JPH01254722A - ラジカル硬化型樹脂の硬化促進方法 - Google Patents

ラジカル硬化型樹脂の硬化促進方法

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JPH01254722A
JPH01254722A JP8147488A JP8147488A JPH01254722A JP H01254722 A JPH01254722 A JP H01254722A JP 8147488 A JP8147488 A JP 8147488A JP 8147488 A JP8147488 A JP 8147488A JP H01254722 A JPH01254722 A JP H01254722A
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aliphatic
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栄一郎 滝山
Akira Yokoyama
横山 朗
Kiyoshi Ishihara
石原 清
Hiromitsu Abe
博光 阿部
Yakichi Igarashi
五十嵐 彌吉
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Nippon Nyukazai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス繊維を補強材とする強化プラスチック
(以下FRPと略記する)として、浴槽。
浄化槽などの住宅関係、漁船、ヨツトボートなどの船舶
関係、パイプ、タンクなどのプラント関係、また非FR
Pとして塗料、ライニング1注型。
化粧板、積層板などの広い範囲で実用化されている、ラ
ジカル硬化型樹脂の硬化促進方法に関する。
(従来の技術〕 不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などのラ
ジカル硬化型樹脂は、ラジカル発生剤と硬化促進剤を併
用して硬化させる手段はよく知られており、広く一般に
用いられている。
近年、FRP、非FRPを問わず、硬化後の成形品の色
調を極力淡くし、外観を向上させようとする要望が頗る
強くなっている。
例えば、天理石調の肉厚注型浴槽を製造する場合、常温
乃至低温で硬化を実施するため硬化促進剤としてコバル
トの有機酸塩が使用されるが、その二が多いと煮沸テス
ト中或いは使用中に黄変化が起り、甚しく外観を損する
傾向がある、逆にその二が少いと硬化が常温で進行しな
いという難点がある。
同様の現象は、淡色の塗料、化粧板についてもいえるこ
とである。
即ち、ラジカル硬化型樹脂を、常温又はこれに近い温度
で硬化させようとすると、コバルトの有機酸塩の使用が
不可避であるが、黄変化のトラブル−つをとってみても
、これを避けるためにはコバルト塩の減量使用しか方法
はなく、しかも硬化時間の延長、並びに成形品の物性低
下がないことが必須の要求である。
しかしながら、この要求に対する満足すべき解決策はま
だ見出されていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記したような従来の硬化剤系でみられるよ
うな欠点を刈除し、ラジカル硬化型樹脂の常温又はそれ
に近い温度で硬化させる際に起る変色を防止すると共に
、短時間で完全に硬化し、然も硬化された成形品の物性
低下も全く無い、ラジカル硬化型樹脂の硬化促進方法を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記課題を解決するために、幾つかの検
討を試みたが、結局モデル的に次の式で示される。
〔R及びR2は炭素数1〜8のアルキル基、ヒドロキシ
アルキル基、アセトアセトキシアルキル基を表わす〕 窒素原子にアセトアセチル基が結合したN−アセトアセ
チル基含有脂肪族アセトアセトアミドを、硬化促進助剤
として、有機過酸化物、並びにコバ  −ルト、バナジ
ウム、銅などの硬化促進助剤と併用することによって、
前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成する
ことができた。
〔作  用〕
本発明のN−アセトアセチル基含有脂肪族アセトアセト
アミド(以下アセトアセトアミドと略称する)が、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などのラジカ
ル硬化型樹脂の常温硬化促進助剤として頗る優れた硬化
促進作用を示す理由は、明らかではないが、窒素原子に
結合したN−アセトアセチル基の存在が大きく寄与して
いるものと推定される。
本発明に用いるアセトアセトアミドは脂肪族第2級アミ
ンをケテンダイマーでN−アセトアセチル化することに
よって容易に合成することができる。脂肪族第2級アミ
ンとしては、特にその構造に制限を加える必要はないが
、余り分子量の大きいものは必然的に使用量が多くなる
ことでもあり、望ましい方向ではない。
本発明で好適に使用される脂肪族第2級アミンの例とし
ては、例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジイソ
プロピルアミン、ジブチルアミン。
ジェタノールアミン、N−メチルアミノエタノールが挙
げられる。
特にヒドロキシル基を有する脂肪族第2級アミンは、ヒ
ドロキシル基もアセトアセトキシ化されるために、頗る
有用な促進剤となるので好適である。
脂肪族第2級アミンとケテンダイマーとの反応は容易に
行える。
本発明の対象となるラジカル硬化型樹脂は、不飽和ポリ
エステル樹脂と、ビニルエステル樹脂で代表されるオリ
ゴアクリレートである。
不飽和ポリエステル樹脂は、α−β不飽和多塩基酸を必
須成分として含み、任意の飽和或は不飽和多塩基酸と併
用するか或はせずに、多価アルコールとエステル化して
得られる不飽和アルキッドを、共重合可能なビニルモノ
マーに溶解して得られるものであり、その組成に特に制
限を加える必要はない。
オリゴアクリレートは次の種類に分けられる。
I)ビニルエステル樹脂、 +i)ウレタンルアクリレート、 fii)ポリエステルルアクリレート、但し、実用上か
らはビニルエステル樹脂の使用が大である。
ビニルエステル樹脂は、普通エポキシ樹脂と(メタ)ア
クリル酸との反応により得られ、耐食性分野に用いられ
る常温硬化系にはスチレンがモノマーとして併用されて
いる。
エポキシ樹脂の種類は特定されないが、ビスフェノール
型、ノボラック型が実用的にはほとんどを占めている。
ウレタンルアクリレートは、(メタ)アクリロイル基を
有する不飽和アルコールとジイソシアナートとを、任意
の多価アルコール、ポリエーテル、ポリエステルの存在
又は非存在下に反応して得られるものである。
ポリエステルルアクリレートは、(メタ)アクリル酸、
飽和或は不飽和多塩基酸又はその酸無水物と、多価アル
コールとの直接エステル化により合成されるものである
これらラジカル硬化型樹脂1(10重量部(以下同様)
に対するアセトアセトアミドの使用口は、0.01部以
上10部以下、望ましくは0.1部以上1部以下である
本発明で硬化剤として使用される有機過酸化物は一般に
使用されているもので充分であり、0.5部以上3部以
下の範囲で使用される。また、硬化促進剤としては金属
の有機酸塩が好適であり、例えばナフテン酸、オクチル
酸などのコバルト(6%CO)、マンガン、バナジン、
銅などの塩が挙げられる。それらは0.01部以上2部
以下で用いられる。他の金属有機酸塩を併用することは
自由に行える。
本発明による硬化促進方法は、ラジカル硬化型樹脂の常
温硬化の分野、例えばFRP、塗料、ライニング、注型
、の各分野で有用である。
また、補強材、フィラー、着色剤、離型剤2ポリマー、
等を必要に応じ併用できることは勿論である。
〔実 施 例〕
次に、本発明の理解を助けるために、以下に実施例を示
す。
実施例 1 オートクレーブにN−メチルアミノエタノール375g
、スチレン375g、ナフテン酸銅1ppm(スチレン
に対し)を仕込み、窒素置換(3、Okg / cmを
かけこれを0.2kg/c−に減圧)を3回行った後、
密閉滴下ロートにケテンダイマー1024gを仕込み、
窒素ガスでロート内の内圧を約5 kg / c!にし
てオートクレーブ内のN−メチルアミノエタノールに、
約2時間かけて滴下した。
滴下と同時に、発熱するので、反応温度は50℃以下に
保った。
ケテンダイマーの滴下終了後(約2時間を要す)、50
〜60℃に30分間保持した後常圧に戻し、内容物を密
閉容器に入れ冷却した。
淡黄褐色液状の、次式 %式% の化合物のスチレン溶液が得られた。赤外分析並びにN
MR分析の結果から、上式の構造が推定された。
収率は99(%)で定量的であった。これを促進助剤(
A)とした。
不飽和ポリエステル樹脂〔■〕の合成 撹拌機、分溜コンテンサー、ガス導入管、温度計を付し
た1Ωセパラブルフラスコに、プロピレングリコール1
B1g、無水マレイン酸198g。
無水フタル酸296g、を仕込み、窒素ガス気流中18
0〜205℃にてエステル化して酸(IE3B、lの不
飽和アルキッドとした後、ハイドロキノンo、tFr。
スチレン385gを加え、不飽和ポリエステル樹脂CI
)を製造した。
ハーゼン色数150.粘度5.1ポイズであった。
この樹脂(I)  LOO重量部(以下同様)に、メチ
ルエチルケトンパーオキシド1部、ナフテン酸コバルト
(6%Co)量と、促進助剤Aとの量を変更して25℃
、JIS法に基づいて硬化性の測定を行った。
結果は第1表にみられるように、促進助剤Aは頗る良好
な硬化促進効果を示した。
第   1   表 *−夜装置後硬化 実施例 2 ビニルエステル樹脂[II)の合成 撹拌機、還流コンデンサー、温度計を付した1gセパラ
ブルフラスコに、エポキシ樹脂として油化シェル■のエ
ピコート#tooiを550g、メタクリル酸86g、
ハイドロキノン0.5g、  トリメチルベンジルアン
モニウムクロライド2g1を仕込み、130〜135℃
に激しく撹拌しながら3時間反応すると、酸価は9.4
となったので、スチレンを当初300g、次で2gビー
カーに内容物を注入して更に250g加え、ビニルエス
テル樹脂(Il’lを得た。
ガードナー色数5.粘度5.4ポイズてあった。
ビニルエステル樹脂(II)  100部に対して、過
酸化コハク酸(化薬ヌーリー■の5硬化剤328)を1
.5部加え、更にナフテン酸コバルトと促進助剤として
、N、N−ジメチルアセトアセトアミド(次式、以後促
進助剤(13)と呼称)を夫々加え、(以下余白) 硬化性を測定した。また、比較のために硬化促進助剤と
してアセチルアセトンを使用して同様に測定した。第2
表に示す結果が得られ、優れた促進効果が確認された。
第   2   表 *−夜放置後、ゴム状態でキュアしていない〔発明の効
果〕 本発明の硬化促進方法は、N−アセトアセチル基含有脂
肪族アセトアセトアミドを硬化促進助剤として使用する
ことによって、ラジカル硬化型樹脂を常温乃至それに近
い温度で黄変せずに、短時間で完全に硬化させることが
でき、しかも硬化された成形品の物性低下も全くないの
で、FRP。
塗料、ライニング、注型などの常温硬化の分野で極めて
有用である。
特許出願人 昭和高分子株式会社 同   日本乳化剤株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラジカル硬化型樹脂を硬化するに当り、脂肪族ア
    セトアセトアミドを硬化促進助剤として用いることを特
    徴とするラジカル硬化型樹脂の硬化促進方法。
  2. (2)脂肪族アセトアセトアミドとして、N,N−ジメ
    チルアセトアセトアミド又はN−メチルN−アセトアセ
    トキシエチルアセトアセトアミドを用いることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載のラジカル硬化型樹脂
    の硬化促進方法。
  3. (3)ラジカル硬化型樹脂として不飽和ポリエステル樹
    脂又はエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によ
    るビニルエステル樹脂を用いることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載のラジカル硬化型樹脂
    の硬化促進方法。
JP8147488A 1988-04-01 1988-04-01 ラジカル硬化型樹脂の硬化促進方法 Granted JPH01254722A (ja)

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JPH0588884B2 JPH0588884B2 (ja) 1993-12-24

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082978A1 (en) * 2002-03-28 2003-10-09 Djk Laboratories Inc. Cold curable resin composition, curing method of the resin composition and cured product of the resin composition
JP2007091998A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Dainippon Ink & Chem Inc ラジカル重合性樹脂組成物の長期保存方法
WO2008107146A1 (en) * 2007-03-06 2008-09-12 Dsm Ip Assets B.V. Pre-accelerated resin composition

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WO2008107146A1 (en) * 2007-03-06 2008-09-12 Dsm Ip Assets B.V. Pre-accelerated resin composition
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