JPH01252809A - 縦型酸化装置 - Google Patents

縦型酸化装置

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JPH01252809A
JPH01252809A JP63211773A JP21177388A JPH01252809A JP H01252809 A JPH01252809 A JP H01252809A JP 63211773 A JP63211773 A JP 63211773A JP 21177388 A JP21177388 A JP 21177388A JP H01252809 A JPH01252809 A JP H01252809A
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combustion
hydrogen gas
gas
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Masaru Nakao
賢 中尾
Sadao Sakamoto
坂本 禎男
Sadao Maruchi
丸地 貞男
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、酸化装置に関する。
(従来の技術) 従来、酸化炉として、例えば、USP4,018,18
4゜4467.915.4,315,479.4,26
8,538、特公昭58−182及び特公昭62−63
42号公報に開示されたものがある。
二九らはいずれも横型の酸化炉である。横型の酸化炉は
、ウェハを酸化処理する横置きのプロセスチューブを有
している。プロセスチューブの周囲には、ウェハ加熱用
の加熱手段と、水蒸気発生用の加熱手段とを配置してい
る6すなわち、横型の酸化炉は、プロセスチューブの内
部を水蒸気発生用の燃焼領域と酸化膜生成領域とに兼用
したものである。
一方、 USP4,018,184.特開昭55−90
405号、特開昭54−52470号、特開昭60−1
31807号公報では、プロセスチューブとは別個に水
蒸気発生用の外部燃焼装置を配置している。この燃焼室
内で水素ガスをその着火点以上の温度の熱源に酸素ガス
と共に接触させる。これによって、酸素ガス、水素ガス
を燃焼化合して水蒸気を得る。この水蒸気をプロセスチ
ューブ内に供給するように構成している。
また、従来、ウェハの表面に酸化膜を生成する場合に1
反応管内を水蒸気雰囲気にするウェット酸化法が採用さ
れている。
ウェット酸化法の場合、パイロジェニック酸化と呼ばれ
る方法が一般的に利用されている。この方法は、第11
図に示すように、水素ガス1と酸素ガス2とを燃焼室内
で燃焼化合させて水蒸気を発生させる。この水蒸気を、
ウェハWを収容している反応管4に導入する。これによ
り反応管4内を水蒸気雰囲気にする。
なお、第11図中5は、ウェハボート、6は、ガスバー
ナ、7は、酸素供給路、8は、酸水素炎、9は、水素ガ
スを着火温度にするためのヒータである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の酸化炉は、いずれも横型のものである。
これらの横型炉の場合には1片持ち状のフォークによっ
て多数例えば150枚のウェハを搭載したボートをプロ
セスチューブ内にロード、アンロードする必要がある。
ところで、炉の内壁面及びボートには、前の熱処理によ
って堆積物が付着している。従って、フォークがその自
重によって撓むと、ボートに付着した堆積物が剥がれる
これがゴミや不純物としてウェハに付着してしまう問題
がある。
また、横型酸化炉は、大きな設置スペースを要する。し
かし、クリーンルーム内の単位面積あたりのコストは高
い、従って、特にウェハの酸化炉の場合、酸化炉の省ス
ペース化の要請が強い、しかし、従来の横型酸化炉では
、この要請に答えることができなかった。
また、横型炉は上記問題により自動化、大口径化が困難
である。しかも、横型炉の場合、炉内対流によりウェハ
の上下で温度差が生ずる。このため歩留りが悪い、更に
、外部02の巻き込みが多い。
この結果、横型炉の場合、不要な酸化膜が生じて、ウェ
ハ上の膜厚の制御が困難である。
又、ウェット酸化法の場合、高温の酸水素炎8が、燃焼
室3の入口上壁部10に近接して、土壁部10を被う、
ところが、燃焼室3は、石英で形成されている。このた
め、高温加熱されると変質する。
場合によっては、燃焼室3が、溶融し破損するに至るこ
ともある。
また、石英が高温加熱されると、熱分解により石英自体
が不純物となって拡散炉の炉芯管に飛来する。このため
好ましくない状況を作り出す場合もある。従って、この
ような水蒸気によるウェット酸化処理によるものでは、
良好な半導体製品が得られ難い問題がある。
本発明は、上記点に対処してなされたもので、高い歩留
りで被処理体に酸化膜を形成することができ、しかも、
自動化、大口径化が可能であって、更に設置スペースを
大幅に縮小することができる酸化装置を提供することに
ある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、ボートに所定間隔で配列された被処理体が
収容されるプロセスチューブと、このプロセスチューブ
内に水蒸気を送入する如く結合された燃焼室と、この燃
焼室内で第1および第2のガスを燃焼化合させて水蒸気
を発生させる手段と、上記第1および第2のガスの少な
くとも一方のガスを加熱したのち上記燃焼室で上記第1
および第2のガスを混合させる手段とを具備することを
特徴とする。
(作用効果) ボートに所定間隔で配列された被処理体が収容されるプ
ロセスチューブと、このプロセスチューブ内に水蒸気を
送入する如く結合された燃焼室と、この燃焼室内で第1
および第2のガスを燃焼化合させて水蒸気を発生させろ
手段と、−];記第1および第2のガスの少なくとも一
方のガスを加熱したのち−1−記燃焼室で上記第1−お
よび第2のガスを混合させる手段とを具僅するので、高
い歩留りで被処理体に酸化膜を形成することができ、し
かも、自動化、大口径化が可能である。特に、酸化装置
のプロセスデユープを縦型とすると、設置スペースを大
幅に縮小することができる。
(実 施 例) 以下1本発明を半導体ウェハの縦型酸化装置に適用した
一実施例について、図面を参照して説明する6 先ず、縦型酸化装置の一般的構成を第1図を参照して説
明する。この縦型酸化装置は、軸方向を垂直軸とするプ
ロセスチューブ11を有している。
プロセスチューブ11の周囲には、加熱装置とじて例え
ば筒状ヒータ13を配置している。プロセスチューブ1
1の上端には、水蒸気導入用の導入口12が設けられて
いる。ヒータ13は例えば抵抗加熱型である。
プロセスチューブ11内には5石英ボート14が収容さ
れるようになっている。石英ボート14は、半導体ウェ
ハ(図示せず)を水平状態で、かつ、上下に離間した状
態で複数枚配列支持するようになっている。石英ボート
14は、プロセスチューブ11内に垂直方向に沿って搬
入可能である。石英ボート14の下端には、保温筒15
が配列されている。保温筒15は、石英ボート14を炉
芯に位置させるためのものである。保温筒15は、ロー
ダ装置16によって上下動する6保温筒15の一ヒ下動
によって石英ボート14をプロセスチューブ11にロー
ド或いはアンロードするようになっている。尚、保温筒
15を回転自在に構成し、ボートを回転することによっ
てウェハが周囲の温度、ガスの状態を均一にすることが
できる。
プロセスチューブ11の下方には、ハンドラー17が設
4−1られている。ハンドラー17は、石英ボート14
をつかんでボート搬送装置に受は渡すためのものである
また、この装置では、プロセスチューブ11とは511
個に外部燃焼装置10が設けられている。即ち、プロセ
スチューブ11の一ヒ方に横型に水蒸気発生部が設けら
れている。この水蒸気発生部をこの実施例では列部燃焼
装置10として、構成している。外部燃焼装置10は、
酸素ガス、水素ガスを燃焼化合させて水蒸気を生成する
。この水蒸気は、プロセスチューブ11の一端に設けら
れたガス導入1112に供給される。
外部燃焼′表置10は、第2図に示すように次のような
構成を有している。
すなわち、外部燃焼装置10は、M−Jガス、水素ガス
を独立して通人するための4入管20.30を有してい
る。導入管20.30の周囲には、予備加熱手段41.
42例えば半割れヒータが配置されている。
加熱手段41.42は、導入管20.30内のガスを発
火点以上の温度まで加熱する。加熱手段41.42及び
導入管20.30は、燃焼室50に接続されている。燃
焼室50は、供給管を介して酸素ガス、水素ガスを燃焼
化合して水蒸気を生成する。生成した水蒸気は、供給管
60を介してガス導入口12に供給される。
導入管20.30は、同軸の二重管として構成されてい
る。また、酸素ガスの導入管20の内側に水素ガス導入
管30が配置されている。
なお、酸素ガスの導入管20と燃焼室50とは、−体的
に構成されている。導入管20及び燃焼室50は、例え
ば石英ガラスで構成され、接続部は、段付きW造21a
になっている。水素ガスの導入管30は。
チューブコネクタ34によって支持されている。そして
、酸素ガス心入管20内に間1lj2を設けて配設され
、導入管30の先端に設けられたノズル33が燃焼室5
0内に配置されるようになっている。
水素ガスの導入管30は、第3図に示すように、管径例
えば、8mm水平管31の一端に水素ガス導入用の垂直
管32を形成し、他端にノズル33を形成して構成され
ている。ノズル33は、上記導入管30より管径がやや
小さく絞られ、例えば4111Wl水平管31の水平方
向に対して斜め下方に、所定の角度0で傾斜している。
この傾斜角度Oは、例えば5度に設定されている。これ
は酸素ガスとの燃焼化合により発生する炎が直接燃焼室
50の石英壁面と接触するのを防止できる。
次に、石英ガラスにて一体的に形成された燃焼室50、
酸素ガスの導入管20及び供給I′r!60について第
4図を参照して説明する。
酸素ガスの導入管20は、水平管21と燃焼室50と接
続部は管径を大きくした連結端21aを介して燃焼室5
0と連通している。水平管21の他端側には、垂直管2
2が分枝している。この垂直管22より燃焼室50内に
酸素ガスが導入される。
燃焼室50には、一端に酸素ガスの導入管20を有して
いる。他方燃焼室50の周面の中央部には、さらに、水
蒸気供給管60が連結されている。
この供給管60は、大径の水平管61と細径例えば12
Ill111の垂直管62とで構成されている。水平管
61の一端部は、燃焼室50内に連通している。水平管
61の一端部には、垂直管62が形成されている。
このように酸化のための水蒸気供給管60は、酸・水素
導入管20.30の接続端とは反対の一端側に設けない
構造にしている。このため、酸化装置を小型化できる。
また、供給管60を水素ガスの導入管30の対向端に設
ける場合に比べて、炎が直接供給管60内に侵入するの
を防止できる。そして、外部燃焼装置50の外部に対す
る熱影響を低減できる。
また、供給管60とガス導入口12と連結するために、
第1図に示すようにテフロン(商品名)チューブ63が
水平に配置されている。テフロンチューブ63の周囲に
は、たとえばテープヒータ等の露結防止用の加熱部66
が形成されている。
また、テフロンチューブ63と供給管60及びガス導入
口2とを連結するために、実施例ではテフロンチューブ
63の両端に石英挿入管66aを挿入している。この両
端をテフロンフィッテング64に連結する構成を採用し
ている。
次に、二重管を構成する導入管20.30の周囲に配置
される加熱手段40について第5図を参照して説明する
。予備加熱手段40は、直径方向に対して垂直な方向で
、半割り型ヒータ41.42を二重管の上下に配置して
構成されている。半割り型ヒータ41、42は、筐体4
3.44に支持されている。筐体43゜44は、第5図
に示すように、ヒンジを介して開閉自在に支持されてい
る。この構造はメンテナンスに極めて、有利である。
また、半割り型ヒータ41,42の温度検出のために、
Rタイプの熱電対45が配置されている。熱電対45に
より温度検出して、半割り型ヒータ41.42による加
熱温度を常時例えば850℃程度に制御するようになっ
ている。
加熱手段40に隣接して、燃焼室50を支持するための
支持体が設けられている。支持体は、下側支持体55と
上側支持体56に上下に2分されている。
各支持体55.56の内側を燃焼室50の熱放出防止用
の冷却部としている。すなわち、支持体55.56の内
側には、冷却水を循環するための冷却水導入口55a、
 56aおよび冷却水導出口55b、 56bが設けら
れ、発生した水蒸気が高温であるためプロセスチューブ
11への搬送を可能ならしめる温度に水蒸気の低温化を
実施する。尚、下側支持体55の冷却水導出口55bと
上側支持体56の冷却水導入口56aは、SUSフレキ
シブルチューブ58によって接続されている。
各支持体55.56の側面には、切欠部55c、 56
cが形成されている。切欠部55c、 56cを介して
燃焼室50内の炎を検出するための炎検知器57が配置
されている。検知器57が、異常炎を検出すると、アラ
ームシグナルがシステムコントロールにフィードバック
されるようになっている。
次に、この縦型酸化装置の作用について説明する。
まず、プロセスチューブ11に石英ボート14を搬入す
る。すなおち、プロセスチューブ11の中心軸と同一軸
上に設定されたローダ装置16に保温[15を支持させ
る。そして、保温f?i15の上に石英ボート14を垂
直にfi置する。この状態で石英ボートに載匠された各
ウェハの中心軸とチューブ11の中心軸がほぼ同一軸上
に位置していることである。この状態で、ローダ装置1
6を上方に移動して、プロセスチューブ11内に石英ボ
ート14を搬入する。なお2石英ボート14を垂直に支
持することで、半導体ウェハはプロセスチューブ11内
で水平状態に配置される。
ここで、石英ボート14のロード方向は、石英ボート1
4の自重方向と一致しでいる。このため、従来の横型酸
化炉のように、フォークの曲がり、垂わ等に起因して石
英ボート14がプロセスチューブ11の内面と接触する
ことはない。したがって、不純物の発生を防止して、半
導体ウェハに施す熱処理の歩留りを大幅に向上させるこ
とができる6また。外部燃焼装置10により、プロセス
チューブ11内を水蒸気雰囲気にすることができる。外
部燃焼装置10としては、本出願人が先に提案したヒー
トキャリング方式(特願昭62−43751号)のもの
を採用している。
すなわち、この外部燃焼装置10は、所定の供給量比で
酸素ガスの導入管20に酸素ガスを供給し、水素ガスの
導入管30に水素ガスを供給する。なお、水蒸気発生の
ための燃焼に要する水素ガス、酸素ガスの割合は所定比
である8しかし、酸素ガスを多く供給すれば、燃焼に供
されない酸素ガスを、プロセスチューブ11へ供給する
水蒸気キャリアとして用いることができる。酸素ガスは
、酸化膜の形成にも供されることは勿論である。
ここで、酸素ガス及び水素ガスは、燃焼室50へ供給さ
れる前に1例えば水素ガスは発火点以上の温度に加熱さ
れる。この加熱によって酸素ガス及び水素ガスに、燃焼
に必要なエネルギが与えられる。
そして、水素ガスは、ノズル33から燃焼室50に放出
された瞬時に、酸素ガスと接触して着火し、燃焼化合を
開始する。即ち酸素ガスと水素ガスが混合される前に燃
焼化合を生起するに必要な温度に予め加熱されることに
特徴がある。
ここで、実験によると、加熱手段40の温度が約750
℃の場合は、ノズル33近傍の温度が、水素ガスの発火
点温度より低い温度、例えば382℃でも水素ガスは着
火した。しかし、加熱手段4oの温度が730℃近傍の
場合には着火しなかった。
つまり、燃焼位置の温度が仮に水素ガスの発火点より低
くても、水素ガスが水素ガス導入管30内を通る際に、
その発火点以」二に加熱されていれば着火することがわ
かる。この実施例では水素ガスを例えば850℃の温度
に加熱する。
なお、水素ガスの導入管20の経路途中には、酸素ガス
や空気が存在しない。したがって、導入管20の途中で
水素ガスが着火する恐れはないにのようにして水素ガス
及び酸素ガスが燃焼化合する。そして水蒸気が発生する
。この発生した水蒸気は2000℃以上の温度である8
この水蒸気は、この高温の状態では搬送が困雅なため、
冷却系55゜56により冷却し1例えば200℃前後ま
で低温にする。その後供給管60を介してプロセスチュ
ーブ11内に送出する。そして2図示しない半導体ウェ
ハの酸化に寄与する。
燃焼室50からプロセスチューブ14へ水蒸気を送出す
るバイブロ2を燃焼室50の側壁から送出することによ
り低温の水蒸気を送出するのに効果を有する。パイプを
燃焼室50の管軸上に設けた場合には冷却系を側部55
に強力な構造で施設する必要がある。
ここで、燃焼により燃焼室50内には炎が生ずる、しか
し、導入管30のノズル33を、水平に対して斜め下方
に傾斜している。このため、上側に向かう傾向にある炎
は、直接燃焼室50の上面と接触しないか又は弱い接触
となる。したがって、石英で構成された燃焼室50が不
透明となる失透現象を防J卜することができる。また、
石英が不純物として水蒸気に付着するのも防止できる。
この結果、このような不純物がプロセスチューブII内
に供給されることがなく、半導体ウェハLこ施す熱処理
の歩留りを向上させることができる。
尚、実施例では、外部燃焼装置1oで水素ガス、酸素ガ
スを燃焼して水蒸気を得る。このため、燃焼時の熱がプ
ロセスチューブ11に悪影響を与えることを防止できる
。また、ヒータ13によるプロセスチューブ11内の温
度均一化のi+I制御が容易となる。
さらに、実施例ではテフロンチューブ63を介して水蒸
気をプロセスチューブ11に供給する。そして、外部燃
焼装置10と離れた位置にプロセスチューブ11を配置
できる。したがって、プロセスチューブに与える悪影響
を、更に低減することができる。
このため、プロセスチューブ11内の酸化膜形成領域で
の均熱性の制御も容易となる。そして、ウェットガスの
流れの均一化も確保することができる。
その結果、酸化膜の厚さが均一化され、半導体ウェハに
施す熱処理の歩留りを向上させることができる。
尚、テープヒータ66を設けているのは、テフロンチュ
ーブ63によって水蒸気を供給する際に、水蒸気が冷却
されて露結することを防止するためである。
また、第1図に示すように、外部燃焼装置50とガス導
入口12とを水平に配置したテフロンチューブ63で連
結する。これにより、プロセスチューブ11の上方のス
ペースを小さくする。そして、縦型酸化装置の高さを低
くして、天井高さ制限のあるクリーンルーム内での使用
も可能にすることができる。
ここで、実施例にて用いた外部燃焼装置10は、特開昭
55−’110405号公報に開示されている従来の横
型酸化装置に使用されている外部燃焼装置と比較して以
下のような利点がある。
すなわち、従来の横型酸化装置では、水素ガス導入管を
燃焼室内に長く挿入している。そして、水素ガスの不燃
焼により生ずる爆発事故を防止するために、水素ガスと
酸素ガスとを燃焼室の壁面近傍で燃焼化合している。
このため、u、面近傍が加熱されて失透すなわち透明度
を失う。また、燃焼室を構成する石英中の分子が不純物
として燃焼室内に飛散する。この不純物が水蒸気に付着
する。そして、不純物が水蒸気と共にプロセスチューブ
内に供給される。このようにして従来の横型酸化装置で
は、半導体ウェハの不良品が多く発生していた。
また、燃焼室内に長く挿入した水素ガスの導入管の先端
側に熱源を配置する必要がある。その結果、装置の構成
が複雑となり、製造が困難となる。
また、製造コストも高くなる。
上記実施例では燃焼室50を縦型で構成した例について
説明したが、横型にしてもよいことは説明するまでもな
い。さらに、プロセスチューブを縦型に限らず横型にし
ても、本発明の一つの特徴である水蒸気を発生させるガ
スを混合前に加熱したのち、混合させる手段は、何れで
も関係ないことである。
さらに、水素ガスの導入管の先端側の熱源として集光レ
ンズを採用したものもある。しかし、水素ガスの燃焼位
置が固定されてしまう。このため容易にその燃焼位置を
自由に選択できない問題がある。すなわち、プロセスの
種類(特に、酸化の度合いの種類)によっては外部の流
量コントローラによって水素ガス、酸素ガス量を可変す
るものがある。しかし、この場合、炎の大きさが異なる
したがって、失透を防止するためには、水素ガスの燃焼
位置を自由に選択する必要がある。それにも拘らず、従
来装置ではこの選択が極めて困難となっていた。
本発明の実施例では燃焼室50内に熱源を有しない、燃
焼室50内にガスを導入する前に加熱するだけで、燃焼
室50内での燃焼を実行できる。したがって、構造が容
易となる。また、装置の低コスト化を図ることができる
。しかも、ガス導入管の吐出端側に熱源を必要としない
。このため、ガス導入管の吐出端位置を自由に選択する
ことが容易である。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第6図は、外部燃焼方式の他、の実施例を示している。
この場合、筒状の燃焼室50を、プロセスチューブ11
の上部に配置している。そして、水素ガス、酸素ガスを
プロセスチューブ11の上端より導入する。また、外部
燃焼装置10の下端の供給管60とプロセスチューブ1
1のガス導入口12とを、石英管同志を摺り合わせたボ
ールジヨイントにより連結している。他の点については
上記実施例と同様である。
尚、ボールジヨイントを設けることにより、外部燃焼装
置50とプロセスチューブ11と距離を短くする。そし
て、上述した結露をテープヒータなどを用いずに防止で
きる。外部燃焼装置50とプロセスチューブ11と距離
を短くした場合、外部燃焼装置10の熱影響が懸念され
る。しかし、悪影響のない距離だけ離してボールジヨイ
ントするか、あるいは供給管60側に炎遮断用の仕切り
板を設ければ良い。
第7図は、外部燃焼装置10を設けずに、プロセスチュ
ーブ11内に水蒸気生成用の燃焼領域を設けた他の例を
示している。この場合、プロセスチューブ11内に直接
M素、水素ガスを導入する。そして、酸化膜形成用のヒ
ータ13を用いて両ガスを燃焼化合して水蒸気を生成す
る。
このように構成した場合、外部燃焼方式と比較してプロ
セスチューブll内の酸化膜形成領域の温度を均一に制
御するのが困難となる。しかし、プロセスチューブ11
の周囲に水蒸気生成用の加熱手段をヒータ13とは別に
設けて、酸化膜形成領域の温度を容易に均一に制御する
ことができる。また、縦型酸化装置の高さを低くできる
利点を有している。
また、縦型酸化装置に水蒸気または酸素ガス、水素ガス
を導入する場合、プロセスチューブ11の一ヒ端より水
蒸条等を導入する構成が好ましい、この理由は、プロセ
スチューブ11の下方端は、石英ボード搬入のための開
口部を有している。このため、石英ボート搬入のための
開口部を避けて水蒸侃供給口を配置する必要がある。そ
の結果、装置の構造が複雑となるからである。ただし、
本発明は必ずしも上端よりガスを導入するものに限定さ
れない。また、石英ボート14の搬入は必ずしもプロセ
スチューブ11の下端から行なわなくても良い。
プロセスチューブ11の上端から、石英ボート14の搬
入を行なっても良い。促って、水蒸気の容入位置にも、
種々の変形した態様で実施が可能である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない0
本発明の要旨の範囲内で種々の変形した態様で実施が可
能である。
たとえば、水素ガスの導入管30. Nt素ガスの導入
管20は、必ずしも同軸の2重管で構成する必要はない
。これらを別々に燃焼室50に接続するように構成して
も良い。この場合、加熱手段40を各導入管にそれぞれ
別個に設けてもよい。或いは、導入管20.30のいず
れか一方に加熱手段40を設けるものでも良い。また、
酸化の度合によって酸素ガス、水素ガスの流量を変える
場合には、燃焼室50内の炎の大きさが変わる。従って
、炎が燃焼室50の壁面に接触しないように導入管20
.30の吐出位置を、容易に変えられる構造とすること
もできる。
この場合、従来装置のように、導入管の先端に熱源を設
けろ必要はないので、その実現が容易である。
また、加熱手段40は、半割れ型のヒータ41.42を
−1−下で開放できる構成とすれば、導入管の冷却の際
にこれを開放して急冷することができる点で優れている
6しかし、必ずしもこの構成に限定されるものではない
第8図は、補助燃焼室を設けた他の実施例を示している
。この場合、燃焼室50には、補助燃焼室71を介して
ガスバーナ72が接続されている。ガスバーナ72は、
水素供給路を構成している。ガスバーナ72の中心軸7
2aは、燃焼室50の中心線50aと一致している6ガ
スバーナ72の噴射ロア2bは、第9図Aに示すように
ガスバーナ72と同心状に形成されている。ガスバーナ
72の外周には、酸素供給路73が設けられている。N
!素供給路73の外周には、ヒータ74が設けられてい
る。
補助燃焼室71の径は、MW供給路73の径よりも大き
く設定されている。
この縦型酸化装置の場合、酸素供給路73に酸素ガス7
5を供給する。これと同時にガスバーナ72に水素ガス
76を供給する。これによって、水素ガス76は、ヒー
タ74により加熱されながら着火温度になってガスバー
ナ72から放出される。そして、補助燃焼室71内で着
火される。水素ガス75が着火され燃焼を開始すると、
酸水素炎77が発生して水蒸気が生じる。酸水素炎77
は、補助燃焼室71を通り燃焼室50の中央部まで到達
する。しかし、酸水素炎77の基部77aは、燃焼室5
0の中心線50a1−に位置する。このため酸水素炎7
7が燃焼室50の入口上壁部78をなめる恐れはない。
従って、入口上壁部78が高温加熱される恐れは無い、
このため燃焼室50を構成する石英の熱的損傷や石英中
の分子の熱分解現象を防止できる。
なお、第9図Bに示すように、噴射ロア2bの中心線7
2cを中心軸72aに対して角度θ傾斜させて下向きに
しても良い、この場合、上向きの酸水素炎77の先端部
が燃焼室50の中心線50a近傍に位置するようになる
。その結果、酸水素炎の先端部77bにより燃焼室50
の上部壁面50bが加熱されるのを防止することができ
る。
また、第10図に示すように、ガスバーナ72の中心軸
72aを燃焼室50の中心線50aより下方に位置せし
めて偏心させても良い、この場合、酸水素炎77の先端
部77bが燃焼室50の上部壁面50bに近ずかないよ
うにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を説明するための縦型酸
化装置の構成図、第2図は第1図装置の外部燃焼装置の
構成図、第3図は第1図の水素ガス導入管の構成を示す
説明図、第4図は第1図の一体的に構成された燃焼室、
酸素導入管及び供給管の正面図、第5図は第2図外部燃
焼装置の分解斜視図、第6図は第1図の他の実施例を説
明する構成図、第7図は第1図装置に外部燃焼装置を用
いない他の実施例の説明図、第8図は第1図装置の他の
実施例を説明するための補助燃焼室を設けた酸化装置の
構成図、第9図Aは第8図のガスバーナを示す拡大断面
図、第9図Bは第9図への他の実施例のガスバーナを示
す拡大断面図、第10図は第8図のガスバーナと燃焼室
とが偏心している場合の実施例を示す説明図、第11図
は従来のパイロジェニック酸化法を採用した燃焼室の構
成説明図である。 10・・・外部燃焼装置11・・・プロセスチューブ1
2・・・ガス導入口    13・・・ヒータ20・・
・酸素ガス導入管  30・・・水素ガス導入管50・
・・燃焼室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボートに所定間隔で配列された被処理体が収容さ
    れるプロセスチューブと、このプロセスチューブ内に水
    蒸気を送入する如く結合された燃焼室と、この燃焼室内
    で第1および第2のガスを燃焼化合させて水蒸気を発生
    させる手段と、上記第1および第2のガスの少なくとも
    一方のガスを加熱したのち上記燃焼室で上記第1および
    第2のガスを混合させる手段とを具備することを特徴と
    する酸化装置。
  2. (2)第1および第2のガスの燃焼室への供給構造は第
    1のガスの供給管内に第2のガスの供給管を間隙を設け
    た2重管構造である請求項1記載の酸化装置。
  3. (3)燃焼室からプロセスチューブへの水蒸気の送出は
    パイプにより行い、このパイプ内の水蒸気温度は上記燃
    焼室で発生した水蒸気の温度より低温である請求項1記
    載の酸化装置。
  4. (4)燃焼室からプロセスチューブへ水蒸気を搬送する
    パイプは、燃焼室の管軸に対し垂直な方向から導出され
    ている請求項3記載の酸化装置。
  5. (5)加熱用ヒータは半割れ可能な構造のヒータである
    請求項1記載の酸化装置。
  6. (6)第1および第2のガスのうち少なくとも一方のガ
    スは、燃焼室で燃焼化合が生ずる温度に加熱される請求
    項1記載の酸化装置。
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