JPH01256692A - 掘削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は掘削装置に関する。

（従来の技術） 従来、掘削装置としては回転するハンマシリンダの下端
にデバイス部を取り付け、デバイス部の下端には掘削を
行うためのビット部が設けられたものが知られている。

この装置はハンマシリンダを回転させることによりビッ
ト部を回転させると共に、ハンマシリンダ内に配された
エアハンマでデバイス部の頂部を叩くことによりビット
部を前進させ得る装置である。エアハンマを駆動させる
際、ハンマシリンダ内の空気は圧縮されるがデバイス部
に設けた空気逃し用の空気通路から逃すようになってい
る。その他に、掘削装置としてはデバイス部とピント部
の中心を貫通する１ｉｆ１１孔を設け、その貫通孔内へ
粘土を圧入する方式が知られている。その装置はデバイ
ス部とビット部を回転させながら掘削を行い、圧入され
た粘土はデバイス部及びビット部に粘土を逃すための粘
土通路を設けである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の従来の掘削装置には次のような課
題がある。

エアハンマを利用する掘削装置においては、空気通路か
ら逃すエアを用いビット部で掘削した掘削屑を吹き上げ
、掘削穴の外へ排出するため、掘削深度が約８０ｍを越
すと掘削屑を外へ排出することが不可能となってしまい
深掘には不向きであるという課題がある。

一方、粘土を圧入する方法では粘土と共に掘削屑を排出
できるので深掘りが効くが、粘土をデバイス部等の中心
に設けた貫通孔内へ送り込むためエアハンマを使用でき
ず、掘削はビット部の回転によるのみであり掘削能率が
悪いという課題がある。

従って、本発明は掘削能率が良く、深掘りが可能な掘削
装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するため本発明は次の構成を備える。

すなわち、エアハンマの衝撃力及びハンマシリンダの回
転力を受けるデバイス部と、該デバイス部に設けられ、
前記衝撃力及び回転力により土砂等を掘削するビット部
を有する掘削装置において、前記デバイス部には前記エ
アハンマの下動に伴い圧縮される前記ハンマシリンダ内
のエアを逃すための空気通路を設け、前記デバイス部及
び／もしくはビット部には送り込まれる粘土を通過させ
て外へ排出するための粘土通路を設けたことを特徴とす
る。

（作用） 作用を第１図と共に説明する。

パイプ１２ａ内に送り込まれたエアによりエアハンマ１
４がデバイス部２０の上端を叩打する。

その際エアはデバイス部２０に設けられた空気通路３８
を経てパイプ１２ａとパイプ１２ｂとの間を上方へ逃す
ことができる。一方、パイプ１２ｃとパイプ１２ｂの間
に圧入された粘土はデバイス部２０とビット部２２とに
亘って設けられた粘土通路４６を経てビット部２２下面
から外へ出る。

この時、ビット部２２は回転しているため、前記エアハ
ンマ１４の衝撃力と相撲ってビット部２２は土砂４８を
掘削し、掘削屑は粘土と一緒に排出されるので効率のよ
い深堀りが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。

まず構成について説明する。

１０は掘削パイプであり、不図示の駆動源により回転力
を受けて回転可能になっている。

その掘削パイプ１０は、パイプ１２ａ、１２ｂ。

１２ｃの３重構造になっており、不図示の連結手段を介
して３重に固定されている。

１４はエアハンマであり公知の物が用いられ、パイプ１
２ａ下端に接続されたハンマガイド１６内をパイプ１２
ａから送り込まれるエアにより駆動される。

１８は掘削装置であり、前記掘削パイプ１０の下部に取
り付けられ、掘削パイプｌＯと一体に回転可能になって
いる。掘削装置１８はデバイス部２０とビット部２２と
からなっている。

デバイス部２０の上部には叩打部２４が形成され、上端
を前記エアハンマ１４が叩打可能になっている。この叩
打部２４から下方にはスプライン部２６が形成され、外
周には軸線方向にスプライン溝２８・・・が複数刻設さ
れている。このスプライン溝２８・・・には前記ハンマ
ガイド１６の下端に放射状に設けられた係合片３０・・
・が係合している。この係合片３０・・・の外周には雄
螺が刻設され、前記パイプ１２ｂの下部内壁面に刻設さ
た雌螺部３２へ螺着されており掘削装置１８が掘削パイ
プ１０に対して固定されている。なお、パイプ１２ｂと
スプライン部２６のスプライン溝２８・・・の非形成部
分には間隙が形成される。

スプライン部２６から下方には連結部３４が形成され、
前記パイプ１２ｂが連結されている。連結部３４の外周
には凹溝が刻設され、０リング３６・・・が嵌着され連
結部３４とパイプ１２ｂの気密を保持している。

３８は空気通路であり、上端は前記叩打部２４の上端面
に開口し、叩打部２４、スプライン部２６の中心を貫通
して連結部３４の外壁及び上面に開口している。連結部
３４における空気通路３８の開口部３８ａは前記０リン
グ３６・・・より上方に位置する。

４０は大径部であり、連結部３４の下方に形成されてい
る。上述の叩打部２４、スプライン部２６、連結部３４
及び大径部４０でデバイス部２０が構成されている。

２２はビット部であり、前記大径部４０の下方に形成さ
れ、外側面及び下面には掘削用の超硬合金製のビット４
２・・・が適宜な数理膜されている。ビット部２２の外
周には軸線方向へ複数の排出溝４４・・・が刻設されて
いる。ピント部２２の上面は前記パイプ１２ａ下端口縁
と接続されている。

４６・・・は粘土通路であり、上端は前記大径部４０の
外周面及びビット部２２の上面に亘って開口しており、
ビット部２２内を貫通して下端はピント部２２下面に開
口している。

次に、上述のように構成された掘削装置の動作について
説明する。

掘削パイプ１０を不図示の駆動源により回転させる。す
ると掘削パイプ１０に対して固定されている掘削装置１
８も一体に回転し、ビット部２２は土砂４８の掘削を開
始する。

その際、不図示のコンプレッサから送られるエアはパイ
プ１２ａを経由してエアハンマ１４を駆動する。エアハ
ンマ１４はデバイス部２０の叩打部２４の頂部を叩打し
てその衝撃力で掘削装置１８のビット部２２を地中の土
砂４８内へ向けて前進させる。エアハンマ１４が叩打部
２４を叩打する際にハンマガイド１６内に存在していた
エアはエアハンマ１４の下動により空気通路３８へ押し
込まれ、空気通路３８の下端開口−パイプ１２ｂとスプ
ライン部２６外周の間隙→パイプ１２ｂとハンマガイド
１６との間隙→パイプ１２ｂとパイプ１２ａとの間隙を
経由して上昇し大気中へ放出される。

一方、パイプ１２ｂとパイプ１２ｃの間は粘土（モルタ
ル状に練ったベントライトが好適）が約４０Ｋｇ／ｎｆ
の圧力で連続的に圧入される。圧入された粘土は粘土通
路４６・・・の上端開口部より粘土通路４６内へ進入す
る。この時パイプ１２ｂと連結部３４の間にＯリング３
６・・・が介挿されており、粘土のパイプ１２ｂ内への
侵入を阻止している。粘土通路４Ｇ内を通過した粘土は
掘削中のビット部２２下面から外へ出る。外へ出た粘土
はビット部２２により掘削された土砂４８の掘削屑を取
り込み、パイプ１２ａと掘削壁面５０の間を上昇して掘
削孔５２の外へ排出される。その際、ビット部２２に排
出溝４４・・・が設けられているので掘削屑を取り込ん
だ粘土は容易に上昇可能になっている。

なお、粘土を送り込むのは、深掘りに際して掘削屑の排
出の他、軟弱な掘削壁面５０の場合、粘土で保護するこ
とにより掘削パイプ１０の回転抵抗を減らすことができ
る。また、掘削壁面５０から地下水が噴出した際の止水
効果も併せ持つからである。

以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。

（発明の効果） 本発明に係る掘削装置を用いると、エアハンマを使用し
ながら、粘土の圧入、排出も可能となるので、従来不可
能であったエアハンマを用いた深堀りが可能となる。従
って、掘削装置をエアハンマの衝撃力と掘削パイプの回
転力の両者で駆動させることができ、効率のよい深堀り
が可能となる等の著効を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の掘削装置に係る実施例の断面図である
。 １４・・・エアハンマ、　　１８・・・掘削装置、２０
・・・デバイス部、　２２・・・ビット部、３８・・・
空気通路、　４６・・・粘土通路、４８・・・土砂。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エアハンマの衝撃力及びハンマシリンダの回転力を
   受けるデバイス部と、該デバイス部に設けられ、前記衝
   撃力及び回転力により土砂等を掘削するビット部を有す
   る掘削装置において、 前記デバイス部には前記エアハンマの下動 に伴い圧縮される前記ハンマシリンダ内のエアを逃すた
   めの空気通路を設け、 前記デバイス部及び／もしくはビット部に は送り込まれる粘土を通過させて外へ排出するための粘
   土通路を設けたことを特徴とする掘削装置。