JPH0126954Y2 - - Google Patents

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JPH0126954Y2
JPH0126954Y2 JP17864484U JP17864484U JPH0126954Y2 JP H0126954 Y2 JPH0126954 Y2 JP H0126954Y2 JP 17864484 U JP17864484 U JP 17864484U JP 17864484 U JP17864484 U JP 17864484U JP H0126954 Y2 JPH0126954 Y2 JP H0126954Y2
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pipe
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rod
guide ring
hanging rod
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JP17864484U
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (関連産業分野) この考案は端部にねじを有するパイプ接続用の
管継手に関するものである。
(従来技術) パイプを接続する管継手には、たとえば求心方
向に向けて設けた3枚の板ばね爪状のチヤツクを
パイプの外周面に食い込ませる構造のものが多く
使われている。このチヤツクを操作するためにレ
バーやカムを用いているが、構造が複雑となつて
コスト高になることが避けられない。その上、チ
ヤツクは脱着の頻度が多くなると欠損事故を発生
して、そのときにはもはやチヤツク効果が期持で
きなくなるという欠点を有していた。
本出願人はこの種板ばね爪チヤツク方式の欠点
を解消することを目的として新しい管継手を実願
昭53−82837号を以て開示した。第9図は本出願
人が先に開示した上記管継手を示したものである
が、これは従来の板ばね状の爪チヤツクに代え
て、中央部の断面形状が三角形をなし、その両端
部の断面形状を上記三角形の一辺と面一の面と、
上記中央部の三角形断面の外接円弧とからなるよ
うにした掛止棒aを採用して、この掛止棒aをパ
イプbの軸心に対して直交させて対称に2本配設
し、パイプ外周面に斜めに移動可能に支持するこ
とによつて同面に中央部の鋭角部を食い込ませる
ようにしたことを特徴とするものである。
これによれば、剛体である掛止棒はパイプ表面
に点接触にきわめて近い線接触状態でくい込み、
パイプとの間の滑りを防止して、きわめて強力に
パイプ表面を捉えることができ、使用中にパイプ
が抜けることがないものである。
ところが、この継手はねじ付パイプの接続用管
継手としては不適である。何となればねじは一定
ピツチのらせんであつて対称ではないから、パイ
プの軸心に対称に配設した2本の掛止棒がねじに
うまく係合しないからである。
(考案の解決しようとする課題) 2本の掛止棒を用いる型式の上記管継手を改良
し、被接続管であるパイプの端部に形成されてい
るねじと夫々の掛止棒との係合がしつかりと行わ
れ、しかも相手ねじ山を損傷することがなく、し
かも接続の操作が容易な管継手を提供することに
ある。
(課題の解決手段) 軸心部にパイプ挿入用の開孔を持つ管継手本体
の端部に被接続パイプの端部に設けたねじピツチ
Pの約1/2だけ軸心方向にずらした非対称位置に、
本体の端部に向つてハの字形に傾斜対向する案内
溝を内外周方向に貫通させて設け、中央部の断面
形状を正方形とし、両端部の断面形状を円形とし
た掛止棒を、中央部の正方形面部を上記案内溝に
溝壁面に沿わせて摺動可能に収容し、更に本体の
外周には、上記掛止棒を加圧する掛止棒ガイドリ
ングを本体の外周面上に軸心方向に摺動可能に、
かつ、本体の外周面上に嵌挿した圧縮スプリング
を弾発させて取付けたことを課題の解決手段とす
る。
(実施例) 第1図ないし第8図を参照して実施例について
説明する。
1は管継手の本体で、中心部に流体の流通孔2
を有している。3は流通孔2と同心のパイプ挿入
用開孔で、該開孔に端部にねじ4aを有するパイ
プ4の当該ねじ部が嵌入される。5は開孔3と流
通孔2との間に設けた溝に嵌挿したシールリング
で、パイプ4のねじ4aを嵌入したとき、ねじの
先端4bが該シールリング5に圧接し、パイプ4
の端面4bをシールする。
6は本体1の上記開孔3形成部の外周に設けた
小径部である。7は本体1に軸心方向に摺動自在
に嵌合したスリーブで、一端は本体1の大径部1
aの外周面に沿つて摺動し、他端の内向フランジ
部7aは小径部6の外周面に沿つて摺動するもの
で、後述する圧縮スプリング10とガイドリング
11を被つている。8は本体1の小径部6の端部
外周に設けた溝に嵌入したストツプリングで、こ
れによりスリーブ7の脱落を防止している。
10は本体1の小径部6の外周面上に嵌合した
圧縮スプリングで、同じく本体1の小径部6の外
周面上に嵌めたガイドリング11を第1図、第2
図の右方向に弾発押圧している。
12は本体1の小径部6の中央部附近に軸心線
に対して非対称位置に、即ち第2図において、ハ
の字形に軸心線に対し45゜傾斜させて設けた案内
溝で、本体1の内外周方向に貫通している。なお
非対称の位置とは、ハの字形に対向させて設けた
案内溝12,12が、第2図の如くパイプ4の端
部に設けたねじのピツチPに合せて、同ピツチの
約1/2だけ軸方向にずれているということである。
また案内溝12の幅は下記掛止棒13の中央部正
方形部の1辺の長さおよび同正方形に内接する円
の直径dと略等しくなつている。
掛止棒13は上記案内溝12内において溝方向
に摺動するもので、その中央部13aの断面形状
は正方形をなし、その両端部13bは上記正方形
に内接する円を断面形状とする円形で、正方形断
面の中央部13aの2面部が案内溝12と係合し
ている(第3図)。
また、ガイドリング11は第4図と第5図に示
す如く、その中心孔14は本体1の小径部6の外
径よりやゝ大径であるが、同リングの外径はスリ
ーブ7の内径より小径で、本体1の小径部に嵌合
したガイドリング11は軸心線に対して幾分傾斜
した(第2図点線参照)状態で軸方向に移動可能
に嵌合されている。ガイドリング11はその両側
に左右対称かつ平行に突出させて掛止棒13の拘
束部15を有している。拘束部15には対向する
平行な内側壁面16が設けられ、これによつて掛
止棒13の中央部正方形断面部の両側面を承けて
同棒の横ずれ防止面を構成している。17はガイ
ドリング11の一方の拘束部15の中央部に軸心
方向に向けて形成した溝で、本体1の外周面に圧
入したボール9の半球部と係合し、これによりガ
イドリング11の回転を防止している。
(作用) 小径段部6に形成した案内溝12,12内に収
容した掛止棒13はその正方形断面の中央部13
aが案内溝12に沿つて動き、圧縮スプリング1
0の弾発力がガイドリング11に作用すると、ガ
イドリングの押圧力を受けて、正方形中央部の稜
線部が本体1のパイプ挿入用開孔3に向けて突出
し、円形断面の両端部13bが案内溝12の底部
でその最大突出量を規制する。また、小径部6の
外周面に突設したボール9とガイドリング11に
設けた溝17とが係合しているので、ガイドリン
グ11は円周方向に回転することがなく掛止棒1
3との相対位置を一定に保つている。
パイプ4の先端ねじ4aを接続するに当つて先
ず、スリーブ7を圧縮スプリング10の弾発力に
抗して第2図矢印M方向に操作する。スリーブ7
を上記のように操作すると、ガイドリング11が
掛止棒13の端部から離れるため、掛止棒13は
自由状態になる。
パイプ4の先端ねじ4aを開孔3内に挿入する
と、管4の先端4bがシールリング5に突き当つ
たときに、その動きが止まるので、そこでスリー
ブ7を持つ力を緩めるとガイドリング11は圧縮
スプリング10の弾発力で復動して、掛止棒13
をパイプ4の先端ねじ4aに向けて前進させ、ね
じ4aの表面を加圧する。次いで、更にパイプ4
を押し込むと、ねじの谷に掛止棒13の中央部正
方形の稜線部が係合する。この場合一対の案内溝
12,12はパイプ4のねじピツチの1/2だけず
らしてあるので、掛止棒13の中央部正方形の稜
線部がどちらの側もねじの谷と丁度係合するよう
になる。なお、更にパイプ4を押し込むのは萬一
掛止棒13の稜線部がねじ4aに係合してない場
合を想定しての説明であつて、当初から係合状態
に到達していれば、パイプ4を更に押し込む必要
はない。
次に、上記のようにして接続したパイプ4を引
き抜くには、スリーブ7を圧縮スプリング10の
弾発力に抗して第2図矢印M方向に引く。
このとき、ガイドリング11はスリーブ7に押
圧されて、同方向に動き、1対の掛止棒13,1
3はガイドリング11の押圧力を受けなくなるか
ら、パイプ4を第2図N方向に引けばパイプ4は
パイプ挿入用開孔3から簡単に引抜くことができ
る。
(考案の効果) 被接続管の先端ねじ部の谷に掛止棒の稜線部を
係合させて結合するようにし、しかも、掛止棒を
案内する案内溝を被接続管に設けたねじピツチの
1/2程軸方向にずらして設け、かつ、掛止棒の固
定は圧縮スプリングで付勢されたガイドリングに
よつて行うようにしたので、ねじ付パイプを接続
する際に、当該ねじによつて不完全接続状態にな
ることはなく、パイプと管継手の結合は完全とな
る。しかも、被接続管の掛止は迅速、且つ確実で
あり、この掛止棒が従来の板ばね状爪チヤツクの
ように切損などする憂いがない。また、本考案は
掛止部材の可撓性を利用してパイプをチヤツクす
るものではなく、掛止棒は剛体であつて、しか
も、摩擦力で回転することがないから、パイプの
接続を繰り返しても掛止棒を摩耗させることも、
パイプのねじ4aを摩耗させることもなく、被接
続管端のねじの谷部に点接触にきわめて近い線接
触状態で係合し、終始きわめて強力にねじと係合
する。従つて使用中、パイプが抜けることがな
い。
また、掛止棒はその主要部たる中央部の断面形
状が正方形であるから、萬一、一部の稜線部が摩
耗するようなことがあつても残る3稜線部を同様
に使用することができるので、管継手の耐用年数
を著しく延長することができる。更には、当該中
央部の4面を各面一様に案内溝に沿つてスムーズ
に摺動させることができるので、パイプの取付・
取り外しを終始容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし、第6図は本考案の一実施例を示
したもので、第1図は本考案に係る管継手とパイ
プとを分離して示した4半部縦断側面図。第2図
はパイプを接続したときの第1図の矢視部拡大
図。第3図は掛止棒の斜視図。第4図はガイドリ
ングの平面図。第5図は正面図。第6図は管継手
本体の小径部に形成した案内溝の平面図。第7図
は同じく側面図。第8図は掛止棒をガイドリング
に挿入した状態を示すスリーブを取り外して示し
た正面図。第9図は公知のパイプチヤツク機構を
示す縦断側面図。 図において、1……管継手本体、3……パイプ
挿入用開孔、4……パイプ、4a……パイプの先
端ねじ、4b……パイプの先端面、5……シール
リング、6……小径部、7……スリーブ、10…
…圧縮スプリング、11……ガイドリング、12
……案内溝、13……掛止棒、13a……掛止棒
の中央正方形部、13b……掛止棒の端部円形
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心部にパイプ挿入用の開孔3を持つ管継手本
    体1の端部に被接続パイプ4の端部に設けたねじ
    ピツチPの約1/2だけ軸心方向にずらした非対称
    位置に、本体1の端部に向つてハの字形に傾斜対
    向する案内溝12,12を内外周方向に貫通させ
    て設け、中央部の断面形状を正方形とし、両端部
    の断面形状を円形とした掛止棒13を中央部の正
    方形断面部を上記案内溝12に溝壁面に沿わせて
    摺動可能に収容し、更に本体1の外周には、上記
    掛止棒13を加圧するガイドリング11を本体1
    の外周面上に軸心方向に摺動可能に、かつ、本体
    1の外周面上に嵌挿した圧縮スプリング10を弾
    発させて取付けたことを特徴とする管継手。
JP17864484U 1984-11-27 1984-11-27 Expired JPH0126954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17864484U JPH0126954Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17864484U JPH0126954Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6193691U JPS6193691U (ja) 1986-06-17
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JP17864484U Expired JPH0126954Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

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JP2012021591A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Nagahori Industry Co Ltd 流体継手

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JPS6193691U (ja) 1986-06-17

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