JP2007289916A - 小型抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロ波照射加熱を利用する抽出操作を短時間でより簡便に行うことのできる小型抽出装置を提供する。
【解決手段】マイクロ波照射による加熱によって、植物原料または動物原料から有効成分を抽出、取得するための小型抽出装置であって、前記原料および溶媒を収容する材料部10と、前記材料部10の上に配置され、その上部及び/又は下部において前記材料部10と連通し、凝縮した溶媒および抽出された有効成分を回収する回収部20と、前記回収部20の上に配置され、その底面において前記回収部20と連通し、蓄冷材を収容し、電磁波遮蔽材により被覆されている冷却部30とを備えたことを特徴とする小型抽出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波照射による加熱を利用して植物原料または動物原料から有効成分を簡易に抽出、取得するための小型抽出装置に関する。
植物や動物原料から有効成分を簡便に取得するための抽出方法においては、溶媒を混合したのち加熱すると抽出効率を高めることができる。従来かかる場合における加熱方法としては、水浴あるいはマントルヒーター等による外部からの加熱方法が用いられていた。
しかし、外部からの加熱においては、抽出容器を温める必要があり、また、原料を所望の温度に加熱するためには、加熱ロスを含めてそれ以上の温度設定にて加熱する必要があった。また、原料が固体の場合には抽出効率を高めるために、原料を細かく粉砕する必要があり、あるいは長時間の抽出反応が必要であった。さらに、目的とする有効成分が熱に弱いものの場合には長時間の加熱、あるいは外部からの加熱により分解、劣化する問題もあった。このような問題点を考慮すると動植物から有効成分を抽出する方法として外部加熱を用いる方法はあまり好ましい方法とは考えられない。
特許文献1には、ろ過工程が不要で、マイクロ波照射による短時間の加熱を利用して有効成分を抽出できる抽出装置が提案されている。特許文献1記載の抽出装置は、マイクロ波加熱を利用しているが、ソックスレー抽出法に用いられるものであり、この方法においては電気またはガスによる外部加熱が併せて行われている。また、その他、外部加熱を利用しない装置として、常圧でのマイクロ波反応装置も幾つか製造あるいは市販されているが、特注品もしくは反応用のものであるため高価である。一方、一般家庭用のマイクロ波装置(電子レンジ)を抽出反応に使用するには、穴あけなど改造が必要である。
特表2000−510765号公報
本発明は、マイクロ波照射による加熱を利用する抽出操作をより簡便に行い、短時間で有効成分を抽出することができる小型の抽出装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、マイクロ波照射による加熱により原料を直接加熱して有効成分を抽出した溶媒蒸気を発生させる材料部と、電磁波遮蔽材により被覆されており、発生した蒸気を凝縮させる蓄冷材を収容した冷却部と、凝縮させた溶媒および有効成分を回収する回収部を一体に組み込むことにより、マイクロ波照射可能な小型抽出装置を提供できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
1)マイクロ波照射による加熱によって、植物原料または動物原料から有効成分を抽出、取得するための小型抽出装置であって、
前記原料および溶媒を収容する材料部(10)と、
前記材料部(10)の上に配置され、その上部及び/又は下部において前記材料部(10)と連通し、凝縮した溶媒および抽出された有効成分を回収する回収部(20)と、
前記回収部(20)の上に配置され、その底面において前記回収部(20)と連通し、蓄冷材を収容し、電磁波遮蔽材により被覆されている冷却部(30)と
を備えたことを特徴とする小型抽出装置、
2)前記材料部(10)が、ガラスまたはマイクロ波透過性耐熱材で構成されている前記1)に記載の小型抽出装置、
3)前記回収部(20)が、電磁波遮蔽材により被覆されているケース(26)を備えている前記1)または2)に記載の小型抽出装置、
4)前記回収部(20)の下部と前記材料部(10)とが、連通パイプにより連通している前記1)〜3)のいずれかに記載の小型抽出装置、
5)前記回収部(20)と前記材料部(10)とが、独立した二本の連通パイプにより連通している前記1)〜4)のいずれかに記載の小型抽出装置、
6)前記回収部(20)が、その下部に取り出し口を有する前記1)〜5)のいずれかに記載の小型抽出装置、
7)前記冷却部(30)が、その上部に蒸気穴を有する前記1)〜6)のいずれかに記載の小型抽出装置、
8)マイクロ波照射による加熱によって、植物原料または動物原料から有効成分を抽出、取得するための小型抽出装置であって、
前記原料および溶媒を収容する材料部(10)と、
前記材料部(10)の上に配置され、その側面において前記材料部(10)と連通し、凝縮した溶媒および抽出された有効成分を回収する回収部(20)と、
前記回収部(20)の上に配置され、その底面において前記材料部(10)と連通し、蓄冷材を収容し、電磁波遮蔽材により被覆されている冷却部(30)と
を備えたことを特徴とする小型抽出装置、
9)前記材料部(10)が、ガラスまたはマイクロ波透過性耐熱材で構成されている前記8)に記載の小型抽出装置、
10)前記回収部(20)が、電磁波遮蔽材により被覆されているケース(26)を備えている前記8)または9)に記載の小型抽出装置、
11)前記回収部(20)の側面と前記材料部(10)とが、連通パイプにより連通している前記8)〜10)のいずれかに記載の小型抽出装置、
12)前記回収部(20)が、その下部に取り出し口を有する前記8)〜11)のいずれかに記載の小型抽出装置、
13)前記冷却部(30)が、その上部に蒸気穴を有する前記8)〜12)のいずれかに記載の小型抽出装置。
請求項1記載の小型抽出装置によれば、マイクロ波照射加熱により、抽出原料および溶媒を直接加熱することができ、容器を温めるためのエネルギーが不要であり、短時間で有効成分を抽出することができるとともに、冷却部に蓄冷材を有するので抽出液を容易に凝縮させることができ、簡便に有効成分を取得することができる。
請求項2によれば、照射されたマイクロ波により効率よく材料部に収容された原料および溶媒を加熱することができ、抽出効率を高めることができる。請求項3によれば、マイクロ波の照射を受けても回収時に再加熱されることなく回収することができる。請求項4によれば溶媒を材料部にリサイクルさせることができ、材料が少量であっても過加熱の状態になることをさけ適度な溶媒蒸気を保つことができる。請求項5によれば、材料部で発生し、上昇する蒸気と材料部にリサイクルされる冷却された溶媒が接触することを防止することができ、抽出効率を高めることができる。請求項6によれば凝縮した溶媒および有効成分を容易に回収、取得することができる。請求項7によれば蒸気が大量に発生した場合においても抽出装置の破裂を防止して、効率よく抽出操作を行うことができる。
請求項8によれば、請求項1と同様、マイクロ波照射加熱により、有効成分を短時間で容易に抽出、回収することができると共に、材料部で発生し冷却部に入る蒸気と、冷却された回収液とが接触するのを防止することにより、抽出効率を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の小型抽出装置の好適な形態の外観を示す斜視図である。図2は同じ抽出装置の概略断面図である。
図3は本発明の他の小型抽出装置の好適な形態の概略断面図である。図4は別の好適な形態の小型抽出装置の外観斜視図であり、図5は同じ小型抽出装置の概略断面図である。図6はまた別の好適な形態の小型抽出装置の外観の斜視図であり、図7はその小型抽出装置の概略断面図である。
図1,2において、10はマイクロ波照射加熱によって有効成分を抽出するための溶媒および原料を収容する材料部を構成する容器である。材料部10には、その頂部にパイプ用穴11が形成されている。この容器により構成される材料部10は、本体と蓋12で構成し使用時に組み合わせるようにすると、原料の出し入れが容易になる。
容器は、ガラスまたはマイクロ波透過性耐熱材で形成されていることが好ましい。マイクロ波を照射されると材料部外壁を透過したマイクロ波により収容されている原料および溶媒が加熱され、原料中の有効成分の抽出が促進され、短時間で抽出が可能となる。マイクロ波透過性耐熱材としては、例えば、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテル系、ポリフェニレン系、ポリサルホン系、ポリベンゾイミダゾール系、フッ素系等の樹脂材料、シリカもしくはアルミナを被覆したポリエチレンテレフタレート、セラミックス系材料等を挙げることができる。
有効成分を抽出するための溶媒としては、安全性が高く入手容易である点より、水を好ましく挙げることができる。図2においては、材料部10には、原料1が収容されている状態を示す。原料1は、図3のように目皿受け14及び目皿13を下部に設置し、目皿の上に収容してもよい。原料1としては、例えばミキサーなどで粉砕されたものを用いれば、溶媒との接触面積を大きくすることができ、抽出効率を高めることができる。好ましい原料は、植物の実、葉、茎等である。
材料部10に収容された原料および溶媒がマイクロ波照射により加熱されると、有効成分が抽出され、それらの温度が次第に高くなって溶媒の沸点を超えると蒸気が発生する。材料部10の頂面は、回収部20と回収部の上部及び下部において連通パイプ23により連通している。材料部10において発生した蒸気は、材料部10に充満すると、回収部20との連通パイプ23に入り、回収部の上部空間24を通り、連通パイプ32を通って、冷却部30に達する。連通パイプ32は、回収部20の頂面と冷却部30の底面において連通している。連通パイプはガラスまたはその他の耐熱材からなることが望ましい。
冷却部30はその構成材料が電磁波遮蔽材で被覆されており、内部に冷却部30に達した蒸気を凝縮するための、取り外し可能な蓄冷材33が配備されている。蓄冷材は抽出操作の前に予め冷凍しておくと、蒸気(抽出液)の凝縮効率を高めることができる。蓄冷材としては、例えば、凍結可能な液体を含浸吸収させたポリアクリル酸系吸水性樹脂、カルボキシポリマー、ポリアルキレングリコールを含む水溶性高分子水溶液等を用いることができる。蓄冷材被覆材としては、膨潤性を有するものが温度変化に対する耐性の点から好ましい。
冷却部を構成する材料の被覆には、断熱材も併用することで、更に冷却効果を高めることができる。断熱材としては、シリカアルミナ系ファイバー等を挙げることができ、冷却部構成材料に密着または貼着して用いればよい。電磁波遮蔽材としては、例えば、銅や銀等の金属塗料、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維等の炭素系材料や、金属粉末等を含有する導電性樹脂塗料、導電性プラスチック等を挙げることができる。構成材料が、電磁波遮蔽材又は、電磁波遮蔽材及び断熱材で被覆されているので、マイクロ波照射時においても蓄冷材がその影響を受けることなく蒸気を凝縮させることができる。冷却部30は、蓄冷材収容用の本体と蓋34で構成し、使用時に組み合わせるようにすると、蓄冷材の出し入れが容易になる。
冷却部30には、上部に蒸気穴31を設けると、蒸気が大量に発生した場合であっても、過剰の蒸気を逃がすことにより抽出装置の破裂を防止することができる。
冷却部30に達した蒸気は、蓄冷材33に接触して冷却され、凝縮して液体となり、連通パイプ32を流下して回収部20の底部に溜られる。回収部20においては、有効成分と溶媒との間に比重の差があると、液化した溶媒と有効成分をそれにより分離させ、各別に回収することができる。図2には、比重の大きい水2が下に、比重の小さい有効成分である精油3が上に、二層に分離している態様を示す。有効成分によっては溶媒に溶解した溶液として回収してもよい。
回収部20にはパイプ用穴21が形成されている。回収部20には、その下部に材料部10との連通部である溶媒リサイクル用パイプ25を設置すると、溶媒を材料部10に容易にリサイクルさせることができ、材料が少量の場合であっても過加熱の状態になることを防止し、適度な濃度の溶媒蒸気に保つことができる。連通部は蒸気流通用の前記連通パイプ23と材料部側を共有することができる。図1および図2に示す小型抽出装置はこの形態を示している。また、回収部20には、下部側面に取り出し口22が設けられていると、抽出が終了したとき、溶媒および有効成分の取り出しを容易に行うことができる。
回収部20は、冷却部30と同様な材料で形成されていると、マイクロ波照射時においてもその影響を受けることなく、有効成分を回収することができる。回収部20および連通パイプ23は、図1,2に示すように、ケーシングされていると回収部20の直径が冷却部30のそれに比べて小さい場合であっても冷却部30の安定化をはかることができる。ケーシングがされている場合においては、ケース26を電磁波遮蔽性の材質で形成することができる。
図3は本発明の他の小型抽出装置の好適な形態の概略断面図である。この形態では、材料部10の頂面は、冷却部30の底面と連通パイプ23により連通し、回収部20の下部に材料部10との連通部である溶媒リサイクル用パイプ25を設置している以外は、図2に示す形態と同様である。この形態によれば、溶媒を材料部10に容易にリサイクルさせることができ、材料が少量の場合であっても過加熱の状態になることを防止し、適度な濃度の溶媒蒸気に保つことができ、蒸発した蒸気が回収された液体を温めるのを避けられるので、より効率的に蒸留操作を行うことが可能になる。
図3において、回収部20の大きさは原料中の有効成分量に応じて調整するとよい。少量ならば容積を小さく、多量ならば容積を大きくすることで、効率よく蒸留操作が可能になる。
図4は本発明の別の小型抽出装置の好適な形態の外観斜視図であり、図5はその概略断面図である。この形態は図1,2に示した小型抽出装置における回収部20と材料部10を連通する23、35の2つの連通パイプをそれぞれ独立して設けた形態である。すなわち、この形態では、材料部10の頂面にはパイプ接合片15Aおよび15Bの2つが設けられており、材料部10は、回収部20と回収部の上部および15Aにおいて連通パイプ23により、また回収部の下部および15Bにおいて連通パイプ25、35によりそれぞれ連通している。これら以外は図1、2に示す形態と同様である。2つの連通パイプをそれぞれ独立して設けることにより、材料部10で発生し、上昇する蒸気と、凝縮、分離され、材料部10にリサイクルされる溶媒との接触を防止することにより、抽出効率を向上させることができる。
図6は本発明のまた別の小型抽出装置の好適な形態の外観を示す斜視図であり、図7はその概略断面図である。この形態は図3に示した小型抽出装置において、材料部10頂面において連通する2つの連通パイプをそれぞれ独立に設けた形態である。すなわち、材料部10は、その頂面に設けられたパイプ接合片15Aおよび冷却部の底面において冷却部30と連通パイプ23により連通し、しかもパイプ接合片15Bおよび回収部の下部において回収部20と連通パイプ25、35により連通している。さらに、冷却部30はその底面において、回収部20とその頂面において連通パイプ32により連通している。この形態においては、材料部10で発生した蒸気が直接冷却部30に入るので、蒸気とリサイクルされる溶媒との接触ばかりでなく、凝縮した回収液との接触をも防止することができ、それらの間の熱交換を防止することにより、抽出効率を向上させることができる。
本発明の小型抽出装置は、材料部10、回収部20、冷却部30および回収部のケース26が、各部の外壁端部およびパイプ用穴と連通パイプの部分で、図1、4、6に示すように取り外し可能なように組み立てられているので、抽出操作が終了したとき、装置を容易に洗浄することができ、また、収納に際して、装置各部を取り外して別々に収納することができる。
本発明の小型抽出装置は、材料部の直径を10〜20cm程度、高さ7〜10cm程度、回収部の高さ4〜5cm程度、冷却部の高さ6〜8cm程度の大きさにすると、一般家庭で用いられている電子レンジを利用することができる。
本発明に係る小型抽出装置は、マイクロ波照射に利用することができ、これを用いると、植物原料または動物原料から、エネルギーの無駄なく、短時間で、簡便にそれらに含有される有効成分を抽出し、取得することができる。したがって、一般家庭用、喫茶店や売店等での業務用、研究室での実験用の装置として、幅広く利用することができる。
本発明に係る小型抽出装置の外観斜視図である。 図1に示す小型抽出装置の概略断面図である。 本発明に係る他の小型抽出装置の概略断面図である。 本発明に係る別の小型抽出装置の外観斜視図である。 図4に示す小型抽出装置の概略断面図である。 本発明に係る別の小型抽出装置の外観斜視図である。 図6に示す小型抽出装置の概略断面図である。
符号の説明
1 原料
2 溶媒
3 精油(有効成分)
10 材料部
11 パイプ用穴
12 蓋
13 目皿
14 目皿受け
15A パイプ接合片
15B パイプ接合片
20 回収部
21 パイプ用穴
22 取り出し口
23 連通パイプ
24 回収部上部空間
25 溶媒リサイクル用パイプ
26 回収部ケース
30 冷却部
31 蒸気穴
32 連通パイプ
33 蓄冷材
34 蓋
35 連通パイプ

Claims (13)

  1. マイクロ波照射による加熱によって、植物原料または動物原料から有効成分を抽出、取得するための小型抽出装置であって、
    前記原料および溶媒を収容する材料部(10)と、
    前記材料部(10)の上に配置され、その上部及び/又は下部において前記材料部(10)と連通し、凝縮した溶媒および抽出された有効成分を回収する回収部(20)と、
    前記回収部(20)の上に配置され、その底面において前記回収部(20)と連通し、蓄冷材を収容し、電磁波遮蔽材により被覆されている冷却部(30)と
    を備えたことを特徴とする小型抽出装置。
  2. 前記材料部(10)が、ガラスまたはマイクロ波透過性耐熱材で構成されている請求項1に記載の小型抽出装置。
  3. 前記回収部(20)が、電磁波遮蔽材により被覆されているケース(26)を備えている請求項1または2に記載の小型抽出装置。
  4. 前記回収部(20)の下部と前記材料部(10)とが、連通パイプにより連通している請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  5. 前記回収部(20)と前記材料部(10)とが、独立した二本の連通パイプにより連通している請求項1〜4のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  6. 前記回収部(20)が、その下部に取り出し口を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  7. 前記冷却部(30)が、その上部に蒸気穴を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  8. マイクロ波照射による加熱によって、植物原料または動物原料から有効成分を抽出、取得するための小型抽出装置であって、
    前記原料および溶媒を収容する材料部(10)と、
    前記材料部(10)の上に配置され、その側面において前記材料部(10)と連通し、凝縮した溶媒および抽出された有効成分を回収する回収部(20)と、
    前記回収部(20)の上に配置され、その底面において前記材料部(10)と連通し、蓄冷材を収容し、電磁波遮蔽材により被覆されている冷却部(30)と
    を備えたことを特徴とする小型抽出装置。
  9. 前記材料部(10)が、ガラスまたはマイクロ波透過性耐熱材で構成されている請求項8に記載の小型抽出装置。
  10. 前記回収部(20)が、電磁波遮蔽材により被覆されているケース(26)を備えている請求項8または9に記載の小型抽出装置。
  11. 前記回収部(20)の側面と前記材料部(10)とが、連通パイプにより連通している請求項8〜10のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  12. 前記回収部(20)が、その下部に取り出し口を有する請求項8〜11のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
  13. 前記冷却部(30)が、その上部に蒸気穴を有する請求項8〜12のいずれか1項に記載の小型抽出装置。
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