JPH01265853A - ヒューメクタント組成物 - Google Patents

ヒューメクタント組成物

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JPH01265853A
JPH01265853A JP63094905A JP9490588A JPH01265853A JP H01265853 A JPH01265853 A JP H01265853A JP 63094905 A JP63094905 A JP 63094905A JP 9490588 A JP9490588 A JP 9490588A JP H01265853 A JPH01265853 A JP H01265853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellobitol
cellotritol
cellobiose
cellulose
cellotriose
Prior art date
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Pending
Application number
JP63094905A
Other languages
English (en)
Inventor
Soji Suzuki
鈴木 壮司
Tsutomu Harada
努 原田
Masao Motoki
本木 正雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は広汎な食品群に使用可能な低甘味であシ、苦味
、渋味が少なく、しかも水に対する溶解度の高いヒュー
メクタント組成物に関する。
〈従来技術〉 従来の中間水分食品には、例えばジャム、乾燥果実、ハ
ム、塩辛などがあり、これらにはヒューメクタント(水
分活性を低下させるための水利剤)として砂糖、食塩な
どが添加されている。
しかし、これらはいずれも過度の甘味・塩味を有し、特
定の食品にしか用いることができない。
また、グリセロールもヒーーメクタントとじて広く用い
られているが、苦味、渋味が強い為に利用範囲は狭い。
更に、本発明者等は、β−1,4−グルカンであるセル
ロースを酸、又は酵素処理して得られる重合度2〜7の
セロオリゴ糖をヒ一メクタントして用いる技術を開発し
ている(特開昭62−273921)。
しかし、この重合度2〜7のセロオリゴ糖は低甘味であ
るという点においては既存のヒューメクタントよシも優
れているが、水に対する溶解度が低いという欠点がある
〈本発明が解決しようとする課題〉 本発明の課題は■優れたAw低下刃を有する、■味覚受
容性(苦味、渋味がなく、甘味はあっても極めて弱い)
が優れている、■水に対する溶解度が大きい、■ノンカ
ロリーである、以上4点を合せもつ新規ヒューメクタン
トの提供である。
〈課題を解決する為の手段〉 本発明者等は上記課題を解決すべき鋭意研究を行った結
果、セロビトール及びセロトリイトールの混合物が、A
w低下刃が有り水に対する溶解度が高く、甘味が極めて
弱く、しかも苦味、渋味等の異味を呈さす、更にノンカ
ロリー物質であることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
即ち、本発明はセロビトール1.0重量部に対してセロ
トリイトール0.1〜10重量部重量部下なる新規ヒュ
ーメクタントである。本発明で用いられるセロビトール
及びセロトリイトールの原料はセロビオース(β−1,
4−グルカン、 1ilfiz )、セロトリオース(
β−1,4−グルカン、il[3)であり、このセロビ
オース、セロトリオースは市販されているもの、あるい
はセルロース重量素または酸分解あるいはアセトリシス
法によシ部分加水分解して得られるもの、更には、微生
物(酢酸菌など)がセルロースを生産するときに副生さ
れるものなどを用いることができる。
セルロースよシ部分加水分解してセロビオース、セロ)
 IJオース等のセロオリゴ糖を得る方法についてはC
arbohydrate Chemistry Vol
 ■134〜149頁に詳細に記載されている。セルロ
ースは一般ニ市場に流通しているもの、例えばとうもろ
こし外皮、小麦ふすま、木綿、木、稲わらなどでよく、
例えば、酸または機械的処理を施こして精製したものが
好ましい。
酵素分解する場合に用いるセルラーゼは、β−D−グル
カンー4−グルカノヒドラーゼ(EC3,2,1,4)
に分類されているものでよい。
一般には市販の酵素剤としてアスペルギルス属菌、トリ
コデルマ属菌、リゾノス属菌などに由来するものを用い
ることができる。
セルロースとして植物性繊維質を用いる場合には、セル
ロースと共に存在するヘミセルロースを予メヘミセルラ
ーゼ(キシラナーゼ、マンナーゼ、マンツガラクターゼ
など)などによシ分解除去しておけばよい。
酸分解する場合に使用する酸は無機酸・有機酸のいずれ
を用いてもよいが、塩酸あるいは硫酸が一般的に用いら
れる。例えばセルロース重量の1〜100倍量の濃塩酸
を加え数時間攪拌して酸加水分解させた後、アルコール
、アセトンなどの適当な溶媒によシ析出物を分取し、こ
れを中和後イオン交換樹脂などにより脱塩溶出すればよ
い。
また、微生物(酢酸菌など)がセルロース性ダル状組成
物を生産するときに産出されるセロオリゴ糖を用いるこ
ともできる。微生物としてはアセトバクター属に属する
微生物が好ましく、アセトバクター・キシリナムIF0
3288.アセトバクター・アセティIF03284な
どを使用することができる。
市販されているセロビオース、セロトリオースを用いる
場合以外、即ち酵素分解、酸分解、微生物から副生じた
ものを採取する場合においては、各種重合度のセロオリ
ゴ9糖が存在しているので、限外p過、遠心分離、イオ
ン交換樹脂、ダル濾過などの手段によシ分画精製するこ
とにより、目的とする重合度2のセロビオース、重合度
3のセロトリオースを調製できる。
次K、セロビオース及びセロトリオースの混合物を60
−100気圧の水素ガスを用いて9〇−120℃の温度
においてN1等の触媒と炭酸カルシウムとともに4−9
時間反応させることにより水素添加し、目的とするセロ
ビトール及びセロトリイトールからなるヒューメクタン
ト組成物が得られる。尚、セロビトールとはセロビオー
スが還元されたものであシ、セロトリイト−・ルとはセ
ロトリオースが還元されたものである。
実施例で示すように、本発明のセロビトール及びセロト
リイトールの混合物は、それぞれセロビトール及びセロ
) IJイトールの単品の長所を有している。
本発明のセロビトール及びセロトリイトールの混合比は
特に限定しないが、通常はセロトリイ ト 10.0の範囲、好ましくはセロビトール1.0重量部
に対してセロトリイトールを0.4〜1.2の範囲で配
合すればよい。
セロトリイトールの重量部が0.1よシ少ないと甘味が
生じ、(ハ)よシ多いと水分活性低下刃が低下する。
〈効果〉 本発明に係るセロビトール及びセロトリイト−ルからな
るヒューメクタント組成物はそのAw低減力はグリセロ
ールに比べやや劣るものの、微生物の活動を阻む上では
、とても有効であり、なおかつ、甘味がグリセロールに
比べ非常に弱く、更に苦味、渋味などの異味も呈さない
。また、非常に水溶性が高く、容易に食品に混合ないし
浸透せしめることが出来るので、広汎な食品群に対する
保存性付与物質である。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
〈実施例1〉 本発明に係るヒーーメクタントとしての有効性は、実験
室において簡単な試験法によって評価することができる
。各評価は次の方法で行なった。
以下、本実施例においては、還元セロオリゴ糖とは、セ
ロビトールとセロトリイトールを、2:1の重量比で配
合したものである。
(1)  Aw低下能の評価 各種ヒューメクタントの10〜50重量%水溶液におけ
るAwを25℃にて測定した。結果を表1に示した。
表1.水分活性 (25°Cで評価) *飽和してしまい調製できない 本発明に係る還元セロオリゴ糖20%水溶液のAWVi
o、97であシ、ショ糖20%水溶液のAwと一致した
。これにより、この水溶液系において還元セロオリゴ糖
をショ糖と等重量用いることで、ショ糖と同じAw 0
.97を得ることができたわけである。
また、本発明に係る還元セロオリゴ糖はセロオリゴ糖で
あるセロビオースやセロトリオースとは異って、溶解性
も極めて良好であった。
(2)甘味度、味質の評価 被検ヒーーメクタントについて表2に示す固形物濃度の
水溶液を調製し、5.0%ショ糖溶液を標準液としてこ
れに対する相対甘味度と味質(苦味、渋味など)を、パ
ネル数10名による官能検査で測定した。以下結果を表
2に示した。
さらに表2に示したごとく、還元セロオリゴ糖10%水
溶液の甘味度はシヨ糖5.0%水溶液のそれを10とし
た場合的0.3であわ、甘味度が低いことが明らかにさ
れた。
ヒューメクタントとして用いられているグリセロールけ
Awは低下するが、苦味、渋味が強いものであった。
これに対し、還元セロオリゴ糖は苦味、渋味がなく、さ
れやかな味質を有していた。
(3)  セロビトール、セロトリイトールとの比較評
価 本発明のヒューメクタント(セロビトール:セロトリイ
トール=2 : 1 (重量比)混合物)は、甘味度の
点においては、セロビオール単品よリモ、また、水分活
性低下能においてはセロトリイトール単品よシも良好な
性質を示した(表3)。
表3のように本発明のヒューメクタントはセロビトール
とセロトリイトールの長所を合わせ持つことが証明され
た。
表  3 〈実施例2〉 本発明のヒューメクタント(セロビトール:セロ) I
Jイトール=2:1(重量比)混合物、以下還元セロオ
リゴ糖と称する)をショ糖の代替に用い、ジャムを調製
した場合のAw低下効果を調べた。
その際のレシピ−例、Aw値、味質等をそれぞれ表4,
5に示した。
表4に示したレシピ−にて還元セロオリコゝ糖を用いた
ジャムを常法に従って調製した。その際のせillコン
トロール2を除いてアスA’ルテーム(APト称スる)
にて補い、コントロール1のショ糖を添加したジャムと
同じ甘味度となるようにした。
表5に示したように還元セロオリゴ糖は水溶液のみでな
くジャムのような実際の食品においてもショ糖と同等の
良好なAw低下効果を示した。
また、このジャムはアスパルテームヲ用いることで、甘
味度は従来のジャムと同じになったが、味質は従来のジ
ャムに較べて酸味がほどよく抑えられ、しつこくなくさ
れやかなものとなった。このことから還元セロオリゴ糖
はアスパルテームの呈味(後味のしつこさ、苦味、渋味
など)を改善することが明らかとなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セロビトール1.0重量部に対して、セロトリイ
    トール0.1〜10重量部配合してなるヒューメクタン
    ト組成物。
JP63094905A 1988-04-18 1988-04-18 ヒューメクタント組成物 Pending JPH01265853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63094905A JPH01265853A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ヒューメクタント組成物

Applications Claiming Priority (1)

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JP63094905A JPH01265853A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ヒューメクタント組成物

Publications (1)

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JPH01265853A true JPH01265853A (ja) 1989-10-23

Family

ID=14123036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63094905A Pending JPH01265853A (ja) 1988-04-18 1988-04-18 ヒューメクタント組成物

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JP (1) JPH01265853A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640051B1 (en) 1999-07-13 2003-10-28 Jung-Sun Yoon Thermal treatment apparatus radiating low and high temperature
JP2010189447A (ja) * 2010-06-09 2010-09-02 Nippon Kagaku Kikai Seizo Kk 錠剤用賦形剤及び錠剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640051B1 (en) 1999-07-13 2003-10-28 Jung-Sun Yoon Thermal treatment apparatus radiating low and high temperature
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