JPH01244739A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 大発明は、超音波を用いて体腔内の診断を行うための超
音波診断装置に関するものである。

［従来の技術］ 超音波診断装置は、診断の対象となる体腔の内部に挿入
して、超音波パルスを発振し、その反射波を受信するこ
とにより、生体内部の組織状態の診断を行うために用い
られている。ここて、従来技術による超音波診断装置と
しては、第３図に示したように、口腔や鼻腔等を介して
観察対象となる体腔内に挿入するための挿入部１を有し
、該挿入部１は、側面に超音波送受信器２を装着してな
る先端硬質部３と、該先端硬質部３を所望の方向に向け
るためのアングル部４と、挿入経路に沿って曲げること
ができるようにした軟性部５とから構成されている。そ
して、この挿入部１の先端を例えば食道や胃等のように
診断を行うべき場所にまで導いて、その先端硬質部３に
設けた超音波送受信器２を膣壁６に当接させて、超音波
を発信して、その反、耐波を受信して所定の信号処理を
行うことによって、生体の内部組織の状態の診断を行う
ことかできるようになる。

［′発明か解決しようとする問題点］ ところて、前述した従来技術の超音波診断装近にあって
は、側面に超音波送受信器２を装着した先端硬質部３は
、アンクル部４に直接連結されているのて、このアング
ル部４によるアングル動作を行わせると、先端硬質部３
かこのアングル角度の延長線上に向くようになるので、
第３図から明らかなように、膣壁６には先端硬質部３の
先端部分か当接し、超音波送受信器２をこの膣壁６に密
着させることかできないことになる。また、膣壁６が曲
かった状態となっている部分においても、前述と同様、
膣壁６に超音波送受信器２を当接させることが困難とな
る。そして、このように超音波送受信器２が膣壁６から
離れた状態となっていると、送受信される超音波が著し
く減衰せしめられることになり、診断が困難になるとい
う問題点かある。

本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、簡単な構成によって、挿入部にお
ける先端硬質部の側面に装着した超音波送受信部を確実
に膣壁に密着させることかてきるようにした超音波診断
装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本発明は、軟性部と、
アングル部と、先端硬質部とからなり、該先端硬質部の
側面に超音波送受信部を装着してなる超音波診断装置に
おいて、前記先端硬質部とアングル部との間に弾性屈曲
部を設けることによって、前記超音波振動子を体腔の壁
部に密着することを可能ならしめるように構成したこと
をその特徴とするものである。

［作用１ 前述の構成を採用することによって、挿入部の先端を診
断を行うべき部位にまで導いて、アングル部をアンクル
動作させて、先端硬質部を膣壁に押し付けると、弾性屈
曲部か曲げられて、その側面に設けた超音波送受信部が
膣壁に密着されることになる。この結果、該超音波送受
信部により送波される超音波及びその反射波の減衰を最
小限に抑制することができるようになり、高い精度での
診断を可能ならしめることができるようになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

まず、第１図に超音波診断装置における挿入部１０の先
端部分の断面を示す。挿入部１０は図示しない操作部へ
の連設部から大半の部分か挿入経路に沿って曲げること
ができる軟性部（図示せず）となっており、この軟性部
にはアングル部１１が連設されている。

アングル部１１は、アングルリング１２をその軸線方向
に並べて設け、相隣接するアングルリンク１２、１２間
を１８０°位相をずらせた２点位置において相互に枢着
すると共に、該アンクルリンク１２の外側には、ゴム等
の弾性部材からなる外皮チューブ１３が設けられている
。そして、アングルリンク１２における枢着部に沿って
操作ワイヤ１４が設けられており、該操作ワイヤ１４の
一端はアングルリング１２のうち最も先端に位置するア
ングルリング１２ａに取り付けられている。また、その
他端は操作部にまで延在させて、この操作ワイヤ１４を
押引操作することにより、所望の方向に湾曲させること
かてきるようになっている。

次に、１５は先端硬質部を示し、該先端硬質部１５には
、その側面に超音波送受信器１６が外部に露出する状態
にして設けられている。そして、この超音波送受信器１
６の駆動及び信号伝送を行うためのケーブル１７は、挿
入部１０から操作部に挿通されている。ここで、先端硬
質部１５は、直接アンタル部１１には連結されてはおら
ず、この先端硬質部１５とアングル部１１との間には弾
性屈曲部１８か介装されている。この弾性屈曲部１８は
、密着コイルはね。

中空ゴム、板ばね等のように所望の方向に屈曲可能な可
撓筒形成体１９を有し、該可撓筒形成体１９の一端は先
端硬質部】５に固着され、他端はアングル部ＩＩにおけ
るアンクルリンク１２ａに固着されるようになっている
。さらに、この可撓筒形成体１９の外周部には、アンタ
ル部１３の外皮チューブ１３か延在されており、該外皮
チューブ１３の先端部は先端硬質部１５に止着されるよ
うになっている。

本実施例は前述のように構成されるものであって、次に
その作用について説明する。

この超音波診断装置の挿入部１０を、例えば第２図に示
したように、食道や胃等の内部における所定の位差にま
て導き、アンクル部１１をアンクル操作することによっ
て、先端硬質部１５に設けた超音波送受信器１６を超音
波診断を行うべき膣壁２０に向けてアンタル操作する。

これにより、先端硬質部１５は当該膣壁２０に押し付け
られるようになって、この押し付は力か弾性屈曲部１８
に作用して、この弾性屈曲部１８が屈曲することになっ
て、先端硬質部１５の軸線か膣壁２０に沿うように変位
し、超音波送受信器１６かこの膣壁２０に密着せしめら
れる。

そこで、超音波送受信器１６により第２図に矢印で示し
た方向に超音波を送受信して、反射波を受信し、この超
音波信号の処理を行うことにより、体内における音響的
な情報を得ることができるようになり、この情報をブラ
ウン管等の表示装置に表示させることにより、診断を行
うことかできるようになる。

ここて、前述した如く、超音波送受信器１６は、弾性屈
曲部１８の作用によって、所望の方向に自由に曲がるこ
とかできるようになっているので、膣壁２０がどのよう
な状態となっていても、アングル部１Ｊをアングル操作
して先端硬質部１５を膣壁２０に押し付けるようにすれ
ば、該先端硬質部】５の側面全体か膣壁２Ｇに押し付け
られることになり、この部分に装着した超音波送受信器
１６を確実に膣壁２０に密着させることかできるように
なる。従って、超音波を送受信したときに、その減衰を
最小限に抑制することかできるようになり、診断の精度
か著しく良好となる。特に、分解性能の優れた高周波数
の超音波を用いて診断を行う場合には、超音波送受信器
１６と膣壁２０とか離れていると、送受信の減衰か極め
て大きくなるか、本発明のように、膣壁２０に対する超
音波送受信器１６の密着性か良好となるのて、かかる高
周波数の超音波を用いて円滑に診断を行うことかできる
ようにもなる。

［発明の効果ｊ 以上説明したように、本発明に係る超音波診断装置は、
超音波送受信器を装着した先端硬質部とアンクル部との
間に弾性屈曲部を設けるように構成したので、アンクル
部を所定の方向にアングル操作すれば、超音波送受信器
を診断の対象となる膣壁に密着させることかてき、超音
波の送受信における減衰を最小限に抑制することかてき
るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すものて、第
１図は超音波診断装着の体腔内への挿入部の要部断面図
、第２Ｕ″Ａはその作動説明図、第３図は従来技術によ
る超音波診断装置の作動説明図である。 １０　　挿入部、１１：アンクル部、１２：アングルリ
ング、１５：先端硬質部、１６・超音波送受信器、１８
：弾性屈曲部、１９：ｎ■撓筒形成体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 軟性部と、アングル部と、先端硬質部とからなり、該先
   端硬質部の側面に超音波送受信部を装着してなる超音波
   診断装置において、前記先端硬質部とアングル部との間
   に弾性屈曲部を設けることによって、前記超音波振動子
   を体腔の壁部に密着することを可能ならしめるように構
   成したことを特徴とする超音波診断装置。