JPH01262198A - プラスチック字消組成物 - Google Patents

プラスチック字消組成物

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JPH01262198A
JPH01262198A JP9004588A JP9004588A JPH01262198A JP H01262198 A JPH01262198 A JP H01262198A JP 9004588 A JP9004588 A JP 9004588A JP 9004588 A JP9004588 A JP 9004588A JP H01262198 A JPH01262198 A JP H01262198A
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plastic
alcohol
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Toshiaki Okazaki
岡崎 利章
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Tombow Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塩化ビニル系或いは熱可塑性エラストマー字
消材料に、細孔直径40Å以上に細孔分布のピーク値を
持ち、且つ比表面積200 m2 /g以上を有する多
孔性シリカに有機溶剤を包括吸着させた印刷物或いはr
pc用紙にトナーを熱溶融して定着してなる筆記線、製
図用フィルム、合成紙、アート紙等に書かれた製図用イ
ンキ、水性、油性マーキングインキ等を消去するプラス
チック字消組成物に関する。
(従来の技術) 従来、有機溶剤を配合してなるプラスチック字消は、酸
化マグネシウム、酸性白土、ベントナイト、活性アルミ
ナ、ケイソウ土、活性シリカ等(比表面積100〜18
0 m2 /g)の、吸油量値が比較的大°きい粉体と
N−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶剤を配合した
もの(特公昭57−22956) 、或いは消し液とし
て有機溶剤を用い、これを吸着するための粉体として、
澱粉、デキストリン等の外部吸着を有する物質を使用し
、これらを塩化ビニル樹脂と配合し、成形したプラスチ
ック字消(特開昭56−36555) などが知られて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 従来知られている酸性白土、ベントナイト、活性アルミ
ナ、ケイソウ土などの多孔質材料、或いは大きな外部表
面積を有する粉体にN−メチル−2−ピロリドン等の有
機溶剤を吸着させても、その吸着量は多孔質材料を用い
た場合は、その多孔質材料の細孔径或いは細孔形に依存
する。
その場合、微細な細孔径を多量に有していても、吸着さ
せたい有機溶剤の分子径の方が大きく充分な吸着ができ
なかったり、細孔径が有機溶剤の分子径よりも多少大き
くても、有機溶剤の細孔内部への拡散速度が遅く、内部
まで充分に侵入できない場合が多いし、また内部表面積
を有しない粉体では、その粉体の外部表面積しか吸着さ
れず、吸着量を増加させる事が困難であり、配合に際し
ては有機溶剤−多孔質材料或いは外部表面積の大きな粉
体の混合で、団塊状となり均一な分散をするためには、
団塊状となった混合物を再粉砕しなければならないとい
う作業上の欠点があった。
又、粉体として酸性白土、活性アルミナ、或いはヘント
ナイト、ケイソウ土などを用いた場合には、それらの粉
体表面が有している酸的性質によって、字消配合物を加
熱成形する際に成形温度によっては字消材料に用いる塩
化ビニル等のプラスチックが分解するおそれがあり、温
度制御に細心の注意をはらう必要があった。
(課題を解決する為の手段) 本発明は上記の欠点を解決すべく種々検討した結果、多
孔性シリカの細孔容積内部に有i溶剤を包括吸着させれ
ば、上記欠点を解決できることを見出し本発明を完成し
たものである。
即ち、本発明は塩化ビニル或いは熱可塑性エラストマー
を主成分とする字消材料に細孔直径40Å以上に細孔分
布を持ち、かつ比表面積20Onf/g以上を有する多
孔性シリカ5〜20重量部と沸点180℃以上を有する
アルコール又は2種以上の官能基を持ち、官能基の一つ
が含酸素官能基を有する有機溶剤10〜30重量部を配
合してなるプラスチック字消組成物である。
(作 用) 本発明において使用する多孔性シリカはケイ酸ナトリウ
ムと酸との反応によって生成されるが、その生成条件に
よって一次粒子に成長し、シロキサン結合によって繋が
り、二次凝集体となって成長したもので、非常に多孔性
に冨む網目構造を作り、細孔径が均一で且つ大きく多大
な内部表面積及び細孔容積を有し、表面積及び細孔容積
の殆どが前記の均一な細孔径の生成によって生じる特徴
を持つものである。従って本発明に使用する多孔性シリ
カの内部表面積値、或いは細孔容積値は本発明に用いる
ような大きな分子径を持つ有a溶剤の包括吸着に極めて
適している。
本発明に用いる多孔性シリカは一次粒子の生成条件によ
って種々の細孔容積を持つものが使用できるが、好まし
くは平均細孔直径100Å以上で細孔容積1.00〜1
.6(1+l/Hのものであった。平均細孔直径が10
0Å以下もしくは細孔容積1.oomt/g以下では包
括吸着量が少なく、且つ吸着速度が遅いために配合物が
団塊状となり分散性が悪い。
又、沸点180℃以上を有するアルコールとしてはベン
ジルアルコール(沸点205.5℃) 、 1−3 フ
タンジオール(沸点207.5℃)が適している。
沸点180℃以上で2種以上の官能基を持ち、官能基の
一つが含酸素官能基を有するものを表、lに示す。
表、1 好ましい配合割合として多孔性シリカ5〜20重量部に
対し、有機溶剤は5〜30重量部であった。
多孔性シリカ5重量部以下では包括吸着量が少なく消去
性能が悪い。他方多孔性シリカ20重量部以上では包括
吸着量が増加し、有機溶剤を充分に包括吸着するが、字
消強度が弱くなるとともに脆く使用中に字消が欠けたり
し使用性が悪い。
本発明においては、更に通常この種のプラスチック字消
に使用されている添加剤を配合することができる。しか
し、外部吸着を有する粉体、即ち炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、亜鉛華などは、その使用量が少ない方が
適しており、lO重型部以上では有機溶剤を包括吸着さ
せた多孔性シリカの配合比率が減少する事となるため、
印刷物。
製図用フィルム、合成紙、アート紙に書かれた水性又は
油性マーキングインキ等の筆跡の消去性能を著しく低下
させる。外部吸着を有する粉体の使用量は0〜10重量
部が好ましく、配合に際しては多孔性シリカを有機溶剤
中に高速攪拌機等を用いて分散させた後、各種添加剤を
加え更に一塩化ビニル樹脂等を加えて、高速攪拌機を用
いて分散、混合させた後、押出成形もしくは金型成型す
ることでプラスチック字消とする事ができる。
(実施例) 実施例、1 塩化ビニル樹脂 ゼオン121(日本ゼオン)    
             40重量部フタル酸ジ2エ
チルヘキシル(三菱 モンサンド化成ビニル)24重量部 アジピン酸ジ2エチルヘキシル(三 菱モンサント化成ビニル)      4重量部塩素化
パラフィン アデカサイザー 2500 (アデカ・アーガス化学)    4重蟹部
カルシウム亜鉛系安定剤 マーク5C−32(アデカ・
アーガス化学)       1重量部多孔性シリカ 
サイロイド244(富士デヴイソン化学)      
    8重量部ベンジルアルコール(東京応化工業)
19重量部上記配合組成のうち、多孔性シリカ サイロ
イド244 とヘンシルアルコールを高速攪拌機で混合
分散させた後、次に塩化ビニル樹脂、可塑剤を加え、高
速撹拌機でもって各配合物を充分に混合。
分散させた後、金型に流しこみ115〜125℃の温度
条件で40〜90分間加熱ゲル化させプラスチック字消
を得た。
実施例、2 塩化ビニル樹脂 ゼオン121(日本ゼオン)33重量
部 フタル酸ジ2エチルヘキシル(三菱 モンサンド化成ビニル)24重量部 アジピン酸ジ2エチルヘキシル(三 菱モンサント化成ビニル)      3重量部塩素化
パラフィン アデカサイザー 8500 (アデカ・アーガス化学)    4重量部
カルシウム亜鉛系安定剤 マーク5C−32(アデカ・
アーガス化学)       1重量部多孔性シリカ 
サイロイド244(富士デヴイソン化学)      
    10重量部2−フェノキシエタノール(東邦化
学 工業)20重量部 炭酸カルシウム(白石工業)      5重量部上記
配合物を多孔性シリカ ナイロイド244 と2−フェ
ノキシエタノールを高速撹拌機で混合1分散させた後、
以下実施例、1と同様に処理し、同様の形状のプラスチ
ック字消を得た。
実施例、3 スチレン・ブタジェン共重合体 ツル プレンT475 (旭化成工業)40重量部エチレン酢
ヒ共重合体  エバフレックス420(三井デュポン・
ポリケミカル)5重量部アイオノマー樹脂 ハイミラン
1554(三井デュポン・ポリケミカル)15重量部ポ
リブテンOH(出光石油化学)     10重量部2
−フェノキシエタノール(東邦化学 工業)15重量部 多孔性シリカ サイロイド244(富士デヴイソン化学
)15重量部 上記配合物をヘンシェルミキサーで30分間混練し、更
にロールで混練した後スクリュウ型押出成形機を用いて
プラスチック字消を得た。
比較例、1 塩化ビニル樹脂 ゼオン121 (日本ゼオン)33重
量部 フタル酸ジ2エチルヘキシル(三菱 モンサント化成ビニル)24重量部 アジピン酸ジ2エチルヘキシル(三 菱モンサンド化成ビニル)      3重量部塩素化
パラフィン アデカサイザー E500 (アデカ・アーガス化学)    4重量部
カルシウム亜鉛系安定剤 マーク5C−32(アデカ・
アーガス化学)       1重量部2−フェノキシ
エタノール(東邦化学 工業)15重量部 炭酸カルシウム (白石工業)10重量部酸化マグネシ
ウム (協和化学)10重量部上記配合組成のうち2−
フェノキシエタノールと炭酸カルシウム、酸化マグネシ
ウムを高速攪拌機で混合1分散させたが団塊状となり充
分に分散させることが不可能であったが、塩化ビニル樹
脂。
可塑剤などを加えて、再度高速攪拌機で混合1分散させ
た後、金型に流しこみ115〜125℃の温度条件で4
0〜90分間加熱ゲル化させプラスチック字消を得た。
実施例及び比較例で得られたプラスチック字消の物性等
を表、2に示す。
表、2 (発明の効果) 本発明組成物は、従来知られている酸化マグネシウム2
酸性白土、ヘントナイト、i#粉、デキストリンなど粉
体表面積部分への有機溶剤の外部吸着法よりも、多孔性
シリカの細孔容積内部への包括吸着法のため、はるかに
有機溶剤を吸着する事ができる。しかも多孔性シリカの
細孔容積、細孔径を生成条件によりコントロールする事
が可能であり、吸着させようとする有機溶剤の分子径の
大きさに合わせる事ができる。更に多孔性シリカの表面
は水酸基で覆われており、水酸基、スルホン基、カルボ
キシル基等の水素結合性を持つ分子とは容易に水素結合
を形成するため、吸着安定性に優れ、プラスチック字消
の長期安定性に著しい効果を示し、長期放置した場合や
高温時の有W1溶剤のニジミ出し現象が見られない。
又、本発明のプラスチック字消組成物は配合時に小団塊
状にならず、再粉砕の必要がなく、容易にプラスチック
字消とする事ができるとともに、軽い力で紙面を傷付け
ることなく消去することが可能である。
特  許  出  願  人 株式会社トンボ鉛筆 代表者 小川 隆司

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  塩化ビニル系或いは熱可塑性エラストマー系字消材料
    に、細孔直径40Å以上に細孔分布のピーク値を持ち、
    且つ比表面積200m^2/g以上を有する多孔性シリ
    カ5〜20重量部と、沸点180℃以上を有するアルコ
    ール、又は2種以上の官能基を持ち、官能基の一つが含
    酸素官能基を有する有機溶剤を10〜30重量部の割合
    で配合してなるプラスチック字消組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111320A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Mitsubishi Pencil Co Ltd 消し具
JP2014177053A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Mitsubishi Pencil Co Ltd 消去具
US11207913B2 (en) 2012-12-05 2021-12-28 Mitsubishi Pencil Company, Limited Erasing member and erasing tool using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60101098A (ja) * 1983-11-07 1985-06-05 ぺんてる株式会社 静電複写画像修正用消しゴム

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