JPH01254631A - 1,3−ビス(トリメリツトオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無水物及びその製造法 - Google Patents

1,3−ビス(トリメリツトオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無水物及びその製造法

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JPH01254631A
JPH01254631A JP8206988A JP8206988A JPH01254631A JP H01254631 A JPH01254631 A JP H01254631A JP 8206988 A JP8206988 A JP 8206988A JP 8206988 A JP8206988 A JP 8206988A JP H01254631 A JPH01254631 A JP H01254631A
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JP
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bis
tetramethyldisiloxane
trimellitoxypropyl
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JP8206988A
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Koichi Uejima
浩一 上島
Noburu Kikuchi
宣 菊地
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エポキシ樹脂の硬化剤及びポリイミド樹脂の
原料として有用な1.3−ビス(トリメリットオキシプ
ロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン
二無水物及びその製造法に関する。
(従来の技術) 従来、ジシロキサン結合を含んだ、テトラカルボン酸二
無水物としては。
式〔1〕で示される。1.3−ビス(亀4−ジカルボキ
シフェニル) −1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン二無水物が知られていた。
この化合物〔1〕は下に示すような経路(■)で合成で
きる。
すなわち、4−プロモーオルト−キシレンをn−ブチル
リチウムを用い、リチオ化した後に、ジクロロジメチル
シランと反応させると、4−ジメチルクロロシリル−オ
ルトキシレンが得られる。
チオフェンを2倍モルのn−ブチルリチウムでリチオ化
し、そこに2倍モルの4−ジメチルクロロシリル−オル
ト−キシレンを加えることによシ生成した化合物を過マ
ンガン酸カリウム−ピリジン系酸化反応後、酸で処理し
、さらに無水酢酸で脱水閉環することによシ9式〔1〕
で示される化合物を得ることができる( J、 FL 
Paratt :5halbyF、 Thames: 
J、 Org、Chem 38. 4271(1973
)]。
一方、上記した経路とは別に化合物〔1〕は、下のよう
な経路(■)によっても合成できる。
すなわち、N−n−ブチル−クロロフタルイミドと1.
2−ジメトキシジシランとをパラジウム触媒存在下トル
エン還流し、4−(ジメチルメトキシシリル)−N−n
−ブチルフタルイミドとして加水分解することによりジ
シロキサン化合物とし。
さらに処理することによシ式〔1〕で示される化合物を
得ることができる〔特開昭61−83191号公報及び
米国特許筒647,301号明細書〕。
(発明が解決しようとする課題) 式(1)で示される化合物の合成法には経路において■
及び■で示した方法がある。■で示される経路に従かう
合成法では9反応のステップ数が多く、過マンガン酸カ
リウム−ピリジン系の酸化を含み過マンガン酸カリウム
、ピリジンを大量に使うことが問題である。■で示され
る経路に従かう合成法では9合成において特殊なジシラ
ン化合物を使うことより大量合成できない。
また9式〔1〕で示される化合物の酸二無水物とジアミ
ンとから得られたポリイミドは汎用の低沸点溶媒に溶解
しない。
本発明は、このような問題点を解決し、溶解性の良いポ
リイミドの原料となる。1.3−ビス(トリメリットオ
キシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン二無水物及びその製造法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 第1の発明は、1.3−ビス(トリメリットオキシプロ
ピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二
無水物に関する。
該化合物は、ジアミンと反応してできるポリイミドの溶
解性を良くするために、ベンゼン環とジシロキサンの間
にメチレン鎖を含み、下記の式1式% 第2の発明は9式〔2〕で表わされる1、3−ビス(ト
リメリットオキシプロピル) −1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン二無水物の製造法に関する。
以下に製造法について詳しく説明する。
1.3−ビス(トリメリットオキシプロピル)−1、1
,3,3−テトラメチルジシロキサン二無水物は。
■に示すような反応経路により製造される。
すなわち、アルゴン雰囲気下、無水トリメリット酸クロ
ライドを脱水溶媒中、塩基化合物の存在下で、1.3−
ビス(3−ヒドロキシプロピル)−1、1,3,3−テ
トラメチルジシロキサンを滴下して1.3−ビス(トリ
メリットオキシプロピル) −1゜1、3.3−テトラ
メチルジシロキサン二無水物を合成する。
脱水溶媒としては、ベンゼン、テトラヒドロフラン等の
溶媒が使用できる。塩基として、ピリジン、  N、N
−シメfルアニリン、アニリン、トリエチルアミン等の
アミンが使用され、ピリジンが好ましい。無水トリメリ
ット酸クロライドの使用量は、1.3−ビス(3−ヒド
ロキシプロピル)−1゜1、3.3−テトラメチルジシ
ロキサン1.0モルに対して2−0モル以上を使用する
のが好ましい。2−0モル未満の場合、1,3−ビス(
3−ヒドロキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサンがモノエステルの段階で止り、目的生
成物の1.3−ビス(トリメリットオキシプロピル) 
−1,1,3゜3−テトラメチルジシロキサン二無水物
が精製しにくくなり好ましくない。塩基化合物の使用量
は。
無水トリメリット酸クロライド1.0モルに対して。
1.0モル以上を使用することが好ましい。1.0モル
未満の場合生じた塩素イオンをトラップできず反応が進
行しにくくなり好ましくない。この際の反応温度は、−
10℃〜25℃、好ましくは、O℃〜100℃であり2
反応時間は、0.5〜4時間。
好ましくは1〜2時間である。反応温度が25℃を越え
る場合、副生成物を生じやすい。反応終了後、塩をf過
して溶媒を減圧下留去する。この時の温度は45℃以下
が好ましい。■の経路により合成することにより最終的
に生成したオイル状物質ヲトルエン、ジエチルエーテル
、n−へキサン等の溶媒又はこれらの混合溶媒で再結晶
することに!す、1.3−ビス(トリメリットオキシプ
ロピル) −1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ンニ無(実施例) 次に実施例により本発明を詳述する。
実施例1 ジムロート冷却管9滴下ロート、温度計及び攪拌装置を
取り付けた5 00 mf四四ツフラスコアルゴン雰囲
気下で十分乾燥させたのち反応浴器を水浴で冷却し、金
属す) IJウムで脱水したテトラヒドロフランloo
me中に、無水トリメリット酸クロライド60.2 g
(0,29mog)とピリジン22.99(0,29m
ol )を加え、溶解させた。次に、1.3−ビス−(
3−ヒドロキシプロピル)−1、1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン32.69(0,13mol )を滴
下した。滴下するにつれて溶器内に白色沈殿が生じた。
反応の際1反熱するため1反応温度が0〜10℃となる
ように滴下iを調整し90分かけて滴下した。滴下終了
後、水浴で冷却しながら1時間攪拌した。白色沈殿をf
過バス温度45℃にて、溶媒を留去した。得られたオイ
ル状物質71.59にジエチルエーテル71.5gを加
え結晶を析出させた後に吸引濾過法によりJiiLIF
別L7’j。トルエン−ジエチルエーテル−n−ヘキサ
ン溶媒(結晶1gに対してトルエン:ジエチルエーテル
:n−ヘキサン=4 : 6 : 3(7)重量比であ
る)で再結晶し、減圧乾燥後1&1gの白色結晶が得ら
れた。この結晶の諸測定データは以下の通りであった。
■ 元素分析値 Cm )I30011 S I 2と
して以−′】ユ宗[1 250MHz、 CDCl5.内部標準T M S■’
 C−N M几スペクトル (第2図に示した)■ 赤
外吸収スペクトル (第3図に示した)K B r法に
よる ■ 融点、116.9℃〜119.3℃DSCを用い5
°C/minの昇温条件で、融解による吸熱の開始温度
(116,9℃)と、吸熱ピークの温度(119,3℃
)を記した。
第1図に示した’H−NMRおよび解析結果から。
0、12 ppmはシリコーンに付いたメチル基プロト
ンに基づくピーク、  0.62. 1.81. 4.
35 ppmはそれぞれメチレン基に基づくピーク、8
.09゜&56.8.62ppmはベンゼン環水素に基
づくピークである。それぞれのピークの積分値は理論値
とよく一致している。
第2図に示した13C−NMRでは 〔2〕式に示される構造は、26個の炭素を含んでいる
。分子が対称構造であることから、o、oppm。
シリコン付いたメチル基に基づく炭素のピーク。
13.9. 22.4. sasppmはそれぞれメチ
レン基に基づく炭素のピーク、125.5〜137.6
ppm内の6本のピークはベンゼン環に基づく炭素のピ
ーク、161.5,163.5ppmはカルボニル基に
基づく炭素のピークである。カルボニル基に基づく炭素
のピークがかさなっていることから。
12本のピークしか現われないことが理解できる。
以上の諸測定データから、上記結晶は、1.3−ビス(
トリメリットオキシプロピル) −1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン二無水物であることを確認した
応用例 実施例1で得られた。1.3−ビス(トリメリットオキ
シプロピル) −1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン二無水物17.00009(28,4ミリモル)
、4.4’−/アミノジフェニルエーテル5.6846
9(28,4ミリモル)および反応溶媒トシてN−メチ
ル−2−ピロリドン9o、’ygを攪拌装置の付いた2
 00 mlのセパラブルフラスコに仕込み、窒素雰囲
気下、室温で3時間30分攪拌を行ない、ポリアミド酸
フェス(不揮発分20重i%)とした。なおポリアミド
酸フェスの最大粘度は108ボイズ(25℃測定)であ
った。
得られたポリアミド酸フェスをガラス板上に流延し、熱
風恒温槽中で100℃で1時間続いて200℃で30分
の加熱処理を行ない、溶媒を除くとともに脱水反応によ
りポリアミド酸をポリイミド化させ、厚さ33μmのポ
リイミドフィルムを得た。
このポリイミドフィルム1.7■にテトラヒドロフラン
64.0■を加えるとポリイミドフィルムは完全に溶解
した。
同様にポリイミドフィルム1.7mgK:クロロホルム
40.5■を加えるとポリイミドフィルムは完全に溶解
した。
(発明の効果) 本発明で得られた。1,3−ビス(トリメリットオキシ
プロピル) −1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン二無水物は、ポリイミド樹脂の原料として有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1において合成した。1,3−ビス(ト
リメリットオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン二無水物の’H−NMRスペクトル
、第2図は1.3−ビス(トリメリットオキシフロビル
) −1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無
水物のl”C−NM几スペクトル、第3図Ht、a−ビ
ス(トリメリットオキシプロピル)−1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン二無水物の赤外吸収スペクト
ルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1,3−ビス(トリメリットオキシプロピル)−1
    ,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無水物。 2、無水トリメリット酸クロライドと1,3−ビス(3
    −ヒドロキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチ
    ルジシロキサンとを塩基化合物の存在下で反応させるこ
    とを特徴とする1,3−ビス(トリメリットオキシプロ
    ピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二
    無水物の製造法。 3、塩基化合物がピリジンである請求項2記載の1,3
    −ビス(トリメリットオキシプロピル)−1,1,3,
    3−テトラメチルジシロキサン二無水物の製造法。
JP8206988A 1988-04-01 1988-04-01 1,3−ビス(トリメリツトオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無水物及びその製造法 Pending JPH01254631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0429986A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Hitachi Chem Co Ltd ポリエステル酸無水物の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0429986A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Hitachi Chem Co Ltd ポリエステル酸無水物の製造法

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