JPH01254123A - 電子レンジ用の飲料の抽出方法及び抽出器具 - Google Patents

電子レンジ用の飲料の抽出方法及び抽出器具

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JPH01254123A
JPH01254123A JP63078254A JP7825488A JPH01254123A JP H01254123 A JPH01254123 A JP H01254123A JP 63078254 A JP63078254 A JP 63078254A JP 7825488 A JP7825488 A JP 7825488A JP H01254123 A JPH01254123 A JP H01254123A
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container
high frequency
conduit
upper container
water
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JP63078254A
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Tetsuya Magarikaji
哲也 曲梶
Mikio Higure
日暮 幹男
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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  • Tea And Coffee (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は飲料の抽出方法及び抽出器具に係り、殊に高周
波発生装置(以下、単に「電子レンジ」と称する)によ
り抽出溶媒としての水を加熱させる方式の、飲料の抽出
方法及び抽出器具に係る。
(従来の技術) 食生活において、調理にかける手間の簡素化及び所要時
間の短縮化を求める社会的ニーズに伴い電子レンジの普
及は著しく、電子レンジによる調理専用の加工食品さえ
市場に出廻るに至っている。
そこで、本発明者等は、飲料例えばコーヒー、緑茶、紅
茶、ウーロン茶等の嗜好性飲料の抽出を電子レンジにて
行うことも例外ではないと考えて検討を重ねた結果、特
願昭62−305835号明細書において「電子レンジ
用の飲料の抽出方法及び抽出器具」を提案した。この特
願昭62−305835号明細書には、 「栓蓋を施した容器内の水を高周波加熱し、該容器内に
一端が挿通された曲管により容器内の加熱水をサイホン
式に且つ上記容器に対し並設されていて被抽出物を収容
している濾過器内に断続的に導いて抽出を行うことを特
徴とする、電子レンジ用の飲料抽出方法」及び [着脱可能な栓蓋を上部に有しており、耐熱、耐高周波
性の容器と、上記栓蓋を挿通しており、一端が上記容器
の底部付近で終結し、且つ他端が上記容器の外部で下方
に曲げられて終結している、耐熱、耐高周波性の曲管と
、この曲管の容器外部側の端部に又はその下方に配置さ
れていて被抽出物を収容している、耐熱、耐高周波性の
濾過器と、この濾過器の下方に配置されていて濾過器か
ら流出する抽出液を収容する、耐熱、耐高周波性の受器
とを具備していることを特徴とする、電子レンジ用の飲
料抽出器具」 が開示されている。
(発明が解決しようとする課題及び発明の目的)水のよ
うな極性分子を電子レンジ内で高周波処理すれば、容易
に発懲し昇温するので、上記のような嗜好性飲料の抽出
に電子レンジが利用できれば、エネルギー消費を少なく
することができ、従って経済的にも時間的にも甚だ有利
であり、現在の食生活における実態にも適合する筈であ
る。
しかしながら、濾過装入りの茶類やレギュラーコーヒー
である所謂ティーバッグやコーヒーバッグをカップに入
れて水を注ぎ、このカップを電子レンジ内に載置し高周
波加熱処理して抽出液を得ようとする場合には、突沸現
象を生じてレンジ内部を汚染したり、熱湯による火傷を
生じる虞れがあり、又水温の上昇程度や抽出の終点が把
握し難いために味覚的に不都合な成分まで抽出されたり
等して、結果的には所望の抽出液を得難いのが実情であ
る。
一方、市販のサイホン式抽出器を用い、電子レンジ内で
抽出を行えば、抽出処理中に上部容器内で突沸が生じて
レンジ内を汚染し、又この突沸に起因してか味覚的に良
好な抽出液は得られないのである。
このために、前記の特願昭62−305835号明細書
に記載の抽出方法及び抽出器具が提案されたのであり、
この明細書に開示されている抽出器具によれば品質的に
良好な抽出液が得られるが、器具全体として一体感に乏
しく、持ち運び等の取り扱い上において難点があった。
従って、本発明の目的は、電子レンジ内でコーヒー、緑
茶、紅茶、ウーロン茶等の嗜好性飲料を容易に抽出でき
且つ抽出された飲料の品質が良好である、電子レンジ用
の飲料の抽出方法を提供することにあり、又この抽出方
法を実施するのに好適な抽出器具を提供することにある
(課題を解決し、目的を達成する手段及び作用)本発明
方法によれば、上記の課題は、上部が開口し、該上部開
口に中央開口を有する栓蓋の施された下部容器内の水を
高周波加熱し、上記栓蓋の中央開口を経て挿通され、下
端が上記の下部容器の底部に近接して配置される導管を
介して上部容器内に加熱水をサイホン式に導き、上記の
上部容器内に且つフィルターを介して収容された被抽出
物から上記の加熱水により飲料を抽出する方法であって
、上記上部容器内への高周波の侵入を少くとも部分的に
遮断しながら抽出を行うことを特徴とする、電子レンジ
用の飲料の抽出方法により解決されると共に、上記の目
的が達成される。
一方、この方法を実施するための本発明による抽出器具
は、中央開口を有していて着脱可能な栓蓋を上部に備え
、耐熱性及び耐高周波性を有する下部容器と、上記栓蓋
の中央開口に挿通され、下端が上記の下部容器内の底部
付近で終結している導管を下部に備えており、耐熱性及
び耐高周波性を有する上部容器と、該上部容器内に且つ
上記導管の上部に配置されていて被抽出物を担持支承す
るフィルターとを具備しており、上記の上部容器の少く
とも一部が高周波反射特性を有しているか、高周波反射
性部材にて被覆されていることを特徴としている。
本発明による抽出器具において、下部容器は該容器内の
水量を確認するためにも、透明性を有していることが好
ましいので、その素材としては透明ガラス又は透明プラ
スチックスが望ましく、プラスチックス材料の場合には
ポリエステル、ポリプロピレン等の食品衛生上許容され
るものが選択される。この下部容器に装着される栓蓋に
は、下部容器の開口部や上部容器の導管との嵌合性が良
好なこと並びに下部容器に密封をもたらし得ることが要
求され、又その嵌合態様としては摺合わせ、螺合等も考
えられ得るが、この嵌合性や装着容易性を考慮に入れれ
ば、その素材としてはゴム材、殊に耐熱性の合成ゴムや
プラスチックス材が最適である。一方、上部容器につい
ては、下部容器と異なり、透明性は必ずしも要求されず
、その素材としては金属、ガラス、陶磁器類、食品衛生
上許容されるプラスチックス、強化プラスチックス、パ
ルプモールド紙、紙材とプラスチックスとを組合わせた
積層材等を例示することができ、機能等を考慮して適宜
選択される。しかしながら、本発明において重要なこと
は、この上部容器の少くとも一部が高周波反射特性を有
するようになされているか、高周波反射性部材にて被覆
されることである。上部容器全体に高周波反射特性をも
たらすためには、この容器自体を高周波反射性金属、例
えばアルミニウム、銅、銀、鉄等、或はステンレススチ
ール、真鍮、ジュラルミン等の合金にて製作するか、適
宜素材例えばガラスやプラスチックス製の上部容器の外
面、内面又は両面に例えばアルミニウム蒸着を施すこと
ができ、又上記の金属又は合金製の例えば箔体を埋設さ
せることもできる。上部容器の一部に高周波反射特性を
もたらす場合にも、上記の蒸着や金属箔の埋設のような
自体周知の適宜手段を講することができる。
一方、上部容器とは別個独立に、上記のような金属材料
製の高周波遮断部材を設けることもできる。この場合に
、高周波遮断部材は、上部容器の上部開口部分のみをを
閉鎖する蓋体として構成されていることも、上部容器の
側面部分の少くとも一部を覆うスカートとして構成され
ていることも、或は上部容器の上部及び側面部分を覆う
べき一端閉鎖筒体として構成されていることもできる。
勿論、この高周波遮断部材による上部容器の被覆程度を
調節可能になすこともできる。
上部容器と、下部容器の栓蓋における中央開口に挿入さ
れるべき導管は、一体物として構成されていることも、
別体として構成された上で螺合、嵌合等の自体周知の態
様で合体されたものであることもできる。上部容器と別
体の場合に、導管の構成素材としては、上部容器におけ
ると同様のものであることができる。この導管の形状は
任意のものであることができ、単一径の直管状、先細り
状、螺旋等の曲管状等であっても差し支えない。
この導管の上部に且つ上記の上部容器の内部に配置され
るべきフィルターの素材としては、慣用のもの、例えば
フランネル、濾紙等であることができ、又耐熱・耐高周
波性のプラスチックス製、セラミック製等の担体により
支持されていることができる。
上記のように、本発明による飲料の抽出器具は、汎用の
サイホン式コーヒー飲料抽出器とほぼ同様の構成を有し
、従って器具全体として一体感を有するものとなってお
り且つ取り扱いも容易である。但し、汎用のサイホン式
コーヒー飲料抽出器をその俵用い且つ熱源として電子レ
ンジを利用して飲料例えばコーヒーの抽出を行う場合に
は、「発明が解決しようとする課題及び発明の目的」の
項において述べたように、抽出処理中に上部容器内で突
沸を生じて抽出液の飛散、延いては電子レンジ内部の汚
染をもたらし、更には抽出された飲料における味覚の劣
化を生じるが、本発明による抽出器具によれば、上部容
器の少くとも一部が高周波反射特性を有しているか、又
は高周波反射部材により被覆されている結果として、上
部容器内に収容されている抽出液や被抽出物による高周
波の吸収が抑制され、そのために上部容器内での突沸現
象は生起せず且つ抽出される飲料の味覚低下も生じない
のである。
(実施例等) 次に、添付の図面に示された、飲料の抽出器具の一例を
参照しつつ、本発明による抽出方法を若干具体的に説明
し、又実施例及び比較例に関連して本発明を更に詳細に
説明する。
図面において、参照数字10は本発明による飲料の抽出
器具を総括的に示している。この抽出器具10は、基本
的には、上部が開口している下部容器12と、該下部容
器12の上部開口122に施された栓蓋14と、該栓蓋
14の中央開口142に挿通され、遊端が上記の下部容
器12の内底部付近に道連している導管162と本体1
64とを備えた上部容器16と、該上部容器16内に且
つ上記導管162の上部に配置されているフィルター1
8とを具備している。
本発明による抽出器具10は電子レンジ(図示せず)内
に載置され、熱源として高周波を利用して抽出処理を行
う関係上、抽出媒体としての水Wを収容する上記の下部
容器12は平底のように安定に載置され得る形態を有し
ているのが好ましい、更に、下部容器12は、その取り
扱い、延いては抽出器具全体の取り扱いを容易になすた
めに把手20を備えていることができる。この下部容器
12には、図示されているように抽出媒体としての水W
が注入されるが、予め水を計量した上で下部容器内に注
入するのは面倒であり、下部容器の外側面に予め計量線
を描記しておき、水の注入と計量とを同時に行ってしま
うのが好都合であるために、下部容器12の構成素材と
しては透明性を有するものが適している。
上部容器16において導管162と本体164とが、図
示されている実施形においては一体物として形成されて
いるが、このような必要性はなく、それぞれ別途に製作
し、次いで合体せしめたものであっても差し支えはない
、この上部容器16の外周面には高周波反射性金属であ
るアルミニウムの蒸着層166が施されている6図示さ
れている実施形においては、この蒸着層166が導管1
62及び本体164の全外周面に及んでいるが、その一
部殊に本体164の一部であっても差し支えなく、又蒸
着層166は上部容器16の内周面又は両面に施されて
も差し支えないが、本体164の一部のみに施す場合に
は、フィルター18が配置されるレベルから上方の部分
に施されるのが好ましい、何故ならば、このようになせ
ば、被抽出物Sや抽出液が高周波を吸収して昇温するの
を阻止することができ、被抽出物Sの変質や抽出液の突
沸の発生を有効に防止できるからである。上部容器16
に蒸着層166を施す代わりに、本体164部分に高周
波反射特性を有する蓋体22を施すこともできる。この
蓋体22は、図面において仮想線により示されているよ
うに、天板部分222とスカート部分224とから構成
されている。このスカート部分224は図示されている
ように、上部容器16の本体164部分をほぼ完全に覆
うようになされていることも、或は又上部容器16の上
部開口部分のみを覆うようになされていることも、更に
は下縁がこれらの中間レベルに位置するようになされて
いることもできる。
これらの場合において、スカート部分224が上部容器
16の本体164部分をほぼ完全に覆うようになされて
いれば、被抽出物Sや抽出液が高周波を吸収して昇温す
るのが防止され、上部容器16の上部開口部分のみを覆
うようになされていれば、高周波が上部容器16の上部
開口を経て侵入するのが阻止され、又スカート部分22
4の下縁がこれらの中間レベルに位置するようになされ
ているならば、そのレベルに応じて本体164内への高
周波の侵入が阻止される。尚、この高周波反射性部材は
、図示されているような蓋体22として構成されている
必要性は必ずしもなく、単なる筒体として構成されてい
ても、或は例えばアルミニウム箔等の金属箔を素材とし
て上部容器16の本体164部分全体又は一部を覆うよ
うになすこともできる。
フィルター18は、図示されている実施形においては、
フランネル製の濾過布182と、該濾過布の担体として
のセラミックス製網体184と、該網体の下部に取り付
けられていて耐熱性ゴム製の紐体186Aと、耐熱・耐
高周波性のプラスチックス製のフック186Bととから
なる係止具186とから構成されている。このような構
成は自体周知であり、更に説明する必要性はないであろ
う。
次に、このような抽出器具を用いて飲料の抽出処理を行
う要領について説明する。先ず、下部容器12の上部開
口に装着されている栓M 14を上部容器と合体させた
まま取り外し、上部容器16内にフィルター18をセッ
トし、該フィルター上に所定量の被抽出物S、例えば焙
煎した後に挽いたコーヒー粉末を投入し、又下部容器1
2内に上記被抽出物の量に応じた量の水Wを注入する。
次いで、上記の被抽出物Sを内部に収容している上部容
器16の導管162を中央開口に収容したままの栓蓋1
4を再び下部容器12の上部開口122に圧入し充分に
嵌合させ、図面に示される状態となした後に、この抽出
容器10を電子レンジ(図示せず)内にセットし、電源
を投入して高周波を照射する。照射された高周波は、下
部容器12内の水Wに吸収され、その分子内運動を生ザ
しぬるので、水温は急上昇し、このために下部容器12
の上部空間における圧力が上昇する。この圧力上昇につ
れて、下部容器12内の水W(熱水〉は導管162の内
部及びフィルター18を経て上部容器16の本体164
内に流入し、被抽出物Sからの飲料の抽出が行われる。
この場合に上部容器16の導管162及び本体164の
内面、外面又は内外両面に、図示されているように、ア
ルミニウム蒸着が施されている場合には、照射された高
周波は上部容器16の上部開口がら本体164の内部に
侵入し得るのみであり、被抽出物Sや抽出液(図示せず
)への照射量は著しく制限を受けることになり、又仮想
線にて示されているように上部容器16の本体164部
分が高周波反射性金属等の蓋体22により完全に覆われ
ている場合には、被抽出物Sや抽出液は高周波の影響を
全く受けないことになり、従って何れにせよ抽出液の過
剰加熱は阻止され・、上部容器16内での突沸は回避さ
れるのである。尚、所定時間(数分程度〉にわたり抽出
操作を継続した後に、電子レンジの電源を切れば、下部
容器12内に残留していた水Wの沸騰が停止し、これに
伴って該下部容器内の内部圧力が急激に降下し負圧状態
となるので、上部容器16の本体164内にあった抽出
液はフィルター18及び導管162を経て下部容器12
内に流下し、従って上部容器16の本体164内には被
抽出物Sの抽出残渣が残留し、下部容器12内に流下し
た所望の抽出液とは分離される。抽出液の取出しは、把
手20により把持して抽出容器10全体を電子レンジか
ら取出し、栓蓋14を再び取り外して飲用カップ等に注
ぐことにより行われる。
害」1帆」2 4001容のガラス製下部容器内に1301の水(20
℃)を入れ、その上部開口に、中央開口を有する合成ゴ
ム製の栓蓋を施し、該栓蓋の中央開口にガラス製の導管
を挿通させ、この導管の下端が上記下部容器の内底部付
近に位置するようになした。一方、外側面を全面にわた
りアルミニウム箔で被覆したガラス製の上部容器の底部
開口部に、中央開口を有する合成ゴム製の栓蓋を施した
。前記導管の上端にフィルターとしてのフランネル布で
覆った上で、上記上部容器の底部開口に施された栓蓋の
中央開口に挿通し、これによってフィルターとしてのフ
ランネルを張設固定すると共に、上記の下部容器、導管
及び上部容器を合体させて抽出器具となした。
焙煎され、挽かれたコーヒー豆の粉末10gを上記抽出
器具の上部容器内に入れ、次いで、この抽出器具を電子
レンジ(2450MHz、 500W)内にセットし、
電源を投入して高周波加熱した。下部容器内の水は熱水
となり、約1分後に導管を通じて上部容器内に移行し初
め、下部容器内の熱水は次第に減少して4分後に導管の
下端レベルに達したので、電子レンジの電源を切り、抽
出器具を取り出した。その後1分を経て、コーヒー抽出
液が上部容器から下部容器に移行し、90°Cのコーヒ
ー抽出液1201を得た。
この抽出液を試飲した処、香味において極めて良好であ
った。
K1鮭ユ 4001容のポリカーボネート製下部容器内に2601
の水(20℃)を入れ、その上部開口に、中央開口を有
するポリカーボネート製の栓蓋を施し、該栓蓋の中央開
口にガラス製の導管を挿通させ、この導管の下端が上記
下部容器の内底部付近に位置するようになした。
一方、外側面の下半分が覆われるようにステン・レスス
チール製の円筒を被せたガラス製の上部容器の底部開口
部に、中央開口を有するポリカーボネート製の栓蓋を施
し、該栓蓋の中央開口に上記導管の上端を差し込むこと
により該導管を介して上記の下部容器と上部容器とを合
体させた。
次いで、上部容器の内底部にフィルターとしての濾紙を
耐熱性テープにより取り付けて抽出器具となした。
この抽出器具の上部容器内に、紅茶葉クズ6gを入れた
後に、抽出器具を電子レンジ(2450MHz。
5001+1)内にセットし、電源を投入して高周波加
熱した。下部容器内の水は熱水となり、約3分後に導管
を通じて上部容器内に移行し初め、上部容器内の水位は
5分後にステンレススチール製の被覆筒の上端よりも上
となり、抽出液の上層が高周波加熱され始めな、下部容
器内の熱水の水位は6分後に導管の下端レベルに達した
ので、電子レンジの電源を切り、抽出器具を電子レンジ
から取り出した。その後1分を経て、紅茶抽出液が上部
容器から下部容器に移行し、95℃の紅茶抽出液240
1を得た。
この抽出液を試飲した処、香味において極めて良好であ
った。
え1昨ユ 400m l容のガラス製下部容器内に200m1の水
(20℃)を入れ、その上部開口に、中央開口を有する
ゴム製の栓蓋を施した。一方、真鍮製の且つロート状の
上部容器の導管部分(直管状脚部)を上記栓蓋の中央開
口に挿通して、その遊端が上記下部容器の内底部付近に
位置するようになした。
次いで、上記上部容器の内底部に、フィルターとしての
フランネルを耐熱耐高周波性テープにより係止させるこ
とにより抽出器具となした。
この抽出器具の上部容器内に、粉砕されたウーロン茶葉
5gを入れた後に、上部容器の上部開口をアルミニウム
箔により被覆した。このようになされた抽出器具を電子
レンジ(2450MHz、500%l)内にセットし、
電源を投入して高周波加熱した。下部容器内の水は熱水
となり、約1分30秒後に導管部を通じて上部容器内に
移行し初め、上部容器内の水位は5分後に導管部の下端
レベルに達したので、電子レンジの電源を切り、抽出器
具を電子レンジから取り出した。その後1分を経て、ウ
ーロン茶抽出液が上部容器から下部容器に移行し、80
℃のウーロン茶抽出液1901 を得た。
この抽出液を試飲した処、香味において極めて良好であ
った。
L1鰻 コーヒー飲料の抽出処理を、実施例1におけるものと同
様の抽出器具にて、但しアルミニウム箔による被覆を上
部容器に施さなかった抽出器具を用いて、又水やコーヒ
ー飲料の使用量を同一に設定して行った。即ち、下部容
器に水が収容され且つ上部容器にコーヒー粉末が入れら
れた抽出器具を電子レンジ(2450MHz、500W
)内にセットし、電源を投入して高周波加熱した。下部
容器内の水は熱水となり、導管を通じて上部容器内に4
01移行した時点(電源の投入から2分後)で上部容器
内の抽出液が沸騰し初めな、上部容器内の水位は4分後
に導管の下端レベルに達したので、電子レンジの電源を
切り、抽出器具を電子レンジから取り出そうとした処、
上部容器内で突沸が生じて抽出液が飛散し、その一部が
電子レンジ内を汚染した。電子レンジから抽出器具を取
り串した後1分を経て、コーヒー抽出液が上部容器から
下部容器に移行し、コーヒー抽出液を得た。
この抽出液を試飲した処、苦味や焦臭が強く、不快なも
のであった。
(発明の効果) 本発明方法によれば、被抽出物や抽出液が高周波を吸収
して加熱されるのを少くとも部分的に抑制して抽出を行
う結果、電子レンジを利用して味覚的にも良好な嗜好性
飲料を得ることができる。
勿論、電子レンジの利用に伴う迅速調理性や経済性を損
なうことはない。
一方、本発明による抽出器具は、このような抽出法を実
施するために好適なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による、飲料の抽出器具の一実施形を示す
部分破断側面図である。 10−m−抽出器具、12−−一 下部容器、14−m
−下部容器の金1.16−−− 上部容器、162−−
一導管、164−−一上部容器の杢−木、166−−一
高周波反射性金属の蒸着層、18−−− フィルター、
22−−一 高周波反射性を有する腹木

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上部が開口し、該上部開口に中央開口を有する栓
    蓋の施された下部容器内の水を高周波加熱し、上記栓蓋
    の中央開口を経て挿通され、下端が上記の下部容器の底
    部に近接して配置される導管を介して上部容器内に加熱
    水をサイホン式に導き、上記の上部容器内に且つフィル
    ターを介して収容された被抽出物から上記の加熱水によ
    り飲料を抽出する方法であって、上記上部容器内への高
    周波の侵入を少くとも部分的に遮断しながら抽出を行う
    ことを特徴とする、電子レンジ用の飲料の抽出方法。
  2. (2)中央開口を有していて着脱可能な栓蓋を上部に備
    え、耐熱性及び耐高周波性を有する下部容器と、上記栓
    蓋の中央開口に挿通され、下端が上記の下部容器内の底
    部付近で終結している導管を下部に備えており、耐熱性
    及び耐高周波性を有する上部容器と、該上部容器内に且
    つ上記導管の上部に配置されていて被抽出物を担持支承
    するフィルターとを具備しており、上記の上部容器の少
    くとも一部が高周波反射特性を有しているか、高周波反
    射性部材にて被覆されていることを特徴とする、電子レ
    ンジ用の飲料の抽出器具。
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