JPH01269534A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH01269534A
JPH01269534A JP9919288A JP9919288A JPH01269534A JP H01269534 A JPH01269534 A JP H01269534A JP 9919288 A JP9919288 A JP 9919288A JP 9919288 A JP9919288 A JP 9919288A JP H01269534 A JPH01269534 A JP H01269534A
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JP
Japan
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sheet
film
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thermoplastic resin
barrier film
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JP9919288A
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English (en)
Inventor
Tadao Nagase
長瀬 匡夫
Masaki Mizushima
水島 正毅
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、積層体に関し、さらに詳述するならば、太
陽光線のうち近紫外線等を遮断し、多目的用途に使用可
能な積層体に関する。
〈従来技術及び発明が解決しようとする課題〉地上に到
達する太陽光線のうち特定波長域のもの(例えば、波長
が約250〜400nsの近紫外線等)は、人体のみな
らず動植物あるいはプラスチックス製品等地上に存在す
る様々のものに、例えば細胞破壊、繊維の劣化等の悪影
響を与えることが近時諸般の研究により明らかになって
きている。
そして、これら近紫外線等の特定域波長のものの人体等
に与える悪影響を防ぐため、 (a)  ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル
系等の有機系紫外線吸収剤を含有させたポリスチレン、
ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂組成物を溶液流延法に
よってフィルム状に形成し、このフィルムにて近紫外線
を吸収し、近紫外線の人体等に与える悪影響を防ぐよう
にしたもの(特開昭81−87428号公報)、 (b)  ポリスチレン等の熱可塑性樹脂の基材フィル
ムの片面に、微粒子状酸化鉄に微粒子状の酸化チタン等
を混在させ調整した印刷インキを、グラビア印刷し、さ
らに被覆フィルムをこのグラビア印刷層の上面に積層し
、この積層フィルムにて、近紫外線の人体等に与える悪
影響を防ぐようにしたもの(特開昭61−37428号
公報)、等の積層フィルムが発明されている。
しかしながら、前者の積層フィルムは、有機系の紫外線
吸収剤を含有させた樹脂組成物を溶液流延法によってフ
ィルム状にして形成するものゆえ、製造時に加熱による
紫外線吸収剤の揮散や劣化が避けられない。溶剤の選択
等フィルムの製造条件および加工方法等が大幅に限定さ
れる。および紫外線吸収性が短時間に低下する等の弊害
を有していた。
また、後者の微粒子状酸化鉄に微粒子状の酸化チタン等
を混在させ調整した印刷インキを、基材の片面にグラビ
ア印刷したものにあっては、印刷層が他物との接触によ
り剥れ、近紫外線の遮断作用を果さなくなる虞れがある
ため、印刷面上にさらにポリプロピレンフィルム等の印
刷面被覆保護フィルムを積層する必要があり、面倒な製
造手間を要する等の弊害があった。
この発明は、これら従来の近紫外線等の人体等に有害な
太陽光線の遮断用積層フィルムの弊害に鑑み発明したも
のであって、太陽光線のうち人体等に有害で不必要な特
定波長域の光線を選択的に遮断するとともに、しかもコ
スト安価な積層体を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するためのこの発明の積層体の構成は、
熱可塑性樹脂から形成されてなる基材フィルムまたはシ
ートの片面に、近紫外線等の遮断用顔料成分を混在させ
た熱可塑性樹脂から形成されてなる紫外線等の遮断フィ
ルムまたはシートを、少なくとも積層してなる点に存す
る。
く作用〉 この発明の積層体は、熱可塑性樹脂から形成されてなる
基材フィルムまたはシートの片面に、近紫外線等の遮断
用顔料成分を混在させた熱可塑性樹脂から形成されてな
る紫外線等の遮断フィルムまたはシートを、少なくとも
積層してなるものゆえ、太陽光線のうちの特に人体ある
いは動植物等に有害で不必要な近紫外線等の特定波長域
の光線を選択して有効にカットできる。
〈実施例〉 以下に、この発明の実施例について図を参照しながら詳
述する。
第1図は、この発明の1実施例としての積層体の一部切
欠斜視図を示すものであり、第2図は第1図に示す積層
体の■−■線断面図を示す。
第1図に示す積層体(1)は、その■−■線断面図から
明らかなように、ポリ塩化ビニルフィルムまたはシート
からなる基材フィルムまたはシート0と、ポリ塩化ビニ
ルに超微粒子状酸化鉄を主成分とし、これに可塑剤等の
配合添加物を混合した近紫外線等の遮断用顔料成分を、
例えば0.2〜1Ovt%の配合割合で混練りにより均
質に混在させてなる紫外線等の遮断フィルムまたはシー
ト(3)との積層にて形成されている。
なお、基材フィルムまたはシート■と紫外線等の遮断フ
ィルムまたはシートG)との積層にあたっては、熱融着
ラミネート、接着剤による積層等いずれの手段によって
もよい。
また、基材フィルムまたはシート■としては、上記ポリ
塩化ビニルフィルムまたはシートのほか、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレ
ート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカ
ーボネート、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体やこれらのラミ
ネートにて形成されてなる熱可塑性樹脂フィルムまたは
シートが使用可能である。
近紫外線等の遮断用顔料成分を混在させる熱可塑性樹脂
としては、上記ポリ塩化ビニルのほか、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
コール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート、ポリアミドおよびセルローズ系樹脂から選’+す
れた一種又は、二種以上の熱可塑性樹脂が使用可能であ
る。
さらに、上記熱可塑性樹脂に混在させる近紫外線等の遮
断用顔料成分としては、上記超微粒子状酸化鉄を主成分
とするもののほか、天然鉱物をそのまままたは加工、粉
砕した天然無機紫外線遮断顔料、金属化合物を化学的に
つくった人造無機紫外線遮断顔料、あるいは水に可溶性
の染料を金属塩類などの沈澱剤で不溶性にしたレーキ顔
料、水に不溶性の染料の形の顔料等の有機紫外線遮断顔
料、その他天然の動植物から抽出してつくった天然有機
紫外線遮断顔料、あるいはこれらの複数からなるもの等
が使用可能である。
次に、第3図および第4図は、この発明の他の実施例を
示す積層体の一部切欠斜視図、IV−IV線断面図をそ
れぞれ示している。第3図に示す積層体(1′)は、I
V−IV線断面図から明らかなように基材フィルムまた
はシート0と、紫外線等の遮断フィルムまたはシート(
3)との間に、さらに真空蒸着法等の従来公知の蒸着法
による金属蒸着層(4)を介在させたものである。
この基材フィルムまたはシート■と、紫外線等の遮断フ
ィルムまたはシート(3)との間に金属蒸着層(4)を
介在させたものにあっては、地上に到達する光線のうち
で、近紫外線と同様に人体等に好ましからざる影響を与
える場合がある近赤外線および遠赤外線をも有効にカッ
トでき、好適なものとなる。
なお、上記片面に紫外線等の遮断フィルムまたはシート
(3)を積層した積層体(1)(1’)にあっては、さ
らに他面に接着剤層を介して剥離紙を貼着しておき、使
用時にこの剥離紙を剥して使用するようにして実施して
もよく、その他この発明の要旨を変更しない範囲で種々
の設計変更を施すことができる。
次に、第5図〜第8図は上記積層体(1)(1’)の具
体的使用の数例を示すものであり、先ず、第5図は、積
層体(1)(1’)を食品包装フィルム6)として用い
、トレー容器(50)内に載置した牛肉等の油性食品(
P)をトレー容器(50)ごと、食品包装フィルム(5
)でラップした場合を示しており、油性食品(P)を直
射日光にそのまま暴露したものが僅か60時間で過酸化
価が20倍となったのに対し、フィルム(5)でラップ
したものにあっては、過酸化価を長時間にわたって低く
抑えることができた。
また、特に食品包装フィルム(5)として積層体(1′
)を用いた場合には、金属蒸着層(4)にて近赤外線お
よび遠赤外線をも遮断され、包装内の油性食品(P)の
温度上昇をも抑制でき、上記近紫外線等の遮断と相俟っ
て、食品の老化、劣化、変色、味の低下を防止でき、長
期間の保存が可能となる等優れた効果を発揮できるもの
となる。
第6図は、積層体(1)(1’)を−枚ものの巻き上げ
タイプのロールブラインド(60)の本体シート(6)
として用いた場合を示しており、朝日や西日の射し込む
部屋の窓や扉に取り付けることにより、部屋内への近紫
外線等の侵入を遮断できるものとなり、畳や家具の劣化
、変色を防げるほか、ブラインド本体シート(6)とし
て特に積層体(1′)を用いた場合には、熱の侵入を防
ぐことができ、酷暑期等における冷房等の経費を節約で
きる至便なものとなる。
なお、図面中(61)は巻取り装置付きの収納管を、(
62)は下げ紐を示している。
第7図は、積層体(1)(1’)を農業用フィルムまた
はシートのとして用いた場合を示しており、農作物栽培
用の施設園芸ハウスやトンネルを被覆する資材として上
記積層体(1)(1’)を用いた場合には、従来の近紫
外線透過ハウス内でトマト等を栽培した場合に比べ、約
20〜40%の光合成促進効果が得られ、生育の促進、
収穫の早期化1品質の向上および収穫量の増大を図れた
。またトマトの裂果等の老化の防止効果、ニンジンにお
ける蒸葉枯病、ネギにおける黒斑病、あるいはトマトに
おける輪紋病等の病害発生抑制効果およびアブラムシ等
の害虫忌避効果についても従来のものに比べはるかに優
れたフィルムまたはシートとなることが判明した。
なお、アブラムシ等の害虫忌避効果については、上記積
層体(1)(1’)からなる農業用フィルムまたはシー
ト(′7)が近紫外線のみならず、特定波長域の可視光
線までをもカットするためハウス内の可視光線が極度に
不足し、色調の変化および方向感覚の喪失のため自由に
活動することができなくなり、わずかにハウスの窓から
さし込んでくる太陽光線を頼りにハウス外に逃げようと
するためと思われる。
また、この農業用フィルムまたはシート(7)を鯛や鰻
の養殖ハウスの天幕として用いた場合には、従来のポリ
エチレンフィルムまたはシート等にて形成したものに比
べ、鯛にあっては、肌色がより鮮やかな赤色となり、ま
た鰻の場合には、餌の摂取量等が多くなり、生育を早め
得ることができ好適なものであった。
さらに、第8図は、積層体(1)(1’)を自動車(8
0)の被覆カバー(8)として用いた場合を示しており
、塗料の劣化、変色を長期にわたって、防げるほか、カ
バーS)を特に金属蒸着層(4)を有する積層体く1′
)にて形成した場合には、上記ブラインド(80)の場
合と同様熱の侵入を防ぐことができ、酷暑期等における
車内の温度が上昇するのを防ぐことができた。なお、図
面中(81)はカバー8)の固定具を、(82)は空間
保持具を示している。
その他屋根の波板、窓ガラスの被覆フィルムまたはシー
ト、医薬品、化粧品等あらゆるものの包装用フィルムま
たはシート等種々の用途に使用可能なほか、近紫外線に
より劣化(黄変化、脆弱化。
失透現象等)を生じるとされている容器等の各種プラス
チックス製品に、この積層体(1)(1’)を積層する
ことにより、これら弊害を防げるものとなる。
〈発明の効果〉 上記構成からなるこの発明によれば、熱可塑性樹脂から
形成されてなる基材フィルムまたはシートの片面に、近
紫外線等の遮断用顔料成分を混在させた熱可塑性樹脂か
ら形成されてなる紫外線等の遮断フィルムまたはシート
を、積層してなるものゆえ、太陽光線のうち人体あるい
は動植物等に有害であり不必要な近紫外線等を有効にカ
ットでき好適なものとなる。
また、紫外線等の遮断フィルムまたはシートは、ポリ塩
化ビニル等の熱可塑性樹脂に近紫外線等の遮断用顔料成
分を、例えば混練り等の方法により混在させてなるもの
ゆえ、近紫外線等の遮断用印刷インキをグラビア印刷等
した従来のものの如く印刷層が他物と接触して剥れ近紫
外線等の遮断作用を果さな(なる等の虞れはなく、製造
容易で、コスト安価なものとなる。
さらに、有機系の紫外線吸収剤を含有させた樹脂組成物
を溶液流延法によってフィルム状にして形成した従来の
ものの如く、フィルムの製造条件および加工方法等が限
定されることな(、紫外線等の遮断性が短時間に低下す
る等の虞れもないものとなる。
また基材フィルムまたはシートと、紫外線等の遮断フィ
ルムまたはシートとの間に金属蒸着層を介在させた場合
には、近赤外線および遠赤外線をもカットすることがで
きる等従来にない種々の効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例を示すものであり、積層体
の一部切欠斜視図、第2図は前回■−■線断面図、第3
図は積層体の変更例を示す一部切欠斜視図、第4図は前
回IV−IV線断面図であり、さらに第5図〜第7図は
使用例を示す斜視図、第8図は使用例を示す概略断面図
である。 (1)(L’)・・・・・・積層体、 ■・・・・・・基材フィルムまたはシート、(3)・・
・・・・紫外線等の遮断フィルムまたはシート、(4)
・・・・・・金属蒸着層 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、熱可塑性樹脂から形成されてなる基材フィルムまた
    はシートの片面に、近紫外線等の遮断用顔料成分を混在
    させた熱可塑性樹脂から形成されてなる紫外線等の遮断
    フィルムまたはシートを、少なくとも積層してなること
    を特徴とする積層体。
JP9919288A 1988-04-21 1988-04-21 積層体 Pending JPH01269534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9919288A JPH01269534A (ja) 1988-04-21 1988-04-21 積層体

Applications Claiming Priority (1)

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JP9919288A JPH01269534A (ja) 1988-04-21 1988-04-21 積層体

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Publication Number Publication Date
JPH01269534A true JPH01269534A (ja) 1989-10-27

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ID=14240786

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9919288A Pending JPH01269534A (ja) 1988-04-21 1988-04-21 積層体

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JP (1) JPH01269534A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042228A1 (en) * 1997-03-26 1998-10-01 Linda Carol Gordon Sun shield
FR2945307A1 (fr) * 2009-05-06 2010-11-12 Monique Desbois Protection contre le rayonnement solaire

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042228A1 (en) * 1997-03-26 1998-10-01 Linda Carol Gordon Sun shield
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