JPH01267318A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH01267318A
JPH01267318A JP9425988A JP9425988A JPH01267318A JP H01267318 A JPH01267318 A JP H01267318A JP 9425988 A JP9425988 A JP 9425988A JP 9425988 A JP9425988 A JP 9425988A JP H01267318 A JPH01267318 A JP H01267318A
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JP
Japan
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control
intake
negative pressure
engine
intake negative
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Application number
JP9425988A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Harada
靖裕 原田
Nobuhide Seo
宣英 瀬尾
Keiichiro Sueshige
末繁 恵一郎
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、過給機付エンジンの制御装置に関するもので
ある。
(従来技術) 最近ではエンジンに供給する吸入空気量又は混合気量の
基本的な調整手段であるスロットル弁とアクセルペダル
との機械的な連結関係を遮断する一方、他方マイクロコ
ンピュータを介して電気的な信号関係で接続するように
構成し、アクセルペダルとは独立した細かな吸気又は混
合気量の制御を電子的にコンピュータコントロールする
ように構成したものがある(例えば特開昭57−658
35号公報、特開昭61−126346号公報等参照)
このような電気的な構成のスロットル弁制御装置を使用
すると、エンジン出力の高精度かつ高効率な制御が可能
となり、運転者の如何に拘わらず車両の走行状聾に応じ
た理想的なエンジン運転特性を実現することができるメ
ーリットがある。
また、該車両用のエンジンでは、一般にエンジンの定常
運転時には燃料供給量が一定であれば混合気が理論空燃
比より若干リーン側、即ち若干空気量を増加したところ
で燃焼効率が最大となり、エンジンの最大出力が得られ
ることが知られている。従って、エンジンの定常運転時
においては、エンジンの最大出力が得られるように混合
気の空燃比を制御してやれば、最終的に燃費を大幅に向
上させることも可能である。
そして、上記のスロットル弁制御装置では、アクセル操
作量に対するスロットル弁開度を任意に設定できること
から、同一のアクセル操作量における吸入空気量、つま
り混合気の空燃比を任意に制御できるものである。
そこで、アクセル操作量に応じてスロットル弁を電気的
に駆動するようにしたエンジンのスロットル弁制御装置
において、エンジンの定常運転時において一定の燃料量
供給下でエンジン出力が最大となるようにスロットル開
度を補正することもでき、このようなシステムにすると
燃料経済性が一段と向上することになる。
ところが、一方最近のエンジンでは例えばターボ過給機
等の機械式過給機を付設し、エンジン出力の向上を図る
ようにするケースが多くなっており、このような機械式
過給機を備えたエンジンの場合には当該過給機の作動状
態(過給状態)によってエンジンの吸気充填効率が大き
く変動する。従って、該過給機付エンジンにおいて上述
のような電気的なスロットル制御を行おうとすると、上
記過給機の過給圧変動に対する何等かの対策を立てなけ
ればならないことになる。もちろん、例えばエンジン回
転数と燃料噴射量とをパラメータとして上記過給機のウ
ェストゲートバルブ開度を調節することによってノック
防止等の観点から過給圧そのものを制限的に調整制御す
ることなどは、例えば特公昭62−9723号公報や特
開昭56−20717号公報にも示されているように従
来より公知である。
一方、最近では例えばターボチャージャー式過給機にス
ーパーチャージャ式過給機を組合せた2組の過給機を有
する複合過給システムの採用ら検討されている。このよ
うな複合過給システムを採用すると、低速域から高速域
までの広い運転領域で過給効率が大きく向上するメリッ
トがある。また、エンジンの運転領域に応じて両過給機
を効率良く使い分けることによって効率のよいトルク制
御を実現することもできる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記のように異なる特性の2組の過給機を設
けた場合、過給圧調整手段は各々の過給機に対して相互
に独立に設けられるのが一般的である。従って、今例え
ばエンジンの出力トルクをその時の車両運転状態に応じ
て最適な所定目標トルクにトルク制御しようとする場合
を考えて見ると、ターボチャージャー式過給機の過給圧
をフィードバック制御する第1の過給圧制御系とスーパ
ーチャージャ式過給機の過給圧をフィードバック制御す
る第2の過給圧制御系との2つのフィードバック制御系
が単に並列的な関係で存在することになり、極めて制御
が複雑になる問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記のような問題を解決することを目的とし
てなされたものであって、当該問題を解決するために、
エンジン吸気系に複数の吸気過給機を有するとともに当
該各過給機の過給圧を相互に独立して調整する複数の過
給圧調整手段を設けてなる過給機付エンジンにおいて、
当該エンノンのスロットルバルブ下流の吸気負圧を検出
する吸気負圧検出手段と、該吸気負圧検出手段によって
検出された吸気負圧と別途アクセル操作量とパワートレ
イン側トルク要求量とに対応して設定された所定目標吸
気負圧との偏差に応じて上記エンジンの実際の吸気負圧
が上記目標吸気負圧となるように上記複数の過給圧調整
手段をフィードバック制御する吸気負圧制御手段とを設
けてなるしのである。
(作 用) 上記本発明の問題解決手段によると、複数の過給機を備
え、当該各過給機によって複合的に吸気が過給されるの
で広い運転領とに亘って過給効果が得られるとともに過
給効率そのものが大幅に向上し、エンジン出力の効率的
なパワーアップ化が図れるようになる。
しかも、該複数の過給機の過給圧は、両過給機の過給圧
の和とスロットル開度とによって決定されるスロットル
弁下流の実際の吸気負圧を検出し、該検出値が車両の運
転状態に応じ本来運転者及びパワートレイン側が要求し
ている目標トルクに対応して設定されている吸気負圧値
となるように吸気負圧制御手段によって高精度にフィー
ドバック制御されるようになっている。
(発明の効果) 従って、上記本発明の構成によれば、エンジンの運転状
態によって変動する各種のパラメータの全てを考慮する
ことなく、単にスロットル弁下流の吸気負圧のみを単一
のパラメータとして過給圧をコントロールするだけで、
容易かつ正確にエンジントルクを運転者の要求トルク通
りの目標トルクに制御することができるようになる。
その結果、複合過給システムの広帯域かつ高トルク特性
を活用した上での高精度なトルクコントロールが可能と
なり、走り感が良好で、しかも加減速時にトルクンヨッ
クを感じさせないフィーリングの良い走行特性を実現す
ることができる。
(実施例) 第2図〜第6図(a)〜(d)は、本発明の実施例に係
る過給機付エンジンの制御装置を示している。
先ず第2図は、上記実施例装置の制御システムの概略図
であり、図中符号lはターボチャージャー式過給機6お
よびスーパーチャージャ式過給機70を備えた直列4気
筒エンジンを示している。
上記ターボチャージャー過給機6は、吸気圧縮用のコン
プレッサホイール6aおよび該コンプレッサホイール駆
動用のタービンホイール6bを備え、これら各ホイール
を回転軸7によって相互に連結するとともに当該回転軸
7を軸受部14により回転可能に支持して構成されてい
る。
また、上記スーパーチャージャ式過給機70は、例えば
ルーツポンプ式のものによって構成されており、一対の
ルーツブロワ70a、70bによって吸気通路2内の吸
気を過圧するようになっている。
また、上記ルーツブロワ70a、70bの駆動軸は、電
磁クラッチ75を介してエンジン側出力軸に連結されて
いる。
そして、上記エンジン本体1の第1〜第4の各気筒の吸
気マニホールド31〜34にサージタンク5を介して共
通に連通ずる吸気通路2には、その吸気上流側から吸気
下流側にかけて順次エアクリーナ3、エアフロメータ4
、上記ターボチャージャー式過給機6のコンプレッサホ
イール6a。
上記スーパーチャージャー式過給機70のルーツブロワ
70a、70b、スロットル弁15、上記サージタンク
5がそれぞれ設けられているとともに上記ターボチャー
ジャー式過給機6のコンプレッサホイール6aをバイパ
スする第1のバイパス吸気通路16と上記スーパーチャ
ージャー式過給機70をバイパスする第2のバイパス吸
気通路71が形成されており、該各バイパス吸気通路1
6゜71には第11第2の各バイパス制御弁17,72
が各々介設されている。そして、該第11第2のバイパ
ス制御弁17.72は、各々後述するエンジンコントロ
ールユニット(E(jJ)24によってコントロールさ
れる第11第2の各バイア<スアクチュエータ18.7
3によって相互に関連して開度制御される。そして、そ
の開度θTO,θSCはそれぞれ第1、第2のバイパス
開度センサ19゜74によって検出されエンジンコント
ロールユニット24に入力される。
そして、上記エアクリーナ3で吸入された吸入空気はエ
アフロメータ4で計量された後に上記コンプレッサホイ
ール6a、ルーツブロワ70a、70bによって加圧圧
縮されてエンジンに供給される。
また上記スロットル弁15の回動軸15aには、リンク
レバー40の一端が連結されているとともに該リンクレ
バー40の揺動側他端はアクセルワイヤー19を介して
アクセルペダル42の作動側端部に機械的に接続されて
いる。そして、該アクセルペダル42には、その操作量
θ^CCを検出するアクセル開度センサ44が設けられ
ている。
また、上記エンジンlの排気通路9の途中には上記ター
ボチャージャー式過給機6のタービンホイール6bが設
けられており、エンジンから排出される排気ガスの排気
ガスエネルギーによる当該タービンホイール6bの回転
によって上記コンプレッサホイール6aを高速で回転駆
動して上記吸気の過給を行うようになっている。また、
上記排気通路9は、当該タービンホイール6bのタービ
ンハウジング部分でそのインレット側8Aからアウトレ
ット側8BにかけてU状に湾曲され、該湾曲部の上記イ
ンレット側8Aとアウトレット側8Bとは上記タービン
ハウジングをバイパスして排気ガスのリリーフ通路10
が設けられており、該リリーフ通路lOのアウトレット
8B側端部にはウェストゲートバルブ11が配置されて
いる。該ウェストゲートバルブ11は、リンクレバー1
2を介してダイヤフラムよりなるウェストゲートバルブ
13の作動軸に連結されており、当該ウェストゲートア
クチュエータ13は、電気的に制御される三方ソレノイ
ドバルブ150を介して上記吸気通路2の上記コンプレ
ッサホイール6aの下流側と上流側に各々吸気負圧導入
通路140および吸気リリーフ通路(大気側)160を
介して連通せしめられており、後述するエンジンコント
ロールユニット24からの過給圧制限制御信号spによ
ってその開弁時間を制御される当該三方ソレノイドバル
ブ150の開弁時間(デユーティ−比)に応じて上記ウ
ェストゲートバルブIKの開弁時間、すなわち排気ガス
のリリーフ量を加減して上記吸気通路側ターボチャージ
ャー式過給機6のコンプレッサホイール6aによる過給
能力自体の抑制並びに当該ターボチャージャー式過給機
6と上記スーパーチャージャー式過給機70との吸気の
過給割合をターボチャージャー式過給機側でコントロー
ルする。
また、スーパーチャージャー式過給機70側での吸気過
給割合のコントロールは、上記電磁クラッチ75のON
、OF”Fによってなされる。
一方、符号22はエンジン回転数および点火時期ピック
アップを備えたディストリビュータであり、図示しない
イグナイタからの高圧二次電流をエンジン側番気筒の点
火プラグ20.20・・に所定の点火タイミングで印加
する。該ディストリビュータ22のエンジン回転数ピッ
クアップ並びに点火時期ピックアップによって各々検出
された実際のエンジン回転数E 5p(N E)並びに
点火時期Igtは、それぞれエンジンコントロールユニ
ット24に入力される。エンノンコントロールユニット
24は、マイクロコンピュータにより構成されており、
上記の各検出信号とともにアクセル開度センサ44の検
出値(アクセル操作量)θ^cc、ブースト圧センサ4
5で検出された実際の吸気マニホールド圧Ps、電子制
御型自動変速機ギヤ比KG、同自動変速機の走行モード
P(パワー)又はE(エコノミー)の検出値、ノックセ
ンサ21によって検出されたノッキング検出信号■f、
上記エアフロメータ4により検出された吸入空気量Q、
アイドル接点のON信号、0.センサの出力VO、スロ
ットル開度信号TVO、エンジン冷却水温Twなどのエ
ンジンのトルク(過給圧)、空燃比、点火時期、ノブキ
ング抑制制御等各種の制御に必要な制御パラメータが入
力されるようになっている。なお、第2図中、符号51
は電子制御自動変速機100のシフトレバ一部、52は
同インヒビダスイッチを示している。
そして、以上の過給圧制御装置では、上述したターボチ
ャージャー式過給機6の第1のバイパス制御弁17とス
ーパーチャージャー式過給機7゜の第2のバイパス制御
弁72とが各々独立して)葉数の過給機の各過給圧調整
手段として作用することになり、相互に独立した過給圧
制御のためのフィードバック制御系を構成している。従
って、今これらの制御系をエンジントルク決定のための
上記サージタンク5内吸気マニホールド圧PBを制御パ
ラメータとするPID制御系として示すと第3図のよう
になる。
次に、上記エンジンコントロールユニット24の過給圧
調整によるエンジントルク制御動作について第4図〜第
6図(a)〜(d)のフローチャートを参照して詳細に
説明する。
先ず第4図のフローチャートは、上記第3図のPrD制
御系によって上記第2図のターボチャージャー式過給機
6およびスーパーチャージャー式過給機70相互の吸気
バイパス量を適正に制御することにより行なわれるエン
ジントルク制御動作の基本ルーチンを示している。
先ずステップSIでは、上記エンジンの回転数E s 
p s吸気マニホールド圧PB、アクセル操作量θAe
e、変速機モード(PorE?)を各々読み込む。
次にステップS、に進んで、現在の変速機走行モードが
パワーモードPであるか否かを判定する。
その結果、YES(パワーモードP)の場合には、ステ
ップS3に進んで最終的に目標とするエンジントルクに
対応した目標吸気マニホールド圧力Popを上記アクセ
ル操作量θ^CCをパラメータとしテ第7図(a)のパ
ワーモードマツプからルックアップする一方、No(エ
コノミーモードE)の場合にはステップS4に進んで同
第7図(b)のエコノミモードマツプから同じく目標と
する吸気マニホールド圧力POEを同じくアクセル操作
量θ^ccをパラメータとしてルックアップする。この
結果、ここで設定された目標吸気マニホールド圧Poは
、運転者のトルク要求量に対応したものとなる。
次に、その上で各々ステップS、に進み、フィシ−制御
(あいまい制御)を行う。
ここで先ず当該フィシ−制御自体の概念について一般的
な説明をして置くと次のようになる。
すなわち、本発明実施例が対象とするような目標とする
エンジントルクToに対して複数の過給圧調整手段が介
在し、しかもそれらを運転状態に応じた複数の入力パラ
メータによって制御しなければならないような制御シス
テムの場合、通常考えられるのは、その制御値を決定す
るのに、各センサからの信号値毎にそれぞれ補正項を求
めて、得られた複数の補正項を所定の基本値に加算又は
乗算することにより行う方法である。ところが、該制御
値決定の基となる入力信号の数が増加すると、前述した
加算あるいは乗算のような手法で最適な制御値を求める
ことは一般的に言って難しくなる。この皇を今少し詳し
く述べると、先ず入力信号の数が増加すると、その信号
値の組合せ条件か級数的に多くなる。したがって、考え
られる全ての組合せ条件を考えながら、個々の条件毎に
補正項(補正係数)を作成していくということは、例え
ばある1つの信号値に対する補正特性を修正すると全体
のバランスが狂ってしまうとか、あるいは最終的に到底
考えられないような不適切な制御値が得られてしまう等
の欠点を招くことになる。
また、例え全ての組合せ条件について最適な制御値が得
られるようになったとしても、このように設定するまで
の実験等に要する労力が極めて多大なものにならざるを
得ないことになる。とりわけ、この最適制御値は、本実
施例の場合人間(運転者)の官能に合致するように要求
されるので、試験走行による確認、修正などの作業が大
変なものとなる。これに加えて、各入力信号毎に設定さ
れる補正項を得るための特性が複雑で、かつきめ細かい
ものとならざるを得ず、このような特性を記憶しておく
こと自体が制御系メモリの大きな負担(大容量化)とも
なる。
このような事情から考えられたのが、ここで言うフィシ
−制御であり、例えば各入力信号毎にそれぞれの信号値
に対応した複数の制御ゾーンがあらかじめ設定されてい
て、これら全ての制御ゾーンの組合せ毎に基本制御値を
記憶している基本制御値記憶手段と、前記各制御ゾーン
の組合せ毎に上記各人力信号値の各々についてその制御
ゾーンに対する適合度を求めることにより、当該各組合
仕毎の適合度を求める適合度決定手段と、前記適合度決
定手段により決定された適合度と前記基本制御値記憶手
段の記憶値とから、上記各組合せ毎の推論制御値を求め
る推論制御値決定手段と、前記各組合せ毎の推論制御値
と当該各組合せ毎の適合度とから最適制御値を求める最
適制御値決定手段とを備えた構成となっている。
そして、このような構成によれば、常に全ての組合せ条
件を考慮しつつ、最適制御値が各組合せ毎に設定した基
本制御値を基に確率的に精度良く求められることになり
、不適切な制御値が選択されてしまうような事態を防止
もて可及的に最適な制御値を得ることができる。特に複
数の入力信号がどのような値の組合せであったとしても
、あらかじめ設定された制御ゾーンへの適合度というも
のが各信号値毎に検証され、かっこの検証が上記制御ゾ
ーンの全ての組合せについて行われることになるので、
最適制御値として不適切なものが選択されてしまうよう
な事態は確実に防止される。
また基本制御値は、一般には各組合せ毎に実験的に定め
られるが、この組合せの数を決定する制御ゾーンの数は
、一つの入力信号について余り大きくする必要はないの
で、この実験作業等に要する労力が少なくてすむことに
なる。
さらに、一つの人力信号について複数の制御ゾーンを設
定するということは、上述のようにこの制御ゾーンの数
、すなわちその組合せの数を小さくできるということで
あり、結局基本制御値を記憶しておくための記憶手段の
容量も小さくてすむことになるメリットがある。
そして該フィシ−制御は、本実施例の場合例えば第5図
のフローに示す制御内容によって具体的に構成されてい
る。
すなわち、ここでのフィシ−制御は上記適合度に対応す
る所定の官能評価関数を用いて上記第3図に示す上記複
数の制御系相互間の制御ゲイン比率配分を目標とする吸
気負圧Poに対応した最適の状態に維持するのに使用さ
れる。
そこで、先ずステップSlでは、エンジン回転数Esp
、アクセル操作量θ^CCを各々読み込み、次のステッ
プS、で当該フィシ−制御における各係数値Ksi、K
Ti、Wi、S ci、Tc1(詳細は後述する)を各
々イニシャライズする。但し、Ksiはターボチャージ
ャー側バイパス制御効率、Kriはスーパーチャージャ
ー側バイパス制御効率、Wiは後述する各ルール毎の重
み付は係数、Sciは同ターボチャージャー側バイパス
制御弁開度に対する推論結果、Tciは同スーパーチャ
ージャー側バイパス制御井開度に対する推論結果を各々
表している。
又iは、制御周期に応じた変数である。
続いてステップS3.S4.S5.S8に進んで順次第
6図(a)〜第6図(d)の第1〜第4のルールR。
〜R,に対応する最適解K s l−K S 4 、 
K t + 〜K T 4の演算を行った後、最終的に
ステップS7に進んでi=1〜4までの過給効率の最適
解に、、に、を次式に基いて算出する。
K1−(ΣKsi−Wi)/ΣWi   ・・”(1)
K、=(ΣKr1−Wi)/ΣWi   ・・・(2)
今例えば第8図(a)、第8図(b)のグラフを参照し
て、アクセル操作量θ^cc= 30%、エンジン回転
数Esp= 300 Orpmの場合を例にとって具体
的に上記最適解を演算して見ると次のようになる。
W + = 0.5X 1.0= 0.5W、=0.5
xO,0=O W3=0.5x 1.O=0.5 W4二〇、5X O,O= O K + = Q、ox O,5+ 0.8X o、o+
0.5X O,5+ O,Ox O,0)/(0,5+
 0+ 0.5+ 0)=0.75 K 1= (0,OX O,5+ 0.5X O,O+
 0.8X O,5+1.OX O,0)/(0,5+
 0+ O,s+ 0)=0.4 このように1−て演算した最適解を上記ステップS、〜
S#の第1〜第4の各ルールR3−R4毎に表にして示
すと次表のようになる。
以上の推論結果S ci、 T ciの組合せにおいて
R1−R4の各ルールは、例えば次のように判定するこ
とができる。
R+ (S c I、T c 、) :低回転・低負荷
定常走行域であり、スーパーチャージャー式過給機70
を100%使用するために第2のバイパス制御弁72の
み開度制御するのが最適の場合。
Rt(Set、Tct):高負荷走行域の特にレスポン
スを考慮する必要がある場合であり、第1および第2の
両バイパス制御弁17.72を使用して過給圧を制御す
るのが最適な場合。
rts(Scs、Tc5):低負荷域の高精度なトルク
制御を考慮する必要がある場合に該当し、両制御弁17
.72を上記R3とは逆の関係で効率よく制御するのが
最適な場合。
R4(S e4+ T 04) :高回転域の特にレス
ポンスを重視したスロットルバルブ開度制御が適してい
る場合であってスーパーチャージャー式過給機70を停
止してターボチャージャー式過給機6による過給圧制御
が適している場合。
そして、以上のようにしてフィシ−制御が終了すると、
続いてステップS6に進んで現在得ようとする目標トル
クTo(目標吸気負圧)Poに対応したスーパーチャー
ジャー過給機70のバイアくス制御弁開度βSCnを次
式によって演算する(第3図の制御系に於けるスーパー
チャージャー側バイノクス制御弁開度制御のPID制御
値演算)。
β5can−βsc、n−++に工・(ln+Kp・(
(In−(ln、+)−+−Kp−((ln−211n
−、+ (in、t)・・(3)但し、(ln=Pn−
Pon 、、β5cn= 100−β5C1n−Kl(%)また
、次のステップS7では、同じく上記目標トルクTo(
目標吸気マニホールド圧Po)を得るのに必要なターボ
チャージャー側バイパス制御井開度βTeを次式によっ
て演算する(同第3図のターボチャーツヤ−側バイパス
制御弁開度制御のPTD制御値演算)。
βTC1n=βTC1n−1+ K r @(l n+
 Kp((l n −rl n−+ )+Kp((ln
−2CLn−+ + (ill−t)・・(4)但し、
Qn=Pn−Pon 、°、βTcr+= 100−βtc、n−Kt(%)
そして、これら各演算値βscn、βTenに基いて各
々バイパス制御弁17.72が相互に適正な制御ゲイン
比率配分をもって最大過給効率が得られるように制御さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクレーム対応図、第2図は、本発明
の実施例に係る過給機付エンジンの制御装置の構成を示
すシステム図、第3図は、同装置のエンジントルク制御
システムにおけるPID基本制御系の構成を示すブロッ
ク図、第4図は同第3図の制御系を用いて行われるエン
ジントルク制御動作の基本ルーチンを示すフローチャー
ト、第5図は、同第4図のフローチャートにおけるステ
ップS4のフィシ−制御動作を示すフローチャート、第
6図(a)〜第6図(d)は、同第5図のフローチャー
トのステップ83〜S、の各演算動作を示すフローチャ
ート、第7図(a)は、変速機パワーモード時における
目標吸気マニホールド圧マツプ、第7図(b)は、同変
速機エコノミーモード時における目標吸気マニホールド
圧マツプ、第8図(a)〜第8図(b)は、エンジン回
転数およびアクセル操作量に応じて制御領域を表したグ
ラフ、第9図は、上記第4図で使用される過給効率マツ
プである。 l・・・・・エンジン 2・・・・・吸気通路 6・・・・・ターボチャージャー式過給機9・・・・・
排気通路 16・・・・第1のバイパス吸気通路 17・・・・第1のバイパス制御弁 18・・・・第1のバイパスアクチュエータ19・・・
・第1のバイパス開度センサ24・・・・エンジンコン
トロールユニット(ECU) 70・・・・スーパーチャージャー式過給機71・・・
・第2のバイパス吸気通路 72・・・・第2のバイパス制御弁 73・・・・第2のバイパスアクチュエータ74・・・
・第2のバイパス開度センサルールR1ルールR2 JレールR3ルール Oアクセル操作鍛θAce OアクセJし操作htθ八cc

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エンジン吸気系に複数の吸気過給機を有するととも
    に当該各過給機の過給圧を相互に独立して調整する複数
    の過給圧調整手段を設けてなる過給機付エンジンにおい
    て、当該エンジンのスロットルバルブ下流の吸気負圧を
    検出する吸気負圧検出手段と、該吸気負圧検出手段によ
    って検出された吸気負圧と別途アクセル操作量とパワー
    トレイン側トルク要求量とに対応して設定された所定目
    標吸気負圧との偏差に応じて上記エンジンの実際の吸気
    負圧が上記目標吸気負圧となるように上記複数の過給圧
    調整手段をフィードバック制御する吸気負圧制御手段と
    を設けたことを特徴とする過給機付エンジンの制御装置
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