JPH01268846A - 熱間プレス工具用鋼 - Google Patents
熱間プレス工具用鋼Info
- Publication number
- JPH01268846A JPH01268846A JP63095436A JP9543688A JPH01268846A JP H01268846 A JPH01268846 A JP H01268846A JP 63095436 A JP63095436 A JP 63095436A JP 9543688 A JP9543688 A JP 9543688A JP H01268846 A JPH01268846 A JP H01268846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- equivalent
- composition
- thermal fatigue
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229910001315 Tool steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract 3
- 238000007731 hot pressing Methods 0.000 title abstract description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 22
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 22
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims abstract description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 9
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract description 8
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract description 8
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 abstract description 8
- 238000005242 forging Methods 0.000 abstract description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 2
- 229910000756 V alloy Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 7
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 7
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 3
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 3
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 3
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 3
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 3
- 238000009661 fatigue test Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 2
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 2
- 229910052684 Cerium Inorganic materials 0.000 description 1
- 208000025599 Heat Stress disease Diseases 0.000 description 1
- 101100365741 Mus musculus Shisa2 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100365738 Xenopus laevis shisa1 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 229910052746 lanthanum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/24—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with vanadium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/22—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with molybdenum or tungsten
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/34—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with more than 1.5% by weight of silicon
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Forging (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
連続鋳造法によって様々なサイズの鋼片を製造するため
に、鋼片のサイズに対応して連続鋳造用鋳型をそれぞれ
備えることは、その鋳型を交換することによる生産性の
低下という問題があるので、鋳型のサイズをいくつかに
集約できることが望まれていた。
に、鋼片のサイズに対応して連続鋳造用鋳型をそれぞれ
備えることは、その鋳型を交換することによる生産性の
低下という問題があるので、鋳型のサイズをいくつかに
集約できることが望まれていた。
このため連続鋳造後の熱間スラブに幅方向の挟圧を、加
圧工具(以下金敷という)を用いて金敷に対する熱間ス
ラブの相対的な送りごとに反復して加え、スラブの先端
から後端までを鋼片サイズに対応して幅殺しする連続幅
プレスが開発された。
圧工具(以下金敷という)を用いて金敷に対する熱間ス
ラブの相対的な送りごとに反復して加え、スラブの先端
から後端までを鋼片サイズに対応して幅殺しする連続幅
プレスが開発された。
この連続幅プレスに用いられる金敷は熱応力が加わるた
めに熱疲労による割れが生じがちで、金敷の交換による
生産性の低下を防止するために、耐熱疲労特性の高い金
敷が望まれる。
めに熱疲労による割れが生じがちで、金敷の交換による
生産性の低下を防止するために、耐熱疲労特性の高い金
敷が望まれる。
この発明は、熱間ブレス工具、例えば上述した金敷に有
利に適合する鋼を提案しようとするものである。
利に適合する鋼を提案しようとするものである。
(従来の技術)
プレス型、鍛造型などに用いられる熱間金型用鋼は、切
削工具用、耐衝撃工具用及び冷間合型用などとともにJ
IS G4404に規格があるほか、同用途の熱間工具
用鋼に関し、特公昭54−38570号公報に開示があ
る。
削工具用、耐衝撃工具用及び冷間合型用などとともにJ
IS G4404に規格があるほか、同用途の熱間工具
用鋼に関し、特公昭54−38570号公報に開示があ
る。
(発明が解決しようとする課題)
これらの鋼は、通常の熱間加工には十分な耐性を示すが
、連続幅プレス用の金敷としての適合性は不十分である
。
、連続幅プレス用の金敷としての適合性は不十分である
。
すなわち連続幅プレス用金敷は大型で、1200℃以上
の熱間スラブの幅殺しに連続的に使用されるため、熱間
圧延ロールに比べて金敷内部の奥深くまで高温になり、
冷却時に過大な熱応力が発生し:熱疲労による割れが生
じやすいところに問題を残していた。
の熱間スラブの幅殺しに連続的に使用されるため、熱間
圧延ロールに比べて金敷内部の奥深くまで高温になり、
冷却時に過大な熱応力が発生し:熱疲労による割れが生
じやすいところに問題を残していた。
そこでこの発明の目的は、連続幅プレスなどにおける厳
しい条件下で使用される熱間プレス工具に有利に適合す
る耐熱疲労特性の高い鋼を提供することにある。
しい条件下で使用される熱間プレス工具に有利に適合す
る耐熱疲労特性の高い鋼を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
この発明は、Cr−Mo−V鋼を基本成分とし、これら
にSiSMn、 Nを組み合わせた、例えば連続幅プレ
スに適合するマルテンサイト型熱間金型用鋼で:[r、
3iの含有で耐酸化性を向上して表面酸化スケールの
発生を少なくすること、及びS+、Mo、Vの含有で変
態点を上昇し、かつCr当量の上限を制限して高Cr鋼
に特有のδ−フェライトの出現を防止することにより耐
熱疲労特性を向上して熱疲労による金敷などの熱間ブレ
ス工具の割れを防止したものである。
にSiSMn、 Nを組み合わせた、例えば連続幅プレ
スに適合するマルテンサイト型熱間金型用鋼で:[r、
3iの含有で耐酸化性を向上して表面酸化スケールの
発生を少なくすること、及びS+、Mo、Vの含有で変
態点を上昇し、かつCr当量の上限を制限して高Cr鋼
に特有のδ−フェライトの出現を防止することにより耐
熱疲労特性を向上して熱疲労による金敷などの熱間ブレ
ス工具の割れを防止したものである。
またこの発明は、上述の成分に加えてAl、REMのう
ち1種又は2種を含有させて耐酸化性を向上し、耐熱疲
労特性をさらに向上させたものである。
ち1種又は2種を含有させて耐酸化性を向上し、耐熱疲
労特性をさらに向上させたものである。
すなわちこの発明は
C:0.05〜0.35wt%(以下単に%で示す)S
i : 0.80〜2.5%、 Mn : 0.10〜2.0%、 Cr : 7.0 〜13.0%、 Mo : 0.50〜3.0%、 V:0.10〜0.60%及び N : 0.005〜0,10% を含有し、かつ下記に示すCr当量が16以下と満足し
、残部は鉄及び不可避的不純物よりなる熱間プレス工具
用鋼(第1発明)である。
i : 0.80〜2.5%、 Mn : 0.10〜2.0%、 Cr : 7.0 〜13.0%、 Mo : 0.50〜3.0%、 V:0.10〜0.60%及び N : 0.005〜0,10% を含有し、かつ下記に示すCr当量が16以下と満足し
、残部は鉄及び不可避的不純物よりなる熱間プレス工具
用鋼(第1発明)である。
記
Cr当量=Cr+6Si +4Mo +11V−40C
−2Mn−30N(wt%) またこの発明は、 C: 0.05〜0.35%、 Si : 0.80〜2.5%、 Mn : 0.10〜2.0%、 Cr : 7.0 〜13.0%、 Mo : 0.50〜3.0%、 V:0.10〜0.60%、 N : 0.005〜0.10% を含み、さらに Al :0.005〜0.5 %、REM : 0
.005〜0.02% のうち1種又は2種を含有し、かつ下記に示すCr当量
が16以下を満足し、残部は鉄及び不可避的不純物より
なる熱間プレス工具用鋼(第2発明)である。
−2Mn−30N(wt%) またこの発明は、 C: 0.05〜0.35%、 Si : 0.80〜2.5%、 Mn : 0.10〜2.0%、 Cr : 7.0 〜13.0%、 Mo : 0.50〜3.0%、 V:0.10〜0.60%、 N : 0.005〜0.10% を含み、さらに Al :0.005〜0.5 %、REM : 0
.005〜0.02% のうち1種又は2種を含有し、かつ下記に示すCr当量
が16以下を満足し、残部は鉄及び不可避的不純物より
なる熱間プレス工具用鋼(第2発明)である。
記
Cr当fi=cr+6si +4Mo +11V+12
^1−1−40C−2−30N(wt%) この発明の対象とする金敷は、単純な熱応力だけでなく
、高温においてスラブとの接触面が機械的応力を受ける
。このため酸化層に部分的な割れが発生し、選択酸化お
よび熱疲労割れの起点となり耐熱疲労特性を劣化させる
。
^1−1−40C−2−30N(wt%) この発明の対象とする金敷は、単純な熱応力だけでなく
、高温においてスラブとの接触面が機械的応力を受ける
。このため酸化層に部分的な割れが発生し、選択酸化お
よび熱疲労割れの起点となり耐熱疲労特性を劣化させる
。
この問題を解決するため、種々の組成になる鋼を酸化雰
囲気中(大気中)にて試験温度750℃、歪振幅0.7
%の高温疲労試験を実施し、亀裂の発生進展を調べた。
囲気中(大気中)にて試験温度750℃、歪振幅0.7
%の高温疲労試験を実施し、亀裂の発生進展を調べた。
その結果について第1図に示す。
同図から明らかなように、Cr、 Siさらに加えて^
1.REMの含有が亀裂進展に対して有効であることが
わかった。
1.REMの含有が亀裂進展に対して有効であることが
わかった。
またこの発明の対象とする金敷は、熱疲労が問題となる
ため、応力集中源となるようなδ−フェライトの存在は
有害であり、かつδ−フェライトは、金敷の強度を増加
させるものの脆く、じん性が劣化するためにδ−フェラ
イトの生成を防止する必要がある。
ため、応力集中源となるようなδ−フェライトの存在は
有害であり、かつδ−フェライトは、金敷の強度を増加
させるものの脆く、じん性が劣化するためにδ−フェラ
イトの生成を防止する必要がある。
(作 用)
この発明に従う鋼の各化学成分範囲の限定理由について
述べる。
述べる。
C:0.05〜0.35%
Cは焼入性を向上し、焼入れ焼もどし硬さ及び高温硬さ
を維持するのに必要である。またCr5M。
を維持するのに必要である。またCr5M。
およびVと結合して炭化物を形成し、耐摩耗性、焼もど
し軟化抵抗を向上させる。さらにオーステナイト形成成
分としてδ−フェライトの出現防止に必要な成分である
が、多量に含有するとじん性を劣化させ、変態点の低下
を招くので上限を0.35%とし、一方少量では硬さ、
耐摩耗性が不足するとともにδ−フェライトの出現をも
たらすので下限を0.05%とした。
し軟化抵抗を向上させる。さらにオーステナイト形成成
分としてδ−フェライトの出現防止に必要な成分である
が、多量に含有するとじん性を劣化させ、変態点の低下
を招くので上限を0.35%とし、一方少量では硬さ、
耐摩耗性が不足するとともにδ−フェライトの出現をも
たらすので下限を0.05%とした。
Si : 0.80〜2.0%
Siは、耐酸化性の維持及び変態点の上昇のために含有
させるが、多量の含有はじん性の劣化を招くので2.0
%以下とし、逆に少量では効果がないので0.80%以
上とした。
させるが、多量の含有はじん性の劣化を招くので2.0
%以下とし、逆に少量では効果がないので0.80%以
上とした。
Mn : 0.10〜2.0%
Mnは焼入れ性の向上、δ−フェライトの生成防止のた
めに必要であるが、多すぎると変態点を低下させるので
上限を2.0%とし、一方少なすぎると効果がないので
0.10%以上とした。
めに必要であるが、多すぎると変態点を低下させるので
上限を2.0%とし、一方少なすぎると効果がないので
0.10%以上とした。
Cr ニア、 O〜13.0%
Crは、炭窒化物を形成して基地中に分散して耐摩耗性
を向上させる。また一部は固溶し焼入れ性を向上させて
焼入れ焼もどし硬さ、高温強さを向上させる。さらに耐
高温酸化特性の向上、変態点の上昇に有効な成分である
が、7.0%に満たないとその効果に乏しく、一方13
.0%を超えるとδ−フェライトが出現して耐熱疲労特
性が低下するため7.0〜13.0%の範囲とした。
を向上させる。また一部は固溶し焼入れ性を向上させて
焼入れ焼もどし硬さ、高温強さを向上させる。さらに耐
高温酸化特性の向上、変態点の上昇に有効な成分である
が、7.0%に満たないとその効果に乏しく、一方13
.0%を超えるとδ−フェライトが出現して耐熱疲労特
性が低下するため7.0〜13.0%の範囲とした。
Mo :0.50〜3.0%
Moは、基地に固溶して焼入れ性を向上させるとともに
Cと結合して硬い炭化物を形成し、基地中に分散析出し
て耐摩耗性を向上させる。また焼もどし軟化抵抗及び高
温強さを増加させ、変態点を上昇させる。しかし含有量
が3.0%を超えるとじん性が劣化し、一方0.5%に
満たないと十分な効果が得られないので0.5〜3.0
%の範囲とした。
Cと結合して硬い炭化物を形成し、基地中に分散析出し
て耐摩耗性を向上させる。また焼もどし軟化抵抗及び高
温強さを増加させ、変態点を上昇させる。しかし含有量
が3.0%を超えるとじん性が劣化し、一方0.5%に
満たないと十分な効果が得られないので0.5〜3.0
%の範囲とした。
V:0.10〜0.60%
■は、微細炭窒化物を析出させ焼もどし軟化抵抗、高温
強さを向上させ、また変態点を上昇させる。しかし多す
ぎると粗大な炭化物を形成してじん性を低下させ、一方
少なすぎると効果が得られないので0.10〜0.60
%の範囲に限定した。
強さを向上させ、また変態点を上昇させる。しかし多す
ぎると粗大な炭化物を形成してじん性を低下させ、一方
少なすぎると効果が得られないので0.10〜0.60
%の範囲に限定した。
N:0.005〜0.10%
Nは、高温強さの向上とδ−フェライト生成防止のため
に0.005%以上含有させるが、0.10%を超える
とじん性が著しく劣化するため上限を0.10%とした
。
に0.005%以上含有させるが、0.10%を超える
とじん性が著しく劣化するため上限を0.10%とした
。
第2発明ではAt : 0.005〜0.2% 、RB
M :0、005〜0.02%のうち1種又は2種を含
有させる。
M :0、005〜0.02%のうち1種又は2種を含
有させる。
A+は、結晶粒微細化効果によりじん性を向上させ、さ
らに耐酸化性を向上させる成分である。そのためには0
.005%以上の含有を必要とするが、0.20%を超
えると粗大なAlNを形成し易く、じん性を劣化させる
ために上限を0.20%とした。
らに耐酸化性を向上させる成分である。そのためには0
.005%以上の含有を必要とするが、0.20%を超
えると粗大なAlNを形成し易く、じん性を劣化させる
ために上限を0.20%とした。
La、 Ceを主とした希土類元素(REM )は、耐
酸化性を向上させる成分であり、そのためには0.00
5%以上の含有を必要とするが、0.02%を超えると
じん性が劣化するため上限を0.02%とした。
酸化性を向上させる成分であり、そのためには0.00
5%以上の含有を必要とするが、0.02%を超えると
じん性が劣化するため上限を0.02%とした。
第1発明、第2発明の成分系においては次に示すCr当
量を16以下にすることが必要である。
量を16以下にすることが必要である。
Cr当量=Cr+6Si +4Mo +11V+12A
l−40C−2Mn −30N (%) Cr当量は、δ−フェライトの生成をよく表現する。第
2図に組成を変えてCr当量を種々変化させ、Cr当量
がδ−フェライト量に及ぼす効果について調べた結果を
示す。同図から、Cr当量が16を超えるとδ−フェラ
イトは生成していて、δ−フェライトの生成はCr当量
を16以下とすることにより防止できることがわかる°
。従ってCr当量の上限を16とした。
l−40C−2Mn −30N (%) Cr当量は、δ−フェライトの生成をよく表現する。第
2図に組成を変えてCr当量を種々変化させ、Cr当量
がδ−フェライト量に及ぼす効果について調べた結果を
示す。同図から、Cr当量が16を超えるとδ−フェラ
イトは生成していて、δ−フェライトの生成はCr当量
を16以下とすることにより防止できることがわかる°
。従ってCr当量の上限を16とした。
なお、この発明にしたがう鋼は、転炉又は電気炉で溶製
し、次いで造塊又は連続鋳造により鋼塊又はスラブを製
造し、鍛造又は圧延後、焼ならし−焼もどし一焼入れ一
焼もどしを含む熱処理を施し、その後機械加工により所
定の形状に加工し、実機使用に供することができる。
し、次いで造塊又は連続鋳造により鋼塊又はスラブを製
造し、鍛造又は圧延後、焼ならし−焼もどし一焼入れ一
焼もどしを含む熱処理を施し、その後機械加工により所
定の形状に加工し、実機使用に供することができる。
なお、焼ならし一焼もどしは組成、形状によっては省略
することができる。
することができる。
(実施例)
表1に示す各成分組成になる鋼を転炉にて溶製し、造塊
後450 mm角の形状に鍛造し、1000℃×10h
焼ならし、750℃×15h焼もどし後荒機械加工を実
施した後、1040℃×10h油冷の焼入れ、630℃
×12h空冷の焼もどしの熱処理を施した後、所定の寸
法の金敷に仕上げ、実機試験に供した。実機試験におけ
る割れ深さを表1に併記した。
後450 mm角の形状に鍛造し、1000℃×10h
焼ならし、750℃×15h焼もどし後荒機械加工を実
施した後、1040℃×10h油冷の焼入れ、630℃
×12h空冷の焼もどしの熱処理を施した後、所定の寸
法の金敷に仕上げ、実機試験に供した。実機試験におけ
る割れ深さを表1に併記した。
(発明の効果)
この発明によれば、従来の熱間金型用鋼に不足していた
耐熱疲労特性の向上を達成でき、したがって熱間スラブ
の連続幅プレスなどに有利に適合するプレス工具の提供
を実現できる。
耐熱疲労特性の向上を達成でき、したがって熱間スラブ
の連続幅プレスなどに有利に適合するプレス工具の提供
を実現できる。
第1図は、高温疲労試験における繰り返し数と亀裂長さ
との関係を示すグラフ、 第2図は、Cr当量とδ−フェライト量との関係を示す
グラフである。 第1図 線板し佐(回)
との関係を示すグラフ、 第2図は、Cr当量とδ−フェライト量との関係を示す
グラフである。 第1図 線板し佐(回)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.05〜0.35wt%、 Si:0.80〜2.5wt%、 Mn:0.10〜2.0wt%、 Cr:7.0〜13.0wt%、 Mo:0.50〜3.0wt%、 V:0.10〜0.60wt%及び N:0.005〜0.10wt% を含有し、かつ下記に示すCr当量が16以下を満足し
、残部は鉄及び不可避的不純物よりなる熱間プレス工具
用鋼。 記 Cr当量=Cr+6Si+4Mo+11V−40C−2
Mn−30N(wt%) 2、C:0.05〜0.35wt%、 Si:0.80〜2.5wt%、 Mn:0.10〜2.0wt%、 Cr:7.0〜13.0wt%、 Mo:0.50〜3.0wt%、 V:0.10〜0.60wt%、 N:0.005〜0.10wt% を含み、さらに Al:0.005〜0.5wt%、 REM:0.005〜0.02wt% のうち1種又は2種を含有し、かつ下記に示すCr当量
が16以下を満足し、残部は鉄及び不可避的不純物より
なる熱間プレス工具用鋼。 記 Cr当量=Cr+6Si+4Mo+11V+12Al−
40C−2Mn−30N(wt%)
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63095436A JPH01268846A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 熱間プレス工具用鋼 |
US07/284,706 US5011656A (en) | 1988-04-20 | 1988-12-15 | Steels for hot working press tools |
DE3889905T DE3889905T2 (de) | 1988-04-20 | 1988-12-20 | Stähle für Warmpresswerkzeuge. |
EP88121328A EP0338133B1 (en) | 1988-04-20 | 1988-12-20 | Steels for hot working press tools |
AU27388/88A AU605003B2 (en) | 1988-04-20 | 1988-12-21 | Steels for hot working press tools |
CA000587199A CA1325533C (en) | 1988-04-20 | 1988-12-29 | Steels for hot working press tools |
KR1019880017889A KR930010327B1 (ko) | 1988-04-20 | 1988-12-29 | 열간 가공 프레스 공구용 강 |
BR888807006A BR8807006A (pt) | 1988-04-20 | 1988-12-30 | Acos para ferramentas de prensa de trabalho a quente |
AU48744/90A AU618164B2 (en) | 1988-04-20 | 1990-01-24 | Steels for hot working press tools |
AU48743/90A AU4874390A (en) | 1988-04-20 | 1990-01-24 | Steels for hot working press tools |
CA000616660A CA1331106C (en) | 1988-04-20 | 1993-06-16 | Steels for hot working press tools |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63095436A JPH01268846A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 熱間プレス工具用鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01268846A true JPH01268846A (ja) | 1989-10-26 |
JPH0480110B2 JPH0480110B2 (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=14137647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63095436A Granted JPH01268846A (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 熱間プレス工具用鋼 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5011656A (ja) |
EP (1) | EP0338133B1 (ja) |
JP (1) | JPH01268846A (ja) |
KR (1) | KR930010327B1 (ja) |
AU (3) | AU605003B2 (ja) |
BR (1) | BR8807006A (ja) |
CA (1) | CA1325533C (ja) |
DE (1) | DE3889905T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113584379A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-02 | 昆山东大特钢制品有限公司 | 一种低碳高硬度高韧性结合的模具钢及其生产工艺 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01268846A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Kawasaki Steel Corp | 熱間プレス工具用鋼 |
SU1839687A3 (en) * | 1990-07-30 | 1993-12-30 | Berlington Nortern Rejlroad Ko | Rail, method for its manufacturing and method of its cooling inspection |
FR2696757B1 (fr) * | 1992-10-09 | 1994-12-09 | Aubert Duval Sa | Composition d'aciers à outils. |
FR2776671B1 (fr) * | 1998-03-31 | 2000-06-16 | Inst Francais Du Petrole | Aciers faiblement allies anti-cokage |
US6444168B1 (en) | 1998-03-31 | 2002-09-03 | Institu Francais Du Petrole | Apparatus comprising furnaces, reactors or conduits used in applications requiring anti-coking properties and novel steel compositions |
JP2002001593A (ja) * | 2000-06-16 | 2002-01-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 打錠用杵および臼 |
FR2851774B1 (fr) * | 2003-02-27 | 2006-08-18 | Inst Francais Du Petrole | Aciers faiblement allies anticokage a teneur accrue en silicium et en manganese, et leur utilisation dans des applications du raffinage et de la petrochimie |
CN105886933B (zh) * | 2016-05-12 | 2021-04-30 | 天津钢研海德科技有限公司 | 一种高抗回火软化性和高韧性的热作模具钢及其制造方法 |
CN109695001B (zh) * | 2017-10-20 | 2020-09-29 | 鞍钢股份有限公司 | 一种新型稀土热作模具钢及其制备方法 |
CN110172644B (zh) * | 2019-06-03 | 2021-07-09 | 中国兵器科学研究院宁波分院 | 一种电弧增材制造用高强钢丝材及其制备方法 |
CN111057934A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-24 | 潘少俊 | 一种高性能热作模具钢及其生产工艺 |
CN111101061B (zh) * | 2019-12-31 | 2021-05-04 | 龙南龙钇重稀土科技股份有限公司 | 一种热作模具钢电渣重熔锭制造方法 |
CN110983202A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-10 | 重庆优特模具有限公司 | 一种抗热疲劳压铸模具钢及其制备方法 |
CN113957354B (zh) * | 2021-10-29 | 2022-10-25 | 河南中原特钢装备制造有限公司 | 避免PCrNi3MoV锻件因晶粒遗传形成稳定过热的方法 |
US20230158644A1 (en) * | 2021-11-19 | 2023-05-25 | Panasonic Holdings Corporation | Impact tool and method for manufacturing output block |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2693413A (en) * | 1951-01-31 | 1954-11-02 | Firth Vickers Stainless Steels Ltd | Alloy steels |
JPS498765B1 (ja) * | 1969-08-27 | 1974-02-28 | ||
JPS53103918A (en) * | 1977-02-23 | 1978-09-09 | Hitachi Metals Ltd | Steel for prehardened metal mold used for forming glass |
JPS5569247A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-24 | Aichi Steel Works Ltd | Hot tool steel |
JPS58123859A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-23 | Daido Steel Co Ltd | 熱間工具鋼 |
AT392485B (de) * | 1985-05-21 | 1991-04-10 | Boehler Gmbh | Werkstoff zur herstellung von stanz- und gegenplatten |
US4799972A (en) * | 1985-10-14 | 1989-01-24 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Process for producing a high strength high-Cr ferritic heat-resistant steel |
US4853181A (en) * | 1986-06-18 | 1989-08-01 | Wert David E | Hot work tool steel |
JPH01268846A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Kawasaki Steel Corp | 熱間プレス工具用鋼 |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP63095436A patent/JPH01268846A/ja active Granted
- 1988-12-15 US US07/284,706 patent/US5011656A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-20 DE DE3889905T patent/DE3889905T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-20 EP EP88121328A patent/EP0338133B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-21 AU AU27388/88A patent/AU605003B2/en not_active Ceased
- 1988-12-29 KR KR1019880017889A patent/KR930010327B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1988-12-29 CA CA000587199A patent/CA1325533C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-30 BR BR888807006A patent/BR8807006A/pt not_active IP Right Cessation
-
1990
- 1990-01-24 AU AU48744/90A patent/AU618164B2/en not_active Ceased
- 1990-01-24 AU AU48743/90A patent/AU4874390A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113584379A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-02 | 昆山东大特钢制品有限公司 | 一种低碳高硬度高韧性结合的模具钢及其生产工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2738888A (en) | 1990-04-26 |
EP0338133B1 (en) | 1994-06-01 |
EP0338133A2 (en) | 1989-10-25 |
JPH0480110B2 (ja) | 1992-12-17 |
AU605003B2 (en) | 1991-01-03 |
US5011656A (en) | 1991-04-30 |
AU618164B2 (en) | 1991-12-12 |
DE3889905D1 (de) | 1994-07-07 |
AU4874390A (en) | 1990-05-10 |
KR930010327B1 (ko) | 1993-10-16 |
KR890016200A (ko) | 1989-11-28 |
EP0338133A3 (en) | 1992-03-18 |
CA1325533C (en) | 1993-12-28 |
BR8807006A (pt) | 1990-08-07 |
AU4874490A (en) | 1990-05-10 |
DE3889905T2 (de) | 1994-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01268846A (ja) | 熱間プレス工具用鋼 | |
EP1087030A2 (en) | Method of producing tool steel and tool | |
JPH0555585B2 (ja) | ||
JP2005336553A (ja) | 熱間工具鋼 | |
JPH06212253A (ja) | 冷間工具鋼の製造方法 | |
JP5345415B2 (ja) | 被削性、熱処理変寸特性、衝撃特性に優れた冷間プレス金型用鋼およびプレス金型 | |
JP4322239B2 (ja) | 冷間工具鋼及びその製造方法 | |
JP2662291B2 (ja) | 熱間プレス工具用鋼 | |
JP4997709B2 (ja) | ブローチ加工性に優れた窒化部品用素材及びその製造方法 | |
JPH0561343B2 (ja) | ||
JP3780690B2 (ja) | 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 | |
JPH04358040A (ja) | 熱間工具鋼 | |
JP2001123247A (ja) | 被削性に優れた冷間工具鋼 | |
JPH0688163A (ja) | 熱間工具鋼 | |
JP2001234278A (ja) | 被削性に優れた冷間工具鋼 | |
JPH09227990A (ja) | 高温強度及び破壊靱性に優れた熱間工具鋼 | |
JP2000192195A (ja) | 快削性冷間工具鋼 | |
JP3009714B2 (ja) | 熱間プレス工具用鋼 | |
JPH0116902B2 (ja) | ||
JP3090280B2 (ja) | 熱間プレス工具用鋼 | |
JPH1161331A (ja) | 熱間工具鋼 | |
CA1331106C (en) | Steels for hot working press tools | |
KR20240042117A (ko) | 핫 스탬프용 금형용 강, 핫 스탬프용 금형 및 그 제조 방법 | |
JP2899176B2 (ja) | 研削性の優れた圧延用ワークロール材 | |
JP2801652B2 (ja) | 熱間プレス工具用鋼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |