JPH01248137A - 液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造方法 - Google Patents

液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造方法

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JPH01248137A
JPH01248137A JP63076907A JP7690788A JPH01248137A JP H01248137 A JPH01248137 A JP H01248137A JP 63076907 A JP63076907 A JP 63076907A JP 7690788 A JP7690788 A JP 7690788A JP H01248137 A JPH01248137 A JP H01248137A
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film
external electrode
selection line
pattern
thin film
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JP63076907A
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Tomio Kashihara
富雄 樫原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造方
法に関する。
(従来の技術) 最近、平面デイスプレィとしてアクティブマトリックス
型液晶表示装置が広く市販され、その軽量性、低消費電
力から注目されている。中でも、薄膜トランジスタをス
イッチ素子として用いた液晶表示装置は、高コントラス
トで画質が良好であるため、小形カラーテレビに広く使
用されている。
かかる液晶表示装置のセルは、通常、第2図に示すもM
造になっている。即ち、図中のしは液晶セルであり、こ
のセルlはガラス基板2を備えている。
この基板2の表面上には、マトリックス状の薄膜トラン
ジスタアレイ3が形成されている。また、前記基板2の
表面上には前記薄膜トランジスタアレイ3を囲むように
枠状のスペーサ4が設けられている。前記基板2上の前
記スペーサ4で囲まれた領域内には、液晶5が収容され
ている。前記スペーサ4上には、ITO対向電極6、保
護層7及びカラーフィルタ8が順次設けられている。前
記カラーフィルタ8上及び前記基板2の裏面には、夫々
偏光板9as 9bが設けられている。そして、前記薄
膜トランジスタアレイは第3図の等価回路図のように列
選択線X (X、・・・Xm)と行選択線Y (Y、・
・・Yn)の各交点位置に薄膜トランジスタTrが設け
られている。これらトランジスタTrのドレインは、列
毎に列選択線Xに接続され、ゲートは行毎に行選択線Y
に接続され、更にソースは画素電極(図示せず)に接続
されている。
上述した構成の液晶表示装置の液晶セル1において、薄
膜トランジスタのゲート(行選択線)に所定の電圧を印
加するとドレインからソースに電流が流れ、画素電極(
図示せず)と共通電極としてのITO対向電極5間に位
置する液晶5で構成されたコンデンサに電荷がチャージ
される。この電荷のチャージにより画素電極とITO対
向電極6の間に電界が加わるため、液晶5は光スィッチ
の働きがなされて画像を表示する。
ところで、上記構造の液晶セルと外部回路を接続する場
合には従来より第4図に示すように液晶セルしにおける
スペーサの外側に位置するガラス基板2周辺に薄膜トラ
ンジスタアレイの行選択線及び列選択線に夫々繋がる行
選択線側外部電極端子10及び列選択線側外部電極端子
11を設け、該基板2の周辺(4辺)にフレキシブル基
板12を紫外線(UV)硬化型接着剤を介して配置し、
ガラス基板2の裏面側に配置したUV光源13からのU
V光の照射により硬化させて前記各外部電極端子10.
11とフレキシブル基板12の回路パターンを接続して
いる。具体的には、第5図に示すようにガラス基板2の
周辺及び回路パターン14が形成されたフレキシブル基
板12の一端側にUV硬化型接着剤を夫々塗布し、ガラ
ス基数2の周辺にフレキシブル基板12の一端側を該基
板2周辺の例えば行選択線側外部電極端子10と該フレ
キシブル基板12の回路パターン14の間に垂直方向に
IOμm前後のカーボン繊維を埋め込んだ厚さ100μ
m前後の異方性導電フィルム(図示せず)が位置するよ
うに配置して圧接した後、ガラス基板2の裏面側からU
V光をUV硬化型接着剤層に照射し、硬化させてUV硬
化型接着剤層15を介在させることより、外部電極端子
10と該フレキシブル基板12の回路パターン14とを
接続する。こうした液晶セルLとフレキシブル基板12
との接続において、列選択線側外部電極端子11は光透
過性のITOで形成され、ガラス基板2の裏面側からの
UV光照射に際して該外部電極端子11上のUV硬化型
接着剤にUV光を充分照射できる。これに対し、行選択
線側外部電極端子10は光不透過性のモリブデンタンタ
ル等で形成され、ガラス基板2の裏面側からのUV光照
射に際して該外部電極端子10上のUV硬化型接着剤に
UV光を照射できず、その周辺の接着剤部分しか硬化さ
せることができないため、接着強度の不充分さに伴う信
頼性の低下を招く問題があった。なお、行選択線を形成
する導電膜として光不透過性のモリブデンタンタル膜等
を用いる理由は、該行選択線と一体化されるゲート電極
上の感光性を示すアモルファスシリコンからなる半導体
薄膜を外光から保護するためである。
このようなことから、最近、行選択線側外部電極端子を
ITOにより形成する薄膜トランジスタアレイの製造方
法が開発されている。この方法を、第6図(a)〜(e
)を参照して以下に説明する。
まず、透明絶縁基板としてのガラス基板21上にスパッ
タ蒸着によりモリブデテンタンタル膜(MT膜)を成膜
した後、写真蝕刻法によりレジストパターン22を該M
T模膜上形成する。つづいて、このレジストパターン2
2をマスクとしてMT膜を選択的にエツチングすること
によりガラス基板21周辺に延びる行選択線23及びこ
の行選択線23と一体的に繋がるゲー)W極24を形成
する(第6図(a)図示)。
次いで、レジストパターン22を除去した後、プラズマ
CVD法によりゲート絶縁膜としてのSIN膜25を成
膜する。つづいて、プラズマCVD法によりインドリシ
ックアモルファスシリコン(以下、a−3lと略す)膜
及びリンドープアモルファスシリコン(以下、n ” 
a  S iと略す)膜を順次成膜する。これらのSI
N膜25、a−3t膜及びn”a−8i膜は、いずれも
プラズマCVD装置(インライン式プラズマCVD装置
)により真空を破らずに連続して成膜する。ひきつづき
、写真蝕刻法によりレジストパターン2Bをn”a−3
i膜上に形成した後、該レジストパターン26をマスク
としてn”a−3i膜及びa−Sl膜を選択的にエツチ
ングして基板21側からa−Slからなるチャンネル領
域27及びn”a−Siパターン28を夫々形成する(
第6図(b)図示)。
次いで、レジストパターン26を除去した後、写真蝕刻
法によりレジストパターン29を形成し、このレジスト
パターン29をマスクとしてガラス基板21周辺に延び
る行選択線23を覆うSiN膜25の一部をエツチング
除去してガラス基板21の周縁側の行選択線23部分を
露出させる(第6図(c)図示)。
次いで、レジストパターン29を除去した後、全面にス
パッタ蒸着により透明導電膜としてのITO膜を成膜す
る。つづいて、写真蝕刻法によりレジストパターン3o
をITO膜上に形成した後、該レジストパターン3oを
マスクとしてITO膜を選択的にエツチングする。これ
により、第6図(d)に示すようにITOからなる画素
電極を兼ねるソース電極31及び列選択線を兼ねるドレ
イン電極32舒形成される。同時に、ガラス基板21周
辺のSiN膜25から露出した行選択線23部分と接続
される面積の広いITOからなる外部電極端子33が形
成される。なお、ガラス基板21周辺に延びるITOか
らなる前記列選択線部分には面積の広い外部電極端子(
図示せず)が形成される。
次いで、前記レジストパターン30をマスクとして露出
したn”a−3lパターン28及びチャンネル領域27
の上層部を選択的にエツチングしてチャンネル領域27
上に互いに電気的に分離されたn”a−3tからなるソ
ース、ドレイン領域34.35を形成して薄膜トランジ
スタアレイを製造する(第6図(e)図示)。
上述した薄膜トランジスタアレイの製造方法によれば、
行選択線側外部電極端子33をも光透過性のITOで形
成することによって、既述した液晶セルに組込んだ後に
おいてガラス基板周辺の各外部電極端子にフレキシブル
基板をUV硬化型接着剤を用いて良好に接続できる。し
かしながら、かかる方法ではITOからなる外部電極端
子を形成するまでに第6図(a)〜(C)に示すように
3回の写真蝕刻法によるレジストパターンの形成、エツ
チングを行なう必要があるため、工程が繁雑となり、薄
膜トランジスタアレイの生産性の低下原因となる問題が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
ので、液晶セルとして組込んだ後での外部回路との接続
をUV硬化型接着剤を用いて良好に接続することが可能
な液晶表示用薄膜トランジスタアレイを簡単な工程で製
造し得る方法を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、透明絶縁基板上に少なくとも行選択線となる
金属膜、ゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜、半導体薄膜
、不純物ドープ半導体膜を順次成膜する工程と、前記不
純物ドープ半導体薄膜上の周辺部を除く領域にマスク材
を形成した後、該マスク材を用いて前記金属膜を除く少
なくとも3層膜を選択的にエツチングしてパターニング
する工程と、マスク材を除去した後、レジストパターン
を形成し、このレジストパターンをマスクして前記パタ
ーニングされた不純物ドープ半導体薄膜、半導体薄膜及
び第1の絶縁膜と金属膜とを選択的にエツチングして行
選択線形状をなす少なくとも4層のパターンを形成する
と共に、前記絶縁基板の周辺部の行選択線をその上のパ
ターンの端部から延出させる工程と、前記レジストパタ
ーンを残置した状態で全面に第2の絶縁膜を被覆した後
、該レジストパターンを除去してその上の第2の絶縁膜
部分をリフトオフし、前記行選択線形状をなす少なくと
も4層のパターン側面及び絶縁基板上に第2の絶縁膜を
残存させる工程と、透明導電膜を成膜し、パターニング
して画素電極を兼ねるソース電極及び列選択線を兼ね、
前記絶縁基板周辺に外部電極端子を有するドレイン電極
を形成すると共に、前記絶縁基板周辺の露出した行選択
線と接続された外部電極端子を形成する工程とを具備し
たことを特徴とする液晶表示用薄膜トランジスタアレイ
の製造方法である。
(作用) 本発明によれば、行選択線側外部電極端子をも光透過性
の透明導電材料で形成することによって、液晶セルに組
込んだ後において該絶縁基板周辺の各外部電極端子にフ
レキシブル基板等の外部回路をUV硬化型接着剤を用い
て良好に接続できる。しかも、透明導電材料からなる各
外部・電極端子を形成するまでに2回のマスク材の形成
、エツチングを行なえば済むため、工程が極めて簡素化
され、薄膜トランジスタアレイの生産性を大幅に向上で
きる。
また、絶縁基板表面のみならず行選択線形状をなす4層
パターンの側面を覆う第2の絶縁膜を形成することによ
って、該4層パターンの側面を横切るソース、ドレイン
電極を該第2の絶縁膜で絶縁できるため、薄膜トランジ
スタのオフ領域でのリーク電流の発生を抑制でき、画像
表示に際してのフリッカ及びコントラストの低下を防止
できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図(a)〜(e)をり照し
て詳細に説明する。
まず、ソーダライムガラスからなる例えば80ON×8
0c角寸法のガラス基板41上にスパッタ蒸着により厚
さ4000人のモリブデンタンタル合金膜(MT膜)4
2を全面に成膜した。つづいて、全面にプラズマCVD
法により厚さ3000人のSiN膜、厚さ3000人の
a−3i膜及び厚さ500人のn” a−Sj膜を真空
を破ることなく連続して成膜した。このプラズマCVD
プロセスにおいてSiN膜は約350℃、a−St膜及
びn”a−3l膜は約300℃の高温で成膜され、これ
によりガラス基板41は最大で30〜50μm収縮、変
形した。
更に、スパッタ蒸着により厚さ500人のモリブデン膜
を全面に成膜した。ひきつづき、レジスト印刷法により
レジストパターン42をモリブデン膜上に形成した後、
該レジストパターン42をマスクとしてケミカルドライ
エツチング法によりMT膜を除くモリブデン膜、n”a
−51膜、a−8l膜及びSiN膜を順次エツチング除
去した。この工程において、MT膜とa−5j膜とのエ
ツチング選択比を大きくとれない場合にはa−8l膜を
弗酸でエツチングすればMT膜との選択比を大きくとる
ことが可能となる。これにより、第1図(a)に示すよ
うにSIN膜44、a−3i膜45、n”a−5l膜4
6及びモリブデン膜47からなる4層パターンのガラス
基板41の周辺側の端部から行選択線となるMT膜42
が露出した。
次いで、レジストパターン43を除去した後、写真蝕刻
法によりレジストパターン48を形成し、このレジスト
パターン48をマスクとしてケミカルドライエツチング
法により前記パターニングされた4層パターンとMT膜
42を順次エツチング除去した。これにより基板41側
からMTのゲート電極49、ゲート絶縁膜50、a−3
lからなるチャンネル領域51、n”a−31パターン
52及びモリブデンパターン53からなる5層パターン
が形成されると共に、該ゲート電極49と一体化される
前記ガラス基板41周辺の行選択線54がその上の4層
パターンの端部から延出した(第1図(b)図示)。ま
た、同時にMTパターン、SINパターン、a−5lパ
ターン、n”a−8iパターン及びモリブデンパターン
からなる5層構造のアライメントマーク(図示せず)が
形成された。
次いで、レジストパターン48を残置した状態でケイ素
化合物を有機溶媒で溶解した5to2溶液(東京応化社
製商品名;0CD)をスピンナーにより塗布し、約10
0℃の低温で加熱して5102膜を形成した後、レジス
トパターン48を除去することによりレジストパターン
48上の5I02膜をリフトオフした。その後、150
℃で1時間アニールして第1図(c)に示すようにゲー
ト電極49から最上層のモリブデンパターン53に亙る
5層パターン側面を覆い、かつ端部がガラス基板41上
に延在された5102膜55を形成した。こうした51
02膜の形成は、低温工程であるため、ガラス基板41
の収縮は殆んど起こらない。なお、前記150℃のアニ
ールでは5IO2膜55が完全な安定状態にならないが
、後述する全てのパターン形成が終了した後、250℃
程度の温度でアニールすることによって安定な5102
膜に改質できる。
次いで、スパッタ蒸着により全面に透明導電材料として
のITO膜を成膜した。つづいて、全面にレジスト膜を
被覆した後、前記図示しないアライメントマークを基阜
として所定のマスクを位置合せして露光を行なった。こ
うした露光の後、レジスト膜の現像処理等を行なうこと
により前記ITO膜上にレジストパターン56を形成し
た。ひきつづき、レジストパターン5Bをマスクとして
硝酸を含む塩酸溶液によりエツチングした。これにより
、第1図(d)に示すように夫々ITOからなる画素電
極を兼ねるソース電極57及び列選択線を兼ね、前記ガ
ラス基板41周辺に外部電極端子(図示せず)を有する
ドレイン電極58が形成されると共に、前記ガラス基板
41周辺の露出した行選択線54部分と接続されたIT
Oからなる外部電極端子59が形成された。この後、レ
ジストパターン5Bをマスクとして露出したモリブデン
パターン53及びn”a−3lパターン52をケミカル
ドラエツチング法により選択的に除去してa−3iから
なるチャンネル領域51上に互いに電気的に分離された
n”a−3lからなるソース、ドレイン領域60.61
を形成すると共にソース、ドレイン領域60.61上に
それらと同パターンのモリブデン膜621.622を形
成した。こうした工程により、第1図(e)に示すよう
に前記ソース、ドレイン電極57.58の一端側が夫々
モリブデン幕621.622を介してソース、ドレイン
閉域60.61に接続された薄膜トランジスタアレイを
製造した。その後、250℃程度でアニーリングを行な
って前記5I02膜55を安定な状態に改質した。
しかして、本発明によればガラス基板41周辺のMTか
らなる行選択線54の端部を露出させ、この行選択線5
4の露出部にITO膜のバターニングにより形成された
外部電極端子59を接続することによって、列選択線側
外部電極端子(図示せず)のみならず行選択線側外部電
極端子59を光透過性のITOで形成できるため、液晶
セルに組込んだ後において該ガラス基板41周辺の各外
部電極端子59(列選択線側は図示せず)にフレキシブ
ル基板をUV硬化型接若剤を用いて良好かつ信頼性の高
い接続を行なうことができる。しかも、ITOからなる
各外部電極端子59(列選択線側は図示せず)を形成す
るまでに第1図(a)、(b)に示すように2回のレジ
ストパターンの形成、エツチングを行なえば済むため、
工程を著しく簡素化でき、ひいては薄膜トランジスタア
レイの生産性を大幅に向上できる。
また、ゲート電極49から最上層のモリブデン膜62、
 、C22に亙る側面に5102膜55を形成すること
によって、これらの側面を横切るソース、ドレイン電極
57.58を該5lO2膜55により絶縁できるため、
薄膜トランジスタのオフ領域(ゲート電極49とソース
領域60間の電圧が負の領域)でのリーク電流の発生を
抑制できる。その結果、画像表示に際してのフリッカ及
びコントラストの低下を防止できる。しかも、ゲート電
極49から最上層のモリブデン膜621.622までに
亙る側面全体を5IO2膜55で覆うことにより、これ
らの多層パターンの形成に伴う段差を緩和できるため、
以後のITO膜の成膜時での段切れを抑a、11でき、
しかも電流リーク等の問題を生じることなくゲート電極
49の低抵抗化を図るために必要な値までMT層を厚く
することが可能となる。
更に、第1図(b)に示す工程において写真蝕刻法によ
りレジストパターン48を形成し、このレジストパター
ン48をマスクとしてケミカルドライエツチング法によ
りパターニングされた4層パターンとMT膜42を順次
エツチング除去することにより、基板41側からMTの
ゲート電極49、ゲート絶縁膜50、a−3lからなる
チャンネル領域51、n”a−3iパターン52及びモ
リブデンパターン53からなる5層パターンが形成され
ると共に、該ゲート電極49と一体化される前記ガラス
基板41周辺の行選択線54がその上の4層パターンの
端部から延出させ、同時にMTパターン、SINパター
ン、a−5iパターン、n”a−3lパターン及びモリ
ブデンパターンからなる5層構造のアライメントマーク
(図示せず)を形成する。つまり、アライメントマーク
をガラス基板41に形成する前の工程において、該基板
41を高温加熱するプラズマCVD法によりSIN膜、
a−6i膜及びn”a−Si膜を成膜するため、アライ
メントマークが形成された状態での高温加熱を解消でき
る。
このため、ガラス基板41として安価で大面積化が可能
であるものの、高温加熱により著しい収縮を起こすソー
ダライムガラスを用いても、アライメントマークの形成
以降の高精度のパターン加工が要求される工程(第1図
(d))において、ガラス基板41の収縮、これに伴う
アライメントマークの位置変動を回避できる。従って、
同図(d)に示すレジストパターン56の形成に際し、
アライメントマークを基準としてマスクをガラス基板4
1に対して良好に自動合せできるため、位置合せ精度の
高いレジストパターン56を形成できると共に、これを
マスクとしてエツチングすることによりソース、ドレイ
ン電tffi57.58及びソース、ドレイン領域60
.61を高精度で形成でき、ひいては信頼性の高い薄膜
トランジスタアレイを安価にかつ高歩留りで製造するこ
とができる。
更に、ソース、ドレイン領域60.81にITOからな
るソース、ドレイン電極57.58を夫々モリブデン膜
621.622を介して接続すれば、ソース、ドレイン
電極57.58をソース、ドレイン領域60.61に良
好にオーミック接続できる。しかも、ソース、ドレイン
電極57.58とソース、ドレイン領域60.61との
密着性を向上できるため、剥離等の歩留り低下を防止で
きる。
なお、上記実施例ではゲート電極の材料としてMTを使
用したが、AI、Ta等を使用してもよい。また、これ
らの組合わせによる多層構造としてもよい。
上記実施例では、半導体薄膜としてアモルファスシリコ
ンを使用したが、多結晶シリコンを使用してもよい。こ
うしたアモルファスシリコンの成膜に際しては、プラズ
マCVD法を使用したが、光CVD法、ECR−CVD
法、スハッタ蒸着法を採用してもよい。
上記実施例では、ソース、ドレイン領域に対してITO
からなるソース、ドレイン電極をオーミック接続するた
めにモリブデン膜を使用したが、チタン等のモリブデン
以外の高融点金属膜を使用してもよく、場合によっては
省略してもよい。
上記実施例では、ソース、ドレイン電極をITOにより
形成したが、これに限定されない。
例えばITO膜、Mo膜及びAI膜の三層構造にしても
よい。かかる構造にすれば、ソース、ドレイン電極の低
抵抗化を達成できるため、パターン幅を微細化できる利
点を有する。但し、前記構造を採用する場合には、ソー
ス電極の画素電極部となるMo膜及びAノ膜部分をパッ
シベーション膜の形成工程において除去する必要がある
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば液晶セルとして組込
んだ後での外部回路との接続をUV硬硬化型接剤剤用い
て良好に接続でき、かつオフ領域でのリーク電流の発生
を抑制して画像表示に際してのフリッカ及びコントラス
トの低下を改善した高信頼性の液晶表示用薄膜トランジ
スタアレイを極めて簡単な工程により量産的に製造し得
る方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明の実施例における液晶表
示用薄膜トランジスタアレイの製造工程を示す断面図、
第2図はスイッチ素子として薄膜トランジスタアレイを
用いた一般的なアクティブマトリックス型液晶表示装置
の液晶セルを示す概略図、第3図は第2図の液晶セルに
組込まれた薄膜トランジスタアレイの等価回路図、第4
図は液晶セルに外部回路を接続した状態を示す斜視図、
第5図は第4図の要部断面図、第6図(a)〜(e)は
従来の液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造工程を
示す断面図である。 41・・・ガラス基板、42・・・MT膜、43.48
・・・レジストパターン、49・・・ゲート電極、50
・・・ゲート絶縁膜、51・・・a−Slからなるチャ
ンネル領域、54・・・行選択線、55・・・5102
膜、57・・・画素電極を兼ねるソース電極、58・・
・列選択線を兼ねるドレイン電極、59・・・行選択線
側外部電極端子、60・・・n”a−3tからなるソー
ス領域、61・・・n”a−31からなるドレイン領域
、621.822・・・モリブデン膜。 a   − 第 2 口 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  透明絶縁基板上に少なくとも行選択線となる金属膜、
    ゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜、半導体薄膜、不純物
    ドープ半導体膜を順次成膜する工程と、前記不純物ドー
    プ半導体薄膜上の周辺部を除く領域にマスク材を形成し
    た後、該マスク材を用いて前記金属膜を除く少なくとも
    3層膜を選択的にエッチングしてパターニングする工程
    と、マスク材を除去した後、レジストパターンを形成し
    、このレジストパターンをマスクして前記パターニング
    された不純物ドープ半導体薄膜、半導体薄膜及び第1の
    絶縁膜と金属膜とを選択的にエッチングして行選択線形
    状をなす少なくとも4層のパターンを形成すると共に、
    前記絶縁基板の周辺部の行選択線をその上のパターンの
    端部から延出させる工程と、前記レジストパターンを残
    置した状態で全面に第2の絶縁膜を被覆した後、該レジ
    ストパターンを除去してその上の第2の絶縁膜部分をリ
    フトオフし、前記行選択線形状をなす少なくとも4層の
    パターン側面及び絶縁基板上に第2の絶縁膜を残存させ
    る工程と、透明導電膜を成膜し、パターニングして画素
    電極を兼ねるソース電極及び列選択線を兼ね、前記絶縁
    基板周辺に外部電極端子を有するドレイン電極を形成す
    ると共に、前記絶縁基板周辺の露出した行選択線と接続
    された外部電極端子を形成する工程とを具備したことを
    特徴とする液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造方
    法。
JP63076907A 1988-03-30 1988-03-30 液晶表示用薄膜トランジスタアレイの製造方法 Pending JPH01248137A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100289649B1 (ko) * 1998-06-25 2001-05-02 박종섭 박막트랜지스터액정표시소자의제조방법
JP2007318144A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd Tft−lcdアレイ基板構造及びその製造方法

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