JPH01268964A - 内装用アスベストの除去方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、保温、耐火等の目的より主として天井面又は
室の壁その他の部分に内装用として用いられているアス
ベストの剥離方法及びその装置に間するものである。

「従来の技術」 前述の如く、内装用として設けられたアスベストは、そ
の微粉末を人間が吸い込むことにより、健康上に種々の
弊害−船釣には癌による疾病、呼吸器の障害等があると
されていることから、その撤去がなされつつある。

この場合、従来の一般的な方法は、剥離しようとする室
をビニールシート等をもって完全密閉し、外部と完全に
遮断する。その後防塵服を着用した作業者が、アスベス
トが設けられている天井に水を吹き付け、このアスベス
トを湿らせる。その後ヘラ等の手動工具を介して剥離し
、この場合大きな物は床面に落ち、その微粒子は粉塵と
なって室に浮遊する。そこで先ず床面に落ちた物は、タ
ンクに集め水を散水して湿潤させ、その後外部に搬出し
てトラック等により運搬し壇立地等に埋設する。

また浮遊する粉塵は、フィルターを介して清浄化された
空気のみが、外部に排気されるように構成されている。

「発明が解決しようとする問題点」 確かに従来の密閉式剥離方法は、室が完全密閉されてい
ることから、アスベストの剥離によるアスベスト残滓又
はその粉ＩＩＩ（以下両者を総称する場合は、原則とし
てアスベスト残滓等とする。）は、作業現場のみで発生
するものであり、アスベスト残滓等が外部に飛散するこ
とは少ないものと考えられる。

しかしながら、この密閉式剥離方法では、種々の問題点
が考えられる処である。即ち、外部にアスベストの粉塵
が飛散しないものの、その粉塵の内一部は、フィルター
装置で捕捉されずそのまま外部に飛散する虞があり、問
題があること。また作業現場で浮遊する粉塵に作業者が
さらされることから、少なからず吸い込む危険性があり
、健康上で好ましくないこと、また室を養生するに際し
て、ビニールシートを垂設する作業が必要となるもので
あり、手間と時間を要することから、作業性とか、作業
の合理化等の面において問題かある。

「問題点を解決するための手段」 上記に鑑み、本発明は、アスベストを剥離すると同時に
、その剥離部に隣接する未剥離部を押えロールで押えつ
つ、剥離されたアスベストを吸引筒を介して瞬時にバキ
ュームホースに吸引することを特徴とする内装用アスベ
ストの除去方法及び装置であり、その要旨は、超強力吸
引作業車等の超強力吸引装置より分岐タンクを介して延
設された多数本のバキュームホースの先端には、硬質材
料でなる半截円筒状の吸引筒及びこの吸引筒に設けた剥
離用カッター、押えロール並びに集塵ガイド部材とでな
る剥離装置を設け、この剥離装置を構成する剥離用カッ
ターで内装されたアスベストを剥離しつつ、前記超強力
吸引力を利用して瞬時にバキュームホース内に吸引した
後、バキュームホースの適所で散水した水を、バキュー
ムホースの超強力吸引力を利用してトヒしつつ、吸引さ
れたアスベスト残滓に混入し、このアスベスト残滓を泥
状化して、前記超強力吸引装置に収納することを特徴と
する構成である。

「作用」 次に本発明の詳細な説明すると、作業者は作業服と防塵
マスクを装着する。尚安全のために防塵服を着用するこ
とがよい、そうして剥Ｍ装置を構成する吸引筒を把持す
るとともに、超強力吸引装置を作動することにより、吸
引筒には強い吸引力が付与される。そこで剥離しようと
する室の天井面、室の壁その他の部分（以下代表例とし
て、天井面について説明する。）に、剥離装置を構成す
る剥離用カッターを当接し、その吸引筒の前進移行を介
して剥離用カッターを前進して行くと、その剥離用カッ
ターが通過した部位のアスベストが剥離されるとともに
、この剥離されたアスベスト残滓等は、吸引筒に付与さ
れた超強力吸引力（超強力真空度十超強力風量）により
瞬時吸引され、しかも前記アスベスト残滓等はほぼ完全
に吸引される。その後アスベスト残滓等は、バキューム
ホースに吸い込まれていき、分岐タンク及びバキューム
ホースを介して超強力吸引装置に吸い込まれていくので
あるが、この場合バキュームホースの適所に散水口が設
けられていることから、これより散水される水がバキュ
ームホースの超強力吸引力を利用して霧化され、吸引さ
れたアスベスト残滓等に混入し、このアスベスト残滓等
を泥状化して、前記超強力吸引ｌＩ置に収納することに
より、この超強力吸引装置のタンクの下部に蓄積され、
外部への排出は、はぼ完全になくすことができる。

又前記の剥離過程で、吸引筒の両側には、押えロールが
それぞれ設けられていることがら、剥離用カッターで剥
離されたアスベストの剥離部に隣接するその未剥離部を
押えていくので、未剥離部が捲り上がること、及び振動
等で落ちることがないこと、並びに剥離時のアスベスト
の飛散防止と、その切断部分より発生するであろうアス
ベスト粉塵も少なくすることができる。また超強力吸引
力（超強力真空度）の能力の向上が期待できる。

尚超強力吸引装置に吸い込まれた空気は、フィルター装
ａ（図示せず）を介して清浄化された後、その排出口よ
り外部に排出される。

「実施例」 以下本発明の一実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。

先ずその装置について説明すると、　１は超強力吸引作
業車等よりなる超強力吸引装置で、この超強力吸引装置
１には排出口２が設けられているとともに、バキューム
ホース３が設けられている。そしてこのバキュームホー
ス３は分岐タンク４に接続されている。５はこのバキュ
ームホース３内に間口する散水口で、この散水口５はホ
ース６に接続されている。

したがって、ホース６を介して導入された水は、この散
水口５よりバキュームホース３内に到るが、この場合水
はバキューノ、ホース３の超強力吸引力により瞬時に霧
化され、吸引されたアスベスト残滓等に混入し、アスベ
スト残滓等が泥状化される。

図中７は前記分岐タンク４より延設したバキュームホー
スで、この例では四本となっているがこの本数に限定さ
れないものである。

そしてこのバキュームホース７の先端部には剥離装置ｔ
８が設けられている。この剥離装置８は次の部材により
構成されている。即ち硬質材料でなる半截円筒状の吸引
１９と、及びこの吸引筒９の一面に設け、かつ僅か突出
ように設けられた剥離用カッター１０と、吸引１１１９
の両側に僅かの間隔をおいて設けられた押えロール１１
並びに吸引筒９の他面に設け、かつ外方に傾斜する集塵
ガイド部材１２とで構成されている。

尚前記押えロール１１の架承は、吸引筒９に軸１４と、
この軸１４に揺動自在に設けられたリンク１５と、この
リンク１５の復帰を司どるばね１６とで構成されており
、通常は第１図のようにばね１６の作用により天井面に
当接し、天井面と壁面等との隅部に達したときは、壁面
等に押し圧され同図−点斜線の如く揺動する。したがっ
て、天井面に当接状態では、この剥離ｆＲ置８の剥離用
カッターｌＯを介してアスベストを剥離する際に、剥離
部に隣接する未剥離部を前記押えロール１】で押太るこ
とによって、未剥離部の剥離を防止することと、この吸
引１１１１９の超強力吸引力（Ｍｉ強力真空度）の能力
の向上が期待てきる。

一方前記揺動状態では、吸引ｗ９の上面（下面もあり）
に位置し、剥離用カッター１０は押えロール１１に邪魔
されることなく天井面等の隅部に達する。これにより、
確実にこの隅部もアスベストを剥離できるものである。

以上のようなアスベスト剥離装置を用いて、天井面のア
スベストを剥離する方法は、先ず作業者は作業服と防塵
マスクを装着するが、更に安全を朋すために、防塵服を
着用することがよい。そうして剥離Ｖ１置８を構成する
吸引筒９を把持するとともに、超強力吸引ＨａＩを作動
する（超強力吸引作業車とした場合は、その最大風量は
６０ｍ’／ｍｉｎとし、その静圧−７００ｍｍＨｇとす
る。）ことにより、吸引１１１１９には強い吸引力が付
与される。

そこで剥離しようとする室の天井面に、剥離部ａｔ８を
構成する剥離用カッター１０を当接し、その吸引筒９の
前進移行を介して剥離用カッター１０を前進して行くと
、その剥離用カッター１０が通過した部位のアスベスト
が剥離されるとともに、この剥離されたアスベスト残滓
等は、吸引１９に付与された超強力吸引力により瞬時吸
引され、　しかも前記アスベスト残滓等はほぼ完全に吸
引される。その後アスベスト残滓等は、複数本のバキュ
ームホース７に吸い込まれていき、分岐タンク４及びバ
キュームホース３を介して超強力吸引１８１１に吸い込
まれていくのであるが、この場合バキュームホース３の
適所に散水口５が設けられていることから、これより散
水される水がバキュームホース３の超強力吸引力を利用
して霧化され、吸引されたアスベスト残滓等に混入し、
このアスベスト残滓等を泥状化して、前記駆強力吸引装
置ｌに収納することにより、この超強力吸引力ａ１のタ
ンクに下部には泥状化されたアスベスト残滓が蓄積され
、アスベスト粉塵は超強力吸引装置１の複数個の除塵ス
クリーンを介して清澄化され、その清浄された空気が外
部への排出は、はぼ完全になくすことができる。

又前記の剥離過程で、吸引筒９の両側には、押えロール
１１がそれぞれ設けられていることから、剥離用カッタ
ー１０で剥離されたアスベストの剥離部に隣接するその
未剥離部を押えていくので、未剥離部が捲り上がること
、乃び揚動等で落ちることがないこと、並びに剥離時の
アスベストの飛散防止と、その切断部分より発生するで
あろうアスベスト粉塵も少なくすることができる。また
超強力吸引力の能力の向上が期待できる。

尚超強力吸引装置１に吸い込まれた空気は、複数個の除
塵スクリーンを備えたフィルター装置を迂回して清澄化
された後、その排出口２よりそのＩＩ浄された空気が外
部への排出され　る。

尚、以上のようにして泥状化されてアスベスト残滓は、
コンクリートで固形化されるが、例えばコンクリートミ
キサーにて、　コンクリートミックスされ、コンクリー
トブロックとして再利用することも考えられる。

「発明の効果」 本発明は以、Ｉ：、詳述したように、超強力吸引作業車
等の超強力吸引装置より分岐タンクを介して延設された
多数本のバキュームホースの先端に剥離用カッター、押
えロール並びに集塵ガイド部材等で構成される剥離装置
を設け、この剥離Ｈ置を構成ずろ剥離用カッターで内装
されたアスベストを剥離しつつ、面記超強力吸引力を利
用して瞬時にバキュームホース内に吸引した後、バキュ
ームホースの適所で散水した水を、バキュームホースの
超強力吸引力を利用して霧化しつつ、吸引されたアスベ
スト残滓に混入させ、このアスベスト残滓を泥状化して
、前記超強力吸引装置に収納する構成であるので、その
剥離部に隣接する未剥離部を押えロールで押えつつ、剥
離されたアスベストを吸引筒を介して瞬時にバキューム
ホースに吸引することができる効果がある。またその際
に、超強力吸引力により大きなアスベスト残滓の飛散を
ほぼ完全に近い状態で瞬時に吸引できること、微粒子も
同時に前述と同様に吸引できる卓効がある。また超強力
吸引装置内では、アスベスト残滓殊に微粒子が霧化され
た水との混合により泥状化され、外部汚染の心配はほと
んどない。更に揺動自在の押えロールを設けることによ
り、アスベストの剥離部に隣接するその未剥離部を押え
ていくので、未剥離部が捲り上がるこ、と、及び振動等
で落ちることがないこと、並びに剥離時のアスベストの
飛散防止と、その切断部分より発生するであろうアスベ
スト粉塵も少なくすることができる。また超強力吸引力
の能力の向上が期待てきる。

又原則として剥離対象の室を養生する必要も少なく、作
業の簡略化、スピード化並びにコストの軽減に大いに役
立つものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は剥
離装置の一部欠截の拡大側面図、第２図は第１図の正面
図、第３図は超強力吸引装置ｔ　ＣＭ１強力吸引作業車
以下同じ）とバキュームホース及び散水口との関係を示
す拡大側面図、第４［！！ｌは超強力吸引１＠ｒ１１と
バキュームホース及び分岐タンクとの関係を示す側面図
である。 ｌ：　超強力吸引装置 ２：　排出口 ３、７：　バキュームホース ４：　分岐タンク　　　５：　散水口 ６：　ホース　　　　　８：　剥離装置９：　吸引筒　
　　　　ｌＯ：　　剥離用カッター１１：　　押えロー
ル　　１２：　　集塵ガイド部材１４：　　軸　　　　
　　　１５：　　リンク１６：　　ばね ネＺ旧 一雫 ｍ　　　　　　　　　−ｇ ′？）　　　　　　　　　　　　　ユ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）超強力吸引作業車等の超強力吸引装置より分岐タ
   ンクを介して延設された多数本のバキュームホースの先
   端に剥離用カッターを設け、この剥離用カッターで内装
   されたアスベストを剥離しつつ、前記超強力吸引力を利
   用して瞬時にバキュームホース内に吸引した後、バキュ
   ームホースの適所で散水した水を、バキュームホースの
   超強力吸引力を利用して霧化しつつ、吸引されたアスベ
   スト残滓に混入し、このアスベスト残滓を泥状化して、
   前記超強力吸引装置に収納することを特徴とする内装用
   アスベストの除去方法。
2. （２）超強力吸引作業車等の超強力吸引装置と、この超
   強力吸引装置より延設された多数本のバキュームホース
   と、このバキュームホースの適所に設けた散水口と、前
   記バキュームホースの先端部には、硬質材料でなる半截
   円筒状の吸引筒及びこの吸引筒に設けた剥離用カッター
   、押えロール並びに集塵ガイド部材とでなる剥離装置が
   設けられており、この剥離装置の剥離用カッターを介し
   てアスベストを剥離するとともに、この剥離の際に剥離
   部に隣接する未剥離部を前記押えロールで押えつつ、剥
   離されたアスベストを前記吸引筒を介して瞬時に吸引す
   ることを特徴とする内装用アスベストの除去装置。