周面に断面三角形状をした環状の凹溝２１ａを
有する。

本発明のシール部材ｌＯは、第１図に示すように。

円筒状のシール本体部１１を有する。該シール本体部１
１は、前記受口部２１内に、その内奥部を除いて嵌合さ
れている。

該シール本体部１１の受口部２１における開口部２１ｄ
側の端部には、環状の舌片１２が一体的に連設されてい
る。該舌片１２は、該シール本体部１１の端部から内奥
側の内方へ傾斜して、先細り状に突出しており、該舌片
１２の先端縁の内径り、は、該シール部材１０内へ挿入
される挿口部３１の外径１ｈ　（第２図参照）よりも若
干小さくなっている。従って、該挿口部３１がシール部
材ｌＯ内に挿入されると、該挿口部３１の外周面が舌片
１２の内周面に密着する。

シール本体部１１の舌片１２配設側端面は、軸心に対し
て略直交状態となっており、該端面における開口部の内
径は挿口部３１の外径に略等しくされている。

該シール本体部１１における舌片１２と対向する内周面
は、内実側になるに連れて徐々に縮径したテーバ状にな
っており、該舌片１２内に挿口部３１が挿入されて該舌
片１２内周面が挿口部３１外周面に密着した場合にも、
シール本体部１１の内周面は、該舌片１２外周面とは当
接せず、若干の間隙が形成される。

シール本体部１１の舌片１２が配設された端部外周面に
は、断面三角形状をした環状の突条１３が設けられてい
る。該突条１３は、シール部材１０が受口部２１内に装
着された際に、該受口部２１の環状凹溝２１ａ内に嵌合
され、シール部材１０全体が該受口部２１から脱落する
ことを防止する。

さらに、シール本体部１１の中央部外周面には。

環状の圧接片１４が設けられている。該圧接片１４は。

シール本体部１１の舌片１２が配設された端部とは反対
側の端部側外方、すなわちシール部材１０が受口部２１
に装着された際の該受口部２１内奥側の外方へ傾斜して
突出するように、シール本体部１１の外周側部分を切り
起こすことにより形成されている。

該圧接片１４先端縁の外径は、受口部２１の内径よりも
若干大きくなっている。

このような構成の本発明のシール部材１０は、接続管２
０における受口部２１内に装着されると、シール本体部
１１の外周面に設けられた環状の突条１３が受口部２１
内周面に設けられた環状の凹溝２１ａ内に嵌合される。

これにより、該シール部材１０は受口部２１から脱落す
ることが防止される。同時に、シール本体部１１の外周
面に設けられた圧接片１４は。

受口部２１内周面に圧接されて、その外周面全面が受口
部２１内周面に密着する。

このような状態で、シール部材１０内に接続管３０の挿
口部３１が挿入される。挿口部３１は、シール本体部１
１の端部開口から舌片１２内へ挿入される。このとき舌
片１２は、先端から、順次、挿口部３１外周面に密着し
、該舌片１２全体が挿口部３１の挿入方向へ牽引される
。このとき、舌片１２は、シール本体部１１には当接せ
ず、若干の間隙が設けられているため、挿口部３１は１
円滑に舌片１２内へ挿入される。

そして、挿口部３１が舌片１２を貫通すると、第２図に
示すように舌片１２内周面全面が挿口部３１外周面に密
着される。これにより、シール部材１０は、受口部２１
と該受口部２１に挿入された挿口部３１との間を確実に
シールする。このとき、シール本体部１１の舌片１２配
設側端部は、舌片１２にて牽引されるため、挿口部３１
外周面に強く当接され９両者は確実に液密状にシールさ
れる。その結果、その部分に水等が溜まるおそれもない
。

このように、接続管２０および３０が接合された状態で
、各接続管２０および３０内には水等の液体が通流され
る。このとき、シール部材１０と挿口部３１との間に水
が浸入すると、その水は、舌片１２とシール本体部１１
との間隙内に入り込み、該舌片１２は挿口部３１外周面
に押圧されるため、舌片１２と挿口部３１との間は確実
に液密にシールされ、その間隙から漏水するおそれがな
い。

同様に、受口部２１内周面とシール本体部１１外周面と
の間に水が浸入すると、該シール本体部１１外周面に設
けられた圧接片１４とシール本体部１１外周面との間に
水が入り込み、該圧接片１４は拡径して受口部２１内周
面に強く圧接される。これにより。

圧接片１４と受口部２１との間が確実にシールされ。

その間隙から漏水するおそれがない。

挿口部３１を有する接続管３０が、金属管内周面を合成
樹脂管にて被覆した複合管の場合には、その金属管の腐
蝕を防止するために、シール部材１ｏが配設された受口
部２１の内奥部に、第２図に二点鎖線で示す環状のパツ
キン５０が装着される。該パツキン５０は、ゴム等の弾
力性を有する材質にて構成され、該パツキン５０にて受
口部２１内に挿入された接続管３０の挿口部３１端面が
突き当てられる。これにより、該接続管３０を構成する
金属管の腐蝕が防止される。

（発明の効果） 本発明の管継手用シール部材は、このように。

挿口部が容易に挿入されると共に、挿入された挿口部と
の間を確実にシールすることができる。しかも受口部内
周面とシール本体部内周面との間も確実にシールされる
ため、漏水のおそれがない。

４、　゛　　の　　　な量゛Ｈ 第１図は本発明の管継手用シール部材の一例を示す縦断
面図、第２図は該シール部材を用いた管継手構造の縦断
面図である。

１０・・・シール部材、１１・・・シール本体部、１２
・・・舌片。

１４・・・圧接片、２１・・・受口部、３１・・・挿口
部。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、受口部内に配設され、該受口部内に挿入される挿口
   部と該受口部との間隙を液密にシールする管継手用シー
   ル部材であって、 弾性を有する円筒状のシール本体部と、 該シール本体部の受口部開口側端部に、該端部から内奥
   側内方へ突出するように配設されており、該受口部内へ
   挿入される挿口部外周面にその内周面が密着する環状の
   舌片と、 前記シール本体部の外周面に、受口部内奥側の外方へ傾
   斜して突出するように配設されており、受口部内への装
   着時にその外周面が受口部内周面に密着される環状の圧
   接片と、 を具備する管継手用シール部材。