JPH01243867A - ディスクドライブ装置のモータ制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ディスクを回転させるモータの速度をヘッド
の位置に応じて複数段階に可変速制御するディスクドラ
イブ装置のモータ制御回路に関する。

［発明の概要］ 本発明は、ディスクを回転させるモータの速度をヘッド
の位置に応じて複数段階に可変速制御するディスクドラ
イブ装置において、 目標速度の降下時からこの目標速度にまでモータ速度が
降下するまでの区間、モータドライブ回路に今までと逆
方向の回転方向制御信号を出力すると共に一定以上のト
ルクでモータを回転可能な強制速度サーボ信号を供給す
ることにより、前記モータに一定以上の逆回転トルクが
作用するためモータのスピードダウンを高速で行うこと
ができるものである。

［従来の技術］ ディスクドライブ装置にはディスクの回転速度を角速度
を一定とする方式の他に線速度を一定とする方式やディ
スクの半径方向にブロック分けし各ブロック毎に角速度
を可変する方式がある。後の三方式のものはディスクを
回転するモータの回転速度を複数段階に可変速制御する
必要がある。

かかる方式の従来のモータ制御回路は、第３図に示すよ
うに、目標速度と実際のモータ速度とを比較回路１０で
比較しその偏差データを速度サーボ信号としてモータド
ライブ回路！■に出力してモータ１２を１−１標速度で
回転するよう構成されている。

而して、ｌ］標速度が現在の回転速度よりも速い回転速
度に設置されると、今までよりも大出力の速度サーボ信
号が出力されてモータ■２に大トルクが作用して目標の
回転速度に上昇される。目標速度が現在の回転速度より
も遅い回転速度に設定されると、今までよりら低出力の
速度サーボ信号が出力されてモータ１２に小トルクのみ
が作用して目標の回転速度に降下される。又、他の手段
として速度サーボをオフしモータＩ２にトルクを作用さ
せないようにして目標の回転速度に降下される。

しかし、低トルクや無トルクにしてもモータ１２のロー
タの慣性力が大きいためにモータＩ２の回転速度降下は
モータＩ２の回転速度上昇に比較して非常に長時間を要
しその改善が望まれている。

これを改善するために目標速度の降下時からこの目標速
度にまでモータ速度が降下するまでの間、第４図に示す
ように、モータドライブ回路Ｉｔに供給する回転方向制
御信号をモータ１２が今までと逆方向に回転するように
可変することが考えられる。

「発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第４図に示すように、目標速度が現在の
回転速度Ｖ０よりも遅い回転速度■１に設定されると、
目標速度低下に対応して速度サーボ信号も低くなるため
モータ１３には小さい逆トルクしか作用しない。そのた
め、スピードアップの所要時間に較べて未だスピードダ
ウンの所要時間が長く満足な結果は得られない。

そこで、本発明はモータのスピードダウンを高速度で行
うことが可能なディスクドライブ装置のモータ制御回路
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するための本発明に係るディスクドライ
ブ装置のモータ制御回路は、目標速度と実際のモータ速
度とを比較しその偏差データを速度サーボ信号として出
力する比較回路と、前記速度サーボ信号より目標速度が
降下したこと及びこの［１標速度にまでモータ速度が降
下したことをそれぞれ認識する速度認識手段と、−比以
上のトルクでモータを回転可能な偏差データである強制
速度サーボ信号を発生するサーボ信号発生回路と、 このサーボ信号発生回路の強制速度サーボ信号と前記比
較回路の速度サーボ信号とを選択的に切り換えて出力す
る切換スイッチと、 前記モータの回転方向を制御する回転方向制御信号を出
力する回転方向制御回路と、 この回転方向制御回路の回転方向制御信号と前記切換ス
イッチの出力信号に基づいて前記モータにモータ駆動信
号を出力するモータドライブ回路とを備え、 前記速度認識手段の出力により、目標速度の降下時から
この目標速度にまでモータ速度が降下するまでの間、前
記回転方向制御手段が今までと逆方向の回転方向制御信
号を前記モータドライブ回路に出力すると共に前記切換
スイッチが強制速度サーボ信号を前記モータドライブ回
路に出力するよう切換位置を切換えたものである。

［作用コ 目標速度が現在の回転速度よりも遅い回転速度に設定さ
れると、速度認識手段がこれを認識して回転方向制御手
段が今までと逆方向の回転方向制御信号をモータドライ
ブ回路に出力すると共に切換スイッチがサーボ信号発生
回路側に切換えられる。すると、強制速度サーボ信号が
モータドライブ回路に送られてモータには一定の送回転
トルクが作用する。そして、目標速度にまでモータ速度
が降下すると、速度認識手段がこれを認識して回転方向
制御手段が正方向の回転方向制御信号を出力すると共に
切換スイッチが比較回路側に切換えられて通常のサーボ
に戻る。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

本実施例はトラックエリアをディスクの半径方向に５段
階にブロック分けし、各ブロック毎にモータの回転速度
を可変するモータ制御回路に適用したものである。

第１図において、サーボ回路Ｉはモータドライブ回路２
に制御信号を送出することによってモータ３を可変制御
する。このモータ３にはＰＧ（周波数発生器）４が設け
られ、このＰＧ４はモータ３の回転速度に応じた周波数
のパルスを出力する。

このＰＧ４の出力信号はアンプ５で増幅されてサ　′−
ボ回路ｌの比較回路６に人力されている。又、図示しな
いがディスクに対するヘッド位置が検出されヘッド位置
の目標速度に対応するパルスも前記比較回路６に入力さ
れている。

１）り記比較回路６は、周波数比較器として構成され、
前記した二つのパルスを比較する。即ち、目標速度と実
際のモータ速度とを比較しその偏差データを速度サーボ
信号として出力し、この速度サーボ信号は速度認識手段
７と切換スイッチＳＷの被選択スイッチＡに供給される
。

この速度認識手段７は、速度サーボ信号により目標速度
が降下したこと及びこの目標速度にまでモータ速度が降
下したことをそれぞれ認識し、このスピードダウンの区
間ｅにはｒＨＪの切換制御信号をそれ以外の区間にはｒ
ＬＪの切換制御信号を切換スイッチＳＷに出力する。又
、スピードダウンの区間Ｃにはスピードダウン信号を回
転方向制御回路８に出力する。

サーボ信号発生回路９は、一定以上のトルクでモータ３
を回転可能な偏差データである強制速度サーボ信号を発
生し、この強制速度サーボ信号が前記切換スイッチＳＷ
の被選択スイッチＢに供給される。強制速度サーボ信号
の値αは、例えばスピードアップの時間に要するのと同
一時間でスピードダウンさせることができる程の逆トル
クが作用する値に設定される。

前記切換スイッチＳＷは、二つの被選択端子Ａ。

Ｂを選択的に切換え可能に構成され、「［■」の切換制
御信号の人力区間中は被選択端子Ｂを選択し、ｒＬＪの
切換制御信号の人力区間中はもう一方の被選択端子へを
選択する。この切換スイッチＳＷの出力はモータドライ
ブ回路２に供給される。

前記回転方向制御回路８は、モータ３の回転方向を制御
する回転方向制御信号をモータドライブ回路２に出力す
る。この回転方向制御回路８は順方向モードでは順方向
の回転方向制御信号であるｒＬＪ信号を出力し、逆回転
モードでは逆方向の回転方向制御信号であるｒＨＪ信号
を出力すると共にスピードダウン信号の人力区間中は現
在のモードと逆方向の回転方向制御信号を出力する。

前記モータドライブ回路２は、回転方向制御回路８の回
転方向制御信号と前記切換スイッチＳＷの出力信号であ
る速度サーボ信号又は強制速度サーボ信号に基づいてモ
ータ３を所定方向及び所定トルクで回動すべくモータ３
にモータ駆動信号を出力する。このモータ３の回転軸に
はチャッキング部が固定されこのチャッキング部に記録
媒体であるディスクがチャッキングされている。

以下、上記構成の作用について説明する。

順方向モードで、且つ、ヘッド位置の目標速度に対する
パルスが比較回路６に入力されると、切換スイッチＳＷ
が被選択端子Ａを選択して比較回路６の速度サーボ信号
と回転方向制御８の順方向の回転方向制御信号であるｒ
ＬＪ信号がモータドライブ回路２に供給されてモータ３
が順方向で、且つ、目標速度で回転される。

今、ヘッド位置が可変して目標速度がＶ。からｖｌへ降
下すると、第２図の（Ａ）に−点鎖線で示すように、比
較回路６の速度サーボ信号が低下しこの低下を速度認識
手段７が認識して、第２図の（Ｃ）に示すように、ｒＨ
Ｊの切換制御信号とスピードダウン信号を切換スイッチ
ＳＷと回転方向制御回路８にそれぞれ出力する。切換ス
イッチＳＷは被選択端子Ｂ側、即ち、サーボ信号発生回
路側に切換えられ、第２図の（Ａ）に示すように、強制
速度サーボ信号がモータドライブ回路２に出力される。

又、回転方向制御回路８は、第２図の（Ｄ）に示すよう
に、現在のモータ３の回転方向と逆になるｒＨＪ信号を
モータドライブ回路２に出力する。すると、モータ３に
は一定の逆回転トルクが作用しモータ３の回転速度は第
２図の（Ｂ）に示すように急速に減速される。そして、
目標速度Ｖ。

にまでモータ速度が降下すると、速度認識手段７がｒＨ
Ｊから「Ｌ」に切換制御信号を切換スイッチＳＷに出力
して被選択端子Ａに切換えられる。

又、速度認識手段７はスピードダウン信号を回転方向制
御回路８に出力しなくなり回転方向制御回路８はｒＬＪ
の回転方向制御信号をモータドライブ回路２に出力し、
通常のサーボに戻る。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、目標速度の降下時か
らこの目標速度にまでモータ速度が降下するまでの区間
、モータドライブ回路に今までと逆方向の回転方向制御
信号を出力すると共に一定以上のトルクでモータを回転
可能な強制速度サーボ信号を供給したので、前記モータ
に一定以上の逆回転トルクが作用するためモータのスピ
ードダウンを高速で行うことができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の実施例を示し、第１図はモ
ータ制御回路のブロック図、第２図は各部のタイムチャ
ート図であり、第３図及び第４図は従来例を示し、第３
図はモータ制御回路のブロック図、第４図は各部のタイ
ムチャート図である。 ２、Ｉｆ・・・モータドライブ回路、３．１２・・・モ
ータ、６．ｔｏ・・・比較回路、７・・・速度認識手段
、８・・・回転方向制御回路、９・・・サーボ信号発生
回路、ＳＷ・・・切換スイッチ。 丁Ｐ４Ｍ姉　下門完了 ４ｆβ０タイムチｖ−ト図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）目標速度と実際のモータ速度とを比較しその偏差
   データを速度サーボ信号として出力する比較回路と、 前記速度サーボ信号より目標速度が降下したこと及びこ
   の目標速度にまでモータ速度が降下したことをそれぞれ
   認識する速度認識手段と、 一定以上のトルクでモータを回転可能な偏差データであ
   る強制速度サーボ信号を発生するサーボ信号発生回路と
   、 このサーボ信号発生回路の強制速度サーボ信号と前記比
   較回路の速度サーボ信号とを選択的に切り換えて出力す
   る切換スイッチと、 前記モータの回転方向を制御する回転方向制御信号を出
   力する回転方向制御回路と、 この回転方向制御回路の回転方向制御信号と前記切換ス
   イッチの出力信号に基づいて前記モータにモータ駆動信
   号を出力するモータドライブ回路とを備え、 前記速度認識手段の出力により、目標速度の降下時から
   この目標速度にまでモータ速度が降下するまでの間、前
   記回転方向制御手段が今までと逆方向の回転方向制御信
   号を前記モータドライブ回路に出力すると共に前記切換
   スイッチが強制速度サーボ信号を前記モータドライブ回
   路に出力するよう切換位置を切換えたことを特徴とする
   ディスクドライブ装置のモータ制御回路。