JP2931901B2 - 消しゴムにより消去し得るインキ組成物 - Google Patents
消しゴムにより消去し得るインキ組成物Info
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- JP2931901B2 JP2931901B2 JP4534188A JP4534188A JP2931901B2 JP 2931901 B2 JP2931901 B2 JP 2931901B2 JP 4534188 A JP4534188 A JP 4534188A JP 4534188 A JP4534188 A JP 4534188A JP 2931901 B2 JP2931901 B2 JP 2931901B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インキ組成物に関し、さらに詳しくは、筆
記後に消しゴムにより消去し得るインキ組成物に関す
る。
記後に消しゴムにより消去し得るインキ組成物に関す
る。
従来技術とその問題点 筆記後に消しゴムにより消去し得るインキ組成物(以
下消去性インキという)は、公知である。例えば、特開
昭59−223769号公報は、「ポリオキシエチレン基を含有
する界面活性剤の存在下、カーボンブラック及びアニリ
ンブラックの中から選ばれる顔料を、ポリエチレンオキ
シドを溶解させた水性媒体中に均一に分散させたことを
特徴とするインキ組成物」を開示している。しかしなが
ら、この消去性インキは、安定性に劣り、さらに消去性
自体も、満足すべきものではなく、特に長期間経過後の
消去は困難である。その他にも、種々の組成の消去性イ
ンキが提案されているが、これらは、保存性、消去性、
流動性などの消去性インキに要求される特性のいずれか
が不十分であって、いずれも所望の効果を奏するには至
っていない。
下消去性インキという)は、公知である。例えば、特開
昭59−223769号公報は、「ポリオキシエチレン基を含有
する界面活性剤の存在下、カーボンブラック及びアニリ
ンブラックの中から選ばれる顔料を、ポリエチレンオキ
シドを溶解させた水性媒体中に均一に分散させたことを
特徴とするインキ組成物」を開示している。しかしなが
ら、この消去性インキは、安定性に劣り、さらに消去性
自体も、満足すべきものではなく、特に長期間経過後の
消去は困難である。その他にも、種々の組成の消去性イ
ンキが提案されているが、これらは、保存性、消去性、
流動性などの消去性インキに要求される特性のいずれか
が不十分であって、いずれも所望の効果を奏するには至
っていない。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記の如き従来技術の現状に鑑みて、種
々研究を重ねた結果、特定の造膜温度を有する樹脂を配
合する組成物が公知の消去性インキの問題点を大巾に軽
減し得ることを見出した。すなわち、本発明は、下記の
消去性インキを提供するものである。
々研究を重ねた結果、特定の造膜温度を有する樹脂を配
合する組成物が公知の消去性インキの問題点を大巾に軽
減し得ることを見出した。すなわち、本発明は、下記の
消去性インキを提供するものである。
「インキ全重量に占める割合が顔料1〜50%、40℃以上
の造膜温度を有する樹脂3〜50%、アルキレングリコー
ル、ジアルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル又はグリセリンから選ばれた1種又は2種以上の有機
溶剤7〜50%及び水7〜60%であることを特徴とする消
しゴムにより消去し得るインキ組成物。」 本発明消去性インキにおける顔料は、特に限定され
ず、通常筆記具インキにおいて使用されている一般的な
顔料をそのまま単独でまたは2種以上を併せて使用する
ことが出来る。使用し得る顔料をカラー インデックス
(C.I.)番号により例示すれば、以下の通りである。
の造膜温度を有する樹脂3〜50%、アルキレングリコー
ル、ジアルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル又はグリセリンから選ばれた1種又は2種以上の有機
溶剤7〜50%及び水7〜60%であることを特徴とする消
しゴムにより消去し得るインキ組成物。」 本発明消去性インキにおける顔料は、特に限定され
ず、通常筆記具インキにおいて使用されている一般的な
顔料をそのまま単独でまたは2種以上を併せて使用する
ことが出来る。使用し得る顔料をカラー インデックス
(C.I.)番号により例示すれば、以下の通りである。
I.無機顔料 (イ)ピグメントブラック 6,7,9,10 (ロ)ピグメントレッド 101,105,106,107,108 (ハ)ピグメントブルー 27,28,29,35 (ニ)ピグメントグリーン 17,18,19,21 II.有機顔料 (イ)ピグメントブラック 1 (ロ)ピグメントレッド 1,2,3,4,5,7,9,12,22 (ハ)ピグメントブルー 1,2,15,16,17 (ニ)ピグメントグリーン 2,7,8,10 本発明消去性インキで使用する樹脂成分としては、ア
クリル系樹脂、アクリル−スチレン系共重合樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル−塩化ビニル系共重合樹脂、アクリル
−酢酸ビニル系樹脂、カルボキシル化SBR、スチレン系
樹脂などの中から造膜温度40℃以上のものを選択して使
用する。樹脂成分としては、造膜温度50℃以上のものが
より好ましい。造膜温度が、40℃未満の場合には、室温
でも樹脂被膜が形成され、筆跡部と紙との間での接着性
のため、消しゴムで消去することが不可能となる。これ
らの樹脂は、通常固形分濃度30〜60重量%程度のエマル
ジョンの形態で市販されているので、これをそのまま使
用することができる。樹脂成分としても、必要ならば、
2種以上を併用することが出来る。
クリル系樹脂、アクリル−スチレン系共重合樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル−塩化ビニル系共重合樹脂、アクリル
−酢酸ビニル系樹脂、カルボキシル化SBR、スチレン系
樹脂などの中から造膜温度40℃以上のものを選択して使
用する。樹脂成分としては、造膜温度50℃以上のものが
より好ましい。造膜温度が、40℃未満の場合には、室温
でも樹脂被膜が形成され、筆跡部と紙との間での接着性
のため、消しゴムで消去することが不可能となる。これ
らの樹脂は、通常固形分濃度30〜60重量%程度のエマル
ジョンの形態で市販されているので、これをそのまま使
用することができる。樹脂成分としても、必要ならば、
2種以上を併用することが出来る。
本発明消去性インキで使用する有機溶媒としては、特
に限定されず、通常筆記具インキにおいて使用されてい
るものを使用することができ、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどのアル
キレングリコール:ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコールなどのジアルキレングリコール:ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレンクリコールなどのポリ
アルキレングリコール:グリセリン:などが例示され
る。溶剤としても、必要ならば、2種以上を併用するこ
とが出来る。
に限定されず、通常筆記具インキにおいて使用されてい
るものを使用することができ、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどのアル
キレングリコール:ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコールなどのジアルキレングリコール:ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレンクリコールなどのポリ
アルキレングリコール:グリセリン:などが例示され
る。溶剤としても、必要ならば、2種以上を併用するこ
とが出来る。
本発明消去性インキにおいては、組成物重量中に占め
る各成分の割合を以下の範囲内とする必要がある。
る各成分の割合を以下の範囲内とする必要がある。
顔料は、1〜50%、より好ましくは5〜30%とする。
顔料が1%未満の場合には、筆跡の濃度が不足して、イ
ンキとしての実用性に欠けるのに対し、50%を上回る場
合には、分散安定性が低下するとともに、筆記後の消去
が困難となる。
顔料が1%未満の場合には、筆跡の濃度が不足して、イ
ンキとしての実用性に欠けるのに対し、50%を上回る場
合には、分散安定性が低下するとともに、筆記後の消去
が困難となる。
樹脂成分は、固形分として、3〜50%、より好ましく
は10〜45%とする。樹脂成分の量が3%未満の場合に
は、筆記面上に樹脂量子の層が十分に形成されなくな
り、顔料を包含する樹脂粒子の層の除去による筆記部の
完全消去が不可能となる。一方、樹脂成分が50%を上回
る場合には、インキの粘度が高くなり過ぎて、収容容器
からの流出が困難となる。
は10〜45%とする。樹脂成分の量が3%未満の場合に
は、筆記面上に樹脂量子の層が十分に形成されなくな
り、顔料を包含する樹脂粒子の層の除去による筆記部の
完全消去が不可能となる。一方、樹脂成分が50%を上回
る場合には、インキの粘度が高くなり過ぎて、収容容器
からの流出が困難となる。
有機溶剤は、7〜50%より好ましくは10〜30%とす
る。有機溶剤が7%未満では、インキの長期保存性が低
下するのに対し、50%を上回ると、紙に対するインキの
浸透性が大きくなって、顔料が紙内部に移行し、完全消
去が困難となる。
る。有機溶剤が7%未満では、インキの長期保存性が低
下するのに対し、50%を上回ると、紙に対するインキの
浸透性が大きくなって、顔料が紙内部に移行し、完全消
去が困難となる。
水は、エマルジョンの形態で使用される樹脂成分に由
来する量をも含めて、7〜60%である。エマルジョンに
由来する水に加えて、新たに添加する場合には、イオン
交換水を使用する。
来する量をも含めて、7〜60%である。エマルジョンに
由来する水に加えて、新たに添加する場合には、イオン
交換水を使用する。
本発明による消去性インキは、各成分を均一に分散さ
せることが出来る限り、任意の方法で調製することが出
来る。具体的には、例えば、顔料と樹脂エマルジョンと
を混練して、顔料ペーストを得た後、有機溶剤と水とを
加えてさらに混合することにより、インキが得られる。
せることが出来る限り、任意の方法で調製することが出
来る。具体的には、例えば、顔料と樹脂エマルジョンと
を混練して、顔料ペーストを得た後、有機溶剤と水とを
加えてさらに混合することにより、インキが得られる。
本発明の消去性インキは、低粘度(10〜100cps程度)
で保存安定性に優れているので、加圧タイプの容器を必
要とする既存の筆記具で使用される公知の消去性インキ
とは違って、通常の筆記具用インキと同様にして、使用
することができる。
で保存安定性に優れているので、加圧タイプの容器を必
要とする既存の筆記具で使用される公知の消去性インキ
とは違って、通常の筆記具用インキと同様にして、使用
することができる。
発明の効果 以下実施例を示し、本発明の特徴とするところをより
一層明確にする。
一層明確にする。
以下において“部”とあるのは、重量部を示す。樹脂
の量は、エマルジョンとしての量を示し、水の量は、添
加したイオン交換水の量を示す。
の量は、エマルジョンとしての量を示し、水の量は、添
加したイオン交換水の量を示す。
実施例1 下記に示す各成分を使用して、本発明の消去性インキ
を製造した。
を製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)5部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注1) 80部 エチレングリコール 7部 水 8部 注1:商標“モビニール970"、造膜温度100℃、固形分濃
度40%、ヘキスト合成(株)製 製造に際しては、カーボンブラックと樹脂エマルジョ
ンとを三本ロールで混練して顔料ペーストを得た後、さ
らにエチレングリコールとイオン交換水とを加え、撹拌
して、本発明インキを得た。
度40%、ヘキスト合成(株)製 製造に際しては、カーボンブラックと樹脂エマルジョ
ンとを三本ロールで混練して顔料ペーストを得た後、さ
らにエチレングリコールとイオン交換水とを加え、撹拌
して、本発明インキを得た。
得られたインキをインキフリータイプの容器に充填
し、筆記した後、乾燥後の筆記部を通常の消しゴムによ
り擦ったところ、完全に消去することが出来た。
し、筆記した後、乾燥後の筆記部を通常の消しゴムによ
り擦ったところ、完全に消去することが出来た。
また、得られたインキをインキフリータイプの容器に
充填して、温度25%で30日間放置した後、上記と同様に
して筆記後の消去テストを行ったが、消去性の変化は、
認められなかった。
充填して、温度25%で30日間放置した後、上記と同様に
して筆記後の消去テストを行ったが、消去性の変化は、
認められなかった。
実施例2 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)7部 アクリル−スチレン共重合(C.I.ピグメント ブラック
7) 6部 樹脂エマルジョン(注2) 68部 グリセリン 11部 水 14部 注2:商標“ポリゾールAT−2011"、造膜温度100℃、固形
分濃度50%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
7) 6部 樹脂エマルジョン(注2) 68部 グリセリン 11部 水 14部 注2:商標“ポリゾールAT−2011"、造膜温度100℃、固形
分濃度50%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
実施例3 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)7部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注3) 74部 プロピレングリコール 7部 水 12部 注3:実施例1のものと同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
実施例4 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)6部 アクリル樹脂エマルジョン(注4) 71部 ジエチレングリコール 8部 水 15部 注4:商標“モビニール742"、造膜温度50℃、固形分濃度
46%、ヘキスト合成(株)製) 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
46%、ヘキスト合成(株)製) 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
実施例5 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)5部 アクリル樹脂エマルジョン(注5) 68部 ポリエチレングリコール(分子量200) 12部 水 15部 注5:商標“アクリセット11E"、造膜温度50℃、固形分濃
度42%、日本触媒化学(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
度42%、日本触媒化学(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
実施例6 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)8部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注6) 65部 グリセリン 11部 水 13部 注6:実施例2のものに同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
実施例7 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)9部 スチレン樹脂エマルジョン(注7) 68部 エチレングリコール 9部 水 14部 注7:商標“ポリゾールC−10"、造膜温度100℃、固形分
濃度49%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
濃度49%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
実施例8 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)6部 アクリル−酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョン(注
8) 72部 グリセリン 9部 水 13部 注8:商標“ポリゾールAT−1000"、造膜温度45℃、固形
分濃度50%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
8) 72部 グリセリン 9部 水 13部 注8:商標“ポリゾールAT−1000"、造膜温度45℃、固形
分濃度50%、昭和高分子(株)製 得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
実施例9 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)9部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注9) 64部 エチレングリコール 12部 水 15部 注9:実施例1のものと同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
比較例1 下記に示す各成分を使用して、比較消去性インキを製
造した。
造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)7部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注10) 70部 エチレングリコール 10部 水 13部 注10:商標“モビニール748"、造膜温度10℃、固形分濃
度45%、ヘキスト合成(株)製 使用する樹脂エマルジョンの造膜温度が低すぎるた
め、筆記後に樹脂膜が紙表面に形成され、筆記部と紙と
が強固に接着して、得られたインキにより形成された筆
跡を消しゴムで消去することは、不可能であった。
度45%、ヘキスト合成(株)製 使用する樹脂エマルジョンの造膜温度が低すぎるた
め、筆記後に樹脂膜が紙表面に形成され、筆記部と紙と
が強固に接着して、得られたインキにより形成された筆
跡を消しゴムで消去することは、不可能であった。
比較例2 下記に示す各成分を使用して、比較消去性インキを製
造した。
造した。
カーボンブラック(C.I.ピグメント ブラック7)8部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注11) 69部 グリセリン 8部 水 15部 注11:商標“モビニール670"、造膜温度20℃、固形分濃
度45%、ヘキスト合成(株)製 使用する樹脂エマルジョンの造膜温度が低すぎるた
め、得られたインキにより形成された筆跡を消しゴムで
消去することは、やはり不可能であった。
度45%、ヘキスト合成(株)製 使用する樹脂エマルジョンの造膜温度が低すぎるた
め、得られたインキにより形成された筆跡を消しゴムで
消去することは、やはり不可能であった。
実施例10 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
パーマネント レッド4R(C.I.ピグメント レッド3)
8部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注12) 75部 プロピレングリコール 8部 水 9部 注12:実施例1のものと同じ。
8部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注12) 75部 プロピレングリコール 8部 水 9部 注12:実施例1のものと同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
実施例11 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
フタロシアニン ブルー(C.I.ピグメント ブルー15)
22部 スチレン樹脂エマルジョン(注13) 59部 ポリエチレングリコール (分子量400) 7部 水 12部 注13:実施例7のものと同じ。
22部 スチレン樹脂エマルジョン(注13) 59部 ポリエチレングリコール (分子量400) 7部 水 12部 注13:実施例7のものと同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
実施例12 下記に示す各成分を使用して、実施例1と同様な操作
により、本発明の消去性インキを製造した。
により、本発明の消去性インキを製造した。
フタロシアニン グリーン(C.I.ピグメント グリーン
7) 20部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注14) 52部 ジエチレングリコール 7部 水 15部 注14:実施例2のものと同じ。
7) 20部 アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン(注14) 52部 ジエチレングリコール 7部 水 15部 注14:実施例2のものと同じ。
得られたインキの消去性及び保存安定性は、実施例1
品と同等以上であった。
品と同等以上であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−131679(JP,A) 特開 昭58−2367(JP,A) 特開 昭58−167659(JP,A) 特開 昭60−71676(JP,A) 特開 昭59−223770(JP,A) 特開 昭55−152768(JP,A) 特公 昭37−18021(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 11/00 - 11/20
Claims (1)
- 【請求項1】インキ全重量に占める割合が顔料1〜50
%、40℃以上の造膜温度を有する樹脂3〜50%、アレキ
レングリコール、ジアルキレングリコール、ポリアルキ
レングリコール又はグリセリンから選ばれた1種又は2
種以上の有機溶剤7〜50%及び水7〜60%であることを
特徴とする消しゴムにより消去し得るインキ組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534188A JP2931901B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 消しゴムにより消去し得るインキ組成物 |
PCT/JP1989/000181 WO1989008134A1 (en) | 1988-02-26 | 1989-02-22 | Erasable ink composition |
US07/434,678 US5120359A (en) | 1988-02-26 | 1989-02-22 | Erasable ink compositions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4534188A JP2931901B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 消しゴムにより消去し得るインキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01217088A JPH01217088A (ja) | 1989-08-30 |
JP2931901B2 true JP2931901B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=12716586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4534188A Expired - Fee Related JP2931901B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 消しゴムにより消去し得るインキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931901B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05214285A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-24 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 消去性インキ組成物 |
US6271285B1 (en) | 1997-03-28 | 2001-08-07 | Seiko Epson Corporation | Ink composition for ink jet recording |
EP0900831B1 (en) | 1997-09-05 | 2004-07-14 | Seiko Epson Corporation | Ink composition capable of realizing image possessing excellent storage stability |
US7040747B2 (en) | 1999-07-30 | 2006-05-09 | Seiko Epson Corporation | Recording method for printing using two liquids on recording medium |
JP3630089B2 (ja) | 1999-09-29 | 2005-03-16 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物およびそれを用いたインクジェット記録方法 |
EP1108756B1 (en) | 1999-12-14 | 2004-03-10 | Seiko Epson Corporation | Ink for ink jet recording |
EP1972669B1 (en) | 2002-09-24 | 2010-01-20 | Seiko Epson Corporation | Ink jet recording ink composition, and recording method and recorded matter using same |
JP2006274026A (ja) | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用インク組成物、これを用いた記録方法及び記録物 |
EP1963447A4 (en) | 2005-12-22 | 2011-07-06 | Ricoh Co Ltd | PIGMENT DISPERSION, RECORDING INK, INK CARTRIDGE, COLOR RADIATION METHOD AND COLOR RADIATION RECEIVER |
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