JPH01260089A - 抄紙機の通紙方法 - Google Patents

抄紙機の通紙方法

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JPH01260089A
JPH01260089A JP8124688A JP8124688A JPH01260089A JP H01260089 A JPH01260089 A JP H01260089A JP 8124688 A JP8124688 A JP 8124688A JP 8124688 A JP8124688 A JP 8124688A JP H01260089 A JPH01260089 A JP H01260089A
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JP
Japan
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paper
speed
roll
width
draw
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Pending
Application number
JP8124688A
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English (en)
Inventor
Fujio Umemoto
梅本 藤男
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、塗工ロールと乾燥ロールを持つオンラインコ
ータ形の抄紙機の通紙時に、紙幅が細幅から全肉に拡が
ることによって発生する塗工ロールと乾燥ロール間の紙
のたるみを適正値に制御する抄紙機の通紙方法に関する
ものである。
(従来の技術) 塗工ロールと乾燥ロールを持つオンラインコータ形の抄
紙機の一般的な構成を第3図に示す。
第3図において、紙1は電動機2によって駆動される塗
工ロール3と押えロール4とによって挟持されながら矢
印方向へ搬送され、塗工ロール3は塗料5を紙1の表面
に塗工してゆく。
一方、電動機6によって駆動される乾燥ロール7と押え
ロール8は塗工ロール3より送り出される紙1を挟持し
ながら後工程へ搬送し、図示していない方法で乾燥ロー
ル7に与えられる熱によって塗工された紙1を乾燥させ
る。
このようにして、前工程より送給された紙1は、紙に塗
布される塗料5の中を通りながら表面に塗料をつけた塗
工ロール3によって塗工され、次工程の紙を乾燥させる
ための熱を与えられた乾燥ロール7によって乾燥され、
後工程に送り出される。
塗工ロール3は電動機2により、乾燥ロール7は電動機
6により駆動され、また、塗工ロール3と押えロール4
の間および乾燥ロール7と押えロール8との間は紙1を
給送するため、図示しない方法によって一定の圧力で加
圧されている。
紙1は通紙時には細幅になっており、塗工ロール3によ
って塗料5を塗布されると一定の伸びが生じ、この伸び
の量は紙1の材質によって異なる。
塗工された紙1が乾燥ロール7によって乾燥されると、
紙1にはある一定の縮みが生じ、この縮みの量も紙1の
材質によって異なる。
一般に、伸び量は縮み量より大きいので、乾燥ロール7
の速度を上げ、塗工ロール3の周速よりも乾燥ロール7
の周速の方を速くして塗工ロール3の周速と乾燥ロール
7の周速との間に差(ドロー値X)をあたえ、塗工ロー
ル3と乾燥ロール7の間で紙1がたるまないようにして
いる。
通紙が最終工程まで終了すると、細幅だった紙1を全幅
に広げて製品運転に入るが、細幅から全幅への変更はほ
とんど一瞬の間に行われる。
全幅になり制御が安定した段階では、紙1は塗料5を塗
布されることによる伸びの量は変化しないが、乾燥ロー
ル7により乾燥されることによる縮み量は、乾燥ロール
7に与えられる熱量を一定とすると乾燥させる紙1の表
面積が増える分だけ乾燥度が悪くなって減少する。
従って、紙1のたるみ量は通紙時に比較して大きくなり
、全幅時の塗工ロール3の周速と乾燥ロール7の周速の
差(ドロー値y)をドロー値yがドロー値Xより大きく
なるように乾燥ロール7の速度を上げ、乾燥ロール7の
周速を細幅時より速くして、たるみが生じないようにし
ている。
このドロー値Xおよびドロー値yは、紙1の伸び量や縮
み量に関係しており、主として紙の材質によって決まる
もので、一部は秒速や塗工量あるいは乾燥ロール7に与
えられる熱量にも影響されるが、一般には銘柄別に決め
られる数値となる。
しかし、これは制御が安定した段階のことであり、細幅
から全幅へ変更時には乾燥ロールの速度を塗工ロールの
速度プラスドロー値Xから塗工ロールの速度プラスドロ
ー値yヘステップ状に上げても、速度応答系の遅れによ
り、塗工ロールの速度プラスドロー値yの速度になるま
でに1〜3秒程度の時間がかかるのでその間にたるみが
生じ、さらに細幅から全幅に変更したことによる塗工ロ
ール3や乾燥ロール7の負荷変動も速度となって現われ
るので、たるみや張りを生ずる原因となる。
(発明が解決しようとする課題) これに対して、従来は細幅から全幅への変更時に操作員
が実際に紙のたるみや張りを見ながら手動で電動機の速
度調整を行ってドロー値をXからyへ変更しているが、
この方式ではベテランの操作員が通紙毎に塗工ロール3
と乾燥ロール7との間についていなければならず、また
銘柄別にドロー値Xとドロー値yを選定しなければなら
ないので設備の運用が困難であるという問題があった。
本発明はあらかじめ銘柄別に適切なドロー値又とドロー
値yとをメモリしておき、細幅から全幅への変更時に発
生する紙のたるみ量を適正値に制御しながらドロー値X
からドロー値yまで自動的に速度変更を行うオンライン
コータ形の抄紙機の通紙方法を提供することを目的とし
ている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段と作用) 本発明によるオンラインコータ形の抄紙機の通紙方法は
1紙に塗料を塗布しながら次工程に紙を給送するための
塗工ロールを駆動する電動機の速度を1紙の送られる速
度に対応する速度基準に基づいて制御する速度制御手段
と、塗工された紙を乾燥させながら後工程に紙を給送す
るための乾燥ロールを駆動する電動機の速度を1紙の送
られる速度に対応する速度基準に塗工ロールでののび量
や乾燥ロールでの縮み量を加味したドロー値を加算した
速度基準に基づいて制御する速度制御手段と、銘柄別に
メモリされた細幅時のドロー値、全幅時のドロー値を今
回の銘柄別に対応して設定するドロー値設定手段と、細
幅時と全幅時とでドロー値を自動的に切換えるドロー値
切換手段と、細幅から全幅に変更した際に生じるたるみ
量を電動機の速度差から算出して速度を補正する速度補
正手段とを備え、これによって細幅時と全幅時のドロー
値を紙幅検出器の出力信号に応じて自動的に設定すると
共に、細幅から全幅に変更した際に生ずる紙のたるみも
塗工ロールと乾燥ロールとの速度差に応じて速度補正し
、自動的に取除いている。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図に示す。
第1図において、速度設定器9からの速度基準Vは塗工
ロール駆動電動機2用の速度制御回路10に速度基準v
1として与えられ、同時にこの速度基準Vは加算器11
、乗算器22.23にも入力され、加算器11の出力は
乾燥ロール駆動電動機6用の速度制御回路12に速度基
準■2として与えられる。
一方細幅時ドロー設定器13からの細幅時のドロー設定
値Xは乗算器22および切換スイッチ14のb接点を通
り、全幅時ドロー設定器18からの全幅時のドロー設定
値yは乗算器23および切換スイッチ14のa接点を通
って加算器11に入力される。
他方、電動機2の速度を検出する速度検出器15からの
信号Aと電動機6の速度を検出する速度検出器16から
の信号Bは加算器17に入力され、加算器17の出力は
加算器23からの全幅時のドロー値yと速度基準Vとの
積と共に加算器19に入力される。
加算器19からの出力は切換スイッチ14のa接点を経
て積分回路20に入力され、積分回路20の出力は切換
スイッチ14のa接点を経て前述の速度制御回路12に
速度補正信号ΔVとして入力される。
切換スイッチ14は細幅か全幅かを検出する紙幅検出器
21の出力信号によって切換えられ、全幅検出でa接点
が閉、b接点が開となる。
細幅での通紙時は、塗工ロール2は塗工ロール駆動電動
機2用の速度制御回路10に与えられる速度設定器9か
らの速度基準Vに基づいて速度制御される。
一方乾燥ロール7は乾燥ロール駆動電動機6用の速度制
御回路12によって速度制御され、その時の速度基準v
2としては、細幅時ドロー設定器13によって設定され
る細幅時のドロー設定値又と速度設定器9からの速度基
準Vとを乗算器22で乗算し、これに上記速度基準Vを
加算器11で加算した結果が与えられる。
ここでドロー設定値Xは前述した紙1の塗工ロールでの
伸び量や乾燥ロールでの縮み量を考慮し。
塗工ロールと乾燥ロール間にて紙がたるまないように決
められた適切な値が銘柄別に与えられる。
このようにして、細幅での通紙時は、塗工ロール用電動
機2は速度基準Vで速度制御され、乾燥ロール用の電動
機6は速度基準V、 = V・ (1+x)で速度制御
され、塗工ロールよりも乾燥ロールの周速の方が速くな
り、塗工ロールと乾燥ロール間のたるみは生じない。
細幅から全幅に変更なると、紙幅検出器21がこれを検
出して切換スイッチ14が切換えられ、a接点が閉路、
b接点が開路し、乾燥ロール電動機6用の速度制御回路
12に与えられる速度基準v2として、全幅ドロー設定
器18によって設定される全幅ドロー設定値yと速度設
定器9からの速度基準Vとを乗算器23で乗算し、これ
に上記速度基準Vを加算器IIで加算したV・(1+y
)が与えられる。
ここでドロー設定値yは前述した紙1の塗工ロールでの
伸びや、乾燥ロールでの細幅時とは紙の乾燥させる面積
の違いによる乾燥度の変化に基づく縮み量の減少などを
考慮し、全幅時に塗工ロールと乾燥ロール間にて紙がた
るまないように決められた適切な値が銘柄別に与えられ
る。
ドロー設定値yは乾燥ロールでの縮み量の減少によって
たるみ量が多くなるので、一般にドロー設定値Xよりも
大きい値である。
このようにして、塗工ロール用電動機2は細幅時と同じ
速度基準Vで速度制御されているのに対して乾燥ロール
用電動機6はV、=v・ (1+y)の速度基準で速度
制御される。
この場合yはXより大きいので細幅時に比べ塗工ロール
より乾燥ロールがより速い速度で制御され、塗工ロール
と乾燥ロール間の伸びや縮みによるたるみを生じない。
しかし、乾燥ロール用電動機6用の速度制御回路12に
与えられる速度基準v2はV・ (1+ x )がらV
・ (1+y)へステップ状に変化するので、速度応答
系の遅れや、負荷変動による電動機の速度変動によって
塗工ロールと乾燥ロール間のたるみが発生し、このたる
みは制御系が安定した後でもそのままの値を保つ。
第2図は速度応答系の遅れによるたるみ量の変化を示す
もので、乾燥ロール用電動機6の速度はステップ状の速
度基準変化(図中a)に対して図中すの曲線で立上り、
この時の速度応答系の遅れ分(図中の斜線部)が紙のた
るみ量Δiとなる。
このたるみ量はΔaは細幅から全幅に変更した瞬間から
制御が安定するまでの塗工ロールの周速と乾燥ロールの
周速との速度差の積分値であり、下式であたえられる。
0+塗工でののび量−乾燥での縮み量)dtここでロー
ルの周速は電動機の回転数従ってそれぞれの速度帰還信
号A、Bに比例する。
また全幅時の(塗工でののび量−乾燥での縮み量)がド
ロー値yに対応しているので、たるみ補正基準Δaは上
記の式であたえられるたるみ量Δaを速度基準に変換す
ることによって 0の速度帰還信号B+V−y)dt であたえられる。
このため、塗工ロール用電動機2および乾燥ロール用電
動機6の速度をそれぞれの速度検出器15および16で
検出し、検出値A、Bを加算器17で減算して(A−B
)を算出し、さらに加算器19で前記乗算器23の出力
するy・■と加算し、この加算器19の出力を切換スイ
ッチ14が全幅へ切換えられると同時に積分回路20に
入力して積分を開始し、乾燥ロール駆動用電動機6の速
度制御回路12の速度基準v2を補正して制御が安定す
るまでに生ずる前記のたるみ量Δ2補正する。
全ての補正が終了してたるみ量なくなると積分回路20
の出力は零となる。
補正が終了し、制御系が安定した時点では乾燥ロールの
速度はドロー設定器18で設定された全幅時のドロー設
定値yと速度設定器9で設定された速度基準Vによって
あたえられる速度基準V・(1+y)に基づいてたるみ
を生じることなく速度制御される。
操作中、何らかの原因で塗工ロールまたは乾燥ロールに
負荷変動が生じてたるみや張りが発生した場合にも、切
換スイッチ14を全幅側に切換えた状態に保持しておく
ことにより、上述の作用によってたるみや張りを除去す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、通紙時の細幅から
全幅への変更時に発生する紙の伸びや縮みによる塗工ロ
ールと乾燥ロール間のたるみまたは張りを、乾燥ロール
の駆動電動機の速度をあらかじめ設定したそれぞれのド
ロー設定値台よび実際の速度差に応じて補正することに
よって自動的に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図は速度
応答系の遅れによるたるみ量の発生を示すタイムチャー
ト、第3図は塗工ロールと乾燥ロールを持つオンライン
コータ形抄紙機の概略構成図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙を細幅にして塗工ロールから乾燥ロールへ通紙した後
    、細幅から全幅に拡げてゆくオンラインコータ形の抄紙
    機の通紙方法において、細幅時はあらかじめ設定した細
    幅ドロー設定値に基づいて乾燥ロールを塗工ロールに対
    してドロー制御し、全幅になった時はあらかじめ設定し
    た全幅ドロー設定値に基づいて乾燥ロールを塗工ロール
    に対してドロー制御すると共に、両方のロールの速度差
    の積分値に基づいて上記乾燥ロールの速度を補正制御す
    ることを特徴とする抄紙機の通紙方法。
JP8124688A 1988-04-04 1988-04-04 抄紙機の通紙方法 Pending JPH01260089A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8124688A JPH01260089A (ja) 1988-04-04 1988-04-04 抄紙機の通紙方法

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JP8124688A JPH01260089A (ja) 1988-04-04 1988-04-04 抄紙機の通紙方法

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JPH01260089A true JPH01260089A (ja) 1989-10-17

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JP8124688A Pending JPH01260089A (ja) 1988-04-04 1988-04-04 抄紙機の通紙方法

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JP (1) JPH01260089A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129998A (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016129998A (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

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