JPH0125840B2 - - Google Patents

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JPH0125840B2
JPH0125840B2 JP58230416A JP23041683A JPH0125840B2 JP H0125840 B2 JPH0125840 B2 JP H0125840B2 JP 58230416 A JP58230416 A JP 58230416A JP 23041683 A JP23041683 A JP 23041683A JP H0125840 B2 JPH0125840 B2 JP H0125840B2
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JP
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metal plate
plate
shaped metal
band
electrolytic
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JP58230416A
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Kazuaki Noda
Teruo Mori
Tsutomu Kakei
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯状金属板の連続電解処理装置に係
り、特に電解槽を入口ロールと出口ロールに案内
されて通過する帯状金属板と該帯状金属板と平行
に設けられた1つ又は複数の電解用電極との間に
電解液を介して通電することにより帯状金属板の
表面に電解処理を行なう帯状金属板の連続電解処
理装置に関する。
〔従来技術〕
アルミニユーム、鉄などの金属表面処理方法と
して、電解を応用する方法は、電気鍍金処理、電
解研磨処理、電解エツチング処理、陽極酸化処
理、電解着色処理等があり、広汎に実用化されて
おり、このような処理を帯状金属板に対して連続
的に処理する装置も知られている。例えば第1図
に示す電解処理装置では、帯状金属板10は電解
槽12内の入口ロール14と出口ロール16によ
り電解槽12内を案内される。一方電解槽12内
には帯状金属板10と平行に電極18が配され、
この電極18と帯状金属板10との間で電解液2
0を介して通電させることにより帯状金属板10
の電解処理面(第1図では下側)に電解処理が施
される。しかしながら第1図に示す電解処理装置
は、処理速度が大きくなると帯状金属板10が電
解液20の液流にあおられて、電極18との間の
距離を一定に保つことができず、処理面にムラ等
が生じて均一な処理面を得ることができない不具
合があつた。また、このような不具合を防ぐため
に第2図で示す特開昭56−123400号明細書に開示
されている電解処理装置では、帯状金属板10の
上面側に多数の孔を有する支持体22を設置し、
発生する静圧により帯状金属板を支持体22に接
触搬送しながら電解処理する連続電解処理装置が
提案されている。しかし乍らこの第2図で示す連
続電解処理装置では帯状金属板10と電極18と
の間の極間距離は一定に保たれるものの支持体2
2と接触する側の帯状金属板10の表面に擦り傷
等が発生し著しく商品価値を損なう不具合があつ
た。
これらの欠点を解消するために帯状金属板の非
処理面側に大径のバツクアツプロールを設け、そ
の外周の一部の該ロール表面から一定の距離を持
つて設置された対極との間で通電を行い、バツク
アツプロールを帯状金属板の搬送速度と等速で回
転させながら電解処理する装置が提案されている
が、この装置は構造が複雑になり、設備費が高く
なると共に帯状金属板の通板や電極交換の作業が
やりにくいという欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で帯状金属板の長手方向、巾方向
の両方向に亘つて均一な処理面を得ると共に、処
理面及び非処理面共傷のない商品質の電解処理製
品を得ることができる帯状金属板の連続電解処理
装置を提案することを目的としている。
〔発明の構成〕
本発明は前記目的を達成する為に、入口ロール
と出口ロールとの間で帯状金属板の移送方向に対
して直角方向に少なくとも1つの堰板を設け、堰
板は電解液の流れを妨害して電解液流の下方流れ
を生じさせ、堰板の下端部と帯状金属板との間に
隙間を形成することを特徴としている。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本発明に係わる帯状金属
板の連続電解処理装置の好ましい実施態様を詳設
する。
第3図は本発明に係る実施態様を示す帯状金属
板の連続電解処理装置の模式的断面図である。第
3図に於いて帯状金属板24は入側ガイドロール
26及び入口ロール28によつて電解液30が満
たされた電解槽32へ導入され、出口ロール34
及び出側ガイドロール36によつて電解槽32か
ら取り出される。帯状金属板24は電解槽32内
に於いて入口ロール28と出口ロール34との間
に於いては電解液30の中をほぼ水平に移送され
る。又電解槽32内にはこの帯状金属板24と平
行になるように電解用電極38が帯状金属板24
の下側に所定距離を置いて配置される。又ガイド
ロール26と対応して給電ロール40が設けら
れ、更にガイドロール36と対応して給電ロール
42が設けられ、これら電極38、給電ロール4
0,42は電源44と接続され、帯状金属板24
と電極38との間を通電するようになつている。
従つて帯状金属板24は入口ロール28と出口ロ
ール34との間(電解ゾーン)を移送される際に
その下側が電解処理されることになる。
入口ロール28と出口ロール34との間には帯
状金属板24の上方に所定間隔で3枚の堰板46
が配設される。堰板46は第3図に示すように走
行する帯状金属板24の移送方向に対し直角方向
に立設される。堰板46は第4図並びに第5図に
その詳細な構造が示されており、その上縁48に
よつて電解処理槽32の上縁で支持されると共に
その下端部両側に突起50,50が形成されこの
突起50,50が電解槽32の側壁に当接するこ
とにより堰板46は電解槽32に支持される。又
第4図に示すように電解槽32の側壁と堰板46
の側端との間には隙間52が形成され、この隙間
52から電解液の一部が流れるようになつてい
る。又、堰板46の下端には補助プレート66が
設けられている。この補助プレート66と帯状金
属板24との間には若干の隙間が形成されるよう
になつており、この間を電解液が流れる帯状金属
板24は下方向の力を受けることになる。
又、第3図に示すようにタンク54内には濃度
及び温度の調節がなされ、ガス除去が行われた電
解液が貯留されており、この電解液はポンプ56
によつて圧送され、配管58を通つて電解処理槽
32の入口に送られる。電解処理槽32の入口に
送られた電解液は整流板60を通り、この整流板
60により巾方向の流速を均一化され、電解処理
ゾーンへ供給される。尚、電解処理ゾーンを通つ
た電解液はオーバーフロー板62を溢流して配管
64を通つてタンク54に回収される。
前記の如く構成された本発明装置の作用は次の
通りである。まず帯状金属板24は入口ロール2
8と出口ロール34との間の電解処理ゾーンに於
いて電解処理がなされる。電解液30は入口ロー
ル28から出口ロール34に向けて流れるが、こ
の際、堰板46の作用によりその流れが妨害され
る。電解液は堰板46によつて流れが妨害される
と、その大部分が帯状金属板24の左右へ回り込
み帯状金属板24の下方を通過するが、一部は堰
板46の補助プレート66と帯状金属板24との
隙間を流れる。この隙間を流れる電解液は堰板4
6の補助プレート66と帯状金属板24との間を
離すことにより帯状金属板24の移動に伴う表面
への擦り傷の発生をなくし、更に帯状金属板24
を下方へ付勢する力となる。帯状金属板24はこ
の下方向の付勢力を受けても帯状金属板には搬送
張力により上向きの力が発生しているのでこの二
つの力がつりあう位置で安定に保持され帯状金属
板24は電極38との間の極間距離が一定に保た
れることになる。この為極間距離が不安定な状態
で発生する電流の分流は起こらないので処理ムラ
のない高品質の電解処理面が得られることにな
る。
堰板46の補助プレート66の設置位置につい
ては若干の注意を払う必要がある。即ち補助プレ
ート66の下端面は入口ロール28と出口ロール
34の下端を結ぶ線よりも下方に設定すると帯状
金属板24にかかる張力により帯状金属板が堰板
46の下端に接触し擦り傷が発生する欠点があ
る。又逆にこのロールを結ぶ線よりも補助プレー
ト66の下端を上方に設定し過ぎると下方向へ向
かう電解液の液流が少なくなり、帯状金属板24
は液流にあおられやすくなり処理ムラの原因とな
る。従つて補助プレート66の下端面はこの様な
不具合を避けて設定しなければならない。
堰板46は種々の形状が考えられる。即ち第5
図、第6図aに示す堰板46に設けられた補助プ
レート66に限定されるものでなく第6図b,
c,dに示す様な形状が考えられる。第6図b,
cに示す堰板46の下端部にはストレート板もし
くは円弧板からなる補助プレート66が設けられ
ている。この補助プレート66は帯状金属板24
と堰板46との間に電解液が流れ込み易くし、か
つ電解液が保持され易くする効果がある。又第6
図dに示す様に隣接する堰板46の補助プレート
66同志を連結する構造でもよい。堰板46の材
質は電解液に腐蝕されないでしかも電解液流に対
して変形しないものであれば制限はなく、プラス
チツク板、若しくは金属板の表面にプラスチツク
やゴムのライニングをしたもの等が考えられる。
なお上記したような本発明の実施例は片面に対
する処理装置であつたが、本発明装置は帯状金属
板のパスラインを折り返して被処理金属板の上面
と下面とを反転させて、片面ずつ逐次電解処理を
行い、両面の電解処理品を製造する装置において
も有効であることはいうまでもない。この場合、
両面が製品処理面となることを考えると、帯状金
属板の上面、下面とも傷を生じることなく処理が
可能な本発明の効果は、さらに有効である。また
両面処理品の製造にあたつては、第7図に示すよ
うに帯状金属板の上方と下方のそれぞれに電極3
8を配置することにより、単一処理槽内で両面を
同時に処理することも可能で、折り返しパスで電
解処理する方法に比べて設備が著しくコンパクト
になるとともに、処理ライン全体のレイアウトの
合理化がはかれることになる。
次に本発明の実例を示す。第2図の静圧を利用
した従来の電解処理装置と第3図の本発明による
電解処理装置を用いて純度99.5%のアルミニウム
ストリツプ(板厚0.2mm、板巾1000mm)の片面に
ついて連続電解エツチング処理を実施した。電解
液は濃度9g/1の硝酸液で電源は周波数60Hzで
サイリスターにより位相角制御をした交流電源を
用いて処理を行い、その時のストリツプ搬送速度
は13.2m/分であつた。またその時の循環液量は
900 1/分、アルミニウム張力は350Kg/mに調
整し、アルミニウムストリツプと電極間距離は10
mmにセツトした。また使用した堰板46は、第6
図aのような補助プレート66をつけたもので、
堰板46をアルミニウム上面からの距離が零の位
置に調整した。その結果得られた電解処理面は従
来の電解処理装置で処理した試料も本発明の電解
処理装置で処理した試料も、表面粗さHa=0.70μ
で、アルミニウムストリツプの巾方向、長手方向
とも、略均一な凹凸を有しており、良好な処理面
が得られた。次に同じ試料の非処理面側の擦り傷
の状況についてみてみると、従来の電解処理装置
で処理した試料には、スクラツチ状の擦り傷が多
発していたが、本発明の方式で処理した試料には
擦り傷の発生が皆無であつた。
尚、前記実施例では3枚の堰板を用いたのであ
るがこれに限定されるものではなく、1枚若しく
は複数枚の堰板を適宜用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る帯状金属板の
連続電解処理装置によれば帯状金属板の上方に、
入口ロールと出口ロールとの間で帯状金属板の移
送方向に対して直角方向に少なくとも1つの堰板
を設け、堰板の下端部に補助プレートを設けたの
で、堰板で電解液の流れを妨害して液流の下方流
れを生じさせ、電解液が補助プレートの下端部と
帯状金属板との間の隙間を流れるようにすること
が出来る。従つて、帯状金属板の電解処理に於い
て処理ムラが生じず、また擦り傷が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図は従来の帯状金属板の連続
電解処理装置の構造を示す側断面図、第3図は本
発明装置の一例の構造を示す側断面図、第4図は
第3図上で―線に沿う正断面図、第5図は堰
板の斜視図、第6図は堰板の変形例を示す側面
図、第7図は本発明に係る他の実施例装置の構造
を示す側断面図である。 24…帯状金属板、28…入口ロール、30…
電解液、32…電解槽、34…出口ロール、38
…電極、46…堰板、66…補助プレート66。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電解槽を入口ロールと出口ロールに案内され
    て通過する帯状金属板と、該帯状金属板と平行に
    設けられた1つ又は複数の電解用電極との間に電
    解液を介して通電することにより帯状金属板の電
    解処理を行なう帯状金属板の連続電解処理装置に
    於いて、前記帯状金属板の上方に、入口ロールと
    出口ロールとの間で帯状金属板の移送方向に対し
    て直角方向に少なくとも1つの堰板を設け、 帯状金属板に対向する堰板の下端部に堰板と直
    交する方向の補助プレートを設けたことを特徴と
    する帯状金属板の連続電解処理装置。
JP23041683A 1983-12-06 1983-12-06 帯状金属板の連続電解処理装置 Granted JPS60125397A (ja)

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JPS60125397A JPS60125397A (ja) 1985-07-04
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US5174887A (en) * 1987-12-10 1992-12-29 Learonal, Inc. High speed electroplating of tinplate
KR102221419B1 (ko) * 2018-12-07 2021-03-03 인하대학교 산학협력단 연속 전해연마장치
CN114016115A (zh) * 2021-12-16 2022-02-08 昆山硕凯自动化科技有限公司 一种微型贵金属连续选镀槽

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JPS4956834A (ja) * 1972-07-13 1974-06-03

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