JPH01249557A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents
車両用駆動力制御装置Info
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- JPH01249557A JPH01249557A JP63079945A JP7994588A JPH01249557A JP H01249557 A JPH01249557 A JP H01249557A JP 63079945 A JP63079945 A JP 63079945A JP 7994588 A JP7994588 A JP 7994588A JP H01249557 A JPH01249557 A JP H01249557A
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- Japan
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- brake
- control
- slip
- fade
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Links
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- 238000013459 approach Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は2駆動輸からの路面伝達駆動力の違剰により発
生する駆動輪スリップを有効に抑制する車両用駆動力制
御装置に関する。
生する駆動輪スリップを有効に抑制する車両用駆動力制
御装置に関する。
(従来の技術)
従来、車両用駆動力制御装置としては、例えば特開昭6
1−85248号公報に記載されている装置が知られて
いる。
1−85248号公報に記載されている装置が知られて
いる。
この従来装置は、駆動輪スリップの発生時には、それま
でのブレーキ使用頻度によらず、所定のスリップ関係の
みでブレーキ制御及びスロットル制御を行ない、駆動輪
スリップを抑制するようにしている。
でのブレーキ使用頻度によらず、所定のスリップ関係の
みでブレーキ制御及びスロットル制御を行ない、駆動輪
スリップを抑制するようにしている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このように駆動輪スリ・ンプ抑制制御を
ブレーキ制御とエンジン出力制御とを併用して行なう装
置である場合、一方のブレーキ制御に使用される制動装
置は、駆動輪スリップ時の制御のみならず、ブレーキペ
ダル操作時にも使用されるものである為、制動装置の使
用頻度が多くなった場合には、制動機能が衰えるブレー
キフェード状態を起し易く、従来装置のように、それま
でのブレーキ使用頻度によらずに所定のスリップ関係の
みで制御する場合には、ブレーキフェード時に、スリッ
プ抑制効果が低下すると共に、ペダル操作による制動時
にもブレーキの効きが低下するという課題があった。
ブレーキ制御とエンジン出力制御とを併用して行なう装
置である場合、一方のブレーキ制御に使用される制動装
置は、駆動輪スリップ時の制御のみならず、ブレーキペ
ダル操作時にも使用されるものである為、制動装置の使
用頻度が多くなった場合には、制動機能が衰えるブレー
キフェード状態を起し易く、従来装置のように、それま
でのブレーキ使用頻度によらずに所定のスリップ関係の
みで制御する場合には、ブレーキフェード時に、スリッ
プ抑制効果が低下すると共に、ペダル操作による制動時
にもブレーキの効きが低下するという課題があった。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上述のような課題を解決することを目的とし
てなされたもので、この目的達成のために本発明では、
以下に述べる手段とした。
てなされたもので、この目的達成のために本発明では、
以下に述べる手段とした。
本発明の課題解決手段は、車両の駆動輪のスリップ状態
を演算するスリップ状態演算手段と、内燃機関dの出力
を制御するエンジン出力制御手段と、運転者のブレーキ
操作とは別個に駆動輪のスリップ状態に応じて圧力付加
手段によって駆動輪の車輪速を抑制する制動装置のブレ
ーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御手段と、駆動輪ス
リップ発生時、ブレーキがフェード状態に近いか否かを
判断するブレーキフェード判断手段と、前記ブレーキフ
ェード判断手段によりブレーキフェードに占いと判断さ
れた時には、ブレーキ制御の使用頻度を中止を含んで少
なくすると共に、エンジン出力制御の使用頻度を多くす
る駆動力制御手段と、を備えていることを特徴とする。
を演算するスリップ状態演算手段と、内燃機関dの出力
を制御するエンジン出力制御手段と、運転者のブレーキ
操作とは別個に駆動輪のスリップ状態に応じて圧力付加
手段によって駆動輪の車輪速を抑制する制動装置のブレ
ーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御手段と、駆動輪ス
リップ発生時、ブレーキがフェード状態に近いか否かを
判断するブレーキフェード判断手段と、前記ブレーキフ
ェード判断手段によりブレーキフェードに占いと判断さ
れた時には、ブレーキ制御の使用頻度を中止を含んで少
なくすると共に、エンジン出力制御の使用頻度を多くす
る駆動力制御手段と、を備えていることを特徴とする。
(作 用)
駆動輪スリップ発生時に、ブレーキフェード判断手段に
よりブレーキフェード状態に近いか否がか判断され、駆
動力制御手段において、ブレーキフェードに近いと判断
された時には、ブレーキ制御の使用頻度を中止を含んで
少な(すると共に、エンジン出力制御の使用頻度を多く
する制御が行なわれる。
よりブレーキフェード状態に近いか否がか判断され、駆
動力制御手段において、ブレーキフェードに近いと判断
された時には、ブレーキ制御の使用頻度を中止を含んで
少な(すると共に、エンジン出力制御の使用頻度を多く
する制御が行なわれる。
尚、ブレーキフェードに近いとの判断は、例えば、ブレ
ーキ増圧によるスリップ抑制制御が行なわれているにも
かかわらず駆動輪スリップの抑制効果が小さい、即ち、
従動輪回転数変化量が小さく、スリップ変化量が大きい
こと等で推定される。
ーキ増圧によるスリップ抑制制御が行なわれているにも
かかわらず駆動輪スリップの抑制効果が小さい、即ち、
従動輪回転数変化量が小さく、スリップ変化量が大きい
こと等で推定される。
従って、ブレーキフェード時に、スリップ抑制効果の確
保と共に、ペダル操作による制動時のブレーキの効き確
保を達成出来る。
保と共に、ペダル操作による制動時のブレーキの効き確
保を達成出来る。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を特徴する
請求項1及び2に記載の発明に対応する第1実施例の車
両用駆動力制御装置は、第1図にその概要図が示される
。すなわち、従動輪速度検出手段aと駆動輪速度検出手
段すからの検出値に基づき駆動輪のスリップ率又はスリ
ップ量を演算するスリップ状態演算手段Cと、内燃機関
dの出力を制御するエンジン出力制御手段eと、ブレー
キ操作に基づいて発生する圧力源と別の第2圧力源によ
って駆動輪の車輪速を抑制する制動装置fのブレーキ液
圧を制御するブレーキ液圧制御手段9と、前記制動装置
fの増圧頻度又は増圧時間を検出するブレーキ増圧状態
検出手段りと、前記従動輪速度の変化量を演算する従動
輪速度変化量演算手段iと、前記スリップ状態演算手段
Cによる演算値に基づいてスリップ変化量を演算するス
リップ変化!演算手段jと、駆動輪スリップ発生時、ブ
レーキ増圧を開始した時点でのブレーキ増圧頻度又は増
圧時間と従動輪速度変化量とスリップ変化量とからブレ
ーキフェード状態に近いか否かを判断するブレーキフェ
ード判断手段にと、前記ブレーキフェード判断手段kに
よりブレーキフェードに近いと判断された時には、ブレ
ーキ制御の使用頻度を中止を含んで少なくすると共に、
エンジン出力制御の使用頻度を多くする駆動力制御手段
!とを備えている。
両用駆動力制御装置は、第1図にその概要図が示される
。すなわち、従動輪速度検出手段aと駆動輪速度検出手
段すからの検出値に基づき駆動輪のスリップ率又はスリ
ップ量を演算するスリップ状態演算手段Cと、内燃機関
dの出力を制御するエンジン出力制御手段eと、ブレー
キ操作に基づいて発生する圧力源と別の第2圧力源によ
って駆動輪の車輪速を抑制する制動装置fのブレーキ液
圧を制御するブレーキ液圧制御手段9と、前記制動装置
fの増圧頻度又は増圧時間を検出するブレーキ増圧状態
検出手段りと、前記従動輪速度の変化量を演算する従動
輪速度変化量演算手段iと、前記スリップ状態演算手段
Cによる演算値に基づいてスリップ変化量を演算するス
リップ変化!演算手段jと、駆動輪スリップ発生時、ブ
レーキ増圧を開始した時点でのブレーキ増圧頻度又は増
圧時間と従動輪速度変化量とスリップ変化量とからブレ
ーキフェード状態に近いか否かを判断するブレーキフェ
ード判断手段にと、前記ブレーキフェード判断手段kに
よりブレーキフェードに近いと判断された時には、ブレ
ーキ制御の使用頻度を中止を含んで少なくすると共に、
エンジン出力制御の使用頻度を多くする駆動力制御手段
!とを備えている。
より具体的に本実施例の構成を説明すると、第2図に示
すように、アクセルペダル2とは機械的な連結関係にな
いスロットル弁6(ステップモータ8を有する)の開閉
制御により内燃機関の出力制御を行なうと共に、ブレー
キ操作に基づいて油圧を発生させるマスクシリンダ48
の作動とは別個に、油圧ポンプ76(圧力付加手段)に
よる油圧で後輪26.28 (駆動軸)の車輪速を抑制
するりャホイールシリンダ42.44 (制動アクチュ
エータ82を有する)へのブレーキ液圧制御を行ない後
輪26.28の制動制御を行なう電子制御回路によるト
ラクションコントローラ12を備えている。
すように、アクセルペダル2とは機械的な連結関係にな
いスロットル弁6(ステップモータ8を有する)の開閉
制御により内燃機関の出力制御を行なうと共に、ブレー
キ操作に基づいて油圧を発生させるマスクシリンダ48
の作動とは別個に、油圧ポンプ76(圧力付加手段)に
よる油圧で後輪26.28 (駆動軸)の車輪速を抑制
するりャホイールシリンダ42.44 (制動アクチュ
エータ82を有する)へのブレーキ液圧制御を行ない後
輪26.28の制動制御を行なう電子制御回路によるト
ラクションコントローラ12を備えている。
そして、トラクションコントローラ12には、制御に必
要な入力情報をもたらすセンサ頚として、左前輪22及
び右前輪24の車輪速を検出する左前輪速度センサ30
及び右前輪速度センサ40(従動輪速度検出手段)と、
左後輪26及び右後輪28の車輪速を検出する左後輪速
度センサ34及び右後輪速度センサ3B(駆動輪速度検
出手段)と、アクセル踏込量を検出するアクセルセンサ
4と、スロットル開度を検出するスロットルセンサ10
と、制動アクチュエータ82内のアキュムレータ圧を検
出する圧力スイッチ72とか接続されている。
要な入力情報をもたらすセンサ頚として、左前輪22及
び右前輪24の車輪速を検出する左前輪速度センサ30
及び右前輪速度センサ40(従動輪速度検出手段)と、
左後輪26及び右後輪28の車輪速を検出する左後輪速
度センサ34及び右後輪速度センサ3B(駆動輪速度検
出手段)と、アクセル踏込量を検出するアクセルセンサ
4と、スロットル開度を検出するスロットルセンサ10
と、制動アクチュエータ82内のアキュムレータ圧を検
出する圧力スイッチ72とか接続されている。
前記各車輪速度センサ30,40.34.36で検出さ
れたパルスは、トラクションコントローラ12のF/V
コンバータ20に入力され、電圧に変換されてA/Dコ
ンバータ14に入る。A/Dコンバータ14では、アク
セルセンサ4によるアクセル開度と、スロットルセンサ
10によるスロットル開度と、各車輪速電圧信号とをア
ナログ信号からデジタル信号に変換し、CPU 16に
入力する。
れたパルスは、トラクションコントローラ12のF/V
コンバータ20に入力され、電圧に変換されてA/Dコ
ンバータ14に入る。A/Dコンバータ14では、アク
セルセンサ4によるアクセル開度と、スロットルセンサ
10によるスロットル開度と、各車輪速電圧信号とをア
ナログ信号からデジタル信号に変換し、CPU 16に
入力する。
CP(J16では、入力された各信号、圧力スイッチか
らの圧力信号及びメモリ15 (RAM、ROM)から
の配′l情報に基づいて、スロットル弁6の目標開度、
3位置ソレノイド弁68a、68bの弁位置及びポンプ
モータ80の駆動、非駆動を求め、ステップモータドラ
イバ18.ソレノイドドライバ19及びポンプモータド
ライバ21へ所定の指令信号を出力する。
らの圧力信号及びメモリ15 (RAM、ROM)から
の配′l情報に基づいて、スロットル弁6の目標開度、
3位置ソレノイド弁68a、68bの弁位置及びポンプ
モータ80の駆動、非駆動を求め、ステップモータドラ
イバ18.ソレノイドドライバ19及びポンプモータド
ライバ21へ所定の指令信号を出力する。
尚、前記トラクションコントローラ12は、前述のエン
ジン出力制御手段と、スリップ状態演算手段と、ブレー
キ液圧制御手段と、ブレーキ増圧状態検出手段と、従動
輪速度変化量演算手段と、スリップ変化量演算手段と、
ブレーキフェード判断手段と、駆動力制御手段に相当す
る機能を持つ。
ジン出力制御手段と、スリップ状態演算手段と、ブレー
キ液圧制御手段と、ブレーキ増圧状態検出手段と、従動
輪速度変化量演算手段と、スリップ変化量演算手段と、
ブレーキフェード判断手段と、駆動力制御手段に相当す
る機能を持つ。
制動装置としては、ブレーキペダル46、マスクシリン
ダ48、フロントホイールシリンダ38.40、制動ア
クチュエータ82、リヤホイールシリンダ42.44を
備えていて、ブレーキ操作時、フロントホイールシリン
ダ38.40へはマスクシリンダ48から直接ブレーキ
液圧が送られるが、リヤホイールシリンダ42.44へ
は、制動アクチュエータ82のプランジャ50a、50
bを介してブレーキ液圧が送られると共に、ブレーキ非
操作時であっても、駆動軸スリップの発生時には、駆動
力制御の一貫として、プランジャ50a、50bを介し
てリヤホイールシリンダ42.44にブレーキ液圧を送
り、後輪26.28の夫々に独立して制動力を与える制
動制御か行なわれる。
ダ48、フロントホイールシリンダ38.40、制動ア
クチュエータ82、リヤホイールシリンダ42.44を
備えていて、ブレーキ操作時、フロントホイールシリン
ダ38.40へはマスクシリンダ48から直接ブレーキ
液圧が送られるが、リヤホイールシリンダ42.44へ
は、制動アクチュエータ82のプランジャ50a、50
bを介してブレーキ液圧が送られると共に、ブレーキ非
操作時であっても、駆動軸スリップの発生時には、駆動
力制御の一貫として、プランジャ50a、50bを介し
てリヤホイールシリンダ42.44にブレーキ液圧を送
り、後輪26.28の夫々に独立して制動力を与える制
動制御か行なわれる。
前記制動アクチュエータ82は、左後輪用プランジャ5
0b、右後輪用プランジャ50a、左後輪用3位置ソレ
ノイド弁68b、右後輪用ンレノイド弁6’8a、アキ
ュムレータ70、圧力スイッチ72、チエツク弁74、
油圧ポンプγ6、ポンプモータ80、リザーバタンク7
8とを備えている。
0b、右後輪用プランジャ50a、左後輪用3位置ソレ
ノイド弁68b、右後輪用ンレノイド弁6’8a、アキ
ュムレータ70、圧力スイッチ72、チエツク弁74、
油圧ポンプγ6、ポンプモータ80、リザーバタンク7
8とを備えている。
そして、+、7ザーバタンク78から油圧ポンプ76で
汲み上げられた油は逆流防止用のチエツク弁74を通っ
て、アキュムレータ70に蓄圧される。
汲み上げられた油は逆流防止用のチエツク弁74を通っ
て、アキュムレータ70に蓄圧される。
アキュムレータ圧は、圧力スイッチ72による監視のも
とで一定圧P2以上になったらOFF信号、一定圧P、
以下(第5図に示すようにヒステリシスを有する)にな
ったらON信号を前記CPU16に送る。この出力信号
に基づきポンプモータ80の駆動・非駆動の制御を行な
う。
とで一定圧P2以上になったらOFF信号、一定圧P、
以下(第5図に示すようにヒステリシスを有する)にな
ったらON信号を前記CPU16に送る。この出力信号
に基づきポンプモータ80の駆動・非駆動の制御を行な
う。
更に、後述する制御内容により、駆動軸スリップ発生時
には、スリップ状態に応じて3位置ソレノイド弁68a
、68bを減圧(A位置)・保持(B位置)・増圧(C
位置)にする制御が左右後輪26.28で独立して行な
われる。3位置ソレノイド弁68a、68bは、通常、
減圧位置Aにばねにより固定されており、増圧位置Cに
切換えられたら、アキュムレータ70からの油圧は、プ
ランジャ50a、50bのポート64a、64bを通っ
て油室に入り、この油圧によりピストン52a、52b
は図面右方向へ移動し、この移動により、マスクシリン
ダ48からのポート62a、62bをピストン52a、
52bで塞ぐと共に、貫通した通54a、54b路をシ
ャ・ントバルブ58a、58bで塞ぐ。尚、シャットバ
ルブ58a。
には、スリップ状態に応じて3位置ソレノイド弁68a
、68bを減圧(A位置)・保持(B位置)・増圧(C
位置)にする制御が左右後輪26.28で独立して行な
われる。3位置ソレノイド弁68a、68bは、通常、
減圧位置Aにばねにより固定されており、増圧位置Cに
切換えられたら、アキュムレータ70からの油圧は、プ
ランジャ50a、50bのポート64a、64bを通っ
て油室に入り、この油圧によりピストン52a、52b
は図面右方向へ移動し、この移動により、マスクシリン
ダ48からのポート62a、62bをピストン52a、
52bで塞ぐと共に、貫通した通54a、54b路をシ
ャ・ントバルブ58a、58bで塞ぐ。尚、シャットバ
ルブ58a。
58bはスプリング60a、60bで、ピストン52a
、52bはスプリング56a、56bで図面左方向に押
え付けられようとする。ピストン52a、52bがスプ
リング56a、56bに打ち勝ち、右方向へ移動するこ
とによりプランジャ50a、50bのポート66a、6
6bから油圧がりャホイールシリンダ42.44に送ら
れてブレーキがかかり、スリップを抑制する。
、52bはスプリング56a、56bで図面左方向に押
え付けられようとする。ピストン52a、52bがスプ
リング56a、56bに打ち勝ち、右方向へ移動するこ
とによりプランジャ50a、50bのポート66a、6
6bから油圧がりャホイールシリンダ42.44に送ら
れてブレーキがかかり、スリップを抑制する。
また、3位置ソレノイド弁68a、68bが減圧位置A
にある時には、増圧時とは反対にリヤホイールシリンダ
42.44からプランジャ50a。
にある時には、増圧時とは反対にリヤホイールシリンダ
42.44からプランジャ50a。
50b内を通って3位置ソレノイド弁68a、68bに
よりリザーバタンク78に油が戻される。
よりリザーバタンク78に油が戻される。
また、3位置ソレノイド弁68a、68bが保持位置B
にある時には、アキュムレータ70とリヤホイールシリ
ンダ42.44及びリザーバタンク78の回路が遮断さ
れる為、圧力変化はなく、リヤホイールシリンダ42.
44の圧力は保持される。
にある時には、アキュムレータ70とリヤホイールシリ
ンダ42.44及びリザーバタンク78の回路が遮断さ
れる為、圧力変化はなく、リヤホイールシリンダ42.
44の圧力は保持される。
次に、作用を説明する。
第3図(A)、第3図(B)及び第4図は、第2図にお
けるトラクションコントローラ12でのスロットル開閉
制御のルーチン、並びに制動アクチュエータ82内の3
位置ソレノイド弁68a。
けるトラクションコントローラ12でのスロットル開閉
制御のルーチン、並びに制動アクチュエータ82内の3
位置ソレノイド弁68a。
68bと油圧ポンプ80の駆動制御ルーチンを示すもの
である。
である。
尚、第3図で示される処理は、図示しないオペレーチン
グシステムにより所定周期で駆動される定時間割り込み
処理であり、第4図で示される処理は、この定時間割り
込みにより決定されるモータスピードに応じて駆動され
る○CI割り込み処理である。
グシステムにより所定周期で駆動される定時間割り込み
処理であり、第4図で示される処理は、この定時間割り
込みにより決定されるモータスピードに応じて駆動され
る○CI割り込み処理である。
(イ)必要情報の演算処理
ステ・ンブ101〜108では、以後の処理に必要な制
御情報を得る演算処理が行なわれる。
御情報を得る演算処理が行なわれる。
ステップ101では、トラクションコントローラ12の
電源ON後、最初のフローか否かが判断され、最初なら
ばステップ102でRAMクリア等のイニシャライズが
行なわれる。
電源ON後、最初のフローか否かが判断され、最初なら
ばステップ102でRAMクリア等のイニシャライズが
行なわれる。
ステップ103では、右前輪車輪速VFRI左前輸車前
輪VFい右後輪車輪速VRRI左後輪車輪速VRLが読
み込まれる。
輪VFい右後輪車輪速VRRI左後輪車輪速VRLが読
み込まれる。
ステップ104では、読み込まれた各車輪速から右側前
後輪のタイヤ/路面間のスリップ率SR1左側前後輪の
スリップ率SLが算出される。
後輪のタイヤ/路面間のスリップ率SR1左側前後輪の
スリップ率SLが算出される。
ステップ105では、右側車輪スリップ率S8゜左側車
輪スリップ率SLの現在値と、各々の1制御周期前の記
憶値S R−1+ S L−1との差分により。
輪スリップ率SLの現在値と、各々の1制御周期前の記
憶値S R−1+ S L−1との差分により。
右側車輪スリップ率変化量$8と左側車輪スリップ率変
化量$、が算出される。
化量$、が算出される。
ステップ106では、前記ステップ104で求められた
左右各車軸スリップ率S、、SLのうち、小さい方の値
Sm1nと、大きい方の値S maxとが算出される。
左右各車軸スリップ率S、、SLのうち、小さい方の値
Sm1nと、大きい方の値S maxとが算出される。
ステップ107では、スリップ率の小さい方の値に重み
を増した左右のスリップ率の重み付は平均値Savが算
出される(k =0.5〜0.9 )。
を増した左右のスリップ率の重み付は平均値Savが算
出される(k =0.5〜0.9 )。
また、スリップ率の重み付は平均値Savの現在値と、
1制御周期前の記憶値5av−+どの差分により、スリ
ップ率重み付は平均変化量Qavが算出される。
1制御周期前の記憶値5av−+どの差分により、スリ
ップ率重み付は平均変化量Qavが算出される。
ステップ108では、左右前輪速VFRI VFLによ
り平均前輪速V、が算出される。同様に、平均後輪速v
8が算出され、平均後輪速v、1と平均前輪速VLとの
差によりスリップ量vwが算出される。
り平均前輪速V、が算出される。同様に、平均後輪速v
8が算出され、平均後輪速v、1と平均前輪速VLとの
差によりスリップ量vwが算出される。
(ロ)ブレーキ制御処理
ステップ151〜ステツプ168では、駆動軸スリップ
抑制の為にブレーキ制御処理が行なわれる。
抑制の為にブレーキ制御処理が行なわれる。
ステ・ンブ151では、増圧フラグlN8KFL、減圧
フラグDCBKFLが共にO(零)か否かが判断され、
共に0である時には、ステップ157以降に進み、0で
ない時はステップ152へ進む。
フラグDCBKFLが共にO(零)か否かが判断され、
共に0である時には、ステップ157以降に進み、0で
ない時はステップ152へ進む。
ステップ152では、ブレーキ制御インターバル時間B
RKTIJが設定値T8と等しいか否かが判断される。
RKTIJが設定値T8と等しいか否かが判断される。
等しくないならば、ステ・ンブ158の指示に従い、等
しいならばステップ153へ進む。
しいならばステップ153へ進む。
ステップ153では、初期増圧フラグBRKFLが1で
、且つ、スリップ設定チエツクフラグOHにFしか1
(最初の増圧開始後To経過したか)か否かが判断され
る。双方の数値か1である場合にはステ・ンブ154へ
進み、そうでない場合には、ステップ157へ進む。
、且つ、スリップ設定チエツクフラグOHにFしか1
(最初の増圧開始後To経過したか)か否かが判断され
る。双方の数値か1である場合にはステ・ンブ154へ
進み、そうでない場合には、ステップ157へ進む。
ステップ154では、スリップ設定チエツクフラグC)
IKFLをOにする。
IKFLをOにする。
ステップ155では、現時点と増圧開始時点とのT8間
の前輪速(従動輪速)の差分△VFと、スリップ量vw
の差分ΔVwが算出される。
の前輪速(従動輪速)の差分△VFと、スリップ量vw
の差分ΔVwが算出される。
ステップ156では、得られた差分ΔVF、△Vwによ
りブレーキ制御しきい値S。とエンジン出力しきい値S
、とを決定する。
りブレーキ制御しきい値S。とエンジン出力しきい値S
、とを決定する。
尚、この決定においては、ブレーキの状態(フェードに
近いか否か)の推定が含まれ、フェード状態に近いと(
ΔVFか小さく八Vwが大きい)、ブレーキ制御しきい
値S。とじて大きな値が決定され、ブレーキ制御による
スリップ抑制効果を小さくし、一方、エンジン出力しき
い値S、とじて小さな値が決定され、エンジン出力制御
によるスリップ抑制効果を大きくし、ブレーキ制御に対
するエンジン出力制御の負担を大きくすることが可能と
なる。
近いか否か)の推定が含まれ、フェード状態に近いと(
ΔVFか小さく八Vwが大きい)、ブレーキ制御しきい
値S。とじて大きな値が決定され、ブレーキ制御による
スリップ抑制効果を小さくし、一方、エンジン出力しき
い値S、とじて小さな値が決定され、エンジン出力制御
によるスリップ抑制効果を大きくし、ブレーキ制御に対
するエンジン出力制御の負担を大きくすることが可能と
なる。
ステップ157では、ブレーキ制御インターバル時間B
RKTMがクリアにされる。
RKTMがクリアにされる。
ステップ161では、車輪速から算出したタイヤ/路面
間のスリップ率重み付は平均値Savと平均変化量Qa
vと制御マツプとに従いブレーキ圧力”増圧“減圧“保
持”の判断が行なわれ、増圧フラグINBXFL、減圧
フラグDCBHFLの値を算出する。
間のスリップ率重み付は平均値Savと平均変化量Qa
vと制御マツプとに従いブレーキ圧力”増圧“減圧“保
持”の判断が行なわれ、増圧フラグINBXFL、減圧
フラグDCBHFLの値を算出する。
ステップ162では、増・減圧フラグの更新を行ない、
1制御周期前の値を、増圧フラグPINBKF。
1制御周期前の値を、増圧フラグPINBKF。
減圧フラグPDCBKFとする。そして、ステップ16
3以降に進んでいく。
3以降に進んでいく。
一方、ステップ158では、1制御周期前の増圧フラグ
PINBKF、減圧フラグPDCBKFが共にOであり
、且つ、初期増圧フラグか0であるか否か、即ち、1制
御での増圧行程か否か)が判断される。
PINBKF、減圧フラグPDCBKFが共にOであり
、且つ、初期増圧フラグか0であるか否か、即ち、1制
御での増圧行程か否か)が判断される。
各数値が共に0である時はステップ159へ進み、そう
でない時にはステップ160へ進む。
でない時にはステップ160へ進む。
ステップ159では、スリップ設定チエツクフラグCH
HFL 、初期増圧フラグBI’1KFLを1に設定し
、この時の前輪速V F 、スリップ量vwを、Vp□
。
HFL 、初期増圧フラグBI’1KFLを1に設定し
、この時の前輪速V F 、スリップ量vwを、Vp□
。
Vwoとしてステップ160へ進む。
ステップ160では、ブレーキ制御インターバル時間8
RKT&Jを+1インクリメントする。そして、ステッ
プ163以降へ進む。
RKT&Jを+1インクリメントする。そして、ステッ
プ163以降へ進む。
ステップ163では、ステップ161で得られた増圧フ
ラグINBにFL、減圧フラグDCBKFLの各数値か
ら3位置ソレノイド弁68a、68bの指令位置判断が
行なわれる。
ラグINBにFL、減圧フラグDCBKFLの各数値か
ら3位置ソレノイド弁68a、68bの指令位置判断が
行なわれる。
そして、増圧フラグINBKFLがOである時には、ス
テップ164へ進み、ステップ164では、3位置ソレ
ノイド弁68a、68bを減圧値tAにするべく弁駆動
信号が出力される。
テップ164へ進み、ステップ164では、3位置ソレ
ノイド弁68a、68bを減圧値tAにするべく弁駆動
信号が出力される。
また、増圧フラグINBKFLが1であり、減圧フラグ
DCBKFLが1である時には、ステップ165へ進み
、ステップ165では、初期増圧フラグBRKFLを0
にして、ステップ166では、3位置ソレノイド弁68
a、68bを保持位置Bにするべく弁駆動信号が出力さ
れる。
DCBKFLが1である時には、ステップ165へ進み
、ステップ165では、初期増圧フラグBRKFLを0
にして、ステップ166では、3位置ソレノイド弁68
a、68bを保持位置Bにするべく弁駆動信号が出力さ
れる。
更に、増圧フラグIN8にFLが1であり、減圧フラグ
DCBKFLが0である時には、ステップ167へ進み
、3位置ソレノイド弁68a、68bを増圧位置Cにす
るべく弁駆動信号が出力される。
DCBKFLが0である時には、ステップ167へ進み
、3位置ソレノイド弁68a、68bを増圧位置Cにす
るべく弁駆動信号が出力される。
ステップ168では、スリップ率重み付は平均変化ff
1Qavに従い、0以上であればステップ201以降へ
、0未満ならばステップ301以降へ進む。
1Qavに従い、0以上であればステップ201以降へ
、0未満ならばステップ301以降へ進む。
(ハ)マツプ落ち処理
ステップ201〜216では、駆動軸スリップの発生状
況に応じてスロットル開度特性マツプを低スロ・ントル
開度方向となるように下げるマツプ落ち処理が行なわれ
る。
況に応じてスロットル開度特性マツプを低スロ・ントル
開度方向となるように下げるマツプ落ち処理が行なわれ
る。
ステップ201では、前記ステップ107で得られたス
リップ率Savが、ステップ156で算出したしきい値
S、よりも大きいか否かを判断し、Sav≧S、ならば
ステップ202へ進み、Sav<S、ならばステップ2
14へ進む。
リップ率Savが、ステップ156で算出したしきい値
S、よりも大きいか否かを判断し、Sav≧S、ならば
ステップ202へ進み、Sav<S、ならばステップ2
14へ進む。
ステップ202では、フラグFLAG−Aがセットされ
ているかどうかが判断され、セットされていない場合(
FLAG−A= O)にはステップ203においてセッ
トされ、セットされていればステップ206へ進む。
ているかどうかが判断され、セットされていない場合(
FLAG−A= O)にはステップ203においてセッ
トされ、セットされていればステップ206へ進む。
ここで行なわれている制御は、Sav≧S1になった時
に、1回のみ後述のマツプ落ち制御を行なうためのフラ
グ処理であり、ステップ205で行なわれるマツプ落ち
は、Sav≧S冒こなった後は、−旦Sav<Stにな
った後、再度S av2: S +になるまで行なわれ
ない。
に、1回のみ後述のマツプ落ち制御を行なうためのフラ
グ処理であり、ステップ205で行なわれるマツプ落ち
は、Sav≧S冒こなった後は、−旦Sav<Stにな
った後、再度S av2: S +になるまで行なわれ
ない。
ステップ204では、スロットル開度特性マツプνAP
FLGが19かどうかが判断され、1ilAPFLG=
19ならばマツプ落ち制御を行なわずに、ステップ2
12へ進み、MAPFLG≠19ならばステップ218
へ進み、マツプ落ちを行なう。
FLGが19かどうかが判断され、1ilAPFLG=
19ならばマツプ落ち制御を行なわずに、ステップ2
12へ進み、MAPFLG≠19ならばステップ218
へ進み、マツプ落ちを行なう。
尚、本実施例では、第6図に示すように、スロットル開
度特性マツプを20種順設定し、アクセル開度ASTA
GLに対するスロットル開度目標値5TEP*の大きい
方から順番に、0枚目、1枚目、2枚目・・・18枚目
、19枚目と名づけでいる。
度特性マツプを20種順設定し、アクセル開度ASTA
GLに対するスロットル開度目標値5TEP*の大きい
方から順番に、0枚目、1枚目、2枚目・・・18枚目
、19枚目と名づけでいる。
ステップ205で行なわれるマツプ落ちとは、μAPF
LGを+1インクリメントすることである。
LGを+1インクリメントすることである。
ステ・ンブ206では、スリップ率5avtJ(Stよ
り大きくなる第2の設定値S2(例えば、S 2 =
0゜15)より大きいかどうかが判断され、Sav≧8
2ならばステップ207へ進み、Sav<Szならばス
テップ213へ進む。
り大きくなる第2の設定値S2(例えば、S 2 =
0゜15)より大きいかどうかが判断され、Sav≧8
2ならばステップ207へ進み、Sav<Szならばス
テップ213へ進む。
ステップ207では、Qav≧0且つSav<S2であ
ることをスリップ領域AREAを“2”と定め、ステッ
プ208以降のマツプ落ちルーチンへ進む。
ることをスリップ領域AREAを“2”と定め、ステッ
プ208以降のマツプ落ちルーチンへ進む。
ステップ208〜211の処理は、1回目のスリップ時
処理を除いて、上述のステップ202〜205の処理と
同様である。
処理を除いて、上述のステップ202〜205の処理と
同様である。
ステップ213では、Qav≧0且つS + S S
av<82であることをスリップ領域AREAを“1″
と定め、ステップ216にてフラグFLAG・8をクリ
アして、ステップ401以降へ進む。
av<82であることをスリップ領域AREAを“1″
と定め、ステップ216にてフラグFLAG・8をクリ
アして、ステップ401以降へ進む。
ステップ214では、Qav≧0且つSav<Stであ
ることをスリップ領域AREAを“0”と定め、ステ・
ンブ2151こてフラグFLAG・八をクリアして、ス
テップ216へ進む。
ることをスリップ領域AREAを“0”と定め、ステ・
ンブ2151こてフラグFLAG・八をクリアして、ス
テップ216へ進む。
ステップ218では、!JAPFLG= Oかどうかを
判断し、!JAPFLG= Oならば1JAPFLG=
13にする(ステップ217)。
判断し、!JAPFLG= Oならば1JAPFLG=
13にする(ステップ217)。
&JAPFLG≠0ならば、ステップ205へ進み、通
常のマツプ落ち(本例では1枚)をする。
常のマツプ落ち(本例では1枚)をする。
即ち、発進直後等でのスリップ1回目では、強制的にマ
ツプを13枚目としてスリップを未然に防止している。
ツプを13枚目としてスリップを未然に防止している。
(ニ)スリップ領域設定処理
ステ・ンブ301〜305では、Qav<Oの時にスリ
ップ領域設定処理が行なわれる。
ップ領域設定処理が行なわれる。
ステップ301では、前記スリップ率S minが第3
設定値S3 (例えば、S、=0.2)より大きいか否
かが判断され、大きいならばステップ302において、
Vmin<O且つSm1n<S3であることをスリップ
領域AREAを“2”と定め、ステップ401へ進む。
設定値S3 (例えば、S、=0.2)より大きいか否
かが判断され、大きいならばステップ302において、
Vmin<O且つSm1n<S3であることをスリップ
領域AREAを“2”と定め、ステップ401へ進む。
ステップ303では、スリップ率Savがが第4設定値
S、(例えば、S 4=O,+2)より大きいか否か判
断されて、大きいならばステップ304において、Qa
v<O且つS4≦Sav<Saであることをスリップ領
域AREAを“1”と定め、ステップ401へ進む。
S、(例えば、S 4=O,+2)より大きいか否か判
断されて、大きいならばステップ304において、Qa
v<O且つS4≦Sav<Saであることをスリップ領
域AREAを“1”と定め、ステップ401へ進む。
ステップ305では、Qav<O且つSav<S4であ
ることをスリップ領域AREAを“0“と定め、ステッ
プ401へ進む。
ることをスリップ領域AREAを“0“と定め、ステッ
プ401へ進む。
以上、AREAの値をまとめると、第7図のようになる
。尚、例示した設定値s、、s、、s3.s。
。尚、例示した設定値s、、s、、s3.s。
の値は、エンジンの応答遅れを見込んで、スリップ検知
を早く、リカバーも早くした逆ヒステリシス特性となっ
ている。
を早く、リカバーも早くした逆ヒステリシス特性となっ
ている。
(ホ)マツプ上げ処理
ステップ401〜ステツプ407では、駆動輪スリップ
が抑制されている時に、アクセル操作違和感や加速性を
高める為、マツプ上げ処理が行なわれる。
が抑制されている時に、アクセル操作違和感や加速性を
高める為、マツプ上げ処理が行なわれる。
ステップ401では、スリップ率領域AREAが0か否
かを判断し、AREA= O1即ち、rQav≧0且つ
SaVくSI」またはrQav<O且つSav<SaJ
であり、ノンスリップ状態である時は、ステップ402
〜406のマツプ上げ制御を行なう。
かを判断し、AREA= O1即ち、rQav≧0且つ
SaVくSI」またはrQav<O且つSav<SaJ
であり、ノンスリップ状態である時は、ステップ402
〜406のマツプ上げ制御を行なう。
ステップ402では、スロットル開度特性マツプIJA
PFLGが0か否かを判断し、&JAPFLG= O1
即ち、本実施例ではスロットル開度か全開である時は、
更にマツプ上げを行なう必要がない為、ステップ501
以降へ進む。
PFLGが0か否かを判断し、&JAPFLG= O1
即ち、本実施例ではスロットル開度か全開である時は、
更にマツプ上げを行なう必要がない為、ステップ501
以降へ進む。
ステップ403では、マツプ上げインターバル時間UP
T)JRが設定値Ta(例えば、100m5ec )と
等しいか否かを判断し、等しいならばステップ404に
おいてマツプ上げ制御、即ち、スロットル開度特性マツ
プMAPFLGを1デクリメントし、tJPTuRをク
リアする(ステップ405)。
T)JRが設定値Ta(例えば、100m5ec )と
等しいか否かを判断し、等しいならばステップ404に
おいてマツプ上げ制御、即ち、スロットル開度特性マツ
プMAPFLGを1デクリメントし、tJPTuRをク
リアする(ステップ405)。
また、ステップ403でUPTIJR−t−T aなら
ばマツプ上げを行なわず、UPTIJRを+1インクリ
メントしくステップ406)、ステップ501以降へ進
む。
ばマツプ上げを行なわず、UPTIJRを+1インクリ
メントしくステップ406)、ステップ501以降へ進
む。
尚、ステップ401でAREA≠0の場合、即ち、スリ
ップ状態ではマツプ上げを行なわず、ステップ407に
てUPTlilRをクリアし、ステップ501g降へ進
む。
ップ状態ではマツプ上げを行なわず、ステップ407に
てUPTlilRをクリアし、ステップ501g降へ進
む。
(へ)スロットル開閉処理
ステップ501〜506では、前述の処理結果に基づい
て最終的なスロットル開閉処理が行なわれる。
て最終的なスロットル開閉処理が行なわれる。
ステップ501では、スリップ率領域AREAが2かど
うかが判断され、AREA= 2、即ち、大スリツプ状
態にある時は、ステップ507へ進み、スロットル開度
目標値5TEP*は、スロットル開度特性によらず、所
定の値THA (例えば、THA=5%)を選択し、
ステップ504へ進む。
うかが判断され、AREA= 2、即ち、大スリツプ状
態にある時は、ステップ507へ進み、スロットル開度
目標値5TEP*は、スロットル開度特性によらず、所
定の値THA (例えば、THA=5%)を選択し、
ステップ504へ進む。
また、AREA≠2である時は、スロットル開度特性マ
ツプνAPFLGに基づいたスロットル開度目標値5T
EP*を選択するために、ステップ502でアクセル開
度ASTA叶を読み込み、ステップ503で、IJAP
FLG、 ASTAGLに基づきスロットル開度目標値
5TEP*が決定される。
ツプνAPFLGに基づいたスロットル開度目標値5T
EP*を選択するために、ステップ502でアクセル開
度ASTA叶を読み込み、ステップ503で、IJAP
FLG、 ASTAGLに基づきスロットル開度目標値
5TEP*が決定される。
ステップ504では、実スロツトル開度値5TEPとス
テップ503あるいは507にて決定されたスロットル
開度目標値5TEP”との偏差Difが算出され、ステ
ップ505.506において、偏差Difに基づいて、
ステップモータ8のモータスピード及び正転・逆転・保
持の判断、更にOCI割り込み周期のセクト、モータ回
転方向に関するフラグのセット等が行なわれる。
テップ503あるいは507にて決定されたスロットル
開度目標値5TEP”との偏差Difが算出され、ステ
ップ505.506において、偏差Difに基づいて、
ステップモータ8のモータスピード及び正転・逆転・保
持の判断、更にOCI割り込み周期のセクト、モータ回
転方向に関するフラグのセット等が行なわれる。
(ト)油圧ポンプの駆動制御処理
ステップ701では、アキュムレータ70をモニターし
ている圧力スイッチ72がON信号を出力しているかO
FF信号を出力しているかを判断する。尚、この圧力ス
イッチ72は、第5図に示すように、ヒステリシス特性
を有している。
ている圧力スイッチ72がON信号を出力しているかO
FF信号を出力しているかを判断する。尚、この圧力ス
イッチ72は、第5図に示すように、ヒステリシス特性
を有している。
そして、圧力スイッチ72がON信号であればステップ
702へ進み、OFF信号であればステップ703へ進
む。
702へ進み、OFF信号であればステップ703へ進
む。
ステップ702では、油圧ポンプ駆動信号Hiを出力し
、油圧ポンプ76によりリザーバタンク78から油を汲
み上げアキュムレータ70に蓄圧する。
、油圧ポンプ76によりリザーバタンク78から油を汲
み上げアキュムレータ70に蓄圧する。
ステップ703では、油圧ポンプ非駆動信号Lowを出
力し、油圧ポンプ76を停止する。
力し、油圧ポンプ76を停止する。
以上でメインルーチンの1制御周期が終了する。
次に、第4図により、OCI割り込みフローチャートに
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、ステップモータ8の状態をそのまま保持すべきか
、正転すべきか、逆転すべきかが判断される(ステップ
800)。
、正転すべきか、逆転すべきかが判断される(ステップ
800)。
そして、正転と判断が行なわれた時は実駆動ステップ数
5TEPに1が加えられ(ステップ801)、逆転との
判断が行なわれた時は実駆動ステップ数5TEPから1
が差し引かれ(ステップ802) 、更に保持との判断
が行なわれた時は実駆動ステップ数5TEPはそのまま
となる。
5TEPに1が加えられ(ステップ801)、逆転との
判断が行なわれた時は実駆動ステップ数5TEPから1
が差し引かれ(ステップ802) 、更に保持との判断
が行なわれた時は実駆動ステップ数5TEPはそのまま
となる。
尚、ステップ801,802で求められた実駆動ステッ
プ数5TEPはアクセル開度ASTA叶に対応し、これ
は前記偏差Difの算出のために用いられる。
プ数5TEPはアクセル開度ASTA叶に対応し、これ
は前記偏差Difの算出のために用いられる。
そして、所定のモータ回転信号をモータドライバ18に
出力する。
出力する。
次に、アイスバーンや雪路走行時等で、繰り返し駆動輪
スリップが発生する場合の駆動輪スリップ抑制制御作動
を第8図のタイムチャート図により説明する。
スリップが発生する場合の駆動輪スリップ抑制制御作動
を第8図のタイムチャート図により説明する。
まず、時刻t0に時点で、スリップ率Savがブレーキ
制御しきい値S0を越えると、ステップ161での判断
に従って3位置ソレノイド弁68が増圧側に切換られ(
ステップ167)、制動力付与によるスリップ抑制制御
が開始される。
制御しきい値S0を越えると、ステップ161での判断
に従って3位置ソレノイド弁68が増圧側に切換られ(
ステップ167)、制動力付与によるスリップ抑制制御
が開始される。
そして、時刻t、の時点で、スリップ率Savがエンジ
ン出力制御しきい値Slを越えると、増圧によりブレー
キ制御状態のままで、スロットル開度特性マツプを#0
から#13に蒸しくステップ217)、制動力とエンジ
ン出力との両者によりスリップ抑制制御が開始される。
ン出力制御しきい値Slを越えると、増圧によりブレー
キ制御状態のままで、スロットル開度特性マツプを#0
から#13に蒸しくステップ217)、制動力とエンジ
ン出力との両者によりスリップ抑制制御が開始される。
時刻t2の時点で、さらにスリップ率Savが設定値S
2を越えると、ステップ207でAREA= 2が設定
され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステップ507
)、スリップ抑制が強化される。
2を越えると、ステップ207でAREA= 2が設定
され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステップ507
)、スリップ抑制が強化される。
尚、ブレーキ制御側は、スリップ率Sav及びスリップ
率変化量Qavの監視により時刻t2の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を保持する保持位置Bに
切換えられる。
率変化量Qavの監視により時刻t2の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を保持する保持位置Bに
切換えられる。
そして、スリップが収束方向に向かい、時刻t3の時点
で、スリップ率Savが設定値S、を下回ると、ステ・
ンブ304でAREA= 1が設定され、スロットル開
度特性マツプが前の#13から1枚沼ちた#14に復帰
する(ステップ211)。
で、スリップ率Savが設定値S、を下回ると、ステ・
ンブ304でAREA= 1が設定され、スロットル開
度特性マツプが前の#13から1枚沼ちた#14に復帰
する(ステップ211)。
尚、ブレーキ制御側は、スリップ率Sav及びスリップ
率変化量Qavの監視により時刻t3の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を減圧する減圧位置Aに
切換えられる。
率変化量Qavの監視により時刻t3の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を減圧する減圧位置Aに
切換えられる。
更に、時刻t4の時点で、スリップ率Savか設定値S
4を下回ると、ステップ305でAREA= Oが設定
され、スロットル開度特性マツプがマツプ上り制御によ
り#14から1枚上げた#13に変更される(ステップ
404)。
4を下回ると、ステップ305でAREA= Oが設定
され、スロットル開度特性マツプがマツプ上り制御によ
り#14から1枚上げた#13に変更される(ステップ
404)。
次に、前述のスリップが収束した後、再スリップが生じ
た場合について述べる。
た場合について述べる。
尚、ブレーキ制御しきい値S。とエンジン出力制御しき
い値S、とか、既にスリップ時における従動輪速変化I
ΔVFとスリップ量ΔVwとによりS0°(>So)及
びS1°(<S、)に設定されているとする(ステップ
156)。
い値S、とか、既にスリップ時における従動輪速変化I
ΔVFとスリップ量ΔVwとによりS0°(>So)及
びS1°(<S、)に設定されているとする(ステップ
156)。
時刻t5の時点でスリップ率Savがエンジン出力制御
しきい値S、°を越えると、スロットル開度特性マツプ
がマツプ蕩も制御により#13から1枚下げた#14に
変更される(ステップ205)。
しきい値S、°を越えると、スロットル開度特性マツプ
がマツプ蕩も制御により#13から1枚下げた#14に
変更される(ステップ205)。
そして、時刻t8に時点で、ブレーキ制御しきい値S。
′を越えると、ステップ161での判断に従って3位置
ソレノイド弁68が増圧側に切換られ(ステップ167
)、制動力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
ソレノイド弁68が増圧側に切換られ(ステップ167
)、制動力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
そして、時刻t6から設定値T8時間経過した時刻t1
の時点で、従動輪速変化量△■1とスリップ■Δvwと
によりブレーキフェード状態に近い状態と推定されれば
、ステップ156において、ブレーキ制御しきい値S0
°が大きな値S0°°に変更設定され、エンジン出力制
御しきい値S1°が小さな値S、”に変更設定され、3
位置ソレノイド弁68が減圧側に切換られる。
の時点で、従動輪速変化量△■1とスリップ■Δvwと
によりブレーキフェード状態に近い状態と推定されれば
、ステップ156において、ブレーキ制御しきい値S0
°が大きな値S0°°に変更設定され、エンジン出力制
御しきい値S1°が小さな値S、”に変更設定され、3
位置ソレノイド弁68が減圧側に切換られる。
そして、時刻t8に時点で、大きな値であるブレーキ制
御しきい値S0°°を越えると、スロットル制御より遅
れて、ステップ161での判断に従って3位置ソレノイ
ド弁68が増圧側に切換られ(ステップ167)、制動
力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
御しきい値S0°°を越えると、スロットル制御より遅
れて、ステップ161での判断に従って3位置ソレノイ
ド弁68が増圧側に切換られ(ステップ167)、制動
力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
時刻t9の時点で、さらにスリップ率Savが設定値S
2を越えると、ステップ207でAREA= 2が設定
され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステップ507
)、スリップ抑制が強化される。
2を越えると、ステップ207でAREA= 2が設定
され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステップ507
)、スリップ抑制が強化される。
尚、ブレーキ制御側は、スリップ率Sav及びスリップ
率変化量Qavの監視により時刻t9の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を保持する保持位置Bに
切換えられる。
率変化量Qavの監視により時刻t9の前後で3位置ソ
レノイド弁68がブレーキ液圧を保持する保持位置Bに
切換えられる。
以上説明してきたように、第1実施例の車両用駆動力制
御装置にあっては、制動装置の使用頻度が多くなった場
合に起こるブレーキフェード状態が、増圧の設定時間T
8と従動輪速変化量ΔVFとスリップ量ΔVwとによっ
て推定される場合には、ブレーキ制御しきい値S。を大
きくし、スリップ抑制効果を小さくし、一方、エンジン
出力しきい値S、を小さくし、スリップ抑制効果を太き
(し、ブレーキ制御に対するエンジン出力制御の負担を
大きくするようにした為、ブレーキフェード時のスリッ
プ抑制効果の確保と共に、ペダル操作による制動時のブ
レーキの効き確保を達成出来るという効果が得られる。
御装置にあっては、制動装置の使用頻度が多くなった場
合に起こるブレーキフェード状態が、増圧の設定時間T
8と従動輪速変化量ΔVFとスリップ量ΔVwとによっ
て推定される場合には、ブレーキ制御しきい値S。を大
きくし、スリップ抑制効果を小さくし、一方、エンジン
出力しきい値S、を小さくし、スリップ抑制効果を太き
(し、ブレーキ制御に対するエンジン出力制御の負担を
大きくするようにした為、ブレーキフェード時のスリッ
プ抑制効果の確保と共に、ペダル操作による制動時のブ
レーキの効き確保を達成出来るという効果が得られる。
次に、請求項1及び3に記載の発明に対応する第2実施
例の車両用駆動力制御装置について、第9図〜第11図
により説明する。
例の車両用駆動力制御装置について、第9図〜第11図
により説明する。
この第2実施例は、ブレーキフェードに近い状態と判断
されたら、駆動軸スリップ発生時に、ブレーキ制御を中
止し、代わって、内燃機関への燃料供給量の強制的な制
御をスロットル制御に加える内容とした装置である。
されたら、駆動軸スリップ発生時に、ブレーキ制御を中
止し、代わって、内燃機関への燃料供給量の強制的な制
御をスロットル制御に加える内容とした装置である。
構成的には、第9図に示すように、6気筒エンジンの燃
料供給量を制御する燃料供給コントロールユニット90
を備え、該燃料供給コントロールユニット90からの出
力ラインの途中に常閉のリレースイッチ91を設け、所
定の駆動軸スリップ抑制時に、トラクションコントロー
ラ12のソレノイドドライバ23から前記リレースイッ
チ91のソレノイドコイル部91aに通電にるHi倍信
号出力し、燃料カット(フューエルカット)を行なう構
成が付加されている。
料供給量を制御する燃料供給コントロールユニット90
を備え、該燃料供給コントロールユニット90からの出
力ラインの途中に常閉のリレースイッチ91を設け、所
定の駆動軸スリップ抑制時に、トラクションコントロー
ラ12のソレノイドドライバ23から前記リレースイッ
チ91のソレノイドコイル部91aに通電にるHi倍信
号出力し、燃料カット(フューエルカット)を行なう構
成が付加されている。
また、ギヤ位置センサ5が付加されている。
尚、他の構成は第2図に示した第1実施例の構成と同様
であるので、説明を省略する。
であるので、説明を省略する。
次に、作用を説明する。
第10図(A)、第10図(B)は、第9図におけるト
ラクションコントローラ12でのスロットル開閉制御の
ルーチン、フューエルカット制御ルーチン並びに制動ア
クチュエータ82内の3位置ソレノイド弁68a、68
bと油圧ポンプ80の駆動制御ルーチンを示すものであ
る。
ラクションコントローラ12でのスロットル開閉制御の
ルーチン、フューエルカット制御ルーチン並びに制動ア
クチュエータ82内の3位置ソレノイド弁68a、68
bと油圧ポンプ80の駆動制御ルーチンを示すものであ
る。
(イ)必要情報の演算処理
ステップ101〜108では、以後の処理に必要な制御
情報を得る演算処理が行なわれる。
情報を得る演算処理が行なわれる。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
(ロ)ブレーキフェード判断処理
ステップ150〜159では、ブレーキフェード状態か
どうかの判断処理が行なわれる。
どうかの判断処理が行なわれる。
ステップ150では、フェードフラグFADEFLが1
であるか否かが判断され、フェード状態の場合(FAD
EFL= 1 )にはステ・ンプ156へ進み、フェー
ド状態でない場合にはステップ151へ進む。
であるか否かが判断され、フェード状態の場合(FAD
EFL= 1 )にはステ・ンプ156へ進み、フェー
ド状態でない場合にはステップ151へ進む。
ステップ151では、増圧フラグINBKFL、減圧フ
ラグ0CBKFLが共に0(零)か否かが判断され、共
に0である時には、ステップ156以降に進み、0でな
い時はステップ152へ進む。
ラグ0CBKFLが共に0(零)か否かが判断され、共
に0である時には、ステップ156以降に進み、0でな
い時はステップ152へ進む。
ステップ152では、ブレーキ制御インターバル時間B
RKTIJが設定値T、(例えば、I Oms )と等
しいか否かが判断される。等しくないならば、ステップ
157へ進み、等しいならばステップ153へ進む。
RKTIJが設定値T、(例えば、I Oms )と等
しいか否かが判断される。等しくないならば、ステップ
157へ進み、等しいならばステップ153へ進む。
ステ・ンプ153では、初期増圧フラグOR旺しか1で
、且つ、スリップ設定チエツクフラグCHKFLが1
(最初の増圧開始後T8経過したか)か否かが判断され
る。双方の数値が1である場合にはステツブ154へ進
み、そうでない場合には、ステップ156へ進む。
、且つ、スリップ設定チエツクフラグCHKFLが1
(最初の増圧開始後T8経過したか)か否かが判断され
る。双方の数値が1である場合にはステツブ154へ進
み、そうでない場合には、ステップ156へ進む。
ステップ154では、現時点と増圧開始時点とのT8間
の前輪速(従動輪速)の差分ΔV、と、スリップ量VW
の差分ΔVwが算出される。
の前輪速(従動輪速)の差分ΔV、と、スリップ量VW
の差分ΔVwが算出される。
ステップ155では、差分ΔV F 、△vwとギヤ位
置により、フェード状態か否かの判断が行なわれる。そ
して、ステップ155内の特性図でのハツチング領域に
入り、フェード状態であると判断されると、フェードフ
ラグFADEFL= 1とされ、フェード状態になけれ
ば、フェードフラグFADEFL=0とされる。
置により、フェード状態か否かの判断が行なわれる。そ
して、ステップ155内の特性図でのハツチング領域に
入り、フェード状態であると判断されると、フェードフ
ラグFADEFL= 1とされ、フェード状態になけれ
ば、フェードフラグFADEFL=0とされる。
ステップ156では、ブレーキ制御インターバル時間O
RにTIJがクリアにされ、ステップ160以降へ進む
。
RにTIJがクリアにされ、ステップ160以降へ進む
。
一方、ステップ157では、1制御周期前の増圧フラグ
PINBにF、減圧フラグPDCBKFが共に0である
か否かが判断され、各数値が共に0である時はステップ
158へ進み、初期増圧フラグBRKFLを1に設定し
、この時の前輪速VF、スリフブ量vwを、VFO,V
w。にされる。各数値が共に0でない時にはステップ1
59へ進み、ブレーキ制御インターバル時間ORにTV
が+1インクリメントされ、ステップ170以降へ進む
。
PINBにF、減圧フラグPDCBKFが共に0である
か否かが判断され、各数値が共に0である時はステップ
158へ進み、初期増圧フラグBRKFLを1に設定し
、この時の前輪速VF、スリフブ量vwを、VFO,V
w。にされる。各数値が共に0でない時にはステップ1
59へ進み、ブレーキ制御インターバル時間ORにTV
が+1インクリメントされ、ステップ170以降へ進む
。
(ハ)フューエルカット制御処理
ステップ160〜167では、フューエルカット制御処
理が行なわれる。
理が行なわれる。
ステップ160では、フェードフラグFADEFLが1
か否かが判断される。フェードフラグFADEFLが1
であればステップ161へ進み、1でなければステップ
168以降へ進む。
か否かが判断される。フェードフラグFADEFLが1
であればステップ161へ進み、1でなければステップ
168以降へ進む。
ステップ161では、フューエルカット作動時間FCT
&JRがフューエルカット時間TF以上経過したか否か
が判断される。フューエルカット時間T。
&JRがフューエルカット時間TF以上経過したか否か
が判断される。フューエルカット時間T。
以上経過した場合にはステップ162へ進み、フューエ
ルカット時間Tpに満たない場合はステップ164へ進
む。
ルカット時間Tpに満たない場合はステップ164へ進
む。
ステップ162では、リレースイッチ91への出力信号
をLo比出力し、フューエルカットは中止される。
をLo比出力し、フューエルカットは中止される。
ステップ163では、フューエルカット作動時間FCT
IJRかクリアされ、ステップ170以降へ進む。
IJRかクリアされ、ステップ170以降へ進む。
一方、ステップ164では、フューエルカット作動時間
FCTIJRか0であるか否かの判断か行なわれ、0で
あればステップ166へ進み、スリップ率に応じたフュ
ーエルカット時間TFが決定され、ステップ167へ進
む。
FCTIJRか0であるか否かの判断か行なわれ、0で
あればステップ166へ進み、スリップ率に応じたフュ
ーエルカット時間TFが決定され、ステップ167へ進
む。
一方、ツユ−エルカ・ント作動時間FCTLIRが0で
ない時は、ステップ165でリレースイッチ91への出
力信号をHi比出力し、フューエルカットを行なう。そ
して、ステップ167へ進み、フューエルカット作動時
間FCTuRを+1インクリメントしてステップ170
へ進む。
ない時は、ステップ165でリレースイッチ91への出
力信号をHi比出力し、フューエルカットを行なう。そ
して、ステップ167へ進み、フューエルカット作動時
間FCTuRを+1インクリメントしてステップ170
へ進む。
(ニ)ブレーキ制御処理
ステップ168〜ステツプ174では、駆動軸スリップ
抑制の為にブレーキ制御処理が行なわれる。
抑制の為にブレーキ制御処理が行なわれる。
ステップ168では、車輪速から算出したタイヤ/路面
間のスリップ率重み付は平均値Savと平均変化量S
avと制御マツプとに従いブレーキ圧力“増圧”減圧”
保持“の判断が行なわれ、増圧フラグINBKFL、減
圧フラグDCBKFLの値を算出する。
間のスリップ率重み付は平均値Savと平均変化量S
avと制御マツプとに従いブレーキ圧力“増圧”減圧”
保持“の判断が行なわれ、増圧フラグINBKFL、減
圧フラグDCBKFLの値を算出する。
ステップ162では、増・減圧フラグの更新を行ない、
1制御周期前の値を、増圧フラグPINBKF。
1制御周期前の値を、増圧フラグPINBKF。
減圧フラグPDCBKFとする。そして、ステ・ツブ1
63以降に進んでいく。
63以降に進んでいく。
ステップ170では、ステ・ツブ168で得られた増圧
フラグINBKFL、減圧フラグDCBにFLの各数値
から3位置ソレノイド弁68a、68bの指令位置判断
が行なわれる。
フラグINBKFL、減圧フラグDCBにFLの各数値
から3位置ソレノイド弁68a、68bの指令位置判断
が行なわれる。
そして、増圧フラグINBKFLが0である時には、ス
テップ171へ進み、ステップ171では、3位置ソレ
ノイド弁68a、68bを減圧位置Aにするべく弁駆動
信号が出力される。
テップ171へ進み、ステップ171では、3位置ソレ
ノイド弁68a、68bを減圧位置Aにするべく弁駆動
信号が出力される。
また、増圧フラグINBKFLが1であり、減圧フラグ
DCBKFLが1である時には、ステップ1γ2へ進み
、ステップ172では、3位置ソレノイド弁68a、6
8bを保持位置臼にするべく弁駆動信号が出力される。
DCBKFLが1である時には、ステップ1γ2へ進み
、ステップ172では、3位置ソレノイド弁68a、6
8bを保持位置臼にするべく弁駆動信号が出力される。
更に、増圧フラグINBKFLが1であり、減圧フラグ
DCBKFLがOである時には、ステップ173へ進み
、3位置ソレノイド弁68a、68bを増圧位置Cにす
るべく弁駆動信号が出力される。
DCBKFLがOである時には、ステップ173へ進み
、3位置ソレノイド弁68a、68bを増圧位置Cにす
るべく弁駆動信号が出力される。
ステップ1γ4では、スリップ率重み付は平均変化量Q
avに従い、0以上であればステップ201以降へ、0
未溝ならばステップ301以降へ進む。
avに従い、0以上であればステップ201以降へ、0
未溝ならばステップ301以降へ進む。
(ホラマツプ落ち処理
ステップ201〜216では、駆動輪スリップの発生状
況に応じてスロットル開度特性マツプを低スロツトル開
度方向となるように下げるマツプ落ち処理が行なわれる
。
況に応じてスロットル開度特性マツプを低スロツトル開
度方向となるように下げるマツプ落ち処理が行なわれる
。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
(へ)スリップ領域設定処理
ステップ301〜305では、Qav<Oの時にスリッ
プ領域設定処理が行なわれる。
プ領域設定処理が行なわれる。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
(ト)マツプ上げ処理
ステップ401〜ステツプ407では、駆動輪スリップ
が抑制されている時に、アクセル操作違和感や加速性を
高める為、マツプ上げ処理が行なわれる。
が抑制されている時に、アクセル操作違和感や加速性を
高める為、マツプ上げ処理が行なわれる。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
(チ)スロットル開閉処理
ステップ501〜506では、前述の処理結果に基づい
て最終的なスロットル開閉処理が行なわれる。
て最終的なスロットル開閉処理が行なわれる。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
(す)油圧ポンプの駆動制御処理
ステップ701〜703では、油圧ポンプの駆動制御処
理か行なわれる。
理か行なわれる。
この一連の処理は第1実施例と同様であるので説明を省
略する。
略する。
また、○CI割り込みフローチャートについては、第1
実施例と同様であるので、第4図を参照することで説明
を省略する。
実施例と同様であるので、第4図を参照することで説明
を省略する。
次に、アイスバーンや雪路走行時等で、繰り返し駆動輪
スリップが発生する場合の駆動輪スリップ抑制制御作動
を第11図のタイムチャート図により説明する。
スリップが発生する場合の駆動輪スリップ抑制制御作動
を第11図のタイムチャート図により説明する。
まず、時刻t0から時刻t4までのスリップ抑制制御作
動は第1実施例の第8図の場合と同様であるので、説明
を省略する。
動は第1実施例の第8図の場合と同様であるので、説明
を省略する。
次に、前述のスリップが収束した後、再スリップが生じ
た場合について述べる。
た場合について述べる。
時刻t5に時点でスリップ率Savがエンジン出力制御
しきい値S1を越えると、スロットル開度特性マツプが
マツプ落ち制御により#11から1枚下げた#12に変
更される(ステップ205)。
しきい値S1を越えると、スロットル開度特性マツプが
マツプ落ち制御により#11から1枚下げた#12に変
更される(ステップ205)。
そして、時刻t6に時点で、ブレーキ制御しきい値S0
を越えると、ステップ168での判断に従って3位置ソ
レノイド弁68が増圧側に切換られ(ステップ173)
、制動力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
を越えると、ステップ168での判断に従って3位置ソ
レノイド弁68が増圧側に切換られ(ステップ173)
、制動力付与によるスリップ抑制制御が開始される。
そして、時刻t6から設定値18時間経過した時刻t7
の時点で、従動輪速変化量ΔVFとスリップ量△VWと
ギヤ位置とによりブレーキフェード状態と判断されると
、ブレーキ制御が中止され、代わって、駆動輪スリップ
を抑制するように、所定のフューエルカット時間TFだ
け燃料供給が遮断される(ステップ165)。
の時点で、従動輪速変化量ΔVFとスリップ量△VWと
ギヤ位置とによりブレーキフェード状態と判断されると
、ブレーキ制御が中止され、代わって、駆動輪スリップ
を抑制するように、所定のフューエルカット時間TFだ
け燃料供給が遮断される(ステップ165)。
そして、時刻t8に時点で、さらにスリップ率Savが
設定値S2を越えると、ステップ207でAREA=
2が設定され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステッ
プ507)、スリップ抑制が強化される。
設定値S2を越えると、ステップ207でAREA=
2が設定され、スロットル開度を5%まで閉じ(ステッ
プ507)、スリップ抑制が強化される。
以上説明してきたように、第1実施例の車両用駆動力制
御装置にあっては、制動装置の使用頻度が多くなった場
合に起こるブレーキフェード状態が、増圧の設定時間T
8と従動輪速変化量Δv4とスリップ量ΔVwとギヤ位
置によって判断される場合には、ブレーキ制御が中止さ
れ、代わって、所定のフューエルカット時間丁Fだけ燃
料供給が遮断するようにした為、ブレーキフェード時の
スリップ抑制効果の確保と共に、ペダル操作による制動
時のブレーキの効き確保を達成出来るという効果が得ら
れる。
御装置にあっては、制動装置の使用頻度が多くなった場
合に起こるブレーキフェード状態が、増圧の設定時間T
8と従動輪速変化量Δv4とスリップ量ΔVwとギヤ位
置によって判断される場合には、ブレーキ制御が中止さ
れ、代わって、所定のフューエルカット時間丁Fだけ燃
料供給が遮断するようにした為、ブレーキフェード時の
スリップ抑制効果の確保と共に、ペダル操作による制動
時のブレーキの効き確保を達成出来るという効果が得ら
れる。
尚、この第2実施例では、ブレーキフェード状態の時に
スロットル制御に加えて、フューエルカットが行なわれ
る為、第1実施例に比べて高いスリップ抑制効果の確保
が望めると共に、ブレーキフェード状態の時に完全にブ
レーキ制御が中止される為、第1実施例に比べて高いペ
ダル操作による制動時のブレーキの効きの確保が望める
。
スロットル制御に加えて、フューエルカットが行なわれ
る為、第1実施例に比べて高いスリップ抑制効果の確保
が望めると共に、ブレーキフェード状態の時に完全にブ
レーキ制御が中止される為、第1実施例に比べて高いペ
ダル操作による制動時のブレーキの効きの確保が望める
。
以上本発明の詳細な説明してきたが、本発明の要旨を変
更しない範囲における構成の変更や制御内容の変更、追
加等があっても本発明に含まれる。
更しない範囲における構成の変更や制御内容の変更、追
加等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、駆動スリップ抑制制御専用の制動
アクチュエータを持つ例を示したが、制動時に車輪ロッ
クを防止するアンチスキッドブレーキ装置を搭載してい
る車両では、この装置を共用しても良い。
アクチュエータを持つ例を示したが、制動時に車輪ロッ
クを防止するアンチスキッドブレーキ装置を搭載してい
る車両では、この装置を共用しても良い。
また、第2の油圧源となる油圧ポンプとして、パワース
テアリング用の油圧ポンプと兼用しても良い。
テアリング用の油圧ポンプと兼用しても良い。
更に、スロットル駆動装置として、ステップモータの代
わりにり、Cモータやサーボモータを用いても良い。
わりにり、Cモータやサーボモータを用いても良い。
また、実施例では、スロットルバルブとして、アクセル
ペダルに連動しない1つのスロットルバルブを持つ装置
の例を示したが、アクセルペダルに連動する第1スロツ
トルバルブと、アクセルペダルに連動しない第2スロツ
トルバルブとを持つ装置にも適応出来る。
ペダルに連動しない1つのスロットルバルブを持つ装置
の例を示したが、アクセルペダルに連動する第1スロツ
トルバルブと、アクセルペダルに連動しない第2スロツ
トルバルブとを持つ装置にも適応出来る。
また、第2実施例として内燃機関の燃料供給量制御をス
ロットル制御に加えてエンジン出力制御を行なう手段を
有するものを示したが、燃料供給量制御に代えて、内燃
機関の気筒数の制御、或は点火時期の制御を用いて、エ
ンジン出力制御を行なっても良い。
ロットル制御に加えてエンジン出力制御を行なう手段を
有するものを示したが、燃料供給量制御に代えて、内燃
機関の気筒数の制御、或は点火時期の制御を用いて、エ
ンジン出力制御を行なっても良い。
なお、ブレーキフェード判断手段として、ブレーキパッ
ドの温度を検知する手段を用いても良い。
ドの温度を検知する手段を用いても良い。
(発明の効果)
以上説明してきたように、本発明の車両用駆動力制御装
置にあっては、駆動軸スリ・ノブ発生時、ブレーキがフ
ェード状態に近いか否かを判断するブレーキフェード判
断手段と、ブレーキフェード判断手段によりブレーキフ
ェードに近いと判断された時には、ブレーキ制御の使用
頻度を中止を含んで少なくすると共に、エンジン出力制
御の使用頻度を多くする駆動力制御手段とを備えている
構成とした為、ブレーキフェード時のスリップ抑制効果
の確保と共に、ペダル操作による制動時のブレーキの効
き確保を達成出来るという効果が得られる。
置にあっては、駆動軸スリ・ノブ発生時、ブレーキがフ
ェード状態に近いか否かを判断するブレーキフェード判
断手段と、ブレーキフェード判断手段によりブレーキフ
ェードに近いと判断された時には、ブレーキ制御の使用
頻度を中止を含んで少なくすると共に、エンジン出力制
御の使用頻度を多くする駆動力制御手段とを備えている
構成とした為、ブレーキフェード時のスリップ抑制効果
の確保と共に、ペダル操作による制動時のブレーキの効
き確保を達成出来るという効果が得られる。
第1図は本発明第1実施例の車両用駆動力制御装置を示
す概略図、第2図は第1実施例装置を示す全体図、第3
図(A)及び第3図(B)はトラクションコントローラ
でのスリ・ツブ抑制制御作動の流れを示すメインルーチ
ンのフローチャート図、第4図はOCI割り込みフロー
チャート図、第5図はアキュムレータ圧に対する圧力ス
イッチのON・OFF特性図、第6図は各マツプでのス
ロットル開度特性図、第7図はスリップ領域特性図、第
8図はスリップ発生時におけるスリップ抑制制御作動を
示すタイムチャート図、第9図は第2実施例装置を示す
全体図、第10図(A)及び第10図(B)は第2実施
例装置のトラクションコントローラでのスリップ抑制制
御作動の流れを示すメインルーチンのフローチャート図
、第11図は第2実施例装置でのスリップ発生時におけ
るスリップ抑制制御作動を示すタイムチャート図である
。 a・・・従動輪速度検出手段 b・・・駆動輪速度検出手段 C・・・スリップ状態演算手段 d・・・内燃機関 e・・・エンジン出力制御手段 f・・−制動装置 9・・・ブレーキ液圧制御手段 h・・・ブレーキ増圧状態検出手段 1・・・従動輪回転数変化量演算手段 j・・・スリップ変化量演算手段 k・・・ブレーキフェード判断手段 β・・・駆動力制御手段
す概略図、第2図は第1実施例装置を示す全体図、第3
図(A)及び第3図(B)はトラクションコントローラ
でのスリ・ツブ抑制制御作動の流れを示すメインルーチ
ンのフローチャート図、第4図はOCI割り込みフロー
チャート図、第5図はアキュムレータ圧に対する圧力ス
イッチのON・OFF特性図、第6図は各マツプでのス
ロットル開度特性図、第7図はスリップ領域特性図、第
8図はスリップ発生時におけるスリップ抑制制御作動を
示すタイムチャート図、第9図は第2実施例装置を示す
全体図、第10図(A)及び第10図(B)は第2実施
例装置のトラクションコントローラでのスリップ抑制制
御作動の流れを示すメインルーチンのフローチャート図
、第11図は第2実施例装置でのスリップ発生時におけ
るスリップ抑制制御作動を示すタイムチャート図である
。 a・・・従動輪速度検出手段 b・・・駆動輪速度検出手段 C・・・スリップ状態演算手段 d・・・内燃機関 e・・・エンジン出力制御手段 f・・−制動装置 9・・・ブレーキ液圧制御手段 h・・・ブレーキ増圧状態検出手段 1・・・従動輪回転数変化量演算手段 j・・・スリップ変化量演算手段 k・・・ブレーキフェード判断手段 β・・・駆動力制御手段
Claims (3)
- (1)車両の駆動輪のスリップ状態を演算するスリップ
状態演算手段と、 内燃機関の出力を制御するエンジン出力制御手段と、 運転者のブレーキ操作とは別個に駆動輪のスリップ状態
に応じて圧力付加手段によって駆動輪の車輪速を抑制す
る制動装置のブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御
手段と、 駆動輪スリップ発生時、ブレーキがフェード状態に近い
か否かを判断するブレーキフェード判断手段と、 前記ブレーキフェード判断手段によりブレーキフェード
に近いと判断された時には、ブレーキ制御の使用頻度を
中止を含んで少なくすると共に、エンジン出力制御の使
用頻度を多くする駆動力制御手段と、 を備えていることを特徴とする車両用駆動力制御装置。 - (2)前記駆動力制御手段は、ブレーキフェード判断手
段によりブレーキフェードに近いと判断された時には、
ブレーキ制御を開始するスリップしきい値を大きくする
ことでブレーキ制御の使用頻度を少なくすると共に、エ
ンジン出力制御を開始するスリップしきい値を小さくす
ることでエンジン出力制御の使用頻度を多くする手段で
ある請求項1記載の車両用駆動力制御装置。 - (3)前記駆動力制御手段は、ブレーキフェード判断手
段によりブレーキフェードに近いと判断された時には、
ブレーキ制御を中止し、代わって、内燃機関の燃料供給
量制御をスロットル制御に加えてエンジン出力制御を行
なう手段である請求項1記載の車両用駆動力制御装置。
Priority Applications (1)
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1988
- 1988-03-31 JP JP63079945A patent/JP2600780B2/ja not_active Expired - Fee Related
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