JPH01267178A - 加熱食品容器 - Google Patents
加熱食品容器Info
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- JPH01267178A JPH01267178A JP63090125A JP9012588A JPH01267178A JP H01267178 A JPH01267178 A JP H01267178A JP 63090125 A JP63090125 A JP 63090125A JP 9012588 A JP9012588 A JP 9012588A JP H01267178 A JPH01267178 A JP H01267178A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、化学反応による発熱を利用して食品を加熱し
、飲食に適した状態にすることができる加熱食品容器の
改良に関する。 [従来の技術] 工場で生産され、流通する食品の中には、加熱され飲食
に適するようになるものが少なくない。 たとえば、コーヒー、紅茶、しるこ、甘酒、日本酒など
の飲物がそうであり、飲むとき化学反応、たとえば生石
灰の水和反応による発熱を利用して、内容物を加熱する
ようにしたものである。 この種の加熱食品容器の代表的なものは、外容器と内容
器を一体化し、それらの間に清酒などの飲料を充填して
なり、内容器は、その上部に水を充填した氷袋を備える
とともに、その下部には生石灰を収容してあり、その底
部に対組でおおった開口部を有し、その下にピンを備え
オーバーキャップをしてなる構造を有する。 この加熱食品容器は、使用に当って氷袋にピンを挿して
破り、袋内の水を生石灰と接触させる。 このためには、加熱食品容器をいったん倒立させて、底
部からピンを挿し込み、その後もとの位置に戻すという
動作が必要である。 ときには、氷袋の位置が輸送中に
変っていて、ピンが創らなかったり氷袋の破れ方が不完
全であったりして、水の流出が少なく発熱反応が遅くな
ることがある。 また、この容器は、内容器と外容器との狭い部分の液体
を集中的に温め、温めた液が上昇し上部のまだ温まって
いない液が下降する対流を利用して、全体を温める機構
によっている。 ところが、粘稠な食品では対流が生じにくいため、加熱
がスムーズに進まない。 また、カレーのようなレトル
ト食品、マーボ豆腐のようなボイル食品、コーヒー用ク
リームのような無菌充填食品などは、それぞれレトルト
、ボイル、無菌充填などの加工をする必要があり、上記
のような容器をそのまま使用することはできない。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記した技術の現状にがんがみて、化
学反応による発熱を利用して、レトルト加工品など粘稠
な食品であっても、簡単な操作で、確実かつ速やかに加
熱して、食品を飲食に適した状態にすることができる加
熱食品容器を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明の加熱食品容器は、図面に示すように、食品を充
填する内容器(1)、それをとり囲み上端においてそれ
と接合している外容器(2)、および蓋(3)からなり
、外容器(2)の内部であって内容器(1)の下方で、
生石灰(4)を生石灰容器(5)に入れて下に、水(6
)を収容した水容器(7)を下にそなえた加熱食品容器
において、外容器(2)は、円筒状の胴部(21)とカ
ップ状の底部(22)とが、別体であって相互に回転可
能なように係合して構成しており、水容器(7)は胴部
(21)に固着され、生石灰容器の透水性の!(51)
の上面にはカッター(8)が固着されていて、胴部(2
1)に対して底部(22)を上方に向けて移動し回転さ
せることにより水容器(7)の下面(72)がカッター
(8)により切断され、その下に位置している生石灰(
4)の中に水(6)が流下して発熱反応が起るように構
成したことを特徴とする。 本発明の代表的な態様においては、第1図および第2図
に示すように、胴部(21)と底部(22)との係合を
ネジ式とし、回転につれて底部が上昇して生石灰容器(
5)の上面に固着したカッター(8)の先端が上記水容
器(7)に触れるように構成されている。 水容器をカッターで切る機構は、前記したネジ式のほか
、第3図に示す二段iN合式の態様もあり得る。 発熱の有効利用と、加熱中手に持っていても熱くないよ
うに、胴部の外側を断熱性のシュリンクフィルム(9)
で被覆することが推奨される。 第2図に示すように、外容器の胴部外周に多数の平行な
突条を(図示した例では縦方向に)設りたものを使用し
、その外側を断熱性のシュリンクフィルム(9)で被覆
すると、保温効果が高まる。 ざらに、長期の保存のためには、外容器の胴部(21)
および底部(22)を防湿性のシュリンクフィルムでお
おって、生石灰の吸湿を防止することが好ましい。 外容器の胴部および底部はプラスチックの射出成形品が
好適であり、材料としては、ポリプロピレン、高密度ポ
リエチレン、ポリスチレンなどが適当である。 胴部は
紙または紙とプラスチックとの積層材の筒も使用できる
。 生石灰容器(5)は、外容器の底部(22)と一体にプ
ラスチックの射出成形により製造するとよい。 第1図
は、その例を示している。 もちろん、別個に用意して
、外容器の底部に接着そのほかの手段で固定してもよい
。 生石灰容器の透水性の蓋(51)は、第4図に示すよう
な形状のものであって、生石灰の粒径よりは小さいが、
流下する水を通すとともに発生した水蒸気を通す大きざ
の孔(52)を多数設ける。 この蓋は、やはりプラスチックの射出成形により製造す
るのが好都合であって、金属または硬質プラスチック製
のカッターをインサートして成形することにより、同時
にカッターを固定できる。 カッターの固定は、成形した透水性の!(51)の上面
に接着することにより行なってもよい。 透水性の蓋(51)自体の接着は、超音波シール、ヒー
トシールなどの手段によればよい。 内容器としては、テーパつきのビラードカップが好適で
ある。 ピラードカツプのブランクの材料は、常用され
ている合成紙/アルミ箔/プラスチックフィルムの耐熱
水性を有する積層材が適当である。 プラスチック材料
としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
ポリプロピレンなどがよい。 そのほか、アルミニウム
などの金属の容器が使用できる。 ピラードカップに代
え、直円筒形状の管状カップも使用できる。 管状カッ
プの材料には、アルミニウムなどの金属、上記のプラス
チック、またはそれらの積層材が使用できる。 内容器
は、外容器に接着一体止されていてもよいし、取外し可
能なように嵌合されていてもよい。 食品がレトルト食品のような場合、上記の内容器に食品
を充填して密封し、レトルト処理などを施した後、必要
に応じて外容器と接着一体止すればよい。 内容器の下に設ける水容器は、外容器の胴部(21)内
に、別に用意した水容器(7)を嵌合または接着により
、回転しないよう固定すればよ、い。 水容器の構成は
、プラスチックの射出成形や真空成形でつくったドーナ
ツ型の本体(71)に、アルミ箔やプラスチック、また
はこれらの積層材からなる蓋材を下面(72)として組
み合わせるとよい。 本体(71)に水を充填してから
、ヒートシールにより蓋をする。 生石灰に水が作用して発生する水蒸気は、ドーナツ型の
水容器の中央を上昇し、上!(73)に設けた水蒸気通
過孔(74)を通って、内容器1を加熱する。 水容器(7)を確実に固定するだには、第5図Aに示す
ように外容器胴部(21)のフランジ部分(25)に回
転止めリブ(23)を設け、第5図Bに示すように水容
器にそれに応じた凹みを設けて組み合わせるとよい。
また、水蒸気の上昇を容易にするため、第5図Aにあわ
せて示したように、フランジ部分の周辺にいくつかの水
蒸気通過孔(24)を設けておくことが推奨される。 水には可溶性塩を添加することが好ましい。 その代表的なものは、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化アルミニウムなどである。 添加■は、数〜
60重量%、とくに30〜40重四%程度がよい。 [作 用] 本発明の加熱食品容器の食品を加熱して飲食しようとす
るときは、外容器の胴部を固定して底部を第2図の矢印
の方向に回転すると、回転につれてネジの作用で上昇し
、接近してきたカッター(8)によって、水容器(7)
の下面のM(72>が切り開かれる。 第3図に示したものは、底部を胴部に向って押し、嵌合
位置を工から■に移行させることにより、水容器にカッ
ターが刺さるから、続いて回転することにより切断が行
なわれる。 いずれにしても水容器の下面が切り開かれると、生石灰
(4)の中に水容器(7)の水(6)が流下し、反応し
て発熱が起る。 温度が高まるとともに水蒸気が容器内
を上昇してゆき、内容器(1)の外側を包んで加熱する
。 このようにして、粘稠な食品もよく加熱される。 水に添加してあったマグネシウムやアルミニウムの可溶
性塩は、水と生石灰の水和反応に適度のブレーキをかけ
発熱をコントロールするとともに、水和反応を長く持続
させる。 また、水の氷点降下により、寒冷地での凍結
のおそれをなくす。 [実施例] ポリプロピレンを射出成形して、図示したような円筒状
の外容器の胴部(21>、生石灰容器を兼ねるカップ状
の外容器の底部(22>、およびドーナツ状の水容器本
体(71)を成形した。 生石灰容器の透水性の!(51)に、鋼製のカッター(
8)をインサート成形により固着した。 上記の水容器本体(71)にマグネシウムの可溶性塩を
添加した水(6)を充填し、器材(72)で密封して水
容器(7〉を形成し、これを外容器のフランジ部(25
)上に嵌合して固定した。 続いて生石灰容器(5)に、生石灰80%(型組)と寒
水石20%とからなる発熱剤を充填した。 内容器(1)として、別に用意した合成紙/アルミ箔/
ポリプロピレンからなるピラードカップを用い、食品を
充填して密封してレトルト処理を施した。 これを外容器(2)にはめ込み、上端を超音波シールに
より接着一体止した後、外容器胴部(21)の外側を発
泡ポリ塩化ビニルからなる断熱性のシュリンクフィルム
で被覆して、加熱食品容器を得た。 この加熱食品容器の外容器の底部(22)を、矢印の方
向に数回回転させたところ、3分後に飲食に適した状態
になった。
、飲食に適した状態にすることができる加熱食品容器の
改良に関する。 [従来の技術] 工場で生産され、流通する食品の中には、加熱され飲食
に適するようになるものが少なくない。 たとえば、コーヒー、紅茶、しるこ、甘酒、日本酒など
の飲物がそうであり、飲むとき化学反応、たとえば生石
灰の水和反応による発熱を利用して、内容物を加熱する
ようにしたものである。 この種の加熱食品容器の代表的なものは、外容器と内容
器を一体化し、それらの間に清酒などの飲料を充填して
なり、内容器は、その上部に水を充填した氷袋を備える
とともに、その下部には生石灰を収容してあり、その底
部に対組でおおった開口部を有し、その下にピンを備え
オーバーキャップをしてなる構造を有する。 この加熱食品容器は、使用に当って氷袋にピンを挿して
破り、袋内の水を生石灰と接触させる。 このためには、加熱食品容器をいったん倒立させて、底
部からピンを挿し込み、その後もとの位置に戻すという
動作が必要である。 ときには、氷袋の位置が輸送中に
変っていて、ピンが創らなかったり氷袋の破れ方が不完
全であったりして、水の流出が少なく発熱反応が遅くな
ることがある。 また、この容器は、内容器と外容器との狭い部分の液体
を集中的に温め、温めた液が上昇し上部のまだ温まって
いない液が下降する対流を利用して、全体を温める機構
によっている。 ところが、粘稠な食品では対流が生じにくいため、加熱
がスムーズに進まない。 また、カレーのようなレトル
ト食品、マーボ豆腐のようなボイル食品、コーヒー用ク
リームのような無菌充填食品などは、それぞれレトルト
、ボイル、無菌充填などの加工をする必要があり、上記
のような容器をそのまま使用することはできない。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記した技術の現状にがんがみて、化
学反応による発熱を利用して、レトルト加工品など粘稠
な食品であっても、簡単な操作で、確実かつ速やかに加
熱して、食品を飲食に適した状態にすることができる加
熱食品容器を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明の加熱食品容器は、図面に示すように、食品を充
填する内容器(1)、それをとり囲み上端においてそれ
と接合している外容器(2)、および蓋(3)からなり
、外容器(2)の内部であって内容器(1)の下方で、
生石灰(4)を生石灰容器(5)に入れて下に、水(6
)を収容した水容器(7)を下にそなえた加熱食品容器
において、外容器(2)は、円筒状の胴部(21)とカ
ップ状の底部(22)とが、別体であって相互に回転可
能なように係合して構成しており、水容器(7)は胴部
(21)に固着され、生石灰容器の透水性の!(51)
の上面にはカッター(8)が固着されていて、胴部(2
1)に対して底部(22)を上方に向けて移動し回転さ
せることにより水容器(7)の下面(72)がカッター
(8)により切断され、その下に位置している生石灰(
4)の中に水(6)が流下して発熱反応が起るように構
成したことを特徴とする。 本発明の代表的な態様においては、第1図および第2図
に示すように、胴部(21)と底部(22)との係合を
ネジ式とし、回転につれて底部が上昇して生石灰容器(
5)の上面に固着したカッター(8)の先端が上記水容
器(7)に触れるように構成されている。 水容器をカッターで切る機構は、前記したネジ式のほか
、第3図に示す二段iN合式の態様もあり得る。 発熱の有効利用と、加熱中手に持っていても熱くないよ
うに、胴部の外側を断熱性のシュリンクフィルム(9)
で被覆することが推奨される。 第2図に示すように、外容器の胴部外周に多数の平行な
突条を(図示した例では縦方向に)設りたものを使用し
、その外側を断熱性のシュリンクフィルム(9)で被覆
すると、保温効果が高まる。 ざらに、長期の保存のためには、外容器の胴部(21)
および底部(22)を防湿性のシュリンクフィルムでお
おって、生石灰の吸湿を防止することが好ましい。 外容器の胴部および底部はプラスチックの射出成形品が
好適であり、材料としては、ポリプロピレン、高密度ポ
リエチレン、ポリスチレンなどが適当である。 胴部は
紙または紙とプラスチックとの積層材の筒も使用できる
。 生石灰容器(5)は、外容器の底部(22)と一体にプ
ラスチックの射出成形により製造するとよい。 第1図
は、その例を示している。 もちろん、別個に用意して
、外容器の底部に接着そのほかの手段で固定してもよい
。 生石灰容器の透水性の蓋(51)は、第4図に示すよう
な形状のものであって、生石灰の粒径よりは小さいが、
流下する水を通すとともに発生した水蒸気を通す大きざ
の孔(52)を多数設ける。 この蓋は、やはりプラスチックの射出成形により製造す
るのが好都合であって、金属または硬質プラスチック製
のカッターをインサートして成形することにより、同時
にカッターを固定できる。 カッターの固定は、成形した透水性の!(51)の上面
に接着することにより行なってもよい。 透水性の蓋(51)自体の接着は、超音波シール、ヒー
トシールなどの手段によればよい。 内容器としては、テーパつきのビラードカップが好適で
ある。 ピラードカツプのブランクの材料は、常用され
ている合成紙/アルミ箔/プラスチックフィルムの耐熱
水性を有する積層材が適当である。 プラスチック材料
としては、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
ポリプロピレンなどがよい。 そのほか、アルミニウム
などの金属の容器が使用できる。 ピラードカップに代
え、直円筒形状の管状カップも使用できる。 管状カッ
プの材料には、アルミニウムなどの金属、上記のプラス
チック、またはそれらの積層材が使用できる。 内容器
は、外容器に接着一体止されていてもよいし、取外し可
能なように嵌合されていてもよい。 食品がレトルト食品のような場合、上記の内容器に食品
を充填して密封し、レトルト処理などを施した後、必要
に応じて外容器と接着一体止すればよい。 内容器の下に設ける水容器は、外容器の胴部(21)内
に、別に用意した水容器(7)を嵌合または接着により
、回転しないよう固定すればよ、い。 水容器の構成は
、プラスチックの射出成形や真空成形でつくったドーナ
ツ型の本体(71)に、アルミ箔やプラスチック、また
はこれらの積層材からなる蓋材を下面(72)として組
み合わせるとよい。 本体(71)に水を充填してから
、ヒートシールにより蓋をする。 生石灰に水が作用して発生する水蒸気は、ドーナツ型の
水容器の中央を上昇し、上!(73)に設けた水蒸気通
過孔(74)を通って、内容器1を加熱する。 水容器(7)を確実に固定するだには、第5図Aに示す
ように外容器胴部(21)のフランジ部分(25)に回
転止めリブ(23)を設け、第5図Bに示すように水容
器にそれに応じた凹みを設けて組み合わせるとよい。
また、水蒸気の上昇を容易にするため、第5図Aにあわ
せて示したように、フランジ部分の周辺にいくつかの水
蒸気通過孔(24)を設けておくことが推奨される。 水には可溶性塩を添加することが好ましい。 その代表的なものは、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化アルミニウムなどである。 添加■は、数〜
60重量%、とくに30〜40重四%程度がよい。 [作 用] 本発明の加熱食品容器の食品を加熱して飲食しようとす
るときは、外容器の胴部を固定して底部を第2図の矢印
の方向に回転すると、回転につれてネジの作用で上昇し
、接近してきたカッター(8)によって、水容器(7)
の下面のM(72>が切り開かれる。 第3図に示したものは、底部を胴部に向って押し、嵌合
位置を工から■に移行させることにより、水容器にカッ
ターが刺さるから、続いて回転することにより切断が行
なわれる。 いずれにしても水容器の下面が切り開かれると、生石灰
(4)の中に水容器(7)の水(6)が流下し、反応し
て発熱が起る。 温度が高まるとともに水蒸気が容器内
を上昇してゆき、内容器(1)の外側を包んで加熱する
。 このようにして、粘稠な食品もよく加熱される。 水に添加してあったマグネシウムやアルミニウムの可溶
性塩は、水と生石灰の水和反応に適度のブレーキをかけ
発熱をコントロールするとともに、水和反応を長く持続
させる。 また、水の氷点降下により、寒冷地での凍結
のおそれをなくす。 [実施例] ポリプロピレンを射出成形して、図示したような円筒状
の外容器の胴部(21>、生石灰容器を兼ねるカップ状
の外容器の底部(22>、およびドーナツ状の水容器本
体(71)を成形した。 生石灰容器の透水性の!(51)に、鋼製のカッター(
8)をインサート成形により固着した。 上記の水容器本体(71)にマグネシウムの可溶性塩を
添加した水(6)を充填し、器材(72)で密封して水
容器(7〉を形成し、これを外容器のフランジ部(25
)上に嵌合して固定した。 続いて生石灰容器(5)に、生石灰80%(型組)と寒
水石20%とからなる発熱剤を充填した。 内容器(1)として、別に用意した合成紙/アルミ箔/
ポリプロピレンからなるピラードカップを用い、食品を
充填して密封してレトルト処理を施した。 これを外容器(2)にはめ込み、上端を超音波シールに
より接着一体止した後、外容器胴部(21)の外側を発
泡ポリ塩化ビニルからなる断熱性のシュリンクフィルム
で被覆して、加熱食品容器を得た。 この加熱食品容器の外容器の底部(22)を、矢印の方
向に数回回転させたところ、3分後に飲食に適した状態
になった。
本発明の加熱食品容器を用いれば、簡単な操作で確実か
つ速やかに、食品を加熱して、飲食に適した状態にする
ことができる。 食品は、レトルト、ボイル、無菌充填
などの加工を施して包装することもできる。
つ速やかに、食品を加熱して、飲食に適した状態にする
ことができる。 食品は、レトルト、ボイル、無菌充填
などの加工を施して包装することもできる。
第1図は、本発明の加熱食品容器の一例について、その
構成を示す縦断面図である。 第2図は、第1図の加熱食品容器の各構成部分を分解し
て示した斜視図でおる。 第3図は、本発明の加熱食品容器の別の例の構成を示す
、主要部の断面図である。 第4図は、生石灰容器の透水性の蓋の形状を示す平面図
である。 第5図は、水容器と外容器胴部との好ましい組み合わせ
を示すものであって、Aは外容器胴部のフランジ部を視
た平面図であり、Bはそこへ水容器をとりつけたところ
を視た、′AのI−I方向断面図である。 1・・・内容器 2・・・外容器 21・・・胴部 22・・・底 部 23・・・回転止めリブ2
4・・・水蒸気通過孔 25・・・フランジ部3・・
・蓋 4・・・生石灰 5・・・生石灰容器 51・・・透水性の蓋 52・・・水と水蒸気の通過孔 6・・・水 7・・・水容器 71・・・水容器本体 72・・・水容器下面の蓋 73・・・水容器上面の蓋 74・・・水蒸気通過孔 8・・・カッター 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫 第1図 第3図
構成を示す縦断面図である。 第2図は、第1図の加熱食品容器の各構成部分を分解し
て示した斜視図でおる。 第3図は、本発明の加熱食品容器の別の例の構成を示す
、主要部の断面図である。 第4図は、生石灰容器の透水性の蓋の形状を示す平面図
である。 第5図は、水容器と外容器胴部との好ましい組み合わせ
を示すものであって、Aは外容器胴部のフランジ部を視
た平面図であり、Bはそこへ水容器をとりつけたところ
を視た、′AのI−I方向断面図である。 1・・・内容器 2・・・外容器 21・・・胴部 22・・・底 部 23・・・回転止めリブ2
4・・・水蒸気通過孔 25・・・フランジ部3・・
・蓋 4・・・生石灰 5・・・生石灰容器 51・・・透水性の蓋 52・・・水と水蒸気の通過孔 6・・・水 7・・・水容器 71・・・水容器本体 72・・・水容器下面の蓋 73・・・水容器上面の蓋 74・・・水蒸気通過孔 8・・・カッター 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 須 賀 総 夫 第1図 第3図
Claims (5)
- (1)食品を充填する内容器(1)、それをとり囲み上
端においてそれと接合している外容器(2)、および蓋
(3)からなり、外容器(2)の内部であつて内容器(
1)の下方で、生石灰(4)を生石灰容器(5)に入れ
て下に、水(6)を収容した水容器(7)を上にそなえ
た加熱食品容器において、外容器(2)は、円筒状の胴
部(21)とカップ状の底部(22)とが、別体であっ
て相互に回転可能なように係合して構成しており、水容
器(7)は胴部(21)に固着され、生石灰容器の透水
性の蓋(51)の上面にはカッター(8)が固着されて
いて、胴部(21)に対して底部(22)を上方に向け
て移動し回転させることにより水容器(7)の下面(7
2)がカッター(8)により切断され、その下に位置し
ている生石灰(4)の中に水(6)が流下して発熱反応
が起るように構成したことを特徴とする加熱食品容器。 - (2)胴部(21)と底部(22)との係合をネジ式と
し、回転につれ底部が上昇してカッター(8)が水容器
(7)に触れるようにした請求項1に記載の加熱食品容
器。 - (3)胴部(21)と底部(22)の係合を上下2段の
凹凸嵌合により行ない、底部を胴部に向つて押し嵌合位
置を移行させることにより、水容器(7)にカッター(
8)が刺さるようにした請求項1に記載の加熱食品容器
。 - (4)外容器の胴部(21)の外側を断熱性のシュリン
クフィルム(9)で被覆した請求項1に記載の加熱食品
容器。 - (5)外容器の胴部(21)および底部(22)の係合
部分を覆つて防湿性のシュリンクフィルム包装を施した
請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63090125A JPH01267178A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 加熱食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63090125A JPH01267178A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 加熱食品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01267178A true JPH01267178A (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=13989788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63090125A Pending JPH01267178A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 加熱食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01267178A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10003534A1 (de) * | 2000-01-27 | 2001-08-16 | Ebbecke Reinhard | Einwegbehälter zur Erwärmung und Kühlung von Flüssigkeiten |
US6948490B2 (en) * | 2001-04-24 | 2005-09-27 | Thermotic Developments Limited | Steam generator |
CN105947414A (zh) * | 2016-05-05 | 2016-09-21 | 范道柱 | 一种自制冷或自加热饮料瓶 |
JP2016182309A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | しらたき酒造株式会社 | 加熱用容器 |
CN106742667A (zh) * | 2016-12-02 | 2017-05-31 | 黑龙江福和华星制药集团股份有限公司 | 一种固液体分装的容器瓶 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4030997Y1 (ja) * | 1964-05-18 | 1965-10-30 | ||
JPS53106191U (ja) * | 1977-01-31 | 1978-08-25 | ||
JPS54154195U (ja) * | 1978-04-15 | 1979-10-26 |
-
1988
- 1988-04-12 JP JP63090125A patent/JPH01267178A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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