JPH01265510A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPH01265510A
JPH01265510A JP9298488A JP9298488A JPH01265510A JP H01265510 A JPH01265510 A JP H01265510A JP 9298488 A JP9298488 A JP 9298488A JP 9298488 A JP9298488 A JP 9298488A JP H01265510 A JPH01265510 A JP H01265510A
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JP
Japan
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solid electrolytic
electrolytic capacitor
acid
semiconductor layer
layer
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Application number
JP9298488A
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English (en)
Inventor
Kazumi Naito
一美 内藤
Koji Matsumura
幸治 松村
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、良好な漏れ電流特性を維持しつつ。
誘電損失が小さく、製造工程が簡単な固体電解コンデン
サの製造方法に関する。
[従来の技術] 一般に固体電解コンデンサの素子は、弁作用金属からな
る陽極基体の表面に酸化皮膜層を形成し、この酸化皮膜
層の外面に対向?[ft4として二酸化マンガンなどの
半導体層を形成し、さらに接触抵抗を減じるために鍜ペ
ースト層等を設けて導電体層を形成している。
上述した二酸化マンガン以外の半導体として二酸化鉛は
、その電導度が比較的高いため、高性能な固体電解コン
デンサを作成することが期待されたが実現されたものは
なかった。このような中で1本発明者等は特開昭63−
51621等で二酸化鉛と硫酸鉛からなる半導体層を持
つ性能が良好で工業的に実現可能な固体電解コンデンサ
およびその固体電解コンデンサの製造方法等を提案した
。さらに、この種の固体電解コンデンサのエージング方
法として特開昭62−279623等で導電体層形成後
に化成処理を施すことを提案した。また、特開昭62−
98714において特定の化合物を溶解した溶液で半導
体層を洗浄することにより電気特性の良好な固体電解コ
ンデンサが得られることを提案した。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した方法を利用して固体電解コンデ
ンサを製造した場合、漏れ電流と↑n失係数を同時に小
さくするためには、少な(とも洗浄工程とエージング工
程のニ工程を要するため、製造時間が長くまた最終的に
は製造原価が高くつくという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上述した問題点を解決するために成されたも
ので弁作用を有する金属からなる陽極基体の表面に誘電
体酸化皮膜層、二酸化鉛と硫酸鉛を主成分とする半導体
層、導電体層を順次J[a成して行く固体電解コンデン
サの製造方法において。
前記半導体層まで形成した固体電解コンデンサ素子をカ
ルボン酸、オキシ酸、カルボン酸塩またはオキシ酸塩を
含んだ溶液中でエージングすることを特徴とする固体電
解コンデンサの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の固体電解コンデンサについて説明する。
本発明の固体電解コンデンサの陽極として用いられる弁
金属基体としては、例えばアルミニウム、タンタル、ニ
オブ、ヂクンおよびこれらを基質とする合金等、弁作用
を有する金属がいずれも使用できろ。
陽極基体表面の誘電体酸化皮膜層は、陽極基体表層部分
に設けられた陽極基体自体の酸化物層であっても良く、
あるいは、陽極基体の表面上に設けられた他の誘電体酸
化物の層であっても良いが、特に陽極弁金属自体の酸化
物からなる層であることが望ましい、いずれの場合にも
酸化物層を設ける方法としては、従来公知の方法を用い
ることができる。
本発明の固体電解コンデンサ素子の半導体層は、二酸化
鉛と硫酸鉛を主成分とする層であり、例えば、本発明前
等が特開昭62−279623等で提案した方法で形成
される。
半導体層を形成時に生じた誘電体酸化皮膜層の劣化を修
復するためにエージングを行なうが、カルボン酸、オキ
シ酸またはそれらの塩を少なくとも一鍾含んだ溶液中で
エージングすることが肝要である。この中でもとりわけ
カルボン酸塩、オキシ酸塩が良好である。
カルボン酸、オキシ酸、カルボン酸塩およびオキシ酸塩
の代表例として酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉贋酸、し
ゅう酸、こはく酸、アジピン酸、アクリル酸、クロトン
酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、フタル酸、グリ
コール酸、グリセリン酸、ヒドロキシプロピオン酸、ヒ
ドロキシ醋酸、酒石酸、りんご酸、グリコン酸、サリチ
ル酸およびこれらの酸のアンモニウム塩、ナトリウム塩
、カリウム塩等が挙げられる。
これらエージング工程に使用する有機酸、またはその塩
類はほとんど一塩基酸、二塩基酸、脂肪族、芳香族、オ
キシ酸、またはその塩として差はないが、価格の面から
酢酸アンモニウムが主として使用されよう。
、濃度もあまり制限がなく、希薄なものから飽和溶液ま
で使用できるが、希薄なものはエージングの時間がかか
り、溶液の取り替えも頻度が多くなるので、酢酸アンモ
ニウムの場合20〜40 w t%位のものが結晶の析
出もなく扱い易い。
エージング方法は、半導体層まで形成した固体電解コン
デンサ素子を陽極側とし、陰極側に例えばアルミ箔を使
用して前述した溶液中で所定の電圧と時間をかけて行な
われる。エージング時間は、固体電解コンデンサ素子の
容量によっても変化するが、一般には1時間以内である
エージング後、固体、電解コンデンサ素子を十分洗浄し
、乾燥後半導体層上に導電体層が形成される。導電体層
として従来公知のものおよび方法が採用できるが、とり
わけ銀等の導電体粉末を使用した導電ペーストに固体電
解コンデンサ素子を浸漬して引き一ヒげ乾燥する方法が
簡便である。
以上述べた如く本発明の方法によって製造された固体電
解コンデンサは1例えば、樹脂モールド、樹脂ケース、
金属製の外装ケース、樹脂のディッピング、ラミネート
フィルムによる外装などにより各ト1用途の汎用コンデ
ンザ製品とすることができる。
[実施例] 以下、実施例および比較例を示して本発明をさらに詳し
く説明する。
(実施例1〜4) 長さ2 cm、幅0.5cmのアルミニウム箔を陽極と
し、交流により箔の表面に電気化学的にエッチグ処理し
た後、エツチングアルミニウム箔に陽極端子をかしめ付
けし、陽極リード線を接続した。
ついで、りん酸と、りん酸アンモニウムの水溶液中で電
気化学的に処理してアルミナの酸化皮膜を形成し、低圧
用エツチングアルミニウム箔成箔(約10μF / c
が)を(りた、この化成箔を巻回した後、化成箔の陽極
リード線以外の部分を酢酸鉛三水和物2.4モル/2の
水溶液と過硫酸アンモニウム4モル/2の水溶液の混合
液に浸漬し。
80℃で30分間反応させた。生じた半導体層を水洗し
未反応物を除去した。
形成された半導体層は、二酸化鉛が約25重量%、硫酸
鉛が約75重量%からなることをX線分析、赤外分光分
析により確認した。
以上の方法で作製した固体電解コンデンサ素子を40点
用意し、各jO点づつを30%酢酸アンモニウム水溶液
(実施例1)、20%乳酸アンモニウム水溶液(実施例
2)、15%しゅう酸水溶液(実施例3)、15%乳酸
水溶液(実施例4)中で、陰極側にアルミニウム箔を使
用して。
15V定電圧でlO分エージング操作を行なった。
その後、水洗を十分行ない110℃で乾燥した。さらに
銀ペースト浴に浸漬して、導電体層を形成し、すずメツ
キ銅線で陰極を取りだした後乾燥した。さらにエポキシ
樹脂で封口処理して固体電解コンデンサを作製した。
(比較例1) 実施例と同様にして半導体層まで形成した固体電解コン
デンサ素子10点を、従来一般に行なわれる方法である
りん酸とアンモニウム(P It 3.2、比抵抗32
5Ωcm)中で実施例と同様な陰極および電圧を用いて
エージング操作を行なった。
更に、導電体習形成、陰極取りだし、封口な行なって固
体電解コンデンサを作製した。
実施例1〜4.比較例1で作製した固体電解コンデンサ
の特性値(10点の平均)を−括して第1表に示す。
*   12011zでの値 傘型  10KIIzでの値 傘型*10vでの値 [発明の効果] 弁作用を有する金属からなる陽極基体の表面に、誘電体
酸化皮膜層、二酸化鉛と硫酸鉛を主成分とする半導体層
、導電体層を順次形成してなる固体電解コンデンサの製
造方法において、前記半導体層まで形成した固体電解コ
ンデンサ素子を、カルボン酸、オキシ酸、カルボン酸塩
、またはオキシ酸塩を含んだ溶液中でエージングするこ
とを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法によれば
、漏れ電流および損失係数が小さくかつ簡単な製造工程
で肴#汝固体電解コンデンサを製造できる。
特許出願人  昭和電工株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  弁作用を有する金属からなる陽極基体の表面に、誘電
    体酸化皮膜層、二酸化鉛と硫酸鉛を主成分とする半導体
    層、導電体層を順次形成させる固体電解コンデンサの製
    造方法において、前記半導体層まで形成した固体電解コ
    ンデンサ素子を、カルボン酸、オキシ酸、またはそれら
    の塩を含んだ溶液中でエージングすることを特徴とする
    固体電解コンデンサの製造方法。
JP9298488A 1988-04-15 1988-04-15 固体電解コンデンサの製造方法 Pending JPH01265510A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6483536B2 (en) 2000-11-17 2002-11-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Distance measuring apparatus and method employing two image taking devices having different measurement accuracy

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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