JPH01247816A - ナット - Google Patents

ナット

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Publication number
JPH01247816A
JPH01247816A JP7280088A JP7280088A JPH01247816A JP H01247816 A JPH01247816 A JP H01247816A JP 7280088 A JP7280088 A JP 7280088A JP 7280088 A JP7280088 A JP 7280088A JP H01247816 A JPH01247816 A JP H01247816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
paint
nut
tapped hole
prevent
Prior art date
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Pending
Application number
JP7280088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ota
太田 禎之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGIURA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SUGIURA SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SUGIURA SEISAKUSHO KK filed Critical SUGIURA SEISAKUSHO KK
Priority to JP7280088A priority Critical patent/JPH01247816A/ja
Publication of JPH01247816A publication Critical patent/JPH01247816A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばウェルドナツトの様に、基体に固着し
て用いられるナツトに係り、特に、そのネジ部に塗料等
が付着するのを防止する様にしたナツトに関する。
[従来の技術] 従来より、自動車のアンダーボデ一部には、シート等を
締結するために多数のウェルドナツトが使用されている
自動車組立工程においては、まず、ウェルドナツトがア
ンダーボデ一部の所定位置に溶接され、次に、通常、と
ぶ漬けによる外装塗装が行なわれる。その後、アンダー
ボデ一部には、防錆、防音、防撮等のために、第4図に
示す様に、車体外側より、粘着度の高い塩化ビニル系の
塗料が吹付は塗装される。ところが、この塩化ビニル系
塗料がウェルドナツトのネジ部に付着するとネジの締結
機能が損われるため、吹付は塗装をする前には、アンダ
ーボデ一部に溶接されたウェルドナツトのネジ穴をひと
つずつ接着テープや樹脂栓等により閉鎖し、吹付は塗装
完了後にこれら接着テープや樹脂栓等をはがしていた。
[発明が解決しようとする課題] そのため、従来のナツトでは、ネジ部に塗料が付着する
のを防止するための、接着テープ等によるネジ穴閉鎖作
業と、塗装後にこれをはがす作業とが必要であり、作業
性が悪く、多大な工数を要するという問題があった。こ
れは、特に、秒単位の時間が原価に大きく影響する自動
車組立ライン等においては深刻な問題であった。
及用五璽式 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、以下の様な構成を採用した。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明の要旨とするところは、 座面を基体に固着して用いられるナツトにおいて、 上記座面とは反対側のネジ穴上部に、該ネジ穴を覆うよ
うに薄膜を設けること、 を特徴とするナツトにある。
尚、前記薄膜には1または少数個の穴または切欠きを設
けるものとしてもよい。また、薄膜は前記ネジ穴上部に
その周縁部をカシメ装着し、あるいはネジの端面に圧着
等により設ければよく、単に接着剤等により接着したも
のでも構わない。カシメ装着する場合には、薄膜周縁部
に脱落防止用の突起、突条等を設けてもよい。ざらに、
前記薄膜は塗料等の侵入を防止できればよく、ネット状
あるいは簀の子状のものも含む。
[作用] 上述の構成からなる本発明のナツトは、薄膜によりネジ
穴が覆われるため、外部からの塗料等の侵入を防止でき
る。また、薄膜であるため、ボルト締めの際には、ボル
ト先端部に押圧されて破れ、または変形し、ボルト締め
作業には何ら影響しない。よって、塗装後薄膜を除去す
る必要がない。
尚、薄膜に穴または切欠を設けたものや、ネット状ある
いは簀の子状の薄膜を用いた場合には、自動車組立工程
におけるとぶ漬は塗装の際にナツトのネジ穴内に侵入し
た塗料は該穴、切欠等を介して外部へ流出し、ネジ穴内
に残留しない。一方、第4図に示すように外側から吹付
は塗装される塩化ビニル系塗料は粘着度が高く粒子が大
きくなり、上記穴、切欠等があってもネジ穴内に侵入す
るのが防止され、侵入したとしても極わずかにとどまる
。従って、ネジの締結機能を損うことはない。
また、例えば、第2図に示す様に脱落防止用の突起等を
設けた薄膜をネジ穴上部にカシメ装着した場合には、ボ
ルト締め作業に伴ない破れた薄膜の細片がナツトに残留
するため、ゴミとして完成車内に残留したり、工場を汚
したりすることがない。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図〜第3図は本発明の第1実施例のウェルドナツト
を表わす。
ウェルドナツト1は、内部に雌ネジ2が螺刻された円筒
状の本体3と、該雌ネジ2のネジ穴4上部のカシメ部5
にカシメ装着された薄膜10とからなる。さらに、本体
3の下部には鍔状の取付座6を備え、その座面7には4
箇所に溶接突起8が突設されている。
薄膜10は第3図(イ)、(ロ)に示す様に、合成樹脂
製の薄肉円板11からなり、その周縁には脱落防止用の
突条12が形成されている。また、突条12から薄膜1
0の中心に向い、放射状に8つの切欠13が設けられて
いる。切欠13は、どぶ潰は塗装時には塗料の流出孔と
なり、ボルト締結時には、薄膜10が細かく破れる様に
作用する。
次に、第4図、第5図に基づいて、自動車組立工程にお
けるウェルドナツト1の作用効果につき説明する。
ウェルドナツト1は自動車のアンダーボデ一部を基体2
0として所定位置に座面7の溶接突起8を介して外側よ
り溶接にて固着される。その後、基体20とともにとぶ
漬けにより外装塗装される。
ネジ穴4内に侵入した塗料は乾燥工程にて切欠13を介
して外部へ流出する。こうしてとぶ漬は塗装における塗
料はネジ穴4内には残留せず、また、とぶ漬は塗装の過
程において雌ネジ2に付着する塗料は、粘着度が低く塗
膜が薄いためウェルドナツト1の締結機能には何ら影響
しない。次に、第4図に示す様に、アンダーボデ一部の
防錆、防音、防振等のため、粘着度が高く厚い塗膜を形
成する塩化ビニル系塗料が、スプレーガン30等により
外側より吹付は塗装される。塩化ビニル系塗料は上述の
様に粘着度が高いため、比較的大きな粒子となって吹付
けられるので、薄膜10の切欠13を通ってネジ穴4内
には侵入しにくい。また、ネジ穴4内に侵入する前に切
欠13に付着して塗膜を形成するため、雌ネジ2へは、
極わずかしか付着しない。こうして、簿膜10の作用効
果により雌ネジ2への塩化ビニル系塗料の付着が防止で
き、ウェルドナツト1の締結機能が損なわれることを防
止できる。
次に、第5図に示す様に、ボルト40がウェルドナツト
1に対して締結される。この際には、ボルト40の先端
部41により薄膜10は切欠13に沿って引きちぎられ
て、8つの細片11aとなる。このとき、各細片11a
は突条12によりカシメ部5から脱落することなくウェ
ルドナツト1に残留する。
以上の様に、本実施例によれば、ウェルドナツト1を固
着した後、とぶ漬は塗装、吹付は塗装、ボルト締結の一
連の工程において、何ら特別の作業を要することなく、
雌ネジ2への塩化ビニル系塗料の付着を防止でき、さら
に、支障なくボルト30を締結できる。その結果、作業
性を大幅に向上できる。また、その過程において、とぶ
漬は塗装時の塗料がネジ穴4内へ残留するのを防止する
と共に、引きちぎられた薄膜10が完成車内にゴミとし
て残留したり、工場内を汚すことも防止できる。ざらに
、薄膜10は8つの細かな細片11aとなるため、完成
車の底面に残留しても外観を損なうことがない。
次に、第6図(イ)〜第8図に基づいて他の実施例を説
明する。
第6図(イ)は第2実施例を表わし、ウェルドナツト5
1は第1実施例と同様の構成からなり、本体53を六角
柱状としたものである。
第6図(ロ)は第3実施例を表わし、ウェルドナツト6
1は本体63を直方体状にし、その下端の隅部に溶接突
起63を設けたものである。それ以外は第1実施例と同
様である。
第7図は第4実施例を表わし、本発明を適用したプレー
トナツト71を示す。プレートナツト71は第1実施例
のウェルドナツト1と同様の構成からなり、本体73の
下部にはプレート76と取付孔78を備え、該取付孔7
8を介してネジ止め等より基体に固着される。その作用
効果はウェルドナツト1と同様である。
第8図は第5実施例を表わし、ウェルドナツト81はそ
の上端面89に薄膜として合成樹脂製のネット90を圧
着したものであり、他の構成は第1実施例と同様である
。本実施例によれば、ネット90は圧着によりウェルド
ナツト81の上端面89に溶着されて取り付けられるた
め、製造が簡単である。尚、ネット90の作用効果は薄
膜10と同様であり、とぶ漬は塗装時には、塗料が流出
しやすく、かつ、吹き付は塗装時には、塩化ビニル系塗
料の侵入を防止する。
以上、本発明のいくつかの実施例につき説明したが、本
発明は何らこれらに限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲の種々の態様を採用することができる
例えば、薄膜としては、アルミ箔等の金属材料、紙、そ
の他種々の材料を用いてもよい。また、薄膜は、接着剤
等により接着することとしてもよい。
ざらに、簀の子状のものを薄膜として設けても構わない
。また、合成ゴム等を材料とする薄膜を設け、ボルト締
結時には、ボルト先端部を包み込む様に変形するものと
してもよく、この場合、ボルトを被覆し、ボルトが外部
環境に直接ざらされて錆等の発生するのを防止する効果
もある。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、基体に固着して用いられ
るナツトのネジ穴内に塗料等の侵入するのを防止でき、
ネジの締結機能を損なうことがない。その結果、塗料の
侵入を防止するためにネジ穴に接着テープ等を貼り、ま
た、これを除去する必要がなく、作業性を大幅に向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の斜視図、第2図はその断面図、第
3図(イ)は第1実施例の薄膜の肉厚中心線にて切断し
た平面部分断面図、第3図(ロ)はそのA−A断面図、
第4図は第1実施例のウェルドナツトを自動車アンダー
ボデ一部に使用した場合の吹き付は塗装の様子を表わす
説明図、第5図はその後ボルトを締結した状態を表わす
部分断面図、第6図(イ)は第2実施例の斜視図、第6
図(ロ)は第3実施例の斜視図、第7図は第4実施例の
斜視図、第8図は第5実施例の斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 座面を基体に固着して用いられるナットにおいて、 上記座面とは反対側のネジ穴上部に、該ネジ穴を覆うよ
    うに薄膜を設けること、 を特徴とするナット。
JP7280088A 1988-03-25 1988-03-25 ナット Pending JPH01247816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7280088A JPH01247816A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7280088A JPH01247816A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01247816A true JPH01247816A (ja) 1989-10-03

Family

ID=13499828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7280088A Pending JPH01247816A (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ナット

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JP (1) JPH01247816A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1170516A1 (en) * 2000-07-05 2002-01-09 Emhart Inc. Process for protecting an internal thread of a blind rivet

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175816A (ja) * 1984-02-20 1985-09-10 株式会社フセラシ ウエルドナツト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175816A (ja) * 1984-02-20 1985-09-10 株式会社フセラシ ウエルドナツト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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