JPH01256545A - 高機能性再生セルロース組成物 - Google Patents

高機能性再生セルロース組成物

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JPH01256545A
JPH01256545A JP63112566A JP11256688A JPH01256545A JP H01256545 A JPH01256545 A JP H01256545A JP 63112566 A JP63112566 A JP 63112566A JP 11256688 A JP11256688 A JP 11256688A JP H01256545 A JPH01256545 A JP H01256545A
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JP
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activated carbon
viscose
cellulose
regenerated cellulose
solvent
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JP63112566A
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Keijun Hiraoka
平岡 恵順
Akira Morimoto
侃 森本
Itaru Kimura
至 木村
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SHINKOUJIN KASEI KK
Original Assignee
SHINKOUJIN KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は活性炭を含有し高機能の吸着性並びに難燃性を
有し、繊維状、シート状、その他の形状の・T、1燃件
の素材として利用される機能性再生セル【7一ス組成物
及びその製造方法に関する。
(従来技術) (f来、吸着性を右するセルロース組成物としては、例
えば特開昭48−21774に記載されている。かかる
組成物は活性炭をビスコースに単に混合したものであり
再生前にビスコース中のさまざまな物質を吸着して一時
不活性になった活性炭を、1!■生後、高2.u、高真
空の下、長時間賦活処理をする等の方法で製造するもの
であった。
(発明力暢T決しようとする問題) しかしながら、前記の組成物は再生f&賦活するのに高
温で1w1m11gという高真空で長時間処理する必要
があるため、エネルギーを多く消費iし且つ生産性が低
く、又1m11gという高真空を維持するための膨大な
設備とメンテナンスを要し、コストを大幅に引上げる要
因になっている。
一方、モ′(来の吸着組成物は可燃性であったり、難燃
性であっても高水量ではをかったため、僅かな浸油Xに
よって可燃性になりやすく、その用途が著しく限定され
ることが多かった。特に、昨今では防災の見地から、地
下IJ′7や高層ビルの空」11設01うのフィルター
、自動車のエヤコンディショリーーq:産業資材分jl
l)では、優れた難燃性素材が要望されてい乙、このよ
うな要望に応えるため、再生セルロースペースの吸着性
、且つ難燃性素材を求め、ビスコースに活性炭及びリン
系難燃剤を通常の方法で添加した後再生処理して得られ
る再生セルロース組成物は難燃性は優れていたが、前記
のような高真空処理を行っても吸着活性は低水準のもの
でしかなかった。
(問題を解決する為の手゛段) 本発明者らは前記の問題点を解決するため鋭意0]究し
た結果、優れた吸着性能並びに難燃性を付与した全く新
しいタイプの再生セルロース組成物の発明を完成するに
至ったものである。即ち、本発明はセルロースを含有す
るビスコース中に沸点260℃以下、且つ、活性炭に吸
着され得る溶剤を予め吸着させた活性炭微粒子をセルロ
ースに対して3〜300重量%(以下%は規定しない限
り重量%を示ず)と、ビスコース又は苛性ソーダと反応
せず水及び酸に溶解しないリン化合物から選ばれた一種
又は二種以上のセルロースに対して1〜100重量%の
難燃剤とを必須成分として含有せしめたビスコースを凝
固洛中で再生後前記溶剤の沸点以」ユの温度で乾燥する
ことを特徴とする、活性炭の吸着活性が高率に保持され
、且つ、優れた難燃性を有する機能性再生セルロース組
成物の製造方法及び得られた組成物に関する。
本発明に用いるビスコースは凝固浴により再生されるも
のであれば良く、例えば、セルロース含有量5〜15%
、苛性ソ゛−ダの含有量が265〜10%の、通常のレ
ーヨンやセロハンの製造に用いられる組成のビスコース
が挙げられる。
ビスコースは凝固洛中に押出されるとビスコース中のセ
ルロースザンテートは洛中のH2SO4によってセルロ
ースに再生される。最初に表皮層が生成し続いてその表
皮層を通じてビスコースの脱水と再生が起こる。この時
゛ぐスコースと1−12SO4の反応によりC32及び
l−12sが発生し表皮層を通じてこれらの水、C32
及びI(2Sが抜けることにより無数の細孔が出来、生
成した機能性再生セルロース組成物自体活性炭に直接通
ずる細孔を有している。このためセルロースをマトリッ
クスとすることは本発明の有用な要件である。
又、本発明に用いる活性炭は市販の活性炭を適宜粉砕し
て用いられるが、高性能な吸着組成物を得る場合には、
例えば、表面積が300rrr/g以」二、好ましくは
1000 td / g以上のものが用いられる。
又、組成物の形状を1.5〜2.0デニールのような細
い繊維状物、あるいは厚さ20ミクロン程度の薄いシー
I・状物とする場合には、活性炭の平均粒径は2ミクロ
ン以下が望ましく、粒径が大きいと繊維状あるいは薄い
シート状に成型する際に切断等の1〜ラブルを生じやす
いため好ましくない。
平均粒径が2ミクロン以下である活性炭の水分散液は、
市販の粒径10〜100ミクロン程度の活性炭に、沸点
260°C以下の活性炭に吸着され得る溶剤を加えた後
これを水に分散して、希望により分散剤を;16加し、
直径Lawn程度のガラスやセラミック等の粒子を備え
た湿式粉砕機、例えば、五十嵐機械製作所製のサンドグ
ラインダーのような湿式粉砕機で粉砕分散することによ
って得られる。
即し、微粒子活性炭を、予め、メタノール、エタノール
、ベンゼン、二硫化炭素等の沸点が26O″C以下で、
且つ、活性炭に吸着され得る溶剤で処理し、活性炭重量
に対し10〜1000重量%、好ましくは、50〜30
0重星%を吸着、させた復水と混合して粉砕し5〜80
重旦%濃度の分散液とする。沸点が260℃を超える溶
剤はセルロースを再生して、乾燥、脱着する際、260
℃以上に」−げる必要があり、そのような高い温度では
セルロースが炭化するため好ましくない、この際、希望
により陰イオン性、陽イオン性、非イオン性又は両性イ
オン性分散剤、あるいは、これらの二拙以上の混合物(
但し、陰イオン性と陽イオン性の混合物は除く)を併用
して分散性を向上させることができる 又、添加される活性炭の含有量はマトリックスに対し3
重量(%以上300重量%以下が適当であり、3重足%
未満では吸着性能が低く実用性に乏しく、又、300重
足%を超えると得られる組成物の強度が弱く破砕されや
すく実用的でない、又、細い繊維状物、薄いシート状物
に成型する場合は200重1L%以下にするのが好まし
い、200%を超えると成型時切断しやすく、工程上不
安定である。
又、本発明において用いられる難燃剤はビスコースや苛
性ソーダと反応せず、水や酸に溶解しない性質を有する
リン化合物が好ましく、中でも、−最大[1]、[2]
、[3]で示される、ホスホニトリル誘導体、ホスファ
ゼン誘導体、トリフェニルフォスフェートが好適に使用
出来る。即ち、−最大[1] %式% で示されるホスファゼン誘導体(以下1) N Dと略
称する0式中R1R2は炭素数1〜12の置換又は無置
換のアルキル基、アルケニル基、フェニル基、フェニル
アルキル基、アルキルフェニル基又は水素原子であり、
nは3以上の整数、)、−a式[2] で示されるホスホニトリル系誘導体(以下PNXと略称
する9式中X、YはC1,Br、■、F環ハロゲンまた
はアミノ基NR3R4、R3、R4は炭素数1〜12の
置換または無置換のアルキル基、アルケニル基、フェニ
ル基、フェニルアルキル基、アルキルフェニル基であり
、nは3以上の整数、)又は−最大[3] %式%[3] で示されるトリフェニルフォスフニー)(TPI)と略
称する0式中phは置換基2で置換されたフェニル基、
Zは炭素数1〜12の置換又は無置換のアルキル基、ア
ルケニル基又はハロゲン原子、アミノ基、水酸基、水素
原子、以下同じ、)からなる群から選ばれた少なくとも
一種又は二拙以上からなり、マトリックスに対して1重
量%以上、100重1t%以下添加されるが5好ま;2
くは5重足%以上、30重足%未満である。5%未i1
′4では難燃効菓が薄く、又、30重量%以上では得ら
れる組成物の強度が弱く破壊されやすく、特に、開繊工
程」二手安定であり実用的でない。
更に、積極的に活性炭の吸着活性の失活をより完全に防
止するために、希望によりビスコース中のセルロースの
5〜150%の炭酸ナトリウム、酸性炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
化ナトリウム、水硫化ナトリウj1、亜硫酸ナトリウム
、酸性亜硫酸ナトリウム等の酸と反応して気体を発生ず
る金属塩の−J:Ii又は二種以上を混合することがで
きるが、これらの物11を混合した場合は直ちに再生し
なければならない、これらの物質を混合することにより
凝固浴中の酸と上記塩又は硫化物が反応してガスが発、
生じ、112 S’1pC32と同様セルロースを通っ
て外にでるため、セルロースマトリックスにより多くの
細孔をより完全に導入することが出来、吸着されるべき
物質がマトリックラスに阻νtされることなく活性炭の
位置まで拡散し活性炭の細孔に届くため、J:り完全に
活性炭に近い活性を保持した機能性再生セルロース組成
物を得ることが出来る。この場合、炭酸ナトリウム等の
物質を混合するとビスコースの凝固を促進することにな
り熟成度の低下を招くので、混合後直ちに、好ましくは
5分以内に再生することが好ましい。
この他に希望により、更に、帯電防止剤、X線遮蔽剤、
イオン交換物質、キレート形成物質、ゼオラ・イト、そ
の他吸着物質、酵素、触媒等及びその池の添加物質を混
合しても差支えない。
本発明においては所定の添加物を加えたビスコースを凝
固再生する凝固浴は通常の凝固浴、即ち、硫酸80〜1
20 g/L及び硫酸ソーダ50〜360g/Lを主成
分とし必要に応じ、硫酸亜)1z10〜30g/L含有
し、通常40〜50℃の浴が好適に用いられる。
以下に本発明の再生セルロース組成物の製造方法を説明
する0曲記のビスコース中に所定量の活性炭微粒子及び
難燃剤その他の添加物質、更には希望により、前記の酸
と反応して気体を発生ずる金属塩水溶液を混合した後、
適当な形状のノズルから凝固洛中に押出されセルロース
が再生される、この際、細い繊維状物又は薄いシート状
物を製造する場合で金属塩の水溶液を混合した場合は、
凝固再生工程の安定を図るため混合後5分以内に凝固再
生工程に移すのが好ましい、凝固再生工程に於いて公知
の方法による延伸処理を併用すると、得られた繊維状物
又はシート状物の物性が向上するので好適である。a固
再生されたセルロースは、公知の方法による水洗等によ
る精練の後加熱乾燥されるが、活性炭を水に分散する際
前処理として溶剤を吸着させているため、該溶剤が脱着
し得る温度で、且つ、該溶剤の沸点以上の温度で乾燥す
る必要がある。沸点以下であれば加シ(シ等により脱着
された溶剤は活性炭の細孔内で留まるが、沸点以上であ
れば気化して細孔の外に出る。しかもこの時ガスとなっ
て体積が膨脹するため細孔の中に万が一異物があっても
ガスによって押出され活性炭の細孔は完全に更新され賦
活が高度に行われる0本発明によって得られる組成物の
形状は特に限定されるものではなく、繊維状、シート状
、その地板状、塊状、海綿状等の凡々の形状に再生する
ことが出来る。
このようにして得られた繊維状機能性再生セルロース組
成物はそれ自体優れた物理的性質並びに力1ぼ性を有し
ており、必要に応じて油剤を施し、あるいは所望の長さ
に切断し、綿状、糸状、紙状、不織布又はこれらの組合
わせに加工することが出来、更には他の繊維又はフィル
ム素材と組合わせて混紡、交織、混抄、ラミネート等を
行うことが出来、およそ繊維として考えられるあらゆる
形に加工することが出来、その優れた難燃性能、吸着性
能、物理的性質並びに紙庫なコストと相まって、各fe
ltエヤフィルター、防塵マスク、電解質精製、脱臭、
脱色装置、超純水装置、衣料、寝装具、各IRtri生
H料、触媒や酵素の担体、移動床式吸着装置、防毒又は
防菌衣料、鮮度保持材ずへの幅広い用途に供することが
出来る。又、得られたシート状機能性再生セルロース組
成物はそれ自体優れた物理的性1丁並びに加工特性を有
し、ており、必要に応じて、柔軟剤、スリップ剤その他
コーテイグを施し所望のサイズに裁断して使用すること
が出来る。更には、池のJIQ素材とラミネートするこ
ともできる0本発明によって得られたシート状再生セル
1コース組成物はその優れた難燃性能並びに吸着性能及
び物理的性質更に低床なコストと相まって電ハT質の分
離、クロマトグラフィー、分子ふるい、脱臭剤、脱色剤
、各種1m生材料、触媒や酵素の担体、移動床式吸着装
置、防毒又は防菌材料、等々幅広い用途に供することが
出来る。その他の形状についても同様にFJlれな物性
と加工性を持ち、スポンジ等の広い用途に供される。
(作用及び効果) 本発明はIII生セルロースをマトリックスとし、活性
炭及び特定の化合物を難燃剤として、含有せしめた組成
物であるが、製造工程において活性炭を添加する前に、
あらかじめ溶剤処理をし再生後肢溶剤の沸点以、Fの温
度で脱着したことにより、活性炭の吸着活性を高水準に
保持し、更に、希望によりビスコースの凝固再生時にガ
スを発生させる際組成物の内部より表面に無数の細孔が
生ずるため、得られる組成物の吸着活性は、50%以上
、条件によっては80%以上のものとなる。又、難燃剤
を添加することにより優れた難燃性を示す、即ち、燃焼
し得る最低の酸素濃度で示す酸素指数(LOI)として
20以上、条件によっては25以上の殴れた難燃性を示
した。前述したPN D、PN、X及びT’ I) P
を添加した再生セルロース組成物の難燃性化に聞する本
発明は全く新規なものである。
(実施例) 以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
尚、本実施例において吸着性能の測定法は、JI S 
 K 1474のI2吸着法に準じており実施した方法
は次の通り。
試料()、5〜1.0gを褐色共栓付三角フラスコに採
り、0.INヨード溶液50ccを加え、15分間振ど
う機で振とうする0次に、300゜r p m X l
 0分間遠心沈降を行った後上澄液10ccを別の三角
フラスコに採り、でんぷんを指示薬として、0.1Nハ
イポで滴定する。
0.1 xr゛x(a−b) x12.69 x5■2
吸着(sqr/g)=□ W・・・試料重量(g) r・・・ファクター a・・・0、INヨード溶液(cc) b・0.1Nハイポ(cc) 又、吸着活性保持率%は次の式で算出される。
It −IQ  (1−AC添加率) =  X l 00 12 XAC添加率 式中、11は試料(本発明組成物)のヨード吸着量 IOは活性炭を添加しないで製造したブランクのヨード
吸着量 I2は活性炭のヨード吸着量 ACは活性炭を示す、但し、AC添加率は活性炭とセル
ロースの合計量に対する割合を示す、即ちAC/(AC
+セルロース)尚、LOIは、JIS  K7201の
酸素指数として測定値を求め、これをLOIと略称する
こととした。
(実施例1) 比表面積1250rf/gの活性炭に予め活性炭の20
0%のメタノールを加え、湿式粉砕装置サンドグライン
ダーで平均粒径(15ミクロン程度に粉砕分散し20%
水懸濁液とした。セルロース8.8%、アルカリ5.7
%のビスコースにセルロースに対して所定の添加率にな
るように、又、難燃剤ヘキサプロポキシポスファゼンも
所定の添加率になるように定量ポンプで連続的に注入し
、瞬間混合機で混合して直ちに孔径(L1mm孔数30
00のノズルを通して112 SO4112g/L、N
a2 SO4360g/L−ZnSO415g/L、温
度45℃の紡糸洛中に紡出し、140%空中延伸f&8
5℃、20 g/L〕t12 SO4を含む浴に導き、
所定のカット長に切断し、常法により精練し120°C
で乾燥を行い、セルロースに対し活性炭50%及び難燃
剤ヘキサプロポキシホスファゼン20%を含む5dX5
1tnmのレーヨン(実施例1−2)を得た。これをカ
ードに通し不織布を製造した。別にブランクテストのサ
ンプルとして活性炭難燃剤を添加せずに紡糸した1/−
ヨンステーブルを用いて同様に不織布を製造し、それぞ
れについて諸特性を測定し、その結果を表1に示す、同
様にして難燃剤をセルロースに対して20%含み、且つ
、各々活性炭33%(実施例1−1)、100%(実施
例1−3)のもの及び活性炭50%と難燃剤5%(実施
例1−4)、活性炭50%と難燃剤80%(実施例1−
5)のものを紡糸して不織布を製造し、それぞれについ
て諸14性を測定したところ表1に示す結果を得た。
(実施例2) 実施例1−2において、活性炭及び難燃剤ヘキサイソプ
ロポキシホスファゼンをバッチ式で添加して2時間撹は
んした後紡糸すること以外は実施例1−2と全く同様に
して製造した活性炭50%及び難燃剤20%を含むレー
ヨンの特性は表1の通りであった。
(実施例3) 実施例1で別に連続的に炭酸ナトリウムがセルロースの
50%になるように炭酸ナトリウムの30%水溶液を添
加し、実施例1と同様に紡糸、精練、乾燥して得られた
活性炭50%及びトリクレジルホスフェート20%を含
むレーヨンは表1に示すように、更に吸着性能良好なレ
ーヨンであった。
(比較例1) 市販の粉末活性炭に10%苛性ソーダ溶液を活性炭に対
し50重量%加え水懸濁液とする。実施例1と同じビス
コースに、活性炭がセルロースに対して50%になるよ
うにこの懸濁液を加え、更にそれぞれ比較PA1−1、
■−2,1−3としてセルロースに対してそれぞれ5%
、20%、80%になるように難燃剤プロポキシホスフ
ァゼンを加え、バッチで2時間撹はんし、孔径0.15
mm7191200のノズルで紡糸し15dX51■の
レーヨンを得た。これらは100°C51關11g真空
で10時間乾燥した。同様の難燃剤の添加率で実施例1
と同様に精練、乾燥したものをそれぞれ比較例1−4.
1−5.1−6として結果を表1に示した。
(実施例4) 比表面積1550r&/gの活性炭に予め活性炭の20
0%のメタノールを加えた後、平均粒径0.5ミクロン
程度に粉砕して水中に分散し20%懸濁液とした。セル
ロース8.8%、アルカリ5.7%のビスコースに上記
20%懸濁液を活性炭がセル−コースに対し33%、5
0%、100%になるように、更に、B【燃剤ヘキサプ
ロポキシホスファゼン20%を定量ポンプで連続的に注
入し、瞬間混合機で混合して直ちにクリアランス200
ミクロン、幅2150a−mのスリットを通して、■2
 SO4130g/L、Na2 SO4220g/l−
1温度45°Cの凝固洛中に抄出し、通常の方法で精製
してセロハンを得た。このセロハンは坪量45g/+イ
、幅1250−mであった。得られたセロハンは優れた
吸着性能並びに物理的性質を示した。結果は表2の通り
(実施例5) 実施例4において、活性炭及び難燃剤ヘキサプロポキレ
ホスファゼンを所定量バッチ式で添加し2時間t11は
ん後抄造して得られたセロハンは、活性炭並びに難燃剤
ヘキサプロポキシホスファゼンを各々50%、20%を
含む、性能は表2の通りであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.再生セルロースからなるマトリックス100重量部
    、活性炭微粒子3〜300重量部、ビスコース又は苛性
    ソーダと反応せず、水及び酸に溶解しない性質を有する
    リン化合物から選ばれた一種又は二種以上の難燃剤1〜
    100重量部からなり、且つ活性炭の活性が空気中にお
    ける活性の50%以上に保持された機能性再生セルロー
    ス組成物。
  2. 2.添加されるリン化合物である難燃剤が、ホスファゼ
    ン誘導体、ホスホニトリル誘導体、及びトリフエニルホ
    スフェート誘導体からなる群から選ばれた一種又は二種
    以上である特許請求の範囲第一項の機能性再生セルロー
    ス組成物。
  3. 3.含有される活性炭の平均粒子径が2ミクロン以下で
    あり、且つ繊維状、シート状又はその他塊状等に成型さ
    れている特許請求の範囲第1項のの機能性再生セルロー
    ス組成物。
  4. 4.セルロース5〜15%、苛性ソーダ2.5〜10%
    からなるビスコースに、沸点が260℃以下で活性炭に
    吸着され得る溶剤を予め吸着させた活性炭微粒子をセル
    ロースに対して3〜300重量%と、ビスコース又は苛
    性ソーダと反応せず水及び酸に溶解しない性質を有する
    リン化合物から選ばれた一種又は二種以上の難燃剤をセ
    ルロースに対して1〜100重量%とを添加したビスコ
    ースの原液を、硫酸40〜200g/L、硫酸ナトリウ
    ム150〜380g/Lを含有する凝固浴中で凝固再生
    後、前記溶剤の沸点以上で乾燥することを特徴とする活
    性炭の活性が高率に保持された機能性再生セルロース組
    成物の製造方法。
  5. 5.活性炭微粒子として、活性炭に溶剤を吸着させた後
    平均粒子径が2ミクロン以下に粉砕したものを用い、ビ
    スコース中に瞬間混合し5分以内に紡糸又は抄出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項の機能性再生セル
    ロース組成物の製造方法。
  6. 6.凝固再生直前のビスコース中に、更にセルロースに
    対し5〜150重量%のナトリウム、カリウム、カルシ
    ウム及びマグネシウムから選ばれた金属の炭酸塩、酸性
    炭酸塩、亜硫酸塩、酸性亜硫酸塩及び硫化物から選ばれ
    る金属塩の一種又は二種以上を水溶液として混合するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項の機能性再生セル
    ロース組成物の製造方法。
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